JPH0687890A - ヒトカルシトニン関連ペプチド - Google Patents

ヒトカルシトニン関連ペプチド

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JPH0687890A
JPH0687890A JP5005267A JP526793A JPH0687890A JP H0687890 A JPH0687890 A JP H0687890A JP 5005267 A JP5005267 A JP 5005267A JP 526793 A JP526793 A JP 526793A JP H0687890 A JPH0687890 A JP H0687890A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 カルシトニン遺伝子関連ペプチド、その製造
法の提供。 【構成】 下記式(I)の構造を有するペプチド。 Ala-Cys-Asp-Thr-Ala-Thr-Cys-Val-Thr-His-Arg- -Leu-Ala-Gly-Leu-Leu-Ser-Arg-Ser-Gly-Gly- -Val-Val-Lys-Asn-Asn-Phe-Val-Pro-Thr-Asn- -Val-Gly-Ser-Lys-Ala-Phe-アミド (I) 上記ペプチドは、側面に位置する塩基性アミノ酸残基を
認識するタン白分解酵素により分泌経路内部で生体内特
異的に切断されるポリタン白質の一部として形成され
る。このペプチドは心血管機能の調整に潜在的生物学的
効果を有することが分った。特に、このペプチドは血圧
降下を誘因しかつ心搏度数と力を増進させることが分っ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はペプチド、医薬組成物、
ペプチドの製造法、ペプチドをコードする遺伝子、この
遺伝子を含むベクターとこのベクターで形質転換させた
宿主生物体、および診断に使用する遺伝子プローブと抗
体に関する。
【0002】
【従来の技術】カルシトニン遺伝子系は近年かなりの研
究の首題であった。特に、ラットカルシトニン遺伝子発
現の研究により証明されたことは、単一遺伝子から各種
ペプチドホルモンを産生するために、明かに組織特異的
に選択的mRNA種の、RNAプロセッシングによる、
発生である(クレイグ・アール・ケイ等(1983)、
ジエネティック・エンジニアリング(Genetic
Engineering),57−125およびアマ
ラ等(1982)ネイチャー(Nature)298
240〜244)。各mRNA種はポスト翻訳プロセッ
シング結果により分裂したポリタン白質をコードし、ラ
ットカルシトニン又はラットカルシトニン遺伝子関連ペ
プチド(ラットCGRP)を産生する。ラットCGRP
は中枢神経系と末梢神経系の不連続領域に広く分布して
いることは公知であり、そこで潜在的生物活性を有する
ことが分った(フィッシャー等(1983)、ネイチャ
ー(Nature),305,534〜536)。
【0003】係属中のヨーロッパ特許出願EP−A1
0070186号とEP−A1 −0070675号(ア
ール,ケイ,クレイグとアイ,マッキンタイア)には、
ヒトカルシトニンおよびPDN−21と称するカルボキ
シ末端ペプチド(カタカルシン)の製造法が記載されて
いる。ヒトカルシトニンおよびカタカルシンはヒトカル
シトニンmRNAによりコードされるポリペプチドとし
て生成される(クレイグ等(1982)ネイチャー(N
ature),295,345〜347)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、ヒト髄質
癌腫細胞に転写されかつヒトカルシトニンmRNAの
3′翻訳領域末端に位置するヒトカルシトニン遺伝子領
域を見出した。この領域は転写イントロン領域、スプラ
イス接合部、従来未知のヒトペプチド配列をコードする
開放読み取り枠、およびポリA残基の域を末端とする
3′未翻訳領域から成る。このペプチドの1つは明かに
ラットCGRPの類似体であり、以後これをヒトカルシ
トニン遺伝子関連ペプチド(ヒトCGRP)と呼ぶ。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1特長によれ
ば、ヒトカルシトニン遺伝子関連ペプチドを供する。本
発明の第2特長によれば、構造:
【0006】
【化7】
【0007】を有するペプチドを供することである。こ
の新規ペプチドは、側面に位置する塩基性アミノ酸残基
を認識するタン白分解酵素により分泌経路内部で生体内
特異的に切断されるポリタン白質の一部として形成され
る。このペプチド(タテモトおよびマット(1981)
PNAS 78,6603〜6607の命名によりPA
F−37と記述された)は心血管機能の調整に潜在的生
物学的効果を有することが分った。特に、このペプチド
は血圧降下を誘引しかつ心搏度数と力を増進させること
が分った。
【0008】本発明の第2特長において、このペプチド
は医薬として、望ましくは高血圧の治療に使用するのに
供される。主たる心臓外科(例えば開放心臓バイパス手
術)の手術後段階では、患者にとって、広範囲の血管収
縮により手術のストレスに感応するのが普通である。こ
のことは患者の血圧を上げる作用となるから、心臓を緊
張させる。本発明のペプチドは降圧剤として作用しかつ
心搏度の力を増すことが分った。これらの連結効果によ
り、手術後の処理に潜在的用途を有する。多くの人々は
高血圧症に罹っており、高発生率の心臓病には高い原因
ファクターとなっている。このペプチドは高血圧管理に
使用することができる。
【0009】本発明の第3の特長において、構造(I)
のペプチドおよび医薬的に許容可能な賦形剤から成る医
薬組成物を供する。本組成物は注射可能なものがよい。
医薬組成物は体内に緩徐放出型の組成物又はペプチドの
系内に含有させることができ、あるいはその一部を形成
することもできる。斯様な緩徐放出型は長期間の高血圧
管理に使用される。
【0010】更に本発明は有効量の構造(I)のペプチ
ドを投与する、高血圧の治療法を供する。また、本発明
の第3の特長では、構造(I)のペプチドを医薬的に許
容可能な賦形剤と一緒にする医薬組成物の製造法を供す
る。構造(I)のペプチドは各種の方法により製造する
ことができる。当業界で公知の技術を使って、ペプチド
化学合成法によりこのペプチドを製造することができ
る。ペプチドの精製はイオン、逆相クロマトグラフィ技
術を使って行なうことができる。本発明の別の特長で
は、少なくとも下式のアミノ酸配列:
【0011】
【化8】 (式中、R′は−H又はアミノ酸残基である)を有する
ペプチド又は生体内あるいは試験管内でアミドに転換可
能なペプチドを供する。R′は−Gly−、−Gly−
Arg−Arg−Arg−Arg又は−Gly−Lys
−Lys−Argでよいが、−Glyが望ましい。カル
ボキシ末端残基R′は生体内又は試験管内で隣接のフェ
ニルアラニンアミノ酸残基のアミドに酵素転換すること
ができる。R′が−Glyの時、この転換に適する酵素
は酵母カルボキシペプチダーゼY又は哺乳動物アミド化
酵素である(ブラッドベリー,エイ,エフ、フィニー.
エム.デー.エイおよびスミス,ディー.ジー(198
2)ネイチャー(Nature),298,686〜6
88)。
【0012】別法としておよび望ましくは、このペプチ
ドは組換えDNA技術により製造する。本発明の第4の
特長として、中間ペプチドが本発明の第4特長に係るペ
プチドである中間ペプチドをコードする遺伝子を含むベ
クターで形質転換させた宿主生物体を培養して、中間ペ
プチドを得、ついでR′をアミドに転換させる、構造
(I)のペプチドの製造法を供する。
【0013】中間ペプチドは形質転換された宿主生物体
に生成されたタン白質の少なくとも一部および上記(I
I)に記載したアミノ酸配列を含む融合タン白質である
のがよい。望ましくは、この融合タン白質は形質転換宿
主生物体により高レベルで産生されるタン白質を含む。
適当なタン白質は少なくとも一部分クロラムフェニコー
ルアセチルトランスフェラーゼ(CAT)タン白質又は
少なくとも一部β−ガラクトシダーゼタン白質を含む。
融合タン白質は形質転換宿主生物体に高レベルで産生し
たタン白質のカルボキシ末端基に結合した上記(II)に
記載のアミノ酸配列を有するペプチドを含むのがよい。
ペプチドは選択的化学又は酵素分解しうる結合を介して
タン白質に連結するのがよい。この結合はメチオニン又
はグルタミン酸残基でよい。メチオニンは臭化シアンに
より選択的に切断することができかつグルタミン酸はソ
ルガム由来の酸プロテアーゼ(EC3.4.23.1
4)、ウニプロテアーゼ(EC3.4.24.12)又
は望ましくはスタフィロコッカスプロテアーゼ(EC
3.4.21.19)を使って選択的に切断することが
できる(ヒトCGRP配列はMet又はGlu残基を含
まない)。結合はリジン−アルギニンペプチド2官能基
でよい。この結合の切断はマウス顎下腺プロテアーゼ又
は望ましくはクロストリパン(EC3.4.21.6)
を使って行なうことができる。
【0014】本発明の第1と第2特長に係るペプチドは
体内にてポリタン白質として産生される。このポリタン
白質は体内で処理され、本発明の第1又は第2特長のア
ミド化37アミノ酸ペプチドを残すアミノおよびカルボ
キシ末端基を切断する。本発明の第6の特長として、少
なくとも以下のアミノ酸配列:
【0015】
【化9】
【0016】を含む中間ペプチドをコードする遺伝子を
含むベクターで形質転換した真核宿主生物体を培養し
て、中間ペプチドを得、この中間ペプチドを宿主生物体
によりプロセッシングさせ、ついでペプチドを単離す
る、構造(I)を有するペプチドの製造法を供する。真
核宿主生物体はアミノ酸配列III を含むポリタン白質か
ら構造Iのペプチドを製造しうるタン白分解酵素とアミ
ド化酵素を含有しうる組織培養した哺乳動物のセルライ
ンであるのが望ましい。望ましくは中間ペプチドは融合
タン白質として生成される。
【0017】ポリタン白質のプロセッシングにおいて、
テトラペプチドが製造される。このテトラペプチドも生
物活性を有し、本発明の特長でもあり、下式の配列:A
sp−Leu−Gln−Ala(IV)を有する。このペ
プチドはPDA−4と表示され、心血管機能の調整に関
し生物活性を有することが分った。特に、このペプチド
は血圧低下を誘発しかつ心搏度を増大させることが分っ
た。本発明の第8の特長として、配列IVのペプチドを医
薬として、望ましくは高血圧の治療に使用することであ
る。
【0018】本発明の第9の特長として、配列(IV)の
ペプチドと医薬として許容可能な賦形剤から成る医薬組
成物を供することである。この組成物は注射可能である
のがよい。医薬組成物は生体中緩徐放出型の組成物又は
ペプチドの系内に含有させることができあるいはその一
部を構成することもできる。本組成物は構造Iのペプチ
ドと配列IVのペプチドの併用および医薬上許容可能な賦
形剤を含有してもよい。
【0019】本発明の第9の特長として、PAF−37
をコードする遺伝子(構造I)、PAF−37−R′
(構造II)、PDA−4(構造IV)又は「非プロセッシ
ング」ペプチド(構造III )を供する。望ましくは、本
発明は次のアミノ酸、図2の下半分 i)1〜37 ii)
−3〜−7、iii)+6〜+9又は iv) −7〜+9のア
ミノ酸に相当するヌクレオチドにより記載される特定遺
伝子を供する。また本発明はヌクレオチド1〜1256
まで図2に実質的に示すヌクレオチド配列を供する。更
に本発明はこれらのいずれかの遺伝子を含むベクターお
よびこのベクターで形質転換した宿主生物体を供する。
適当な宿主生物体にはバクテリア(例えば大腸菌)、酵
母(例えばサッカロミセス・セレビジエ)および組織培
養の哺乳動物細胞である。
【0020】ヒトCGRPの生産は選択的仲介組織、m
RNAプロセッシングによる組織である(エドブルッ
ク,エム.アール等、ネイチャー(Nature)(1
9849−提起)。髄質甲状腺癌腫や肺癌にみられるよ
うなある細胞では、ヒトCGRPは各種レベルで産生さ
れる。したがって、ヒトCGRPの存在は異常組織の診
断となり得る。更に本発明はヒトGCRP遺伝子発現と
異常遺伝子組織の試験に使用する診断薬(抗体と遺伝子
プローブを含む)を供する。
【0021】本発明の第11の特長として、本発明は構
造Iのペプチド、又は抗原性決定子を含むその一部(検
出可能なラベルを有する)を供する。このラベルは酵
素、発色団、発螢光団又は化学ルミネセンス群でよい。
しかし、最も望ましいのは放射性同位元素で、例えばペ
プチドのアミノ酸配列の5位のヒスチジンアミノ酸残基
に結合する125Iである。ラベルしたペプチドは構造
Iのペプチド又は125Iで任意にラベルしたチロシン
アミノ酸残基を含むその一部を含むのがよい。ペプチド
部分はアミノ酸25〜37(アミド化フェニルアラニ
ン)又はアミノ酸1〜8が望ましい。
【0022】本発明の第12の特長として、構造Iのペ
プチドの抗原性決定子に特異性を有する抗体を供するこ
とである。この抗体はポリクローナルでもモノクローナ
ル抗体でもよい。抗体は検出可能なラベルで標識するこ
とができる。本発明の第11と第12の特長の試剤は、
イムノアッセイ、望ましくはラジオイムノアッセイのも
の、試料中構造Iのペプチド、又は組織部分の免疫細胞
化学限定のものでよい。
【0023】PAF−37をコードするmRNA又はそ
のmRNAを含むヌクレオチド配列について試験するこ
とも可能である。したがって、本発明の第11の特長と
して、図2に示した1〜1256のヌクレオチド配列か
ら選んだ15種以上のヌクレオチド配列を有するDNA
ハイブリッドプローブを供することである。プローブは
固体相に固定化することもでき、あるいは検出可能なラ
ベルで標識することもできる。このようなプローブはD
NAやRNAのブロッティング技術により遺伝子組織や
遺伝子発現を試験し、あるいは遺伝子を発現する組織部
分の正常在位(insitu)のハイブリッド細胞によ
り確認するのに使うことができる。
【0024】本発明の第13の特長の望ましいプローブ
は、図2に示した1〜725のヌクレオチド配列から選
んだ配列を有する。この望ましい型のプローブはヒトカ
ルシトニン遺伝子組織又は発現とは反対に、ヒトCGR
Pを試験するのに使うことができる。特に、このプロー
ブはヒトCGRP mRNAおよびヒトCGRP構造遺
伝子にハイブリットする。本発明の第13の特長の別の
望ましいプローブは図2に示した726〜1256のヌ
クレオチド配列から選んだ配列から成る。この望ましい
型のプローブはヒトカルシトニンCGRP遺伝子の生物
体を試験するのに使うことができる。特に、このプロー
ブはヒトCGRP構造遺伝子のイントロン領域にハイブ
リッドする。
【0025】次の図面を参照しながら、本発明を次の記
述により説明する。図1は組換えプラスミドphTB
3、phTB6およびphTB58にてクローンした重
複cDNA配列の概略図である。図2は組換えプラスミ
ドphTB3、phTB6およびphTB58から誘導
した完全なヌクレオチド配列である。図3はプラスミド
pCT201、pCT202、pCT203およびpC
AT−CGRPの構造の概略図である。図4はベクター
pCAT−CGRPで形質転換した大腸菌HB101の
抽出物におけるクロラムフェニコールアセチルトランス
フェラーゼ(CAT)とヒトCGRPの融合タン白質の
存在を示すポリアクリルアミドゲルである。
【0026】図5はpCAT−CGRPで形質転換した
大腸菌HB101のタン白質抽出物におけるヒトCGR
P抗原性決定子の存在を示すラジオイムノアッセイの結
果を証明するグラフである。図6はラットにおける心搏
度数および平均動脈圧の薬物感応曲線を示す(●=食塩
水、○=ヒトCGRP、△=ラットCGRP、□=ヒト
CGRP+プロプラノロール、■=ヒトCGRP+メピ
ラミン+シメチジン)。図7はラットに静脈注射したP
DA−4(およびヒトCGRP)の心搏度数と平均動脈
圧に及ぼす影響を証明するタコグラフトレースである。
図8はモルモットの心搏度数と力の薬物感応曲線を示
す。
【0027】図9は髄質甲状腺癌組織、髄質甲状腺癌腫
患者の血漿の抽出液におけるヒトCGRPの存在および
肺癌セルラインによるCGRPの産生を示すラジオイム
ノアッセイ結果を証明するグラフである。図10は髄質
甲状腺癌腫および肺癌腫セルラインにおけるカルシトニ
ンとヒトCGRP RNAの各種発現を証明するRNA
ブロットを示す。図11はヒト胎盤組織のDNAを髄質
甲状腺癌腫組織又は単一患者のリンパ球のDNAを比較
した時、ヒトCGRP遺伝子と相同遺伝子の各種生物体
を証明するDNAブロットを示す。
【0028】係属中のヨーロッパ特許出願第EP−A1
−0070675号には、ヒト髄質甲状腺癌組織から単
離した全細胞ポリ(A)−含有RNAを使うcDNAラ
イブラリィーの構成(アリスン.ジェイ等、バイオケミ
ストリイ ジャーナル(Biochem J.)(19
81)199 725〜731参照)およびこのライブ
ラリイー、phT−B3およびphT−B6から単離し
た2つのプラスミド内でクローンしたヒトカルシトニン
mRNAの大部分のヌクレオチド配列分析(クレイグ、
アール・ケイ等、ネイチャー(Nature)(198
2)295、345〜347参照)が記載されている。
この研究中、約1600bpの挿入cDNA断片を含有
する1つの組換えプラスミドphT−B58が予備スク
リーニングを介して同定されたが、それ以上の分析はさ
れなかった。
【0029】非常に大分子なのでカルシトニンmRNA
を示すとは思われなかったからである。このプラスミド
に挿入されたcDNAの続く制限酵素分析(図1参照)
によれば、phTB3に共通の位置を示し、更にphT
−B58内でクローンしたcDNAは予め確立された配
列から下流の配列を示し、ヒトカルシトニンmRNAの
完全な3′未翻訳領域を示すことを指摘した。図1は、
配列特異性ハイブリットプローブとして使われる配列の
領域を分離する制限部位およびカルシトニン、CGRP
および共通のアミノ末端ペプチドの相対位置を示す。垂
直の破線はcDNAとプラスミド配列を分離するPst
I部位を示す。phT−B58に挿入された全cDNA
配列のヌクレオチド配列分析は既述した方法(クレイグ
・アール・ケイ,ホール・エル,エドブルック・エム・
アール,アリスン・ジェイおよびマッキンタイア・アイ
(1982)、ネイチャー(Nature)295,3
45〜347)−図2参照を使って行なった。数値はヒ
トとラットカルシトニンおよびCGRA RNA転写の
公知ヌクレオチド配列と相同を最大化するのに導入され
たギャップとを比較する。ヒトヌクレオチド配列の直ぐ
上の数はphT B58にクローンしたポリ(A)テイ
ルからのヌクレオチドの相対数を示す。ヒトタン白質配
列上の数はカルシトニン又はCGRPに対するアミノ酸
の位置を意味する。ヒト配列に対するラット内に存する
別の又は新たなアミノ酸又はヌクレオチドは問題のコド
ンの直ぐ下に示されている。潜在的ポリアデニール化記
号は下線が付されている。矢印(↑)は成熟カルシトニ
ンmRNAの3′末端を意味し、(▲)印はヒトゲノム
配列における付加イントロンの可能な位置を指す。破線
はラットカルシトニン遺伝子のないヒト配列の領域を示
す。挿入されたcDNA配列は1615bpを含み、
3′末端のポリ(A)残基の域で終る。これらのうち、
5′末端から最初の356bpは上記したものと同じ
で、カタカルシンをコードするヒトカルシトニンmRN
Aの一部およびAATAAAボックスと成熟カルシトニ
ンmRNAにおけるポリ(A)テイルに先立つように示
した12ヌクレオチドを含む3′未翻訳領域の全体を示
した。残りの配列の分析は53アミノ酸、続いて末端コ
ドンをコードする単一開放読み取り枠を含むことを示し
た。
【0030】これはスプライス接合受容体部位(C)n
NAG/G(マウント・エス・エム,ヌクレイックアシ
ッドリサーチ(Nucleic Acid Res.)
(1982)10 450〜463)により5′側の直
前にあり、「イントロン」−様配列の645ヌクレオチ
ドは3つのアデノシン残基により公知のカルシトニンm
RNA配列から分離した。しかし、認識可能なドナ−ス
プライス接合はイントロン−様配列とヒトカルシトニン
mRNAに存在することが知られている配列の間には存
在しなかった。新規の開放読み取り枠は2つのポリアデ
ニール記号を含む451ヌクレオチドの域に続き、最初
の(AATAA)は末端コドンの下流の26塩基および
第2の(AAAATTAAAAA)は末端ポリ(A)域
前の18ヌクレオチドに位置した。コード配列は対の塩
基性アミノ酸(−1,−2)、更には5つのアミノ酸
(−3〜−7)によりアミノ末端およびグリシン残基
(+1)、4つの塩基性アミノ酸(+2〜+5)および
テトラペプチド(+6〜+9)によるカルボキシル末端
の側面にあるヒトCGRP(37個のアミノ酸のペプチ
ド)を含んだ。グリシンの存在はアミド化カルボキシル
末端フェニルアラニンの生体内要件を反映し(ブラドベ
リー・エイ・エフ等、ネイチャー(Nature)(1
982)298,686〜688)、アミド化ヒトCG
RPについて3786の計算Mrとなった。予言したヒ
トアノ酸配列とラットのそれとを比較(アマラ等、ネイ
チャー(Nature)(1982)298,240〜
244)した結果、配列保存を示し、7つのアミノ酸は
53のアミノ酸から変化し、4つはヒトCGRP(アラ
ニン1、アスパラギン酸3、アスパラギン25、リジン
35)内にあり、残りの3つ(−7,−6,−5)は5
アミノ酸アミノ末端リーダー配列にある。後者のうち、
最初のアミノ酸(アルギニン−7)について、本発明者
はスプライス接合の位置に基づいてかつラットカルシト
ニン遺伝子との相同により指定した。有意な配列保存は
コード領域内のヌクレオチドレベルで明らかであるが、
ヒト配列と利用できるラットCGRP mRNA配列と
の比較により3′非コード領域で顕著に減ずる。ヒトC
GRPアミノ酸配列と他のタン白質配列とを比較(ウィ
ルバー・エヌ・ジェイ等、PNAS(1983)80
726〜730)して、カルシトニンを含めて他の公知
のペプチドを有する有意な相同はないことを示した(ラ
ットのCGRPを除く)。精々、9つの匹敵するアミノ
酸がサケカルシトニンを有するヒトCGRPの整列によ
り同定された。
【0031】phT−B3とphT−B58から単離し
たcDNA断片を使って、本発明者はphT−B58に
クローンしたcDNAが部分的にプロセッシングしたポ
リアデニール化RNA転写を示すことを制限ヒトゲノム
DNAのサザン法により確立した。ヌクレオチド配列分
析により同定した「イントロン」に加えて、1つのイン
トロンをCGRPコード配列の3′側にマップし、他は
ラットのカルシトニン遺伝子のものに酷似するゲノム構
成(genomic organisation)を示
唆するカルシトニンコード配列の5′側にマップした
(ローゼンフェルト・エム・ジー、マーモッド・ジェイ
・ジェイ、アマラ・エス・ジー、スツンソン・エル・ダ
ブリュー、ソーチエンコ・ピー・イー、リビエール・ジ
ェイ、ベール・ダブリュー・ダブリューおよびエバンス
・アール・エム(1983)、ネイチャー(Natur
e)、304、129〜135)。しかし、カルシトニ
ンエクソンとCGRPコード配列を分ける「イントロ
ン」様配列は実際ゲノム構成を示し、phT−B58か
ら単離したカルシトニン、イントロンおよびCGRP配
列を含む1125bp Sph I/PvuII DNA
断片(図1参照)は、「イントロン」特異性ハイブリッ
ドプローブに対するハイブリッドにより決定した様に、
Sph I/PvuIIで制限したヒト胎盤DNAのサザ
ン法分析後の同一サイズのゲノム断片で電気泳動する。
【0032】組換えDNA技術によるヒトCGRPの産
組換えDNA技術によりヒトCGRPを産生するため
に、クロラムフェニコールアセチルトランフェラーゼタ
ン白質(CAT)と所望の中間ペプチドの活性部分から
成る融合タン白質を産生し得るベクターを作った。(こ
のベクターは係属中の国際特許出願PCT/GB84/
00179号、英国特許出願第8413301号、19
84年5月24日出願に開示されている)。プラスミド
は、クロラムフェニコール弱耐性R100 R−プラス
ミド突然変位体のDNAをPst1消化し、続いて単一
Pst1断片をプラスミドpBR322のPst1部位
に連結して単離した(イイダ等(1982)EMBO
J.、755〜759)。プラスミド,pBR32
2:Cn104を得、欠失により除いたカルボキシ末端
の最後の7つのアミノ酸残基を有したCATI 酵素をコ
ードする。この除去は挿入エレメントIS1を含む自然
発生的生体内変異によった。しかし、生成したDNA分
子はCATI 構造遺伝子の終りに末端コドンを有しな
い。したがって、リボソームはタン白質に翻訳し、相末
端コドンに適合するまで、RNAはIS1 DNAから
転写した。正味の結果は自然の酵素より長いCATI
ン白質19のアミノ酸残基であり、最後の26個のアミ
ノ酸残基はIS1 DNA配列により向けられる。この
構造遺伝子も所望の融合タン白質を創製するのに有用な
適当な制限部位を欠くから、一連のDNA操作を行なっ
た。
【0033】上記の変位CATI 遺伝子を含有するPs
t1制限断片をプラスミドpBR322:Cn104か
ら単離し、プラスミドpAT153の脱リン酸化Pst
1部位に結合させた。この方向では、CATI とβ−ラ
クタマーゼプロモーター双方は同一方向で転写するか
ら、プラスミドpAT/Cn104b(図3)を選ん
だ。このクローニング手法はユニークなTth ll1
I制限部位を有するプラスミドを主として構成すること
であった。この切断部位CATI 構造遺伝子の末端に結
合したIS1 DNAから誘導され、上記の26個のア
ミノ酸残基エクステンションの19個アミノ酸コドンに
ある。
【0034】プラスミドpAT/Cn104bはTth
ll1 Iで直線化され、BAL31エクソヌクレアー
ゼで消化した。一連の時点の試料を取り出し、過剰のE
DTAを使って反応をとめた。BAL31消化により生
じたどの非平滑末端もDNAポリメラーゼIのクレノウ
断片を使って充たした。ついでこれらのプラスミドDN
A分子を子牛の腸内ホスファヌーゼを使って脱リン酸化
した。次に、配列5′−TCA GATCTGGAGC
TCCAGATCTGA−3′を有するキナーゼ処理し
たリンカー、R140を各プラスミド時点試料(Pla
smid time point sample)に連
結した。連結後、プラスミドDNAをSstI制限エン
ドヌクレアーゼで消化し、再連結して、唯一のリンカー
を各プラスミドに存在させた。
【0035】これら一組のDNA分子を大腸菌DH1に
形質転換させ、融合ベクタープラスミドを20μg/ml
クロラムフェニコール含有のL−寒天に顕著に生育する
ことを根拠に選択した。小規模のプラスミド調整物を作
った。単一のSst1制限部位(リンカーDNAから誘
導)を有しかつ同時にEcoRIとBglIIで消化した
時に比較的小さいDNA断片を生じた多くのプラスミド
を単離した。DNA配列分析により、プラスミドpAB
7、pAB8およびpAB19では、リンカーDNAは
各3つの読みとり枠のCATI 構造遺伝子の3′末端に
付着したことが分かった。
【0036】プラスミドpAB7、pAB8およびpA
B19を各々制限酵素SstIで消化させ、Slエクソ
ヌクレアーゼでインキュベーションした。フェノール/
クロロホルム抽出及びエタノール沈澱後、これらの平滑
末端プラスミド分子をTaqIで消化させ、約750塩
基対のDNA断片を単離した。これらの断片は3つの読
みとり枠中BglII部位をもつ完全CAT融合構造遺伝
子を含むが、CTAIプロモーターを欠く。
【0037】ついでこれらのCATI 遺伝子をプラスミ
ドpCT54のtrpプロモーターの調整下においた
(エムテージ等、プロシーディング・ナショナル・アカ
デミー・サイエンス、ユーエスエイ(Pro.Nat
l.Acad.Sci.USA)80,3671〜36
75、1983)。このプラスミドは転写ターミネータ
ー配列を有する利点があるから、高レベルの発現はこの
配列の上流およびtrpプロモーターの下流でクローン
した遺伝子に限定される。プラスミドpCT54はEc
oRIで消化し、5′粘着末端はDNAポリメラーゼI
のクレノウ断片を使って充たした。この分子を酵素Cl
a1で制限し、続いて脱リン酸化して、上に単離したC
ATI 融合ベクター遺伝子カートリッジを受容する分子
を得た。この分子を3倍モルの各CATI 遺伝子カート
リッジで連結し、続いて大腸菌HB101を形質転換し
て、クロラムフェニコール耐性融合ベクタープラスミド
pCT201、pCT202およびpCT203(図
3)を得た。(これらの3つの場合、操作によりpCT
54のEcoRI部位を再形成した)。
【0038】プラスミドベクターpCT203をHin
dIII で切断した。これにより、HindIII 粘着末端
を有するプラスミドDNAを得、ついでDNAポリメラ
ーゼで平滑にした。ついで生成したプラスミドDNAを
更にBglIIで切断し、BglII粘着末端と平滑末端を
有するDNA分子を得た。生成したDNAプラスミドp
hT−B58のBglII−PvuII断片と連結し(図1
と3参照)、プラスミド環状分子を得た。これらのプラ
スミド分子を大腸菌HB101細胞に形質転換させ、大
腸菌HB101/pCAT−CGRP形質転換体はアン
ピシリン(100μg/ml)含有培地に生育させて選択
した。培養により、大腸菌HB101/pCAT−CG
RP細胞は、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動と
コマツシイブルー染色(Commassie blue
staining)(図4a)により、又は1分間35
Sメチオニンで細胞をパルスした後、SDSポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動続いてオートラジオグラフィ(図
4b)により判断して、予期した大きさを有する融合タ
ン白質を産生した(エムテージ・ジェイ・エス等、PN
AS(1983)80,3671〜3675)。
【0039】pCAT−CGRP構成では、CATタン
白質単独と比較して、新規タン白質が得られる−図4
(a) ,4(b) 、レーン1,2)−図4(a) ,4(b) ,レー
ン3参照。レーンMは分子量マーカータン白質とそれぞ
れの分子量を示す。産生した融合タン白質がCGRPタ
ン白質配列を含む証拠は、HB101/pCAT−CG
RP細胞抽出物のラジオイムノアッセイにより測定し
た。500ml培養細胞をとり、リゾチーム/デオキシコ
ール酸ナトリウム混合物(5ml)で溶解させ、DNアー
ゼで5℃/30分間処理した(エムテージ・ジェイ・エ
ス等、PNAS(1983),80,3671〜367
5)。等容量の0.1Mトリス塩酸pH8.0,0.1m
M EDTA,5%(v/v)グリコールを加え、ヒト
CGRP配列の存在は抽出物にて測定した。ラジオイム
ノアッセイは0.05Mリン酸バッファーpH7.4中最
終容量400μlで行なった(ガージス・エス・アイ
等、ジャーナル・エンドクリノロジー(J.Endoc
rinol.)78,372〜382)。Tyr−(C
GRPアミノ酸25−37)−アミドに対し、公知技術
を使って、抗血清をウサギで作り、125I Tyr−
(CGRPアミノ酸25−37)−アミドトレーサーに
対して、ヒナオボアルブミンに抱合させた(レイチリン
・エム、1980、メソッド・エンザイモロジー(Me
th.Enzymol.)70,159〜165)。ト
レーサーはハンターとグリーンウッドのクロラミンT法
を使って沃素化した。図5から分ることは、HB101
/pCAT−CGRPタン白抽出物はヒトCGRPスタ
ンダード(化学合成した)のものに類似の置換曲線によ
り1:10000血清稀釈を使ってトレーサー(500
0cpm)を置換した。トリプシン(0.5mg/ml)で
一晩37℃で予め消化し、続いてトラシロールでトリプ
シンを不活性化したタン白抽出物を使って置換はみられ
なかった。ヤギ抗ウサギ血清を使って、ウサギ1gGを
定量的に沈澱させ、キャリアーとして予備−免疫ウサギ
血清1μlを添加後125I トレーサーを結合させ(ク
レイグ・アール・ケイ等、1976,バイオケミストリ
ー・ジャーナル(Biochem.J.)160,57
〜74)、そして沈澱125I をγ−カウントにより定
量した。これはHB101/pCAT−CGRPにより
ヒトCGRPペプチド配列の産生を証明する。
【0040】pCAT−CGRPプラスミドの構成はS
cal消化によりチェックした。これは予期した量によ
り、pCT203から得た相当するバンドより大きいD
NAバンドをゲル上に得た。プラスミドの構成はHae
II消化によってもチェックした。phT−B58由来の
BglII−PvuII cDNA断片はpCT203に存
しないHaeII部位を含み、ゲルは予期した大きさのc
DNAバンドを示した。pCAT−CGRPにより産生
した融合タン白質はカルボキシル末端とアミノ末端に付
加的アミノ酸残基を有するCGRPのアミノ酸配列から
成る(図1)。アミノ末端はCGRPの直前に配列Ly
s−Argを含む。これはクロストリパイン切断部位を
供するが、CGRP内の潜在的クロストパイン部位から
みて、考慮されねばならない。他のユニークな切断部位
を使用することができる。
【0041】化学的合成によるヒトCGRPの産生 そのアミド形の断片又はその類似体のヒトCGRPおよ
びPDA−4はセロテック社244−250バスロー
ド、スロー、バークシャー、エスエルアイ、407英国
により、又はペニンスラ・ラボラトリー社、61テイラ
ー・ウェイ、ベルモント、カリホルニア94002米国
により合成された。ペプチド合成の標準技術を使用する
ことができ、例えばメリフィールド固体相ペプチド合成
又は所謂FMOC操作(「固体相ペプチド合成−再評価
(Solid Phase Peptide Synt
hesis−A Reassessment)」アール
・シー・シェパード−モンキュラー・エンドクリノロジ
ー版、マッキンタイヤとゼルケ、エンゼビアー(197
7)43〜56;イー・アサートン等、ジェー・シー・
エス・ケム・コム(J.C.S.Chem.Com
m.)(1981)1151〜1152;およびジー・
バラニーとアール・ビー・メリフィールド、ザ・ペプチ
ド(The Peptides)、イー・グロスとジェ
イ・ジェイエンホウファー、アカデミプレス、ニューヨ
ーク(1980)3参照)。
【0042】ヒトCGRPの心血管作用 phT−B58のヌクレオチド配列分析により予期され
たアミノ酸配列を使って、アミド化ヒトCGRPを化学
的に合成しついでイオン・逆相クロマトグラフィの併用
により生成した。最終ヒトCGRP調製物は質量分析で
判断して純粋であり、単一イオンが観察された(Mr3
786)。本発明者はこの調製物の心血管効果を類似純
度の合成ラットCGRP調製物と比較した。
【0043】スプレイグ−ドウリイラット(285〜3
15g)4〜6匹の雄群はペントバルビトン(60mgkg
-1、腹腔内)で麻酔した。気管、左頸動脈および左頸静
脈にカニューレを挿入した。血圧はステイタム・P23
ID圧力トランスジューサーによりガラスポリグラフ
上の頸動脈から記録し、平均動脈圧はトレースから誘導
した。心搏度数は血圧シグナルにより誘導させたタコグ
ラフ(ガラスモデル7P4)により測定した。ヒトCG
RPは樹脂から粗製し、ついで精製するかまたは後者で
はペニンシュラ・ラボラトリーから精製形で得た。精製
ラットCGRPは同一起源のものであった。すべての合
成調製物は質量分析にかけ(M−スキャン社)、使用す
る前に構造と純度を確認した。ヒトCGRP、ラットC
GRP、プロパノール塩酸塩(シグマ)、マレイン酸メ
ピラミン(シグマ)、シメチジン塩酸塩(エス・ケイ&
エフ)、ヒスタミンジリン酸塩(シグマ)を0.9%w
/v食塩水に溶解した。すべての化合物はメピラミン
(エス・シー)を除いて静脈内に投与した。食塩水
(●)、ヒトCGRP(○)およびラットCGRP
(△)は2分間隔でラットに対し0.1ml容量で累積的
に投与した。
【0044】平均動脈圧力(MAP)のピーク落ちと2
分後の心搏度数(HR)を測定した。食塩水の投与はM
AP又はHRを変えず、ヒットCGRPとラットCGR
P双方はMAPの薬量依存性落ちとHRの増大を誘発し
た。ヒトCGRP5分前、プロプラノロール、3.4μ
モルkg-1(□)は心摶度数の増大を妨げなかった。メピ
ラミン(12.4μモルkg-1)とシメチジン(30分間
注入として59.5μモルkg-1)(■)はヒスタミンに
対する低血圧感応を有意に下げた(10-8〜10 -5モル
kg-1)が、ヒトCGRPの低血圧効果を有意に変えなか
った。実験期間中食塩水を7回注入しても、プロプラノ
ロール又はメピラミンとシメチジンの存在下MAP又は
HRを有意に変えなかった。
【0045】ペントバルビトンで麻酔したラットでは、
静脈内のヒトCGRPは血圧の急速な薬物関連下落をひ
き起こし、1分以内で最大となり、0.28nモルkg-1
の投与量で50%の血圧低下を示した。これは図5のラ
ットCGRP(0.23nモルkg-1)で得た結果とは有
意に異ならなかった(p0.05、t−テスト)。低血
圧は心搏度数の増大と少ないが有意な関係を示した。血
圧の低落はヒスタミンの放出を通じて塩基性ペプチドに
より間接的にひきおこされうる(ゴス・エイ(197
3)ヒスタミンと抗ヒスタミンにおいて(In His
tamine and antihistamine
s)(シャヒター・エム著)、第1巻、薬理と治療の百
科事典(Int.Encyclopedia of P
harmacology and Therapeut
ics,セクション74,25〜43ペルガモンプレ
ス、オックスフォード)しかつヒトCGRPは比較的塩
基性ペプチドであるから、本発明者はヒトCGRPを投
与する前に、ヒスタミンH1 −レセプター拮抗剤メピラ
ミンとヒスタミンH2 −レセプター拮抗剤シメチジンに
よる予備処理効果を試験した。拮抗剤はヒトCGRPに
対する低血圧感応(図6)又は関連の頻脈(データは示
してない)に対し有意な効果はなかった。増大した交感
神経ドライブを通じて、ラットCGRPは心搏度数を増
大しうることも示唆された(フィッシャー・エル・エ
イ、キツカワ・ディー・オー、リビエール・ジェイ・イ
ー、アマラ・エス・ジー、エバンス・アール・エム、ロ
ーゼンフェルド・エム・ジー、ベイル・ダブリュー・ダ
ブリュ&ブラウン・エム・アール(1983)、ネイチ
ャー(Nature)、305、534−536)。本
発明者は、α−アドレノセプター拮抗剤プロプラノロー
ル(2log単位により右側にイソプレナリン薬物−感
応曲線をシフトするに十分な量で)で予備処理した後、
ヒトCGRPの静脈内投与によりこの可能性を研究し
た。プロプラノロールより、基礎心搏度数は有意に減じ
たが、ヒトCGRPは頻脈をおこし続け、更に食塩水対
照処理(図6)と比較して、この効果の制限薬量は未変
化のままであった。これらの結果から、ヒトCGRPに
よりおこる血圧の低下と心搏度数の増大は、ヒスタミン
やセタコールアミンの放出により間接に仲介しない。ヒ
トCGRPに対する感応期間は単一薬投与により測定し
た。ヒトCGRP1nモルkg-1は動脈圧を125±7.
6mmHgから68.3±9.3mmHgに低下させ、血圧を5
0%まで回復するに要する時間は3.8±0.5分であ
った。
【0046】上記したフェノバルビトンで麻酔したラッ
トにおける静脈内POA−4の心血管作用の試験は小で
あるが、有意な効果を示した。図7から分るように、7
PDA−4はヒトCGRPより50〜100倍低い能力
を有した。したがって、1μg/キロヒトCGRPは平
均動脈圧において急な50mmHg低下と心搏度数の25〜
30bpm の増大となった。一方、10μg/キロPDA
−4は平均動脈圧の15〜20mmHgの低下と心搏度数の
15〜20bpm の増大の原因となった。PDA−4の作
用機構は試験しなかった。
【0047】生体内の血圧低下をおこす反射又はその他
の因子の影響の可能性を除くために、ヒトCGRPの心
臓作用も試験管内で研究した。ダンキン・ハートレイモ
ルモット雄(280〜400g)は頸部をひねって殺
し、除血した。心臓を取り出し、右心房を細断し、クレ
ブス溶液(mM):NaCl118,KCl4.7,Ca
Cl2 2.5,KH2 PO4 1.18,NaHCO3
5,MgSO4 1.18およびグルコース11.1に3
4℃、0.5gの張力で取りつけ、95:5 O2 :C
2 で泡立てた。ガラスFT03トランスジューサーに
より等測的に心房力と心房速度を測定し、ガラスポリグ
ラフに記録した。ヒト(●)又はラット(▲)CGRP
をランダムに単一投与した。予備実験では、CGRPに
対する2つの連続投薬−感応曲線は再現可能な結果を示
した。
【0048】30分間平衡したプロプラノロール(○)
(300nM)又はシメチジン(100μM )は同一実験
でそれぞれイソプレナリン(3−30nM)又はヒスタミ
ン(500nM)の効果を中和した。これらの拮抗剤はC
GRPによりひきおこされた増大した心房速度と心房力
を有意に減じなかった。拮抗剤単独は単離した心房の基
礎率(187±9b.分-1)又は力(264±34mg)
を有意に変えなかった。
【0049】モルモットの右心房調製物では、ヒトCG
RPは収縮時の率と力において濃度依存性増大を示した
(図8)。生体内で得た結果と一致して、プロプラノロ
ール又はヒスタミンH2 −レセプター拮抗剤シメチジン
のβ−アドレノセプター有効ブロック濃度はヒトCGR
Pに対する感応を変えなかった。興味のあることは、ラ
ットCGRPは心房力(atrial force)の
増大をおこす上でヒトCGRPと等能力であったが、増
大する心房速度では約10倍の能力があった(図8)。
ラットCGRPにより生ずる心房速度又は力の増加はプ
ロプラノロールによりブロックされなかった。したがっ
て、ラットとヒトCGRPは単離した心房に直接作用す
るようであり、その作用はカテコールアミンとヒスタミ
ン受容体機構に依存しない。
【0050】本発明者の研究で証明したことは、麻酔し
たラットにおけるヒトとラットCGRPの末梢心血管作
用は意識のある動物に末梢的に投与したラットCGRP
について報告した点を類似しているが、ラットCGRP
は本発明者の実験で麻酔により心血管の反射の多分鈍さ
により意図的な調製物において心搏度数が大幅に増大し
た(モリスン・ジェイ・エル、ウォーカー・エイチ・エ
イ&リチャードスン・エイ・ピー(1950)アーチ、
インター・ファーマコダイン)Arch.Int.Ph
armacodyn.)82,53−62)。拮抗剤に
よる研究では、CGRPの血管拡張作用はヒスタミン又
はカテコールアミンにより仲介されないことが証明され
ている。したがって、CGRPは新しいリセプター機構
により直接心血管系に作用し、他のメジエーターの放出
により作用しないことを証明している。同様に、プロプ
ラノロールやシメチジンにより影響されなかった単離心
房に対するCGRPの活性は血管系に加えて心組織にお
けるCGRPリセプター機構の概念を支持している。
【0051】生体内の血圧の低下および試験管内の心房
の収縮力を増大させた、ヒトとラットCGRPの類似能
力は、心房の収縮速度を上げた場合のそれらの各種能力
と対照的である。試験管内で得た結果では、ラットCG
RPは多分使われた異なる種又は麻酔薬の存在により、
生体内で明らかでなかった性質、望ましい変時性効果
(変力性と比較して)を有することを示唆している。本
発明者はPDA−4を静脈投与した時、同時の頻脈と共
に低血圧効果を有することを証明している。
【0052】診断用途 図2においてヒトCGRPで予期したアミノ酸配列を使
って、アミド化CGRPおよびチロシン化類似物;オボ
アルブミンに接合したTyr−(CGRP−アミノ酸2
5−37)−アミドに対してウサギに抗体を作った(レ
イチリン・エム(1980)、メソロド・エンザイム
(Method.Enzym.)70,159−16
5)。125I Tyr−(CGRP−アミノ酸25−3
7)−アミドを結合する能力により測定して、両方共抗
原性を証明した。本発明者は、上記した様に、1:12
500の血清稀釈と400μl試験における1800cp
m 125I −Tyr−(CGRP−アミノ酸25−3
7)−アミドトレーサーを使って、イング(Ing)C
GRP/管に感受性のラジオイムノアッセイを行なうた
めに、Tyr−(CGRP−アミノ酸25−37)−ア
ミドに対する抗体を使用した。この試験(図9)を使っ
て、この抗体はヒトカルシトニン、チロシン化PDA−
4、カタカルシン、Tyr−CGRP−(アミノ酸1−
8)又はサケカルシトシンとは交差反応しないが、抗体
はラットCGRPにおける抗原決定子を認識しかつヒト
CGRPの増加量で滴定した時、予期した置換曲線を示
すことを本発明者は証明している。この試験を使って、
ヒト髄質甲状腺癌組織からの抽出物(ベネット・エイチ
・ピー等、1978、バイオケミストリイ・ジャーナル
(Biochem.J.)175,1139−114
1)およびヒト小細胞癌セルライン(DMS153)か
ら誘導した組織培養媒質および低レベルのカルシトニン
を生成することが分っている剖検による肝転移(肺初
期)から誘導したセルライン(ペッテンジル等(198
0)キャンサー(Cancer)45,906−91
8)において本発明者はヒトCGRPの存在を同定し
た。組織培養媒質単独では抗血清と反応せず、DMS5
3細胞から取り出した媒質、高レベルのカルシトニンを
産生することが知られている小細胞癌セルライン(ソレ
ンソン等、1981、キャンサー(Cancer)
,1289−1296)はほんのわずかのヒトCGR
Pを有した。平衡置換曲線はMCT抽出物とDMS15
3媒質について観察された。正常なヒト血漿は試験の範
囲内で検出可能量のCGRPを含まず、何人かのMCT
患者の血漿は測定可能量を含有した。
【0053】本発明者は、パーオキシダーゼ−抗パーオ
キシダーゼ法(スタンバーガー・エル・エイ、197
9、免疫細胞化学(Immunocytochemis
try)第2版、ジェイ・ワイリイ&サン、N.Y.)
による免疫染色を使って、ヒト髄質甲状腺癌組織を包埋
したパラフィンワックス中ライトレベルで免疫細胞化学
法によりヒトCGRP産生細胞をおき、ヒト腫瘍病理学
の分類上これらの抗体の診断上の応用を立証した。全ポ
リ(A)含有RNAを2つの異なる髄質甲状腺癌腫とD
MS53と153セルラインから単離した(アリスン
等、(1981)バイオケム・ジャーナル(Bioch
em.J.)199,725−731およびホール等、
1979、ネイチャー(Nature)277,54−
56)。カルシトニン、CGRPおよびイントロン特異
性転写(図1参照)の分布は、1.1%(w/v)アガ
ロースゲルで電気泳動にかけ、続いてバイオデイン(B
iodyne)膜に移して分離を含むRNAブロッティ
ングにより研究した(テイラー・ジェイ・ビー等、19
84、バイオケム・ジャーナル(Biochem.
J.)219,223−231)。別の実験では、Bg
lII/Pst132p−ラベルカルシトニン特異性cD
NA断片(Sp.Ac.3.2×108 cpm /μg)、
BglII/PstI CGRP特異性cDNA断片(S
p.Ac.7.9×108 cpm /μg)およびBglII
/BglII“イントロン”特異性cDNA断片(Sp.
Ac.2.8×108 cpm /μg)を使ってこの膜をプ
ローブした−図1参照。フィルターを洗ってから、オー
トラジオグラフィにかけた。この結果はRIAデータと
一致し、カルシトニンとCGRP mRNA種がセルラ
インと腫瘍中各種レベルで発現されかつカルシトニンと
CGRP mRNAは多分各種プロセッシング経路によ
り通常の写しからプロセッシングされたことを立証した
(図10)。また、イントロン特異性配列は成熟したプ
ロセスカルシトニン又はCGRP mRNA種に存在し
なかった。
【0054】正常の胎盤DNAおよび患者のMTC組織
DNAと血液リンパ球DNAを制限エンドヌクレアーゼ
で消化した後(図11)、ヒトCGRP遺伝子配列のゲ
ノム生物体の研究も遺伝子構成(gene organ
isation)の差を生んだ。したがって、各DNA
試料20μgをBamHIで制限し、断片を1%(w/
v)アガロースゲルで電気泳動して大きさ別に分け、遺
伝子スクリーンプラス膜(NEN)にブロットし、つい
で108 cpm /μgの比活性にラベルしたBgl II/
PstI CGRP特異性cDNAプローブを使ってプ
ローブした。ハイブリッド化は50mmトリス−HCl
pH7.5中50%(v/v)ホルムアミド、1%(w/
v)SDS、10%(w/v)デキストランサルフェー
ト中一晩行なった。フィルターは順次2×SSC/RT
P、2×SSC、1%(w/v)SDS、65℃/30
分、および0.1×SSC、65℃/15分で洗い、つ
いで48時間オートラジオグラフにかけた。これはすべ
てのDNA試料においてハイブリッドの単一主バンド
(2.8Kb)とマイナーバンド(2.6Kb)を証明した
(図11)が、胎盤DNAでは付加マイナーバンド
(3.0Kb)であった。したがって、CGRP特異性c
DNAプローブを使って、本発明者は遺伝子再配列を確
認した。この場合遺伝子は相同であるとは反対に、プロ
ーブとの相同を示す。このような知見は腫瘍組織の遺伝
子再配列の研究において配列特異性プローブの診断上の
価値を示すものである。この場合、髄質甲状腺癌の一族
に特有な形の結合制限酵素多形性を研究するためにCG
RP遺伝子プローブを使用する可能性を示すものであ
る。
【0055】概 要 分子レベルでヒトカルシトニン遺伝子発現に関する本発
明、および合成ヒトCGRPの心血管活性の研究はモデ
ル系としてラットカルシトニン遺伝子を使う他人による
研究を確認しかつ拡げるものである(アマラ・エス・ジ
ー、ジョナス・ヴィー、ローゼンフェルド・エム・ジ
ー、オング・イー・エス&エバンス・アール・エム(1
982)、ネイチャー(Nature)、298,24
0−244)(ローゼンフェルド・エム・ジー、マーモ
ッド・ジェイ・ジェイ、アマラ・エス・ジー、スワンソ
ン・エル・ダブリュー、ソウチエンコ・ピー・イー、リ
ビエール・ジェイ、ベール・ダブリュー・ダブリュ&エ
バンス・アール・エム(1983)ネイチャー(Nat
ure),304,129−135)(フィッシャー・
エル・エイ、キツカワ・ディー・オー、リビエール・ジ
ェイ・イー、アマラ・エス・ジー、エバンス・アール・
エム、ローゼンフェルド・エム・ジー、ベール・ダブリ
ュー・ダブリュー&ブラウン・エム・アール(198
3)ネイチャー(Nature)、305,534−5
36)。本発明者はヒト甲状腺および肺癌におけるCG
RP mRNA配列とカルシトニンを同定した。
【0056】その知見はヒトCGRP又はその断片、肺
癌セルラインおよび髄質甲状腺癌組織と血漿のCGRP
に対する抗体を使って同定された。したがって、血漿C
GRPレベルの測定、現場でのハイブリッド又は免疫細
胞化学技術を使う歴史的組織試験、又はDNAやRNA
ブロッティングを使う遺伝子構造および発現の試験は髄
質甲状腺癌の管理上有用なものである(ヒル・シー・エ
ス、イバネツ・エム・エル、サマーン・エヌ・エイ、ア
ハーン・エム・ジェイ&クラーク・アール・エル(19
73)、メディシン(Medicine)、52,14
1−171)、また肺癌や異常なカルシトニン遺伝子発
現と関係があることが分っている病気、例えば骨粗鬆症
の管理上も有用である。
【0057】アミド化ヒトCGRPペプチドPDA−4
が心血管系に作用を有し、心臓収縮速度や力の増大をお
こし、かつ血圧低下効果を有するという本発明の知見は
高血圧の臨床管理においてこのペプチドの役割を示唆し
ている。CGRPの末梢作用はカテコールアミンβ−リ
セプターおよびヒスタミンリセプターに依存しないこと
を本発明は立証している。ペプチドによる低血圧感応の
急速な開始からみて、CGRPが他のメディエーターに
依存しない新しいリセプター機構を通じて心血管系に直
接作用しうるという見解と本発明の効果は一致する。
【図面の簡単な説明】
【図1】組換えプラスミドphTB3、phTB6およ
びphTB58にてクローンした重複cDNA配列の概
略図である。
【図2】組換えプラスミドphTB3、phTB6およ
びphTB58から誘導した完全なヌクレオチド配列で
ある。
【図3】プラスミドpCT201、pCT202、pC
T203およびpCAT−CGRPの構造の概略図であ
る。
【図4】ベクターpCAT−CGRPで形質転換した大
腸菌HB101の抽出物におけるクロラムフェニコール
アセチルトランスフェラーゼ(CAT)とヒトCGRP
の融合タン白質の存在を示すポリアクリルアミドゲルで
ある。
【図5】pCAT−CGRPで形質転換した大腸菌HB
−101のタン白質抽出物におけるヒトCGRP抗原性
決定子の存在を示すラジオイムノアッセイの結果を証明
するグラフである。
【図6】ラットにおける心搏度数および平均動脈圧の薬
物感応曲線を示す(●=食塩水、○=ヒトCGRP、△
=ラットCGRP、□=ヒトCGRP+プロプラノロー
ル、■=ヒトCGRP+メピラミン+シメチジン)。
【図7】ラットに静脈注射したPDA−4(およびヒト
CGRP)の心搏度数と平均動脈圧に及ぼす影響を証明
するタコグラフトレースである。
【図8】モルモットの心搏度数と力の薬物感応曲線を示
す。
【図9】髄質甲状腺癌組織、髄質甲状腺癌腫患者の血漿
の抽出液におけるヒトCGRPの存在および肺癌セルラ
インによるCGRPの産生を示すラジオイムノアッセイ
結果を証明するグラフである。
【図10】髄質甲状腺癌腫および肺癌腫セルラインにお
けるカルシトニンとヒトCGRPRNAの各種発現を証
明するRNAブロットを示す。
【図11】ヒト胎盤組織のDNAを髄質甲状腺癌腫組織
又は単一患者のリンパ球のDNAを比較した時、ヒトC
GRP遺伝子と相同遺伝子の各種生物体を証明するDN
Aブロットを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 39/395 N 9284−4C C07K 5/10 8318−4H 7/06 Z 8318−4H 7/08 7537−4H C12N 1/21 7236−4B 15/16 C12P 21/02 C 8214−4B C12Q 1/68 A 7823−4B G01N 33/50 P 7055−2J 33/531 8310−2J 33/58 7055−2J // A61K 37/30 8314−4C C07K 7/36 7306−4H (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:19) C07K 99:46 (72)発明者 エドブルツク,マーク ロバート イギリス国ダブリユ1ピー 7ピーエヌ, ロンドン,モーテイマー ストリート(番 地なし)ミドルセツクス ホスピタル メ デイカル スクール,ザ コートウルド インスチチユート オブ バイオケミスト リイ内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒトカルシトニン遺伝子関連ペプチド。
  2. 【請求項2】 構造: 【化1】 を有する請求項1記載のペプチド。
  3. 【請求項3】 少くとも下記の如きアミノ酸配列: 【化2】 (式中、R′は−H又はアミノ酸残基である)又は生体
    内あるいは試験管内でアミドに転換可能なペプチドを有
    する請求項1記載のペプチド。
  4. 【請求項4】 R′は−Glyである、請求項3記載の
    ペプチド。
  5. 【請求項5】 構造(I)を有するペプチドの製造法に
    おいて、請求項3記載のペプチドである中間ペプチドを
    コードする遺伝子を含むベクターで形質転換させた宿主
    生物体を培養して、中間ペプチドを得、ついでR′をア
    ミドに転換させることを特徴とする、上記方法。
  6. 【請求項6】 中間ペプチドは、形質転換された宿主生
    物体にて高レベルで産生された少なくとも一部のタン白
    質および請求項3記載のペプチドを含む融合タン白質で
    あり、この融合タン白質を分解して、請求項3記載のペ
    プチドを得る、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも下記のアミノ酸配列: 【化3】 を含む中間ペプチドをコードする遺伝子を含むベクター
    で形質転換した宿主真核生物体を培養して、中間ペプチ
    ドを得、この中間ペプチドを宿主生物体によりプロセッ
    シングし、ついでペプチドを単離することを特徴とす
    る、請求項5記載の上記方法。
  8. 【請求項8】 形質転換された宿主生物体にて産生しう
    る少なくとも一部のタン白質および請求項3記載のペプ
    チドを有し、このタン白質とペプチドは化学的又は酵素
    的選択分解しうる結合により連結されている、融合タン
    白質。
  9. 【請求項9】 結合は−Met−、−Glu−および−
    Lys−Arg−から選択される、請求項8記載の融合
    タン白質。
  10. 【請求項10】 次のアミノ酸配列: 【化4】 を有するテトラペプチド。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のテトラペプチドおよ
    び医薬的に許容しうる賦形剤を含む、医薬組成物。
  12. 【請求項12】 請求項1、2、3、8及び10のいず
    れか1項に記載のペプチドをコードする遺伝子。
  13. 【請求項13】 i) アミノ酸1〜37、 ii) アミノ酸−3〜−7、 iii) アミノ酸+6〜+9又は iv) アミノ酸−7〜+9 をコードする、図2の低部に記載の遺伝子である請求項
    12の遺伝子。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13記載の遺伝子を含
    むベクター。
  15. 【請求項15】 請求項14のベクターで形質転換され
    た宿主生物体。
  16. 【請求項16】 抗原性決定子を含む構造(I)のペプ
    チド又はその部分であり、そのペプチド又はその部分は
    それらに付着した検出可能なラベルを有する、上記ペプ
    チド。
  17. 【請求項17】 抗原性決定子を有する構造(I)のペ
    プチド又はその部分であり、ペプチド又はその部分は1
    25I で任意にラベルされたチロシンアミノ酸残基を含
    む、請求項16のペプチド。
  18. 【請求項18】 125I でTyrを任意にラベルし
    た、構造: 【化5】 を有する、請求項16記載のペプチド。
  19. 【請求項19】 125I でTyrを任意にラベルし
    た、構造: 【化6】 を有する、請求項16記載のペプチド。
  20. 【請求項20】 125I でチロシンを任意にラベルし
    た、チロシン化PDA−4である請求項16記載のペプ
    チド。
  21. 【請求項21】 構造(I)のペプチドの抗原性決定子
    に特異性を有する抗体。
  22. 【請求項22】 配列(IV)のペプチドの抗原性決定子
    に特異性を有する抗体。
  23. 【請求項23】 図2に示した1〜1256のヌクレオ
    チド配列から選んだ15以上のヌクレオチド配列を有す
    るDNAハイブリッドプローブ。
  24. 【請求項24】 図2に示した1〜725のヌクレオチ
    ド配列から選んだ配列を有する、請求項23記載のDN
    Aハイブリッドプローブ。
  25. 【請求項25】 図2に示した726〜1256のヌク
    レオチド配列から選んだ配列を有する、請求項23記載
    のDNAハイブリッドプローブ。
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