JP3379591B2 - ２値化処理方法および装置 - Google Patents
２値化処理方法および装置Info
- Publication number
- JP3379591B2 JP3379591B2 JP15356593A JP15356593A JP3379591B2 JP 3379591 B2 JP3379591 B2 JP 3379591B2 JP 15356593 A JP15356593 A JP 15356593A JP 15356593 A JP15356593 A JP 15356593A JP 3379591 B2 JP3379591 B2 JP 3379591B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pixel
- thl
- density
- binarization processing
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Image Processing (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、画像の中のノイズや背
景の濃度ムラの影響を受けない２値化処理方法とその装
置に関するものである。
景の濃度ムラの影響を受けない２値化処理方法とその装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の２値化処理方法としては、判別分
析法、ρタイル法、モード法等があるが、いずれも、画
像に対し、単一のしきい値を決定する方法で、背景の濃
度ムラがある画像に対してはうまく２値化できず、従っ
て、この様な画像に対しては、像と背景の分離ができ
ず、解析できないという問題が生じていた。
析法、ρタイル法、モード法等があるが、いずれも、画
像に対し、単一のしきい値を決定する方法で、背景の濃
度ムラがある画像に対してはうまく２値化できず、従っ
て、この様な画像に対しては、像と背景の分離ができ
ず、解析できないという問題が生じていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の様な問題点に鑑
み、本発明の目的は、ノイズや背景の濃度ムラのある画
像に対してもきれいに２値化できる方法とその装置を提
供することにある。
み、本発明の目的は、ノイズや背景の濃度ムラのある画
像に対してもきれいに２値化できる方法とその装置を提
供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、画素単位でサンプリングした多階調の濃
度レベルを２値化する際に、注目画素（ｉ，ｊ）の濃度
ａi,jと注目画素（ｉ，ｊ）から１画素以上離れた２個
以上の画素（ｉ，ｊ＋ｎk）（但し、ｎk≧１、ｋ＝１、
２・・・）の濃度ａi,j+nkとの差Δａi,j (k) Δａi,j (k)＝ａi,j+nk−ａi,j（ｋ＝１、２・・・） （但し、上記式中、ｎｋはｎkを意味する。）を求め、
｜Δａi,j (k)｜が所定値以上である時のみしきい値ＴＨ
Ｌを ＴＨＬ＝ａi,j＋ρ・Δａi,j (k)（１＞ρ＞０） として求め、求まったＴＨＬを次の新しいしきい値が求
まるまでのしきい値として２値化処理を行うことを特徴
とする２値化処理方法およびその装置である。
めの本発明は、画素単位でサンプリングした多階調の濃
度レベルを２値化する際に、注目画素（ｉ，ｊ）の濃度
ａi,jと注目画素（ｉ，ｊ）から１画素以上離れた２個
以上の画素（ｉ，ｊ＋ｎk）（但し、ｎk≧１、ｋ＝１、
２・・・）の濃度ａi,j+nkとの差Δａi,j (k) Δａi,j (k)＝ａi,j+nk−ａi,j（ｋ＝１、２・・・） （但し、上記式中、ｎｋはｎkを意味する。）を求め、
｜Δａi,j (k)｜が所定値以上である時のみしきい値ＴＨ
Ｌを ＴＨＬ＝ａi,j＋ρ・Δａi,j (k)（１＞ρ＞０） として求め、求まったＴＨＬを次の新しいしきい値が求
まるまでのしきい値として２値化処理を行うことを特徴
とする２値化処理方法およびその装置である。
【０００５】本発明について、以下に詳しく述べる。画
素単位でサンプリングされた画像は、図１に示す様なＭ
行×Ｎ列の行列として格納されている。図１において、
画素（ｉ，ｊ）の濃度はａi,jとして示されている。画
素（ｉ，ｊ）からｎ画素離れた画素（ｉ，ｊ＋ｎ）の濃
