JPH0687466B2 - シリコン薄膜トランジスタおよびシリコン薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

シリコン薄膜トランジスタおよびシリコン薄膜トランジスタの製造方法

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JPH0687466B2
JPH0687466B2 JP17443988A JP17443988A JPH0687466B2 JP H0687466 B2 JPH0687466 B2 JP H0687466B2 JP 17443988 A JP17443988 A JP 17443988A JP 17443988 A JP17443988 A JP 17443988A JP H0687466 B2 JPH0687466 B2 JP H0687466B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願はアクティブマトリクス型液晶表示器等に利用され
るシリコン薄膜トランジスタおよびシリコン薄膜トラン
ジスタの製造方法に関するものである。
[従来の技術] 第16図は従来のシリコン薄膜トランジスタの一例を示し
たものである。
同図において、21は絶縁性基板、22はゲート電極、23は
ゲート絶縁層、24はドナーあるいはアクセプタとなる不
純物を適量含んだ不純物シリコン層、25は活性層となる
真性シリコン層、26は保護絶縁層、27はソース電極、28
はドレイン電極である。
同図に示されるように、真性シリコン層25および保護絶
縁層26が連続的に形成されたシリコン薄膜トランジスタ
は、トランジスタの信頼性、特性の再現性等に優れ、広
く研究開発が行われている。
[解決しようとする課題] 上記従来のシリコン薄膜トランジスタでは、窒化シリコ
ンあるいは酸化シリコン等により形成された保護絶縁層
26を除去して真性シリコン層25を露出させ、この露出し
た真性シリコン層25上に不純物シリコン層24を形成して
いる。
ところが、真性シリコン層25の保護絶縁層側には保護絶
縁層26中に含まれる窒素あるいは酸素等が拡散した層が
あり、保護絶縁層26を除去するときに、上記窒素あるい
は酸素等が拡散した層を完全に除去することができず、
真性シリコン層26と不純物シリコン層24の接合が不十分
となり、トランジスタ特性の悪化を招いていた。
本願の第1の目的は、真性シリコン層と不純物シリコン
層の接合状態を改善して良好なトランジスタ特性を示す
とともに、光照射時のオフ電流を低減することが可能な
シリコン薄膜トランジスタを提供することである。
本願の第2の目的は、真性シリコン層と不純物シリコン
層の接合状態を改善して良好なトランジスタ特性を示す
とともに、マスク枚数を低減してコスト低減、歩留り向
上を図ることが可能なシリコン薄膜トランジスタの製造
方法を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本願のシリコン薄膜トランジスタに係わる発明は、絶縁
性基板上に形成されたゲート電極と、上記ゲート電極を
含む上記絶縁性基板上に形成されたゲート絶縁層と、上
記ゲート絶縁層上に形成されソースおよびドレインとな
る一対の不純物シリコン層と、上記ゲート絶縁層上およ
び上記一対の不純物シリコン層上に上記一対の不純物シ
リコン層を連結するように形成された真性シリコン層
と、上記真性シリコン層上に形成された保護絶縁層と、
上記一対の不純物シリコン層にそれぞれ接続されたソー
ス電極およびドレイン電極とを有するシリコン薄膜トラ
ンジスタにおいて、上記真性シリコン層および上記保護
絶縁層が上記ゲート電極と上記不純物シリコン層とに整
合して形成されていることを特徴とする。
本願のシリコン薄膜トランジスタの製造方法に係わる発
明は、透光性を有した絶縁性基板上にゲート電極を形成
する工程と、上記ゲート電極を含む上記絶縁性基板上に
ゲート絶縁層を形成する工程と、上記ゲート絶縁層上に
ソースおよびドレインとなる一対の不純物シリコン層を
形成する工程と、上記ゲート絶縁層上および不純物シリ
コン層上に真性シリコン層を形成する工程と、上記真性
シリコン層上に保護絶縁層を形成する工程と、上記保護
絶縁層上にフォトレジストを塗布する工程と、上記絶縁
性基板裏面側から紫外光を照射し、上記ゲート電極と上
記不純物シリコン層をマスクとして上記フォトレジスト
を露光する工程と、上記露光されたフォトレジストを現
像して上記ゲート電極と上記不純物シリコン層とに整合
したフォトレジストパターンを形成する工程と、上記フ
ォトレジストパターンをマスクとして上記保護絶縁層お
よび上記真性シリコン層をエッチングし、上記一対の不
純物シリコン層を連結し上記ゲート電極と上記不純物シ
リコン層とに整合した真性シリコン層および保護絶縁層
のパターンを形成する工程と、上記一対の不純物シリコ
ン層にそれぞれ接続されたソース電極およびドレイン電
極を形成する工程とを有する。
[実施例] 以下、本願の実施例を図面に基いて説明する。
実施例1 第1図および第2図は第1の実施例を示したものである
が、本願の請求項1および2に係わる発明の中心となる
ものではない。
第1図および第2図において、1はガラス等を用いた絶
縁性基板、2はCr(クロム)により形成されたゲート電
極、3は窒化シリコン又は酸化シリコンにより形成され
たゲート絶縁層、4は非晶質シリコンより形成されドナ
ーまたはアクセプタとなる不純物を適量含んだ不純物シ
リコン層、5は非晶質シリコンにより形成され活性層と
なる真性シリコン層、6は窒化シリコンまたは酸化シリ
コンにより形成された保護絶縁層、7および8はITO
(インジウム ティン オキサイド)により形成された
ソース電極とドレイン電極、9は上記不純物シリコン層
4と上記ソース電極7およびドレイン電極8を接続する
不純物シリコン層のコンタクト部である。
以下、第2図(a)〜(c)に従い製造方法の説明をす
る。
(a)絶縁性基板1上にゲート電極2を形成し、このゲ
ート電極2を含む上記絶縁性基板1上にゲート絶縁層3
を形成し、このゲート絶縁層3上に不純物シリコン層4
を形成し、この不純物シリコン層4をエッチングして、
上記ゲート電極2の端部を横切るように一対の不純物シ
リコン層4のパターンを形成する。
(b)真性シリコン層5、保護絶縁層6を連続的に形成
し、フォトレジストをマスクとして、上記保護絶縁層6
を緩衝フッ酸溶液を用いてエッチングし、さらにCF4
スを用いたドライエッチング法により真性シリコン層5
をエッチングして、不純物シリコン層4を露出させ、希
フッ酸水溶液で上記露出した不純物シリコン層4表面を
清浄にした後、上記フォトレジストを剥離する。このよ
うにして、ゲート絶縁層3上および一対の不純物シリコ
ン層4上に、上記一対の不純物シリコン層4を連結する
ように、真性シリコン層5およびこの真性シリコン層5
と同形の保護絶縁層6を形成する。
(c)上記露出した不純物シリコン層4のコンタクト部
9と接するようにソース電極7およびドレイン電極8を
形成する。
以上の工程により同図(c)に示されるようなシリコン
薄膜トランジスタが得られる。
本例では、不純物シリコン層4上に真性シリコン層5を
形成し、この真性シリコン層5上に保護絶縁層6を形成
するため、上記不純物シリコン層4と真性シリコン層5
との接合状態が改善され、良好なトランジスタ特性を得
ることができる。また、上記従来例および本例ととも
に、不純物シリコン層と真性シリコン層は不連続に形成
されるが、上記不純物シリコン層および真性シリコン層
に非晶質シリコン層を用いる場合、真性シリコン層上に
不純物シリコン層を形成するよりも、不純物シリコン層
上に真性シリコン層を形成する方が良好な接合が得られ
ることが実験的に確められている。したがって、この点
に関しても従来例よりも本例の方が優れている。
実施例2 第3図および第4図は第2の実施例を示したものである
が、本願の請求項1および2に係わる発明の中心となる
ものではない。
本例は、真性シリコン層5をゲート電極2の内側に形成
したものである。
シリコン薄膜トランジスタ、特に真性シリコン層5に非
晶質シリコンを用いたものでは、真性シリコン層5へ光
が照射されるとオフ電流が増加する。本例では、真性シ
リコン層5をゲート電極2の内側に形成したため、絶縁
性基板1側からの光をゲート電極2が完全に遮断し、真
性シリコン層5へ上記光が達することがない。したがっ
て、光照射による電流の増加を大幅に低減することがで
きる。
なお、本例は上記第1の実施例に対し、マスクパターン
の変更のみで実現可能である。
実施例3 第5図および第6図は第3の実施例を示したものである
が、本願の請求項1および2に係わる発明の中心となる
ものではない。
本例は、コンタクト9をゲート電極2の外側に形成した
ものである。
上記第1の実施例では、第2図(c)に示すように、コ
ンタクト9がゲート電極2の端部をまたいで形成されて
いるため、設計ルールをLとすると、ゲート電極2と不
純物シリコン層4のオーバーラップ幅は2Lとなる。一
方、本例では、第6図に示すように、上記オーバーラッ
プ幅はLとなる。周知のように、上記オーバーラップに
基くオーバーラップ容量の増大はトランジスタの応答速
度を遅くする。したがって、本例によれば、上記第1の
実施例に対しオーバーラップ幅を半分にすることができ
るため、トランジスタの応答速度の向上を図ることがで
きる。
なお、本例の上記第1の実施例に対し、マスクパターン
の変更のみで実現可能である。
実施例4 第7図および第8図は第4の実施例を示したものである
が、本願の請求項1および2に係わる発明の中心となる
ものではない。
本例は、真性シリコン層の端部が上記ゲート電極の外側
に位置し、かつ上記不純物シリコン層の内側に位置して
いるものである。
本例では、ゲート電極2の外側に形成されている真性シ
リコン層5へ達する絶縁性基板1側からの光を、不純物
シリコン層4により、上記ゲート電極2の外側に形成さ
れている真性シリコン層5の全域にわたり大幅に低減す
ることができるため、光照射時のトランジスタのオフ電
流を大幅に減少させることができる。
なお、本例は上記第1の実施例に対し、マスクパターン
の変更のみで実現可能である。
実施例5 第9図及び第10図は第5の実施例を示したものである
が、本願の請求項1および2に係わる発明の中心となる
ものではない。
本例は、真性シリコン層5下の一対の不純物シリコン層
4の向い合った辺をくし歯形に形成したものである。
不純物シリコン層4と真性シリコン層5は不連続に形成
されるため、上記従来例よりも接合状態が改善されると
はいえ、十分良好な接合が得られないことがある。接合
が不十分であると、接合部分に寄生抵抗が生じ、トラン
ジスタのオン電流を低下させることになる。本例では、
真性シリコン層5下の一対の不純物シリコン層4に向か
い合った辺を凹凸状に形成したことにより、上記接合部
分の寄生抵抗を減少させることができ、トランジスタの
オン電流の低下を防止することができる。
第9図は、凹部と凹部、凸部と凸部を向かい合せたもの
であり、第10図は、凹部と凸部を向かい合せたものであ
る。
なお、本例は上記第1の実施例に対し、マスクパターン
の変更のみで実現可能である。
実施例6 第11図は第6の実施例を示したものであるが、本願の請
求項1および2に係わる発明の中心となるものではな
い。
以下、同図(a)〜(c)に従い製造方法の説明を行
う。
(a)透光性を有する絶縁性基板1上に、遮光性を有す
るゲート電極2を形成し、このゲート電極2を含む上記
絶縁性基板1上にゲート絶縁層3を形成し、このゲート
絶縁層3上に不純物シリコン層4を形成し、この不純物
シリコン層4をエッチングして、上記ゲート電極2の端
部を横切るように一対の不純物シリコン層4のパターン
を形成する。引続き、上記ゲート絶縁層3および不純物
シリコン層4上に真性シリコン層および保護絶縁層6を
順次形成し、上記保護絶縁層6上にフォトレジスト11を
塗布し、上記絶縁層基板1裏面側から紫外光12を照射
し、上記ゲート電極2をマスクとして上記フォトレジス
ト11を露光する。
(b)上記フォトレジスト11を現像して上記ゲート電極
2に整合したフォトレジスト11と形成し、このフォトレ
ジスト11をマスクとして上記保護絶縁層6および真性シ
リコン層5をエッチングし、上記一対の不純物シリコン
層4を連結し上記ゲート電極2に整合した真性シリコン
層5および保護絶縁層6を形成する。
(c)上記フォトレジスト11を剥離し、上記一対の不純
物シリコン層4のコンタクト部9と接するようにソース
電極7およびドレイン電極8を形成する。
以上の工程により製造されたシリコン薄膜トランジスタ
では、真性シリコン層5および保護絶縁層6のパターン
がゲート電極2のパターンを利用して形成される。した
がって、上記第1の実施例に対しフォトマスクの数を1
枚減らすことができる。
なお、不純物シリコン層4は紫外光12を吸収するため、
本例では不純物シリコン層の膜厚をできるだけ薄くする
ことが好ましい。
実施例7 第12図は第7の実施例を示したものであり、本願の請求
項1および2に係わる発明の中心となるものである。
以下、同図(a)〜(c)に従い製造方法の説明を行
う。
(a)透光性を有する絶縁性基板1上に遮光性を有する
ゲート電極2を形成し、このゲート電極2を含む上記絶
縁性基板1上にゲート絶縁層3を形成し、このゲート絶
縁層3上に不純物シリコン層4を形成し、この不純物シ
リコン層4をエッチングして上記ゲート電極2の端部を
横切るように一対の不純物シリコン層4のパターンを形
成する。引続き、上記ゲート絶縁層3および不純物シリ
コン層4上に真性シリコン層5および保護絶縁層6を順
次形成し、上記保護絶縁層6上にフォトレジスト11を塗
布し、上記絶縁性基板1裏面側から紫外光12を照射し、
上記ゲート電極および不純物シリコン層4をマスクとし
て、上記フォトレジスト11を露光する。
(b)上記フォトレジスト11を現像して上記ゲート電極
2および不純物シリコン層4に整合したフォトレジスト
11と形成し、このフォトレジスト11をマスクとして上記
保護絶縁層6および真性シリコン層5をエッチングし、
上記一対の不純物シリコン層4を連結し上記ゲート電極
2と不純物シリコン層4に整合した真性シリコン層5お
よび保護絶縁層6を形成する。
(c)上記フォトレジスト11を剥離し、上記一対の不純
物シリコン層4端部のコンタクト9と接するように、ソ
ース電極7およびドレイン電極8を形成する。
以上の工程により製造されたシリコン薄膜トランジスタ
では、真性シリコン層5および保護絶縁層6のパターン
が、ゲート電極2および不純物シリコン層4のパターン
を利用して形成されるため、上記第1の実施例に対しフ
ォトマスクの数を1枚減らすことができる。
なお、不純物シリコン層4により紫外光12を十分に吸収
させる必要があるため、本例では不純物シリコン層の膜
厚をできるだけ厚くすることが好ましい。
実施例8 第13図は第8の実施例を示したものであるが、本願の請
求項1および2に係わる発明の中心となるものではな
い。
本例は、不純物シリコン層4と接し、かつソース電極7
およびドレイン電極8の不純物シリコン層4端部におけ
る段差部分を覆うように補助電極10を形成したものであ
る。
本例によれば、上記段差部分でソース電極7あるいはド
レイン電極8が断線しても、上記補助電極10により電気
的接続を確保することができる。
なお、上記補助電極10にはTi(チタン)等を用いればよ
い。
実施例9 第14図および第15図は第9の実施例を示したものであ
り、シリコン薄膜トランジスタをアクティブマトリクス
型液晶表示器に応用した例であるが、本願の請求項1お
よび2に係わる発明の中心となるものではない。
本例では、ゲート電極2の形成と同時にゲート配線13を
形成し、ソース電極7およびドレイン電極8の形成と同
時にソース配線14および画素電極15を形成したものであ
る。したがって、基本的にマスク枚数を増やすことなく
形成可能である。
なお、ゲート電極2およびゲート配線13にはCr等を用い
ることができ、ソース電極7、ドレイン電極8、ソース
配線14、および画素電極15にはITO等を用いることがで
きる。
以上の実施例1〜9において、ゲート絶縁層2には、窒
化シリコン、酸化シリコン、あるいは窒化シリコンと酸
化シリコンの多層膜を用いることが好ましい。不純物シ
リコン層4および真性シリコン層5には非晶質シリコン
層を用いることが好ましいが、多結晶シリコン等を用い
ることもできる。保護絶縁層6には窒化シリコンあるい
は酸化シリコン等を用いることができる。
[発明の効果] 本願の請求項1に係わる発明では、不純物シリコン層と
真性シリコン層との接合状態を改善でき良好なトランジ
スタ特性を得ることが可能となるとともに、真性シリコ
ン層および保護絶縁層がゲート電極と不純物シリコン層
とに整合して形成されているので、真性シリコン層への
光をゲート電極と不純物シリコン層とにより低減するこ
とができ、光照射時のオフ電流を低減することが可能と
なる。
本願の請求項2に係わる発明では、不純物シリコン層と
真性シリコン層との接合状態を改善でき良好なトランジ
スタ特性を得ることが可能となるとともに、絶縁性基板
裏面側からゲート電極と不純物シリコン層をマスクとし
てフォトレジストを露光、現像することにより得られた
フォトレジストパターンをマスクとして保護絶縁層およ
び真性シリコン層をエッチングして真性シリコン層およ
び保護絶縁層のパターンを形成するので、マスク枚数を
低減することができコスト低減、歩留り向上を計ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例を示した平面図、第2図は第1図
のII−II線における製造工程の断面図、第3図は第2の
実施例を示した平面図、第4図は第3図のIV−IV線にお
ける断面図、第5図は第3の実施例を示した平面図、第
6図は第5図のVI−VI線における断面図、第7図は第4
の実施例を示した平面図、第8図は第7図のVIII−VIII
線における断面図、第9図及び第10図は第5の実施例を
示した平面図、第11図は第6の実施例を示した製造工程
の断面図、第12図は第7の実施例を示した製造工程の断
面図、第13図は第8の実施例を示した断面図、第14図は
第9の実施例を示した平面図、第15図は第14図のXV−XV
線における断面図、第16図は従来例の断面図である。 1…絶縁性基板 2…ゲート電極 3…ゲート絶縁層 4…不純物シリコン層 5…真性シリコン層 6…保護絶縁層 7…ソース電極 8…ドレイン電極 11…フォトレジスト 12…紫外光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 勝夫 栃木県那須郡塩原町大字下田野531―1 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社内 (72)発明者 荻原 芳久 栃木県那須郡塩原町大字下田野531―1 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−260155(JP,A) 特開 昭62−132365(JP,A) 実開 昭60−54171(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性基板上に形成されたゲート電極と、 上記ゲート電極を含む上記絶縁性基板上に形成されたゲ
    ート絶縁層と、 上記ゲート絶縁層上に形成されソースおよびドレインと
    なる一対の不純物シリコン層と、 上記ゲート絶縁層上および上記一対の不純物シリコン層
    上に上記一対の不純物シリコン層を連結するように形成
    された真性シリコン層と、 上記真性シリコン層上に形成された保護絶縁層と、 上記一対の不純物シリコン層にそれぞれ接続されたソー
    ス電極およびドレイン電極と を有するシリコン薄膜トランジスタにおいて、 上記真性シリコン層および上記保護絶縁層が上記ゲート
    電極と上記不純物シリコン層とに整合して形成されてい
    る ことを特徴とするシリコン薄膜トランジスタ。
  2. 【請求項2】透光性を有した絶縁性基板上にゲート電極
    を形成する工程と、 上記ゲート電極を含む上記絶縁性基板上にゲート絶縁層
    を形成する工程と、 上記ゲート絶縁層上にソースおよびドレインとなる一対
    の不純物シリコン層を形成する工程と、 上記ゲート絶縁層上および不純物シリコン層上に真性シ
    リコン層を形成する工程と、 上記真性シリコン層上に保護絶縁層を形成する工程と、 上記保護絶縁層上にフォトレジストを塗布する工程と、 上記絶縁性基板裏面側から紫外光を照射し、上記ゲート
    電極と上記不純物シリコン層をマスクとして上記フォト
    レジストを露光する工程と、 上記露光されたフォトレジストを現像して上記ゲート電
    極と上記不純物シリコン層とに整合したフォトレジスト
    パターンを形成する工程と、 上記フォトレジストパターンをマスクとして上記保護絶
    縁層および上記真性シリコン層をエッチングし、上記一
    対の不純物シリコン層を連結し上記ゲート電極と上記不
    純物シリコン層とに整合した真性シリコン層および保護
    絶縁層のパターンを形成する工程と、 上記一対の不純物シリコン層にそれぞれ接続されたソー
    ス電極およびドレイン電極を形成する工程と を有するシリコン薄膜トランジスタの製造方法。
JP17443988A 1988-07-13 1988-07-13 シリコン薄膜トランジスタおよびシリコン薄膜トランジスタの製造方法 Expired - Fee Related JPH0687466B2 (ja)

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