JPH0662225U - オルダム型軸継手 - Google Patents
オルダム型軸継手Info
- Publication number
- JPH0662225U JPH0662225U JP799893U JP799893U JPH0662225U JP H0662225 U JPH0662225 U JP H0662225U JP 799893 U JP799893 U JP 799893U JP 799893 U JP799893 U JP 799893U JP H0662225 U JPH0662225 U JP H0662225U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- ball bearings
- groove
- shaft
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 円板とフランジ間の結合部に摩耗が発生しな
いようにして耐久性を向上させる。 【構成】 円板34の両面に少なくとも一対づつの玉軸
受36,38,46,48が回転自在に軸支され、円板
34の一方の面の一対の玉軸受36,38の配列軸線4
4と円板34の他方の面の一対の玉軸受46,48の配
列軸線は互いに直角に設定されている。互いに平行で軸
心がずれている2軸18,20に固定されるフランジ管
16,30のフランジ16b,30bには、断面四角形
状の細長状の溝26,32が形成され、この溝26,3
2に、フランジ16b,30b間に配置された円板34
の玉軸受36,38,46,48が、回転自在に嵌合配
置される。
いようにして耐久性を向上させる。 【構成】 円板34の両面に少なくとも一対づつの玉軸
受36,38,46,48が回転自在に軸支され、円板
34の一方の面の一対の玉軸受36,38の配列軸線4
4と円板34の他方の面の一対の玉軸受46,48の配
列軸線は互いに直角に設定されている。互いに平行で軸
心がずれている2軸18,20に固定されるフランジ管
16,30のフランジ16b,30bには、断面四角形
状の細長状の溝26,32が形成され、この溝26,3
2に、フランジ16b,30b間に配置された円板34
の玉軸受36,38,46,48が、回転自在に嵌合配
置される。
Description
【0001】
本考案は、2軸が平行で、軸心がずれている場合に使われるオルダム軸継手の 改良に関する。
【0002】
図3、及び図4に示すように、2軸2,4が互いに平行であり、且つ、明らか に偏りが合って、直線上に配置されていないときに用いる軸継手で、中間片6の 表裏面にある互いに直角をなすキー状の突出部8,10を両軸2,4端に固定さ れたフランジ12,14の溝にはめ込んで組み立てたオルダム軸継手が従来知ら れている。
【0003】
上記オルダム軸継手は、中間片6即ち円板6の突出部8,10がフランジ12 ,14側の溝に嵌合する構成となっているため、突出部8,10と溝との間の摺 動摩擦によって、両者の間に摩耗が発生するという欠陥が存した。 本考案は、上記欠陥を除去することを目的とする。
【0004】
上記目的を達成するため、本考案は、互いに平行で軸心がずれている2軸を結 合するためのオルダム型軸継手において、前記2軸のうちの一方の軸に固定可能 な管状部16aと、該管状部16aの端部に形成されたフランジ16bとを有し 、前記フランジ16bの端面にその中央を横切って玉軸受を回転自在に保持する ための溝26が形成された第1のフランジ管16と、一方の面に少なくとも一対 の玉軸受36,38が回転自在に軸支され、他方の面に前記玉軸受36,38の 配列軸線44に対して90度の角度差を有する配列軸線上に少なくとも一対の玉 軸受46,48が回転自在に軸支された円板34と、前記2軸のうちの他方の軸 に固定可能な管状部30aと、該管状部30aの端部に形成されたフランジ30 bとを有し、該フランジ30bの端面にその中央を横切って延びる前記溝26と 同一形状の溝32が形成された第2のフランジ管30とを備えたものである。
【0005】
フランジ管16,30のフランジ16b,30b間に円板34を配置し、該円 板34の両面の玉軸受36,38,46,48を、それぞれ対向するフランジ1 6b,30bの溝26,32に回転自在に嵌合し、これによってフランジ管16 ,30を互いに伝動するように結合する。玉軸受36,38,46,48の周面 は、溝26,32の壁面に回転自在に線接触するため、玉軸受36,38,46 ,48と、溝26,32の壁面との間に摺動摩擦による摩耗が発生しない。
【0006】
以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例を参照して詳細に説明する。 16はフランジ管であり、軸心がずれている互いに平行な2軸18,20のう ちの一方の軸18に嵌合するための軸穴22が形成されている。前記フランジ管 16の管状部16aには、前記軸穴22と連通するねじ穴24が厚み方向に形成 され、該ねじ穴24にセットねじが螺合している。
【0007】 前記フランジ管16のフランジ16bの端面には、断面四角形状の細長状の溝 26が前記管状部16aの中心軸線28に対して直角方向に穿設されている。
【0008】 前記溝26は、前記フランジ16bの端面に対して水平で、且つ、前記中心軸 線28に対して垂直な底壁面26aと、該底壁面26aに対して直角で、且つ、 前記中心軸線28に対して直角方向に延びる互いに所定間隔を存して平行に対向 する一対のガイド壁面26b,26cに囲まれ、前記溝26の長手方向の両端は 開放されている。
【0009】 30は、前記2軸18,20のうちの他方の軸20に取り付けられるフランジ 管であり、前記一方のフランジ管16と同一の構造を有し、フランジ30bに溝 32を有している。
【0010】 34は適宣の厚さに設定された円板であり、これの一方の面には、その中心点 0をはさんで一対の玉軸受36,38が回転自在に軸40,42支されている。 前記玉軸受36,38の支軸40,42は、円板34の一方の面上の、その中心 点0を通る配列軸線44上に位置して、前記円板34の一方の面に垂直に立設さ れている。
