JPH0687729U - オルダム型軸継手 - Google Patents
オルダム型軸継手Info
- Publication number
- JPH0687729U JPH0687729U JP3445593U JP3445593U JPH0687729U JP H0687729 U JPH0687729 U JP H0687729U JP 3445593 U JP3445593 U JP 3445593U JP 3445593 U JP3445593 U JP 3445593U JP H0687729 U JPH0687729 U JP H0687729U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disc
- ball bearings
- shafts
- cross groove
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 2軸間の結合部に摩耗が発生しないようにし
て耐久性を向上させる。 【構成】 円板14に玉軸受を回転自在に保持するため
の十字溝13が形成されている。互いに平行で軸心がず
れている2軸に固定される円板11,15には、それぞ
れ一対の玉軸受12と16が回転自在に軸支され、これ
ら二対の玉軸受12,16は、互いに90度の角度差を
有して、前記十字溝13に回転自在に嵌合配置される。
て耐久性を向上させる。 【構成】 円板14に玉軸受を回転自在に保持するため
の十字溝13が形成されている。互いに平行で軸心がず
れている2軸に固定される円板11,15には、それぞ
れ一対の玉軸受12と16が回転自在に軸支され、これ
ら二対の玉軸受12,16は、互いに90度の角度差を
有して、前記十字溝13に回転自在に嵌合配置される。
Description
【0001】
本考案は、2軸が平行で、軸心がずれている場合に使われるオルダム軸継手の 改良に関する。
【0002】
図2、及び図3に示すように、2軸1,2が互いに平行であり、且つ、明らか に偏りが合って、直線上に配置されていないときに用いる軸継手で、中間片3の 表裏面にある互いに直角をなすキー状の突出部4,5を両軸1,2端に固定され たフランジ6,7の溝にはめ込んで組み立てたオルダム軸継手が従来知られてい る。
【0003】
上記オルダム軸継手は、中間片3即ち円板3の突出部4,5がフランジ6,7 側の溝に嵌合する構成となっているため、突出部4,5と溝との間の摺動摩擦に よって、両者の間に摩耗が発生するという欠陥が存した。 本考案は、上記欠陥を除去することを目的とする。
【0004】
上記目的を達成するため、本考案は、互いに平行で軸心がずれている2軸を結 合する為のオルダム型軸継手において、端面に一対の玉軸受12を回転自在に保 持し、前記2軸のうちの一方の軸に固定可能な円板11と、二対の玉軸受を回転 自在に保持する為の十字溝13が形成された円板14と、円板11に保持された 一対の玉軸受と90度の角度差を有する配列軸線上に一対の玉軸受16を回転自 在に保持し、前記2軸のうちの他方の軸に固定可能な円板15とを備えたもので ある。
【0005】
【作用】 円板11,15にそれぞれ回転自在に保持された一対の玉軸受12,16が円 板14に形成された十字溝13内に90度の角度差を有する配列線上で嵌合する 構成となっており、玉軸受12,16は、十字溝13の壁面に回転自在に線接触 するため、玉軸受12,16と十字溝13の壁面との間に摺動摩擦が発生しない 。又、円板11,15に回転自在に保持された二対の玉軸受12,16は、十字 溝13の中で、同一平面上に嵌合する構造となっており、回転力を伝達する際に 、円板14を倒そうとする偶力が発生しないため、円板11,15と14の端面 間での摺動摩耗が発生しない。
【0006】
以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例を参照して詳細に説明する。 11は、円板であり、軸心がずれている互いに平行な2軸(図示省略)のうち の一方の軸に嵌合するための軸穴10が形成されている。 前記円板11の一方の面には、その中心点を通る軸線L1上に、前記中心点を挾 んで、一対の玉軸受12が回転自在に軸支されている。 14は、円板であり、これに二対の玉軸受を回転自在に保持するための十字溝1 3が透設されている。 15は、円板であり、軸心がずれている互いに平行な2軸のうちの他方の軸に嵌 合する為の軸穴17が形成されている。 前記円板15の一方の面には、その中心点を通る軸線L2上に、前記中心点を挾 んで一対の玉軸受16が回転自在に軸支されている。 前記十字溝13の幅は、前記玉軸受12,16を回転自在に密嵌保持し得る寸法 に設定されている。 上記した構成において、互いに平行で、軸心がずれている2軸に、それぞれ円柱 11と15の軸穴10,17を図示省略した固定機構により固着する。 一方、円板11と15との間に円板14を配置し、一対の玉軸受12と一対の玉 軸受16を互いに直角に配置されるように、それぞれ対応する十字溝13に回転 自在に嵌合する。 該状態において、二対の玉軸受12,16は、十字溝13内で、90度の角度差 を持って、同一平面上に配置される。 以上の構成によって、2軸は結合し、一方の軸の回転が玉軸受12,16を介し て他方の軸に伝達される。
【0007】
本考案は上述の如く、2軸を円板の十字溝に嵌合する回転自在な玉軸受によっ て伝動するようにしたので、十字溝と玉軸受との間に摺動摩擦が発生しない。 又、円板に回転自在に保持された二対の玉軸受は、十字溝の中で同一平面上に嵌 合する構造となっているため、回転力を伝達する際に中間の円板を倒そうとする 偶力が発生しない。 その為、両側の両板と中間の円板の端面間で摺動摩耗が発生しない等の効果が存 する。
【図1】本考案の分解斜視図である。
【図2】従来技術の一部断面側面図である。
【図3】従来技術のオルダム型軸継手に用いられる中間
片の外観図である。
片の外観図である。
1 軸 2 軸 3 中間片 4 突出部 5 突出部 6 フランジ 7 フランジ 10 軸穴 11 円板 12 玉軸受 13 十字溝 14 円板 15 円板 16 玉軸受
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに平行で軸心がずれている2軸を結
合する為のオルダム型軸継手において、端面に一対の玉
軸受12を回転自在に保持し、前記2軸のうちの一方の
軸に固定可能な円板11と、二対の玉軸受を回転自在に
保持する為の十字溝13が形成された円板14と、円板
11に保持された一対の玉軸受と90度の角度差を有す
る配列軸線上に一対の玉軸受16を回転自在に保持し、
前記2軸のうちの他方の軸に固定可能な円板15とを備
えたことを特徴とするオルダム型継手。 - 【請求項2】 前記二対の玉軸受12,16を、前記十
字溝13の中で、同一平面上に配置したことを特徴と請
求項1に記載のオルダム型軸継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3445593U JPH0687729U (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | オルダム型軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3445593U JPH0687729U (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | オルダム型軸継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687729U true JPH0687729U (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=12414729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3445593U Pending JPH0687729U (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | オルダム型軸継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0687729U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050009104A (ko) * | 2003-07-15 | 2005-01-24 | 현대자동차주식회사 | 파워스티어링 펌프의 결합구조 |
US10690191B2 (en) | 2016-09-05 | 2020-06-23 | Smc Corporation | Elastic shaft coupling |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP3445593U patent/JPH0687729U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050009104A (ko) * | 2003-07-15 | 2005-01-24 | 현대자동차주식회사 | 파워스티어링 펌프의 결합구조 |
US10690191B2 (en) | 2016-09-05 | 2020-06-23 | Smc Corporation | Elastic shaft coupling |
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