JPH0687790A - 置換安息香酸エステル誘導体 - Google Patents
置換安息香酸エステル誘導体Info
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- JPH0687790A JPH0687790A JP5181317A JP18131793A JPH0687790A JP H0687790 A JPH0687790 A JP H0687790A JP 5181317 A JP5181317 A JP 5181317A JP 18131793 A JP18131793 A JP 18131793A JP H0687790 A JPH0687790 A JP H0687790A
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C63/00—Compounds having carboxyl groups bound to a carbon atoms of six-membered aromatic rings
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- C07C63/06—Benzoic acid
- C07C63/08—Salts thereof
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C271/00—Derivatives of carbamic acids, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atom not being part of nitro or nitroso groups
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- C07C271/08—Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms
- C07C271/10—Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atoms of the carbamate groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
- C07C271/22—Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atoms of the carbamate groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms to carbon atoms of hydrocarbon radicals substituted by carboxyl groups
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- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C229/00—Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C69/00—Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
- C07C69/76—Esters of carboxylic acids having a carboxyl group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
- C07C69/84—Esters of carboxylic acids having a carboxyl group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring of monocyclic hydroxy carboxylic acids, the hydroxy groups and the carboxyl groups of which are bound to carbon atoms of a six-membered aromatic ring
- C07C69/92—Esters of carboxylic acids having a carboxyl group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring of monocyclic hydroxy carboxylic acids, the hydroxy groups and the carboxyl groups of which are bound to carbon atoms of a six-membered aromatic ring with etherified hydroxyl groups
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】
【化1】
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8
は個別に水素、置換されていてもよい低級アルキル、置
換されていてもよい低級アルコキシ、ヒドロキシ、アシ
ルオキシまたはハロゲンであり、R9は水素、ヒドロキ
シ、アシルオキシ、置換されていてもよい低級アルキ
ル、置換されていてもよい低級アルコキシまたは置換さ
れていてもよい低級アルキルアミノであり、E1は水素
またはエステル残基であり、mは1−4の整数である]で
示される化合物またはその塩に関する。 【効果】 本発明の化合物は、抗炎症薬として有用であ
り得る。
は個別に水素、置換されていてもよい低級アルキル、置
換されていてもよい低級アルコキシ、ヒドロキシ、アシ
ルオキシまたはハロゲンであり、R9は水素、ヒドロキ
シ、アシルオキシ、置換されていてもよい低級アルキ
ル、置換されていてもよい低級アルコキシまたは置換さ
れていてもよい低級アルキルアミノであり、E1は水素
またはエステル残基であり、mは1−4の整数である]で
示される化合物またはその塩に関する。 【効果】 本発明の化合物は、抗炎症薬として有用であ
り得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なホスホリパーゼ
A2阻害物質に関する。より具体的には、本発明は、チ
エラビア属に属するチエラビア・テリコーラ(Thielavi
a terricola)RF-143株などの菌株が産生する生理
活性物質チエロシン類の同族体である、ホスホリパーゼ
A2阻害作用を有する新規な化合物に関する。
A2阻害物質に関する。より具体的には、本発明は、チ
エラビア属に属するチエラビア・テリコーラ(Thielavi
a terricola)RF-143株などの菌株が産生する生理
活性物質チエロシン類の同族体である、ホスホリパーゼ
A2阻害作用を有する新規な化合物に関する。
【0002】
【従来技術】ホスホリパーゼA2は多くの生物の細胞お
よび分泌液、特にヘビの毒液、哺乳類の膵、各種動物の
血小板、高等動物の関節炎浸出液などに存在する酵素で
ある。この酵素は、1,2-ジアシルグリセロールリン
脂質のC−2位脂肪酸エステルを特異的に加水分解して
リゾグリセロリン脂質と脂肪酸とを生成させるなど、リ
ン脂質を特異的に加水分解する。この酵素活性に関連
し、ホスホリパーゼA2は神経、筋肉、心臓に対して毒
性作用、抗凝血作用を示し、痙攣、低血圧、溶血、出
血、浮腫などを誘発し得ると指摘されている。また、そ
の他の炎症をはじめとする臨床症状にも直接または間接
的に関与している可能性もあり得る。重要なことは、ホ
スホリパーゼA2がヒトにおける起炎物質の1つと認識
されていることである。
よび分泌液、特にヘビの毒液、哺乳類の膵、各種動物の
血小板、高等動物の関節炎浸出液などに存在する酵素で
ある。この酵素は、1,2-ジアシルグリセロールリン
脂質のC−2位脂肪酸エステルを特異的に加水分解して
リゾグリセロリン脂質と脂肪酸とを生成させるなど、リ
ン脂質を特異的に加水分解する。この酵素活性に関連
し、ホスホリパーゼA2は神経、筋肉、心臓に対して毒
性作用、抗凝血作用を示し、痙攣、低血圧、溶血、出
血、浮腫などを誘発し得ると指摘されている。また、そ
の他の炎症をはじめとする臨床症状にも直接または間接
的に関与している可能性もあり得る。重要なことは、ホ
スホリパーゼA2がヒトにおける起炎物質の1つと認識
されていることである。
【0003】起炎物質であるホスホリパーゼA2の酵素
活性を阻害し得るならば、その活性に起因または関連す
る様々な疾患の処置が可能となるであろう。かかる観点
からメパクリン、p-ブロモフェナシルブロミドなどが既
に開発され、また本出願人は特願平1-109939、
特願平2-234955号、特願平3-162847号に
おいて新規なホスホリパーゼA2阻害物質を開示し、特
許請求している。しかし、ホスホリパーゼA2の分子種
は多種多様であり、しかも構造によってその活性は一様
ではない。従って、さらなる阻害物質の開発が待たれて
いる。
活性を阻害し得るならば、その活性に起因または関連す
る様々な疾患の処置が可能となるであろう。かかる観点
からメパクリン、p-ブロモフェナシルブロミドなどが既
に開発され、また本出願人は特願平1-109939、
特願平2-234955号、特願平3-162847号に
おいて新規なホスホリパーゼA2阻害物質を開示し、特
許請求している。しかし、ホスホリパーゼA2の分子種
は多種多様であり、しかも構造によってその活性は一様
ではない。従って、さらなる阻害物質の開発が待たれて
いる。
【0004】
【発明の構成】本出願人は、化学合成によって製造され
る種々の有用なチエロシン誘導体を特許出願している
が、今回新たにチエロシン誘導体のうちチエロシンB群
をリードとした、比較的低分子量の合成誘導体を見いだ
し、本発明を完成した。
る種々の有用なチエロシン誘導体を特許出願している
が、今回新たにチエロシン誘導体のうちチエロシンB群
をリードとした、比較的低分子量の合成誘導体を見いだ
し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、式:
【化3】 [式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8
は個別に水素、置換されていてもよい低級アルキル、置
換されていてもよい低級アルコキシ、ヒドロキシ、アシ
ルオキシまたはハロゲンであり、R9は水素、ヒドロキ
シ、アシルオキシ、置換されていてもよい低級アルキ
ル、置換されていてもよい低級アルコキシまたは置換さ
れていてもよい低級アルキルアミノであり、好ましくは
式:
は個別に水素、置換されていてもよい低級アルキル、置
換されていてもよい低級アルコキシ、ヒドロキシ、アシ
ルオキシまたはハロゲンであり、R9は水素、ヒドロキ
シ、アシルオキシ、置換されていてもよい低級アルキ
ル、置換されていてもよい低級アルコキシまたは置換さ
れていてもよい低級アルキルアミノであり、好ましくは
式:
【化4】 (ここに、Phは置換されていてもよいフェニル基であ
る)で示される基群の中から選ばれる基であり、E1は水
素またはエステル残基であり、mは1−4の整数をそれ
ぞれ意味する]で示される置換安息香酸エステル誘導体
またはその塩に関する。
る)で示される基群の中から選ばれる基であり、E1は水
素またはエステル残基であり、mは1−4の整数をそれ
ぞれ意味する]で示される置換安息香酸エステル誘導体
またはその塩に関する。
【0006】本明細書において使用している語句は以下
のように定義される:「低級アルキル」とは、C1−C6
アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、
ヘキシルなどを意味する。「低級アルコキシ」とは、C
1−C6アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、tert
−ブトキシ、ペントキシ、ヘキシルオキシなどを意味す
る。「アシルオキシ」とは、アセチルオキシ、プロピオ
ニルオキシ、ブチリルオキシなどを意味する。「ハロゲ
ン」とは、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素を意味する。
のように定義される:「低級アルキル」とは、C1−C6
アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、
ヘキシルなどを意味する。「低級アルコキシ」とは、C
1−C6アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、tert
−ブトキシ、ペントキシ、ヘキシルオキシなどを意味す
る。「アシルオキシ」とは、アセチルオキシ、プロピオ
ニルオキシ、ブチリルオキシなどを意味する。「ハロゲ
ン」とは、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素を意味する。
【0007】「エステル残基」とは、炭素数1〜8のア
ルキル(メチル、メトキシメチル、エチル、エトキシメ
チル、ヨードエチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、エトキシエチル、メチルチオエチル、
メタンスルホニルエチル、トリクロロエチル、t−ブチ
ルなど)、炭素数3〜8のアルケニル(プロペニル、アリ
ル、ブテニル、ヘキセニル、フェニルプロペニル、ジメ
チルヘキセニルなど)、炭素数7〜19のアラルキル(ベ
ンジル、メチルベンジル、ジメチルベンジル、メトキシ
ベンジル、エトキシベンジル、ニトロベンジル、アミノ
ベンジル、ジフェニルメチル、フェニルエチル、トリチ
ル、ジ−t−ブチルヒドロキシベンジル、フタリジル、
フェナシルなど)、炭素数6〜12のアリール(フェニ
ル、トリル、メトキシフェニル、ジイソプロピルフェニ
ル、キシリル、トリクロロフェニル、ペンタクロロフェ
ニル、インダニルなど)、炭素数1〜12のN−ヒドロ
キシアミノ化合物(アセトンオキシム、アセトフェノン
オキシム、アセトアルドキシム、N−ヒドロキシこはく
酸イミド、N−ヒドロキシフタルイミドなど)、炭素数
3〜12の炭化水素化シリル(トリメチルシリル、ジメ
チルメトキシシリル、t−ブチルジメチルシリルなど)、
炭素数3〜12の炭化水素化スタニル(トリメチルスタ
ニルなど)、炭素数2〜15の1−酸素置換アルキル
{直鎖、分枝、環状または部分環状のアルカノイルオキ
シアルキル(アセトキシメチル、アセトキシエチル、プ
ロピオニルオキシメチル、ピバロイルオキシメチル、ピ
バロイルオキシエチル、シクロヘキサンアセトキシエチ
ル、シクロヘキサンカルボニルオキシシクロヘキシルメ
チルなど)、炭素数3〜15のアルコキシカルボニルオ
キシアルキル(エトキシカルボニルオキシエチル、イソ
プロポキシカルボニルオキシエチル、イソプロポキシカ
ルボニルオキシプロピル、t−ブトキシカルボニルオキ
シエチル、イソペンチルオキシカルボニルオキシプロピ
ル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシエチル、シ
クロヘキシルメトキシカルボニルオキシエチル、ボルニ
ルオキシカルボニルオキシイソプロピルなど)、炭素数
2〜8のアルコキシアルキル(メトキシメチル、メトキ
シエチルなど)、炭素数4〜8の2−オキサシクロアル
キル(テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニルエ
ステルなど)など)}、炭素数8〜12の置換アラルキル
(フエナシル、フタリジルなど)、炭素数6〜12のアリ
ール(フェニル、キシリル、インダニルなど)、炭素数2
〜12のアルケニル(アリル、(2−オキソ−1,3−ジ
オキソリル)メチルなど)などである。
ルキル(メチル、メトキシメチル、エチル、エトキシメ
チル、ヨードエチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、エトキシエチル、メチルチオエチル、
メタンスルホニルエチル、トリクロロエチル、t−ブチ
ルなど)、炭素数3〜8のアルケニル(プロペニル、アリ
ル、ブテニル、ヘキセニル、フェニルプロペニル、ジメ
チルヘキセニルなど)、炭素数7〜19のアラルキル(ベ
ンジル、メチルベンジル、ジメチルベンジル、メトキシ
ベンジル、エトキシベンジル、ニトロベンジル、アミノ
ベンジル、ジフェニルメチル、フェニルエチル、トリチ
ル、ジ−t−ブチルヒドロキシベンジル、フタリジル、
フェナシルなど)、炭素数6〜12のアリール(フェニ
ル、トリル、メトキシフェニル、ジイソプロピルフェニ
ル、キシリル、トリクロロフェニル、ペンタクロロフェ
ニル、インダニルなど)、炭素数1〜12のN−ヒドロ
キシアミノ化合物(アセトンオキシム、アセトフェノン
オキシム、アセトアルドキシム、N−ヒドロキシこはく
酸イミド、N−ヒドロキシフタルイミドなど)、炭素数
3〜12の炭化水素化シリル(トリメチルシリル、ジメ
チルメトキシシリル、t−ブチルジメチルシリルなど)、
炭素数3〜12の炭化水素化スタニル(トリメチルスタ
ニルなど)、炭素数2〜15の1−酸素置換アルキル
{直鎖、分枝、環状または部分環状のアルカノイルオキ
シアルキル(アセトキシメチル、アセトキシエチル、プ
ロピオニルオキシメチル、ピバロイルオキシメチル、ピ
バロイルオキシエチル、シクロヘキサンアセトキシエチ
ル、シクロヘキサンカルボニルオキシシクロヘキシルメ
チルなど)、炭素数3〜15のアルコキシカルボニルオ
キシアルキル(エトキシカルボニルオキシエチル、イソ
プロポキシカルボニルオキシエチル、イソプロポキシカ
ルボニルオキシプロピル、t−ブトキシカルボニルオキ
シエチル、イソペンチルオキシカルボニルオキシプロピ
ル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシエチル、シ
クロヘキシルメトキシカルボニルオキシエチル、ボルニ
ルオキシカルボニルオキシイソプロピルなど)、炭素数
2〜8のアルコキシアルキル(メトキシメチル、メトキ
シエチルなど)、炭素数4〜8の2−オキサシクロアル
キル(テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニルエ
ステルなど)など)}、炭素数8〜12の置換アラルキル
(フエナシル、フタリジルなど)、炭素数6〜12のアリ
ール(フェニル、キシリル、インダニルなど)、炭素数2
〜12のアルケニル(アリル、(2−オキソ−1,3−ジ
オキソリル)メチルなど)などである。
【0008】「置換されていてもよい低級アルキルアミ
ノ」とは、アリール基、ウレタン誘導体のアミノ基、お
よびエステル化もしくはアミド化されていてもよいカル
ボキシル基等から選ばれる同一または異なった1個以上
の置換基を有していてもよいアルキルアミノを意味す
る。ここに、「ウレタン誘導体」とは、カルバミン酸エ
チル、カルバミン酸メチル、カルバミン酸プロピル、カ
ルバミン酸アンモニウム、カルバミン酸フェニルおよび
カルバミン酸ベンジル等が挙げられるが、本発明におい
ては置換されていてもよいカルバミン酸ベンジルが最も
好ましい。また、「エステル化されていてもよいカルボ
キシル基」としては、カルボキシル基、メトキシカルボ
ニル基、エトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボ
ニル基、ベンジルオキシカルボニル基等が挙げられる
が、本発明においては、エトキシカルボニル基およびベ
ンジルオキシカルボニル基が最も好ましい。
ノ」とは、アリール基、ウレタン誘導体のアミノ基、お
よびエステル化もしくはアミド化されていてもよいカル
ボキシル基等から選ばれる同一または異なった1個以上
の置換基を有していてもよいアルキルアミノを意味す
る。ここに、「ウレタン誘導体」とは、カルバミン酸エ
チル、カルバミン酸メチル、カルバミン酸プロピル、カ
ルバミン酸アンモニウム、カルバミン酸フェニルおよび
カルバミン酸ベンジル等が挙げられるが、本発明におい
ては置換されていてもよいカルバミン酸ベンジルが最も
好ましい。また、「エステル化されていてもよいカルボ
キシル基」としては、カルボキシル基、メトキシカルボ
ニル基、エトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボ
ニル基、ベンジルオキシカルボニル基等が挙げられる
が、本発明においては、エトキシカルボニル基およびベ
ンジルオキシカルボニル基が最も好ましい。
【0009】「置換されていてもよい低級アルキル」と
は、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノお
よび置換されていてもよいアリール等から選ばれる同一
または異なった1個以上の置換基を有していてもよいア
ルキルを意味するが、好ましい置換基としては、メトキ
シ、エトキシおよびヒドロキシ等が挙げられる。ここで
は、アリールとしては、フェニル、ナフチルおよびアン
スリル等が例示される。「置換されていてもよい低級ア
ルコキシ」とは、低級アルキル、ハロゲン、ヒドロキ
シ、アミノおよび置換されていてもよいアリール等から
選ばれる同一または異なった1個以上の置換基を有して
いてもよいアルコキシを意味するが、好ましい置換基と
しては、置換されていてもよいアリールが挙げられ、最
も好ましい置換基はメトキシおよびエトキシ等の低級ア
ルコキシで置換されているフェニルである。「置換され
ていてもよいフェニル基」とは、ハロゲン、低級アルコ
キシ、ヒドロキシ、アミノ、置換されていてもよいアリ
ールから選ばれる同一または異なった1個以上の置換基
を有してもよいフェニル基を意味する。本発明の化合物
は、例えばアルカリ金属(ナトリウム、カリウムなど)、
アルカリ土類金属(カルシウムなど)などの、カルボン酸
と塩を形成しうる金属と塩を形成することができる。
は、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノお
よび置換されていてもよいアリール等から選ばれる同一
または異なった1個以上の置換基を有していてもよいア
ルキルを意味するが、好ましい置換基としては、メトキ
シ、エトキシおよびヒドロキシ等が挙げられる。ここで
は、アリールとしては、フェニル、ナフチルおよびアン
スリル等が例示される。「置換されていてもよい低級ア
ルコキシ」とは、低級アルキル、ハロゲン、ヒドロキ
シ、アミノおよび置換されていてもよいアリール等から
選ばれる同一または異なった1個以上の置換基を有して
いてもよいアルコキシを意味するが、好ましい置換基と
しては、置換されていてもよいアリールが挙げられ、最
も好ましい置換基はメトキシおよびエトキシ等の低級ア
ルコキシで置換されているフェニルである。「置換され
ていてもよいフェニル基」とは、ハロゲン、低級アルコ
キシ、ヒドロキシ、アミノ、置換されていてもよいアリ
ールから選ばれる同一または異なった1個以上の置換基
を有してもよいフェニル基を意味する。本発明の化合物
は、例えばアルカリ金属(ナトリウム、カリウムなど)、
アルカリ土類金属(カルシウムなど)などの、カルボン酸
と塩を形成しうる金属と塩を形成することができる。
【0010】本発明化合物は、下記反応式で示される製
造法AおよびBにより製造することができる。製造法A
造法AおよびBにより製造することができる。製造法A
【化5】 [式中、Xは式:
【化6】 で示される基であり、R1、R2、R3、R4、R5、R6、
R7、R8、R9、mおよびE1はそれぞれ前記と同意義で
あり、R10、R11、R12、R13およびR14は個別に水
素、低級アルキルおよびヒドロキシ基を表す。]化合物
7に適当なアミンまたはアルコールを適当な溶媒中、−
50〜100℃、好ましくは0℃〜室温付近で好ましく
は塩基の存在下で反応させることにより化合物8および
9を得る。アミンとしては、メチルアミン、エチルアミ
ン、プロピルアミン、ジメチルアミンおよびジエチルア
ミン等の脂肪族アミン、アニリン、メチルアニリン、ジ
メチルアニリン等の芳香族アミン、グリシンまたはその
エステル、リジンまたはそのエステル等のアミノ酸を用
いる。アルコールとしては、メタノール、エタノール、
グリシンベンジルオキシトシルアルコール、またはp−
メトキシ−2−フェニルエタノール等を用いる。塩基と
しては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
ルシウム、炭酸カリウム、トリエチルアミンおよびピリ
ジン等を用いる。溶媒としては、メタノール、エタノー
ル等のアルコール、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
DMF、DMSOまたはこれらの含水物等を用いること
ができる。
R7、R8、R9、mおよびE1はそれぞれ前記と同意義で
あり、R10、R11、R12、R13およびR14は個別に水
素、低級アルキルおよびヒドロキシ基を表す。]化合物
7に適当なアミンまたはアルコールを適当な溶媒中、−
50〜100℃、好ましくは0℃〜室温付近で好ましく
は塩基の存在下で反応させることにより化合物8および
9を得る。アミンとしては、メチルアミン、エチルアミ
ン、プロピルアミン、ジメチルアミンおよびジエチルア
ミン等の脂肪族アミン、アニリン、メチルアニリン、ジ
メチルアニリン等の芳香族アミン、グリシンまたはその
エステル、リジンまたはそのエステル等のアミノ酸を用
いる。アルコールとしては、メタノール、エタノール、
グリシンベンジルオキシトシルアルコール、またはp−
メトキシ−2−フェニルエタノール等を用いる。塩基と
しては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
ルシウム、炭酸カリウム、トリエチルアミンおよびピリ
ジン等を用いる。溶媒としては、メタノール、エタノー
ル等のアルコール、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
DMF、DMSOまたはこれらの含水物等を用いること
ができる。
【0011】製造法B(R9がアルキルアミノの場合)
【化7】 式中、R5、R6、R7、R8、XおよびE1はそれぞれ前
記と同意義を有する。化合物10に水素化ホウ素ナトリ
ウム等の水素化ホウ素化合物などの還元剤の存在下、R
9Hを反応させて化合物11を得、更に要すれば脱保護
反応に付す。本反応は、−50℃〜50℃、好ましくは
−20℃〜室温付近で適当な溶媒中、好ましくは窒素気
流中で実施する。適当な溶媒としては、メタノール、エ
タノール等のアルコール、酢酸、トリフルオロ酢酸、ベ
ンゼン、トルエン、エーテル、テトラヒドロフラン、テ
トラヒドロピリジンおよびピリジン等が用いられる。ま
た本工程では、化合物11を得る前に化合物11'を経
由することもあるが、化合物11'を更に還元反応に付
すことにより化合物11を得られる。この場合、還元剤
として、前述と同様のものも用いられるが、更に水素化
シアノナトリウム等も用いられ、または接触還元反応に
付すこともできる。この接触還元反応は、触媒として白
金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄および銅など
を用いて通常の工程で実施される。
記と同意義を有する。化合物10に水素化ホウ素ナトリ
ウム等の水素化ホウ素化合物などの還元剤の存在下、R
9Hを反応させて化合物11を得、更に要すれば脱保護
反応に付す。本反応は、−50℃〜50℃、好ましくは
−20℃〜室温付近で適当な溶媒中、好ましくは窒素気
流中で実施する。適当な溶媒としては、メタノール、エ
タノール等のアルコール、酢酸、トリフルオロ酢酸、ベ
ンゼン、トルエン、エーテル、テトラヒドロフラン、テ
トラヒドロピリジンおよびピリジン等が用いられる。ま
た本工程では、化合物11を得る前に化合物11'を経
由することもあるが、化合物11'を更に還元反応に付
すことにより化合物11を得られる。この場合、還元剤
として、前述と同様のものも用いられるが、更に水素化
シアノナトリウム等も用いられ、または接触還元反応に
付すこともできる。この接触還元反応は、触媒として白
金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄および銅など
を用いて通常の工程で実施される。
【0012】本発明化合物は、各種担体とともに、経口
剤、外用剤などとすることができる。投与量は、目標と
する治療効果、投与方法、年齢、体重などによって変わ
るので一概には規定できないが、通常、一日投与量は、
経口的には、約0.1mg〜約500mg、好ましくは約0.
