JP2002320315A - ジャンクションボックスとワイヤハーネスの接続構造 - Google Patents

ジャンクションボックスとワイヤハーネスの接続構造

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JP2002320315A
JP2002320315A JP2001123334A JP2001123334A JP2002320315A JP 2002320315 A JP2002320315 A JP 2002320315A JP 2001123334 A JP2001123334 A JP 2001123334A JP 2001123334 A JP2001123334 A JP 2001123334A JP 2002320315 A JP2002320315 A JP 2002320315A
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connector
junction box
wire harness
module
case
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JP2001123334A
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Yuji Saka
雄次 阪
Noriko Kobayashi
紀子 小林
Shinji Kawakita
伸二 川北
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャンクションボックスよりぶら下がるコネ
クタと他のコネクタとの結合作業性を向上させ、かつ、
ジャンクションボックスの内部回路と接続したワイヤハ
ーネスの共用化を図る。 【解決手段】 外部ワイヤハーネスと接続させるコネク
タモジュール16とヒューズモジュール18とリレーモ
ジュール17とをジャンクションボックス10に収容す
る一方、他機器のコネクタ等と接続されるコネクタ22
A、22Bを端末に接続したワイヤハーネス20の一部
をジャンクションボックス10内に挿通させて、上記コ
ネクタモジュール16の内部回路C1とし、ジャンクシ
ョンボックス10の側壁よりぶら下げられる外部ハーネ
ス部C2、C3の端末のコネクタ22A、22Bを、ケ
ース外面に取り付けられるコネクタホルダー11に固定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のジャン
クションボックスとワイヤハーネスの接続構造に関し、
詳しくは、ワイヤハーネスの一部をコネクタレスでジャ
ンクションボックス内に挿通して内部回路とするものに
おいて、ジャンクションボックスからぶら下がるワイヤ
ハーネスの端末のコネクタを保持できるようにするもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のジャンクションボックス
において、本出願人は、特開平8−242518号等に
おいて、図11に示すように、ワイヤハーネスW/H
1、W/H2、W/H3の一部をコネクタレスでジャン
クションボックス1の側面より挿入させて、ワイヤハー
ネスW/H1、W/H2、W/H3を構成する電線を直
接内部回路とするものを提案している。
【0003】上記のようにワイヤハーネスW/H1、W
/H2、W/H3をコネクタレスでジャンクションボッ
クス1の側面より挿入して内部回路とすると、ジャンク
ションボックスの側面にコネクタ収容部を設ける必要が
なく、かつ、ワイヤハーネス側も端末をコネクタに接続
させる必要がなくなるため、部品点数の削減、コネクタ
接続作業の低減および内部回路とワイヤハーネスの電線
との電気接続信頼性を高めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジャン
クションボックスからぶら下げられたワイヤハーネスW
/H1、W/H2、W/H3を、ぶら下げられた状態の
ままにすると、ワイヤハーネスW/H1、W/H2、W
/H3の先端に接続されたコネクタ2の結合作業の際
に、コネクタ2を手繰り寄せねばならなかったり、分岐
線同士が絡みあう等、取り扱いにくく作業性が悪い問題
がある。また、ジャンクションボックス1の保管、運搬
時等に、ワイヤハーネスW/H1、W/H2、W/H3
およびその端末に接続されたコネクタ2に損傷が発生し
やすい問題があるさらに、コネクタ結合されて車両に搭
載された後では、移動自由なコネクタが車両の振動等に
より遊動して異音を発生する問題もある。
