JP2000182115A - 紙葉類の状態識別装置と紙葉類の汚れ具合識別装置と紙葉類の印刷状態識別装置と紙葉類の表裏識別装置 - Google Patents

紙葉類の状態識別装置と紙葉類の汚れ具合識別装置と紙葉類の印刷状態識別装置と紙葉類の表裏識別装置

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JP2000182115A
JP2000182115A JP10362787A JP36278798A JP2000182115A JP 2000182115 A JP2000182115 A JP 2000182115A JP 10362787 A JP10362787 A JP 10362787A JP 36278798 A JP36278798 A JP 36278798A JP 2000182115 A JP2000182115 A JP 2000182115A
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晶郎 弓削
Hisashi Takahashi
久 高橋
Masato Suda
正人 須田
Tsutomu Saito
勉 斎藤
Toshio Sato
俊雄 佐藤
Kazumichi Nagaai
千徹 永合
Satoshi Watanabe
聡 渡辺
Kei Takizawa
圭 滝沢
Kazuyo Hashiya
和代 橋谷
Junji Miura
淳二 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、所定の画像が印刷されている紙
葉類の状態を識別するものにおいて、印刷状態の劣化に
ついても考慮される。 【解決手段】 この発明は、落書きや輝度による汚れの
判定の他に、印刷部分の薄くなってしまったものも判定
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙葉類の画像に
対する画素単位の濃度データを読取ることにより、紙葉
類の印刷状態を識別したり、紙葉類の汚れ具合を識別し
たり、紙葉類の表裏を識別する紙葉類の状態識別装置と
紙葉類の汚れ具合識別装置と紙葉類の印刷状態識別装置
と紙葉類の表裏識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の画像が印刷されている有価
証券(紙幣)等の紙葉類に対して、紙葉類の汚れ等を識
別して汚れのひどい紙葉類を排除することにより、再流
通させる際の紙葉類の品質を保持するようになってい
る。
【0003】この際、落書きや紙葉類全体の平均的な汚
れ等を判定するものはあったが、印刷されているインク
の剥れや印刷されている部分が薄くなるなどの印刷状態
の劣化については考慮されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、所定の画
像が印刷されている紙葉類の状態を識別するものにおい
て、印刷状態の劣化については考慮されていないという
欠点を除去するもので、印刷状態の劣化についても考慮
される紙葉類の状態識別装置と紙葉類の汚れ具合識別装
置と紙葉類の印刷状態識別装置を提供することを目的と
している。
【0005】また、紙葉類の表裏を識別できる紙葉類の
表裏識別装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の紙葉類の状態
識別装置は、紙葉類の印刷状態の劣化具合や汚れ具合な
どの状態を識別するものにおいて、上記紙葉類の画素単
位の濃度データを読取る読取手段と、この読取手段によ
り読取った濃度データに対して、上記紙葉類の印刷領域
の濃度データと印刷領域外の濃度データとを抽出する抽
出手段と、この抽出手段により抽出された印刷領域の濃
度データにおける濃度分布状態あるいは濃度の変化量に
基づいて、印刷領域の印刷状態の劣化具合を判定する第
1の判定手段と、上記抽出手段により抽出された印刷領
域外の濃度データにおける所定濃度値以上の画素数に基
づいて、印刷領域外の落書きによる汚れ具合を判定する
第2の判定手段と、上記抽出手段により抽出された印刷
領域外の濃度データにおける各画素の濃度値の平均値に
基づいて、印刷領域外の全体の汚れ具合を判定する第3
の判定手段と、上記第1から第3の判定手段による判定
結果に基づいて、上記紙葉類に対する印刷状態の劣化具
合や汚れ具合などの状態を識別する識別手段とからな
る。
【0007】この発明の紙葉類の汚れ具合識別装置は、
紙葉類の汚れ具合を識別するものにおいて、上記紙葉類
の画素単位の濃度データを読取る読取手段と、この読取
手段により読取った各画素の濃度データを2値化する2
値化手段と、この2値化手段による2値化データの連続
性に基づいて、印刷領域を判断する判断手段と、この判
断手段により判断した印刷領域外の上記読取手段により
読取った各画素の濃度データを抽出する抽出手段と、こ
の抽出手段により抽出された印刷領域外の濃度データに
おける所定濃度値以上の画素数に基づいて、印刷領域外
の落書きによる汚れ具合を判定する第1の判定手段と、
上記抽出手段により抽出された印刷領域外の濃度データ
における各画素の濃度値の平均値に基づいて、印刷領域
外の全体の汚れ具合を判定する第2の判定手段と、上記
第1、第2の判定手段による判定結果に基づいて、上記
紙葉類の汚れ具合を識別する識別手段とからなる。
【0008】この発明の紙葉類の印刷状態識別装置は、
紙葉類の印刷状態の劣化具合を識別するにおいて、上記
紙葉類の画素単位の濃度データを読取る読取手段と、こ
の読取手段により読取った各画素の濃度データを印刷の
薄い画像が除去されるしきい値で2値化する2値化手段
と、この2値化手段による2値化データの連続性に基づ
いて、印刷領域を判断する判断手段と、この判断手段に
より判断した印刷領域を記憶する記憶手段と、上記読取
手段により読取った濃度データに対して、上記記憶手段
に記憶されている印刷領域の各画素の濃度データを抽出
する抽出手段と、この抽出手段により抽出された印刷領
域の濃度データにおける濃度分布状態あるいは濃度の変
化量に基づいて、印刷領域の印刷状態の劣化具合を判定
する判定手段とからなる。
【0009】この発明の紙葉類の状態識別装置は、紙葉
類の印刷状態の劣化具合を識別するものにおいて、上記
紙葉類の画素単位の濃度データを読取る読取手段と、こ
の読取手段により読取った濃度データに対して、上記紙
葉類の印刷領域の濃度データを抽出する抽出手段と、こ
の抽出手段により抽出した印刷領域を複数の領域に分割
する分割手段と、上記複数の領域数分設けられ、それぞ
れが上記分割手段により分割された印刷領域の濃度デー
タにおける濃度分布状態あるいは濃度の変化量に基づい
て、分割された印刷領域の印刷状態の劣化具合を判定す
る判定手段と、上記複数の判定手段による判定結果に基
づいて、上記紙葉類に対する印刷状態の劣化具合を識別
する識別手段とからなる。
【0010】この発明の紙葉類の汚れ具合識別装置は、
紙葉類の汚れ具合を識別するものにおいて、上記紙葉類
における可視画像の画素単位の濃度データを読取る第1
の読取手段と、上記紙葉類における赤外画像の画素単位
の濃度データを読取る第2の読取手段と、上記第1の読
取手段により読取った各画素の濃度データと上記第2の
読取手段の読取手段により読取った各画素の濃度データ
との各画素ごとの差分データを算出する算出手段と、こ
の算出手段により算出した各画素ごとの差分データが所
定値以上か否かを判断する判断手段と、この判断手段に
より所定値以上と判断した画素数に基づいて、上記紙葉
類の汚れ具合を識別する識別手段とからなる。
【0011】この発明の紙葉類の汚れ具合識別装置は、
紙葉類の汚れ具合を識別するものにおいて、上記紙葉類
における可視画像の画素単位の濃度データを読取る第1
の読取手段と、上記紙葉類における赤外画像の画素単位
の濃度データを読取る第2の読取手段と、上記第1の読
取手段により読取った各画素の濃度データの内、あらか
じめ設定されている所定領域の画素の濃度データを抽出
する第1の抽出手段と、上記第2の読取手段により読取
った各画素の濃度データの内、あらかじめ設定されてい
る所定領域の画素の濃度データを抽出する第2の抽出手
段と、上記第1の抽出手段により抽出された各画素の濃
度データと上記第2の抽出手段により抽出された各画素
の濃度データとの各画素ごとの差分データを算出する算
出手段と、この算出手段により算出した各画素ごとの差
分データが所定値以上か否かを判断する判断手段と、こ
の判断手段により所定値以上と判断した画素数に基づい
て、上記紙葉類の汚れ具合を識別する識別手段とからな
る。
【0012】この発明の紙葉類の汚れ具合識別装置は、
紙葉類の汚れ具合を識別するものにおいて、上記紙葉類
における可視画像の画素単位の濃度データを読取る第1
の読取手段と、上記紙葉類における赤外画像の画素単位
の濃度データを読取る第2の読取手段と、上記第1の読
取手段により読取った各画素の濃度データと上記第2の
読取手段の読取手段により読取った各画素の濃度データ
との各画素ごとの差分データを算出する算出手段と、こ
の算出手段により算出した各画素ごとの差分データを複
数の領域に分割する分割手段と、上記分割手段により分
割された各領域ごとの各画素の濃度データが所定値以上
か否かを判断する複数の判断手段と、上記判断手段によ
り所定値以上と判断した画素数に基づいて、上記判断手
段に対応する領域の汚れ具合を判別する複数の判別手段
と、上記各判別手段からの各領域ごとの汚れ具合に基づ
いて、上記紙葉類の汚れ具合を識別する識別手段とから
なる。
【0013】この発明の紙葉類の表裏識別装置は、紙葉
類の表裏を識別するものにおいて、上記紙葉類の第1の
面における可視画像の画素単位の濃度データを読取る第
1の読取手段と、上記紙葉類の第1の面における赤外画
像の画素単位の濃度データを読取る第2の読取手段と、
上記第1の読取手段により読取った各画素の濃度データ
と上記第2の読取手段の読取手段により読取った各画素
の濃度データとの各画素ごとの差分データを算出する算
出手段と、この算出手段により算出した各画素ごとの差
分データが所定値以上の連続する領域を判断する判断手
段と、この判断手段により判断した領域があらかじめ決
められている領域と一致するか否かで、上記紙葉類の表
裏を識別する識別手段とからなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
第1の実施形態の紙葉類の状態識別装置を説明する。こ
の紙葉類の状態識別装置は、紙葉類(所定の画像あらか
じめ所定領域に印刷されている有価証券)としての対象
物Pに印刷されている画像の状態や印刷部分以外の落書
きや汚れにより、上記紙葉類の印刷状態の度合いや汚れ
の度合いを判定して印刷状態の劣化についても考慮した
紙葉類の状態を識別するものである。
【0015】図1は、この発明の紙葉類の状態識別装置
の概略構成を示している。
【0016】上記紙葉類の状態識別装置は、CCD等に
より構成され対象物Pを撮像することにより画素単位の
濃度データ(たとえば8ビットで256段階の濃度値を
取る)を読取る画像入力部1と、画像入力部1により読
取った画素単位の画像データを1画面分記憶する画像メ
モリ2と、画像メモリ2に記憶されている1画面分の画
像データからあらかじめ決定されている印刷領域の画像
データを抽出する印刷領域抽出部3と、画像メモリ2に
記憶されている1画面分の画像データからあらかじめ決
定されている印刷領域外の画像データを抽出する無印刷
領域抽出部4と、印刷領域抽出部3からの印刷領域の画
像データにより印刷インキ量を計測する印刷インキ量計
測部5と、印刷インキ量計測部5により計測した印刷イ
ンキ量により印刷状態の劣化具合を判定する印刷状態劣
化具合判定部6と、無印刷領域抽出部4からの印刷領域
外の画像データにより落書きの度合を計測する落書き計
測部8と、落書き計測部8による計測結果により汚れ具
合を判定する汚れ具合判定部9と、無印刷領域抽出部4
からの印刷領域外の画像データにより印刷領域外の平均
的な汚れの度合い(印刷領域外の全体的なくすみ、濃度
変化)を計測する全体汚れ計測部10と、全体汚れ計測
部10による計測結果により汚れ具合を判定する汚れ具
合判定部11と、印刷状態劣化具合判定部6により判定
されている印刷状態の劣化具合と汚れ具合判定部9、1
1により判定されている汚れ具合とにより印刷状態の劣
化具合や汚れ具合などの状態を総合的に判定する総合判
定部7とから構成されている。
【0017】総合判定部7は、各判定部からの判定結果
の平均値を出力したり、各判定部からの判定結果に異な
った重み付けをした結果を出力したり、各判定部からの
極端な(非常に印刷が薄かったり、非常に汚れたりして
いる)判定結果を出力するようになっている。
【0018】図2は、上記対象物Pの印刷されている画
像(可視画像)例であり、図2(a)に表側の例を示
し、三角形と丸と六角形と数字列の画像があらかじめ決
まった領域に印刷されており、図2(b)に裏側の例を
示し、台形が逆転した画像があらかじめ決まった領域に
印刷されている。
【0019】上記した構成において動作を説明する。
【0020】すなわち、対象物Pの画像を撮像すること
により画素単位の濃度データが画像入力部1により読取
られて画像メモリ2に順次記憶される。そして、対象物
Pの1画面分の濃度データが画像メモリ2に記憶される
と、印刷領域抽出部3が画像メモリ2に記憶されている
1画面分の濃度データからあらかじめ決定されている印
刷領域の画像データを抽出し、印刷インキ量計測部5へ
出力する。また、無印刷領域抽出部4が画像メモリ2に
記憶されている1画面分の濃度データからあらかじめ決
定されている印刷領域外の画像データを抽出し、落書き
計測部8と全体汚れ計測部10へ出力する。
【0021】これにより、印刷インキ量計測部5は印刷
領域の画像データにより印刷インキ量を計測し、この計
測した印刷インキ量を印刷状態劣化具合判定部6へ出力
する。すると、印刷状態劣化具合判定部6は供給される
印刷インキ量に基づいて印刷状態の劣化のレベルを判定
し、このレベルを総合判定部7へ出力する。
【0022】また、落書き計測部8による計測結果によ
り汚れ具合判定部9が判定した汚れ具合のレベルと、全
体汚れ計測部10による計測結果により汚れ具合判定部
11が判定した汚れ具合のレベルとが総合判定部7へ出
力される。
【0023】この結果、総合判定部7は、印刷状態劣化
具合判定部6により判定されている印刷状態の劣化具合
と汚れ具合判定部9、11により判定されている汚れ具
合とにより印刷状態の劣化具合や汚れ具合などの状態を
総合的に判定し、この判定結果を出力する。
【0024】上記印刷インキ量計測部5と印刷状態劣化
具合判定部6とにより、印刷領域の濃度データにおける
濃度分布状態に基づいて、印刷領域の印刷状態の劣化具
合を判定する場合の構成例を、図3を用いて説明する。
この場合、印刷インキ量計測部5は、ヒストグラム計測
部21により構成され、印刷状態劣化具合判定部6は、
基準ヒストグラム格納部22とヒストグラム形状比較部
23により構成されている。
【0025】この場合、上記印刷領域抽出部3により抽
出された印刷領域の濃度データの濃度分布パターンと、
印刷状態の個々の劣化具合に基づく種々の濃度分布パタ
ーンとを比較することにより、印刷領域の印刷状態の劣
化具合を判定するものである。
【0026】ヒストグラム計測部21は、印刷領域抽出
部3からの印刷領域の各画素の画像データにおける各濃
度値ごとの数を計数することにより、図4の(a)
(b)に示すような濃度分布としてのヒストグラムを生
成し、ヒストグラム形状比較部23へ出力するものであ
る。図4の(a)は、レベル1の印刷状態が薄い状態の
濃度ヒストグラムであり、図4の(b)は、レベルNの
印刷状態が濃い状態の濃度ヒストグラムである。
【0027】基準ヒストグラム格納部22は、あらかじ
め記憶されている種々の印刷状態の劣化レベルに対応し
た濃度分布としての基準ヒストグラムをヒストグラム形
状比較部23へ出力するものである。
【0028】ヒストグラム形状比較部23は、ヒストグ
ラム計測部21からのヒストグラムの形状と基準ヒスト
グラム格納部22に記憶されている基準ヒストグラムの
形状を比較して、一番近い形状の基準ヒストグラムに対
応する印刷状態の劣化レベルを印刷状態の劣化具合の判
定結果として総合判定部7へ出力するものである。
【0029】上記印刷インキ量計測部5と印刷状態劣化
具合判定部6とにより、印刷領域の濃度データにおける
濃度分布状態に基づいて、印刷領域の印刷状態の劣化具
合を判定する場合の他の構成例を、図5を用いて説明す
る。この場合、印刷インキ量計測部5は、濃度分散算出
部24により構成され、印刷状態劣化具合判定部6は、
基準濃度分散格納部25と比較部26により構成されて
いる。
【0030】この場合、上記印刷領域抽出部3により抽
出された印刷領域の濃度データの濃度分布パターンにお
ける分布範囲の幅により、印刷領域の印刷状態の劣化具
合を判定するものである。
【0031】濃度分散算出部24は、印刷領域抽出部3
からの印刷領域の各画素の画像データにおける各濃度値
ごとの数を計数することにより、図7の(a)(c)
(e)に示す濃度の異なる画像に対して、それぞれ図7
の(b)(d)(f)に示すような濃度分布としてのヒ
