JP2000162234A - 圧電センサ回路 - Google Patents

圧電センサ回路

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JP2000162234A
JP2000162234A JP33944698A JP33944698A JP2000162234A JP 2000162234 A JP2000162234 A JP 2000162234A JP 33944698 A JP33944698 A JP 33944698A JP 33944698 A JP33944698 A JP 33944698A JP 2000162234 A JP2000162234 A JP 2000162234A
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circuit
piezoelectric sensor
sensor circuit
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Takafumi Koike
隆文 小池
Tetsuo Ootsuchi
哲郎 大土
Yoshihiro Tomita
佳宏 冨田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消費電力の削減と、リファレンス電圧の安定
化。 【解決手段】圧電体素子1の出力をインピーダンス変換
手段2によりインピーダンス変換したうえで、増幅手段
4で増幅して出力する圧電センサ回路において、圧電セ
ンサ回路に対してリファレンス電圧VRを供給するリフ
ァレンス電圧発生手段10を、インピーダンス変換手段
2の動作電流により動作させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加速度や振動に応じ
た出力を出力する圧電センサ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の圧電センサ回路は、
図4で示すように、圧電体素子1と、インピーダンス変
換回路2と、フィルタ回路3と、増幅回路4と、リファ
レンス電圧発生回路5とを備えている。インピーダンス
変換回路2は、ソースフォロワ回路方式のFET6と抵
抗R1、R2とを備えて構成されており、圧電体素子1
の出力側に設けられている。フィルタ回路3はコンデン
サC3と抵抗R3とを備えたハイパスフィルタから構成
されており、インピーダンス変換回路2の出力側に設け
られている。増幅回路4は、オペアンプ7と、抵抗R
4、R5と、コンデンサC4とを備えて構成されてお
り、フィルタ回路3の出力側に設けられている。リファ
レンス電圧発生回路5は、ツェナーダイオード(定電圧
ダイオード)D1と、抵抗R6と、コンデンサC5とを
備えて構成されており、この圧電フィルタ回路(具体的
には、オペアンプ8)にリファレンス電圧VRを供給し
ている。
【0003】この圧電センサ回路は次のように動作す
る。
【0004】加速度や振動による力が発生すると、圧電
体素子1に圧電効果が生じて電圧が発生する。発生した
圧電体素子1の出力信号(電圧)はインピーダンス変換
回路2によってインピーダンス変換されたうえで、フィ
ルタ回路3により信号中の不要な周波数成分が除去さ
れ、さらに、増幅回路4で増幅されることで、増幅され
たセンサ出力が得られるようになっている。
【0005】リファレンス電圧発生回路5は、上述した
ように、この圧電センサ回路に対するリファレンス電圧
Rを作成して増幅手段4(具体的にはオペアンプ7)
に供給している。リファレンス電圧発生回路5は、電源
電圧Vccに直接接続されており、リファレンス電圧発生
回路5の出力(リファレンス電圧VR)は増幅回路4の
入力段に設けられた抵抗R5を介して増幅回路4に供給
され、これにより、単電源駆動による増幅が可能となっ
ている。
【0006】このように構成された圧電センサ回路は、
可動部分が殆どないため壊れにくく、構造が比較的単純
であるため安価で小型化が容易であるという特徴があ
り、広く使用されている。特に携帯機器や振動の監視器
等にも圧電センサが用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような圧電センサ
においては、圧電センサ回路の駆動電源としては専ら電
池が用いられており、長期間に渡って使用するために
は、圧電センサ回路の消費電力を低減することが課題と
なっている。しかしながら、上述した従来の圧電センサ
回路では、消費電力は、インピーダンス変換回路2、リ
ファレンス電圧発生回路5、増幅回路4のそれぞれで消
費される電力の和となる。そのため、それぞれの回路に
おいて生じるコンデンサやダイオードによる漏れ電流及
び抵抗によって、圧電センサ回路の消費電力の低減には
限界があった。
【0008】また、電池を用いて圧電センサ回路の出力
信号を増幅する場合にはリファレンス電圧を基準として
出力を取り出すわけだが、リファレンス電圧が変動する