度ａi,j+nとａi,jとの差 Δａi,j＝ａi,j+n−ａi,j ・・・・・(1) を考えた場合、この値は画素（ｉ，ｊ）が像のエッジか
どうかの情報を含んでいる。つまり｜Δａi,j｜が大き
な値をとれば、画素（ｉ，ｊ）は像のエッジであると考
えられる。そして、ｎの値を変えることにより、なめら
かに立ち上がるエッジや急激に立ち上がるエッジを検出
できる。
素単位でサンプリングされた画像は、図１に示す様なＭ
行×Ｎ列の行列として格納されている。図１において、
画素（ｉ，ｊ）の濃度はａi,jとして示されている。画
素（ｉ，ｊ）からｎ画素離れた画素（ｉ，ｊ＋ｎ）の濃
度ａi,j+nとａi,jとの差 Δａi,j＝ａi,j+n−ａi,j ・・・・・(1) を考えた場合、この値は画素（ｉ，ｊ）が像のエッジか
どうかの情報を含んでいる。つまり｜Δａi,j｜が大き
な値をとれば、画素（ｉ，ｊ）は像のエッジであると考
えられる。そして、ｎの値を変えることにより、なめら
かに立ち上がるエッジや急激に立ち上がるエッジを検出
できる。
【０００６】図２において、ｎの値が小さい時、例えば
ｎ＝１の時は、Ａ部の様に急激に立ち上がるエッジを検
出でき、ｎの値が大きい時、例えば、ｎ＝５の時は、Ｂ
部の様になめらかに立ち上がるエッジを検出できる。し
かし、ｎの値が小さい時は、Ｂ部の様な、なめらかに立
ち上がるエッジ（この様なエッジは、ボケ画像によく観
られる）は検出できず、ｎの値が大きい時は、Ａ部の様
な微細な変化を示すエッジ（この様なエッジは、文字等
の線画によく観られる）は検出できない。従って、ｎの
値としては１つの値をとることができず、複数の値
ｎ1、ｎ2・・・を用いる必要がある。この時、(1) 式
は、 Δａi,j (k)＝ａi,j+nk−ａi,j（ｋ＝１、２・・・）・・・(2) （但し、上記式中、ｎｋはｎkを意味する。）となる。
(2) 式を用い ｜Δａi,j (k)｜≧ＴＬ ・・・(3) ＴＬ；定数 の時、画素（ｉ、ｊ）がエッジであると判定することに
より、像のエッジは確実に検出できる。
ｎ＝１の時は、Ａ部の様に急激に立ち上がるエッジを検
出でき、ｎの値が大きい時、例えば、ｎ＝５の時は、Ｂ
部の様になめらかに立ち上がるエッジを検出できる。し
かし、ｎの値が小さい時は、Ｂ部の様な、なめらかに立
ち上がるエッジ（この様なエッジは、ボケ画像によく観
られる）は検出できず、ｎの値が大きい時は、Ａ部の様
な微細な変化を示すエッジ（この様なエッジは、文字等
の線画によく観られる）は検出できない。従って、ｎの
値としては１つの値をとることができず、複数の値
ｎ1、ｎ2・・・を用いる必要がある。この時、(1) 式
は、 Δａi,j (k)＝ａi,j+nk−ａi,j（ｋ＝１、２・・・）・・・(2) （但し、上記式中、ｎｋはｎkを意味する。）となる。
(2) 式を用い ｜Δａi,j (k)｜≧ＴＬ ・・・(3) ＴＬ；定数 の時、画素（ｉ、ｊ）がエッジであると判定することに
より、像のエッジは確実に検出できる。
【０００７】通常、ｎkの値としては１０以下で個数は
３個程度、例えば、ｎ1＝２、ｎ2＝４、ｎ3＝６程度で
確実に像のエッジを検出できている。次にしきい位の求
め方について述べる。(2)、(3)式より、像のエッジが求
まれば、しきい値ＴＨＬを ＴＨＬ＝ａI,J＋ρ・Δａi,j (k) ・・・(4) 但し１≧ρ≧０ として求め、求まったＴＨＬを次の新しいしきい値が求
まるまでのしきい値として２値化処理（ａi,j≧ＴＨＬ
の時ａi,j＝１、ａi,j＜ＴＨＬの時ａi,j＝０とおく処
理）を行うことにより、２値画像を得ることができる。
図３にしきい値ＴＨＬの変化していく様子と２値化処理
により得られた２値画像を示す。図３の様な画像に対し
ては、単一のしきい値を用いて２値化しても良い結果は
得られないが、本発明によれば、完璧な２値画像を得る
ことができる。
３個程度、例えば、ｎ1＝２、ｎ2＝４、ｎ3＝６程度で
確実に像のエッジを検出できている。次にしきい位の求
め方について述べる。(2)、(3)式より、像のエッジが求
まれば、しきい値ＴＨＬを ＴＨＬ＝ａI,J＋ρ・Δａi,j (k) ・・・(4) 但し１≧ρ≧０ として求め、求まったＴＨＬを次の新しいしきい値が求
まるまでのしきい値として２値化処理（ａi,j≧ＴＨＬ
の時ａi,j＝１、ａi,j＜ＴＨＬの時ａi,j＝０とおく処
理）を行うことにより、２値画像を得ることができる。
図３にしきい値ＴＨＬの変化していく様子と２値化処理
により得られた２値画像を示す。図３の様な画像に対し