【0005】一方、従来のジャンクションボックス1の
内部回路は、ワイヤハーネスW/H1、W/H2、W/
H3と接続される回路と、ヒューズやリレーに接続され
る回路とは分離されていない。よって、ヒューズ接続回
路やリレー接続回路に仕様変更があると、ワイヤハーネ
スW/H1、W/H2、W/H3と接続する回路の仕様
変更も発生し、ワイヤハーネスW/H1、W/H2、W
/H3をコネクタレスでジャンクションボックス1に挿
通させる構成としても、ワイヤハーネスと内部回路との
接続を変更しなければならず、この点で手数がかかる問
題がある。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、ジャンクションボックスからぶら下げられたワイヤ
ハーネスの端末のコネクタを固定できるようにし、コネ
クタ結合の作業性を向上させると共に、ワイヤハーネス
や端末のコネクタの損傷防止および異音発生防止を第1
の課題としている。さらに、ジャンクションボックスの
内部回路と接続したワイヤハーネスを、ワイヤハーネス
と内部回路との接続形態に仕様変更が無い場合には、共
用化できるようにすることを第2の課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ジャンクションボックスを、外部回路と
接続させるコネクタモジュールと、ヒューズと接続させ
るヒューズモジュールと、リレーと接続させるリレーモ
ジュールを収容して組み立て、機器のコネクタあるいは
他のコネクタと接続されるコネクタを端末に接続したワ
イヤハーネスの一部を上記ジャンクションボックス内に
挿通させて、上記コネクタモジュールの内部回路とし、
ジャンクションボックスより出る上記ワイヤハーネスの
端末のコネクタを上記ジャンクションボックスのケース
外面に取り付けられるコネクタホルダーに固定している
ことを特徴とするジャンクションボックスとワイヤハー
ネスの接続構造を提供している。
【0008】上記のように、ジャンクションボックスの
ケース外面にコネクタホルダーを取り付けて、ワイヤハ
ーネスの端末のコネクタがコネクタホルダーに固定され
ていることで、上記端末のコネクタと外部のコネクタと
のコネクタ結合作業の際に、結合すべき端末のコネクタ
が手繰り寄せずとも一目で分かり、かつ、コネクタは安
定して固定されているので、コネクタ結合の作業性が良
好になる。また、保管・運搬時においても、コネクタが
コネクタホルダーに固定されているので、コネクタの損
傷を防ぐことができると共に、ジャンクションボックス
の車両搭載後も、車両の振動による端末のコネクタの遊
動および異音の発生を防ぐことができる。
【0009】また、ワイヤハーネスと接続するジャンク
ションボックスの内部回路は、ヒューズやリレーと接続
する回路とは分離するコネクタモジュールの内部回路か
らなるため、ワイヤハーネスとの接続形態に変更が生じ
ない限り、共用化して用いることができる。かつ、ヒュ
ーズやリレーとの接続回路に仕様変更が生じても、ヒュ
ーズモジュール、リレーモジュールの導体とコネクタモ
ジュールの内部回路となるワイヤハーネスの電線とを、
圧接端子で接続すれば、この場合も共用化を図ることが
できる。
【0010】さらに、ジャンクションボックスのモジュ
ール化を図ることにより、コネクタ回路、ヒューズ回
路、リレー回路に仕様変更があれば、これら対応するモ
ジュールのみを変更すればよく、回路変更に容易に対応
することができる。また、モジュール間では回路が重な
ることはなく、多層化が抑制され、ジャンクションボッ
クスを薄型化することができる。このモジュール化した
ジャンクションボックスにおいて、外部回路と接続させ
るコネクタモジュールを、上記のように、ワイヤハーネ
スの内部回路部の電線群を内部回路として利用すると、
コネクタモジュールの回路を簡単かつ変更容易に形成す
ることができる。
【0011】上記コネクタホルダーは、上記ジャンクシ
ョンボックスのケース外面と連結してジャンクションボ
ックスのケース上部に搭載している。上記構成とする
と、ジャンクションボックスよりぶら下がるワイヤハー
ネスが長尺の場合に、ジャンクションボックスのケース
上面とコネクタホルダーの間に上記ワイヤハーネスの一
部を配置させることで、ワイヤハーネスの損傷を防止で
きる。また、コネクタホルダーをケース上部に設けるの
で、ジャンクションボックスを車両へ搭載する際の横方
向スペースに余裕がない場合に好適である。
【0012】また、上記コネクタホルダーは、枠形状と
し、ジャンクションボックスのケースに外嵌して取り付
けても好適である。