と、正確なセンサの出力が得られず、誤動作が生じる要
因となる。しかしながら、従来の圧電センサ回路のリフ
ァレンス電圧発生回路5は、電源電圧Vccに直接接続さ
れているため、電源電圧Vcc等にノイズ等が混入する
と、リファレンス電圧が不安定になってしまい、誤動作
を引き起こす要因になっていた。
【0009】したがって、本発明は、安定なリファレン
ス電圧を有し低消費電力である圧電センサ回路の提供を
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、圧電体素子と、この圧電体素子の出力イン
ピーダンスを変換するインピーダンス変換手段と、イン
ピーダンス変換手段の出力を増幅する増幅手段とを備え
る圧電センサ回路であって、この圧電センサ回路に対し
てリファレンス電圧を供給するリファレンス電圧発生手
段を備え、このリファレンス電圧発生手段を前記インピ
ーダンス変換手段の駆動電流により動作させたことで、
上述した課題を解決している。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
加速度や振動による力を圧電効果によって電圧に変換す
る圧電体素子と、この圧電体素子の出力インピーダンス
を変換するインピーダンス変換手段と、インピーダンス
変換手段の出力を増幅する増幅手段とを備える圧電セン
サ回路であって、この圧電センサ回路に対してリファレ
ンス電圧を供給するリファレンス電圧発生手段を備え、
このリファレンス電圧発生手段を前記インピーダンス変
換手段の動作電流により動作させたことに特徴を有して
おり、これにより次のような作用を有する。すなわち、
リファレンス電圧発生回路の動作電源を別途設ける必要
がなくなり、その分、消費電力が削減される。また、イ
ンピーダンス変換手段の動作電流は安定しているため
に、この動作電流により動作するリファレンス電圧発生
手段の出力(リファレンス電圧)は安定することにな
る。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に係る圧電センサ回路であって、前記リファレンス電
圧発生手段は前記インピーダンス変換手段の動作電流に
より動作するダイオードを備えていることに特徴を有し
ており、これにより、次のような作用を有する。すなわ
ち、ダイオードの出力は入力に影響を受けにくく安定し
ているので、その分、さらに、リファレンス電圧発生回
路の出力(リファレンス電圧)は安定する。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2に係る圧電センサ回路であって、前記ダイオードの出
力を変圧する変圧手段を備えていることに特徴を有して
おり、これにより次のような作用を有する。すなわち、
ダイオードの出力電圧は安定しているものの、その出力
電圧は一定であるので、比較的低電圧(例えば、0.6
V)の値で固定されており、他の値を出力できない構成
となっている。そのため、所望するリファレンス電圧が
ダイオードの出力電圧とは異なる(例えば高い)場合に
は、変圧手段を設けてダイオードの出力電圧をこの変圧
手段により所望のリファレンス電圧まで変圧(昇圧)さ
せることができる。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1に係る圧電センサ回路であって、前記リファレンス電
圧発生手段は、前記インピーダンス変換手段の動作電流
により動作するツェナーダイオードを備えていることに
特徴を有しており、これにより次のような作用を有す
る。すなわち、ツェナーダイオードの出力電圧は安定し
ており、さらには、出力電圧の異なる種々の製品があ
る。そのため、所望するリファレンス電圧が得られるツ
ェナーダイオードを選択して用いれば、別途変圧手段を
設けることなく、所望のリファレンス電圧が得られる。
そのため、変圧手段を設ける必要がない分、部品点数が
削減できるうえ、消費電力をさらに低減できる。
【0015】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1である圧電センサ回路であ
り、図1において、1は圧電体素子、2はインピーダン
ス変換回路、3はフィルタ回路、4は増幅回路、10は
リファレンス電圧発生回路である。
【0016】インピーダンス変換回路2は、ソースフォ
ロワの回路方式を採るFET6と、抵抗R1、抵抗R2
とを備えて構成されており、FET6のゲートが圧電体
素子1の出力側に、FET6のドレインが電源電圧Vcc
にそれぞれ接続されている。フィルタ回路3は、コンデ
ンサC3と抵抗R3とから構成されたハイパスフィルタ
であって、FET6のソース側に接続されている。増幅
回路4はオペアンプ7と、抵抗R4、抵抗R5と、コン
デンサC4とを備えて構成されており、フィルタ回路3
の出力側に接続されている。
【0017】以上の構成は基本的には従来例と同様であ
る。本実施の形態は、リファレンス電圧発生回路10の
構成に特徴がある。リファレンス電圧発生回路10は、
