JPH068759Y2 - ソファー兼用ベッド装置 - Google Patents

ソファー兼用ベッド装置

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JPH068759Y2
JPH068759Y2 JP9203789U JP9203789U JPH068759Y2 JP H068759 Y2 JPH068759 Y2 JP H068759Y2 JP 9203789 U JP9203789 U JP 9203789U JP 9203789 U JP9203789 U JP 9203789U JP H068759 Y2 JPH068759 Y2 JP H068759Y2
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seat frame
seat
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bed
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案はソファーとベッドとの相互変換ができるソフ
ァー兼用ベッド装置に関する。
(従来の技術) この種のソファー兼用ベッド装置には種々のタイプのも
のがある。その1つとして本件出願人は実願昭62−5
3182号に示されるソファー兼用ベッド装置を提案し
た。この先行技術は、スライドフレームがスライド自在
に設けられたベースフレームに第1のシートフレームの
一端が枢着され、この他端に第2のシートフレームの一
端が枢着されている。この第2のシートフレームの他端
には第3のシートフレームの一端がヒンジ機構によって
所定の傾斜角度で保持可能に連結されている。そして、
上記各シートフレームの上面には全体にわたってクッシ
ョン体が添設されている。
このような構成によれば、第1乃至第3のシートフレー
ムを水平に並設すれば、これらがなす平面をベッド面と
して利用することができる。また、第3のシートフレー
ムを所定の角度に上昇させてヒンジ機構により保持し、
その状態でこの第3のシートフレームの上昇端を押し下
げれば、第1のシートフレームと第2のシートフレーム
とがこれらの連結箇所から屈曲してベースフレームの一
端側に立設する。したがって、これら第1、第2のシー
トフレームが背もたれとなり、第3のシートフレームが
ほぼ水平に保持されて座部となるから、ソファーとして
利用することができる。
ところで、このような構成のソファー兼用ベッド装置を
ソファーに変換して利用する場合、座部となった第3の
シートフレーム上のクッション体は、この第3のシート
フレームの幅方向全長にわたって同じ厚さとなってい
る。そのため、利用者が座部の幅方向端部に腰掛ける
と、その端部のクッション体が利用者の重みで圧縮変形
させられ、他の部分に比べて薄くなる。すると、利用者
の臀部が座部の端部からずれ落ち易くなるから、安定性
が損なわれ、座り心地が悪いということがある。
このような欠点をなくすために、第3のシートフレーム
上におけるクッション体の両側部の厚さを予め厚くして
おくことが考えられる。しかしながら、クッション体の
両側部を予め厚くしておくと、ベッドとして利用すると
きにクッション体がなす平面の幅寸法が狭くなって利用
しずらいということがある。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来のソファー兼用ベッド装置は、ソファ
ーとして利用する場合に座部となる部分の厚さ寸法が幅
方向全長にわたって同じであるため、端部に着座してそ
の端部が圧縮変形させられると、ずれ落ち易くなって安
定性が悪いということがあった。
この考案の上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、ソファーとして利用する場合に、そ
の座部のクッション体の幅方向両端部を十分に厚くする
ことができ、しかもベッドとして利用するときには上記
座部の両端部に対応する部分の厚さを他の部分とほぼ同
じにすることができるようにしたソファー兼用ベッド装
置を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段及び作用) 上記課題を解決するためにこの考案は、ベースフレーム
と、このベースフレームの上面に一端が枢着されて設け
られた第1のシートフレームと、この第1のシートフレ
ームの他端に一端が枢着された第2のシートフレーム
と、この第2のシートフレームの他端に一端が枢着され
た第3のシートフレームと、各シートフレームの上面に
添設されたクッション体とを具備し、上記第1乃至第3
のシートフレームがほぼ水平に並設されたベッドの状態
と、上記第1のシートフレームと第2のシートフレーム
とを起立させて背もたれとするとともに、上記第3のシ
