JPH07212B2 - 梁筋の組立て方法とそれに用いるあばら筋 - Google Patents
梁筋の組立て方法とそれに用いるあばら筋Info
- Publication number
- JPH07212B2 JPH07212B2 JP59190375A JP19037584A JPH07212B2 JP H07212 B2 JPH07212 B2 JP H07212B2 JP 59190375 A JP59190375 A JP 59190375A JP 19037584 A JP19037584 A JP 19037584A JP H07212 B2 JPH07212 B2 JP H07212B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stirrup
- bar
- beam reinforcement
- hook
- stirrups
- Prior art date
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ) 発明の目的 〔産業上の利用分野〕 この発明は主として建築業界に於いて鉄筋コンクリート
梁をつくるに当たりその中に入る梁筋を組立てる鉄筋工
事の分野に属するものである。
梁をつくるに当たりその中に入る梁筋を組立てる鉄筋工
事の分野に属するものである。
〔従来の技術〕 従来梁筋を組立てるには、あらかじめ主筋4を柱間に並
べておき、第5図のように、あばら筋1の端部を90°以
下のフック2′をつけ、第6図のように、主筋4に1本
1本巻き込んで後、更にあばら筋1の端部を135°フッ
ク2に曲げ、キャップタイ3をかぶせて組立てる方法。
べておき、第5図のように、あばら筋1の端部を90°以
下のフック2′をつけ、第6図のように、主筋4に1本
1本巻き込んで後、更にあばら筋1の端部を135°フッ
ク2に曲げ、キャップタイ3をかぶせて組立てる方法。
或は、第7図のように、あばら筋1となる閉鎖型鉄筋の
端部を片方は90°以下フック2′に曲げ、片方はのばし
ておき、第8図のように、主筋4に1本1本巻き込んだ
後、更に、あばら筋1の端部を135°フック2に曲げ、
組立てる方法が一般的である。
端部を片方は90°以下フック2′に曲げ、片方はのばし
ておき、第8図のように、主筋4に1本1本巻き込んだ
後、更に、あばら筋1の端部を135°フック2に曲げ、
組立てる方法が一般的である。
従来の柱間に主筋を並べて後、あばら筋を1本1本巻き
込んで135°フックをつける、梁筋の組立て方法では、
狭い現場において、数多いあばら筋を1本1本、その端
部に、フック曲げを二度も行い主筋に取付けていく作業
は、熟練工でなくては出来ない仕事であり、あばら筋の
型くずれを生じ、必然精度は悪く、あばら筋も主筋も、
所定の位置に鉄筋が納まらなくなると共に、コンクリー
トのかぶり厚さが均一に保ち得ない、構造的欠陥とな
り、工期はのび、問題の多い方法である。
込んで135°フックをつける、梁筋の組立て方法では、
狭い現場において、数多いあばら筋を1本1本、その端
部に、フック曲げを二度も行い主筋に取付けていく作業
は、熟練工でなくては出来ない仕事であり、あばら筋の
型くずれを生じ、必然精度は悪く、あばら筋も主筋も、
所定の位置に鉄筋が納まらなくなると共に、コンクリー
トのかぶり厚さが均一に保ち得ない、構造的欠陥とな
り、工期はのび、問題の多い方法である。
又、第9図の様に、鉄骨が梁筋の内に入る場合は、鉄骨
のフランジ5が干渉して、135°フックが出来ず、90°
に近いフックとなり、フック効果が減じ、構造上問題に
なっている。
のフランジ5が干渉して、135°フックが出来ず、90°
に近いフックとなり、フック効果が減じ、構造上問題に
なっている。
(ロ) 発明の構成 〔問題を解決するための手段・及び実施例〕 本発明では、第1図のように、あばら筋1をU字形に
し、その端部付近に、2本以上の横筋6を溶着すること
によって、従来あばら筋端部に設けていた、フックを省
略可能としたことを特徴としている。
し、その端部付近に、2本以上の横筋6を溶着すること
によって、従来あばら筋端部に設けていた、フックを省
略可能としたことを特徴としている。
このようにすることにより、あばら筋をユニット(7)
にして、柱間に並べた後、その中に、第2図のように、
主筋取り付けの一例として、下主筋4′を取付け、あば
ら筋端部付近に溶着した横筋6を、受け筋として利用
し、かんざし筋8を通し、その上に、上主筋4″を取付
けた後、第3図のように、キャップタイ3をかぶせるこ
とにより、整然と、簡単に梁筋を組立てることができる
方法である。
にして、柱間に並べた後、その中に、第2図のように、
主筋取り付けの一例として、下主筋4′を取付け、あば
ら筋端部付近に溶着した横筋6を、受け筋として利用
し、かんざし筋8を通し、その上に、上主筋4″を取付
けた後、第3図のように、キャップタイ3をかぶせるこ
とにより、整然と、簡単に梁筋を組立てることができる
方法である。
主筋及び、キャップタイの取り付けは、結束等により行
うものである。
うものである。
本発明は、あばら筋をU字形にし、その端部付近に、2
本以上の横筋を溶着することにより、フックが省略で
き、あばら筋と横筋で格子状となることにより、周辺コ
ンクリートの付着力は、大巾に増大し、135°フックと
同等以上の定着効果(あばら筋端部がコンクリートに埋
め込まれ、外力により、あばら筋がはく離することを防
ぐこと)が発揮される。
本以上の横筋を溶着することにより、フックが省略で
き、あばら筋と横筋で格子状となることにより、周辺コ
ンクリートの付着力は、大巾に増大し、135°フックと
同等以上の定着効果(あばら筋端部がコンクリートに埋
め込まれ、外力により、あばら筋がはく離することを防
ぐこと)が発揮される。
又、あばら筋のユニット化により、梁筋の剛性が高ま
り、梁に加えられるねぢり、曲げ等、外力に対する強度
が向上とするとともに、配筋位置、かぶり厚さが設計通
りに保たれ、梁性能は大巾に向上する。
り、梁に加えられるねぢり、曲げ等、外力に対する強度
が向上とするとともに、配筋位置、かぶり厚さが設計通
りに保たれ、梁性能は大巾に向上する。
a 現場において、曲げ加工の難作業がなくなり、ユニ
ット化したあばら筋をセットするだけで良いので、作業
効率は抜群となる。
ット化したあばら筋をセットするだけで良いので、作業
効率は抜群となる。
b 従来1本1本のあばら筋を取付ける作業は、熟練工
でなくては出来なかったものが、あばら筋のユニット化
で、素人でも簡単に出来、然も人手を要せず、工期は著
しく短縮し、施工コストは低下する。
でなくては出来なかったものが、あばら筋のユニット化
で、素人でも簡単に出来、然も人手を要せず、工期は著
しく短縮し、施工コストは低下する。
c フックが省略されたことにより、鉄骨の入る構造で
もフックと鉄骨の干渉もなく梁筋の組立てが出来る。
もフックと鉄骨の干渉もなく梁筋の組立てが出来る。
d 主筋及びあばら筋はシステム的に取付けられ、所定
の位置に整然と納めることが出来、精度の高い配筋が出
来上がり、コンクリートのかぶり厚さも充分確保出来、
高性能の梁が出来る。
の位置に整然と納めることが出来、精度の高い配筋が出
来上がり、コンクリートのかぶり厚さも充分確保出来、
高性能の梁が出来る。
第1図 本発明によるあばら筋の側面図 第2図 本発明のあばら筋に主筋を取付けた側面図 第3図 本発明により梁筋を組立てた側面図 第4図 本発明によるあばら筋の立体図 第5図 従来の一例によるあばら筋の側面図 第6図 従来の一例による梁筋を組立てた側面図 第7図 従来の二例によるあばら筋の側面図 第8図 従来の二例によるあばら筋を組立てた側面図 第9図 従来の鉄骨の入った梁筋を組立てた側面図
Claims (2)
- 【請求項1】あばら筋(1)をU字形にし、その端部付
近に、2本以上の横筋(6)を溶着、ユニット(7)に
し、主筋(4)を配筋した後、キャップタイ(3)をか
ぶせてなる、梁筋の組立て方法。 - 【請求項2】あばら筋(1)をU字形にし、その端部付
近に、2本以上の横筋(6)を溶着、ユニット(7)に
構成したあばら筋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59190375A JPH07212B2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 | 梁筋の組立て方法とそれに用いるあばら筋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59190375A JPH07212B2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 | 梁筋の組立て方法とそれに用いるあばら筋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6167534A JPS6167534A (ja) | 1986-04-07 |
JPH07212B2 true JPH07212B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=16257129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59190375A Expired - Lifetime JPH07212B2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 | 梁筋の組立て方法とそれに用いるあばら筋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07212B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0442524U (ja) * | 1990-08-10 | 1992-04-10 | ||
JP6636262B2 (ja) * | 2014-07-17 | 2020-01-29 | 三栄商事株式会社 | 鉄筋コンクリート梁の配筋構造および配筋方法 |
JP7438727B2 (ja) * | 2019-11-25 | 2024-02-27 | 大和ハウス工業株式会社 | 梁筋とその配筋方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5091122A (ja) * | 1973-12-14 | 1975-07-21 |
-
1984
- 1984-09-10 JP JP59190375A patent/JPH07212B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6167534A (ja) | 1986-04-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |