JPH0687381U - 斜行エレベータの制御ケーブル装置 - Google Patents

斜行エレベータの制御ケーブル装置

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JPH0687381U
JPH0687381U JP3377493U JP3377493U JPH0687381U JP H0687381 U JPH0687381 U JP H0687381U JP 3377493 U JP3377493 U JP 3377493U JP 3377493 U JP3377493 U JP 3377493U JP H0687381 U JPH0687381 U JP H0687381U
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喜一郎 西田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 斜行エレベータの制御ケーブルに掛かる張力
の異常を検出する装置の改良。 【構成】 昇降路の中間部にばね固定枠65、リミット
スイッチ75,76を固定する。制御ケーブル10に固
定したスライダー61とばね固定枠65はばね67で連
結し、また、スライダー61にはカム73,74を固定
する。制御ケーブル10に過張力が掛かり、スライダー
61が図4右方向に移動すると、カム73がリミットス
イッチ75を作動させ、制御ケーブル10が弛緩して、
ばね67によってスライダー61が図4左方向に移動す
ると、カム74がリミットスイッチ76を作動させ、エ
レベータの運転を中止させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、斜行エレベータの制御ケーブルに掛かる張力の異常を検出する装置 の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の斜行エレベータの制御ケーブル装置としては、実開平3−100270 号公報に示されたものがある。これを図7及び図8により説明する。図7は斜行 エレベータの概略側面図、図8は図7の要部詳細図である。
【0003】 図において、1は昇降路、2は乗かごであり、ローラ2aにより昇降路1の底 面1aに固定されたガイドレール3上を走行する。4はつり合おもりであり、ロ ーラ4aにより昇降路1の底面1aに固定されたガイドレール5上を走行する。 6は主ロープであり、機械室7に設置された巻上機の主シーブ7a、そらせシー ブ7b,7cを介して、乗かご2とつり合おもり4とを連結している。
【0004】 8は昇降路1の中間部に設置されたジャンクションボックス、9は機械室7と ジャンクションボックス8間に設けられたダクト、10はジャンクションボック ス8と乗かご2間に設けられた平型の制御ケーブルであり、ダクト9,ジャンク ションボックス8,制御ケーブル10を介して機械室7内の制御盤7dと乗かご 2との間で信号の授受や給電を行っている。 11は制御ケーブル10の屈曲部を巻き掛けたテンションプーリであり、台車 12を介してローラ13により、昇降路1の底面1aに固定されたガイドレール 14上を、乗かご2の1/2の速度で走行する。15は制御ケーブル10の受け ローラ、16は昇降路1の側面に複数箇所設置された乗場である。
【0005】 20,21はブラケット22に軸着されたプーリ、23は圧縮ばね、24は乗 かご2に軸着されたプーリ、25は検出装置であり、このプーリ20〜検出装置 25によって制御ケーブル10の張力検出装置26が構成されている。制御ケー ブル10は各プーリ24,21,20を介して乗かご2に連結されており、通常 は図8に示すように、検出装置25とブラケット22とは離れているが、制御ケ ーブル10に大きな張力が掛かり、過張状態になるとばね23が圧縮されて、ブ ラケット22が上昇し、検出装置25を動作させ、乗かご2を停止させる。これ により、制御ケーブル10の過張による断線等の事故を防止している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置では、制御ケーブル10は、屈曲しながらプー リ24,21,20を経由しているため、各プーリの直径が小さいと、制御ケー ブル10の屈曲抵抗が大きくなり、過張状態を敏感に検出することができず、制 御ケーブル10に過大な張力が掛かる場合があった。また、制御ケーブル10の 曲率半径が小さいので、線芯導体が切断しやすくなるという問題もあった。 そのため、各プーリの直径を大きくしなければならず、装置全体が大型化する という問題が発生していた。また、制御ケーブル10が複数本必要な場合には、 各ケーブル毎に張力検出装置26が必要であるため、更に装置全体が大型化する という問題があった。