ートフレームをほぼ水平な座部としたソファーの状態と
に変換できるソファー兼用ベッド装置において、上記ク
ッション体の上記第3のシートフレームの幅方向両側に
対応する部分には、ソファーに変換された状態において
上記クッション体の上記座部の幅方向両側となる部分を
他の部分よりも高く保持するためのサイドクッションを
挿入する差込み部を形成する。
このように構成すれば、ソファーに変換されたときにだ
け、上記差込み部にサイドクッションを挿入して座部の
両端部を他の部分よりも十分に高くすることができる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図に示すソファー兼用ベッド装置はベースフレーム
1を備えている。このベースフレーム1は平行に離間対
向したアングル材からなる一対の縦部材2の両端にそれ
ぞれ横部材3を結合し、これら一対の横部材3の両端に
それぞれベース脚4を取付けて構成されている。
上記縦部材2の内側面には第4図と第5図とに示すよう
に固定部材5と、この固定部材5に対してスライド自在
な可動部材6とからなるスライドレール7の上記固定部
材5が接合固定されている。上記可動部材6にはスライ
ドフレーム8の断面コ字状の縦部材9が取付けられてい
る。つまり、スライドフレーム8は平行に離間対向した
一対の上記縦部材9の一端側に、下端に車輪11が設け
られた取付脚12が垂設され、これら一対の取付脚12
が横部材13によって連結されて構成されている。した
がって、上記スライドフレーム8は上記ベースフレーム
1に対してスライド自在となっており、ベースフレーム
1の一端側から出入れすることができる。
なお、スライドフレーム8の一対の縦部材9の他端間に
は、第5図あるいは第12図に示すように断面クランク
状のストッパ材14がその両端部を縦部材9内に挿入さ
せた状態で架設されていて、スライドフレーム8を引出
すと、ベースフレーム1の一端側の横部材3に当接して
上記スライドフレーム8がベースフレーム1から抜出す
るのを防止している。
上記ベースフレーム1の他端側の一対の縦部材2の端部
にはそれぞれピン15によって連結具16が回動自在に
設けられている。これら連結具16には矩形板状の第1
のシートフレーム17の一端側下面が取付固定されてい
る。この第1のシートフレーム17の他端には第2のシ
ートフレーム18の一端が蝶番19によって回動自在に
連結されている。この第2のシートフレーム18の他端
には後述するヒンジ機構21によって第3のシートフレ
ーム22が回動自在かつ上記第2のシートフレーム18
に対して所定の角度で保持可能に連結されている。この
第3のシートフレーム22は第7図に示すようにフレー
ム枠22aにベルト22bを格子状に張設して形成され
ている。
また、第2のシートフレーム18の他端下面には受け部
材23の一端側が固着されている。この受け部材23の
他端側にはガイドローラ24が回転自在に設けられ、こ
のガイドローラ24は上記スライドフレーム8の縦部材
9にスライド自在に係合している。
上記第3のシートフレーム22の他端下面には上記縦部
材9に係合したガイドローラ24とでこの第3のシート
フレーム22をほぼ水平に支持する支持手段としての支
持脚25が設けられている。さらに、第3のシートフレ
ーム22の先端部(他端部)下面には第1図に示すよう
に係合部材25aが設けられている。この係合部材25
aの下端面には段差部26が形成されていて、この段差
部26は後述するごとく第3のシートフレーム22をベ
ースフレーム1の上面に重合させたときに、第2図に示
すようにベースフレーム1の先端側のベース脚4の上面
に係合し、それによって第3のシートフレーム22がベ
ースフレーム1上でスライドするのを阻止するようにな
っている。
上記第1のシートフレーム17の上面には背上げフレー
ム27が接合されている。この背上げフレーム27の一
端は第10図に示すように上記第1のシートフレーム1
7の他端に蝶番18によって回動自在に連結されてい
る。この背上げフレーム27の他端下面には第11図に
示すように幅方向に沿って横桟29が取着され、この横
桟29の両端部にはストッパ球31の収容部32が形成
されている。このストッパ球31は上記収容部32に収
容されたばね33によって突出方向に付勢され、背上げ
フレーム27が第1のシートフレーム17に重合した状
態ではこの一端面に形成された係合部34に弾性的に係
合している。それによって、背上げフレーム27はばた
付くことがないよう第1のシートフレーム17に保持さ
れている。
また、第1のシートフレーム17と背上げフレーム27
との間には保持機構35が設けられている。この保持機
構35は第9図に示すようにラチェット部36aが形成
された鞘状の本体部36と、この本体部36にスライド