ストグラムを生成し、この濃度分布の幅を濃度分散値と
して比較部26へ出力するものである。図7の(b)
は、画像が濃く、濃度分布の幅が広い場合の濃度ヒスト
グラムであり、図7の(d)は、図7の(a)よりも薄
く中程度の濃さの濃度で、濃度分布の幅も図7の(b)
よりも狭い濃度ヒストグラムであり、図7の(f)は、
画像が最も薄い濃度で、濃度分布の幅が最も狭い場合の
濃度ヒストグラムである。
【0032】基準濃度分散格納部25は、あらかじめ記
憶されている種々の印刷状態の劣化レベルに対応した濃
度分布の基準幅を基準濃度分散値として比較部26へ出
力するものである。基準濃度分散格納部25は、図6に
示すように、各アドレスごとに、データとしての幅値に
対して印刷状態の劣化レベルが格納されている。幅が狭
い方が、薄い場合の劣化レベルすなわち、劣化が著しい
場合であり、幅が広がっていくにしたがって、劣化レベ
ルが大きくなり、印刷劣化のない状態に近付く。
【0033】比較部26は、濃度分散算出部24からの
濃度分布の幅と基準濃度分散格納部25に記憶されてい
る濃度分布の基準幅とを比較して、一番近い形状の基準
幅に対応する印刷状態の劣化レベルを印刷状態の劣化具
合の判定結果として総合判定部7へ出力するものであ
る。
【0034】上記印刷インキ量計測部5と印刷状態劣化
具合判定部6とにより、印刷領域の濃度データにおける
濃度分布状態に基づいて、印刷領域の印刷状態の劣化具
合を判定する場合の他の構成例を、図8を用いて説明す
る。この場合、印刷インキ量計測部5は、ヒストグラム
計測部27により構成され、印刷状態劣化具合判定部6
は、ピーク検出部28とピーク間距離算出部29と基準
ピーク間距離格納部30と比較部31により構成されて
いる。
【0035】この場合、上記印刷領域抽出部3により抽
出された印刷領域の濃度データの濃度分布パターンにお
けるピークを検出し、この検出したピーク間の距離によ
り、印刷領域の印刷状態の劣化具合を判定するものであ
る。
【0036】ヒストグラム計測部27は、印刷領域抽出
部3からの印刷領域の各画素の画像データにおける各濃
度値ごとの数を計数することにより、図7の(a)
(c)(e)に示す濃度の異なる画像に対して、それぞ
れ図7の(b)(d)(f)に示すような濃度分布とし
てのヒストグラムを生成し、ピーク検出部28へ出力す
るものである。
【0037】ピーク検出部28は、ヒストグラム計測部
27からの濃度ヒストグラムにおけるピーク検出するも
のであり、このピーク検出信号がピーク間距離算出部2
9へ出力される。
【0038】ピーク間距離算出部29は、ピーク検出部
28からのピーク検出信号により、ピーク間の距離を算
出するものであり、このピーク間の距離が比較部31へ
出力される。
【0039】基準ピーク間距離格納部30は、あらかじ
め記憶されている種々の印刷状態の劣化レベルに対応し
た濃度分布としての基準ヒストグラムの基準ピーク間距
離を比較部31へ出力するものである。
【0040】比較部31は、ピーク間距離算出部29か
らのピーク間の距離と基準ピーク間距離格納部30に記
憶されている基準ピーク間距離とを比較して、一番近い
の基準ピーク間距離に対応する印刷状態の劣化レベルを
印刷状態の劣化具合の判定結果として総合判定部7へ出
力するものである。
【0041】上記印刷インキ量計測部5と印刷状態劣化
具合判定部6とにより、印刷領域の濃度データにおける
濃度の変化量に基づいて、印刷領域の印刷状態の劣化具
合を判定する場合の構成例を、図9を用いて説明する。
この場合、印刷インキ量計測部5は、微分画像作成部3
2と微分画像のヒストグラム計測部33とにより構成さ
れ、印刷状態劣化具合判定部6は、基準微分ヒストグラ
ム格納部34とヒストグラム形状比較部35により構成
されている。
【0042】この場合、上記印刷領域抽出部3により抽
出された印刷領域の濃度データの変化量に基づく分布パ
ターンと、印刷状態の個々の劣化具合に基づく種々の変
化量に基づく分布パターンとを比較することにより、印
刷領域の印刷状態の劣化具合を判定するものである。
【0043】微分画像作成部32は、印刷領域抽出部3
からの印刷領域の各画素の画像データにおける各濃度値
を微分することにより、変化点をとらえた画像データを
生成し、ヒストグラム計測部33へ出力するものであ
る。
【0044】ヒストグラム計測部33は、微分画像作成
部32からの変化点をとらえた画像データに基づいて変
化量ヒストグラムを生成し、ヒストグラム形状比較部3
5へ出力するものである。
【0045】たとえば、図10の(a)(c)(e)に
示す線の濃度が異なる画像に対して、それぞれ図10の
(b)(d)(f)に示すような変化量ヒストグラムを
生成するようになっている。図10の(b)は、濃い線
に対して分布が広い変化量ヒストグラムであり、図10
の(d)は、普通の濃さの線に対して分布が普通(標
準)の変化量ヒストグラムであり、図10の(f)は、
薄い線に対して分布が狭い変化量ヒストグラムである。
【0046】たとえば、図10の(a)に示す濃い線の
変化部分の濃度データが、図11(a)に示すように、
一番薄い「255」の値と一番濃い「0」の値とが隣り
合わせている。この濃度データを隣り合う濃度データで
微分することにより、図11(b)に示すように、変化
部分の濃度データとして「255」が記憶され他の部分
に「0」が記憶された画像データとなり、その変化量の
ヒストグラムとしては、図10の(b)に示すように、
「0」と「255」の部分が多いものとなる。
【0047】また、図8の(c)に示す普通の濃さの線
の変化部分の濃度データが、図11(c)に示すよう
に、一番薄い「255」の値と普通の濃さの「50」の
値とが隣り合わせている。この濃度データを隣り合う濃
度データで微分することにより、図11(d)に示すよ
うに、変化部分の濃度データとして「205」が記憶さ
れ他の部分に「0」が記憶された画像データとなり、そ
の変化量のヒストグラムとしては、図8の(d)に示す
ように、「0」と「205」の部分が多いものとなる。
【0048】基準微分ヒストグラム格納部34は、あら
かじめ記憶されている種々の印刷状態の劣化レベルに対
応した基準変化量ヒストグラムをヒストグラム形状比較
部35へ出力するものである。
【0049】ヒストグラム形状比較部35は、ヒストグ
ラム計測部33からの変化量ヒストグラムの形状と基準
微分ヒストグラム格納部34に記憶されている基準変化
量ヒストグラムの形状を比較して、一番近い形状の基準
変化量ヒストグラムに対応する印刷状態の劣化レベルを
印刷状態の劣化具合の判定結果として総合判定部7へ出
力するものである。
【0050】上記印刷インキ量計測部5と印刷状態劣化
具合判定部6とにより、印刷領域の濃度データにおける
濃度の変化量に基づいて、印刷領域の印刷状態の劣化具
合を判定する場合の他の構成例を、図12を用いて説明
する。この場合、印刷インキ量計測部5は、微分画像作
成部36により構成され、印刷状態劣化具合判定部6
は、微分値の全体積分算出部37と基準の微分値の全体
積分格納部38と比較部39により構成されている。
【0051】この場合、上記印刷領域抽出部3により抽
出された印刷領域の濃度データの変化量の総和により、
印刷領域の印刷状態の劣化具合を判定するものである。
【0052】微分画像作成部36は、印刷領域抽出部3
からの印刷領域の各画素の画像データにおける各濃度値
を微分することにより、変化点をとらえた画像データを
生成し、微分値の全体積分算出部37へ出力するもので
ある。
【0053】微分値の全体積分算出部37は、微分画像
作成部32からの変化点をとらえた画像データに基づい
て変化量の総和を算出して、比較部39へ出力するもの
である。
【0054】基準の微分値の全体積分格納部38は、あ
らかじめ記憶されている種々の印刷状態の劣化レベルに
対応した基準の変化量を比較部31へ出力するものであ
る。
【0055】比較部39は、微分値の全体積分算出部3
7からの変化量の総和と基準の微分値の全体積分格納部
38に記憶されている基準の変化量とを比較して、一番
近いの基準の変化量に対応する印刷状態の劣化レベルを
印刷状態の劣化具合の判定結果として総合判定部7へ出
力するものである。
【0056】上記印刷インキ量計測部5と印刷状態劣化
具合判定部6とにより、印刷領域の濃度データにおける
濃度の変化量に基づいて、印刷領域の印刷状態の劣化具
合を判定する場合の他の構成例を、図13を用いて説明
する。この場合、印刷インキ量計測部5は、微分画像作
成部40により構成され、印刷状態劣化具合判定部6
は、微分値の分散算出部41と基準の微分値の分散格納
部42と比較部43により構成されている。