【0013】上記構成とすると、コネクタホルダーをケ
ースに直接外嵌して取り付けるため、コネクタホルダー
の安定性が増す。また、上記コネクタホルダーはジャン
クションボックスの側面に外嵌して取り付けられるの
で、ジャンクションボックスの厚さに変化はなく、ジャ
ンクションボックスを車両へ搭載する際の上下方向スペ
ースに余裕がない場合に好適である。
【0014】上記コネクタモジュールの内部回路となる
上記ワイヤハーネスの電線群は、絶縁板上に平行配線さ
れる一方、該絶縁板の他面に直交方向に導体を配線して
X―Y方向にクロス配線し、その所要の交差位置で接続
して分岐回路を構成している。
【0015】上記ワイヤハーネスの電線群とクロス配線
する専用内部回路としては、単芯線、短冊状のバスバ
ー、あるいは/およびFPC、FFCの導体を用いるこ
とができ、所要の交差位置で接続して分岐回路を形成し
ているため、回路変更が生じると上記接続位置を変更す
れば良いだけであり、分岐回路の変更を簡単に行うこと
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態のジャンク
ションボックスを図1乃至図7を参照して説明する。図
1は自動車用のジャンクションボックス10と、ジャン
クションボックス10に取り付けられるコネクタホルダ
ー11を示す。ジャンクションボックス10はアッパー
ケース12とロアケース19の内部にコネクタモジュー
ル16、リレーモジュール17、ヒューズモジュール1
8を収容すると共にコネクタモジュール16の上部に中
間ケース14で隔てて電子制御ユニット13を配置し、
コネクタモジュール16の導体と中継端子15を介して
接続している。
【0017】上記各部品は、図2に示すように、ロアケ
ース19上に、コネクタモジュール16、中間ケース1
4、電子制御ユニット13を順次配置してアッパーケー
ス12を被せて組み付けている。なお、リレーモジュー
ル17をコネクタモジュール16の一側上方に配置し
て、リレー25をアッパーケース12の一側に設けた開
口12bに露出させており、ヒューズモジュール18を
コネクタモジュール16の一側端に組みつけて、アッパ
ーケース12の側面開口12aに露出させている。上記
ジャンクションボックス10に対して、図3に示すよう
に、コネクタホルダー11をアッパーケース12に外嵌
し、ジャンクションボックスよりぶら下がるワイヤハー
ネス20の端末のコネクタ22A、22Bをコネクタホ
ルダー11の側面に固定している。
【0018】コネクタモジュール16は、図4(A)
(B)に示すように、平行配線した複数本の電線21の
両端にコネクタ22A、22Bを接続した長尺のワイヤ
ハーネス20の中間部分をコネクタモジュール16の導
体として利用している。即ち、ワイヤハーネス20は、
コネクタモジュール16の導体となる内部回路部C1
と、コネクタモジュール16の両側よりぶら下がるよう
に延在する第一外部ハーネス部C2と第二外部ハーネス
部C3とに分けている。
【0019】本実施形態では、2組のワイヤハーネス2
0A、20Bを用い、コネクタモジュール16の絶縁板
23の上面に各電線21をX方向に平行配線されるよう
に架け渡している。絶縁板23の下面には、コネクタモ
ジュール専用の電線24をY方向に平行配線している。
このように、絶縁板23を挟んで上下にX−Y方向にク
ロス配線される電線21と24とは、図4(C)に示す
ように、所要の交差位置にて予め絶縁板23に設けた開
口23aを通じて超音波溶接あるいは抵抗溶接して電気
接続し、所要の分岐接続回路を形成している。
【0020】上記ワイヤハーネス20の電線21は絶縁
被覆された電線であり、コネクタモジュール専用の電線
24は絶縁被覆されていない単芯線とし、被覆電線の電
線21と単芯線の電線24とは超音波溶接する場合には
電線21の絶縁被覆が超音波振動により自動的に溶解し
て電線21の芯線と単芯線の電線24とを接続すること
ができる。なお、電線24が被覆電線であっても、超音
波溶接で両方の絶縁被覆を溶解して芯線同士を接続でき
る。抵抗溶接の場合には、電線21の接続箇所を絶縁被
覆を予め皮剥している。
【0021】なお、図4では、絶縁板23を挟んでX−
Y方向に配線する電線21と24のみ開示しているが、
さらに、下方あるいは上方に絶縁板を挟んで上下にX−
Y方向に電線をクロス配線し、これら電線の所要の交差
位置を前記と同様の方法で溶接して、所要の分岐接続回
路を形成している。かつ、この絶縁板を挟んで電線をク
ロス配線する回路体を所要数積層してコネクタモジュー
ルを組み立てている。これら積層する回路体において
も、X方向の電線として図4に示すワイヤハーネス20
の電線を利用しても良いことはいうまでもない。
【0022】上記コネクタモジュール16の両端よりぶ
ら下がるワイヤハーネス20の第一外部ハーネス部C2
と第二外部ハーネス部C3とは、ジャンクションボック
ス10のアッパーケース12の周壁下端に切り欠いて形
成したハーネス挿通口12cから外部に引き出してい
る。
【0023】上記コネクタホルダー11は、図1および
図2に示すように、アッパーケース12に外嵌できる四
角枠として絶縁樹脂で成形している。コネクタホルダー
11の対向する2つの内壁の所要位置には、図5(A)
に示すように、アッパーケース12への固定用の係止部
11aを設けている。係止部11aは、コの字状に突設
した枠部11a―3の端部を閉鎖する閉鎖部11a−4
において下端から上方に向けて2本のスリット11a−
2を備えており、2本のスリット11a−2の間を係止
片11a−1とし、その先端において内方に係止リブ1
1a―5を突出させている。
【0024】アッパーケース12の側面の所要位置に
は、図5(B)示すように、コネクタホルダー11固定
用の被係止部12dを設けている。被係止部12dは、
所要の間隔をあけて突設した2本の縦部12d―2を閉
鎖するように横板部12d―1を設けており、横板部1
2d―1の内壁の中央部分には、図5(C)に示すよう
に、係止部11aの係止リブ11a−5を係止するため
の切欠部12d―3を設けている。
【0025】コネクタホルダー11のアッパーケース1
2への固定方法は、アッパーケース12の縦部12d―
2をコネクタホルダー11のスリット11a−2にスラ
イド挿入し、横板部12d―1を係止部11aの内部空
間に存在させると共に、係止リブ11a−5を切欠部1
2d―3に係止することでコネクタホルダー11をジャ
ンクションボックス10に外嵌固定している。
【0026】次に、コネクタホルダー11の四角枠の外
周面には、図6(A)に示すように、アッパーケース1
2の被係止部12dと同形状のロック枠11cを所要個
数並設している。ワイヤハーネス20の端末のコネクタ
22Aは、図6(B)に示すように、キャビティ22A
―1の下方に連続してハーネス収容部22A−2を連続
させており、ハーネス収容部22A−2の一側面に、コ
ネクタホルダー11の係止部11aと同様の構造を有す
るロック部22A−5を備えている。なお、コネクタ2
2Bについても同様である。
【0027】コネクタ22A、22Bのコネクタホルダ
ー11への固定方法は、図6(C)に示すように、コネ
クタ22Aのスリット22A−4をコネクタホルダー1
1の縦部11c―2にスライド挿入し、横板部11c―
1をロック部22A―5の内部空間に存在させると共
に、係止リブ22A−6を切欠部11c―3に係止する
ことでコネクタ22Aをコネクタホルダー11にロック
結合している。なお、コネクタ22Bに関しても同様で
ある。
【0028】ヒューズモジュール18は、図7(A)に
示すように、ヒューズモジュール18のバスバー29の
一端の圧接端子29bをコネクタモジュール16の電線
24に圧接接続させ、バスバー29の他端の圧接端子2
9aをヒューズ28の端子28aと圧接接続させてい
る。リレーモジュール17は、図7(B)に示すよう
に、リレーモジュール17のバスバー30の圧接端子3
0bをコネクタモジュール16の電線24と圧接接続さ
せ、バスバー30にリレー25の端子25aを半田付け
で接続している。また、電線24の他端タブ24bは、
コネクタモジュール16の上方に中間ケース14を介し
て配置する電子制御ユニット13の導体と縦バスバー状
の中継端子15を介して接続している。
【0029】上記構成からなるジャンクションボックス
10では、ジャンクションボックスにコネクタ接続して
いたワイヤハーネスを、そのまま、ジャンクションボッ
クス10内に貫通させてコネクタモジュール16の導体
として利用しているため、ワイヤハーネスをコネクタモ
ジュール16の導体とコネクタ接続する必要がなくな
る。さらに、ワイヤハーネス20の電線21の一部と接
続したコネクタモジュール16は、ワイヤハーネス20
との接続形態に変更がない限り、共用化して用いること
ができる。
【0030】また、ワイヤハーネス20の端末のコネク
タ22A、22Bをぶら下がったままにせずコネクタホ
ルダー11に固定することで、端末のコネクタ22A、
22Bと外部のコネクタとのコネクタ結合作業の際に、
結合すべきコネクタ22A、22Bを手繰り寄せずとも
一目で分かり、かつ、コネクタ22A、22Bは安定し
