JPH07320035A - 動体像抽出方法 - Google Patents

動体像抽出方法

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JPH07320035A
JPH07320035A JP6116526A JP11652694A JPH07320035A JP H07320035 A JPH07320035 A JP H07320035A JP 6116526 A JP6116526 A JP 6116526A JP 11652694 A JP11652694 A JP 11652694A JP H07320035 A JPH07320035 A JP H07320035A
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孝弘 渡辺
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裕次 久野
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聰 中川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境の変化に応じた最適な閾値を設定し、正
確で高速に動体像を抽出する。 【構成】 画像入力部10により、ある場所の画像を撮
り、差分処理11により、背景画像と入力画像との差分
画像を求める。差分画像特徴値抽出処理12により、差
分画像の最大濃度値を求める。初期設定処理13によ
り、規定フレーム数の最大濃度値の平均値を求める。背
景画像更新処理14により、背景画像メモリの内容を入
力画像メモリの内容に書き換え、複数フレームの最大濃
度値を求める。画像変化検出処理15により、入力画像
に動体が含まれているか判断し、動体が含まれていなけ
れば、背景差分特徴配列更新処理16により、最大濃度
値の配列を更新し、その平均値を求める。最適閾値設定
処理17により、背景画像データの濃度値の平均値と背
景差分最大濃度値とから、最適閾値を求め、動体出力部
18により、最適閾値を用いて入力画像を二値化し、動
体像19を抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、さまざまな環境下にお
いて安定して画像中から動体像のみを抽出するための動
体像抽出方法に関するものであり、例えば、画像監視装
置において侵入者を抽出する場合などに利用される。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の動体像抽出方法を示す構
成ブロック図である。以下、この図を参照しつつ、従来
の動体像抽出方法を説明する。画像入力部1を通して入
力され、背景画像メモリ2に予め格納されている背景画
像、及び入力画像メモリ3に格納されている入力画像と
から、差分処理4により、濃度差の絶対値を計算して差
分画像を求めて該差分画像を二値化処理5に出力する。
二値化処理5では、その差分画像を予め設定されている
閾値を用いて二値化し、入力画像中において背景画像か
ら変化した領域を求める。変化領域抽出処理6では、こ
の変化領域を入力画像中の動体を表す領域、つまり、動
体像7として入力画像中から抽出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
動体像抽出方法においては、次のような課題があった。
二値化処理5において、予め設定されている閾値を用い
て差分画像を二値化して動体像を抽出する場合、その閾
値の設定は難しく、また、環境が変化する場合では以下
の理由により動体像を正確に抽出するのは困難である。
例えば、動体の影がくっきり見えるような明るい環境下
において、影の影響を排除し動体像のみを正確に抽出し
ようとすると、閾値は比較的高めに設定しなければなら
ないが、高すぎると動体像が抽出されなくなる。一方、
動体が見えるか見えないかの薄暗い環境下では、閾値は
比較的低めに設定しなくてはならないが、低すぎると雑
音まで抽出してしまう。このように、それぞれの環境下
における適切な閾値を設定するのは難しい。またさら
に、環境が変化する場合に閾値が固定されていると、明
るい環境下ではうまく動体像を抽出できても、環境が変
化して薄暗くなると動体像をうまく抽出できなかった
り、また逆に、暗い環境下ではうまく動体像を抽出でき
ても、明るくなると動体像をうまく抽出できなかったり
する場合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、予め記憶された動体像の存在しない
ときの背景画像と逐次入力される入力画像との差分画像
を閾値との比較により二値化して変化領域を求め、前記
変化領域を動体像として抽出する動体像抽出方法におい
て、以下の処理を実行する。すなわち、現在と過去の背
景画像同士の差分画像を求める差分処理と、前記差分画
像の最大濃度値を求める差分画像特徴値抽出処理と、前
記現在の背景画像を過去の背景画像とし、新たに入力さ
れる背景画像を現在の背景画像とする背景画像更新処理
と、前記差分処理と差分画像特徴値抽出処理と背景画像
更新処理とを所定の回数繰り返して行い複数フレームの
最大濃度値の配列からその平均値である背景差分最大濃
度値を求める初期設定処理と、前記背景差分最大濃度
値、及び前記背景画像の濃度値に基づいて前記閾値を設
定する最適閾値設定処理とを、実行する。第2の発明
は、前記初期設定処理を実行した後、前記背景画像と入
力画像との差分画像の最大濃度値と前記背景差分最大濃
度値とを比較して動体像が存在するか否かを判定する画
像変化検出処理を実行する。そして、前記画像変化検出
処理により動体像が存在しないと判定されたとき、前記
背景画像と入力画像との差分画像の最大濃度値に基づき
前記複数フレームの最大濃度値の配列及び前記背景差分
最大濃度値を更新する背景差分特徴配列更新処理を実行
し、前記背景画像更新処理は前記入力画像を背景画像と
して更新し、前記最適閾値設定処理は前記背景差分特徴
配列更新処理により更新された背景差分最大濃度値及び
前記入力画像の濃度値に基づき前記閾値を更新するよう
にしている。
【0005】
【作用】第1の発明によれば、以上のように動体像抽出
方法を構成したので、差分画像特徴値抽出処理により、
前記現在と過去の背景画像同士の差分画像の最大濃度値
を求める。この最大濃度値は、撮像場所、画像入力装置
等によって起こる雑音の影響を表す値であり、この値が
背景を表す領域とそれ以外の領域を切り分けるための閾
値となる。差分処理、差分画像特徴値抽出処理、及び背
景画像更新処理を繰り返し行うことにより複数フレーム
の背景画像同士の差分画像の最大濃度値の配列を求め
る。初期設定処理により最大濃度値の配列から平均値で
ある背景差分最大濃度値を求めて雑音の影響を少なくす
る。最適閾値設定処理により、背景差分最大濃度値、及
び背景画像の濃度値に基づいて、明るい背景のもとで発
生し得る動体の影の影響を排除するために最適な閾値を
設定する。この閾値をもとに二値化処理を行い、動体像
を抽出する。第2の発明によれば、画像変化検出処理に
より背景画像と入力画像との差分画像の最大濃度値と前
記背景差分最大濃度値とを比較して動体像が存在するか
否かを判定する。そして、動体像が存在しなければ、入
力画像と背景画像の差分画像の最大濃度値を配列に加
え、この最大濃度値に基いて背景差分最大濃度値を求め
る。このように環境の変化に応じて背景差分最大濃度
値、及び背景画像を更新してゆく。最適閾値設定処理で
は、この背景差分最大濃度値、及び入力画像の濃度値に
基いて閾値を更新し、環境の変化に応じて閾値を設定す
る。従って、前記課題を解決できるのである。
【0006】
【実施例】まず、本実施例の原理を図面を参照しつつ説
明する。図3、図4は、それぞれ明るい環境下での背景
画像、入力画像の一例を示す図である。図5は、図3と
図4の背景画像と入力画像との差の絶対値を計算して求
められる差分画像である。図6は、図5に示す差分画像
の濃度ヒストグラムを表している。図7、図8は、それ
ぞれ暗い環境下での背景画像、入力画像の一例を示す図
である。図9は、図7と図8の背景画像と入力画像との
差の絶対値を計算して求められる差分画像である。図1
0は、図9に示す差分画像の濃度ヒストグラムを表して
いる。図11は、時刻tでの背景画像とΔt後での背景
画像同士の差分画像の濃度ヒストグラムを表している。
図12は、雑音が全くない場合の時刻tでの背景画像と
Δt後での背景画像同士の差分画像の濃度ヒストグラム
を表している。図3のような明るい環境下において、背
景画像と入力画像との差分処理を利用して動体(図4中
では人)のみを抽出するためには、図6中の濃度値bを
閾値として図5のような差分画像を二値化するのが最も
よい。以下、その理由を述べる。まず、濃度値の小さい
Aの部分について考察する。雑音の全く発生しない理想
的な装置であれば、背景画像同士の差分画像は全ての画
素値が「0」となり、その濃度ヒストグラムは図12に
示すようになるはずである。しかし、画像入力装置など
からの雑音の影響によって背景画像同士の差分画像の濃
度ヒストグラムは図11に示すようになる。この図か
ら、図6におけるAの部分は差分画像中で変化した領域
以外の背景部分を表す領域であるといえる。そのため、
B,Cの部分が入力画像中で背景画像から変化した領域
を表すといえるが、Bの部分は、濃度変化がそれほど激
しくないことを表す領域であり、Cの部分は、濃度変化
が激しいことを表す領域である。図3のような明るい環
境下では、一般に動体に影が発生するが、多くの場合濃
度変化の小さいことを表すBの部分が影の領域を表し、
濃度変化の大きいことを表すCの部分が動体の領域を表
すことが多い。そのため、動体のみを抽出するには濃度
値bが最適な閾値となるのである。
【0007】一方、図7のような暗い環境下では、図1
0中の濃度値a´を閾値として差分画像を二値化するの
が適切である。なぜなら、暗い環境下では、図6中のB
の動体の影を表す領域がないために、背景の領域を表す
A´と動体の領域を表す領域C´とを切り分けるための
a´が閾値として最も適していることになる。そこで、
本発明では最適閾値、つまり、図6中の濃度値bや図1
0中の濃度値a´を以下の手順で求めている。まず、そ
れぞれの環境下において背景を表す領域とそれ以外の領
域を切り分ける濃度値、つまり、図6中の濃度値aや図
10中の濃度値a´を求める。そのために、まず、異な
る時間における背景画像同士の差分画像を求め、次にそ
の差分画像から最大濃度値を求める。さらに、雑音の影
響を少なくするために、この最大濃度値を複数の背景画
像同士の差分画像から求め、それらの平均値を求める。
この値を図6中の濃度値aや図10中の濃度値a´とみ
なす(以下、この濃度値を背景差分最大濃度値Dと呼
ぶ)。ただし、雑音の影響によって、それぞれの最大濃
度値が安定しない場合は、差分画像の濃度ヒストグラム
の累積度数が全画素中のほぼ100% となる画素の濃度
値でよい。背景差分最大濃度値Dは、撮影場所、画像入
力機器等によって雑音の影響を表す値であり、背景から
常にその影響が現れていることを示す。そのため、この
値が背景を表す領域とそれ以外の領域を切り分けるため
の閾値となる。
【0008】次に、明るい背景のもとで発生し得る動体
の影の影響を排除するために、背景差分最大濃度値Dか
ら閾値をさらに高くするための値(以下、この値を変化
値αと呼ぶ)を決める。変化値αによって図6中の濃度
値bが求められる。変化値αは、図7のように暗い環境
下においては影の影響を考慮しなくても良いので、その
値を0にするようにする。一方、図3のように明るい環
境下においては明るくなればなるほど影の影響が強くな
るので、明るさに応じて変化値αを高くするようにす
る。そこで、次式(1)、(2)を用いて最適閾値Tを
決定する。
【数1】 ただし、 α=Qx+R ・・・(2) ここで、Dは、背景差分最大濃度値、xは背景画像中の
全画素の濃度値の平均値、αは変化値、Q,R,sは、
定数を表す。背景画像の全画素の濃度の平均値xは、背
景画像全体の明るさを表すと考えられるので、図7のよ
うに暗い環境下(平均値xがs以下)では、背景差分最
大濃度値Dがそのまま最適閾値Tとなるようになってい
る。一方、図3のように背景が明るい場合(平均値xが
s以上)は、平均値の大きさによって閾値が高くなるよ
うに、式2の一次関数の式を用いて変化値αを求め、最
適閾値Tを決定する。このとき、Q,R,sは経験的に
予め定めておく。例えば、発明者の実験においては、Q
=0.2,R=0,s=60に設定した。このようにす
れば、それぞれの環境に適した二値化閾値を自動的に設
定することが可能で、動体のみを安定して抽出すること
ができる。図1は、本発明の実施例の動体像抽出方法を
示す構成ブロック図である。以下、図1を参照しつつ、
動体像抽出方法を説明する。
【0009】画像入力部10 画像入力部10では、TVカメラ等を用いて、ある場所
の画像を撮り、その内容を画像メモリ20に送る。画像
メモリ20は、背景画像メモリと入力画像メモリの2つ
の画像メモリを有しており、通常、画像入力処理10か
ら送られてくる画像データは、入力画像メモリに入力さ
れる。ただし、処理の開始時は、背景画像メモリに背景
だけを撮像した背景画像を格納し、差分処理11を実行
する。差分処理11 差分処理11では、画像メモリ20の背景画像メモリと
入力画像メモリにそれぞれ格納されている画像データか
ら、それぞれの画素の濃度値の差の絶対値を計算し差分
画像を求め、さらにその差分画像を平滑化し雑音成分を
除去した後、その差分画像のデータを差分画像メモリ2
1に格納し、差分画像特徴値抽出処理12を実行する。差分画像特徴値抽出処理12 差分画像特徴値抽出処理12では、差分画像メモリ21
に格納されている差分画像から最大濃度値を求め、その
値を差分画像特徴値メモリ22に格納する。次に、処理
開始時なら初期設定処理13を実行し、さもなければ画
像変化検出処理15を実行する。
【0010】初期設定処理13 初期設定処理13では、差分画像特徴値メモリ22から
送られてくる最大濃度値を背景画像同士の差分画像の最
大濃度値とみなし、規定フレーム数になるまで背景差分
特徴配列メモリ23にその値を格納して、次の背景画像
更新処理14を実行する。規定フレーム数になると背景
差分特徴配列メモリ23に格納された最大濃度値の平均
を求め、その平均値を背景差分最大濃度値Dとして背景
差分特徴配列メモリ23に格納する。背景画像更新処理14 背景画像更新処理14では、画像メモリ20の背景画像
メモリの内容を入力画像メモリの内容に書き換える。そ
して、処理開始時の初期設定を行っている場合は、画像
入力部10に戻り、差分処理11、差分画像特徴値抽出
処理12、初期設定処理13、及び背景画像更新処理1
4を規定フレーム数繰り返して実行する。つまり、新し
く入力される背景画像を入力画像とし、前の背景画像を
背景画像として、新しく入力される背景画像と前の背景
画像とで差分処理11、差分画像特徴値抽出処理12、
初期設定処理13、及び背景画像更新処理14とを規定
フレーム数繰り返して行い、新たな最大濃度値を求め、
その値を次々に背景差分特徴配列メモリ23に格納して
いく。そして、規定フレーム数に達すると背景差分特徴
配列メモリ23に格納された最大濃度値の平均を求め、
その平均値を背景差分最大濃度値Dとしてその値も背景
差分特徴配列メモリ23の中に格納する。つまり、背景
差分特徴配列メモリ23には、規定フレーム数の背景画
像同士の差分画像の最大濃度値を格納するメモリと、そ
の平均値である背景差分最大濃度値Dを格納するメモリ
とを有している。ただし、初期設定処理13を行ない、
背景差分最大濃度値Dを設定するまでは、侵入物体が存
在しない背景のみを撮像した背景画像を人の手によって
入力し続ける。背景差分最大濃度値Dを設定されると、
次からはその値を用いて入力画像中に動体が存在するか
どうかが、画像変化検出処理15で調べられる。
【0011】画像変化検出処理15 画像変化検出処理15では、現在の差分画像の最大濃度
値と背景差分最大濃度値Dとの差の絶対値がある基準よ
り小さければ、現在の入力画像には動体が存在しない画
像、つまり、背景画像であると判断し、背景差分特徴配
列更新処理16を実行する。背景差分特徴配列更新処理16 背景差分特徴配列更新処理16では、背景差分特徴配列
メモリ23に格納されている過去数フレーム間の最大濃
度値の中で最も古いものを現在の最大濃度値と入れ換え
て、さらに更新された数フレーム間での最大濃度値から
その平均値を求め、それを背景差分最大濃度値Dとして
背景差分特徴配列メモリ23に格納する。さらに、背景
画像更新処理14において、画像メモリ20の背景画像
メモリの内容を入力画像メモリの内容に書き換える。こ
れらの更新処理によって、緩やかな環境の変化に対応で
きることになる。また、画像変化検出処理15におい
て、現在の差分画像の最大濃度値と背景差分最大濃度値
との差の絶対値がある基準より大きければ、動体が存在
するみなして最適閾値設定処理17を実行する。
【0012】最適閾値設定処理17 最適閾値設定処理17では、まず、画像メモリ20の背
景画像データから全画素中の濃度値の平均値xを求め
る。次に、その平均値xと背景差分特徴配列メモリ23
に格納されている背景差分最大濃度値Dとから式
(1)、(2)を用いて、最適閾値Tを求め、その値を
最適閾値メモリ24に格納し、動体出力部18を実行す
る。動体出力処理18 動体出力処理18では、最適閾値メモリ24に格納され
ている最適閾値Tを用いて入力画像を二値化して変化領
域を求め、この変化領域を動体像19として抽出する。
以上のように、本実施例では、複数フレームの背景画像
同士の差分画像の最大濃度値を用いて、動体像を抽出す
るための最適閾値を自動的に設定するので、様々な環境
下において入力画像中から動体像のみを正確に、かつ、
高速に抽出することができるという利点がある。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1、及び
第2の発明によれば、複数フレームの背景画像同士の差
分画像の最大濃度値の平均値、及び背景画像の濃度値を
用いて、動体像を抽出するための閾値を環境に応じて自
動的に設定するので、様々な環境下において入力画像中
から動体像のみを正確に、かつ、高速に抽出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の動体像抽出方法を示す構成ブ
ロック図である。
【図2】従来の動体像抽出方法を示す構成ブロック図で
ある。
【図3】明るい環境下での背景画像の一例を示す図であ
る。
【図4】明るい環境下での入力画像の一例を示す図であ
る。
【図5】図3と図4との差分画像の例を示す図である。
【図6】図5の濃度ヒストグラムの例を示す図である。
【図7】暗い環境下での背景画像の一例を示す図であ
る。
【図8】暗い環境下での入力画像の一例を示す図であ
る。
【図9】図7と図8との差分画像の例を示す図である。
【図10】図9の濃度ヒストグラムの例を示す図であ
る。
【図11】背景画像同士の濃度ヒストグラムの例を示す
図である。
【図12】雑音がない場合の背景画像同士の濃度ヒスト
グラムの例を示す図である。
【符号の説明】
10 画像入力部 11 差分処理 12 差分画像特徴値抽出処理 13 初期設定処理 14 背景画像更新処理 15 画像変化検出処理 16 背景差分特徴配列更新処理 17 最適閾値設定処理 18 動体出力部 20 画像メモリ 21 差分画像メモリ 22 差分画像特徴値メモリ 23 背景差分特徴配列メモリ 24 最適閾値メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下迫田 義則 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め記憶された動体像の存在しないとき
    の背景画像と逐次入力される入力画像との差分画像を閾
    値との比較により二値化して変化領域を求め、前記変化
    領域を動体像として抽出する動体像抽出方法において、 現在と過去の背景画像同士の差分画像を求める差分処理
    と、 前記差分画像の最大濃度値を求める差分画像特徴値抽出
    処理と、 前記現在の背景画像を過去の背景画像とし、新たに入力
    される背景画像を現在の背景画像とする背景画像更新処
    理と、 前記差分処理と差分画像特徴値抽出処理と背景画像更新
    処理とを所定の回数繰り返して行い複数フレームの最大
    濃度値の配列からその平均値である背景差分最大濃度値
    を求める初期設定処理と、 前記背景差分最大濃度値、及び前記背景画像の濃度値に
    基づいて前記閾値を設定する最適閾値設定処理とを、 実行することを特徴とする動体像抽出方法。
  2. 【請求項2】 前記初期設定処理を実行した後、前記背
    景画像と入力画像との差分画像の最大濃度値と前記背景
    差分最大濃度値とを比較して動体像が存在するか否かを
    判定する画像変化検出処理を実行し、 前記画像変化検出処理により動体像が存在しないと判定
    されたとき、 前記背景画像と入力画像との差分画像の最大濃度値に基
    づき前記複数フレームの最大濃度値の配列及び前記背景
    差分最大濃度値を更新する背景差分特徴配列更新処理を
    実行し、前記背景画像更新処理は前記入力画像を背景画
    像として更新し、前記最適閾値設定処理は前記背景差分
    特徴配列更新処理により更新された背景差分最大濃度値
    及び前記入力画像の濃度値に基づき前記閾値を更新する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の動体像抽出
    方法。
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