JPH0688428A - アンポンドpc鋼線の端部補強構造 - Google Patents
アンポンドpc鋼線の端部補強構造Info
- Publication number
- JPH0688428A JPH0688428A JP24069192A JP24069192A JPH0688428A JP H0688428 A JPH0688428 A JP H0688428A JP 24069192 A JP24069192 A JP 24069192A JP 24069192 A JP24069192 A JP 24069192A JP H0688428 A JPH0688428 A JP H0688428A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel wire
- slab
- reinforcing bar
- reinforcement
- reinforcing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 寸法が小さくて納りがよく、施工が簡単で補
強効果が大きいアンポンドPC鋼線の端部補強構造を提
供すること。 【構成】 鉄筋コンクリート製建物のスラブ1内に配置
した鉄筋4,6と係合するようにコ型またはU型の補強
筋14をPC鋼線7の両側から挟み込むようにセットして
該部を補強するようにする。
強効果が大きいアンポンドPC鋼線の端部補強構造を提
供すること。 【構成】 鉄筋コンクリート製建物のスラブ1内に配置
した鉄筋4,6と係合するようにコ型またはU型の補強
筋14をPC鋼線7の両側から挟み込むようにセットして
該部を補強するようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンポンドPC鋼線に
よって建物の躯体内にプレストレスを与えるアンポンド
PC鋼線端部の補強構造に関するものである。
よって建物の躯体内にプレストレスを与えるアンポンド
PC鋼線端部の補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のアンポンドPC鋼線の端
部の補強構造の一例を示すもので、図中1は建物のスラ
ブ、2は梁、3は壁、4はスラブ1内に配設したスラブ
筋、5は梁2内に配設した主筋、6は主筋5を外包する
ように配設したスターラップ、7はアンポンドPC鋼
線、8は固定端定着具、9は緊張端定着具、10はPC鋼
線の両側端部においてPC鋼線を跨ぐように上方よりか
ぶせた端部補強筋である。
部の補強構造の一例を示すもので、図中1は建物のスラ
ブ、2は梁、3は壁、4はスラブ1内に配設したスラブ
筋、5は梁2内に配設した主筋、6は主筋5を外包する
ように配設したスターラップ、7はアンポンドPC鋼
線、8は固定端定着具、9は緊張端定着具、10はPC鋼
線の両側端部においてPC鋼線を跨ぐように上方よりか
ぶせた端部補強筋である。
【0003】図6は、アンポンドPC鋼線5の端部補強
筋の他の例を示すもので、これは図6の(c)(d)に示すよ
うに線材を屈曲して形成したものを端部補強筋11とし
て、これを図6の(a)(b)に示すようにPC鋼線7の端部
に配置して該部を補強するものである。
筋の他の例を示すもので、これは図6の(c)(d)に示すよ
うに線材を屈曲して形成したものを端部補強筋11とし
て、これを図6の(a)(b)に示すようにPC鋼線7の端部
に配置して該部を補強するものである。
【0004】また図7は、さらに他の端部補強筋の例を
示すもので、これは線材をコイル状に形成したものを端
部補強筋12として、図7に示すようにPC鋼線7の端部
に配置して該部を補強するものである。
示すもので、これは線材をコイル状に形成したものを端
部補強筋12として、図7に示すようにPC鋼線7の端部
に配置して該部を補強するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図5に示
した従来の構造では、PC鋼線7を跨ぐように端部補強
筋10の開口部を下向きにしてセットするため、端部補強
筋10の下端が大梁の鉄骨や鉄筋(図示せず)に当たるよ
うになる。したがってこの場合、鉄骨に孔をあけたり、
鉄骨や鉄筋に溶接する必要が生じるため、施工が複雑に
なるという問題点があった。
した従来の構造では、PC鋼線7を跨ぐように端部補強
筋10の開口部を下向きにしてセットするため、端部補強
筋10の下端が大梁の鉄骨や鉄筋(図示せず)に当たるよ
うになる。したがってこの場合、鉄骨に孔をあけたり、
鉄骨や鉄筋に溶接する必要が生じるため、施工が複雑に
なるという問題点があった。
【0006】また図6に示したものは、端部補強筋11の
寸法が大きすぎるため、納りが悪いという問題点があっ
た。
寸法が大きすぎるため、納りが悪いという問題点があっ
た。
【0007】さらに図7に示したものは、端部補強筋12
の直径が大きいため、納りが悪い上に、このコイル状の
端部補強筋12は、あらかじめPC鋼線7に嵌合しておか
なくてはならないから、施工性が悪いという問題点があ
った。
の直径が大きいため、納りが悪い上に、このコイル状の
端部補強筋12は、あらかじめPC鋼線7に嵌合しておか
なくてはならないから、施工性が悪いという問題点があ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本発明においては、建物のスラブ内に配置した鉄筋
と係合するようにコ型またはU型の補強筋をPC鋼線の
両側から挟み込むようにセットして該部を補強するよう
にする。
ため本発明においては、建物のスラブ内に配置した鉄筋
と係合するようにコ型またはU型の補強筋をPC鋼線の
両側から挟み込むようにセットして該部を補強するよう
にする。
【0009】
【作用】上述のように本発明においては、コ型またはU
型の補強筋を、その開口部を側方へ向けてPC鋼線の両
側から、スラブ内に配置した鉄筋と係合すると共に、P
C鋼線を挟み込むようにセットして該部を補強するよう
にしたから、従来のように大梁の鉄骨に孔をあけたり、
鉄骨や鉄筋に溶接する必要がなくなるので施工が簡単に
なる。
型の補強筋を、その開口部を側方へ向けてPC鋼線の両
側から、スラブ内に配置した鉄筋と係合すると共に、P
C鋼線を挟み込むようにセットして該部を補強するよう
にしたから、従来のように大梁の鉄骨に孔をあけたり、
鉄骨や鉄筋に溶接する必要がなくなるので施工が簡単に
なる。
【0010】またコ型またはU型の補強筋は、横向きに
重合して配置されるため、寸法が小さくなって納りがよ
くなる。またスラブ筋や、スターラップ等の鉄筋と係合
するようにセットされるから、これらの鉄筋がコアを形
成して補強効果が増大する。
重合して配置されるため、寸法が小さくなって納りがよ
くなる。またスラブ筋や、スターラップ等の鉄筋と係合
するようにセットされるから、これらの鉄筋がコアを形
成して補強効果が増大する。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図4について本発明の実施例を
説明する。図中前記符合と同一の符合は同等のものを示
す。すなわち、図中1は建物のスラブ、2は梁、3は
壁、4はスラブ1内に配設したスラブ筋、5は梁2内に
配設した主筋、6は主筋5を外包するように配設したス
ターラップ、7はアンポンドPC鋼線、8は固定端定着
具、9は緊張端定着具、13は梁2内の鉄骨梁である。
説明する。図中前記符合と同一の符合は同等のものを示
す。すなわち、図中1は建物のスラブ、2は梁、3は
壁、4はスラブ1内に配設したスラブ筋、5は梁2内に
配設した主筋、6は主筋5を外包するように配設したス
ターラップ、7はアンポンドPC鋼線、8は固定端定着
具、9は緊張端定着具、13は梁2内の鉄骨梁である。
【0012】本実施例においては、図3の(a) に示すよ
うに線材をコ型に折曲して補強筋14を形成するか、図3
の(b) に示すように線材をU型に折曲して補強筋14を形
成する。
うに線材をコ型に折曲して補強筋14を形成するか、図3
の(b) に示すように線材をU型に折曲して補強筋14を形
成する。
【0013】図1および図2は、周辺固定スラブ構造の
場合の実施例を示すもので、PC鋼線7の両端部におい
て、スラブ1内に配置したスラブ筋4およびスターラッ
プ6と係合するように、前記した補強筋14をPC鋼線7
の両側から挟み込むようにセットして該部を補強する。
場合の実施例を示すもので、PC鋼線7の両端部におい
て、スラブ1内に配置したスラブ筋4およびスターラッ
プ6と係合するように、前記した補強筋14をPC鋼線7
の両側から挟み込むようにセットして該部を補強する。
【0014】また図4は、片持ちスラブ構造の場合の実
施例を示すもので、この場合は、片持ちスラブ1内に配
置したPC鋼線7の端部において、スラブ筋4と係合す
ると共に、PC鋼線7を両側から挟み込むように補強筋
14をセットしてある。
施例を示すもので、この場合は、片持ちスラブ1内に配
置したPC鋼線7の端部において、スラブ筋4と係合す
ると共に、PC鋼線7を両側から挟み込むように補強筋
14をセットしてある。
【0015】
【発明の効果】上述のように本発明においては、コ型ま
たはU型の補強筋14を、その開口部14aを側方へ向けて
PC鋼線7の両側から、スラブ1内に配置した鉄筋4,
6と係合すると共に、PC鋼線7を挟み込むようにセッ
トして該部を補強するようにしたから、従来のように大
梁の鉄骨に孔をあけたり、鉄骨や鉄筋に溶接する必要が
なくなるので施工が簡単になるという効果が得られる。
たはU型の補強筋14を、その開口部14aを側方へ向けて
PC鋼線7の両側から、スラブ1内に配置した鉄筋4,
6と係合すると共に、PC鋼線7を挟み込むようにセッ
トして該部を補強するようにしたから、従来のように大
梁の鉄骨に孔をあけたり、鉄骨や鉄筋に溶接する必要が
なくなるので施工が簡単になるという効果が得られる。
【0016】またコ型またはU型の補強筋14は、横向き
に重合して配置されるため、寸法が小さくなって納りが