5mg〜約100mgであり、これを1〜5回に分割して投
与すればよい。
剤、外用剤などとすることができる。投与量は、目標と
する治療効果、投与方法、年齢、体重などによって変わ
るので一概には規定できないが、通常、一日投与量は、
経口的には、約0.1mg〜約500mg、好ましくは約0.
5mg〜約100mgであり、これを1〜5回に分割して投
与すればよい。
【0013】上記の一般式によって示される特定の本発
明化合物を以下に具体的に例示する:
明化合物を以下に具体的に例示する:
【化8】
【化9】
【0014】上記の本発明化合物はすべて当技術分野既
知の方法によって製造することができる。以下に製造例
および実施例を挙げて本発明化合物にかかる製造方法を
詳細に説明する。しかし、これらは本発明の限定を意図
するものではない。
知の方法によって製造することができる。以下に製造例
および実施例を挙げて本発明化合物にかかる製造方法を
詳細に説明する。しかし、これらは本発明の限定を意図
するものではない。
【実施例】実施例1 4−[4'−(4''−カルボキシ−3''−メトキシ−2'',
5'',6''−トリメチルフェノキシカルボニル)−3'−
メトキシ−2',5',6'−トリメチルフェノキシカルボ
ニル]−2,5−ジメチル−6−ベンジルオキシグリシル
メチルレゾルシノール(化合物1a) チエロシンA2α(化合物2a)[特開平4−15879
0号に記載のようにして製造](12mg)をジオキサン1
mlに溶解し、グリシンベンジルエステル・p−トルエン
スルホン酸塩(10mg)を加え、撹拌下にトリエチルアミ
ン2滴、次いで0.2N NaOH(2ml)を加え、室温に
て1時間撹拌する。反応混合物を水で希釈したのち希塩
酸にてpH3.0とし、次いで酢酸エチルにて抽出し、
有機層を乾燥(Na2SO4)後、減圧下に溶媒を留去し、
残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィーに付して分離
した(Rf値:0.6、展開溶媒CHCl3:メタノール:
水62:25:2)。次いで、高速液体クロマトグラフ
ィーにより精製し(tR(分)8.0;ヌクレオシル5C
18,80%アセトニトリル−0.1%H3PO4)、標題
の化合物1a(1.5mg)を得た。1 H−NMR:後述 MSスペクトル:MH+m/z 実測値744(C41H45
NO12としての理論値744)。 上記の反応は以下の反応式で示される。
5'',6''−トリメチルフェノキシカルボニル)−3'−
メトキシ−2',5',6'−トリメチルフェノキシカルボ
ニル]−2,5−ジメチル−6−ベンジルオキシグリシル
メチルレゾルシノール(化合物1a) チエロシンA2α(化合物2a)[特開平4−15879
0号に記載のようにして製造](12mg)をジオキサン1
mlに溶解し、グリシンベンジルエステル・p−トルエン
スルホン酸塩(10mg)を加え、撹拌下にトリエチルアミ
ン2滴、次いで0.2N NaOH(2ml)を加え、室温に
て1時間撹拌する。反応混合物を水で希釈したのち希塩
酸にてpH3.0とし、次いで酢酸エチルにて抽出し、
有機層を乾燥(Na2SO4)後、減圧下に溶媒を留去し、
残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィーに付して分離
した(Rf値:0.6、展開溶媒CHCl3:メタノール:
水62:25:2)。次いで、高速液体クロマトグラフ
ィーにより精製し(tR(分)8.0;ヌクレオシル5C
18,80%アセトニトリル−0.1%H3PO4)、標題
の化合物1a(1.5mg)を得た。1 H−NMR:後述 MSスペクトル:MH+m/z 実測値744(C41H45
NO12としての理論値744)。 上記の反応は以下の反応式で示される。
【化10】 [式中、Xは式:
【化11】 で示される基であり、R1、R2およびR4はメチルであ
り、R3はメトキシであり、R5、R7はメチルであり、
R6、R8はヒドロキシであり、R9は−NHCH2CO2
CH2C6H5であり、R10およびR11はヒドロキシであ
り、R12、R13およびR14はメチルであり、E1は水素
である。]
り、R3はメトキシであり、R5、R7はメチルであり、
R6、R8はヒドロキシであり、R9は−NHCH2CO2
CH2C6H5であり、R10およびR11はヒドロキシであ
り、R12、R13およびR14はメチルであり、E1は水素
である。]
【0015】実施例2−9 チエロシンA2α(化合物2a)またはA1α(化合物2
b[特開平2−286088号明細書記載])にグリシ
ンベンジルオキシエステルの代わりに種々のRNH2ま
たはROHを反応させ実施例1と同様に処理することに
より、化合物1b〜1iを得る。これらの反応は以下の
反応式で示される。
b[特開平2−286088号明細書記載])にグリシ
ンベンジルオキシエステルの代わりに種々のRNH2ま
たはROHを反応させ実施例1と同様に処理することに
より、化合物1b〜1iを得る。これらの反応は以下の
反応式で示される。
【化12】 [式中、X1は式:
【化13】 で示される基であり、X2は式:
【化14】 で示される基であり、R1、R2、R3、R4、R5、R6、
R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14および
E1はそれぞれ前記と同意義である。尚、化合物2aは
m=n=2、化合物bは m=1、n=2で示される。]各
化合物を得るための反応条件および各化合物の構造式を
それぞれ以下の表1および表2に示す。また、化合物1
a〜1iの物理恒数を表3に示す。
R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14および
E1はそれぞれ前記と同意義である。尚、化合物2aは
m=n=2、化合物bは m=1、n=2で示される。]各
化合物を得るための反応条件および各化合物の構造式を
それぞれ以下の表1および表2に示す。また、化合物1
a〜1iの物理恒数を表3に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】実施例10 4−[4'−[5''−(ジメチルアミノメチル)−2'',
4''−ジハイドロキシ−3'',6''−ジメチルフェニル
カルボキシ]−2'−メトキシ−3',5',6'−トリメチ
ル]フェニルカルボキシ−2−メトキシ−3,5,6−ト
リメチル安息香酸(化合物6a)
4''−ジハイドロキシ−3'',6''−ジメチルフェニル
カルボキシ]−2'−メトキシ−3',5',6'−トリメチ
ル]フェニルカルボキシ−2−メトキシ−3,5,6−ト
リメチル安息香酸(化合物6a)
