JPH0688754B2 - エレベ−タの乗場装置 - Google Patents

エレベ−タの乗場装置

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JPH0688754B2
JPH0688754B2 JP8282686A JP8282686A JPH0688754B2 JP H0688754 B2 JPH0688754 B2 JP H0688754B2 JP 8282686 A JP8282686 A JP 8282686A JP 8282686 A JP8282686 A JP 8282686A JP H0688754 B2 JPH0688754 B2 JP H0688754B2
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JP
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sliding door
entrance
fire
gap
metal protective
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JP8282686A
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庄一 乾
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はエレベータの乗場装置、特に出入口枠と乗場
の引き戸との間に手,指等が引込まれるのを防止する構
造の改良に関するものである。
[従来の技術] 第5図〜第7図は、例えば特公昭59-24713号公報に示さ
れている従来のエレベータの乗場装置を示すもので、図
中、(1)はエレベータ乗場の出入口、(2)はこの出
入口(1)を形成する出入口枠、(2a),(2b)は出入
口枠(2)の側枠、(2c)は出入口枠(2)の上枠、
(2d)は側枠(2a)の背面、(2e)は側枠(2b)の背
面、(3),(4)は上部が適宜に吊持されるとともに
下部が敷居(5)に設けた案内溝(5a)に案内される乗
場の引き戸で、図示しない駆動機により相互に反対方向
に駆動されて出入口(1)を開閉するようになってい
る。(3a),(4a)は上記各引き戸(3),(4)の表
板で、開閉に支障をきたさないように側枠(2a),(2
b)の背面(2d),(2e)との間にその全長に亘って間
隙(G)を有し、かつ案内溝(5a)に並行に配置されて
いる。この間隙(G)は、引き戸(3),(4)の開閉
行程の全域に亘って確保する必要があるため、引き戸
(3),(4)の全閉時にも極端に小さくすることはで
きず、また建物の火災時に火煙が昇降路内に入って火災
が拡大するのを防止する必要があるため、必要以上に大
きくすることもできず、したがって間隙(G)は通常5m
m程度に設定されている。(6)は出入口枠(2)の周
囲の壁(7)に設けられたエレベータの呼び釦である。
[発明が解決しようとする問題点] 従来のエレベータの乗場装置は上記のように構成され、
出入口枠(2)と各引き戸(3),(4)との間隙
(G)が常に一定で変化させることができないため、例
えば小児等がエレベータの呼び釦(6)を押してから乗
かごが到着するまでの間に、第6図に示すように引き戸
(3),(4)の表板(3a),(4a)にもたれかかった
り手(h)をついている場合、乗かごが到着して引き戸
(3),(4)が電動で開かれると、第7図に示すよう
に指や手(h)が間隙(G)に喰い込まれて怪我をする
という問題があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、戸開動作中に引き戸と出入口枠との間に乗客の指
や手等が喰い込まれて怪我をするのを未然に防止でき、
しかも火災時における防火性能を損なうことがないエレ
ベータの乗場装置を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係るエレベータの乗場装置は、出入口枠の背
面に、引き戸と間隙を狭ばめ容易に弾性変形する防護片
を設けるとともに、形状記憶合金製の作動部材により作
動する金属防護部材を設け、この金属防護部材は、通常
時には引き戸から離れているとともに、火災時には上記
作動部材の作動により引き戸に接近して引き戸との間隔
を狭ばめるように作動するようにしたものである。
[作用] この発明においては、出入口枠の背面に、容易に弾性変
形する防護片を設けているので、万一戸開動作中に指や
手等が引き戸と出入口枠との間に喰い込まれても、容易
に引き抜くことができ怪我を未然に防止できる。そして
この際、金属防護部材は引き戸から離れているので、金
属防護部材と引き戸との間に指や手等が喰い込まれるお
それもない。一方火災時には、形状記憶合金製の作動部
材により、金属防護部材が引き戸に接近して引き戸との
間隔を狭ばめるので、防護片が熱に弱い素材で形成され
ていても、防火性能を損なうおそれが全くない。
[実施例] 第1図および第2図はこの発明の一実施例を示すもの
で、図中、第5図〜第7図と同一符号は同一又は相当部
分を示す。本実施例における引き戸(3),(4)およ
び敷居(5)は、出入口枠(2)との間隔を大きくして
形成されている。(8),(9)は、上記出入口枠
(2)の側枠(2a),(2b)の背面(2d),(2e)に上
下方向に通してそれぞれ設けられた防護片で、例えばゴ
ムあるいは合成樹脂等の容易に弾性変形する素材で形成
され、その突出先端と各引き戸(3),(4)の表板
(3a),(4a)との間隙(G)は5mm程度となってい
る。(10),(11)は上記各防護片(8),(9)の裏
面側に一端を各側枠(2a),(2b)の背面(2d),(2
e)に固定した状態で配置された形状記憶合金製の金属
防護部材で、通常時には、第1図に示すように二つ折り
状に屈曲していて各引き戸(3),(4)の表板(3
a),(4a)との間に広い(20〜30mm)間隙(G′)が
形成されるようにになっているとともに、火災時には、
第2図に示すように熱の検知によりL形状に変形して各
引き戸(3),(4)の表板(3a),(4a)との間を狭
い間隙(G)とするようになっている。なお、この形状
記憶合金としては、例えばCu-Zn-Al系合金が用いられ