自在かつ任意のスライド位置で保持可能に挿入され上記
ラチェット部36aに係脱する爪37aを有するステー
部37とからなる。ステー部37を本体部36から引出
すと、爪37aがラチェット部36aに係合してステー
部37が没入方向へ戻るのを阻止する。また、ステー部
37を第9図に示すようにストロークエンドまで引出せ
ば、爪37aとラチェット部36aとの係合が外れ、ス
テー部37を矢印で示す没入方向へスライドさせること
ができるようになっている。
そして、上記本体部36の一端が上記第1のシートフレ
ーム17の一端側に枢着され、上記ステー部37の一端
が上記背上げフレーム27の一端部の幅方向両端面に設
けられたブラケット38に枢着されている。したがっ
て、上記背上げフレーム27はその一端の蝶番28を支
点として回動させたときに、上記保持機構35によって
任意の回動角度で保持できるようになっている。
さらに、上記背上げフレーム27と第1のシートフレー
ム17との一端部および第2のシートフレーム18の上
記第1のシートフレーム17に連結された一端部には、
第7図と第10図とに示すようにそれぞれ両端部を残し
て幅方向ほぼ全長にわたる切欠部27a、17a、18
aが形成されている。上記第1のシートフレーム17と
第2のシートフレーム18との切欠部17a、18aが
形成された部分の板面にはゴムなどの複数の弾性帯状部
材39が幅方向に所定間隔で設けられている。
上記背上げフレーム27、第2のシートフレーム18お
よび第3のシートフレーム22の上面には、第1図およ
び第8図に示すように各フレームと対応する大きさに形
成されたクッション体としての弾性シート41a〜41
cが接合されている。これら下部弾性シート41a〜4
1cはたとえばチップウレタンなどのように比較的硬質
の弾性材料で作られ、これら下部弾性シートの上面には
3枚のフレームシートに対応する大きさの1枚の同じく
クッション体としての上部弾性シート42が重合されて
いる。この上部弾性シート42は袋状の外装地内に綿な
どが充填された同じくクッション体としての外装パット
43によって被覆されている。この外装パット43の上
記第3のシートフレーム22上に位置する部分の幅方向
両側部は、第3図あるいは第13図に示すように上記上
部弾性シート42と分離された分離片43aに形成さ
れ、それによって第3のシートフレーム22の両端部に
おける上部弾性シート42と外装パット43の分離片4
3aとの間には差込み部44が形成されている。この差
込み部44は第3図に示すようにソファーに変換したと
きのその座部の両側に位置する。そして、これら差込み
部44にはサイドクッション40が挿入され、それによ
って座部の両側を高くしてその側部の座り心地をよくし
ているとともに、ソファーとしての外観の向上を計るこ
とができるようになっている。
なお、背上げフレーム27上に載置された下部弾性シー
ト41aは、この背上げフレーム27の厚さ分だけ他の
下部弾性シート41b、41cよりも薄く形成されてい
る。
上記第1のシートフレーム17の両側には第8図に示す
ように第1の側板45が設けられている。また上記第3
のシートフレーム22の両側には第2の側板46が設け
られ、前端には端板47が設けられている。
一方、上記ヒンジ機構21は第6図に示すように形成さ
れている。すなわち、支軸48によって第1のアーム4
9と第2のアーム51との一端が枢着されている。第1
のアーム49の一端には歯52が形成され、第2のアー
ム51の一端には上記歯52に噛合するストッパ53が
ピン54によって枢着されているとともにばね55によ
って上記歯52に噛合する方向に付勢されている。
上記支軸48にはカム板56が回動自在に取付けられて
いる。このカム板56の外周面には周方向に所定の角度
で凹部57と凸部58とが形成されている。上記凸部5
8の上記支軸48からの半径寸法は上記歯52の半径寸
法よりも大きく形成されている。また、上記第1のアー
ム49の一端には上記歯52に上記ストッパ53が係合
した状態において上記凹部57に対向位置する係合体5
9が設けられている。
このような構造によれば、上記歯52とストッパ53と
の係合により、第1のアーム49を第2のアーム51に
対して所定の角度で保持することができる。また、第1
のアーム49を第6図に矢印で示す方向に回動させ、こ
の回動にカム板56をその凹部57の一端に当接する係
合体59によって連動させれば、このカム板56の凸部
58に上記ストッパ53が乗り上げて歯52との係合が
外れるから、上記第1のアーム49を矢印と逆方向へ自
由に回動させることができる。この方向への回動は上記
係合体59が凹部57の他端に当接してカム板56を回
動させ、上記ストッパ53がカム板56の凸部58から
外れて歯52に係合するまで、すなわち第1のアーム4
9が第2のアーム51に対してほぼ水平な状態になるま
で回動させることができるようになっている。
上記第1のアーム49は上記第3のシートフレーム22
のフレーム枠22aに固着され、上記第2のアーム51
は上記第2のシートフレーム18に固着されている。
つぎに、上記構造のソファー兼用ベッド装置の変換操作
について説明する。第1図に示すベッドの状態から第2
図に示すソファーの状態に変換するには、第1図に鎖線
で示す方向に第3のシートフレーム22を回動させる。
そして、この第3のシートフレーム22が第2のシート
フレーム18に対して所定の角度、この場合は第1図に
示すようにほぼ90度にし、その状態でヒンジ機構21に
よって保持させる。
つぎに、上記第3のシートフレーム22の上端を下降方
向に押し下げながらベースフレーム1の方向に押し込
む。すると、上記第3のシートフレーム22はヒンジ機
構21により第2のシートフレーム18に対して下降方
向に回動するのが阻止されているから、第2のシートフ
レーム18が第3のシートフレーム22に連結された他
端を支点として一端側が上昇する方向に回動することに
なる。
このように、第2のシートフレーム18が回動すると、
これに第1のシートフレーム17が連動し、その一端側
を支点として他端側が上昇する。したがって、所定の回
動角度に上昇させられた第3のシートフレーム22を下
降させながら押し込めば、第1、第2のシートフレーム
17、18が第2図に示すように起立するとともに、第
3のシートフレーム22に設けられたガイドローラ24
がスライドフレーム8の縦部材9を転動する。そして、
ガイドローラ24は縦部材9の端部において、この端部
内に突出したストッパ部材14の端部に当接し、それに
よってスライドフレーム8をベースフレーム1内へスラ
イドさせることになる。スライドフレーム8がベースフ
レーム1内に入り込んだところで第3のシートフレーム
22を上記ベースフレーム1の上面に接合すれば、第2
図に示すごとくソファーに変換されることになる。
このとき、第3のシートフレーム22に設けられた係合
部材25aがベース脚4に係合するから、上記第3のシ
ートフレーム22がベースフレーム1上から前方にずれ
るのが防止されることになる。
また、ソファーに変換すると、第1のシートフレーム1
7と第2のシートフレーム18との連結部分が鋭角に屈
曲することになるから、これらシートフレーム17、1
8の連結部分を被覆した上部弾性シート42に大きな曲
げ応力が加わることになる。しかしながら、上記第1の
シートフレーム17とこれに重合した背上げフレーム2
7および第2のシートフレーム18との連結端部にはそ
れぞれ切欠部17a、27a、18aが各フレームの幅
方向に沿って形成されている。したがって、第1のシー
トフレーム17と第2のシートフレーム18とが屈曲さ
れると、上部弾性シート42は下部弾性シート41の端
部とともに上記切欠部17a、27a、18a内に入り
込んだ状態で屈曲するから、これらの屈曲状態が緩やか
になって上部弾性シート41に生じる曲げ応力が減少さ
れることになる。
上部弾性シート41に生じる曲げ応力が減少すれば、ベ
ッドからソファーへの変換操作にともなう操作力が小さ
くてすむから、その変換操作を軽い力で楽に行うことが
できる。
また、ソファーに変換した状態で座部となった第3のシ
ートフレーム22上に位置する外装パット43の分離片
43aと上部弾性シート41との間に形成された差込み
部44に第3図に示すようにサイドクッション40を挿
入すれば、それによって座部の幅方向両側部を高くする
ことができる。そのため、利用者が座部の両側部に着座
することでその部分のクッション体が圧縮変形させられ
ても、その座部の両側部は利用者がずれ落ちることのな
い厚さを維持することができる。したがって、利用者が
座部の両側部に座ったときの安定性や座り心地が良好に
維持される。
また、ベッドからソファーに変換するときに第3のシー
トフレーム22の第2のシートフレーム18に対する角
度をたとえば90度よりも大きくすれば、ソファーに変換
された状態における背もたれとなる第2のシートフレー
ム18の角度を緩やかにすることができる。すなわち、
背もたれの角度を自由に設定することができる。
ソファーからベッドに変換するには、第2図に示す状態
から第3のシートフレーム22をさらに上昇方向に回動
させる。そして、ヒンジ機構21による第3のシートフ
レーム22の保持状態を解除したならば、この第3のシ
ートフレーム22をわずかに上昇させ、係合部材25と
ベース脚4との係合を外した状態でこの第3のシートフ
レーム22をベースフレーム1から引き出す。すると、
この第3のシートフレーム22の動きにスラドフレーム
8が連動するとともに、第1乃至第3のシートフレーム
17、18、22がほぼ水平に展開されるから、これら
がなす上面をベッド面として利用することができる。つ