【化15】 [上記反応式にて、Bhはベンズヒドリルを意味する]
ジメチルアミン塩酸塩10.7g(130mmol)のメタ
ノール(200ml)溶液にN2気流中、NaOMe(メタ
ノール中、28%)20.3g(105mmol)を−10
℃〜−15℃で滴下する(約5分)。40分撹拌後、化
合物4a(以下に記載する参考例1にて合成)(1g、
1.3mmol)を加え、0℃に戻し、2.5時間撹拌す
る。NaBH4500mg(13mmol)のうち、60mg
(1.6mmol)を10分かけて添加後、残りを同時に加
える。40分撹拌後、室温にて一晩放置し、メタノール
を留去し、得られた残渣を酢酸エチル−水にて分配し、
酢酸エチル層を水および食塩水で洗浄後、Na2SO4で
乾燥する。溶媒を留去し、残渣(褐色油)1.31gを
得る。カラムクロマトグラフィー(SiO2;100g)
に付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1)で洗浄後、C
HCl3−メタノール(20:1)にて溶出し、淡褐色油
として生成物1gを得る。これをメタノールから晶化
し、白色粉末として化合物6aのベンズヒドリルエステ
ル(化合物5a)844mgを得る(81.3%)。次に、
化合物5a(200mg、0.26mmol)のジクロロメタ
ン(5ml)溶液にアニソール120mg(1.11mmol)
を加え、0℃に冷却する。トリフルオロ酢酸300mgの
ジクロロメタン溶液(1ml)を添加し、0℃で1時間撹
拌する。撹拌後、4℃の冷蔵庫内に1晩放置し、溶媒留
去後、残渣(淡黄色油)0.46gを得る。これをエー
テルから晶化後、濾取し、エタノール−水より再結晶
し、白色粉末として目的化合物6a(63mg)を得る(3
9.9%)。融点:218−220℃(分解)6a 分子式 C34H41NO10 SIMS MH+ m/z 6241 H−NMR(CDCl3) δ2.14,2.16,
2.19,2.24,2.27,2.29,2.42,
2.67(3Hs each,CH3),δ2.57(6Hs,N
Me2),δ3.99(2Hs,ArCH 2N)
ジメチルアミン塩酸塩10.7g(130mmol)のメタ
ノール(200ml)溶液にN2気流中、NaOMe(メタ
ノール中、28%)20.3g(105mmol)を−10
℃〜−15℃で滴下する(約5分)。40分撹拌後、化
合物4a(以下に記載する参考例1にて合成)(1g、
1.3mmol)を加え、0℃に戻し、2.5時間撹拌す
る。NaBH4500mg(13mmol)のうち、60mg
(1.6mmol)を10分かけて添加後、残りを同時に加
える。40分撹拌後、室温にて一晩放置し、メタノール
を留去し、得られた残渣を酢酸エチル−水にて分配し、
酢酸エチル層を水および食塩水で洗浄後、Na2SO4で
乾燥する。溶媒を留去し、残渣(褐色油)1.31gを
得る。カラムクロマトグラフィー(SiO2;100g)
に付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1)で洗浄後、C
HCl3−メタノール(20:1)にて溶出し、淡褐色油
として生成物1gを得る。これをメタノールから晶化
し、白色粉末として化合物6aのベンズヒドリルエステ
ル(化合物5a)844mgを得る(81.3%)。次に、
化合物5a(200mg、0.26mmol)のジクロロメタ
ン(5ml)溶液にアニソール120mg(1.11mmol)
を加え、0℃に冷却する。トリフルオロ酢酸300mgの
ジクロロメタン溶液(1ml)を添加し、0℃で1時間撹
拌する。撹拌後、4℃の冷蔵庫内に1晩放置し、溶媒留
去後、残渣(淡黄色油)0.46gを得る。これをエー
テルから晶化後、濾取し、エタノール−水より再結晶
し、白色粉末として目的化合物6a(63mg)を得る(3
9.9%)。融点:218−220℃(分解)6a 分子式 C34H41NO10 SIMS MH+ m/z 6241 H−NMR(CDCl3) δ2.14,2.16,
2.19,2.24,2.27,2.29,2.42,
2.67(3Hs each,CH3),δ2.57(6Hs,N
Me2),δ3.99(2Hs,ArCH 2N)
【0020】実施例11 4−[4'−[5''−(Sec−フェネチルアミノメチ
ル)−2'',4''−ジハイドロキシ−3'',6'’−ジメ
チルフェニルカルボキシ]−2'−メトキシ−3',5',
6'−トリメチル]フェニルカルボキシ−2−メトキシ
−3,5,6−トリメチル安息香酸(化合物6b)
ル)−2'',4''−ジハイドロキシ−3'',6'’−ジメ
チルフェニルカルボキシ]−2'−メトキシ−3',5',
6'−トリメチル]フェニルカルボキシ−2−メトキシ
−3,5,6−トリメチル安息香酸(化合物6b)
【化16】 Me2NHの代わりに式:C6H5CH(CH3)NH2(Sec
−フェネチルアミン)で示される化合物658mgを使用
し、NaBH480mgをDMF2.5mlおよびメタノール
12ml中で反応させる以外は、化合物4a(参考例1で
合成)(300mg)を実施例10と同様に反応させ、目
的化合物6bのベンズヒドリルエステル(化合物5b)3
14mgを得る。更に、得られた化合物5bのジクロロメ
タン(10ml)溶液に、アニソール180mgおよびトリ
フルオロ酢酸420mgを加え、実施例10と同様に反応
させて標題の目的化合物6b(136mg)を得る。6b 分子式 C40H45NO10 SIMS MH+m/z 7001 HNMR(CDCl3)[δ1.57(3Hd,J=6.
8Hz),δ2.13(3Hs,CH3),δ2.15
(6Hs,CH3),δ2.23,2.26,2.29,
2.40,2.42(3 Hs,each,CH3),δ3.
83,3.84(3Hs each,OCH3),3.94
(2Hm,ArCH 2NH),7.37(5Hm,C
6H5)]
−フェネチルアミン)で示される化合物658mgを使用
し、NaBH480mgをDMF2.5mlおよびメタノール
12ml中で反応させる以外は、化合物4a(参考例1で
合成)(300mg)を実施例10と同様に反応させ、目
的化合物6bのベンズヒドリルエステル(化合物5b)3
14mgを得る。更に、得られた化合物5bのジクロロメ
タン(10ml)溶液に、アニソール180mgおよびトリ
フルオロ酢酸420mgを加え、実施例10と同様に反応
させて標題の目的化合物6b(136mg)を得る。6b 分子式 C40H45NO10 SIMS MH+m/z 7001 HNMR(CDCl3)[δ1.57(3Hd,J=6.
8Hz),δ2.13(3Hs,CH3),δ2.15
(6Hs,CH3),δ2.23,2.26,2.29,
2.40,2.42(3 Hs,each,CH3),δ3.