【0007】 また、乗かご2の下降時には台車12は自重により下降するが、このとき、何 らかの原因で、台車12がスムーズに下降できない場合には、制御ケーブル10 は弛緩して受けローラ15から外れ、昇降路1内の他の機器に引っ掛かる事故が 発生する可能性がある。しかしながら、上記従来装置は、制御ケーブル10の弛 緩については全く考慮されていなかった。 本考案は上記の問題点を解決することを目的としたものであり、装置を小型化 できるとともに、制御ケーブルの過張のみならず、弛緩をも検出可能な装置を提 供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、制御ケーブル一本毎に部材を固定し、昇降路中間部に固定された固 定部と上記部材とを弾性体で連結し、制御ケーブルの過張又は弛緩によって、上 記部材が所定距離以上移動するとこれを検出するものである。
【0009】
【作用】
本考案によれば、制御ケーブルの過張及び弛緩の両方を検出できる。また、従 来装置のように制御ケーブルをプーリに巻き掛ける構成ではないため、装置の小 型化を図ることができる。
【0010】
【実施例】
本考案の一実施例を図により説明する。 図1は斜行エレベータの概略側面図であり、図7に相当する図、図2は図1の A−A断面図である。 図において、図7と同一符号は同一のものを示している。30はブラケット3 1により昇降路1の底部1aに、またベース32により、ピット部1bに固定さ れた断面H型のガイドレールであり、上面を乗かご2が、下面内側をつり合おも り4が走行する。
【0011】 本実施例では、制御ケーブル10は、2本使用され、一端は制御盤7dに接続 され、昇降路1の中間部に設置された張力検出装置60を経由し、中間が屈曲部 を形成して、他端はハンガーブラケット33を介して乗かご2に接続されている 。
【0012】 40は制御ケーブル10の屈曲部を巻き掛けたテンションプーリであり、水平 面に対して45°傾斜させ、制御ケーブル10の乗かご2側と乗場16と反対側 の昇降路側壁1c側とが干渉しないようにするとともに、制御ケーブル10の捩 じれが小さくなるようにしている。41はテンションプーリ40の走行を案内す るガイドレールで、昇降路側壁1cに複数個の取付ブラケット42によって固定 されている。 この取付ブラケット42は、略コ字状をなし、中間部はアンカーボルト42a により昇降路側壁1cに固定され、下部のステー部42bはブラケット31に固 定されている。
【0013】 43はテンションプーリ40の枠体であり、2つのテンションプーリ40を枢 着する軸44及びガイドレール41に沿って転動するローラ45が設けられてい る。46は取付ブラケット42の上部空間に設けられた保守点検用の階段である 。 47,48は制御ケーブル10の受けローラ、49,50は制御ケーブル10 が受けローラ47,48にスムーズに乗るためのシュートである。51は昇降路 1のピット部1b近くに設置されたリミットスイッチであり、経年変化により制 御ケーブル10が伸びたり、異常発生等により、テンションプーリ40が異常に 下降した場合に作動するものである。
【0014】 上記構成により、乗かご2が昇降すると、制御ケーブル10によって、テンシ ョンプーリ40は、乗かご2の1/2の速度で昇降する。 乗かご2の上昇時には、制御ケーブル10の乗かご2側は、滑りながら受けロ ーラ47に乗って行き、また制御ケーブル10の昇降路側壁1c側は受けローラ 48から順次離れて行く。乗かご2の下降時にはこの逆になる。
【0015】 図3〜図5は本実施例の張力検出装置60の詳細図であり、図3は正面から見 た部分断面図、図4は図3の平面図、図5は図3のB−B断面図である。図6は 本実施例の動作説明図である。 図において、61はスライダー、62は押さえ板であり、上下から挟むように して制御ケーブル10に固定されている。63,64は昇降路1の底面1aの中 間部に固定された固定ブラケット、65は固定ブラケット63に固定されたばね 固定枠であり、スクリュー66を介して、ばね67によって、スライダー61と 連結されている。68は固定ブラケット63,64間に設置されたベースである 。
【0016】 70は固定ブラケット64に立設固定された枠体で、各制御ケーブル10毎に 案内枠体71を備えており、このフランジ部71a上をスライダー61が摺動す るようになっている。72は案内枠体71の内側下面に固定された上部案内体で あり、スライダー61の浮き上がりを防止している。 73,74はスライダー61に固定されたカム、75,76はベース68に固 定されたリミットスイッチである。