る。
上記のように構成されたエレベータの乗場装置におい
て、第1図に示す通常時には、金属防護部材(10),
(11)が二つ折り状に屈曲していて各引き戸(3),
(4)との間に広い間隙(G′)を形成している。この
時、防護片(8),(9)と引き戸(3),(4)との
間隙(G)に手や指等が喰い込まれても、防護片
(8),(9)は容易に弾性変形する素材で形成されて
いるので、その間隙(G)は(G′)近くまで容易に拡
大し、怪我をすることなく手や指等を容易に引き抜くこ
とができる。また、各引き戸(3),(4)との間隙が
(G′)まで拡大すれば、それ以上手や指等が喰い込ま
れることはなく、したがって屈曲している金属防護部材
(10),(11)と各引き戸(3),(4)との間に手や
指等が喰い込まれたままになってしまうことはない。
一方、第2図に示す火災時には、金属防護部材(10),
(11)が熱を検知してL形状に変形し、各引き戸
(3),(4)との間は、狭い間隙(G)となる。この
ため、例え防護片(8),(9)が熱により損傷しても
各引き戸(3),(4)との間隙が(G)に保たれ、従
来と同様に火煙が昇降路内に入るのを減少させることが
でき、防火性能が損なわれることはない。
なお、上記実施例では、金属防護部材(10),(11)全
体が形状記憶合金で形成されているものを示したが、例
えば2枚の鋼板を形状記憶合金製の作動部材を介し連結
して金属防護部材(10),(11)を構成し、上記作動部
材の作動により2枚の鋼板を二つ折り状からL形状まで
変形させるようにしてもよい。
第3図および第4図はこの発明の他の実施例を示すもの
で、側枠(2a)の背面(2d)に、形状記憶合金製の作動
部材(図示せず)のばね力によりほぼ180度回動する中
心軸(12)を設け、この中心軸(12)の外面に、断面半
円形状の金属防護部材(13)と容易に弾性変形するゴム
製等の防護片(14)とを径方向に対向してそれぞれ取付
け、通常時には、第3図に示すように防護片(14)を引
き戸(3)に対向させ、火災時には、第4図に示すよう
に中心軸(12)の回動により金属防護部材(13)を引き
戸(3)に対向させるようにしたものである。なお、側
枠(2b)側も第3図および第4図と同一構成となってい
る。
しかして、第3図および第4図のように構成しても、上
記実施例と同一の効果が期待できる。
[発明の効果] この発明は以上説明したとおり、出入口枠の背面に、容
易に弾性変形する防護片を設設けているので、万一、戸
開動作中に指や手等が引き戸と出入口枠との間に喰い込
まれても、容易に引き抜くことができ怪我を未然に防止
できる。そしてこの際、金属防護部材は引き戸から離れ
ていて広い間隔が形成されているので、金属防護部材と
引き戸との間に指や手等が喰い込まれるおそれはない。
一方火災時には、形状記憶合金製の作動部材が熱を検知
して作動し、金属防護部材を引き戸に接近させて引き戸
との間隔を狭ばめるので、防護片が熱に弱い素材で形成
されていても防火性能を損なうおそれは全くない等の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るエレベータの乗場装
置を示す断面図、第2図は火災時の状態を示す第1図相
当図、第3図はこの発明の他の実施例に係るエレベータ
の乗場装置を示す要部断面図、第4図は火災時の状態を
示す第3図相当図、第5図は従来のエレベータの乗場装
置を示す正面図、第6図は第5図のVI−VI線断面図で第
1図相当図、第7図は戸全開状態を示す第6図相当図で
ある。 (1)……出入口、(2)……出入口枠、 (2d),(2e)……背面、(3),(4)……引き戸、 (8),(9),(14)……防護片、 (10),(11),(13)……金属防護部材、(12)……
中心軸。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示すもの
とする。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータ乗場の出入口に設けられた出入
    口枠と、この出入口枠の背面にそって往復動し上記出入
    口を開閉する引き戸とを備え、上記出入口枠の背面に、
    引き戸との間隔を狭ばめ容易に弾性変形する防護片を設
    けるとともに、形状記憶合金製の作動部材により作動す
    る金属防護部材を設け、この金属防護部材は、通常時に
    は引き戸から離れているとともに、火災時には上記作動
    部材の作動により引き戸に接近して引き戸との間隔を狭
    ばめることを特徴とするエレベータの乗場装置。
  2. 【請求項2】金属防護部材は、形状記憶合金で形成され
    て作動部材を兼ねており、かつ、この金属防護部材は、
    通常時には二つ折り状に屈曲しているとともに、火災時
    にはL形状に開くことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のエレベータの乗場装置。
  3. 【請求項3】防護片および金属防護部材は、作動部材の
    作動によりほぼ180度回動する中心軸の外面に径方向に
    対向してそれぞれ取付けられ、通常時には防護片が引き
    戸に対向しているとともに、火災時には中心軸の回動に
    より金属防護部材が引き戸に対向することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のエレベータの乗場装置。
JP8282686A 1986-04-10 1986-04-10 エレベ−タの乗場装置 Expired - Lifetime JPH0688754B2 (ja)

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JPS62240286A JPS62240286A (ja) 1987-10-21
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JP4957170B2 (ja) * 2006-10-18 2012-06-20 三菱電機株式会社 エレベータの戸装置

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