【0011】 前記円板64の他方の面には、その中心点をはさんで一対の玉軸受46,48 が回転自在に軸支されている。前記玉軸受46,48の支軸50,52は、円板 の他方の面上の、その中心点を通る前記軸線44と直角な関係になる配列軸線上 に位置して、前記円板34の他方の面に垂直に立設されている。
【0012】 前記玉軸受36,38及び46,48のそれぞれの外径は、前記溝26,32 の短手方向の幅、即ちガイド壁面26b,26c間の間隔と略同一に設定され、 厳密に言えば、玉軸受36,38,46,48の外径は、これらが前記溝26, 32のガイド壁面間に回転自在に密嵌し得る程度の寸法に設定されている。
【0013】 上記した構成において、互いに平行で、軸心がずれている2軸18,20を接 続する場合には、図2に示すように2軸18,20のそれぞれにフランジ管16 ,30をセットねじで固定し、フランジ間16,30を2軸18,20に固定す る。
【0014】 一方、フランジ16bと、30bとの間に円板34を配置し、円板34の一方 の面の玉軸受36,38をフランジ16bの溝26に回転自在に嵌合する。
【0015】 又、円板34の他方の面の玉軸受46,48を他方のフランジ30bの溝32 回転自在に嵌合配置する。 以上の構成によって、2軸18,20は結合し、一方の軸18の回転が玉軸受 36,38,46,48を介して他方の軸20に伝達される。
【0016】
本考案は上述の如く、2軸をフランジの溝に嵌合する回転自在な玉軸受によっ て伝動するようにしたので、溝と玉軸受との間に摺動摩擦が生じない。その為、 両者には摩耗の影響がなく、オルダム軸継手の耐久性を向上させることができる 。
【図1】本考案の分解斜視図である。
【図2】本考案の断面図である。
【図3】従来技術の一部断面側面図である。
【図4】従来技術のオルダム型軸継手に用いられる円板
の外観図である。
の外観図である。
2 軸 4 軸 6 中間片 8 突出部 10 突出部 12 フランジ 14 フランジ 16 フランジ管 18 軸 20 軸 22 軸穴 24 ねじ穴 26 溝 28 中心軸線 30 フランジ管 32 溝 34 円板 36 玉軸受 38 玉軸受 40 軸 42 軸 44 配列軸線 46 玉軸受 48 玉軸受 50 軸 52 軸
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに平行で軸心がずれている2軸を結
合するためのオルダム型軸継手において、前記2軸のう
ちの一方の軸に固定可能な管状部16aと、該管状部1
6aの端部に形成されたフランジ16bとを有し、前記
フランジ16bの端面にその中央を横切って玉軸受を回
転自在に保持するための溝26が形成された第1のフラ
ンジ管16と、一方の面に少なくとも一対の玉軸受3
6,38が回転自在に軸支され、他方の面に前記玉軸受
36,38の配列軸線44に対して90度の角度差を有
する配列軸線上に少なくとも一対の玉軸受46,48が
回転自在に軸支された円板34と、前記2軸のうちの他
方の軸に固定可能な管状部30aと、該管状部30aの
端部に形成されたフランジ30bとを有し、該フランジ
30bの端面にその中央を横切って延びる前記溝26と
同一形状の溝32が形成された第2のフランジ管30と
を備えたことを特徴とするオルダム型継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP799893U JPH0662225U (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | オルダム型軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP799893U JPH0662225U (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | オルダム型軸継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662225U true JPH0662225U (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=11681068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP799893U Pending JPH0662225U (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | オルダム型軸継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0662225U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006329295A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Ntn Corp | 軸継手 |
JP2007211850A (ja) * | 2006-02-08 | 2007-08-23 | Honda Motor Co Ltd | 等速ジョイント |
-
1993
- 1993-02-04 JP JP799893U patent/JPH0662225U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006329295A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Ntn Corp | 軸継手 |
JP4578321B2 (ja) * | 2005-05-25 | 2010-11-10 | Ntn株式会社 | 軸継手 |
JP2007211850A (ja) * | 2006-02-08 | 2007-08-23 | Honda Motor Co Ltd | 等速ジョイント |
JP4628277B2 (ja) * | 2006-02-08 | 2011-02-09 | 本田技研工業株式会社 | 等速ジョイント |
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