よくなる。またスラブ筋4や、スターラップ6等の鉄筋
と係合するようにセットされるから、これらの鉄筋がコ
アを形成して補強効果が増大するという効果が得られ
る。
に重合して配置されるため、寸法が小さくなって納りが
よくなる。またスラブ筋4や、スターラップ6等の鉄筋
と係合するようにセットされるから、これらの鉄筋がコ
アを形成して補強効果が増大するという効果が得られ
る。
【図1】本発明の第1実施例を示す周辺固定スラブ構造
の立断面図である。
の立断面図である。
【図2】図1のA−A線による部分断面図である。
【図3】(a) は、コ型補強筋の側面図であり、(b) は、
U型補強筋の側面図である。
U型補強筋の側面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す片持ちスラブ構造の
立断面図である。
立断面図である。
【図5】(a) は、従来の補強構造の一例を示す両持ちス
ラブ構造の立断面図であり、(b) は、その端部補強筋の
側面図である。
ラブ構造の立断面図であり、(b) は、その端部補強筋の
側面図である。
【図6】(a) は、従来の他の補強構造を示す部分図であ
り、(b) は、そのB矢視による側面図であり、(c) は、
その一方の補強筋の側面図であり、(d) は、他方の補強
筋の側面図である。
り、(b) は、そのB矢視による側面図であり、(c) は、
その一方の補強筋の側面図であり、(d) は、他方の補強
筋の側面図である。
【図7】従来のさらに他の補強構造を示す部分図であ
る。
る。
1 スラブ 2 梁 3 壁 4 スラブ筋 5 主筋 6 スターラップ 7 アンポンドPC鋼線 8 固定端定着具 9 緊張端定着具 10,11,12 端部補強筋 13 鉄骨梁 14 補強筋
Claims (1)
- 【請求項1】 建物のスラブ内や梁に配置した鉄筋と係
合するようにコ型またはU型の補強筋をPC鋼線の両側
から挟み込むようにセットして該部を補強するようにし
たことを特徴とするアンポンドPC鋼線の端部補強構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24069192A JPH0688428A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | アンポンドpc鋼線の端部補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24069192A JPH0688428A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | アンポンドpc鋼線の端部補強構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0688428A true JPH0688428A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17063275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24069192A Pending JPH0688428A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | アンポンドpc鋼線の端部補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688428A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080302057A1 (en) * | 2005-07-28 | 2008-12-11 | Michael Muller | Method for Producing a Wall-Ceiling Reinforced Concrete Construction |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP24069192A patent/JPH0688428A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080302057A1 (en) * | 2005-07-28 | 2008-12-11 | Michael Muller | Method for Producing a Wall-Ceiling Reinforced Concrete Construction |
US8484928B2 (en) * | 2005-07-28 | 2013-07-16 | Vst Verbundschalungstechnik Ag | Method for producing a wall-ceiling reinforced concrete construction |
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