JPH0687563A

JPH0687563A - ステイプラ装置を備えたソータ

Info

Publication number: JPH0687563A
Application number: JP24202792A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiro Hirota; 和浩廣田; Izumi Hamanaka; 泉浜中; Minoru Kawano; 実川野; Hisao Hosoya; 久男細谷; Akihiko Nishiki; 昭彦錦; Keisuke Tanaka; 啓介田中
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 1992-09-10
Filing date: 1992-09-10
Publication date: 1994-03-29

Abstract

(57)【要約】【目的】シートを分類・収納する複数のビンと、該ビ
ンに収納したシートを綴じ止めするステイプラ装置を備
えたソータにおいて、各ビン一体に取付けられたシート
押えレバーが弛緩時に、ビンに排出されるシートの先端
に引っ掛かることを防止することを目的とする。【構成】各ビンのシート載置面の裏側に複数リブを設
け、該リブの底面形状を、各ビン一体に取付けらた待機
時のシート押えレバーと競合しない形状に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、複写機、印刷機ある
いはレーザビームプリンタ等の画像形成装置に付設され
て該画像形成装置から排出される多数枚のシートを自動
的に丁合い（ソート）および仕分け（グルーピング）し
て各ビン内に収納するソータに関し、特にステイプラ装
置におけるシート押えレバーが、ビンに排出されるシー
トの先端に引っ掛かるのを防止することに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、複写機等から排出されたシートを
綴じ止めするステイプラ装置を備えたシート後処理装置
としては、循環式自動原稿搬送装置(RDH)等の機械と共
に用い、シートごとにステイプラ止めするシート後処理
装置（フィニッシャ）が存在するが機構が複雑で高価と
なる欠点がある。

【０００３】（１）比較的簡便なビン移動型のソータに
ステイプラ装置を付設した装置（特開昭64-43457号公
報）が開示されている。この装置はビンに収納したシー
トを綴じ止めするステイプラ装置をビンに対して進退自
在に配置したソータである。

【０００４】（２）他のソータでは多数の用紙束にそれ
ぞれステイプルを打ち込む場合、固定したステイプラ装
置を各ビンごとに設け、各ビンをステイプラ装置まで移
動させて用紙束にステイプルを打ち込む形式がある。

【０００５】（３）特開昭62-244869号公報に開示され
たソータは、ステイプル打ち込み可能な位置まで用紙を
載せたビンを移動し、ステイプルを打ち込み、他のビン
の打ち込みに際しては当該ステイプラ装置を上下方向に
移動して行なうものである。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】上述したステイプラ装
置付ソータのうち、第１のステイプラ装置を進退させる
形式は、シートのサイズによって進入行程が異なり、各
ビンの上下間隔をすべて広くとるとソータが大型化し、
ステイプラ装置が進入する該当ビンの間隔のみを拡げる
動作を行なうと機構が複雑になるという問題点があっ
た。

【０００７】第２のソータでは、ソータ全体の構成が複
雑化し、またビン間隔が狭い場合においては、特殊なス
テイプラ装置が必要となるといった問題点があった。

【０００８】このようなことからビン上に収容されたシ
ート束を押圧してシート束にステイプルを打ち込むため
のシート押えレバーに、ビンに排出されるシートの先端
が接触して排紙不良や紙詰り等の問題を発生していた。

【０００９】このような点にかんがみ、装置の構造が簡
単で、部品点数が少く、ことにビンの移動に対して、安
定である直線運動を採用し、シート押えレバーがビンに
排出された紙の先端に引っ掛かるのを防止する故障の少
ないステイプラ装置を備えたソータを提供することを目
的としたものである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、簡単な構造で
動作の確実なステイプラ装置を備えたソータを提供する
ことを目的とするものであり、この目的を達成するた
め、この発明は、シートを分類、収納する複数のビン
と、該ビンに収納したシートを綴じ止めするステイプラ
装置とを備えたソータにおいて、各ビンの裏面に複数の
リブを設け、該リブ形状が、前記ビン上に収容されたシ
ート束の一端を押圧するシート押えレバーの待機時に、
該シート押えレバーと競合しない形状であって、該シー
ト押えレバーにビンに排出されるシートの先端が接触す
ることを防止する形状であることを特徴とするステイプ
ラ装置を備えたソータにより達成される。

【００１１】

【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例について
説明する。

【００１２】図１は画像形成装置（例えば複写機）本体
100に接続されたソータの構成図である。本発明のソー
タは、前記画像形成装置本体１と結合して該装置１から
排出される記録用紙であるシートＰを前記ソータ10内の
搬送部11に設けられた搬送手段と分配器とによって該ソ
ータ10内に設けられている多数のビン41に順次搬送収容
して指定された部数に仕分けて、ステイプラ装置80によ
り綴じ止めするものである。

【００１３】図２は、本発明に基づくソータの実施例の
中央断面図、図３は図２のＸ−Ｘ矢視断面図である。

【００１４】本発明のソータ10は、図２に示す如く、複
数個のビン41の列の入口側に沿って設けた搬送ベルト12
と、前記ビン41の列の間に分配器21を往復上下動自在に
支承している構造となっている。

【００１５】すなわち、ビン41はソータ10の筐体10ｃに
図示していない手段によって上から順にビン41ａ，41
ｂ，41ｃ・・・・41ｎのように等間隔に一列に取り付け
られている。

【００１６】搬送ベルト12は、搬送ベルトプーリ13ａ，
13ｂに図示のように懸架され、駆動時は矢印の時計方向
に回動するようになっている。なお、画像形成装置100
により画像が形成された記録シートは、画像形成装置の
シート排出口100ｇより排出され、直ちにソータ10のシ
ート受入口10ｇより挿入されることになり、用紙は搬送
ローラ14及びガイド板16により案内されて搬送ベルト12
の右側の下向走行部へと搬送されることになる。

【００１７】分配器21は、（図２，図３参照）上部に広
い開口部の受入口23ａを持つ用紙の受入部材を有し、分
配器フレーム22に一体的に取り付けられている。そし
て、受入口23ａの他端には、排出口23ｂが設けられてい
て、矢印方向に回転する対の排出ローラ30が上下方向に
接し、前記排出口23ｂに隣合うようになっている。

【００１８】図２において、分配器フレーム22の長手方
向両端の上下には、前後に各１本のタイミングベルト28
ｂの各両端が図示のように固定されていて、丁度分配器
フレーム22を上下よりタイミングベルト28ｂによって引
っ張り合うように懸架されるようになっている。そして
駆動モータ10ｍ（例えばステッピングモータ）の軸に取
りつけたタイミングギヤ29ａはタイミングベルト28ａを
通じて、タイミングギヤ29ｂを回転させ、さらに同軸の
タイミングギヤ29ｃを回転させ、これにかかるタイミン
グベルト28ｂを駆動可能としている。

【００１９】そして、各ビンに対応する位置に分配器21
を停止可能のように図示しない位置決めセンサが設けら
れていて、その位置決めセンサの情報により駆動モータ
10ｍを駆動して分配器21を各ビン41に対して所定の位置
になるように停止させるようになっている。

【００２０】図４は前記シートＰを前記ソータ10内の搬
送部11に積み重ねて設けられている多数のビン41の中央
部と、分配器21の部分断面図であり、図５はビン41とそ
れと一体となして取付けられたシート押え装置60と、ビ
ン41と引寄せるビン移動装置70及びステイプラ装置80及
び整合棒54の位置を示す平面図である。さらにまた図６
はシート押え装置60のシートＰを押さえるシート押えレ
バー61（以下レバーと略記する）の斜視図である。

【００２１】ビン移動部40には等間隔に配置された複数
のビン（例えば20ビン）41がスライド自在に支持されて
いる。即ち、ビン41の底部はビン移動部40に固設された
ガイド板48Ａ上に、シート面と直角に摺動自在に支持さ
れている。前記ビン41の他方の端部はビン移動部40のフ
レームの一部に植設されたガイド溝48Ｂに支持されてい
る。また前方ストッパ41Ｃはビン41の上面側のシート導
入側に設けたストッパであり、その直立面上端は湾曲し
た爪状をなし、シート後端の浮き上りによるシートのビ
ン外脱出を防止する。

【００２２】一方、画像形成装置本体100（図１に示
す）からビン41上に排出されるシートＰの側線を揃える
整合棒54が、搬送部11（図１）に図示していなが垂直に
軸支され、排出されたシートＰの側縁を矢印方向に押し
整合させる。整合棒54の外周はスポンジ54Ａなどの発泡
材で被覆されて当りを軟らかくシートＰを一枚排出毎に
整合させる。本実施例としての整合はシートの位置ぎめ
を端面基準としているので、シートの中心基準整合に比
し、そのためのビン41の移動はなく簡単である。また整
合棒54の整合移動のコントロールは図示しないホトイン
タラプタ（透過型センサ）により位置検出を行ない制御
する。また前記ビン41の一方の側面には、排出されたシ
ートＰのストッパ壁41Ｄが直立して一体をなしている。
前記ストッパ壁の41Ｄの外側面には、シート押え装置60
が装着されている。ストッパ壁41Ｄの外側面に植設した
軸62にレバー61が揺動自在に支持されている。該レバー
61の一方の先端にレバーピン66が植設され、ストッパ壁
41Ｄの外側部ばね掛部41Ｅと、レバー61のばね掛部材61
Ｂにばね63をかけ、これにより軸62を中心として、レバ
ー61が反時計に回転力を与えられて、レバー上面61Ａは
シートを押さえる方向と反対の方向に持上げられてシー
ト面より離れた位置で止まっており、この際のレバー61
のレバー上面61Ａは、上部にあるビン41の低面と平行に
なる如くされている。（図４，図６参照）さらに、図５の左方の斜線部を含む図は、前記してビン
41を移動させると共に、前記シート押え装置60を作動さ
せるビン移動装置70と電導のステイプラ装置80（斜線
部）とを組み込んだ平面図であってこれらは基箱91の中
に組立られている。また図７は、図５の基箱91を右方よ
り見た側面図である。

【００２３】前記ビン移動装置70と、ステイプラ装置80
は、共通の基箱91に取付けられており、また基箱91は前
記ビン移動部40のフレーム上に垂直に軸支（図示せず）
された基箱軸90上を図示しない公知の機構により上下方
向に、昇降し、各ビン41毎に停止し、前記シート押え装
置60を押えながら、前記ビン41上に堆積されたシート束
が、ステイプラ装置80の綴じ部間隙に進入してステイプ
ル位置81にてステイプルが打込まれる。これを更に説明
すれば、（図４乃至図７参照）前述の如く、堆積を完了
したシート束を収納したビン41を前記基箱91にあるビン
移動装置70は、駆動モータ71を内蔵し、これの回転がウ
ォーム72，ウォームギヤ73，から低速ギヤ74へと低速化
され、回転することにより、クランク盤75に設けられた
クランク75Ａを作動し、これにつらなるビン移動板77
を、移動棚76に軸支された移動軸76Ａを介して、前記駆
動モータ71の回転方向を正逆回転させることにより、前
記ビン移動板77を図４ではシート面と直角方向、図５で
はシート面左右方向に、移動させることができ、これに
係止されたレバーピン66も移動するため、レバー上面61
ＡがシートＰを押さえたり、または、押さえを解除す
る。いま図５の左方のビン移動装置70のビン移動板77
が、左方に移動することにより前記の如く、レバーピン
66を引張りシートＰ束を押さえつけ、更にビン移動板77
が左方に移動することにより、ビン41を牽引し、ステイ
プル位置81に、移動させステイプルを打込む。ステイプ
ル打込が終われば駆動モータ71が逆回転し、ビン移動板
77が図５の右方に移動することによりこれに係止するレ
バーピン66も、右方に移動すると共に、ビン41も孔39Ａ
にかけたビン戻しばね39により元の位置に戻され、また
レバーピン66も軸62を中心として、レバー61はばね63に
より戻され、シート押えを解除する。この一連の動き
は、ビン移動板77にあるセンサー検出部79Ｂがセンサー
79Ｂを通過しオン・オフして駆動される。

【００２４】このようにしてシート押えを行なうレバー
61は、シート押えを行なわない時は前記の如く、レバー
上面61Ａは、上面にあるビンの底面とほぼ平行にあるた
め、分配器によるシート排出に当って、しばしばそのシ
ートＰの先端がレバー上面６１Ａに衝突し、引っ掛か
り、またはシートＰの停滞、排出する距離の不足、ジャ
ミングなどの不良が起る。このことは、最近の画像形成
装置が高速化されるにしたがい、特に問題となる不良で
ある。この防止策として、図４に示す如くに、ビン４１
裏面に、レバー上面と競合しない形状のリブ（前部）41
Ａ，リブ（後部）41Ｂを設けることによって防止される
ものである。

【００２５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステイプル止めするための、シートを押さえるレバーが
弛緩時、ビンの裏面に設けられた複数のリブによって、
ビンに排出されるシートの先端が接触・衝突するのを確
実に防止する。しかも本装置は構造簡単のため安価にで
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】画像形成装置に接続されたソータの構成図。

【図２】分配器の断面図。

【図３】図２のＸ−Ｘ矢視断面図。

【図４】分配器とビンの部分断面図。

【図５】ステイプラ装置、ビン移動装置の平面図。

【図６】シート押えレバーの斜視図。

【図７】ビン移動装置の側面図。

【図８】ステイプラ装置とビンの斜視図。

【符号の説明】

10 ソータ 11 搬送部 21 分配器 22 分配器フレーム 23ａ受入口 23ｂ排出口 30 排出ローラ 39 ビン戻しばね 40 ビン移動部 41，41ａ，41ｂ，41ｃ，41ｎビン 41Ａリブ（前部） 41Ｂリブ（後部） 41Ｃ前方ストッパ 41Ｄストッパ壁 48Ａガイド板 48Ｂガイド溝 54 整合棒 60 シート押え装置 61 シート押えレバー 70 ビン移動装置 71 駆動モータ 77 ビン移動板 80 ステイプラ装置 81 ステイプル位置 90 基箱軸 91 基箱 100 画像形成装置 100ｇシート排出口Ｐシート

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者細谷久男東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式会社内 (72)発明者錦昭彦東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式会社内 (72)発明者田中啓介東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】シートを分類、収納する複数のビンと、
該ビンに収納したシートを綴じ止めするステイプラ装置
とを備えたソータにおいて、各ビンの裏面に複数のリブ
を設け、該リブ形状が、前記ビン上に収容されたシート
束の一端を押圧するシート押えレバーの待機時に、該シ
ート押えレバーと競合しない形状であって、該シート押
えレバーにビンに排出されるシートの先端が接触するこ
とを防止する形状であることを特徴とするステイプラ装
置を備えたソータ。