【0057】この場合、上記印刷領域抽出部3により抽
出された印刷領域の濃度データの変化量に基づく分布パ
ターンにおける分布範囲の幅により、印刷領域の印刷状
態の劣化具合を判定するものである。
【0058】微分画像作成部40は、印刷領域抽出部3
からの印刷領域の各画素の画像データにおける各濃度値
を微分することにより、変化点をとらえた画像データを
生成し、微分値の分散算出部41へ出力するものであ
る。
【0059】微分値の分散算出部41は、微分画像作成
部40からの変化点をとらえた画像データに基づいて変
化量ヒストグラムを生成し、この生成した変化量ヒスト
グラムの幅(微分値の分散幅)を比較部43へ出力する
ものである。
【0060】たとえば、図10の(a)(c)(e)に
示す線の濃度が異なる画像に対して、それぞれ図10の
(b)(d)(f)に示すような変化量ヒストグラムを
生成するようになっている。図10の(b)は、濃い線
に対して分布が広い変化量ヒストグラムであり、図10
の(d)は、普通の濃さの線に対して分布が普通(標
準)の変化量ヒストグラムであり、図10の(f)は、
薄い線に対して分布が狭い変化量ヒストグラムである。
【0061】基準の微分値の分散格納部42は、あらか
じめ記憶されている種々の印刷状態の劣化レベルに対応
した基準変化量ヒストグラムの幅(微分値の分散)を比
較部43へ出力するものである。
【0062】比較部43は、微分値の分散算出部41か
らの変化量ヒストグラムの幅と基準の微分値の分散格納
部42に記憶されている基準変化量ヒストグラムの幅と
を比較して、一番近い形状の基準変化量ヒストグラムの
幅に対応する印刷状態の劣化レベルを印刷状態の劣化具
合の判定結果として総合判定部7へ出力するものであ
る。
【0063】上記落書き計測部8と汚れ具合判定部9と
により、印刷領域外の濃度データにおける所定濃度値以
上の画素数に基づいて、印刷領域外の落書きによる汚れ
具合を判定する場合の構成例を、図14を用いて説明す
る。この場合、落書き計測部8は、二値画像作成部44
と画素数計数部45により構成され、汚れ具合判定部9
は、基準の画素数格納部46と比較部47により構成さ
れている。
【0064】この場合、上記無印刷領域抽出部3により
抽出された印刷領域外の濃度データにおける所定濃度値
以上の画素数と、汚れ具合に基づく種々の基準画素数と
を比較することにより、印刷領域外の落書きによる汚れ
具合を判定するものである。
【0065】二値画像作成部44は、無印刷領域抽出部
3により抽出された印刷領域外の濃度データを所定のし
きい値で2値化した画像データを作成し、画素数計数部
45へ出力するものである。
【0066】画素数計数部45は、二値画像作成部44
からの画素数(所定のしきい値以下の黒画素数)を計数
し、計数結果を比較部47へ出力するものである。
【0067】基準の画素数格納部46は、あらかじめ記
憶されている種々の汚れ具合のレベルに対応した基準の
画素数を比較部47へ出力するものである。
【0068】比較部47は、画素数計数部45からの画
素数と基準の画素数格納部46に記憶されている基準の
画素数とを比較して、一番近いの基準の画素数に対応す
る汚れ具合のレベルを汚れ具合の判定結果として総合判
定部7へ出力するものである。
【0069】上記全体汚れ計測部10と汚れ具合判定部
11とにより、印刷領域外の濃度データにおける各画素
の濃度値の平均値により、印刷領域外の濃度データにお
ける平均的な汚れの度合い、つまり印刷領域外の全体的
なくすみ、濃度変化による汚れ具合を判定する場合の構
成例を、図15を用いて説明する。この場合、全体汚れ
計測部10は平均輝度計測部48により構成され、汚れ
具合判定部11は基準の平均輝度格納部49と比較部5
0により構成されている。
【0070】この場合、上記無印刷領域抽出部3により
抽出された印刷領域外の濃度データにおける平均輝度
と、汚れ具合に基づく種々の基準の平均輝度とを比較す
ることにより、印刷領域外のくすみや濃度変化による汚
れ具合を判定するものである。
【0071】平均輝度計測部48は、無印刷領域抽出部
3により抽出された印刷領域外の濃度データの平均値を
算出することにより、平均輝度を計測し、比較部50へ
出力するものである。
【0072】基準の平均輝度格納部49は、あらかじめ
記憶されている種々の汚れ具合のレベルに対応した基準
の平均輝度を比較部50へ出力するものである。
【0073】比較部50は、平均輝度計測部48からの
平均輝度と基準の平均輝度格納部49に記憶されている
基準の平均輝度とを比較して、一番近いの基準の平均輝
度に対応する汚れ具合のレベルを汚れ具合の判定結果と
して総合判定部7へ出力するものである。
【0074】次に、この発明の第2の実施形態の紙葉類
の汚れ具合識別装置を説明する。この紙葉類の汚れ具合
識別装置は、紙葉類つまり対象物Pの印刷部分以外の落
書きや汚れにより、上記汚れの度合いを判定して識別す
るものである。
【0075】図16は、この発明の紙葉類の汚れ具合識
別装置の概略構成を示している。
【0076】すなわち、画像入力部51と、画像メモリ
52と、画像メモリ52に記憶されている1画面分の画
素単位の濃度データを所定の濃度レベルで2値化するこ
とにより印刷領域のラベル付けを行う印刷領域ラベル付
け処理部53と、画像メモリ2に記憶されている1画面
分の画像データから上記印刷領域ラベル付け処理部53
によりラベル付けされた印刷領域以外の画像データを抽
出する領域抽出部54と、落書き計測部55と、全体汚
れ計測部58と、汚れ具合判定部56、59と、汚れ具
合判定部56、59により判定されている汚れ具合によ
り汚れ具合などの状態を総合的に判定する総合判定部5
7とから構成されている。
【0077】上記画像入力部51と、画像メモリ52
と、落書き計測部55と、全体汚れ計測部58と、汚れ
具合判定部56、59とは、第1の実施形態の画像入力
部1と、画像メモリ2と、落書き計測部8と、全体汚れ
計測部10と、汚れ具合判定部9、11と同一なため説
明を省略する。
【0078】上記印刷領域ラベル付け処理部53は、た
とえば、図17(a)に示すような入力画像に対して所
定の濃度レベルで2値化し、濃度の濃い領域を抽出す
る。抽出された領域に対し、隣接している画素同士を統
合し、グループ化する。図17(b)は、濃度の薄い領
域、すなわち、2値化で除去された領域は「0」、印刷
領域に「1」、小領域に「2」がラベル付けされた例で
ある。
【0079】ここで言う、小領域とは、たとえば紙葉類
に書かれた落書きやセンサの不具合によって生じるノイ
ズなどによるもので、所定の面積未満の領域である。こ
こでは「2」がラベル付けされたもので所定の面積未満
と言うことで小領域として取り扱われることとなる。
【0080】この結果、領域抽出部54は、上記印刷領
域ラベル付け処理部53により、所定の面積以上の領域
を印刷領域として除去し、残った領域の画素単位の濃度
データを画像メモリ2から抽出して落書き計測部55
と、全体汚れ計測部58へ出力するようになっている。
【0081】この第2の実施形態は、ラベリング処理に
より、印刷領域を抽出し、抽出されなかった領域に対
し、落書きと平均輝度による汚れを計測するものであ
る。
【0082】次に、この発明の第3の実施形態の紙葉類
の印刷状態識別装置を説明する。この紙葉類の印刷状態
識別装置は、紙葉類つまり対象物Pに印刷されている濃
い画像の状態により、上記紙葉類の印刷状態の度合いを
判定して印刷状態の劣化について識別するものである。
【0083】図18は、この発明の紙葉類の印刷状態識
別装置の概略構成を示している。
【0084】すなわち、画像入力部61と、画像メモリ
62と、画像メモリ52に記憶されている1画面分の画
素単位の濃度データを所定の濃度レベル(濃い濃度レベ
ル)のしきい値で2値化することにより薄い印刷画像を
除去した濃い印刷部分の領域データを抽出する抽出領域
学習部(しきい値処理部により構成される)63と、抽
出領域学習部63からの濃い印刷部分の領域データを記
憶する計測領域格納メモリ64と、画像メモリ62に記
憶されている1画面分の画像データから上記計測領域格
納メモリ64からの領域データにより濃い印刷画像の印
刷領域の画像データを抽出する印刷領域抽出部65と、
印刷インキ計測部66と、印刷状態劣化具合判定部67
とから構成されている。
【0085】上記画像入力部61と、画像メモリ62
と、印刷インキ計測部66と、印刷状態劣化具合判定部
67とは、第1の実施形態の画像入力部1と、画像メモ
リ2と、印刷インキ計測部5と、印刷状態劣化具合判定
部6と同一なため説明を省略する。
【0086】すなわち、まず、図19(a)に示すよう
な、汚れや印刷劣化のない対象物Pの画像を撮像するこ
とにより画素単位の濃度データが画像入力部61により
読取られて画像メモリ62に順次記憶される。そして、
対象物Pの1画面分の濃度データが画像メモリ62に記
憶されると、抽出領域学習部63により画像メモリ62
に記憶されている1画面分の画素単位の濃度データを所
定の濃度レベル(濃い濃度レベル)のしきい値で2値化
することにより、図19(b)に示すように、薄い印刷
画像(丸画像部分)を除去した濃い印刷部分の領域デー
タを抽出し、この濃い印刷部分の領域データを計測領域
格納メモリ64に記憶する。
【0087】この後、対象物Pの画像を撮像することに
より画素単位の濃度データが画像入力部61により読取
られて画像メモリ62に順次記憶される。そして、対象
物Pの1画面分の濃度データが画像メモリ62に記憶さ
れると、印刷領域抽出部65は画像メモリ62に記憶さ
れている1画面分の画像データから上記計測領域格納メ
モリ64からの領域データにより濃い印刷画像の印刷領
域の画像データを抽出し、印刷インキ量計測部66へ出
力する。
【0088】これにより、印刷インキ量計測部66は濃
い印刷画像の印刷領域の画像データにより印刷インキ量
を計測し、この計測した印刷インキ量を印刷状態劣化具
合判定部67へ出力する。すると、印刷状態劣化具合判
定部67は供給される印刷インキ量に基づいて印刷状態
の劣化のレベルを判定して判定結果として出力する。
この第3の実施形態では、インキのはがれ状態(劣化の
状態)を計測する領域を、印刷の濃い領域としているも
のである。
【0089】次に、この発明の第4の実施形態の紙葉類
の印刷状態識別装置を説明する。この紙葉類の印刷状態
識別装置は、紙葉類つまり対象物Pに印刷されている複
数の部分領域ごとの画像の状態により、上記紙葉類の印
刷状態の度合いを判定して印刷状態の劣化について識別
するものである。
【0090】図20は、この発明の紙葉類の印刷状態識
別装置の概略構成を示している。
【0091】すなわち、画像入力部71と、画像メモリ
72と、印刷領域抽出部73と、領域抽出部73により
抽出した印刷画像の印刷領域の画像データをあらかじめ
きめられている複数の領域に分割して出力する領域分割
部74と、領域分割部74により領域分割された個々の
画像データの印刷インキの計測を行う印刷インキ計測部
75a、…と、対応する各印刷インキ計測部75a、…
からの印刷状態の劣化具合を判定する印刷状態劣化具合
判定部76a、…と、印刷状態劣化具合判定部76a、
…からの各分割部分の印刷状態の劣化具合により全体の
印刷状態の劣化具合を総合判定する総合判定部77とか
ら構成されている。
【0092】上記画像入力部71と、画像メモリ72
と、印刷領域抽出部73と、印刷インキ計測部75a、
…と、印刷状態劣化具合判定部76a、…とは、第1の
実施形態の画像入力部1と、画像メモリ2と、印刷領域
抽出部3と、印刷インキ計測部5と、印刷状態劣化具合
判定部6と同一なため説明を省略する。
【0093】領域分割部74は、図21(a)に示す入
力画像に対して、図21(b)から(e)に示すような
部分領域に4分割されるようになっていたり、図22
(a)に示す入力画像に対して、図22(b)から
(e)に示すような画像ごとの部分領域に4分割される
ようになっている。
【0094】すなわち、対象物Pの画像を撮像すること
により画素単位の濃度データが画像入力部71により読
取られて画像メモリ72に順次記憶される。そして、対
象物Pの1画面分の濃度データが画像メモリ72に記憶
されると、印刷領域抽出部73が画像メモリ72に記憶
されている1画面分の濃度データからあらかじめ決定さ
れている印刷領域の画像データを抽出し、領域分割部7
4へ出力する。
【0095】領域分割部74は、領域抽出部73により
抽出した印刷画像の印刷領域の画像データを図21
(b)から(e)や図22(b)から(e)に示すよう
に部分領域に分割してそれぞれ別々に印刷インキ量計測
部75a、…へ出力する。
【0096】これにより、印刷インキ量計測部75a、
…は供給される印刷領域の画像データにより印刷インキ
量を計測し、この計測した印刷インキ量を印刷状態劣化
具合判定部76、…aへ出力する。すると、印刷状態劣
化具合判定部76a、…は供給される印刷インキ量に基
づいて印刷状態の劣化のレベルを判定し、このレベルを
総合判定部77へ出力する。
【0097】これにより、総合判定部77は印刷状態劣
化具合判定部76a、…により判定されている印刷状態
の劣化具合を総合的に判定し、この判定結果を出力す
る。たとえば、汚いと判定された領域数があらかじめ設
定された領域数を上回った場合、識別対象を汚いと判定
する。また、1つでも薄くなっている場合、すなわち印
刷が劣化した場合に識別対象を汚いと判定することによ
り、微小な対象(例えば図22(c)の数字部分)が薄
くなっている場合でも対処できる。
【0098】この第4の実施形態では、インキのはがれ
状態を、複数の部分領域にわけて判定することで、微小
な領域のインキはがれも判定可能となる。
【0099】次に、この発明の第5の実施形態の紙葉類
の汚れ具合識別装置を説明する。この紙葉類の汚れ具合
識別装置は、紙葉類つまり対象物Pの可視と赤外の差分
により、汚れの度合いを判定して識別するものである。
【0100】図23は、この発明の紙葉類の汚れ具合識
別装置の概略構成を示している。
【0101】すなわち、赤外除去フィルタ81aとCC
D81b等により構成され対象物Pを撮像することによ
り可視画像に対する画素単位の濃度データ(たとえば8
ビットで256段階の濃度値を取る)を読取る可視画像
入力部81と、赤外透過フィルタ82aとCCD82b
等により構成され対象物Pを撮像することにより赤外画
像に対する画素単位の濃度データ(たとえば8ビットで
256段階の濃度値を取る)を読取る赤外画像入力部8
2と、可視画像入力部81により読取った可視画像に対
する画素単位の画像データを1画面分記憶する画像メモ
リ83、赤外画像入力部82により読取った赤外画像に
対する画素単位の画像データを1画面分記憶する画像メ
モリ84と、画像メモリ83に記憶されている1画面分
の画素単位の濃度データと画像メモリ84に記憶されて
いる1画面分の画素単位の濃度データとの差分をとるこ
とにより、差分画像(1画面分の画素単位の濃度差デー
タ)を作成する差分画像作成部85と、差分画像作成部
85の差分画像の各濃度差データを所定のしきい値で2
値化することにより濃度差の大きい画素だけを「1」と
する処理を行うしきい値処理部86と、しきい値処理部
86により「1」となっている画素数(面積)を計数し
この計数結果を出力する面積計測部87と、面積計測部
87による計数結果により汚れ具合を判定する汚れ具合
判定部88とから構成されている。
【0102】赤外では、印刷インクの部分は吸収し、用
紙部分や汚れ部分は反射するようになっており、可視で
は、印刷インクの部分や汚れ部分は吸収し、用紙部分は
反射するようになっている。
【0103】これにより、可視画像入力部81では、図
24(a)に示すように、印刷インクの部分や汚れ部分
の画像が読取られ、画像メモリ83に記憶され、赤外画
像入力部82では、図24(b)に示すように、印刷イ
ンクの部分の画像のみが読取られ画像メモリ84に記憶
される。
【0104】差分画像作成部85は、図24(a)に示
す可視画像と図24(b)に示す赤外画像の差分をとる
ことにより、図24(c)に示す差分画像(1画面分の
画素単位の濃度差データ)を作成する。
【0105】すなわち、対象物Pを撮像することにより
可視画像に対する画素単位の濃度データが可視画像入力
部81により読取られて画像メモリ83に順次記憶され
る。また、対象物Pを撮像することにより赤外画像に対
する画素単位の濃度データが赤外画像入力部82により
読取られて画像メモリ84に順次記憶される。
【0106】そして、差分画像作成部85は、画像メモ
リ83に記憶されている図24(a)に示す可視画像と
画像メモリ84に記憶されている図24(b)に示す赤
外画像の差分をとることにより、図24(c)に示す差
分画像(1画面分の画素単位の濃度差データ)を作成し
しきい値処理部86へ出力する。しきい値処理部86
は、差分画像作成部85の差分画像の各濃度差データを
所定のしきい値で2値化することにより濃度差の大きい
画素だけを「1」とする処理を行う。ついで、面積計測
部87は、しきい値処理部86により「1」となってい
る画素数を計数した計数結果を汚れ具合判定部88へ出
力する。汚れ具合判定部88は、面積計測部87による
計数結果に対応するレベルの汚れ具合を出力する。
【0107】この第5の実施形態では、可視画像と赤外
画像の濃度データの差分によりインクなどの汚れを判定
する。これにより、印刷領域上の汚れも判定できる。
【0108】次に、この発明の第6の実施形態の紙葉類
の汚れ具合識別装置を説明する。この紙葉類の汚れ具合
識別装置は、紙葉類つまり対象物Pの部分領域の可視と
赤外の差分により、汚れの度合いを判定して識別するも
のである。
【0109】図25は、この発明の紙葉類の汚れ具合識
別装置の概略構成を示している。
【0110】この構成は、第5の実施形態における画像
メモリ83、84の後段に、それぞれ第1の領域限定部
91、第2の領域限定部92を設けられているものであ
る。第1の領域限定部91は、画像メモリ83に記憶さ
れている可視画像に対する1画面分の画素単位の濃度デ
ータからあらかじめ決められている領域の濃度データを
出力するものであり、第2の領域限定部92は、画像メ
モリ84に記憶されている赤外画像に対する1画面分の
画素単位の濃度データからあらかじめ決められている領
域の濃度データを出力するものであり、差分画像作成部
85は、第1の領域限定部91により領域が限定された
画素単位の濃度データと第2の領域限定部92により領
域が限定された画素単位の濃度データとの差分をとるこ
とにより、差分画像(1画面分の画素単位の濃度差デー
タ)を作成するものであり、他の構成は第5の実施形態
と同一である。
【0111】これにより、画像メモリ83に記憶されて
いる図26(a)に示す可視画像に対して、第1の領域
限定部91から領域が限定された図26(c)に示す可
視画像が差分画像作成部85へ出力され、画像メモリ8
4に記憶されている図26(b)に示す赤外画像に対し
て、第2の領域限定部92から領域が限定された図26
(d)に示す可視画像が差分画像作成部85へ出力さ
れ、差分画像作成部85でそれらの差分をとることによ
り、図26(e)に示す差分画像(1画面分の画素単位
の濃度差データ)が作成される。
【0112】すなわち、対象物Pを撮像することにより
可視画像に対する画素単位の濃度データが可視画像入力
部81により読取られて画像メモリ83に順次記憶され
る。また、対象物Pを撮像することにより赤外画像に対
する画素単位の濃度データが赤外画像入力部82により
読取られて画像メモリ84に順次記憶される。
【0113】そして、画像メモリ83に記憶されている
図26(a)に示す可視画像に対して、第1の領域限定
部91から領域が限定された図26(c)に示す可視画
像が差分画像作成部85へ出力され、画像メモリ84に
記憶されている図26(b)に示す赤外画像に対して、
第2の領域限定部92から領域が限定された図26
(d)に示す可視画像が差分画像作成部85へ出力され
る。
【0114】これにより、差分画像作成部85でそれら
の差分をとることにより、図26(e)に示す差分画像
(1画面分の画素単位の濃度差データ)を作成ししきい
値処理部86へ出力する。しきい値処理部86は、差分
画像作成部85の差分画像の各濃度差データを所定のし
きい値で2値化することにより濃度差の大きい画素だけ
を「1」とする処理を行う。ついで、面積計測部87
は、しきい値処理部86により「1」となっている画素
数を計数した計数結果を汚れ具合判定部88へ出力す
る。汚れ具合判定部88は、面積計測部87による計数
結果に対応するレベルの汚れ具合を出力する。
【0115】この第6の実施形態では、識別対象の部分
領域の可視と赤外の差分により、赤インクなどの汚れを
判定するものである。これにより、赤外画像では見えな
い印刷領域を除外した汚れの判定が可能となる。
【0116】次に、この発明の第7の実施形態の紙葉類
の汚れ具合識別装置を説明する。この紙葉類の汚れ具合
識別装置は、紙葉類つまり対象物Pの可視と赤外の差分
に対して、複数の部分領域に分けて、汚れの度合いを判
定して識別するものである。
【0117】図27は、この発明の紙葉類の汚れ具合識
別装置の概略構成を示している。
【0118】この構成は、第5の実施形態における差分
画像作成部85の後段に、差分画像作成部85により作
成した差分画像の各濃度差データをあらかじめきめられ
ている複数の領域に分割して出力する領域分割部93が
設けられ、さらに後段に領域分割部93により分割され
た差分画像の各濃度差データを所定のしきい値で2値化
することにより濃度差の大きい画素だけを「1」とする
処理を行う複数のしきい値処理部86a、86b、…が
設けられ、さらに後段に対応するしきい値処理部86
a、86b、…により「1」となっている画素数を計数
した計数結果を汚れ具合判定部88へ出力する複数の面
積計測部87a、87b、…が設けられている。
【0119】汚れ具合判定部88は、各面積計測部87
a、87b、…からの計数結果に対応するレベルの汚れ
具合を総合的に判定し、この判定結果を出力するもので
ある。
【0120】すなわち、対象物Pを撮像することにより
可視画像に対する画素単位の濃度データが可視画像入力
部81により読取られて画像メモリ83に順次記憶され
る。また、対象物Pを撮像することにより赤外画像に対
する画素単位の濃度データが赤外画像入力部82により
読取られて画像メモリ84に順次記憶される。
【0121】そして、差分画像作成部85は、画像メモ
リ83に記憶されている図24(a)に示す可視画像と
画像メモリ84に記憶されている図24(b)に示す赤
外画像の差分をとることにより、図24(c)に示す差
分画像(1画面分の画素単位の濃度差データ)を作成し
領域分割部91へ出力する。領域分割部91は差分画像
の各濃度差データをあらかじめきめられている複数の領
域に分割し、各分割内容をしきい値処理部86a、…に
それぞれ別々に出力する。
【0122】これにより、各しきい値処理部86a、…
はそれぞれ供給される差分画像の各濃度差データを所定
のしきい値で2値化することにより濃度差の大きい画素
だけを「1」とする処理を行う。各しきい値処理部86
a、…のしきい値は、部分領域の位置により可変とする
ことができる。ついで、面積計測部87a、…は、対応
するしきい値処理部86a、…により「1」となってい
る画素数を計数した計数結果を汚れ具合判定部88へ出
力する。
【0123】汚れ具合判定部88は、各面積計測部87
a、87b、…からの計数結果に対応するレベルの汚れ
具合を総合的に判定し、この判定結果を出力する。
【0124】たとえば、汚いと判定された領域数があら
かじめ設定された領域数を上回った場合、識別対象を汚
いと判定する。
【0125】また、部分領域の位置により、汚れ具合判
定に関わる寄与度が可変であるようにしても良い。
【0126】この第7の実施形態では、可視と赤外の差
分画像に対して、複数の部分領域にわけて汚れ判定する
ことで、微小な領域の汚れも判定可能となる。
【0127】また、可視と赤外の差分画像に対して、複
数の部分領域にわけて汚れを判定し、汚れ具合判定部8
8で総合判定する場合、視覚特性を利用し(中心領域寄
与度大、無印刷領域寄与度大など)、領域により総合判
定に与える影響を可変にすることにより、より人間の判
断に近い判定が可能となる。
【0128】次に、この発明の第8の実施形態の紙葉類
の表裏識別装置を説明する。この紙葉類の表裏識別装置
は、紙葉類つまり対象物Pの可視と赤外の差分により、
表裏の判定を行うものである。
【0129】図28は、この発明の紙葉類の表裏識別装
置の概略構成を示している。
【0130】この構成は、第5の実施形態における差分
画像作成部85の後段に、差分画像作成部85により作
成した差分画像の各濃度差データをあらかじめきめられ
ている領域の部分だけ抽出する領域抽出部94が設けら
れ、さらに後段に領域抽出部94により抽出された差分
画像の各濃度差データにより所望の画像があるか否かに
より表裏を判定する表裏判定部95が設けられている。
【0131】すなわち、対象物Pを撮像することにより
可視画像に対する画素単位の濃度データが可視画像入力
部81により読取られて画像メモリ83に順次記憶され
る。また、対象物Pを撮像することにより赤外画像に対
する画素単位の濃度データが赤外画像入力部82により
読取られて画像メモリ84に順次記憶される。
【0132】そして、差分画像作成部85は、画像メモ
リ83に記憶されている可視画像と画像メモリ84に記
憶されている赤外画像の差分をとることにより、差分画
像(1画面分の画素単位の濃度差データ)を作成し領域
抽出部94へ出力する。領域抽出部94は差分画像の各
濃度差データをあらかじめきめられている領域の部分だ
け抽出し表裏判定部95へ出力する。
【0133】これにより、表裏判定部95は領域抽出部
94からの差分画像の各濃度差データにより所望の画像
があるか否かにより表裏を判定する。
【0134】たとえば、図2(a)に示す対象物Pの表
が読取られ、図29(a)に示す可視画像が画像メモリ
83に記憶され、図29(b)に示す赤外画像が画像メ
モリ84に記憶された場合、差分画像作成部85は、図
29(c)に示す差分画像(1画面分の画素単位の濃度
差データ)を作成し、この差分画像から丸画像の部分を
領域抽出部94により抽出し、表裏判定部95へ出力す
る。
【0135】これにより、表裏判定部95は差分画像か
ら抽出した画像が丸画像であるため、対象物Pが表であ
ると判定する。
【0136】また、図2(b)に示す対象物Pの表が読
取られ、図29(d)に示す可視画像が画像メモリ83
に記憶され、図29(e)に示す赤外画像が画像メモリ
84に記憶された場合、差分画像作成部85は、図29
(f)に示す差分画像(1画面分の画素単位の濃度差デ
ータ)を作成し、この差分画像から丸画像の部分を領域
抽出部94により抽出し、表裏判定部95へ出力する。
【0137】これにより、表裏判定部95は差分画像か
ら抽出した画像が丸画像でないため、対象物Pが裏であ
ると判定する。
【0138】この第8の実施形態では、対象特有の情報
を利用した表裏判定を行うことができる。
【0139】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、所定の画像が印刷されている紙葉類の状態を識別す
るものにおいて、印刷状態の劣化についても考慮される
紙葉類の状態識別装置と紙葉類の汚れ具合識別装置と紙
葉類の印刷状態識別装置を提供できる。
【0140】また、紙葉類の表裏を識別できる紙葉類の
表裏識別装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の紙葉類の状態識別
装置の概略構成を示す図。
【図2】対象物の印刷されている画像例を示す図。
【図3】印刷インキ量計測部と印刷状態劣化具合判定部
の構成例を示すブロック図。
【図4】濃度ヒストグラムを示す図。
【図5】印刷インキ量計測部と印刷状態劣化具合判定部
の構成例を示すブロック図。
【図6】基準濃度分散格納部の記憶例を示す図。
【図7】濃度の異なる画像に対する濃度ヒストグラムを
示す図。
【図8】印刷インキ量計測部と印刷状態劣化具合判定部
の構成例を示すブロック図。
【図9】印刷インキ量計測部と印刷状態劣化具合判定部
の構成例を示すブロック図。
【図10】線の濃度が異なる画像に対する変化量ヒスト
グラムを示す図。
【図11】変化部分の濃度データを説明するための図。
【図12】印刷インキ量計測部と印刷状態劣化具合判定
部の構成例を示すブロック図。
【図13】印刷インキ量計測部と印刷状態劣化具合判定
部の構成例を示すブロック図。
【図14】印刷インキ量計測部と印刷状態劣化具合判定
部の構成例を示すブロック図。
【図15】印刷インキ量計測部と印刷状態劣化具合判定
部の構成例を示すブロック図。
【図16】この発明の第2の実施形態の紙葉類の状態識
別装置の概略構成を示す図。
【図17】入力画像の例とラベル付けの例を示す図。
【図18】この発明の第3の実施形態の紙葉類の状態識
別装置の概略構成を示す図。
【図19】入力画像の例としきい値処理後の例を示す
図。
【図20】この発明の第4の実施形態の紙葉類の状態識
別装置の概略構成を示す図。
【図21】入力画像の例と領域分割例を示す図。
【図22】入力画像の例と領域分割例を示す図。
【図23】この発明の第5の実施形態の紙葉類の状態識
別装置の概略構成を示す図。
【図24】可視画像の例と赤外画像の例と差分画像の例
を示す図。
【図25】この発明の第6の実施形態の紙葉類の状態識
別装置の概略構成を示す図。
【図26】可視画像の例と赤外画像の例と可視画像の領
域限定の例と赤外画像の領域限定の例と差分画像の例を
示す図。
【図27】この発明の第7の実施形態の紙葉類の状態識
別装置の概略構成を示す図。
【図28】この発明の第8の実施形態の紙葉類の状態識
別装置の概略構成を示す図。
【図29】可視画像の表と赤外画像の表と可視画像の裏
と赤外画像の裏と差分画像の例を示す図。
【符号の説明】
1…画像入力部 2…画像メモリ 3…印刷領域抽出部 4…無印刷領域抽出部 5…印刷インキ量計測部 6…印刷状態劣化具合判定部 7…総合判定部 8…落書き計測部 9、11…汚れ具合判定部 10…全体汚れ計測部
フロントページの続き (72)発明者 須田 正人 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 斎藤 勉 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 佐藤 俊雄 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 永合 千徹 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝ソシ オエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 渡辺 聡 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 滝沢 圭 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 橋谷 和代 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 三浦 淳二 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 Fターム(参考) 3E041 AA05 BA09 BA10 BA11 BB01 BB06 BC06 CA01 CB08 5B057 AA12 BA01 BA02 CA08 CA12 CA16 CC01 CE09 CE12 DA03 DA08 DC23 DC32

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類の印刷状態の劣化具合や汚れ具合
    などの状態を識別する紙葉類の状態識別装置において、 上記紙葉類の画素単位の濃度データを読取る読取手段
    と、 この読取手段により読取った濃度データに対して、上記
    紙葉類の印刷領域の濃度データと印刷領域外の濃度デー
    タとを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出された印刷領域の濃度データに
    おける濃度分布状態あるいは濃度の変化量に基づいて、
    印刷領域の印刷状態の劣化具合を判定する第1の判定手
    段と、 上記抽出手段により抽出された印刷領域外の濃度データ
    における所定濃度値以上の画素数に基づいて、印刷領域
    外の落書きによる汚れ具合を判定する第2の判定手段
    と、 上記抽出手段により抽出された印刷領域外の濃度データ
    における各画素の濃度値の平均値に基づいて、印刷領域
    外の全体の汚れ具合を判定する第3の判定手段と、 上記第1から第3の判定手段による判定結果に基づい
    て、上記紙葉類に対する印刷状態の劣化具合や汚れ具合
    などの状態を識別する識別手段と、 を具備することを特徴とする紙葉類の状態識別装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の判定手段が、上記抽出手段に
    より抽出された印刷領域の濃度データの濃度分布パター
    ンと、印刷状態の個々の劣化具合に基づく種々の濃度分
    布パターンとを比較することにより、印刷領域の印刷状
    態の劣化具合を判定するものであることを特徴とする請
    求項1に記載の紙葉類の状態識別装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の判定手段が、上記抽出手段に
    より抽出された印刷領域の濃度データの濃度分布パター
    ンにおける分布範囲の幅により、印刷領域の印刷状態の
    劣化具合を判定するものであることを特徴とする請求項
    1に記載の紙葉類の状態識別装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の判定手段が、上記抽出手段に
    より抽出された印刷領域の濃度データの濃度分布パター
    ンにおけるピークを検出し、この検出したピーク間の距
    離により、印刷領域の印刷状態の劣化具合を判定するも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類の状
    態識別装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の判定手段が、上記抽出手段に
    より抽出された印刷領域の濃度データの変化量に基づく
    分布パターンと、印刷状態の個々の劣化具合に基づく種
    々の変化量に基づく分布パターンとを比較することによ
    り、印刷領域の印刷状態の劣化具合を判定するものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類の状態識別
    装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の判定手段が、上記抽出手段に
    より抽出された印刷領域の濃度データの変化量の総和に
    より、印刷領域の印刷状態の劣化具合を判定するもので
    あることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類の状態識
    別装置。
  7. 【請求項7】 上記第1の判定手段が、上記抽出手段に
    より抽出された印刷領域の濃度データの変化量に基づく
    分布パターンにおける分布範囲の幅により、印刷領域の
    印刷状態の劣化具合を判定するものであることを特徴と
    する請求項1に記載の紙葉類の状態識別装置。
  8. 【請求項8】 紙葉類の汚れ具合を識別する紙葉類の汚
    れ具合識別装置において、 上記紙葉類の画素単位の濃度データを読取る読取手段
    と、 この読取手段により読取った各画素の濃度データを2値
    化する2値化手段と、 この2値化手段による2値化データの連続性に基づい
    て、印刷領域を判断する判断手段と、 この判断手段により判断した印刷領域外の上記読取手段
    により読取った各画素の濃度データを抽出する抽出手段
    と、 この抽出手段により抽出された印刷領域外の濃度データ
    における所定濃度値以上の画素数に基づいて、印刷領域
    外の落書きによる汚れ具合を判定する第1の判定手段
    と、 上記抽出手段により抽出された印刷領域外の濃度データ
    における各画素の濃度値の平均値に基づいて、印刷領域
    外の全体の汚れ具合を判定する第2の判定手段と、 上記第1、第2の判定手段による判定結果に基づいて、
    上記紙葉類の汚れ具合を識別する識別手段と、 を具備することを特徴とする紙葉類の汚れ具合識別装
    置。
  9. 【請求項9】 紙葉類の印刷状態の劣化具合を識別する
    紙葉類の印刷状態識別装置において、 上記紙葉類の画素単位の濃度データを読取る読取手段
    と、 この読取手段により読取った各画素の濃度データを印刷
    の薄い画像が除去されるしきい値で2値化する2値化手
    段と、 この2値化手段による2値化データの連続性に基づい
    て、印刷領域を判断する判断手段と、 この判断手段により判断した印刷領域を記憶する記憶手
    段と、 上記読取手段により読取った濃度データに対して、上記
    記憶手段に記憶されている印刷領域の各画素の濃度デー
    タを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出された印刷領域の濃度データに
    おける濃度分布状態あるいは濃度の変化量に基づいて、
    印刷領域の印刷状態の劣化具合を判定する判定手段と、 を具備することを特徴とする紙葉類の印刷状態識別装
    置。
  10. 【請求項10】 紙葉類の印刷状態の劣化具合を識別す
    る紙葉類の状態識別装置において、 上記紙葉類の画素単位の濃度データを読取る読取手段
    と、 この読取手段により読取った濃度データに対して、上記
    紙葉類の印刷領域の濃度データを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出した印刷領域を複数の領域に分
    割する分割手段と、 上記複数の領域数分設けられ、それぞれが上記分割手段
    により分割された印刷領域の濃度データにおける濃度分
    布状態あるいは濃度の変化量に基づいて、 分割された印刷領域の印刷状態の劣化具合を判定する判
    定手段と、 上記複数の判定手段による判定結果に基づいて、上記紙
    葉類に対する印刷状態の劣化具合を識別する識別手段
    と、 を具備することを特徴とする紙葉類の状態識別装置。
  11. 【請求項11】 紙葉類の汚れ具合を識別する紙葉類の
    汚れ具合識別装置において、 上記紙葉類における可視画像の画素単位の濃度データを
    読取る第1の読取手段と、 上記紙葉類における赤外画像の画素単位の濃度データを
    読取る第2の読取手段と、 上記第1の読取手段により読取った各画素の濃度データ
    と上記第2の読取手段の読取手段により読取った各画素
    の濃度データとの各画素ごとの差分(濃度差)データを
    算出する算出手段と、 この算出手段により算出した各画素ごとの差分データが
    所定値以上か否かを判断する判断手段と、 この判断手段により所定値以上と判断した画素数に基づ
    いて、上記紙葉類の汚れ具合を識別する識別手段と、 を具備することを特徴とする紙葉類の汚れ具合識別装
    置。
  12. 【請求項12】 紙葉類の汚れ具合を識別する紙葉類の
    汚れ具合識別装置において、 上記紙葉類における可視画像の画素単位の濃度データを
    読取る第1の読取手段と、 上記紙葉類における赤外画像の画素単位の濃度データを
    読取る第2の読取手段と、 上記第1の読取手段により読取った各画素の濃度データ
    の内、あらかじめ設定されている所定領域の画素の濃度
    データを抽出する第1の抽出手段と、 上記第2の読取手段により読取った各画素の濃度データ
    の内、あらかじめ設定されている所定領域の画素の濃度
    データを抽出する第2の抽出手段と、 上記第1の抽出手段により抽出された各画素の濃度デー
    タと上記第2の抽出手段により抽出された各画素の濃度
    データとの各画素ごとの差分(濃度差)データを算出す
    る算出手段と、 この算出手段により算出した各画素ごとの差分データが
    所定値以上か否かを判断する判断手段と、 この判断手段により所定値以上と判断した画素数に基づ
    いて、上記紙葉類の汚れ具合を識別する識別手段と、 を具備することを特徴とする紙葉類の汚れ具合識別装
    置。
  13. 【請求項13】 紙葉類の汚れ具合を識別する紙葉類の
    汚れ具合識別装置において、 上記紙葉類における可視画像の画素単位の濃度データを
    読取る第1の読取手段と、 上記紙葉類における赤外画像の画素単位の濃度データを
    読取る第2の読取手段と、 上記第1の読取手段により読取った各画素の濃度データ
    と上記第2の読取手段の読取手段により読取った各画素
    の濃度データとの各画素ごとの差分(濃度差)データを
    算出する算出手段と、 この算出手段により算出した各画素ごとの差分データを
    複数の領域に分割する分割手段と、 上記分割手段により分割された各領域ごとの各画素の濃
    度データが所定値以上か否かを判断する複数の判断手段
    と、 上記判断手段により所定値以上と判断した画素数に基づ
    いて、上記判断手段に対応する領域の汚れ具合を判別す
    る複数の判別手段と、 上記各判別手段からの各領域ごとの汚れ具合に基づい
    て、上記紙葉類の汚れ具合を識別する識別手段と、 を具備することを特徴とする紙葉類の汚れ具合識別装
    置。
  14. 【請求項14】 紙葉類の表裏を識別する紙葉類の表裏
    識別装置において、 上記紙葉類の第1の面における可視画像の画素単位の濃
    度データを読取る第1の読取手段と、 上記紙葉類の第1の面における赤外画像の画素単位の濃
    度データを読取る第2の読取手段と、 上記第1の読取手段により読取った各画素の濃度データ
    と上記第2の読取手段の読取手段により読取った各画素
    の濃度データとの各画素ごとの差分(濃度差)データを
    算出する算出手段と、 この算出手段により算出した各画素ごとの差分データが
    所定値以上の連続する領域を判断する判断手段と、 この判断手段により判断した領域があらかじめ決められ
    ている領域と一致するか否かで、上記紙葉類の表裏を識
    別する識別手段と、 を具備することを特徴とする紙葉類の表裏識別装置。
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