83,3.84(3Hs each,OCH3),3.94
(2Hm,ArCH 2NH),7.37(5Hm,C
6H5)]
【0021】実施例12 第1工程 4−[4'−[5''−(ベンジルオキシカルボニルメチ
ルイミノメチル)−2'',4''−ジハイドロキシ−3'',
6''−ジメチルフェニルカルボキシ]−2'−メトキシ
−3',5',6'−トリメチル]フェニルカルボキシ−2
−メトキシ−3,5,6−トリメチル安息香酸ベンズヒド
リルエステル(化合物5c)
ルイミノメチル)−2'',4''−ジハイドロキシ−3'',
6''−ジメチルフェニルカルボキシ]−2'−メトキシ
−3',5',6'−トリメチル]フェニルカルボキシ−2
−メトキシ−3,5,6−トリメチル安息香酸ベンズヒド
リルエステル(化合物5c)
【化17】 化合物4a(参考例1で合成)(2g、2.6mmol)、お
よびグリシンベンジルエステル・p−トルエンスルホン
酸塩8.9g(26mmol)を乾燥ジメチルホルムアミド
30mlに溶解後、酢酸ナトリウム4.3g(52mmol)
を加え、3.5時間撹拌する。その反応液を冷水300
mlに注ぎ、析出する結晶を濾取し、酢酸エチル100ml
に溶かし、水100ml、食塩水100mlにて洗浄後、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥する。溶媒を留去後、黄色泡
状物として標題化合物5c(2.58g)を得る。それ
を酢酸エチル−n−ヘキサン(1:2)より再結晶し、
黄色柱状晶として目的化合物5c(2.2g、92.2
%)を得た。融点:153−5℃ 元素分析(C54H53NO12(分子量907.972)と
して) 計算値 C;71.43,H;5.88,N;1.54 実測値 C;71.69,H;5.88,N;1.62
よびグリシンベンジルエステル・p−トルエンスルホン
酸塩8.9g(26mmol)を乾燥ジメチルホルムアミド
30mlに溶解後、酢酸ナトリウム4.3g(52mmol)
を加え、3.5時間撹拌する。その反応液を冷水300
mlに注ぎ、析出する結晶を濾取し、酢酸エチル100ml
に溶かし、水100ml、食塩水100mlにて洗浄後、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥する。溶媒を留去後、黄色泡
状物として標題化合物5c(2.58g)を得る。それ
を酢酸エチル−n−ヘキサン(1:2)より再結晶し、
黄色柱状晶として目的化合物5c(2.2g、92.2
%)を得た。融点:153−5℃ 元素分析(C54H53NO12(分子量907.972)と
して) 計算値 C;71.43,H;5.88,N;1.54 実測値 C;71.69,H;5.88,N;1.62
【0022】第2工程 4−[4'−[5''−(ベンジルオキシカルボニルメチ
ルアミノメチル)−2'',4''−ジハイドロキシ−3'',
6''−ジメチルフェニルカルボキシ]−2'−メトキシ
−3',5',6'−トリメチル]フェニルカルボキシ−2
−メトキシ−3,5,6−トリメチル安息香酸(化合物6
c)
ルアミノメチル)−2'',4''−ジハイドロキシ−3'',
6''−ジメチルフェニルカルボキシ]−2'−メトキシ
−3',5',6'−トリメチル]フェニルカルボキシ−2
−メトキシ−3,5,6−トリメチル安息香酸(化合物6
c)
【化18】 (1) 先の第一工程で得た化合物5c(2.15g、
2.37mmol)を乾燥ジメチルホルムアミド30mlに溶
解後、乾燥メタノール80mlおよび酢酸2mlを加えてお
き、N2気流中、水素化シアノホウ素ナトリウム0.3
g(4.77mmol)をメタノール4mlに溶解し、氷冷
下、それを15分かけて滴下する。そのまま3時間撹拌
後、4℃で一晩放置する。メタノールを減圧下に留去
後、冷水300mlに注ぎ、1N−塩酸で酸性後、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液にてアルカリ性にする。析出し
た結晶を濾取し、酢酸エチル200mlに溶かし、食塩水
100mlにて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。
溶媒を留去後、黄色油状物2.33gを得る。シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(SiO2;120g)に付
し、酢酸エチル−n−ヘキサン(1:2)で溶出させ、
淡黄色油状物として目的化合物6cのベンズヒドリルエ
ステル(化合物5d)1.07g(49.7%)を得
た。 (2) 先に得た化合物5d(1g、1.1mmol)をジ
クロロメタン40mlに溶解後、アニソール0.6ml
(5.5mmol)を加える。氷冷下でトリフルオロ酢酸
0.85ml(11mmol)のジクロロメタン4mlの溶液を
ゆっくりと滴下する。そのまま4時間撹拌後、減圧濃縮
し、1N−塩酸を加え析出する固形物を濾取する。水洗
を繰り返し、酢酸エチル50mlに溶かし、0.1%リン
酸水溶液、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥す
る。溶媒を留去後、黄色油状物865mgを得る。シリカ
ゲルカラムクロマト(SiO2;50g)に付し、クロロ
ホルム−メタノール(10:1)で溶出させ、黄色油状
物として化合物6c(720mg)を得た(88.1
%)。これを95%エタノールより再結晶し、淡黄色粒
状晶として標題の化合物6c(266mg)を得た。融
点:134−6℃(分解) 元素分析(C41H45NO12・EtOH・H2Oとして) 計算値 C;63.93,H;6.61,N;1.73 実測値 C;63.90,H;6.58,N;1.81
2.37mmol)を乾燥ジメチルホルムアミド30mlに溶
解後、乾燥メタノール80mlおよび酢酸2mlを加えてお
き、N2気流中、水素化シアノホウ素ナトリウム0.3
g(4.77mmol)をメタノール4mlに溶解し、氷冷
下、それを15分かけて滴下する。そのまま3時間撹拌
後、4℃で一晩放置する。メタノールを減圧下に留去
後、冷水300mlに注ぎ、1N−塩酸で酸性後、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液にてアルカリ性にする。析出し
た結晶を濾取し、酢酸エチル200mlに溶かし、食塩水
100mlにて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。
溶媒を留去後、黄色油状物2.33gを得る。シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(SiO2;120g)に付
し、酢酸エチル−n−ヘキサン(1:2)で溶出させ、
淡黄色油状物として目的化合物6cのベンズヒドリルエ
ステル(化合物5d)1.07g(49.7%)を得
た。 (2) 先に得た化合物5d(1g、1.1mmol)をジ
クロロメタン40mlに溶解後、アニソール0.6ml
(5.5mmol)を加える。氷冷下でトリフルオロ酢酸
0.85ml(11mmol)のジクロロメタン4mlの溶液を
ゆっくりと滴下する。そのまま4時間撹拌後、減圧濃縮
し、1N−塩酸を加え析出する固形物を濾取する。水洗
を繰り返し、酢酸エチル50mlに溶かし、0.1%リン
酸水溶液、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥す
る。溶媒を留去後、黄色油状物865mgを得る。シリカ
ゲルカラムクロマト(SiO2;50g)に付し、クロロ
ホルム−メタノール(10:1)で溶出させ、黄色油状
物として化合物6c(720mg)を得た(88.1
%)。これを95%エタノールより再結晶し、淡黄色粒
状晶として標題の化合物6c(266mg)を得た。融
点:134−6℃(分解) 元素分析(C41H45NO12・EtOH・H2Oとして) 計算値 C;63.93,H;6.61,N;1.73 実測値 C;63.90,H;6.58,N;1.81
【0023】実施例13 4−[5'−(ベンジルオキシカルボニルメチルアミノ
メチル)−2',4'−ジヒドロキシ−3',6'−ジメチ
ル]フェニルカルボキシ−2−メトキシ−3,5,6−
トリメチル安息香酸(化合物6’)の合成
メチル)−2',4'−ジヒドロキシ−3',6'−ジメチ
ル]フェニルカルボキシ−2−メトキシ−3,5,6−
トリメチル安息香酸(化合物6’)の合成
【化19】
【0024】第1工程 化合物4b(参考例1にて合成)2.02g(3.5mm
ol)を30mlDMF溶媒に溶解し、Gly・OBn・Tos
5.98g(17.7mmol)および酢酸ナトリウム3.
04g(37mmol)を加え、室温下撹拌する。反応終了
後、水300mlを加え、析出した結晶を濾過する。析出
物を再び酢酸エチルに溶解させ、乾燥(Na2SO4)
後、減圧下溶媒を留去し、2.33g(92%)の黄色
結晶の4−[5'−(ベンジルオキシカルボニルメチル
イミノメチル)−2',4'−ジハイドロキシ−3',6'−
ジメチル]フェニルカルボキシ−2−メトキシ−3,5,
6−トリメチル安息香酸ベンズヒドリルエステル(化合
物5c')を得る。5c' 1 HNMR(δ,CDCl3) 2.04(3H,S),
2.08(3H,S),2.10(3H,S),2.1
5 (3H,S),2.83(3H,S),3.55
(3H,S),4.46(2H,S),5.24(2
H,S),7.20(1H,S),7.23−7.50
(15H,m),8.86(1H,S),11.95
(1H,S)
ol)を30mlDMF溶媒に溶解し、Gly・OBn・Tos
5.98g(17.7mmol)および酢酸ナトリウム3.
04g(37mmol)を加え、室温下撹拌する。反応終了
後、水300mlを加え、析出した結晶を濾過する。析出
物を再び酢酸エチルに溶解させ、乾燥(Na2SO4)
後、減圧下溶媒を留去し、2.33g(92%)の黄色
結晶の4−[5'−(ベンジルオキシカルボニルメチル
イミノメチル)−2',4'−ジハイドロキシ−3',6'−
ジメチル]フェニルカルボキシ−2−メトキシ−3,5,
6−トリメチル安息香酸ベンズヒドリルエステル(化合
物5c')を得る。5c' 1 HNMR(δ,CDCl3) 2.04(3H,S),
2.08(3H,S),2.10(3H,S),2.1
5 (3H,S),2.83(3H,S),3.55
(3H,S),4.46(2H,S),5.24(2
H,S),7.20(1H,S),7.23−7.50
(15H,m),8.86(1H,S),11.95
(1H,S)
【0025】第2工程 メタノール、DMFの混合溶媒(1:1)200ml中に
先に得た化合物5c(2.33g、3.25mmol)を溶
解させる。0℃に冷却後、メタノール10mlに溶解させ
たNaBH3CN510mg(8.1mmol)を滴下し、0℃
で40時間撹拌する。氷水約800mlを加え、析出した
黄色結晶を濾取し、それをシリカゲル200gで精製
し、白色結晶として4−[5'−(ベンジルオキシカル
ボニルメチルアミノメチル)−2',4'−ジハイドロキ
シ−3',6'−ジメチル]フェニルカルボキシ−2−メ
トキシ−3,5,6−トリメチル安息香酸ベンズヒドリル
エステル(化合物5d')(120mg)を得る。5d' (δ,CDCl3) 2.03(3H,S),2.03(3H,S),2.0
8(3H,S),2.12(3H,S),2.54(3
H,S),3.55(3H,S),4.11(2H,
S),5.22(2H,S),7.20(1H,S),
7.23−7.50(15H,m),11.60(1
H,S)
先に得た化合物5c(2.33g、3.25mmol)を溶
解させる。0℃に冷却後、メタノール10mlに溶解させ
たNaBH3CN510mg(8.1mmol)を滴下し、0℃
で40時間撹拌する。氷水約800mlを加え、析出した
黄色結晶を濾取し、それをシリカゲル200gで精製
し、白色結晶として4−[5'−(ベンジルオキシカル
ボニルメチルアミノメチル)−2',4'−ジハイドロキ
シ−3',6'−ジメチル]フェニルカルボキシ−2−メ
トキシ−3,5,6−トリメチル安息香酸ベンズヒドリル
エステル(化合物5d')(120mg)を得る。5d' (δ,CDCl3) 2.03(3H,S),2.03(3H,S),2.0
8(3H,S),2.12(3H,S),2.54(3
H,S),3.55(3H,S),4.11(2H,
S),5.22(2H,S),7.20(1H,S),
7.23−7.50(15H,m),11.60(1
H,S)
【0026】第3工程 6mlのジクロロエタン溶液に先に得た化合物5d'(1
20mg、0.167mmol)、およびアニソール97mg
(0.85mmol)を溶解させ、0℃に冷却後、トリフル
オロ酢酸0.12ml(1.64mmol)をゆっくり滴下し
そのまま撹拌する。反応終了後、減圧下に溶媒を留去
し、1N−塩酸を3ml加え、析出した結晶を濾取する。
酢酸エチルに結晶を溶解させ、乾燥(Na2SO4)を行
った後、溶媒を留去し、シリカゲル75gで精製する。
得られた生成物40mgをエタノールで再結晶し、白色結
晶として標題化合物6c'(8.5mg)を得る。6c' 融点:164℃ IR(cm-1,nujol):3400−2300,760,
1650,1620 NMR(δ,CDCl3−CD3OD5%):2.05
(3H,S),2.09(3H,S),2.15(3
H,S),2.29(3H,S),2.59(3H,
S),3.69(2H,S),3.82(3H,S),
4.23(2H,S),5.24(2H,S),7.3
6(5H,S)
20mg、0.167mmol)、およびアニソール97mg
(0.85mmol)を溶解させ、0℃に冷却後、トリフル
オロ酢酸0.12ml(1.64mmol)をゆっくり滴下し
そのまま撹拌する。反応終了後、減圧下に溶媒を留去
し、1N−塩酸を3ml加え、析出した結晶を濾取する。
酢酸エチルに結晶を溶解させ、乾燥(Na2SO4)を行
った後、溶媒を留去し、シリカゲル75gで精製する。
得られた生成物40mgをエタノールで再結晶し、白色結
晶として標題化合物6c'(8.5mg)を得る。6c' 融点:164℃ IR(cm-1,nujol):3400−2300,760,
1650,1620 NMR(δ,CDCl3−CD3OD5%):2.05
(3H,S),2.09(3H,S),2.15(3
H,S),2.29(3H,S),2.59(3H,
S),3.69(2H,S),3.82(3H,S),
4.23(2H,S),5.24(2H,S),7.3
6(5H,S)
【0027】参考例1 4−[4'−(2'',4''−ジハイドロキシ−5''−ホル
ミル−3'',6''−ジメチルフェニルカルボキシ)−2'
−メトキシ−3',5',6'−トリメチル]フェニルカル
ボキシ−2−メトキシ−3,5,6−トリメチル安息香酸
ベンズヒドリルエステル4aおよび、4−(5'−ホル
ミル−2',4'−ジハイドロキシ−3',6'−ジメチル)
フェニルカルボキシ−2−メトキシ−3,5,6−トリメ
チル安息香酸ベンズヒドリルエステル4b
ミル−3'',6''−ジメチルフェニルカルボキシ)−2'
−メトキシ−3',5',6'−トリメチル]フェニルカル
ボキシ−2−メトキシ−3,5,6−トリメチル安息香酸
ベンズヒドリルエステル4aおよび、4−(5'−ホル
ミル−2',4'−ジハイドロキシ−3',6'−ジメチル)
フェニルカルボキシ−2−メトキシ−3,5,6−トリメ
チル安息香酸ベンズヒドリルエステル4b
【化20】 チエラビンB(特願平3−162847号)(化合物4
a')(30g、53mmol)をトリフルオロ酢酸300ml
に溶解し、氷冷下でヘキサメチレンテトラアミン8.9
g(63mmol)を加え、2時間撹拌する。室温に戻し、
更に2時間撹拌後、50℃で4.5時間加熱し、室温で
一晩放置する。減圧下にトリフルオロ酢酸を留去し、水
400mlを加え、60℃で7時間加熱する。析出する固
形物を濾取し、水洗後酢酸エチル300mlに溶かし、1
N−塩酸、水、食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥する。溶媒を留去後、橙色泡状物41.7gを
得、それにクロロホルム200mlを加えて溶解する。ベ
ンズヒドリルジアゾメタン18g(93mmol)を氷冷下
に加え、3.5時間撹拌する。溶媒を留去後、酢酸エチ
ル100mlに溶かし、1N−塩酸、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、水、及び食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥する。溶媒を留去後、橙色油状物46gを得
る。シリカゲルクロマトグラフィー(SiO2;500
g,400gの2回)に付し、酢酸エチル−n−ヘキサ
ン(1:4)にて溶出させ、4−[4'−(2'',4''−
ジハイドロキシ−5''−ホルミル−3'',6''−ジメチ
ルフェニルカルボキシ)−2'−メトキシ−3',5',6'
−トリメチル]フェニルカルボキシ−2−メトキシ−
3,5,6−トリメチル安息香酸ベンズヒドリルエステル
(化合物4a)9.95g(24.7%)、および4−
(5'−ホルミル−2',4'−ジハイドロキシ−3',6'
−ジメチル)フェニルカルボキシ−2−メトキシ−3,
5,6−トリメチル安息香酸ベンズヒドリルエステル(化
合物4b)3.77g(12.5%)を得る。4b ;白色柱状晶(酢酸エチル−n−ヘキサン) 融点 182−4℃ 元素分析(C34H33O8(569.604)について) 計算値 C;71.69,H;5.84 実測値 C;71.61,H;5.77
a')(30g、53mmol)をトリフルオロ酢酸300ml
に溶解し、氷冷下でヘキサメチレンテトラアミン8.9
g(63mmol)を加え、2時間撹拌する。室温に戻し、
更に2時間撹拌後、50℃で4.5時間加熱し、室温で
一晩放置する。減圧下にトリフルオロ酢酸を留去し、水
400mlを加え、60℃で7時間加熱する。析出する固
形物を濾取し、水洗後酢酸エチル300mlに溶かし、1
N−塩酸、水、食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥する。溶媒を留去後、橙色泡状物41.7gを
得、それにクロロホルム200mlを加えて溶解する。ベ
ンズヒドリルジアゾメタン18g(93mmol)を氷冷下
に加え、3.5時間撹拌する。溶媒を留去後、酢酸エチ
ル100mlに溶かし、1N−塩酸、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、水、及び食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥する。溶媒を留去後、橙色油状物46gを得
る。シリカゲルクロマトグラフィー(SiO2;500
g,400gの2回)に付し、酢酸エチル−n−ヘキサ
ン(1:4)にて溶出させ、4−[4'−(2'',4''−
ジハイドロキシ−5''−ホルミル−3'',6''−ジメチ
ルフェニルカルボキシ)−2'−メトキシ−3',5',6'
−トリメチル]フェニルカルボキシ−2−メトキシ−
3,5,6−トリメチル安息香酸ベンズヒドリルエステル
(化合物4a)9.95g(24.7%)、および4−
(5'−ホルミル−2',4'−ジハイドロキシ−3',6'
−ジメチル)フェニルカルボキシ−2−メトキシ−3,
5,6−トリメチル安息香酸ベンズヒドリルエステル(化
合物4b)3.77g(12.5%)を得る。4b ;白色柱状晶(酢酸エチル−n−ヘキサン) 融点 182−4℃ 元素分析(C34H33O8(569.604)について) 計算値 C;71.69,H;5.84 実測値 C;71.61,H;5.77
【0028】
【発明の効果】以下に説明する試験法により、本発明化
合物のホスホリパーゼA2阻害活性を調べた。方法 基質として、L−3−ホスファチジルエタノールアミ
ン、1−パルミトイル−2−[1−14C]リノレオイル
(Amersham社,59mCi/mmol)を、L−α−ホスファチ
ジルエタノールアミン(Sigma社,卵白由来)により希釈
(2,000dpm/nmol)し、これを音波処理したものを用
い、基質調整液を調製した。PLA2(ホスホリパーゼA
2)には、ラット血小板由来のものを使用した。反応は、
トリスバッファー(0.1M,pH7.4)、CaCl2(3m
M)の溶液中にPLA2および基質調整液を加え、37℃
で20分間反応後にドールズ試薬1.25mlを入れ直ち
に撹拌し反応を止めた。これに蒸留水0.5mlとn−ヘ
プタン0.8mlを加え撹拌後遠心し、上層を別に分取し
た。さらにn−ヘプタン0.8mlとシリカゲルを加え撹
拌後、遠心し上清をバイアル瓶に分取し、これにトルエ
ンカクテルを加え、液体シンチレーションカウンターに
よりPLA2によって遊離されてくる脂肪酸量(DPM
値)を測定した。阻害活性値(%)は、[(阻害剤添加時の
DPM値−PLA2無添加時のDPM値)/(PLA2単独
作用時のDPM値−PLA2無添加時のDPM値)]×1
00により算出した。50%の阻害活性を示すのに要し
た薬物濃度(IC50)で薬物の阻害活性を表す。
合物のホスホリパーゼA2阻害活性を調べた。方法 基質として、L−3−ホスファチジルエタノールアミ
ン、1−パルミトイル−2−[1−14C]リノレオイル
(Amersham社,59mCi/mmol)を、L−α−ホスファチ
ジルエタノールアミン(Sigma社,卵白由来)により希釈
(2,000dpm/nmol)し、これを音波処理したものを用
い、基質調整液を調製した。PLA2(ホスホリパーゼA
2)には、ラット血小板由来のものを使用した。反応は、
トリスバッファー(0.1M,pH7.4)、CaCl2(3m
M)の溶液中にPLA2および基質調整液を加え、37℃
で20分間反応後にドールズ試薬1.25mlを入れ直ち
に撹拌し反応を止めた。これに蒸留水0.5mlとn−ヘ
プタン0.8mlを加え撹拌後遠心し、上層を別に分取し
た。さらにn−ヘプタン0.8mlとシリカゲルを加え撹
拌後、遠心し上清をバイアル瓶に分取し、これにトルエ
ンカクテルを加え、液体シンチレーションカウンターに
よりPLA2によって遊離されてくる脂肪酸量(DPM
値)を測定した。阻害活性値(%)は、[(阻害剤添加時の
DPM値−PLA2無添加時のDPM値)/(PLA2単独
作用時のDPM値−PLA2無添加時のDPM値)]×1
00により算出した。50%の阻害活性を示すのに要し
た薬物濃度(IC50)で薬物の阻害活性を表す。
【0029】結果 得られた結果を以下の表4に示す。
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 219/22 7457−4H 229/38 8930−4H 237/06 7106−4H (72)発明者 田中 和重 兵庫県西宮市今津真砂町1−13−503
Claims (3)
- 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8
は個別に水素、置換されていてもよい低級アルキル、置
換されていてもよい低級アルコキシ、ヒドロキシ、アシ
ルオキシまたはハロゲンであり、 R9は水素、ヒドロキシ、アシルオキシ、置換されてい
てもよい低級アルキル、置換されていてもよい低級アル
コキシまたは置換されていてもよい低級アルキルアミノ
であり、 E1は水素またはエステル残基であり、 mは1−4の整数をそれぞれ意味する]で示される化合物
またはその塩。 - 【請求項2】 R9が式: 【化2】 (ここに、Phは置換されていてもよいフェニル基であ
る)で示される基群の中から選ばれる基である請求項1
記載の化合物またはその塩。 - 【請求項3】 請求項1に記載の化合物またはその塩を
有効量含有するPLA2阻害剤。
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JP19678992 | 1992-07-23 | ||
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