て固定されているので、コネクタ結合の作業性が良好に
なる。
【0031】図8は第2実施形態を示す。本実施形態
は、第1実施形態のコネクタホルダー11に設けられた
ロック枠11cの代わりに、クリップ部11c′を設け
たものである。図8(A)(B)に示すように、クリッ
プ部11c′は、コネクタホルダー11′の外周面の所
要位置から斜めに突出し、折り返し状に湾曲して先端近
傍の当接部11c―1′にてコネクタホルダー11′の
外周面と当接し、さらに先端部11c―2′にかけて反
り返している。
【0032】コネクタ22A、22Bの近傍の電線21
を束ねて、クリップ部11c′の先端部11c―2′と
コネクタホルダー11′の外周面との間からスライド挿
入させると、クリップ部11c′は弾性を有するので、
当接部11c―1′が拡げらて容易にクリップ部11
c′内部に挿入でき、図8(C)に示すように、コネク
タ22A、22Bをコネクタホルダー11′に安定的に
保持させることができると共に、コネクタ22A、22
Bをコネクタホルダー11′から取り外すことも簡単に
できる。他の構成は第1実施形態と同様であるため、説
明を省略する。
【0033】図9は第3実施形態を示す。第1実施形態
および第2実施形態との相違点は、コネクタホルダーを
ジャンクションボックスの上部に取り付けている点であ
る。
【0034】図9(A)に示すように、コネクタホルダ
ー11″は、アッパーケース12″と略同一の外形であ
り、その表面に開口11dを2つ穿設しており、夫々の
開口11dの側面の所要位置には、第1実施形態のコネ
クタホルダー11のロック枠11cと同様のロック枠1
1c′を4つ備えている(図中は2つのみ図示)。ま
た、コネクタホルダー11″の対向する2辺の下端中央
より下方に向けて係止部11a′を突設している。な
お、係止部11a′は、図10に示すように、第1実施
形態のコネクタホルダー11の係止部11aと同様の係
止構造を有している。
【0035】コネクタ22A、22Bを、図9(B)に
示すように、開口11dの下方より挿入し、コネクタ2
2A、22Bのロック部22A―5、22B−5をロッ
ク枠11c′にロックすることで、端末のコネクタ22
A、22Bをコネクタホルダー11″に固定する。コネ
クタホルダー11″は、係止部11a′のスリット11
a−2′をアッパーケース12の被係止部12dの縦部
12d―2にスライド挿入し、横板部12d―1を係止
部11a′の内部空間に存在させると共に、係止リブ1
1a―5′を切欠部12d―3に係止することでコネク
タホルダー11″をアッパーケース12に固定してい
る。
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ワイヤハーネスの端末のコネクタをジャンク
ションボックスよりぶら下がったままにせず、ジャンク
ションボックスの外面に取り付けたコネクタホルダーに
固定することで、コネクタ結合の作業性が良好になる。
また、保管・運搬時においても、端末のコネクタの損傷
を防止でき、車両搭載後は、車両の振動による端末のコ
ネクタの遊動および異音の発生を防止できる。
【0037】上記コネクタホルダーをケース上部に搭載
すると、車両への設置場所に横方向スペースの余裕がな
い場合に好適であると共に、ジャンクションボックスよ
りぶら下がるワイヤハーネスが長尺の場合に、ジャンク
ションボックスのケース上面とコネクタホルダーの間に
上記ワイヤハーネスの一部を配置させることで、ワイヤ
ハーネスの損傷を防止できる。あるいは、上記コネクタ
ホルダーを枠形状とし、ジャンクションボックスに外嵌
して取り付ける構成とすると、車両への設置場所に上下
方向スペースの余裕がない場合に好適であると共に、コ
ネクタホルダーをケースに直接外嵌して取り付けるた
め、コネクタホルダーの安定性が増す。
【0038】また、ワイヤハーネスと接続するジャンク
ションボックスの内部回路は、ヒューズやリレーと接続
する回路とは分離するコネクタモジュールの内部回路か
らなるため、ワイヤハーネスとの接続形態に変更が生じ
ない限り、共用化して用いることができる。また、上記
モジュール化を図ることで、回路に仕様変更があれば、
対応するモジュールのみを変更すればよいと共に、モジ
ュール間では回路が重なることはなく、多層化が抑制さ
れ、ジャンクションボックスを薄型化できる。
【0039】上記コネクタモジュールの内部回路となる
上記ワイヤハーネスの電線群と導体とを絶縁板を介して
X―Y方向にクロス配線し、その所要の交差位置で接続
して分岐回路を構成すると、回路変更の際には、上記接