ツェナーダイオードD2と、コンデンサC5とを備えて
構成されており、FET6のソースとアースの間に設け
られている。ツェナーダイオードD2はFET6のドレ
イン電流に対して逆方向に接続されており、これにより
ツェナーダイオードD2は、インピーダンス変換回路2
のドレイン電流(動作電流)を逆方向電流として利用し
て動作するようになっている。コンデンサC5は、ツェ
ナーダイオードD2に対して並列に接続されており、リ
ファレンス電圧VRをより安定化するために設けられて
いる。
【0018】このように構成されたリファレンス電圧発
生回路10においては、ツェナーダイオードD2の出力
電圧は一定であって、さらには、その電圧値は、実装す
るツェナーダイオードD2の種類を選択することによ
り、任意に設定することが可能である。そのため、設計
上、この圧電センサ回路のリファレンス電圧VRとして
必要な電圧値が求められれば、それに応じてツェナーダ
イオードD2を選定すればよい。そうすれば、ツェナー
ダイオードD2の出力電圧を変圧する手段を設けること
なく、リファレンス電圧発生回路10を構成することが
できる。
【0019】リファレンス電圧発生回路10の出力(リ
ファレンス電圧VR)は、増幅回路4の入力段に設けら
れた抵抗R5を介してオペアンプ7に入力されている。
増幅回路4では、抵抗R4とコンデンサC4とから構成
されるローパスフィルタによって必要な周波数帯域の信
号成分よりも高域側の周波数成分を除去したうえで、F
ET6の出力を増幅している。
【0020】なお、増幅回路4は、トランジスタやFE
Tを用いて構成しても良い。また、本実施の形態では、
フィルタ回路3をコンデンサC3と抵抗R3とからなる
ハイパスフィルタで構成しているが、この回路構成に限
定されずハイパスフィルタとローパスフィルタの両機能
を持たせるような構成にしても良い。さらには、インピ
ーダンス変換回路2として、ソース接地回路を用いても
良い。
【0021】次に、このように構成された本実施の形態
の圧電センサ回路の消費電流を、従来のの圧電センサ回
路の消費電流との比較において説明する。
【0022】図4に示す従来の圧電センサ回路における
リファレンス電圧発生回路5の消費電流はVcc/R7
(A)となる。そのため、インピーダンス変換回路2の
消費電流をIi(A)とすると、リファレンス電圧発生
回路5の消費電流とインピーダンス変換回路の消費電流
との和はVcc/R7+Ii(A)となる。
【0023】これに対して、本実施の形態の圧電センサ
回路においては、リファレンス電圧発生回路10に使用
されているツェナーダイオードD2の動作抵抗はFET
6に接続された抵抗R2に比して殆ど無視できる値とな
っている。そのため、インピーダンス変換回路2の消費
電流はほとんどIi(A)となり、従来例と同等の値と
なる。一方、リファレンス電圧発生回路10では、電源
電圧Vccから動作電流の供給を受けておらず、インピー
ダンス変換回路2のドレイン電流から動作電流の供給を
受けている。そのため、リファレンス電圧発生回路5の
消費電流とインピーダンス変換回路2の消費電流との和
はIi(A)となる。そのため、本実施の形態の圧電セ
ンサ回路では、従来におけるリファレンス電圧発生回路
5での消費電流Vcc/R7(A)を必要としない分、消
費電流が低減されている。
【0024】また、本実施の形態の圧電センサ回路は次
のような特徴もある。すなわち、インピーダンス変換回
路2は上述したように、ソースファロア回路方式のFE
T6を用いている。このようなFET6では、 ・その動作点がドレイン−ソース間の電圧で決まるた
め、FET6のソース電圧は電源側のノイズや変動の影
響を受けない、 ・FET6のゲートに入力される圧電体素子1の出力信
号はソース電圧に比して非常に微小となる、 という特徴があり、このような特徴により、FET6の
ドレイン電流の変化は微小なものとなる。
【0025】そのため、リファレンス電圧発生用のツェ
ナーダイオードD2の動作電流として、微小変化しか生
じないドレイン電流を用いている本実施の形態の圧電セ
ンサ回路では、リファレンス電圧VR(ツェナーダイオ
ードD2により発生される)は安定することになる。
【0026】本実施の形態の圧電センサ回路では、さら
に次のような特徴もある。すなわち、従来の圧電センサ
回路においては、リファレンス電圧発生回路5の抵抗R
6によってツェナーダイオードD1に供給する動作電流
を調整し、リファレンス電圧VRの電圧値を設定してい
た。これに対して、本実施の形態の圧電センサ回路にお
いては、リファレンス電圧発生回路10のツェナーダイ
オードD2の動作電流はインピーダンス変換回路2のド
レイン電流により供給されるため、従来例において必要
であった電流調整用抵抗R6は不要となる。このような
用途に用いられる抵抗R6は数MΩオーダの高抵抗が必
要であるため、電流調整用抵抗R6を必要としない分、
本実施の形態の圧電センサ回路では、回路部品点数を削
減することができ、その分、コストダウンを図ることが
