JPH0687264B2 - 画像の２値化方式 - Google Patents
画像の２値化方式Info
- Publication number
- JPH0687264B2 JPH0687264B2 JP61140183A JP14018386A JPH0687264B2 JP H0687264 B2 JPH0687264 B2 JP H0687264B2 JP 61140183 A JP61140183 A JP 61140183A JP 14018386 A JP14018386 A JP 14018386A JP H0687264 B2 JPH0687264 B2 JP H0687264B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image signal
- image
- density
- histogram
- storage means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Character Input (AREA)
- Image Input (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テレビカメラ等の画像入力装置を介して入
力される画像信号を処理しその検査，認識等を行う画像
処理装置、特にその２値化方式に関する。
力される画像信号を処理しその検査，認識等を行う画像
処理装置、特にその２値化方式に関する。
従来、この種の２値化方式として、例えば画素単位でデ
イジタル化された画像信号の濃度ヒストグラムを利用す
るものが知られている。
イジタル化された画像信号の濃度ヒストグラムを利用す
るものが知られている。
第３図はかゝる方式を説明するためのもので、同図
（イ）はＰ−タイル法と呼ばれ、同図（ロ）はモード法
と呼ばれている。すなわち、前者は同図に示す濃度ヒス
トグラムにおける背景部分の面積をS1、図形部分の面積
をS2とするとき、その面積比率 S2/（S1＋S2） がＲ（％）となる位置に２値化しきい値THを設定するも
ので、面積比率が予めわかつていることが前提である。
（イ）はＰ−タイル法と呼ばれ、同図（ロ）はモード法
と呼ばれている。すなわち、前者は同図に示す濃度ヒス
トグラムにおける背景部分の面積をS1、図形部分の面積
をS2とするとき、その面積比率 S2/（S1＋S2） がＲ（％）となる位置に２値化しきい値THを設定するも
ので、面積比率が予めわかつていることが前提である。
一方、後者は濃度ヒストグラムの谷となる部分を検出
し、この位置に２値化しきい値THを設定するものであ
る。
し、この位置に２値化しきい値THを設定するものであ
る。
しかしながら、上記各方式は面積比率がわかないもの
や、またはヒストグラムの谷の部分が検出できないもの
には適用できず、したがつて対象が制限されること、ま
た実際にはこのような対象が多い、と云う問題がある。
や、またはヒストグラムの谷の部分が検出できないもの
には適用できず、したがつて対象が制限されること、ま
た実際にはこのような対象が多い、と云う問題がある。
ところで、濃度ヒストグラムは理想的には第４図（イ）
の如く得られることが望ましい。なお、これは５種の画
像があつてその各々がK1,K2,K3,K4,K5として分離，抽出
された例である。しかし、実際には対象物に当てる照明
の分布や方向、対象物の凹凸による明暗、またはセンサ
（画像入力装置）の空間周波数特性等に左右されるた
め、濃度ヒストグラムは第４図（ロ）のように、K1〜K5
のブロツクが分離されずに連結されてしまうことが多
い。その結果、例えば第５図のように２つの画像X,Yが
ある場合に、対象物の形状を構成する境界がＸ′,Y′の
如くぼやけてくることになる。これを、こゝでは濃度変
化部と呼ぶことにすると、第４図（ロ）ではG1〜G6が濃
度変化部に相当し、これによつて正しい位置に２値化し
きい値を設定することができなくなる。なお、第５図
（ロ）は同図（イ）の破線部ｌにおける画像信号を示
す。また、第６図にノイズ等の影響のない理想的な場合
の例を示す。
の如く得られることが望ましい。なお、これは５種の画
像があつてその各々がK1,K2,K3,K4,K5として分離，抽出
された例である。しかし、実際には対象物に当てる照明
の分布や方向、対象物の凹凸による明暗、またはセンサ
（画像入力装置）の空間周波数特性等に左右されるた
め、濃度ヒストグラムは第４図（ロ）のように、K1〜K5
のブロツクが分離されずに連結されてしまうことが多
い。その結果、例えば第５図のように２つの画像X,Yが
ある場合に、対象物の形状を構成する境界がＸ′,Y′の
如くぼやけてくることになる。これを、こゝでは濃度変
化部と呼ぶことにすると、第４図（ロ）ではG1〜G6が濃
度変化部に相当し、これによつて正しい位置に２値化し
きい値を設定することができなくなる。なお、第５図
（ロ）は同図（イ）の破線部ｌにおける画像信号を示
す。また、第６図にノイズ等の影響のない理想的な場合
の例を示す。
つまり、このような問題についても上記の如き方式では
何ら対処できず、しかるべき手段の出現が望まれてい
た。
何ら対処できず、しかるべき手段の出現が望まれてい
た。
したがつて、この発明は以上の如き濃度変化部による影
響を除去することにより、簡単かつ正確に２値化しきい
値を決定し得るようにすることを目的とする。
響を除去することにより、簡単かつ正確に２値化しきい
値を決定し得るようにすることを目的とする。
対象物を撮像して得られる画像信号をその濃度に応じて
画素部にデイジタル化する変換手段と、このデイジタル
化された画像信号を記憶する記憶手段と、この記憶手段
から読み出される画像信号を微分する微分手段と、上記
記憶手段より読み出される画像信号からその微分値が所
定値を越える画像信号を差し引いて濃度ヒストグラムを
作成するヒストグラム作成手段とを設ける。
画素部にデイジタル化する変換手段と、このデイジタル