ては、単一のしきい値を用いて２値化しても良い結果は
得られないが、本発明によれば、完璧な２値画像を得る
ことができる。
【０００８】
【実施例】図４を用いて実施例を説明する。ＣＣＤカメ
ラ等の撮像装置からの画像信号は、記憶回路(1) に送ら
れ、各画素ごとの濃度ａi,jが記憶される。記憶された
濃度は、エッジ検出回路(2) に送られ、(2) 式の演算が
実行される。演算された結果は、エッジ判定回路(3) に
送られ、(3) 式の演算が実行され、エッジかどうかが判
定される。エッジと判定されたデータは、しきい値演算
回路(4)に送られ(4)式の演算が実行されしきい値ＴＨＬ
が求められる。求められたしきい値ＴＨＬは、２値化処
理回路(5) に送られ、記憶回路(1) からの画像濃度値ａ
i,jと比較され、ａi,j≧ＴＨＬの時はａi,j＝１、ａi,j
＜ＴＨＬの時は、ａi,j＝０とおく処理を実行し、２値
画像を得る。
ラ等の撮像装置からの画像信号は、記憶回路(1) に送ら
れ、各画素ごとの濃度ａi,jが記憶される。記憶された
濃度は、エッジ検出回路(2) に送られ、(2) 式の演算が
実行される。演算された結果は、エッジ判定回路(3) に
送られ、(3) 式の演算が実行され、エッジかどうかが判
定される。エッジと判定されたデータは、しきい値演算
回路(4)に送られ(4)式の演算が実行されしきい値ＴＨＬ
が求められる。求められたしきい値ＴＨＬは、２値化処
理回路(5) に送られ、記憶回路(1) からの画像濃度値ａ
i,jと比較され、ａi,j≧ＴＨＬの時はａi,j＝１、ａi,j
＜ＴＨＬの時は、ａi,j＝０とおく処理を実行し、２値
画像を得る。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、従来２値化が難しかっ
た画像の中にノイズや背景の濃度ムラが含まれた画像で
もきれいに２値化できる。このため、従来解析できなか
った画像も解析できる様になり、画像処理の技術を飛躍
的に向上させることができる。
た画像の中にノイズや背景の濃度ムラが含まれた画像で
もきれいに２値化できる。このため、従来解析できなか
った画像も解析できる様になり、画像処理の技術を飛躍
的に向上させることができる。
【図１】Ｍ行、Ｎ行の画素を示す図。
【図２】エッジ検出を示す例を示す図。
【図３】しきい値が変化すること、およびそのしきい値
により得られる２値化画像を示す図。
により得られる２値化画像を示す図。
【図４】本発明の実施例における回路を示す図。
Claims (2)
- 【請求項１】 画素単位でサンプリングした多階調の濃
度レベルを２値化する際に、注目画素（ｉ，ｊ）の濃度
ａi,jと注目画素（ｉ，ｊ）から１画素以上離れた２個
以上の画素（ｉ，ｊ＋ｎk）（但し、ｎk≧１、ｋ＝１、
２・・・）の濃度ａi,j+nkとの差 Δａi,j (k)＝ａi,j+nk−ａi,j（ｋ＝１、２・・・） を求め、｜Δａi,j (k)｜が所定値以上である時のみしき
い値ＴＨＬを ＴＨＬ＝ａi,j＋ρ・Δａi,j (k) （１≧ρ≧０） として求め、求まったＴＨＬを次の新しいしきい値が求
まるまでのしきい値として２値化処理を行うことを特徴
とする２値化処理方法。（但し、ｎｋはｎkを意味す
る。） - 【請求項２】 画素単位でサンプリングした多階調の濃
度レベルを２値化する２値化処理装置において、注目画
素（ｉ，ｊ）の濃度ａi,jと注目画素（ｉ，ｊ）から１
画素以上離れた２個以上の画素（ｉ，ｊ＋ｎk）（但
し、ｎk≧１、ｋ＝１、２・・・）の濃度ａi,j+nkとの
差Δａi,j (k) Δａi,j (k)＝ａi,j+nk−ａi,j（ｋ＝１、２・・・） を求める手段と、｜Δａi,j (k)｜が所定値以上である時
のみしきい値ＴＨＬを ＴＨＬ＝ａi,j＋ρ・Δａi,j (k)（１＞ρ＞０） として求める手段と、求まったＴＨＬを次の新しいしき
い値が求まるまでのしきい値として２値化処理を行う手
段を少なくとも有することを特徴とする２値化処理装
置。（但し、ｎｋはｎkを意味する。）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15356593A JP3379591B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | ２値化処理方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15356593A JP3379591B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | ２値化処理方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0730753A JPH0730753A (ja) | 1995-01-31 |
| JP3379591B2 true JP3379591B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=15565281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15356593A Expired - Lifetime JP3379591B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | ２値化処理方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3379591B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP15356593A patent/JP3379591B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0730753A (ja) | 1995-01-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN109671078B (zh) | 一种产品表面图像异常检测方法及装置 | |
| KR102559021B1 (ko) | 불량 이미지 생성 장치 및 방법 | |
| JP2005172559A (ja) | パネルの線欠陥検出方法及び装置 | |
| JPH06207909A (ja) | 表面欠陥検査装置 | |
| JP3379591B2 (ja) | ２値化処理方法および装置 | |
| JP3508836B2 (ja) | ２次元コードの概略位置検出装置及び検出方法 | |
| JPH10285399A (ja) | 画像の二値化方法 | |
| JPH0824350B2 (ja) | 背景画像抽出方法 | |
| JPH0217832B2 (ja) | ||
| JP3175347B2 (ja) | シート状製品の異物混入検査方法 | |
| CN112819820B (zh) | 一种基于机器视觉的路面沥青修补检测方法 | |
| JP3779741B2 (ja) | 文字画像の２値化方法 | |
| JPH0514898A (ja) | 画像監視装置 | |
| JP2956151B2 (ja) | 画像処理方法及びその装置 | |
| JPH07280746A (ja) | 金属板表面疵抽出装置 | |
| JP2814315B2 (ja) | 車両動態計測装置 | |
| JPH07320035A (ja) | 動体像抽出方法 | |
| JP2841373B2 (ja) | パターン検査装置 | |
| JPH09251538A (ja) | 物体存否判断装置および物体存否判断方法 | |
| KR940003654B1 (ko) | 디지탈 데이타 처리방법 | |
| JP2797655B2 (ja) | 画像処理方法およびその装置 | |
| JP2779624B2 (ja) | 停渋帯車輌検出方法 | |
| JPH0687264B2 (ja) | 画像の２値化方式 | |
| JP2859603B2 (ja) | 画像データの２値化方法および装置 | |
| JPH0546763A (ja) | 画像処理装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071213 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111213 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121213 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131213 Year of fee payment: 11 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |