JPH11514207A - 組換えc140リセプター、そのアゴニストおよびアンタゴニスト、並びに該リセプターをコードする核酸 - Google Patents

組換えc140リセプター、そのアゴニストおよびアンタゴニスト、並びに該リセプターをコードする核酸

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JPH11514207A
JPH11514207A JP8523054A JP52305496A JPH11514207A JP H11514207 A JPH11514207 A JP H11514207A JP 8523054 A JP8523054 A JP 8523054A JP 52305496 A JP52305496 A JP 52305496A JP H11514207 A JPH11514207 A JP H11514207A
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サンデリン,ヨハン
スカーボロー,ロバート・エム
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シーオーアール・セラピューティックス・インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 C140細胞表面リセプターをコードする核酸分子をクローン化して配列決定した。C140リセプターDNAの利用可能性は、卵母細胞を含む細胞表面上に生成されうるC140リセプターの組換え生成を可能にする。該核酸分子は、C140リセプター活性に影響するリセプターアゴニストまたはアンタゴニストの何れかの物質を検出するためのアッセイに有用である。さらに、C140リセプター構造の解明によりそのようなアッセイにおいて有用なアゴニストおよびアンタゴニスト化合物のデザインが可能になる。C140リセプターの利用可能性は、C140リセプターのひとつまたはそれ以上の抗原性エピトープに特異的に免疫反応性である抗体の生成も可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 組換えC140リセプター、そのアゴニストおよびアンタゴニスト、 並びに該リセプターをコードする核酸技術分野 本発明は、G蛋白質と対のリセプタースーパーファミリーのメンバーである新 たに発見されたリセプターに関する。該リセプターは血管内の内皮細胞において 発現される。このリセプターへの作用の回避は、このファミリー内の他のリセプ ターを刺激するのに投与される薬剤の副作用を限定する本質的な要素である。本 発明は、リセプター蛋白質またはペプチドをコードする核酸配列にも関する。従来の技術 多くの治療用および予防用薬剤に対する動物の応答は細胞表面上に存在する該 リセプターを通して達成される。そのようなリセプターの一つのクラスはG蛋白 質と対のリセプターからなり、該リセプターの生理作用はG蛋白質と呼ばれる3 つのサブユニット蛋白質複合体により達成され、続くサブユニットの放出を伴っ てこの種のリセプターに結合し、即ち、移動しながら付加的な細胞内事象を設定 する。このサブクラスのリセプターは、とりわけ、アドレナリンリセプター、神 経ペプチドリセプター、トロンビンリセプターおよび本発明の対象物であるC1 40リセプターを含む。このクラスのリセプターは、細胞表面内にリセプターを とどめる7つの膜貫通領域の存在により特徴付けられる。 治療用物質のデザイナーにとって忘れやすい到達点は、副作用の不在下で所望 の応答をもたらすことである。したがって、特定のリセプター、例えばトロンビ ンリセプターを標的とするようにデザインされた薬剤はトロンビンリセプターに 特異的に反応して関連リセプターに作用を有さないべきである。本発明のC14 0リセプターは血圧の制御に関与し、そしてこのリセプターの不注意による刺激 またはブロッキングは予言し得ない、即ち不所望な結果を有するはずである。し たがって、例えばトロンビンリセプターを標的とするようにデザインされた治療 剤がC140リセプターと不所望な副作用の反応性を有するか否かを予め決定す ることが有用である。便利なアッセイ系においてC140リセプターの生産のた めの組換え材料を提供すること並びに該アッセイにおける使用のためのアゴニス トおよびアンタゴニストを提供することにより、本発明は、候補の薬剤中のC1 40リセプターとの副作用反応性の存在または不在のあらかじめの決定を可能に する。C140リセプターが外傷性および免疫性障害に関連したセリンプロテア ーゼ等の酵素に対して応答すると信じられているとおり、この副作用は通常反応 性不所望であろう。発明の開示 本発明は、不所望な副作用を及ぼす候補の薬剤の性質を決定するためのアッセ イ系に有用な方法および材料を提供する。C140リセプターの単離、組換え生 成、および特徴付けにより、このリセプターを基質として使用し且つアッセイに おける制御剤として該リセプターのアゴニストおよびアンタゴニストを用いるア ッセイのデザインが可能になる。 即ち、一つの側面において、本発明はC140リセプターの生成に関連した組 換え材料類に向けられる。これらは、例えば、表面上にC140リセプターを有 するように培養されうるトランスフェクト細胞を含み、即ち、天然C140リセ プターと物質の相互作用に関するアッセイ系を提供する。通常、これらのアッセ イ系に有用な宿主細胞の制限は、細胞が表面上にリセプターを発現し且つ細胞内 応答に対する介在物としてG蛋白質を含む適切な機構を有することである。(し かしながら、単に結合を評価するアッセイはG蛋白質を必要としない。)ほとん どの動物はこの要求を満たす。 他の側面において、本発明は、C140リセプター蛋白質の細胞外領域の活性 化形態を真似たC140リセプターアゴニスト類に向けられる。これらのアゴニ スト類は、アッセイ系の実用性を評価するための上記アッセイにおいて対照とし て有用である。さらに、C140リセプターのアゴニストはインビボにおいて低 血圧作用を示す。したがって、該アゴニスト類はそれら自体、抗高血圧症薬でも ある。 さらに他の側面において、本発明は、C140リセプターアンタゴニスト類に 向けられる。これらのアンタゴニスト類は、リセプターの活性化に必要な本質的 特徴を欠くC140リセプターアゴニストペプチドの修飾形態からなる。これら のアンタゴニスト類はリセプターに結合するが活性化はせず、そして、アゴニス トおよび天然リセプター結合リガンドによるリガンド活性化を阻害する。 アンタゴニスト類の第2の群は、リセプター蛋白質の特定部分に結合するよう にデザインされた抗体を含む。通常、これらは、C140リセプターのあらゆる 所望の領域に極めて特異的なモノクローナル抗体調製物である。本発明の抗体は 、リセプター蛋白質の免疫アッセイ、例えば組換え系における連続発現の評価に も有用である。 本発明の他の側面は、そのようなC140リセプターポリペプチドをコードす る核酸の提供、および造血または免疫応答制御における診断用途または潜在的治 療用途のための組換え細胞培養物中のポリペプチドの生成のための該核酸の使用 に関する。 さらに別の側面において、本発明は単離されたC140リセプターコード核酸 分子であって、標識されているかまたは未標識であり、C140リセプターをコ ードする核酸配列に相補的かまたはストリンジェントな条件下でハイブリダイズ する核酸配列を提供する。本発明の単離核酸分子は、C140リセプターではな い他の公知のG蛋白質と対のリセプター、例えばアドレナリンリセプター、神経 ペプチドリセプター、トロンビンリセプター等をコードする核酸配列または該配 列と相補的な核酸配列を除外する。 さらに、本発明は、複製可能なベクターであって該ベクターにより形質転換さ れた宿主により認識される制御配列に作用可能なように連結したC140リセプ ターコード核酸分子、該ベクターで形質転換された宿主細胞、およびC140リ セプターの生成をもたらすためのC140リセプターコード核酸分子の使用法で あって、形質転換された宿主細胞の培養物中で核酸分子を発現させて宿主細胞培 養物からC140リセプターを回収する工程からなる方法を提供する。上記核酸 配列は、C140リセプターコード核酸分子のためのハイブリダイゼーションア ッセイにも有用である。 さらなる態様において、本発明は、C140リセプターコード配列の転写に影 響するように該配列に十分近接して配向した転写変調要素をC140リセプター コード核酸配列を含む細胞のDNAに挿入し、任意に該転写変調要素およびC1 40リセプターコード核酸配列を含む細胞を培養する工程からなる、C140リ セプター生成方法を提供する。 さらなる態様において、本発明は、C140リセプターコード配列およびC1 40リセプターコード配列の転写に影響するように該配列に十分近接して配向し た外来転写変調要素をC140リセプターコード核酸配列を含む細胞、および宿 主細胞により認識される外来対照配列に作用可能なように連結したC140リセ プターコード核酸配列を含む宿主を提供する。 さらに提供されるのは、C140リセプターコード核酸分子の転写を上昇させ るかまたは低下させる細胞を得る方法であって、以下の工程: (a)該核酸分子を含む細胞を提供し、 (b)該細胞に転写変調要素を導入し、そして (c)該核酸分子の転写を上昇させるかまたは低下させるような細胞をスクリ ーニングすること からなる方法である。 他の側面において、本発明は候補の薬剤のアゴニストおよびアンタゴニスト活 性をスクリーンするために組換えC140リセプターを利用するアッセイ系に関 する。このアッセイは、治療剤がC140リセプターの活性化または阻害により 引き起こされる不所望な副作用を有するか否かを評価するのに特に有用である。 幾つかの場合、このリセプター系におけるアゴニスト活性は治療用途を有するか もしれない。これらアッセイ系の幾つかは陽性対照としてのアゴニストペプチド の使用を含む。該アッセイを用いてアゴニスト作用を阻害するアンタゴニストの スクリーンもできる。 本発明の他の側面は、リセプターが活性化された場合の、流体、例えば血液ま たは尿中のC140リセプターから分割されたペプチドの検出によるC140リ セプターの特徴付けられる症状の診断に関する。本発明に含まれる他の診断方法 は、活性化リセプターに特異的な抗体をインサイチュで用いた活性化リセプター に対する造影剤の局所化によるリセプターの活性化形態の可視化である。 本発明のさらに他の側面は、C140リセプターをコードするDNAまたはR NA分子の翻訳の転写を干渉することによりC140リセプターの発現をブロッ クまたは変調するためのさまざまな技術の治療用、予防用および研究用用途に関 する。これは、細胞内においてC140リセプターの発現を阻害するかまたは制 御する方法であって、C140リセプターの発現を阻害または制御するのに十分 な量でC140リセプターをコードするDNAまたはC140リセプターの発現 を制御するDNAに対してアンチセンスであるかまたは3重鎖を形成するオリゴ ヌクレオチド分子を細胞に提供して、それにより発現を阻害または制御すること からなる方法を提供する。また、対象中のC140リセプターの発現を阻害また は制御する方法であって、対象においてC140リセプターの発現を阻害または 制御するのに十分な量でC140リセプターをコードするDNAまたはC140 リセプターの発現を制御するDNAに対してアンチセンスであるかまたは3重鎖 を形成するオリゴヌクレオチド分子を対象に投与して、それにより発現を阻害ま たは制御することからなる方法を提供する。上記方法におけるアンチセンス分子 または3重鎖形成分子は好ましくはDNAまたはRNAオリゴヌクレオチドであ る。 本発明の他の側面は、本発明のアゴニストおよびアンタゴニストを含む薬剤組 成物に向けられる。本発明のアゴニストは抗高血圧症薬であり、逆に、アンタゴ ニストは所望であれば血圧を上昇させうる。本発明の他の側面は、転写または翻 訳レベルにおいて細胞または対象中のC140リセプター発現を阻害または制御 するのに有用な薬剤組成物を含み、該組成物は上記のとおりC140リセプター コード核酸配列の一部に対応するアンチセンスまたは3重鎖形成分子を含む。図面の簡単な説明 図1A−1Bは、マウスのC140リセプターのDNAおよび推定アミノ酸配 列を示す。 図2A−2Bは、ヒトのC140リセプターのDNAおよび推定アミノ酸配列 を示す。 図3は、ヒトのC140リセプターおよびマウスのC140リセプターのアミ ノ酸配列の比較を示す。 図4は、推定されたアミノ酸配列に基づくC140リセプター活性化の提案さ れたモデルを示す。 図5は、マウスのC140リセプターとヒトのトロンビンリセプターのアミノ 酸配列の比較を示す。 図6は、さまざまあなマウス組織におけるC140リセプターコードmRNA の存在を検出するためのノーザンブロットの結果を示す。 図7は、C140アゴニストペプチドのインビボにおける低血圧作用を示す血 圧のトレースを示す。 図8a−8bは、C140リセプターアゴニストペプチドにより誘導されたラ ット大腿動脈中の血管拡張を示す。図8bは、内皮細胞の固定化血管除去の結果 を示す。 図9a−9cは、プラスミン、カリクレインまたはトリプシンによるカエル卵 母細胞により発現されたC140リセプターの活性化アッセイの結果を示す。図 9aはプラスミンの結果であり、図9bはカリクレインの結果であり、そして図 9cはトリプシンの結果を示す。 図10A−10Bは、マウスのC140リセプターをコードするcDNAクロ ーンのヌクレオチド配列および推定アミノ酸配列を示す。 図11A−11Bは、ヒトのC140リセプターをコードするcDNAクロー ンのヌクレオチド配列および推定アミノ酸配列を示す。 図12は、マウスC140リセプターのプローブを用いた切片化された新生マ ウスのインサイチュハイブリダイゼーションの結果を示す。 図13は、ヒトC140リセプタープローブにハイブリダイズさせたヒト細胞 系からの全RNAのノーザンブロットを示す。発明を実施するための様式 本発明により明らかにされるC140リセプターの特徴は図1A/1B−4に 要約される。図1A−1Bは、マウスリセプターをコードするクローンの全DN A配列、並びに推定アミノ酸配列を示す。本明細書において使用される「C14 0リセプター」なる用語は、実施例1に記載されるクローンC140中に含まれ るマウスリセプターに相当するあらゆる動物種中のリセプターを意味する。この リセプターのマウス型をコードする天然DNAを用いることにより、ヒトを含む 他の種中の対応リセプターが例示される通りに得られうる。図2A−2Bは、ヒ トリセプターの対応DNA配列および推定アミノ酸配列を示す。マウスリセプタ ーの完全アミノ酸配列は395アミノ酸からなり、27アミノ酸のシグナルペプ チドヲ含むが該ペプチドヲの分断により368アミノ酸のマウスリセプター蛋白 質がもたらされる。同様に、ヒトリセプターはおそらく29アミノ酸からなるシ グナルペプチドヲ配列を含む398アミノ酸に対応する解読枠によりコードされ ており、図2A−2Bに示されるとおり369アミノ酸の成熟リセプター蛋白質 をもたらす。 図3は、ヒトとマウスのアミノ酸配列の比較を示すが、示されるとおり、これ らの配列は高程度の相同性を示す。 図1A−1Bおよび図2A−2Bに示された配列の疎水性/親水性プロットが 示すことは、マウスC140リセプターが、その細胞への作用がG蛋白質により 介される7−膜貫通ドメインリセプターファミリーのメンバーであることである 。マウスC140リセプターはアスパラギン結合グリコシレーションのための幾 つかのコンセンサス部位を含む相対的に長い細胞外アミノ酸伸長を有する。それ は、第一膜貫通領域において保存されたアスパラギンを含み、第二膜貫通領域に おいてモチーフLeu−Ala−X−X−Aspを含み、第四膜貫通領域におい てTrpを含み、そして多数のセリンおよびスレオニン残基を含むカルボキシル 末端テイルを含む。インサイチュリセプターの提案されたモデルを図4に示す。 図5を参照すると、トロンビンリセプターとの類似性が容易に見て取れる。図 5はマウスC140とトロンビンリセプターのアミノ酸配列を比較する。トロン ビンリセプターは41および42位におけるArg−Ser結合の蛋白質分解酵 素による分断により活性化され、新たに形成されたアミノ末端を通してリセプタ ーのリフォールディングおよび活性化を可能にする活性化ペプチドを放出するこ とが知られている。類似の様式において、C140リセプターは34および35 位のArg−Ser結合の分断により活性化されて、分断部位に対する推定成熟 蛋白質の1位から伸びる活性化ペプチドを放出する。Arg−28は成熟蛋白質 のアミノ末端アミノ酸残基であると信じられ、活性化ペプチドは配列RNNSK GRを有する。このペプチドは即ち、C140リセプターの活性化の指標として 用いることができる。何れにせよ、成熟蛋白質のN−末端の正確な位置は、アゴ ニストおよびアンタゴニストのデザインには重要でない。活性化ペプチドは腎臓 により自由に濾過されるらしく、尿中で濃縮される可能性があり、そしてC14 0リセプターの活性化の指標として用いることができる。 活性化ペプチドの放出は、リセプターを活性化するようにリセプター蛋白質が リフォールディングされることを許容する。これは図4において図解により示さ れるが、活性化ペプチドの放出によるコンフォメーションの変化およびリフォー ルディングがリセプターの細胞内のコンフォメーションの変化をもたらすことも 示す。この仮説は、活性化により創造された新たなアミノ末端を模倣したペプチ ドによりC140リセプターが活性化されうるとの発見により確認される。した がって、活性化リセプター上の新たなアミノ末端のN−末端の模倣物はそのアゴ ニストとして振る舞う。リセプターの活性化のためのリフォールディング中の新 たな創造されたアミノ末端中の最初の5アミノ酸の重要性も以下において確認さ れた。 この情報に基づくこと、並びにトリプシンに対するトリプシノーゲンによる活 性化およびトロンビンリセプターの活性化を経る機構を用いた類推により、リガ ンドがリセプターから分断されたときに新たに露出されたセリン上の陽性荷電ア ミノ基がリセプターの活性化において重要な役割を果たすらしい。C140リセ プターには結合するが遊離のI−アミノ基を欠くように修飾された、アゴニスト ペプチド配列に基づくペプチドは、このリセプターのアンタゴニストとして機能 することができる。即ち、特異的活性化相互作用のための能力を欠くアゴニスト ペプチドの修飾物は、C140リセプターアンタゴニストとして働く。 通常は、請求の範囲に記載されたC140リセプターおよびその類似物は、「 共 通」C140リセプター配列(図1A−1Bまたは図2A−2Bに示されたよう な配列)と少なくとも75%のアミノ酸の同一性、より好ましくは少なくとも8 0%、さらに好ましくは少なくとも90%そして最も好ましくは少なくとも95 %の同一性を有するアミノ酸配列を有する。共通配列に関する同一性および相同 性は、必要であれば最大のパーセント相同性を達成するために配列を並べてギャ ップを導き入れた後、配列同一性の一部としてあらゆる保存的置換を考慮しなか った場合の、公知のC140リセプターと同一の候補配列中のアミノ酸残基のパ ーセンテージとして本明細書中で定義される。C140リセプター配列への、N 末端、C末端または内部の伸長、欠失または挿入は相同性に影響するものとして 解釈されるべきである。 即ち、本発明の対象である請求の範囲に記載されたC140リセプターおよび その類似分子は、C140リセプターアミノ酸配列を有する分子、共通C140 リセプター配列からの少なくとも10、15、20、25、30または40アミ ノ酸残基の連続配列を有するその断片、上記定義されたC140リセプター配列 またはその断片のN末端またはCまたはまたは内部にアミノ酸残基が挿入された 、共通C140リセプター配列のアミノ酸配列変更物、他の残基により置換され た上記定義された共通C140リセプターまたはその断片のアミノ酸配列変更物 を含む。C140リセプターポリペプチドは、例えば相同組換え、部位特異的変 異導入またはPCR変異導入により予め決定された変異を含むポリペプチド、限 定されないがウサギ、ラット、マウス、ブタ、ウシ、ヒツジ、ウマ、および非ヒ ト霊長類種等の他の動物種のC140リセプターポリペプチド、および対立遺伝 子(alleles)または前記種およびヒト配列のC140リセプターの他の 天然に生じる変更物、置換、化学物質、酵素または他の適切な手段により天然に 生じるアミノ酸以外のモイエティ(例えば、酵素または放射性標識等の検出可能 なモイエティ)で共有結合によりC140リセプターまたはその断片が修飾され た共通に公知のC140リセプターまたはその断片の誘導体、C140リセプタ ーのグリコシレーション変更物(適切なアミノ酸の欠失、挿入または置換により あらゆるグリコシレーション部位の挿入または欠失)、およびC140の可溶化 形 態を含む。 本発明の新規な蛋白質およびペプチドは、限定されないが例えば、エフェクタ ーまたはリセプター機能または交差反応性の抗原性を含む、C140リセプター と共通の生物学上の活性を有する。そのような断片および変更物は、らゆる動物 種のあらゆる公知の蛋白質またはポリペプチドを含むこれまでに公知のあらゆる C140リセプターポリペプチドを除外し、35U.S.C.§102のもとに他 に予測されず、並びに35U.S.C.§103のもとにそのような公知の蛋白質 またはポリペプチドから自明なポリペプチドである。特に、本発明のC140リ セプター蛋白質、類似物、断片および変更物は、他の公知のG蛋白質と対のリセ プターであってC140リセプターではないリセプター、例えばアドレナリンリ セプター、神経ペプチドリセプター、トロンビンリセプター等を除外する。本発明の化合物 本発明のペプチド化合物を記載するために用いられる命名法は慣用的な習慣に 従い、N末端のアミノ基を左にしてペプチド中の各アミノ酸をカルボキシル基に 向けて右側にする。