続位置を変更すれば良いだけであり、分岐回路の変更を
簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のジャンクションボッ
クスの分解斜視図である。
【図2】 第1実施形態のジャンクションボックスの斜
視図である。
【図3】 第1実施形態のジャンクションボックスの斜
視図である。
【図4】 第1実施形態のコネクタモジュールであり、
(A)は概略分解斜視図、(B)は組立後の概略斜視
図、(C)は概略断面図である。
【図5】 (A)は第1実施形態のコネクタホルダーの
要部拡大斜視図、(B)はアッパーケースの要部拡大斜
視図、(C)はコネクタホルダーのアッパーケースへの
取付を示す説明図である。
【図6】 (A)は第1実施形態のコネクタホルダーの
要部拡大斜視図、(B)はコネクタの斜視図、(C)は
コネクタのコネクタホルダーへの固定を示す説明図であ
る。
【図7】 (A)はヒューズモジュールとコネクタモジ
ュールとの接続形態を示す図面、(B)はリレーモジュ
ールとコネクタモジュールとの接続形態を示す図面であ
る。
【図8】 (A)は第2実施形態のコネクタホルダーの
要部拡大斜視図、(B)は要部拡大上面図、(C)は組
立後のジャンクションボックスの斜視図である。
【図9】 (A)(B)は第3実施形態のジャンクショ
ンボックスの斜視図である。
【図10】 第3実施形態のコネクタホルダーの係止部
の斜視図である。
【図11】 従来のジャンクションボックスの斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 ジャンクションボックス 11、11′、11″ コネクタホルダー 11a 係止部 11c ロック枠 12 アッパーケース 12d 被係止部 12c ハーネス挿通口 13 電子制御ユニット 16 コネクタモジュール 17 リレーモジュール 18 ヒューズモジュール 19 ロアケース 20、20A、20B ワイヤハーネス 21 電線 22A、22B コネクタ 22A−5 ロック部 23 絶縁板 23a 開口 24 電線(導体) 11c′ クリップ部 11a″ 開口 11b″ 係止部 C1 内部回路部 C2 第一外部ハーネス部 C3 第二外部ハーネス部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川北 伸二 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E087 JJ08 JJ09 MM09 MM18 QQ04 RR04 RR15 RR36 RR49 5G361 BA06 BB01 BB02 BC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャンクションボックスを、外部回路と
    接続させるコネクタモジュールと、ヒューズと接続させ
    るヒューズモジュールと、リレーと接続させるリレーモ
    ジュールを収容して組み立て、 機器のコネクタあるいは他のコネクタと接続されるコネ
    クタを端末に接続したワイヤハーネスの一部を上記ジャ
    ンクションボックス内に挿通させて、上記コネクタモジ
    ュールの内部回路とし、ジャンクションボックスより出
    る上記ワイヤハーネスの端末のコネクタを上記ジャンク
    ションボックスのケース外面に取り付けられるコネクタ
    ホルダーに固定していることを特徴とするジャンクショ
    ンボックスとワイヤハーネスの接続構造。
  2. 【請求項2】 上記コネクタホルダーは、上記ジャンク
    ションボックスのケース外面と連結してジャンクション
    ボックスのケース上部に搭載している請求項1に記載の
    ジャンクションボックスとワイヤハーネスの接続構造。
  3. 【請求項3】 上記コネクタホルダーは、枠形状とし、
    上記ジャンクションボックスのケースに外嵌して取り付
    けている請求項1に記載のジャンクションボックスとワ
    イヤハーネスの接続構造。
  4. 【請求項4】 上記コネクタモジュールの内部回路とな
    る上記ワイヤハーネスの電線群は、絶縁板上に平行配線
    される一方、該絶縁板の他面に直交方向に導体を配線し
    てX―Y方向にクロス配線し、その所要の交差位置で接
    続して分岐回路を構成している請求項1乃至請求項3の
    いずれか1項に記載のジャンクションボックスとワイヤ
    ハーネスの接続構造。
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