化された画像信号を記憶する記憶手段と、この記憶手段
から読み出される画像信号を微分する微分手段と、上記
記憶手段より読み出される画像信号からその微分値が所
定値を越える画像信号を差し引いて濃度ヒストグラムを
作成するヒストグラム作成手段とを設ける。
図形と背景または図形と図形の境界部に発生する濃度変
化部の画像信号が、図形部分の画像信号に比較して充分
大きな勾配をもつことに着目してこれを微分により求め
るようにし、この微分値の所定値よりも大きな部分を画
像信号の空間領域から差し引き、その残りの画像信号か
ら濃度ヒストグラムを作成することにより、簡単かつ高
精度に２値化しきい値レベルが決定できるようにする。
化部の画像信号が、図形部分の画像信号に比較して充分
大きな勾配をもつことに着目してこれを微分により求め
るようにし、この微分値の所定値よりも大きな部分を画
像信号の空間領域から差し引き、その残りの画像信号か
ら濃度ヒストグラムを作成することにより、簡単かつ高
精度に２値化しきい値レベルが決定できるようにする。
〔実施例〕 第１図はこの発明の実施例を示す構成図である。同図に
おいて、１はアナログ／デイジタル（A/D）変換器、２
は画像メモリ、３は微分２値化回路、４は濃度変化部除
去回路、５は濃度ヒストグラム作成回路、６は２値化し
きい値発生回路、７は比較回路であり、Ａは入力画像信
号、Ｂは２値化画像信号を示す。
おいて、１はアナログ／デイジタル（A/D）変換器、２
は画像メモリ、３は微分２値化回路、４は濃度変化部除
去回路、５は濃度ヒストグラム作成回路、６は２値化し
きい値発生回路、７は比較回路であり、Ａは入力画像信
号、Ｂは２値化画像信号を示す。
以下、第２図も参照してその動作を説明する。
図示されない画像入力手段を介して得られる、第２図
（イ）の如き画像信号Ａは、まずA/D変換器１により画
素単位でデイジタル値に変換され、画像メモリ２に格納
される。微分２値化回路３は画像メモリ２からの画像信
号を第２図（ロ）の如く微分し、この微分信号を２値化
すべく正，負のしきい値LP,LNを設定し、これにより第
２図（ハ）の如き濃度変化領域信号を発生する。濃度変
化部除去回路４にはこの信号と画像メモリ２からの信号
とが導入され、こゝで第２図（イ）の如き元の画像信号
から第２図（ハ）に示す領域部の信号を除去した第２図
（ニ）の如き画像信号が得られる。濃度ヒストグラム作
成回路５は、第２図（ニ）の如き画像信号から濃度レベ
ルとそこに入る画素の数との関係で示される濃度ヒスト
グラムを作成するので、２値化しきい値発生回路６はこ
のヒストグラムから、適宜な方法によって２値化しきい
値を決定する。こうして決定された２値化しきい値を比
較回路７に与え、これと画像メモリ２からの画像信号と
を比較することにより、安定かつ正確な２値化画像信号
Ｂを得ることができる。
（イ）の如き画像信号Ａは、まずA/D変換器１により画
素単位でデイジタル値に変換され、画像メモリ２に格納
される。微分２値化回路３は画像メモリ２からの画像信
号を第２図（ロ）の如く微分し、この微分信号を２値化
すべく正，負のしきい値LP,LNを設定し、これにより第
２図（ハ）の如き濃度変化領域信号を発生する。濃度変
化部除去回路４にはこの信号と画像メモリ２からの信号
とが導入され、こゝで第２図（イ）の如き元の画像信号
から第２図（ハ）に示す領域部の信号を除去した第２図
（ニ）の如き画像信号が得られる。濃度ヒストグラム作
成回路５は、第２図（ニ）の如き画像信号から濃度レベ
ルとそこに入る画素の数との関係で示される濃度ヒスト
グラムを作成するので、２値化しきい値発生回路６はこ
のヒストグラムから、適宜な方法によって２値化しきい
値を決定する。こうして決定された２値化しきい値を比
較回路７に与え、これと画像メモリ２からの画像信号と
を比較することにより、安定かつ正確な２値化画像信号
Ｂを得ることができる。
この発明によれば、画像信号を微分しその微分値の大き
さによつて濃度変化部を除去する処理を行うことによ
り、常に適切な２値化しきい値を得ることができるの
で、図形の形状，大きさが正確に２値化できるばかりで
なく、図形境界内の比較的濃度差の小さいところを検出
場合にもその２値化しきい値の設定が容易かつ正確に行
われる利点がもたらされる。
さによつて濃度変化部を除去する処理を行うことによ
り、常に適切な２値化しきい値を得ることができるの
で、図形の形状，大きさが正確に２値化できるばかりで
なく、図形境界内の比較的濃度差の小さいところを検出
場合にもその２値化しきい値の設定が容易かつ正確に行
われる利点がもたらされる。
第１図はこの発明の実施例を示す構成図、第２図は第１
図の動作を説明するための各部波形図、第３図は濃度ヒ
ストグラムを利用した２値化方式の従来例を説明するた
めのグラフ、第４図は濃度ヒストグラムの例を示すグラ
フ、第５図は画像と画像信号の例を説明するための説明
図、第６図は第５図の理想的な場合を説明するための説
明図である。 符号説明 １……アナログ／デイジタル（A/D）変換器、２……画
像メモリ、３……微分２値化回路、４……濃度変化部除
去回路、５……濃度ヒストグラム作成回路、６……２値
化しきい値発生回路、７……比較回路、Ａ……入力画像
信号、Ｂ……２値化画像信号。
図の動作を説明するための各部波形図、第３図は濃度ヒ
ストグラムを利用した２値化方式の従来例を説明するた
めのグラフ、第４図は濃度ヒストグラムの例を示すグラ
フ、第５図は画像と画像信号の例を説明するための説明
図、第６図は第５図の理想的な場合を説明するための説
明図である。 符号説明 １……アナログ／デイジタル（A/D）変換器、２……画
像メモリ、３……微分２値化回路、４……濃度変化部除
去回路、５……濃度ヒストグラム作成回路、６……２値
化しきい値発生回路、７……比較回路、Ａ……入力画像
信号、Ｂ……２値化画像信号。
Claims (1)
- 【請求項１】対象物を撮像して得られる画像信号をその
濃度に応じて画素毎にデイジタル化する変換手段と、 該デイジタル化された画像信号を記憶する記憶手段と、 該記憶手段から読み出される画像信号を微分する微分手
段と、 前記記憶手段より読み出される画像信号から該微分値が
所定値を越える画像信号を差し引いて濃度対画素数の関
係で示される濃度ヒストグラムを作成するヒストグラム
作成手段と、 を設け、該ヒストグラムにもとづき２値化しきい値レベ
ルを決定して２値化することを特徴とする画像の２値化
方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61140183A JPH0687264B2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | 画像の２値化方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61140183A JPH0687264B2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | 画像の２値化方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62297981A JPS62297981A (ja) | 1987-12-25 |
| JPH0687264B2 true JPH0687264B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=15262830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61140183A Expired - Lifetime JPH0687264B2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | 画像の２値化方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0687264B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000182115A (ja) * | 1998-12-21 | 2000-06-30 | Toshiba Corp | 紙葉類の状態識別装置と紙葉類の汚れ具合識別装置と紙葉類の印刷状態識別装置と紙葉類の表裏識別装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH071935B2 (ja) * | 1989-11-28 | 1995-01-11 | 花王株式会社 | 包装体異常検査装置 |
| US7584148B2 (en) | 2001-11-16 | 2009-09-01 | Seiko Epson Corporation | Apparatus and method for processing a check, and a computer-readable recording medium storing a check processing control program |
-
1986
- 1986-06-18 JP JP61140183A patent/JPH0687264B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000182115A (ja) * | 1998-12-21 | 2000-06-30 | Toshiba Corp | 紙葉類の状態識別装置と紙葉類の汚れ具合識別装置と紙葉類の印刷状態識別装置と紙葉類の表裏識別装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62297981A (ja) | 1987-12-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS62214481A (ja) | 画質判定装置 | |
| EP0501450A2 (en) | Apparatus for distinguishing between different areas of an image | |
| JPH0687264B2 (ja) | 画像の２値化方式 | |
| JP2903788B2 (ja) | 指紋画像入力装置 | |
| JPH069062B2 (ja) | 領域抽出装置 | |
| JPH0531791B2 (ja) | ||
| JPH0687263B2 (ja) | 画像の２値化方式 | |
| JP2732608B2 (ja) | 線図形画像の背景消去および２値化処理方法およびその装置ならびに指紋画像用画像処理装置 | |
| JPS6179375A (ja) | ２値化方式 | |
| JP3379591B2 (ja) | ２値化処理方法および装置 | |
| JPS5926073B2 (ja) | パタ−ン情報処理装置 | |
| JPH0830727A (ja) | 文字画像の２値化方法 | |
| JPH07160858A (ja) | 移動体検出方法および装置 | |
| JPH0359362B2 (ja) | ||
| JPH0559547U (ja) | 画像目標検出装置 | |
| JPH0241786B2 (ja) | ||
| JPH0385984A (ja) | 画像認識装置 | |
| JPH0561677B2 (ja) | ||
| JPH04211874A (ja) | 半導体ペレットの検出方法 | |
| JPH06333046A (ja) | 画像の特徴量抽出装置 | |
| JPS5991324A (ja) | 色識別装置 | |
| JPS63157288A (ja) | ２値化しきい値決定方式 | |
| JPH0289187A (ja) | 画像信号補正装置 | |
| JPH02196381A (ja) | 画像目標検出装置 | |
| JPS6310277A (ja) | 画質検査装置 |