まり、ソファーからベッドへ変換することができる。
ベッドに変換した状態で上記差込み部44からサイドク
ッション40を取り外せば、第1乃至第3のシートフレ
ーム17、18、22がなすベッド面、つまり外装パッ
ト43がなす面を平らにすることができるから、ベッド
としてのお幅寸法が小さくなるようなことがない。
ベッドに変換された状態で利用者が上半身を起こして読
書などをする場合には、第1のシートフレーム17上に
設けられた背上げフレーム27を所定の角度に回動させ
る。すると、この背上げフレーム27の回動に連動して
保持機構35の本体部36からステー部37が突出する
方向にスライドし、任意の突出位置でラチェット部36
aと爪37aとの係合によって没入不能に保持されるか
ら、それによって背上げフレーム27を第1図に鎖線で
示すように任意の傾斜角度で保持することができる。し
たがって、利用者はこの背上げフレーム27に寄掛かる
ことによって上半身を起こした姿勢を楽にとることがで
きる。
上記背上げフレーム27を倒伏させる場合には、この背
上げフレーム27をさらに上昇方向に回動させることに
よって上記保持機構35の本体部36のラチェット部3
6aとステー部37の爪27aとの係合を外せば、この
背上げフレーム27を倒状方向へ自由に回動させること
が可能となる。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案は、ソファーに変換したとき
に座部をなす第3のシートフレームの幅方向両端部に対
応する部分に、この座部のクッション体の幅方向両他部
を他の部分よりも高く保持するためのサイドクッション
を挿入する差込み部を形成した。
したがって、ソファーに変換した状態で上記差込み部に
サイドクッションを挿入すれば、座部の幅方向両端部を
高くすることができるから、利用者がその端部に着座し
てクッション体が圧縮変形させられても、利用者の臀部
がずれ落ちることのない安定した状態を維持することが
できる。しかも、ベッドに変換したときには上記サイド
クッションを上記差込み部から取り外すことによって平
らで使い易いベッド面を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はベッドの状
態の側断面図、第2図はソファーの状態の側断面図、第
3図は同じく斜視図、第4図はベースフレームとスライ
ドフレームとの結合部分の側面図、第5図は同じく斜視
図、第6図は第2のシートフレームと第3のシートフレ
ームとの連結部分の断面図、第7図は第1乃至第3のシ
ートフレームを下面側から見た平面図、第8図は同じく
断面図、第9図は保持機構の側面図、第10図は背上げ
フレームと第1のシートフレームとの連結部分の断面
図、第11図は背上げフレーム端部の断面図、第12図
はスライドフレームに設けられたストッパ部材の部分の
断面図、第13図クッション体の差込み部が形成された
部分の断面図である。 1…ベースフレーム、17…第1のシートフレーム、1
8…第2のシートフレーム、22…第3のシートフレー
ム、40…サイドクッション、41a〜41c…下部弾
性シート(クッション体)、42…上部弾性シート(ク
ッション体)、43…外装パット(クッション体)、4
4…差込み部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースフレームと、このベースフレームの
    上面に一端が枢着されて設けられた第1のシートフレー
    ムと、この第1のシートフレームの他端に一端が枢着さ
    れた第2のシートフレームと、この第2のシートフレー
    ムの他端に一端が枢着された第3のシートフレームと、
    各シートフレームの上面に添設されたクッション体とを
    具備し、上記第1乃至第3のシートフレームがほぼ水平
    に並設されたベッドの状態と、上記第1のシートフレー
    ムと第2のシートフレームとを起立させて背もたれとす
    るとともに、上記第3のシートフレームをほぼ水平な座
    部としたソファーの状態とに変換できるソファー兼用ベ
    ッド装置において、上記クッション体の上記第3のシー
    トフレームの幅方向両側に対応する部分には、ソファー
    に変換された状態において上記クッション体の上記座部
    の幅方向両側となる部分を他の部分よりも高く保持する
    ためのサイドクッションを挿入する差込み部が形成され
    ていることを特徴とするソファー兼用ベッド装置。
JP9203789U 1989-08-04 1989-08-04 ソファー兼用ベッド装置 Expired - Lifetime JPH068759Y2 (ja)

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