JPH0688133U - 分岐接続箱 - Google Patents

分岐接続箱

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JPH0688133U
JPH0688133U JP2630293U JP2630293U JPH0688133U JP H0688133 U JPH0688133 U JP H0688133U JP 2630293 U JP2630293 U JP 2630293U JP 2630293 U JP2630293 U JP 2630293U JP H0688133 U JPH0688133 U JP H0688133U
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伸二 川北
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンダーカバーに型抜き穴が無く、雨水等の
浸入を完全に防止できる分岐接続箱を提供する。 【構成】 アンダーカバー1とアッパーカバー2との間
にパッキング8a、8bを介して挟み込む固定枠7の係
止部7eに、ジャンクションブロック3、リレーブロッ
ク4、ヒュージブルリンクブロック5等を係止して固定
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用ワイヤハーネスに用いる分岐接続箱に関し、詳しくは、ジャ ンクションブロック、リレーブロック、ヒュージブルリンクブロック等のブロッ クにアンダーカバーとアッパーカバーをかぶせて密閉し、防水を図るようにした ものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用ワイヤハーネスを種々の電装品に分岐接続するために用いられる分岐 接続箱は、分岐接続点を1箇所に集中させて、配線を合理的かつ経済的に分岐接 続するものであり、ワイヤハーネスの高密度化に伴って種々の形式のものが開発 されている。
【0003】 従来の分岐接続箱は、例えば、図3に示すように、車両のタイヤハウスの上に 設置するアンダーカバー1と、該アンダーカバー1の上に被せて密閉するアッパ ーカバー(図示しない…図1の符号2参照)とで構成され、上記アンダーカバー 1の内面に、ジャンクションブロック、リレーブロック、ヒュージブルリンクブ ロック等を直接係止して固定するための係止部1aが設けられている。なお、図 3では、リレーブロック4とその係止部1aのみを図示している。
【0004】 上記アンダーカバー1は、密閉構造とするため、底面を有する有底箱状として いるが、上記係止部1aを一体成形するとき、金型構造上からアンダーカットが 生じ、これを回避するためには、アンダーカバー1の障害とならない部位に型抜 き穴1bをあける必要がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記型抜き穴1bは、アンダーカバー1の内外に貫通している ため、アンダーカバー1内に雨水等が浸入しやすくなり、雨水等が浸入すると、 内部のジャンクションブロック等に結露して回路を短絡させたり、誤作動を起こ したりし、最悪の場合には火災を引き起こすおそれがある。
【0006】 そこで、上記型抜き穴1bを無くすために、金型をスライド構造(割型)とす れば、金型の寿命が短くなってコストが高くなる。また、成形後に型抜き穴1b を別部材で塞いでも密着性に問題があり、コストも高くなる。
【0007】 本考案は上記問題を解消するためになされたもので、アンダーカバーに型抜き 穴が無く、雨水等の浸入を完全に防止できる分岐接続箱を提供することを目的と するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、アンダーカバーにアッパーカバーを被 せて密閉する分岐接続箱において、 上記アンダーカバーとアッパーカバーとの間に、それぞれパッキングを介して 挟み込まれる固定枠を設け、該固定枠の内面に、ジャンクションブロック、リレ ーブロック、ヒュージブルリンクブロック等を係止して固定する係止部を設けた ことを特徴とする分岐接続箱を提供するものである。
【0009】
【作用】
上記構造の分岐接続箱において、アンダーカバーとアッパーカバーとの間にパ ッキングを介して挟み込む固定枠の係止部に、ジャンクションブロック等を係止 して固定する。上記固定枠の係止部に固定されるジャンクションブロック等はア ンダーカバーとアッパーカバーとにより密閉される。 このように、固定枠にジャンクションブロック等を固定するため、アンダーカ バーに係止部を設ける必要がなく、よって、アンダーカバーに型抜き穴が設けら れず、該アンダーカバーとアッパーカバーとにより完全に密閉されたボックスを 構成することができ、該ボックス内に収容するジャンクションブロック等に対す る防水を完全に図ることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。 なお、図3の従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明 は省略する。 図1に示すように、車両のタイヤハウスの上に設置するアンダーカバー1は有 底箱状であり、該アンダーカバー1の内面には、ジャンクションブロック3、リ レーブロック4、ヒュージブルリンクブロック5等を係止して固定するための係 止部1aが設けられておらず、型抜き穴1bもあけられていない。
【0011】 上記アンダーカバー1の上面開口1cには、該アンダーカバー1と略同外形状 の固定枠7を着脱自在に被せられるようにしており、図2に示すように、該固定 枠7の下面の沿って凹状のパッキング収容部7aを設けており、該パッキング収 容部7aに内嵌したパッキング8aをアンダーカバー1の上端面に圧接して、固 定枠7とアンダーカバー1との間を水密にシールするようにしている。 固定枠7のパッキング収容部7aは、その外側壁を下方へ延在させ、該下方突 出部7fをアンダーカバー1の外壁上端部1eを囲むようにしている。