本発明の選択された特定の態様を表す式においては、しばし ば特に示さないが、アミノ基およびカルボキシル基は、他に特記しない限り生理 的pH値における形態であると認識されるはずである。即ち、生理的pHにおけ るH+ 2およびC末端のO-は必ずしも特定したり示したりはしないが特定例また は一般式の何れかにおいて表されるものと理解される。アミノ酸残基の側鎖上の 遊離官能基は、アミド化、アシル化または他の置換により修飾することができ、 例えばそれらの活性に影響しないように化合物の可溶性を変化させうる。 示されたペプチドおいては、適切な場合には、各遺伝子でコードされた残基は 、アミノ酸の日常的命名法に対応する一文字標記により表され、以下の慣用的な リストに基づく。 1文字と3文字 遺伝子によりコードされないアミノ酸は、以下の議論中で示される略字を用い た。 本発明に示される特定のペプチドにおいては、D型を短剣の記号(†)により 表現される場合を除いて、光学異性体を有するあらゆるアミノ酸のL型を意図す る。 本発明の化合物は、デザインされたクラスのアミノ酸残基に関して位置部定義 されたペプチドである。アミノ酸残基は、通常は以下の4つのサブクラスに分類 されうる。 酸性:この残基は生理的pHにおけるHイオンの損失により陰性荷電を有し、 水性溶液により引き付けられることにより、含有するペプチドが生理的pHにお いて水性媒体の中に存在する場合に、該ペプチドのコンフォメーション中では表 面位置を求める。 塩基性:この残基は生理的pHにおけるHイオンとの関連により陽性荷電を有 し、水性溶液により引き付けられることにより、含有するペプチドが生理的pH において水性媒体の中に存在する場合に、該ペプチドのコンフォメーション中で は表面位置を求める。 中性/非極性:この残基は生理的pHにおいて荷電されておらず水性溶液中で 反発することにより、含有するペプチドが生理的pHにおいて水性媒体の中に存 在する場合に、該ペプチドのコンフォメーション中では内部位置を求める。これ らの残基は「疎水性」とも呼ばれる。 中性/極性:この残基は生理的pHにおいて荷電されていないが、水性溶液中 で引き付けられることにより、含有するペプチドが生理的pHにおいて水性媒体 の中に存在する場合に、該ペプチドのコンフォメーション中では外部位置を求め る。 もちろん理解されるとおり、個々の残基分子の統計上のコレクション中におい ては、幾つかの分子が荷電しており、そして幾つかは荷電されておらず、より大 きいかまたはより小さい範囲で水性媒体からの引き付けまたは反発があるであろ う。「荷電している」との定義に適合させるために、個々の分子の顕著なパーセ ンテージ(少なくとも約25%)は生理的pHにおいて荷電している。極性また は非極性としての分類に必要な引き付けまたは反発の程度は独断的なものではな く、したがって、本発明により特別に意図されるアミノ酸は一方と他方に分類さ れた。特別に命名されていないほとんどのアミノ酸は公知の挙動を基にして分類 されうる。 アミノ酸残基はさらに、環状か非環状、芳香族か非芳香族、残基の側鎖の置換 基に関する自己釈明的な分類、小さいか大きいかとしてサブクラスに分類される 。カルボキシル末端を含んで全部で4炭素原子またはそれ以下のみを含む残基は 、小さいと判断される。もちろん、小さい残基はいつも非芳香族である。 天然に生じる蛋白質のアミノ酸に関して、前記のスキムに従うサブクラス化は 以下のとおりである。酸性 :アスパラギン酸およびグルタミン酸;塩基性/非極性 :アルギニン、リジン;塩基性/環状 :ヒスチジン;中性/極性/小さい :グリシン、セリン、システイン;中性/非極性/小さい :アラニン:中性/極性/大きい/非芳香族 :スレオニン、アスパラギン、グルタミン;中性/非極性/大きい/芳香族 :チロシン;中性/非極性/大きい/非芳香族 :バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニ ン;中性/極性/大きい/芳香族 :フェニルアラニン、およびトリプトファン 技術的には中性/非極性/大きい/環状および芳香族の群に含まれるが、遺伝 子によりコードされる二次アミノ酸プロリンは、ペプチド鎖の二次コンフォメー ションに公知の作用を及ぼすから特別なケースであり、したがってこの定義群か らは除外される。 遺伝子コードによりコードされない特定の共通に遭遇するアミノ酸は、例えば 、ベータ−アラニン(ベータ−Ala)または他のオメガアミノ酸、例えば3− アミノプロピオン酸、2,3−ジアミノプピオン酸(2,3−diaP)、4− アミノブチル酸等、アルファアミンイソブチル酸(Aib)、ザルコシン(Sa r)、オルニチン(Orn)、シトルリン(Cit)、t−ブチルアラニン(t −BuA)、t−ブチルグリシン(t−BuG)、N−メチルイソロイシン(N −MeIle)。フェニルグリシン(Phg)、およびシクロヘキシルアラニン (Cha)、ノルロイシン(Nle)、システイン酸(Cya)、2−ナフチル アラニン(2−Nal)、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カ ルボキシル酸(Tic)、J−2−チェニルアラニン(Thi)、およびメチオ ニンスルフォキシド(MSO)を含む。これらは、慣用的には特定のカテゴリー に含まれる。 上記定義に基づき、 Sar,ベータ−Ala、2,3−diaPおよびAibは中性/非極性/小 さい; t−BuA,t−BuG,N−MeIle,Nle,MvlおよびChaは中 性/非極性/大きい/非芳香族; Ormは塩基性/非環状; Cyaは酸性; Cit,アセチルLysおよびMSOは中性/極性/大きい/非芳香族;そし て Phg,Nal,ThiおよびTicは中性/非極性/大きい/芳香族。 さまざまなオメガアミノ酸は大きさから中性/非極性/小さい(ベータ−Al a、即ち3−アミノプロピオン酸、4−アミノブチル酸)または大きい(他の全 て)に分類される。 遺伝子によりコードされる他のアミノ酸置換体は本発明の範囲に含まれるペプ チド化合物にも含まれ、これらの構造によりこの一般的なスキムの範囲で分類さ れうる。 アミノ酸がC末端を形成する場合に本発明の化合物の全ては薬学上受容可能な 塩またはエステルの形態である。塩は、例えばNa+,K+,Ca+2,Mg+2等で あり、エステルは一般的に1−6Cのアルコールのエステルである。 本発明の全てのペプチドにおいて、ひとつまたはそれ以上のアミド結合(−C O−NH−)は任意にイソステル(isostere)である他の結合、例えば CH2NH−,−CH2S−,−CH2CH2−,−CH=CH−(シスおよびトラ ンス)により置換されてよい。この置換は当業界において公知の方法により作成 可能である。以下の文献はこれらの別の結合モイエティであるペプチド類字物の 製造を記載する。Spatola,A.F.,Vega Data(1993年 3月),Vol.1,Issue 3,「ペプチドバックボーンの修飾」(一般 的な総評);Spatola,A.F.,「アミノ酸ペプチドおよび蛋白質の化 学および生化学」の中、B.Weinstein,eds.,Marcel D ekker,New York,p.267(1983)(一般的な総評);M orley,J.S.,Trends Pharm Sci(1980)pp. 463−468(一般的な総評);Hudson,D.,et al.,Int J Pept Prot Res(1979)14:177−185(−CH2 NH−,−CH2CH2−);Spatola,A.F.,et al.,Li fe Sci(1986)38:1243−1249(−CH2−S−),Ha nn,M.M.,J Chem Soc Perkin Trans I(19 82)307−314(−CH−CH−,シスおよびトランス);Almqui st,R.G.,et al.,J Med Chem(1980)23:13 92−1398(−COCH2−);Jennings−White,C.,e t al.,Tetrahedron Lett(1982)23:2533( −COCH2−);Szelke,M.,et al.,欧州出願EP4566 5(1982)CA:97:39405(1982)(−CH(OH)CH2− );Holladay,M.W.,et al.,Tetrahedron L ett(1983)24:4401−4404(−C(OH)CH2−);およ びHruby,V.J.,Life Sci(1982)31:189−199 (−CH2−S−)。 A.アゴニスト 本発明のアゴニストは式: AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Z (1) (式中、AA1は小さいアミノ酸またはスレオニンであり; AA2およびAA3はそれぞれ別個に中性/非極性/大きい/非芳香族の アミノ酸であり; AA4は小さいアミノ酸であり; AA5は塩基性アミノ酸であり; AA6は存在してもしなくてもよく、存在する場合には中性/非極性/ 大きい/非芳香族のアミノ酸であり; AA7はAA6が存在しない場合には存在せずAA6が存在する場合には 存在してもしなくてもよく、酸性アミノ酸であり;そして Zはアゴニストの活性を干渉しない置換体である) を有する一連のペプチドからなる。 式1のペプチドは非干渉置換体からなるアミノ酸配列(Zに含まれるように示 される)をさらにC末端に(N末端ではなく)連結することにより伸長すること ができる。 式1の化合物のC末端において、カルボキシル基は非誘導化型の中にあるかま たはアミド化されているかまたはエステルであり、非誘導化形態の場合には、カ ルボキシルは遊離の酸であるかまたは塩であり、好ましくは薬学上受容可能な塩 である。 C末端がアミド化されているならば、C末端においてカルボニルの炭素に共有 結合したアミノ基の窒素原子はNR’R’であり、式中各R’は個別に水素また は1−6Cの直鎖または分枝鎖アルキルであり、そのようなアルキルは1−6C の直鎖または分枝鎖で飽和されたヒドロカルビル残基、例えばメチル、エチル、 イソペンチル、n−ヘキシル等である。そのようなアミノ基の代表は、とりわけ −NH2,−NHCH3,−N(CH32,−NHCH2CH3,−NHCH2CH (CH32および−NHCH2CH(CH3)CH2CH3である。さらに、何れか または両方のR’は任意にひとつまたはそれ以上の置換基、例えば−OR’,− NR’R’,ハロ、−NR’CNR’NR’R’等により置換されてよいが、式 中、各R’は別個に上記のとおりに定義される。即ち、Zは−OHであるかまた はエステル(OR’)であるかまたはそれらの塩であるかまたは−NR’R’で あり、R’は上記定義のとおりである。 AA1の好ましい態様は、2,3−ジアミノプロピオニル(2,3−diaP )上のSerである。AA2およびAA3の好ましい態様はVal,Ile,Ch aおよびLeuである。式(1)の化合物の残りの残基に関する好ましい態様は 、AA4がGlyであり、AA5がLys,ArgまたはHarであり、もし存在 するならばAA6はVal,Ile,ChaまたはIleであり、そしてもし存 在するならばAA7はAspまたはGluである化合物である。特に好ましいの は、SLIGRLETQPPIT,SLIGRLETQPPI,SLIGRLE TQ PP,SLIGRLETQP,SLIGRLETQ,SLIGRLET,SLI GRLE,SLIGRL,SLIGR,SLLGKVDGTSHVT,SLLG KVDGTSHV,SLLGKVDGTSH,SLLGKVDGTS,SLLG KVDGT,SLLGKVDG,SLLGKVD,SLLGKV,SLLGK, S(Cha)IGR,S(Cha)LGK,(2,3−diaP)−IGR,( 2,3−diaP)LLGK,SLLGKR−NH2,SLIGRR−NH2,S (Cha)LGKK−NH2,S(Cha)IGRK−NH2,(2,3−dia P)−LIGRK−NH2,(2,3−diaP)−LLGLL−NH2およびそ れらのアミド化形態からなる群から選択される式(1)の化合物である。 B.アンタゴニスト C140リセプターにより介される活性を干渉する本発明の化合物は、N末端 のセリン残基を欠く修飾されたアゴニストペプチド、およびC140リセプター 上のさまざまな決定的な位置と免疫反応性である抗体を含む。 ペプチドアンタゴニスト 大位置群のアンタゴニスト−−修飾アゴニストは式: X−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Z (式中、Xはser,ala,thr,cys,2,3−diaPまたはgly 意か儀のアミノ酸残基であるかまたはデスアミノまたはアルキル化またはアシル 化アミノ酸であり; AA2およびAA3は各々個別に中性/非極性/大きい/非芳香族のアミ ノ酸であり; AA4は小さいアミノ酸であり; AA5は塩基性アミノ酸であり; AA6は存在しても存在しなくてもよく、存在するならば中性/非極性 /大きい/非芳香族のアミノ酸であり; AA7はAA6が存在しない場合には存在せず、AA6が存在してもAA7 は存在しても存在しなくてもよく、酸性アミノ酸であり;そして Zはアゴニストの活性を干渉しない置換基である) により表される。 好ましいアシル基は式RCO−であって、式中Rは1−6Cの直鎖または分枝 鎖アルキルである。アセチルは特に好ましい。 Xの好ましい態様は、3−メルカプトプロピオン酸(Mpr)、3−メルカプ トバレリアン酸(Mvl)、2−メルカプトベンゼン酸(Mba)およびS−メ チル−3−メルカプトプロピオン酸(SMeMpr)の残基を含む。AA2から AA7までの好ましい態様はアゴニストに関して前に記載されたとおりであり、 Zも即ち記載されたとおりである。 このクラスのアンタゴニストペプチドのうち特に好ましいのは、Mpr−LL GK,Mpr−LIGR,Mpr−(Cha)LKG,Mpr−(Cha)IG R,Mpr−LLGKK−NH2,Mpr−LIGRK−NH2,Mpr−LIG RKETQP−NH2,Mpr−LLGKKDGTS−NH2,(n−ペンチル)2 −N−Leu−Ile−Gly−Arg−Lys−NH2および(Me−N−( n−ペンチル)−Leu−Ile−Gly−Arg−Lys−NH2からなる群 から選択される。 抗体 C140リセプターの決定的部分と免疫反応性の抗体であるアンタゴニストは 、該抗体により標的とされることを意図されたC140リセプターの上記決定的 部分を抗原性領域として含むペプチドで適切な哺乳動物対象物を免疫することに より得られる。決定的領域は、蛋白質分解酵素の分断領域、活性化に決定的な細 胞外セグメントのセグメント(これは分断部位を含む)、および細胞外ループを 形成する配列部分、特に活性化されたリセプターの細胞外領域のN末端と相互作 用する領域を含む。本発明のアゴニストペプチドはこの場合免疫源として用いら れる。 即ち、蛋白質分解酵素の分断領域、即ち、例えばSKGRSLIGRLET、 細胞外ループ、例えばISYHLHGNNWVYGEALC;QTIYIPAL NITTCHDVLPEEVLVGDMFNYFL;およびHYFLIKTQR QSHVYAを含むペプチドである。以下に記載されるアゴニストペプチドは免 疫源としても有用である。 抗体は、ペプチドハプテンが十分に長ければペプチドハプテンのみを用いて適 切な免疫プロトコルにより適切な哺乳動物宿主を免疫するか、または所望である かまたは免疫源性を高める必要があれば適切なキャリアーと複合させて調製され る。キャリアー、例えばBSA,KLHまたは他のキャリアー蛋白質を含む免疫 源複合体を調製する方法は当業界において公知である。幾つかの状況において、 例えば、カルボジイミド試薬を用いた直接の複合体化は効果的であり、他の例と しては、結合試薬、例えばPierce Chemical社により提供される 試薬を用いてハプテンに接近可能性を提供することが望まれる。ハプテンペプチ ドはCys残基でアミノまたはカルボキシル末端を伸長するかまたはシステイン 残基をところどころに散りばめることができ、それにより例えばキャリアーへの 結合を促進する。免疫源の投与は適切な時間間隔で適当なアジュバンドを用いて 注射により実施されるのが一般的であり、当業界においてはよく知られている。 免疫スケジュールの間、抗体の力価を測定して抗体の形成が十分であることを知 る。 この方法により生成したポリクローナル抗体は幾つかの応用を満たすが、薬剤 組成物のためには、モノクローナル抗体に使用が好ましい。所望の抗体を分泌す る免疫細胞系は、ケラーとミルスタインの標準法または一般的に知られているリ ンパ球または脾臓細胞の固定化をもたらす修飾法を用いて調製される。所望の抗 体を分泌する固定化細胞系は、抗原がペプチドハプテンまたは組換え宿主細胞上 で発現されるC140リセプター自身である免疫アッセイによりスクリーンされ る。所望の抗体を分泌する固定化細胞培養物を同定した場合は、細胞はインビト ロまたは腹水中の生成の何れかにより培養されうる。 所望のモノクローナル抗体は、次に培養物の上清または腹水の上清から回収さ れる。免疫上顕著な部分を含むモノクローナル抗体またはポリクローナル血清の 断片は、アンタゴニストとして、並びに完全な抗体として用いることができる。 免疫上反応性の断片、例えばFab,Fab’F(ab’)2断片の使用がしば しば好ましく、本質的に治療用コンテクスト(context)においては、3 つの断片は完全免疫グロブリンよりも免疫源性が低い。 抗体または断片は、現在の技術を用いて組換え手段により生成してもよい。リ セプターの所望の領域に特異的に結合する領域は複数種起源のキメラのコンテク スト中に生成することもできる。 そのようにして生成された抗体は、本発明のアッセイにおいてアンタゴニスト の役割を満たす、リセプターに関して可能性のあるアンタゴニストであるばかり でなく、活性化リセプターの検出のための免疫アッセイにも有用である。そのよ うにこれらの抗体は対象に投与される造影剤にカップリングされて、局限された 抗体の検出により、活性化または非活性化形態の何れかにおいてC140リセプ ターの位置を確かめることを可能にする。さらに、これらの試薬は、例えば組換 え宿主細胞の表面に配置されたC140リセプターの首尾よい生成をインビトロ において検出するのに有用である。ペプチドアゴニストおよびアンタゴニストの調製 本発明のペプチドアゴニストおよびアンタゴニストは、当業界において公知の とおり、標準固相(または液相)ペプチド合成法を用いて調製されうる。さらに 、これらのペプチドをコードするDNAは市販のオリゴヌクレオチド合成装置を 用いて合成して標準組換え生成系を用いて組換えにより生成される。固相ペプチ ド系を用いる生成は、非遺伝子コードアミノ酸が含まれる場合に必要である。C140リセプターの核酸の調製 C140リセプターの「核酸」は、C140リセプターをコードするか、また はC140リセプターをコードする核酸に相補性であるか、またはそのような核 酸にハイブリダイズするRNAまたはDNAとして定義され、ストリンジェント な条件においては安定に結合したまま残るか、あまたは図3、10A−10Bま たは11A−11Bに示される翻訳されたアミノ酸配列と少なくとも75%の配 列同一性、好ましくは少なくとも80%の同一性、そしてより好ましくは少なく とも85%の同一性を有するポリペプチドをコードする。典型的には、少なくと も約10ヌクレオチドの長さであり、そして生物活性または免疫活性を有するC 140リセプターが好ましく、図4に示されるヌクレオチド配列を有する活性化 ペプチドをコードする核酸を含む。特に意図されるのは、ゲノミックのDNA、 cDNA、mRNAおよびアンチセンス分子、並びに天然源または合成に由来す る変更可能なバックボーンまたは変更可能な塩基を含む核酸である。そのような ハイブリダイズする核酸または相補性の核酸は、しかしながら、ストリンジェン トな条件下で公知のG蛋白質と対のリセプターをコードするかまたはハイブリダ イズする従来技術の核酸、または公知のG蛋白質と対のリセプターをコードする 核酸に相補性の従来技術の核酸からは新規且つ自明なものとしてさらに定義され る。 「ストリンジェントな条件」は、(1)洗浄のための低イオン強度並びに高温 を採用し、例えば0.015M NaCl/0.0015M クエン酸ナトリウ ム/0.1% NaDodSO4を50℃において用いるか、または(2)ハイ ブリダイゼーションの間変性剤、例えばホルムアミドを用い、例えば50%(v /v)ホルムアミドを0.1%ウシ血清アルブミン/0.1%Ficoll/0 .1%ポリビニルピロリドン/50mMリン酸ナトリウムバッファー(pH6. 5)並びに750mM NaCl,75mM クエン酸ナトリウムを42℃にお いて用いる。他の例は、50%ホルムアミド、5×SSC(0.75M NaC l,0.075M クエン酸ナトリウム)、50mM リン酸ナトリウム(pH 6.8)、0.1%ピロリン酸ナトリウム、5×デンハルト溶液、音波処理した サケ精子DNA(50μg/ml)、0.1%SDS、および10%硫酸デキス トランを42℃において用い、0.2×SSCおよび0.1%SDS中において 42℃において洗浄する。 「単離した」核酸は、同定され、且つ核酸の源からの他のポリペプチドをコー ドする汚染核酸から分離された核酸であろう。核酸は、公知であって診断アッセ イに関連して有用なものとして当業界において記載されたあらゆる標識法を用い て診断目的および調査目的で標識されてよい。 特に興味があるのは、必要ではないが天然のシグナル配列を含む完全長の分子 をコードするC140リセプターの核酸である。完全長の蛋白質をコードする核 酸は、最初に本明細書に開示された推定アミノ酸配列を用い、そして必要であれ ばその5’末端が完全なDNAを手に入れるための慣用的プライマー伸長法を用 いて、選択されたcDNA(腎臓ではなく)またはゲノミックライブラリーをス クリーニングすることにより得られる。そのようなクローンは、基の配列の解読 枠内の開始コドンの存在により容易に同定される。 Cリセプターのアミノ酸配列変更物をコードするDNAは、以下の記載のとお りに、あるいは当業界において公知のさまざまな方法により調製される。これら の方法は、限定されないが、天然源からの単離(天然に生じるアミノ酸変更物の 場合)、またはC140リセプターの以前に調製された変更物または非変更物の オリゴヌクレオチド介在(または部位特異的)変異導入、PCR変異導入、およ びカセット変異導入による調製を含む。 核酸を単離して操作する技術は以下の刊行物に例示として開示されている:米 国特許第5,030,576号および国際特許公開WO94/11504号およ びWO93/03162号。例えば、Sambrook,J.et al.,M olecular Cloning:A Laboratory Manual ,第2版、Cold Spring Harbor Press,Cold S pring Harbor,NY,1989,およびAusubel,F.M. et al.Current Protocols in Molecular Biology,Vol.2,Wiley−Interscience,Ne w York,1987。これら刊行物の開示のすべては引用により本明細書の 一部をなす。アッセイに使用するためのC140リセプターの組換えによる生成 本発明は、組換え細胞上において発現されるC140リセプターの生成のため の組換え体材料を提供する。これらの組換え法を用いたリセプターの生成は、候 補の薬剤がC140リセプターに結合するか、該リセプターを活性化するかまた は該リセプターと拮抗する能力を測定するために有用な試薬を提供する。これら の特性の測定は、他の関連リセプターの結合を意図する薬剤の特異性を評価する 場合に必須である。 この組換え生成のために、図1A−1Bおよび2A−2Bに示したようなC1 40リセプターのDNA配列、それらの実質的な均等物またはそれらの縮重類似 物を、以下のとおりに天然配列の検索によるか、または公知の天然配列の実質的 な部分をプローブとして用いるかの何れかにより調製され、或いは標準法を用い てデノボにおいて合成されうる。該DNAは、所望の宿主に適切な発現ベクター に連結されて、適合可能な細胞中に形質転換される。細胞は、C140リセプタ ーコーディング遺伝子の発現をもたらす条件下で培養されて、その表面上にリセ プターを発現する細胞をアッセイに使用するために回収する。 宿主細胞は典型的には動物細胞であり、もっとも好ましくは哺乳動物細胞であ る。アッセイにおいて有用となすためには、細胞は図4において一般的に示す構 造で細胞表面上においてリセプターが発現されるような細胞内機構を有さねばな らない。そのアッセイが検出系として活性化されたリセプターに対する細胞応答 を用いるならば、細胞はリセプターの活性化に対する応答のためのG蛋白質連動 機構も含まねばならない。ほとんどの哺乳動物および他の動物細胞はこれらの資 格を満たす。 本発明の方法において使用されるために特に有用な細胞はゼノパスレビスのカ エル卵母細胞であり、所望の蛋白質をコードするDNAからの標準組換え発現系 の方法よりむしろ、典型的にはcRNAを利用する。キャップを有するRNA( 5’末端において)は、典型的にはリセプターコーディングDNA配列を含む直 鎖状ベクターから生成される。反応は、RNAポリメラーゼおよび標準試薬を用 いて実施される。cRNAを回収して、典型的にはエタノールを用いたフェノー ル/クロロホルム沈殿を用いて、卵母細胞に注入する。 C140リセプターコーディングDNAを発現する動物宿主細胞およびcRN A注入卵母細胞を次に培養して、コーディング核酸配列の発現をもたらすことに より、図4に示すのと類似の様式において表面上に発現させたC140リセプタ ーを生成する。次にこれらの細胞は、候補の薬剤のリセプターへの結合、拮抗ま たは活性化の評価のためのアッセイにおいて直接使用される。アッセイ 容易に実施可能な1種類のアッセイにおいて、アゴニストまたは公知の結合ア ンタゴニストの何れかとリセプターの結合に関して候補の薬剤の競合を試験する ことができる。ひとつの方法において、競合アゴニストまたはアンタゴニストは 標識されていてよく、リセプターに結合することが知られている標識物質は、も ちろん合成ペプチドでありうる。一つの典型的なプロトコルにおいて、候補の濃 度の変更を一定濃度の標識アゴニストまたはアンタゴニストと共に供給して、公 知技術を用いて、リセプターへの標識の結合阻害を評価できる。 いくらか洗練されたアプローチにおいては、アゴニストにより誘導される応答 への候補化合物の作用は、以下に記載されるとおりにしてC140リセプターを 組換え発現する細胞内で測定することができる。これら細胞へのリセプターの活 性化の作用に関するアッセイ系は、本明細書においてさらに詳細に記載されるカ ルシウム流動および電圧クランプを含む。これらのアッセイにより、リセプター への単なる結合能力よりむしろリセプター活性に対する候補薬剤の作用の評価を 可能にする。 C140リセプターコードcRNAを発現する卵母細胞または他のC140リ セプター生成組換え細胞による45Ca放出のアゴニストの誘導による増加は、公 表された技術により評価される(Williams,J.A.,et al., Proc Natl Acad Sci USA(1988)85:4939− 4943)。簡単に言えば、50 TCi45CaCl2(10−40mCi/m g Ca;アムステルダム)を含む300Tlカルシウム不含修飾バース(Ba rth's)溶液(MBSH)中において4時間室温で30卵母細胞群をインキ ュベートすることにより、細胞内のカルシウムのプールを標識する。標識された 卵母細胞または細胞を洗浄して、次に抗体を含まないMBSH II中で90分 間インキュベートする。5卵母細胞の群を選択して、抗体を含まない0.5ml /ウエルのMBSH IIを含む24ウエルの組織培養プレート(Falcon 3047)中の個々のウエルに入れる。10分ごとに、この溶媒を除去して新 鮮な溶媒に置き換え、回収された溶媒をシンチレーションカウンティングにより 分析して、各10分間の間の卵母細胞による45Caの放出を測定する。10分間 のインキュベートは、ユニット時間あたりの45Ca放出の安定なベースラインに 達 するまで続ける。さらなる2つの10分間回収物を得て、次にアゴニストを含む 溶媒を加えて、アゴニストにより誘導された45Ca放出を測定する。 上記アッセイを用いることにより、候補の薬剤がリセプターを活性化する能力 を直接試験することができる。この場合、本発明のアゴニストを対照として用い る。さらに、組換えリセプターを活性化する本発明のアゴニストを用いることに より、この活性化に対する候補薬剤の作用を直接試験することができる。該リセ プターをコードする核酸を発現する組換え細胞を、アゴニストの存在下で候補化 合物の存在下または不在下でアッセイにおいてインキュベートする。候補の存在 下における活性化の減少はアンタゴニスト作用を示唆する。逆に、本発明のアン タゴニストの拮抗作用を逆転させるような候補薬剤の能力も試験される。 カルシウム流動を測定する別法においては、電圧クランプアッセイをリセプタ ー活性化の指標として用いることができる。アゴニストにより誘導された内部へ の塩素の流れは、本質的にはcRNAをコードするC140リセプターを発現す る電圧クランプされた卵母細胞またはDNA発現細胞中において、以前に記載さ れた(Julius,D.,et al.,Science(1988)241 :558−563)組換え発現系から測定されるが、但し単一電極電圧クランプ 技術を用いる。活性化されたリセプターの検出 一つの態様において、組換えC140リセプター蛋白質の能力により、インビ ボにおいて活性化されたリセプターを診断造影するのに使用されうる活性化形態 のリセプターに対して免疫特異性である抗体の生成を可能にする。これらの抗体 は、組換えにより生成された活性化形態のリセプターまたは本明細書において記 載された「新規アミノ末端」ペプチドを表すペプチドの何れかに対して生成され る。その結果得られる抗体、またはそれらの免疫特異的断片、例えばFab,F ab’,Fab’2断片を、次に公知技術により検出される標識に結合させるが 、標識は例えばテクネチウム99およびインジウム111または当業界において公知 の他の放射性標識を含む放射性標識である。インビボにおいて注入する場合、こ れらの抗体は活性化されたリセプターの部位に進み、即ち活性化されたリセプタ ー を含むエリアの位置を決定することを可能にする。 他の態様において、体液中または培養溶媒中の活性化ペプチドの存在が検出お よび測定されうる。上記のとおりに活性化ペプチドに対する抗体を作成して、標 準ELISAまたはRIAアッセイにおいて用いることにより、例えば尿中の活 性化ペプチドの過剰量を検出することができる。薬剤としてのアゴニストおよびアンタゴニストの投与 アゴニストとしてふるまう本発明のペプチドは、当業界において公知の系統化 された投与法のための慣用的製剤に含ませて投与される。典型的なそのような製 剤は、例えばRemington’s Pharmaceutical Sci ences ,Mack Publishing Co.,Easton PA, 最終版に見いだされる。 ペプチドの系統化投与の好ましい形態は注射であり、典型的には静脈注射であ る。他の注射ルート、例えば皮下、筋肉内、または腹腔内も使用できる。ごく最 近、ペプチドの系統化投与の別の手段が工夫され、浸透剤、例えば胆汁酸塩また はフシジン酸または他の洗浄剤(detergents)を用いた経粘膜および 経皮投与を含む。さらに、腸内で正確に製剤化されるかまたは封入により製剤化 するならば、経口投与も使用可能である。これら化合物の投与は局所および/ま たは局在であって、軟膏、ペースト、ゲル等の形態であってよい。 必要な投薬量は、ペプチドの選択、投与のルート、製剤の性質、患者の症状の 性質、および治療する外科医の判断に依存する。適切な投与の範囲は、しかしな がら、対照の体重kgあたり0.1−100Tgの範囲である。必要な投与の広 範囲の変化は、しかしながら、利用可能なペプチドのバライエティおよびさまざ まな投与ルートの効率の違いに関しては期待されるべきである。例えば、経口投 与は静脈注射による投与よりも高い投薬量を必要とすることが期待されるはずで ある。これらの投薬量レベルの変化は、当業界において公知のとおり最適化のた めの標準の経験ルートを用いて調節されうる。 以下に示されるとおり、本発明のアゴニストは抗高血圧症薬として振る舞い、 アンタゴニストは逆の作用を有する。即ち、血圧を上げるかまたは下げる必要の ある患者は、適切なペプチドの投与により利益を得る。 さらに、アゴニストは抗炎症作用を有し、癒合特性を有するはずである。アンチセンス、3重鎖および遺伝子治療の側面 細胞内におけるアンチセンスRNAの構成的発現が哺乳動物および植物におけ る約20の異なる遺伝子の発現を阻害することが示され、そしてそのリストは膨 らみ続ける(Harbor,J.E.,et al.,J.Exp.Med.1 68:1237−1245(1988);Holt,J.T.et al.,P roc.Nat.Acad.Sci.83:4794−4798(1986); Izant,J.G.et al.,Cell 36:1007−1015(1 984);Izant,J.G.et al.,Science 229:34 5−352(1985)およびDe Benedetti,A et al., Proc.Nat.Acad.Sci.84:658−662(1987))。 アンチセンス作用の起こり得る機構は、翻訳のブロックまたはスプライシングの 妨害であり、両者はインビトロにおいて観察され、スプライシングの干渉はイン トロン配列の使用を許容するが(Munroe,S.H.,EMBO.J.7: 2523−2532(1988))、イントロン配列はあまり保存されておらず 、したがって、一つの種の蛋白質の発現を阻害する大きな特異性をもたらすが他 の種の類似物は阻害しない。 治療用遺伝子制御は、DNA、好ましくは特定の標的遺伝子の発現を阻害する のに特異的に作用するアンチセンスRNAをコードするオリゴヌクレオチドのト ランスヘクションにより細胞内または生物内の標的遺伝子の機能がブロックされ るような「アンチセンス」のアプローチを用いて達成される。アンチセンスDN Aの配列は、阻害を意図する遺伝子またはmRNAのセグメントに実質的に相補 的な完全または好ましくは部分アンチセンスRNA転写物をもたらすようにデザ インされる。作用がスプライシングのレベルか転写のレベルかまたは翻訳のレベ ルであるか否かに拘わらず、アンチセンスRNAが標的遺伝子(またはmRNA )にハイブリダイズできて標的遺伝子の機能を阻害できるように、相補性は十分 でなければならない。阻害の程度は、過度な実験を要さずに当業者には容易に識 別 でき、標的遺伝子を阻害するかまたは細胞の発現を阻害するのに十分でなければ ならない。当業者には認識されるとおり、アンチセンスRNAのアプローチは特 定の遺伝子の発現をブロックするために用いられうる幾つもの公知技術の一つに すぎない。 用語「アンチセンス」はRNA配列並びにそれをコードするDNA配列を意図 し、mRNAの翻訳が阻害されるようにアンチセンスRNAとmRNAの間の分 子ハイブリダイゼーションを引き起こすのに特異的なアンチセンスRNAである ように特定のmRNA分子に十分に相補的である。そのようなハイブリダイゼー ションは、インビボ条件下、即ち細胞内部で起こらねばならない。アンチセンス RNAの作用は細胞内の遺伝子発現の特定の阻害をもたらす。(Albers, B.et al.,MOLECULAR BIOLOGY OF THE CE LL,第2版、Garland Publishing,Inc.,New Y ork,NY(1989),特に195−196頁を参照されたい。) 本発明のアンチセンスRNAは、コーディング配列、3’または5’非翻訳領 域または他のイントロン配列を含む標的mRNAの任意の幾つかの部分にハイブ リダイズする。好ましいアンチセンスRNAはヒトC140リセプターのmRN Aに相補的なものである。当業者には容易に識別されるとおり、本発明により必 要とされる相同性の最小量は、特定の標的mRNAへのハイブリダイゼーション をもたらし且つその翻訳または機能の阻害をもたらすが、他のmRNA分子の機 能および他の遺伝子の発現には影響しないのに十分な量である。 アンチセンスRNAは、プロモーターを含む適切な制御配列と共にアンチセン スRNAをコードするDNAを含むベクターで形質転換またはトランスフェクト することにより細胞に到達して、宿主細胞内でのアンチセンスRNAの発現をも たらす。 「3重鎖」または「トリプレックス」のアプローチは、共に直鎖状のトリプレ ックスを形成するように2重鎖のDNAの主要な溝部分に結合する合成オリゴヌ クレオチドの生成を含む。そのようなトリプレックス形成は細胞の成長を制御お よび阻害することができる。例えば、Hogan et al.,米国特許第5 , 176,996号;Cohen,J.S.et al.,Sci.Amcr., 1994年12月、p.76−82;Helene,C.,Anticance r Drug Design 6:569−584(1991);Maher III,L.J.et al.,Antisense Res.Dcvel.1 :227−281(1991秋);Cook, S.T.et al.,eds .,ANTISENNSE RESEARCH AND APPLICATIO NS,CRC press,1993を参照されたい。一部には、DNAオリゴ ヌクレオチドがトリプレックス形成により遺伝子制御領域内の2重鎖DNA標的 に結合でき、それにより転写の開始を抑圧するとの発見に基づく(Cooney ,M.et al.,(1988)Scicnce 241:456)。本発明 は、Hoganら(前記)(全開示を引用により編入する)のような方法を利用 することにより、2重鎖DNA標的に強く且つ特異的に結合するであってC14 0リセプターコーディングDNAまたはその制御配列の一部からなるオリゴヌク レオチドをデザインする。そのようなトリプレックスオリゴヌクレオチドは、し たがって、この遺伝子の発現を選択的に操作するためのあるクラスの薬剤分子と して使用されうる。 即ち、本発明は、オリゴヌクレオチドがDNA2重鎖に結合して共に直鎖状の トリプレックスを形成するように、標的C140リセプターコーディングDNA 配列またはその制御配列のDNA2重鎖に結合する、細胞取り込みに十分な量の 合成オリゴヌクレオチドを細胞に提供するかまたは対象に投与することに向けら れる。この方法を用いることにより、インビトロまたはインビボにおいて細胞上 のリセプターの発現を阻害する。 好ましくは、標的配列をRNAの転写開始部位に隣接したDNAドメイン内に 配置する。この方法を用いることにより、このリセプターの発現に依存した細胞 成長を阻害することもできる。この方法を用いて、そのようなトリプレックス形 成合成オリゴヌクレオチドを投与することにより、細胞または組織上で発現され るC140リセプターの相対量および比を変えてもよい。 以下の実施例は本発明の例示であって本発明を限定することを意図しない。 実施例1 マウスC140リセプターをコードする遺伝子の単離 R.A.Wetsel博士、ワシントン医大、セントルイス、ミズーリから供 与され、Wetsel,R.A.et al.,J Biol Chem(19 90)265:2435−2440に記載された)マウスコスミッドゲノミック ライブラリーを、ウシサブスタンスKリセプターcDNAのそれぞれ塩基番号1 90−249および742−801に対応する2つの32P標識オリゴヌクレオチ ドでスクリーニングした(Masu,Y.et al.,Nature(198 7)329:836−838)。ハイブリダイゼーションの条件は5×SSC、 5×デンハルト、0.1% SDS、0.1mg/ml 精子DNA、106c pm/mlの標識オリゴヌクレオチド、60℃一晩であり、1×SDS、0.1 % SDSを用いて60℃において洗浄した。 単離されたクローンの一つ(C140)において、ハイブリダイズする領域は 3.7kbのPstI断片中に位置した。この断片を市販のpBluescri ptベクターにサブクローン化した。ハイブリダイズし且つ隣接する領域はサン ガーのチェインターミネーション法により両方向から配列決定した。図1A−1 Bは両者のヌクレオチド配列および推定されるC140リセプターのアミノ酸配 列を示す。仮のシグナル配列(SP)および7つの膜貫通領域は下線が引いてあ り、可能性のあるアスパラギン結合グリコシレーション部位は太い矢印でマーク してあり、そしてArg34−Ser35の仮想プロテアーゼリセプター分断部 位は白の矢印でマークしてある。 実施例2 ヒトC140リセプターをコードする遺伝子の単離 マウスプロテアーゼC140リセプターをコードするゲノミックDNAの利用 性は対応するヒト遺伝子の検索を可能にする。マウスクローンの完全コーディン グ領域をプローブとして用いて実施例1と全く同じ条件で、ベクターEMBL3 中にクローン化されたヒトゲノミックライブラリーをスクリーニングした。DN A配列を含む回収されたヒト遺伝子および推定されるアミノ酸配列を図2A−2 Bに示す。次の実験から、ヒトC140遺伝子は、ヒトトロンビンリセプター遺 伝子に関して報告されたとおり、染色体番号5の長腕の同じ領域(5q12−5 q13)に位置した。 さらに、ヒトC140リセプター蛋白質コーディング領域の350ヌクレオチ ドに及ぶ断片を生じるプライマー対でPCR陽性であったとおり、1.1kbの ゲノミックDNA断片をGenome Systems社の商業スクリーニング サービスから得た。1.1kbのBamHI断片をサブクローン化して配列決定 したところ800ヌクレオチドのプロモーター配列を含むことを見いだした。こ のプロモーターはTATAボックスおよびCAATボックスの両者を欠くがGお よびCが豊富であり、この特徴は多くのハウスキーピング遺伝子のプロモーター に共通である。SP1およびAP2に特異的な2つの結合要素が同定された。 実施例3 関連するG蛋白質リセプターの比較 図3に示すとおり、ヒトプロテアーゼC140リセプターの推定されるアミノ 酸配列は、マウス配列に対して広い類似性(>90%)を示す。 図5は、マウスC140リセプターと関連するG蛋白質リセプターであるヒト トロンビンリセプター(Coughlin,S.Cell)の間のアミノ酸配列 の並びを示す。仮のシグナル配列(SP)、膜貫通領域およびプロテアーゼ分断 部位をマークする。 実施例4 マウスC140のcDNAの回収 マウスの腹部からのcDNAライブラリーをS gt10内で構築してC14 0ゲノミックDNAを包含するプローブでスクリーニングした。単一のファージ クローンを単離してEcoRIで切断した。内容物はpBluescriptお よびpSG5にクローン化して配列決定した。 単離されたcDNAは2732ヌクレオチドの長さであり、16塩基のポリA ストレッチを含んだ。5’RACEにより5’末端へのたった27塩基の付加が もたらされた。見かけ上のコーディング領域の5’末端はゲノミックDの解読枠 の5’末端とは異なり、該cDNAの5’末端は正確であると信じられる。C1 40をコードするマウスのcDNAの完全ヌクレオチド配列および推定アミノ酸 配列を図10A−10Bに示す。 実施例5 C140をコードするヒトcDNAの回収 ヒト腸腫瘍cDNAライブラリーを、実施例2のゲノミッククローンからデザ インされたプライマーを用いたPCRに供し、増幅された断片をpSG5にクロ ーン化して配列決定した。ヌクレオチド配列および推定アミノ酸配列を図11A −11Bに示す。図11A−11Bに示すとおり、配列によりコードされるcD NAとゲノミックDNAによりコードされる配列との間には4アミノ酸の相違が ある。 実施例6 卵母細胞内のプロテアーゼC140リセプターの活性化 天然C140リセプターおよび変異C140リセプターの両者を卵母細胞中で 生成して新たなアミノ末端を模倣したペプチドを用いるか、または蛋白質分解酵 素トリプシン(細胞外領域を分断する)により活性化した。天然リセプターは、 該リセプター遺伝子のコーディング領域の発現ベクター内へのポリメラーゼチェ イン反応によるクローン化により生成した(Green,S.et al.,N ucleic Acid Res(1988)16:369)。クローン化した コーディング領域の配置と完全性は、サンガーのチェインターミネーション法を 用いたヌクレオチド配列決定により確認した。部位特異的変異導入を用いてpS G5内で変異リセプターを構築した。3つの変異リセプターを作成したが、それ ぞれ35番目のセリンをプロリン、アルギニン、およびヒスチジンに置換した。 これら3つの変異体のヌクレオチド配列を上記のとおりに確認した。 卵母細胞の表面においてリセプターを生成するために、該リセプターをコード するcRNAを以下のとおりに生成した。XbaIによる切断によりpSG5C 140プラスミドDNAを作成し、T7のRNAポリメラーゼを用いたキャップ を有するcRNAをインビトロにおいて生成した(Krieg and Me lton,Meth Enzymol(1987)155:397−415、全 開示を引用により編入する)。 公表された技術を用いて(Colcman,A.,in Hamcs,B.D .,and Higgins,S.J.,eds,Transcription and Translation:A Practical Approac h,IRL Press,pp.271−302;Williams,J.A. ,et al.,Proc Natl Acad Sci USA(1988) 85:4939−4943)、ゼノパスレビスの卵母細胞を回収して調製した。 濾胞細胞を除去するために、卵母細胞を1.5時間撹拌しながら各2mg/ml のコラーゲナーゼ1Aおよびヒアルウロニダーゼ1Sを含むカルシウム不含バー ス(Barth’s)中でインキュベートした。次に、卵母細胞を5回普通のバ ース中で洗浄して100U/mlのペニシリン、100Tg/mlのストレプト マイシン、および2.5mMのピルビン酸ナトリウムを含むバース溶媒中で18 ℃においてインキュベートした。ステージVの卵母細胞を選択して30nlのc RNA(0.33Tg/Tl水)または水のみで注射して、次に96ウエルの培 養プレート中において4群/ウエルで0.25mlの溶媒と共にインキュベート した。36時間後、卵母細胞を45Ca(250TCi/ml)と共にインキュベ ートした。インキュベート12時間後、卵母細胞を洗浄して0.2mlの溶媒を 加えて5分毎に交換した。回収された溶媒をシンチレーションカウンティングに より分析した。45Caのベースライン放出を測定するための5回の置換後、アゴ ニスト、例えば、SLIGRLを含む試験溶媒を加えて、誘発された45Ca放出 を測定した。 野生型C140リセプター(WT)または3つの変異リセプター35Pro, 35Argおよび35Hisの何れかをコードするキャップcRNA(計算上1 0ng)を卵母細胞に注射した。36時間後、cRNAを注射したかまたは対照 の水を注射した卵母細胞を45Caで負荷して、12時間後に上記のとおりにして ペプチドまたはトリプシン誘導による45Ca放出を測定した。ペプチドSLIG RLを100TMで加えて、トリプシンを300TMで加えた。ペプチドを用い た刺激は、トリプシンを用いた刺激後に卵母細胞の同じ群上で行った。表1に示 されるデータは3つほ複製物の測定結果の平均を示し、水を注射した卵母細胞に 比して増加が示される。 表1に示すとおり、アゴニストペプチドのSLIGRLは野生型および変異リ セプターの両方を活性化できた。一方、細胞外ドメインの分断のみにより活性化 することができるトリプシンは野生型リセプターノミを活性化できる。 実施例7 異なるアゴニストペプチドによるC140リセプターの活性化 卵母細胞で発現された野生型マウスC140リセプターを用いて上記アッセイ 中で100TMにおいてさまざまなペプチドを試験した。結果を表2に示す。 「天然」ペプチドのSLIGRLは最も効果的であり、6番目のLのアラニン による置換が低くいが活性は消失させない。2番目および3番目はより感受性で ある。1番目はアラニンによる置換に寛容であるが10倍活性を低下させ、この アゴニストの活性が類似トロンビンリセプターアゴニストSFFLRWに匹敵す る。 実施例8 さまざまな組織中でのC140リセプターの発現 マウス組織からポリ(A)+RNAを調製して50%ホルムアミドを含む1. 2%アガロースゲル上で分離してHybond Cエクストラ膜(アマシャム) 上でブロットした。ブロットは、マウスC140リセプターの完全コーディング 領域に対する32P標識された「ランダムプライミングプローブ」とハイブリダイ ズさせた。該プローブを42℃において48時間ハイブリダイズさせて、20℃ において1×SSC、0.1×SDSで2回5分毎に連続洗浄して、次に65℃ において1×SDS中で20分毎に洗浄し、そして次に1×SSC、0.1×S DSで20分間洗浄した。その結果得られた膜を5日間−80℃において増強ス クリーンを用いてオートラジオグラフを行った。 図6に示された結果から、腎臓および小腸はC140コーディングmRNAを 含み、脾臓は含まないことが示される。図6において、各レーンは10TgのR NAを含み、レーンAは脾臓由来であり、レーンBは腎臓由来であり、そしてレ ーンCは小腸由来である。 実施例9 マウスにおけるC140転写物の発現 35S RNAを用いたインサイチュハイブリダイゼーションを使用することに より、マウス胚形成および成体マウス組織におけるC140転写物を位置決めし た。強いシグナルは11.5日目の胃腸管内において見いだされ、14日目には 大きな容器中の鼻咽頭内の上皮構造、腹部−腸、皮膚および内皮細胞において強 いハイブリダイゼーションがあった。肝臓および硬節(sclerotoma) においていくらかのハイブリダイゼーションがあったが、筋肉またはCNS内で はシグナルはなかった。17日後、硬節のシグナルは消滅し、食道、腎臓糸球体 、肺、毛髪の濾胞および表皮を含む付加的な上皮構造がハイブリダイゼーション を示した。 新たなこととして、17日後に見いだされたシグナルは保持され、付加的なシ グナルが胸腺髄質および腎臓髄質に見いだされた。成体は腹部粘膜、腸および結 腸、脾臓の白色髄、胸腺髄質および腎臓髄質内の転写物を示した。 再び、CNSの肝臓、肺または甲状腺においてはシグナルはなかった。図12 はこれらのプローブを用いた切片化新生マウス内のインサイチュハイブリダイゼ ーションの結果を示す。 実施例10 ヒト組織内のC140転写物の発現 図13は、ヒトC140イセプタープローブにハイブリダイズさせたヒト細胞 系からの全RNAのノーザンブロットの結果を示す。10mgの全RNAを用い た。ハイブリダイゼーションは腹部(レーン1)、Ca−Co−2細胞(レーン 2)、HT−29細胞(レーン3)、A498細胞(レーン5)、5637細胞 (レーン8)、皮膚ケラチノサイト(レーン12)、およびHUVEC(レーン 13および14)において得られた。HuTu80細胞、J82細胞、MCF− 7、HeLaまたはNCI12細胞(レーン4、6、9および10)においては ハイブリダイゼーションは検出されなかった。 実施例11 C140リセプターの低血圧活性の測定 C140アゴニストSLIGRLを0.2ml中でさまざまな濃度においてラ ットの大腿脈に注射して動脈圧を監視した。さまざまな濃度における結果を図7 に示す。 図7のトレースからは、0.1mMにおいてさえ検知できる血圧の低下が生じ 、1mM濃度においてはより大きな低下が観察された。 この作用は、上記アゴニストを用いたラット大腿の刺激の結果として血管各腸 を観察することによっても示された。成体SDラットはジエチルエーテルの麻酔 の間に放血により殺し、大腿脈を取り出して脂肪および結合組織を分離した。脈 の環状調製物を2つのL型金属ホルダー(0.2mm直径)上の器官浴(org an bath)(5ml)に入れた。金属ホルダーの一方は、Grass F TO C強制置換変換器(force displacement trans ducer)のレベラーの一つにネジどめした。浴液は118mM NaCl、 4.7mM KCl、2.5mM CaCl2、1.2mM MgSO4、24. 8mM NaHCO3、1.2mM KH2PO4および56mMグルコースを含 むクレブスリンゲル(Kreb’s Ringer)であった。この浴液は88 .5%酸素−11.5%CO2で連続処理し、温度は37℃に維持した。内皮は 容器を通してCO2を泡立たせて除去した。基部の張力は7.5から12mNで あった。調製物は、アゴニストおよび対照物質の適用前少なくとも1時間、平衡 化した。 これらの測定の結果は図8aおよび8bに示す。図8aに示すとおり、3×1 0-5においてPGF2Iの適用により誘導された収縮は、10-5Mアゴニストの投 与により弛緩した。図8aに示す結果はまだ存在する内皮細胞を伴う血管を用い て得られた。 図8bにおいては、内皮細胞を除いた。類似実験において、3×10-5のPG F2Iにより誘導された収縮は10-5Mアゴニストまたは10-5Mアセチルコリン によって相殺されない。 実施例8 プラスミンおよびカリクレインによる組換えC140リセプターの活性化 図9aおよび9bは、C140のcRNA(白丸)または対照としての水(黒 丸)を注射された卵母細胞をプラスミンおよびカリクレイン各々が活性化する能 力を示す。図9cは、C140リセプターcRNA(黒丸)またはサブスタンス KのcRNA(白丸)を注射されたカエル卵母細胞をトリプシンが活性化する能 力を示す。トリプシンは、C140リセプター注射卵母細胞に対して明らかに異 なる作用を有する。 特許、刊行物およびテキストを含む前記のすべての引用文献は、引用されたか 否かを記載していない場合も、引用により編入される。 本発明を今完全に記載してきたが当業者には理解されるとおり、本発明の精神 および範囲から逸脱する事なくそして過度な実験を要さずに、均等のパラメータ ー、濃度、および条件の広い範囲内で同じことが実施されうる。 本発明は特定の太陽に関連して記載されたが、さらなる修飾がなされてよいこ とは認識されるであろう。本出願は、一般的な本発明の原理に従い、あらゆる変 更、使用、または適合を包含することを意図するが、発明が属する分野内で公知 または習慣の実施の範囲内に含まれ、且つ請求の範囲の範囲の本質的な特徴に適 用されるような本開示からの逸脱を含むことを意図する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07K 7/02 C07K 7/02 16/28 16/28 C12N 5/10 C12P 21/02 C C12P 21/02 C12Q 1/68 A C12Q 1/68 G01N 33/15 Z G01N 33/15 33/53 D 33/53 33/566 33/566 C12P 21/08 // C12P 21/08 C12N 5/00 B (C12N 15/09 ZNA C12R 1:91) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI ,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,M G,MN,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UZ,VN (72)発明者 スカーボロー,ロバート・エム アメリカ合衆国カリフォルニア州94002, ベルモント,ベルモント・キャニオン・ロ ード 2544

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.組換え宿主内に形質転換された場合に宿主の細胞表面上にC140リセプ ターを生成することができる発現系からなるDNA分子であって、但し、該発現 系はC140リセプターをコードするヌクレオチド配列および制御配列からなり 、制御配列は該コード配列に作用可能なように連結した該コード配列とは異種で あって上記宿主細胞中で作用可能である、上記DNA分子。 2.請求項1記載の発現系を含むように修飾された細胞。 3.C140リセプターをコードするヌクレオチド配列の発現をもたらして、 C140リセプターを表面上に配置するように含む細胞を得る条件下で、請求項 2記載の細胞を培養することからなる、表面上に配置されたC140リセプター を含む細胞を生成する方法。 4.C140リセプターをコードするcRNA分子。 5.請求項4記載のcRNAを含むように修飾された卵母細胞。 6.C140リセプターをコードするcRNAの発現をもたらして、C140 リセプターを表面上に配置するように含む細胞を得る条件下で、請求項5記載の 卵母細胞を培養することからなる、表面上に配置されたC140リセプターを含 む細胞を生成する方法。 7.候補の物質のC140リセプター活性を測定するための方法であって、 該物質の存在下および不在下にて請求項3または6記載の細胞をインキュベー トし、そして 該物質の存在下と不在下を比較してC140リセプターの活性化の存在、不在 または量を検出して、該物質の不在下に比較した場合の存在下の活性化の増加が 該物質のアゴニスト活性を示す ことからなる、測定方法。 8.候補の物質がC140アンタゴニストとして振る舞う能力を評価するため の方法であって、 C140アゴニストの存在下および該物質の存在下および不在下にて請求項3 または6記載の細胞をインキュベートし、そして 該候補の存在下と不在下のC140リセプター活性化を測定して、該候補の存 在下の活性化の低下が該候補のアンタゴニスト活性を示す ことからなる、評価方法。 9.候補の物質がC140リセプターに結合する能力を評価するための方法で あって、 C140アゴニストまたは公知のC140アンタゴニストの存在下および該候 補の存在下および不在下にて請求項3または6記載の細胞をインキュベートし、 そして 該候補の存在下と不在下の細胞表面へのC140アゴニストまたはC140ア ンタゴニストの結合を測定して、該候補の存在下の結合の低下が該候補のリセプ ターへの結合能力を示す ことからなる、評価方法。 10.C140リセプター蛋白質の細胞外領域またはその一部分と特異的に免疫 反応する抗体組成物。 11.該領域がリガンド結合領域であるか、または活性化C140リガンドと特 異的に免疫反応性であるか、またはリセプター配列SLIGRL内のエピトープ を認識するか、またはC140リセプターの分断された活性化ペプチドと特異的 に反応性である、請求項10記載の抗体組成物。 12.インサイチュにてC140リセプターの位置を決定する方法であって、 活性化されたC140リセプターを有する可能性のある対象に、活性化リセプ ターに結合するのに効果的な活性化リセプターに特異的な抗体量を投与し、そし て、 抗体の位置を検出する ことからなる、決定方法。 13.哺乳動物対象中の活性化C140リセプターの存在を検出する方法であっ て、 C140リセプターの分断された活性化ペプチドの存在、不在または量を測定 する検出系に、対象の体液サンプルを接触させ、そして 分断されたペプチドの存在、不在または量を検出する ことからなる、検出方法。 14.C140リセプターを活性化することができるアゴニストペプチドであっ て、該ペプチドは、式: AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Z (1) (式中、AA1は小さいアミノ酸またはスレオニンであり; AA2およびAA3はそれぞれ別個に中性/非極性/大きい/非芳香族の アミノ酸であり; AA4は小さいアミノ酸であり; AA5は塩基性アミノ酸であり; AA6は存在してもしなくてもよく、存在する場合には中性/非極性/ 大きい/非芳香族のアミノ酸であり; AA7はAA6が存在しない場合には存在せずAA6が存在する場合には 存在してもしなくてもよく、酸性アミノ酸であり;そして Zはアゴニストの活性を干渉しない置換体である) である、アゴニストペプチド。 15.AA1がser,ala,gly,thrまたは2,3−ジアミノプロピ オニル(2,3−diaP)であり;および/または AA2およびAA3の各々が別個にile,val,leuおよびChaか らなる群から選択され;および/または AA4がGlyであり;および/または AA5がArg,LysまたはHarであり;および/または ZがOR’またはNR’R’からなるが、但し、各R’は別個にHである かまたは1−6Cの直鎖状または分枝状アルキルであるが、但し各R’はOR’ ,NR’R’および−NR’CNR’NR’R’(式中、各R’は別個にHであ るかまたは1−6Cの直鎖状または分枝状アルキルである)からなる群から選択 されるひとつまたはそれ以上の置換体により任意に置換されている 請求項14記載のペプチド。 16.AA1−AA2−AA3がSLI,SLL,SChaI,SChaL,(2 ,3−diaP)LIおよび(2,3−diaP)LLからなる群から選択され 、および/またはZが1−5アミノ酸の付加的ペプチド配列を含む、請求項15記 載のペプチド。 17.SLIGRLETQPPIT,SLIGRLETQPPI,SLIGRL ETQPP,SLIGRLETQP,SLIGRLETQ,SLIGRLET, SLIGRLE,SLIGRL,SLIGR,SLLGKVDGTSHVT,S LLGKVDGTSHV,SLLGKVDGTSH,SLLGKVDGTS,S LLGKVDGT,SLLGKVDG,SLLGKVD,SLLGKV,SLL GK,S(Cha)IGR,S(Cha)LGK,(2,3−diaP)−IG R,(2,3−diaP)LLGK,SLLGKR−NH2,SLIGRR−N H2,S(Cha)LGKK−NH2,S(Cha)IGRK−NH2,(2,3 −diaP)−LIGRK−NH2および(2,3−diaP)−LLGLL− NH2からなる群から選択される、請求項14記載のペプチド。 18.C140リセプターの機能を阻害することができるペプチドであって、該 ペプチドは、式: X−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Z (式中、Xはser,ala,thr,cys,2,3−diaPまたはgly 意か儀のアミノ酸残基であるかまたはデスアミノまたはアルキル化またはアシル 化アミノ酸であり; AA2およびAA3は各々個別に中性/非極性/大きい/非芳香族のアミ ノ酸であり; AA4は小さいアミノ酸であり; AA5は塩基性アミノ酸であり; AA6は存在しても存在しなくてもよく、存在するならば中性/非極性 /大きい/非芳香族のアミノ酸であり; AA7はAA6が存在しない場合には存在せず、AA6が存在してもAA7 は存在しても存在しなくてもよく、酸性アミノ酸であり;そして Zはアゴニストの活性を干渉しない置換基である) である、ペプチド。 19.XがMvl,Mpr,Mba,またはSMeMprであり;および/また は AA2およびAA3の各々が別個にile,val,leu,Nle,Nv a,シクロペンチルアラニンおよびChaからなる群から選択され;および/ま たは AA4がGlyであり;および/または AA5がArg,Lys,OrnまたはHarであり;および/または ZがHまたはエステルまたはその塩、またはNR’R’からなるが、但し 、各R’は別個にHであるかまたは1−6Cの直鎖状または分枝状アルキルであ るが、但し各R’はOR’,NR’R’および−NR’CNR’NR’R’(式 中、各R’は別個にHであるかまたは1−6Cの直鎖状または分枝状アルキルで ある)からなる群から選択されるひとつまたはそれ以上の置換体により任意に置 換されている 請求項18記載のペプチド。 20.AA2−AA3がLI,LL,ChaIおよびChaLからなる群から選択 され;および/またはZがZが1−5アミノ酸の付加的ペプチド配列を含む、請 求項19記載のペプチド。 21.Mpr−LLGK,Mpr−LIGR,Mpr−(Cha)LKG,Mp r−(Cha)IGR,Mpr−LLGKK−NH2,Mpr−LIGRK−N H2,Mpr−LIGRKETQP−NH2,Mpr−LLGKKDGTS−NH2 ,(n−ペンチル)2−N−Leu−Ile−Gly−Arg−Lys−NH2 および(Me−N−(n−ペンチル)−Leu−Ile−Gly−Arg−Ly s−NH2およびそれらのアミド化またはアシル化形態からなる群から選択され る、請求項18記載のペプチド。 22.C140リセプターポリペプチドをコードするかまたはC140リセプタ ーポリペプチドをコードするDNAまたはRNA分子の相補的な、単離された核 酸。 23.C140リセプターがヒトC140リセプターである、請求項22記載の核 酸分子。 24.C140リセプターコードDNAまたはC140リセプターコードDNA の発現を制御するDNAにアンチセンスであるかまたはトリプレックスを形成す るオリゴヌクレオチド分子を、C140リセプターの発現を阻害するのに十分な 量細胞に提供して、それにより発現を阻害することからなる、細胞中のC140 リセプター発現の阻害方法。 25.C140リセプターコードDNAまたはC140リセプターコードDNA の発現を制御するDNAにアンチセンスであるかまたはトリプレックスを形成す るオリゴヌクレオチド分子を、対象中でC140リセプターの発現を阻害するの に十分な量対象に提供して、それにより発現を阻害することからなる、対象中の C140リセプター発現の阻害方法。 26.請求項25記載のオリゴヌクレオチド分子および薬学上受容可能なキャリア ーまたは賦型剤を含む薬剤組成物。
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