【0017】 通常の状態、即ち、制御ケーブル10が過張又は弛緩状態でない場合には、スラ イダー61はテンションプーリ40の下降時には若干図6のX方向へ、またテン ションプーリ40の上昇時には若干Y方向へ動くが、カム73,74とリミット スイッチ75,76は通常の状態では干渉しないだけの適当な間隔に設定されて いるため、リミットスイッチ75,76が作動することはない。 何らかの理由により、制御ケーブル10に大きな張力が掛かると、制御ケーブ ル10はばね67に抗してX方向に大きく引っ張られ、カム73がリミットスイ ッチ75を作動させて、乗かご2を停止させる。 逆に、制御ケーブル10が弛緩すると、制御ケーブル10はばね67に引っ張 られてY方向に移動し、カム74がリミットスイッチ76を作動させて、乗かご 2を停止させる。
【0018】 上記の様に、本実施例によれば、制御ケーブル10の過張、及び弛緩の両方を 検出することができる。 また、本実施例は、図8の従来装置のように制御ケーブル10をプーリに巻き 掛ける構造ではなく、制御ケーブル10の屈曲抵抗を考慮する必要がないため、 従来に比べて装置を小型化できるだけでなく、制御ケーブル10が複数になって も容易に対応することができる。更に、本実施例では、図8の従来装置とは異な り、乗かご2の下部ではなく、昇降路1の中間部に張力検出装置60を設置して いるため、保守点検が容易である。
【0019】 上記実施例では、リミットスイッチが作動すれば、乗かごの運転を停止させて いるが、同時に異常表示や警報を出すようにすることもできる。 また、制御ケーブルは、制御盤に直接接続しているが、図7のようにジャンク ションボックスを経由しても良い。この場合、張力検出装置とジャンクションボ ックス間の制御ケーブルは充分な余裕を持たせておく必要がある。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、制御ケーブルの過張及び弛緩の両方を 検出できるとともに、装置を小型化できる。また、制御ケーブルが複数本の場合 でも容易に対応することができ、保守点検も容易であり、従来にはない優れた効 果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜行エレベータの概略
側面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本実施例の張力検出装置の詳細を示す部分断面
図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】本実施例の動作説明図である。
【図7】従来の斜行エレベータの概略側面図である。
【図8】図7の要部詳細図である。
【符号の説明】
1 昇降路 2 乗かご 4 つり合おもり 6 主ロープ 10 制御ケーブル 11,40 テンションプーリ 26,60 張力検出装置 61 スライダー 67 ばね 73,74 カム 75,76 リミットスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜した昇降路内を走行する乗かごと、
    一端がこの乗かごに接続され、中間が屈曲部を形成し、
    他端が昇降路中間部又は機械室に達している制御ケーブ
    ルと、この制御ケーブルの屈曲部に巻き掛けられて乗か
    ごに連動して昇降するテンションプーリとを備えた斜行
    エレベータにおいて、 昇降路中間部に固定された固定部と、この固定部近辺の
    上記制御ケーブルに固定されたスライダーと、このスラ
    イダーと上記固定部とを連結する弾性体と、上記制御ケ
    ーブルの過張又は弛緩により、上記スライダーが所定距
    離以上移動するとこれを検出する装置とを備えたことを
    特徴とする斜行エレベータの制御ケーブル装置。
JP3377493U 1993-05-27 1993-05-27 斜行エレベータの制御ケーブル装置 Expired - Lifetime JP2548102Y2 (ja)

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JPH0687381U true JPH0687381U (ja) 1994-12-22
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102152158B1 (ko) * 2020-03-31 2020-09-04 (주)금호엘리베이터 경사면 경간 구간의 처짐 보정장치를 포함하는 경사형 엘리베이터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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