できる。
【0027】以上のように、本実施の形態の圧電センサ
回路は、リファレンス電圧発生回路10のツェナーダイ
オードD2の動作電流をインピーダンス変換回路2のド
レイン電流により供給することで、回路の低消費電力
化、リファレンス電圧の安定化、そして小型・低コスト
化することができる。
【0028】実施の形態2 図2は本発明の実施の形態2の圧電センサ回路の構成を
示すブロック図である。図2において、1は圧電体素
子、11はインピーダンス変換回路、3はフィルタ回
路、4は増幅回路、12はリファレンス電圧発生回路で
あって、インピーダンス変換回路11と、リファレンス
電圧発生回路12以外の構成は、実施の形態1と同様で
あるため、それらについての説明は省略する。
【0029】本実施の形態では、インピーダンス変換回
路11を構成するFET13としてソース接地の回路方
式のものを用いることにより、インピーダンス変換と併
せて増幅する機能を有し、増幅回路4の利得に限界を改
善し、より大きな圧電センサ回路出力が得られるように
なっている。
【0030】また、リファレンス電圧発生回路12はダ
イオードD3と、バッファーアンプ14と、分圧抵抗R
7、R8を備えて構成されている。ダイオードD3はF
ET13のドレイン電流に対して順方向に接続されてお
り、インピーダンス変換回路11のドレイン電流をダイ
オードD3の順方向電流として利用して動作している。
【0031】次に、本実施の形態の圧電センサ回路にお
いて特徴となるリファレンス電圧VRの安定について説
明する。ダイオードD3に電流が流れると順方向電圧が
発生する。ダイオードD3を構成する一般的なダイオー
ドにおいては、順方向に数百nA〜数百μAが流れると
その両端電圧は0.6Vとなる電圧−電流特性を有して
いる。そのため、ダイオードD3の両端電圧はドレイン
電流の変動の影響を受けず、0.6Vで一定となる。本
実施の形態では、このようなダイオードを特性を活かし
て、ダイオードD3の両端電圧により、リファレンス電
圧VRを作成しており、電源側からのノイズやドレイン
電流の変動の影響を受けることのない安定したリファレ
ンス電圧VRを得ることができる。ただし、本実施の形
態の構成では、温度によってこのダイオードD3の両端
電圧は異なるので注意が必要ではある。
【0032】また、上述したように、ダイオードD3の
出力電圧は0.6Vでほぼ不変となる。そのため、ダイ
オードD3の出力電圧(0.6V)がリファレンス電圧
Rと同等の値となるのであれば不都合はないが、通
常、圧電センサ回路におけるリファレンス電圧VRとし
て求められる電圧は、ダイナミックレンジを大きく取る
ために0.6Vとなるのは稀である。そのため、ダイオ
ードD3の出力電圧を所望するリファレンス電圧VR
変圧する必要がある。そこで、本実施の形態では、ダイ
オードD3の出力側に、出力電圧の変圧手段として、バ
ッファーアンプ14と分圧抵抗R7、R8を設けてお
り、バッファーアンプ14によりダイオードD3の出力
電圧を任意の電圧値に変圧(この場合は昇圧)してリフ
ァレンス電圧VRを作成している。なお、この場合にお
いても、電源側からのノイズやドレイン電流の変動の影
響を受けず、安定した任意のリファレンス電圧VRが得
ることができるにはもちろんである。
【0033】次に、本実施の形態の圧電センサ回路の消
費電流を、従来のの圧電センサ回路の消費電流との比較
において説明する。
【0034】従来の圧電センサ回路においては、リファ
レンス電圧発生回路5での消費電流をIR(A)、イン
ピーダンス変換回路2での消費電流をIi(A)とする
と、両回路5、2の消費電流の和はIR+Ii(A)とな
る。これに対して、本実施の形態の圧電センサ回路で
は、インピーダンス変換回路11のドレイン電流をリフ
ァレンス電圧発生回路12におけるダイオードD3の順
方向電流(駆動電流)として用いているので、両回路1
1、12の消費電流の和はIR(A)となる。このよう
に、本実施の形態では、インピーダンス変換回路12に
おける消費電流Ii(A)を削減できる分、従来例に比
べて低消費電力となっている。
【0035】実施の形態3 図3は本発明の実施の形態である圧電センサ回路の構成
を示すブロック図である。図3において、1は圧電体素
子、11はインピーダンス変換回路、3はフィルタ回
路、4は増幅回路、15はリファレンス電圧発生回路で
あって、リファレンス電圧発生回路15以外の構成は、
実施の形態2と同様であるため、それらについての説明
は省略する。
【0036】本実施の形態では、リファレンス電圧発生
回路15において、実施の形態2におけるダイオードD
3に代えてFET16を備えて構成している点に特徴が
ある。なお、リファレンス電圧発生回路15を構成する
他の構成(バッファーアンプ14および抵抗R7、R
8)については、実施の形態2と同様である。
【0037】FET16は、ドレインとソースとが接地
されており、さらには、インピーダンス変換回路11を
構成するFET13のドレイン電流が、FET16のゲ
ート入力となるように接続されている。
【0038】FET16においては、ドレインとソース
とを短絡しているので、ゲートとドレインもしくはソー
スがダイオードのアノードとカソードに相当し、ダイオ
ードと同様に使える。したがって、FET16のドレイ
ン−接地間の電圧はドレイン電流の変動の影響を受けず
0.6Vで一定となる。そのため、FET16のドレイ
ン−接地間の電圧によってリファレンス電圧VRを得る
本実施の形態のリファレンス電圧発生回路15では、電
源側からのノイズやドレイン電流の変動の影響を受ける
ことなく安定したリファレンス電圧VRを得ることがで
きる。さらには、リファレンス電圧発生回路15では、
FET16を用いているために、ダイオードを用いるよ
りも漏れ電流が少ないうえに、同程度の低漏れ電流のダ
イオードよりも安価に、リファレンス電圧発生回路15
を構成することができる。
【0039】なお、本実施の形態におけるFET16の
出力電圧は、実施の形態2におけるダイオードD3と同
様に0.6Vでほぼ不変となるという特性を有している
ために、FET16の出力側に、出力電圧の変圧手段と
して、バッファーアンプ14と分圧抵抗R7、R8を設
けているのは、実施の形態2と同様である。
【0040】また、本実施の形態におけるリファレンス
電圧VRの安定性、低消費電力という特徴は、実施の形
態2と同様であるので、その説明は省略する。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、リフ
ァレンス電圧発生手段をインピーダンス変換手段の動作
電流により動作させたので、別途、リファレンス電圧発
生手段の動作電源を設定していた従来例に比べて、動作
電源の消費電流相当分が不要となり、その分、消費電力
を低減することができた。
【0042】また、出力値が安定しているインピーダン
ス変換手段の出力電圧によりリファレンス電圧発生手段
を動作させるために、リファレンス電圧発生手段の出力
は、電源電圧の変動や電源ラインからのノイズの混入に
よる影響を受けにくくなり、その分、リファレンス電圧
を安定させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る圧電センサ回路の
構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る圧電センサ回路の
構成図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係る圧電センサ回路の
構成図である。
【図4】従来例の圧電センサ回路の構成図である。
【符号の説明】
1 圧電体素子 2 インピー
ダンス変換回路 3 フィルタ回路 4 増幅回路 6 FET 7 オペアン
プ 10 リファレンス電圧発生回路 11 インピ
ーダンス変換回路 12 リファレンス電圧発生回路 13 FET 14 バッファーアンプ 15 リファ
レンス電圧発生回路 16 FET D2 ツェナ
ーダイオード D3 ダイオード VR リファ
レンス電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 佳宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F077 AA16 AA36 MM07 TT05 TT06 UU04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体素子と、この圧電体素子の出力イ
    ンピーダンスを変換するインピーダンス変換手段と、こ
    のインピーダンス変換手段の出力を増幅する増幅手段と
    を備える圧電センサ回路であって、 この圧電センサ回路に対してリファレンス電圧を供給す
    るリファレンス電圧発生手段を備え、このリファレンス
    電圧発生手段を前記インピーダンス変換手段の動作電流
    により動作させたことを特徴とする圧電センサ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧電センサ回路であっ
    て、 前記リファレンス電圧発生手段は前記インピーダンス変
    換手段の動作電流により動作するダイオードを備えてい
    ることを特徴とする圧電センサ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の圧電センサ回路であっ
    て、 前記ダイオードの出力を変圧する変圧手段を備えている
    ことを特徴とする圧電センサ回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の圧電センサ回路であっ
    て、 前記リファレンス電圧発生手段は、前記インピーダンス
    変換手段の動作電流により動作するツェナーダイオード
    を備えていることを特徴とする圧電センサ回路。
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