【0012】 上記固定枠7の上面開口7bには、アッパーカバー2が着脱自在に被せられ、 図2に示すように、該アッパーカバー2の下面に沿って凹状のパッキング収容部 2aを設けており、該パッキング収容部2aに内嵌したパッキング8bを固定枠 7の上端面に押圧して、アッパーカバー2と固定枠7との間を水密にシールする ようにしている。
【0013】 図2に示すように、上記アッパーカバー2には、パッキング収容部2aの外側 壁に、上記固定枠7の外面に沿って下方へ伸長するロックブラケット2bが適所 に設けられ、該ロックブラケット2bの下端に設けたロック穴2cが上記アンダ ーカバー1の外面に設けたロック爪1dに係合するようにしている。したがって 、固定枠7は、アンダーカバー1とアッパーカバー2との間に、それぞれパッキ ング8a,8bを介して挟み込まれた状態で、アンダーカバー1にアッパーカバ ー2がロックされる。
【0014】 上記固定枠7の内部には十字形状の仕切り枠7cが一体成形され、該仕切り枠 7cには、上記アンダーカバー1の位置決め突起1f,1fに嵌入する位置決め 穴7d,7dが形成されている。また、上記固定枠7の内面の適所には、上下方 向から見てT字状の係止凸部7e,…,7eが一体成形されている。 一方、固定枠7に取り付ける上記ジョイントブロック3、リレーブロック4、 フュージブルリンクブロック5の各側面には、上方向から上記各係止凸部7eに 挿入して係止される係止凹部3a(リレーブロック4及びフュージブルリンクブ ロック5の係止凹部は具体的に図示しない。)が一体成形されている。
【0015】 上記構成の分岐接続箱においては、組付け時に、予め上記固定枠7の各係止凸 部7eに、ジョイントブロック3、リレーブロック4、ヒュージブルリンクブロ ック5の各係止凹部3aを係止して固定する。 該状態で、固定枠7をアンダーカバー1の上面開口1cに被せ、次いで、アッ パーカバー2を固定枠7の上面開口7bに被せて、アッパーカバー2のロック穴 2cをアンダーカバー1のロック爪1dに係合させて、アッパーカバー2をアン ダーカバー1にロックする。
【0016】 上記アンダーカバー1と固定枠7との間はパッキング8aにより水密にシール され、固定枠7とアッパーカバー2との間はパッキング8bにより水密にシール される。 即ち、ジャンクションブロック3、リレーブロック4、ヒュージブルブロック 5は互いにロックされるアンダーカバー1とアッパーカバー2の内部に密閉され 、アンダーカバー1には従来の設けられていた型抜き穴が存在しないため、完全 防水が図られる。
【0017】 また、固定枠7は、上面開口7bと下面開口7aとが開放されているから、内 面に各係合凸部7eを一体成形するとき、通常の上下型のみで成形できる。 さらに、固定枠7の金型をスライド構造(割型)にする必要がないので、金型 寿命が長くなり、かつ型抜き穴を塞ぐ別部材も不要であるので、製造コストも低 減する。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案の分岐接続箱は、アンダーカバーとア ッパーカバーとの間にパッキングを介して固定枠を挟み込み、該固定枠の係止部 に、ジャンクションブロック等を係止して固定するようにし、アンダーカバーに 直接ジャンクションブロック等を係止しない構成としたため、アンダーカバーに 従来形成されていた型抜き穴がなくなり、該型抜き穴から生じていた浸水を防止 することができる。
【0019】 さらに、アンダーカバーとアッパーカバーの内部に固定枠を介してジャンクシ ョンブロック等を収容しているため、外形を従来と変化させずに構成でき、よっ て、従来設置していた箇所に本考案の分岐接続箱を設置できる等の利点を有する ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の分岐接続箱の分解斜視図である。
【図2】 分岐接続箱の組付け時の要部断面図である。
【図3】 従来の分岐接続箱の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 アンダーカバー 2 アッパーカバー 3 ジャンクションブロック 3a 係止凹部 4 リレーブロック 5 ヒュージブルリンクブロック 7 固定枠 7e 係止凸部 8a,8b パッキング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンダーカバーにアッパーカバーを被せ
    て密閉する分岐接続箱において、 上記アンダーカバーとアッパーカバーとの間に、それぞ
    れパッキングを介して挟み込まれる固定枠を設け、該固
    定枠の内面に、ジャンクションブロック、リレーブロッ
    ク、ヒュージブルリンクブロック等を係止して固定する
    係止部を設けたことを特徴とする分岐接続箱。
JP1993026302U 1993-05-20 1993-05-20 分岐接続箱 Expired - Fee Related JP2599386Y2 (ja)

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JPH0688133U true JPH0688133U (ja) 1994-12-22
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Cited By (4)

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