JPH06203243A - 紙葉類の真贋判別装置 - Google Patents

紙葉類の真贋判別装置

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JPH06203243A
JPH06203243A JP4359634A JP35963492A JPH06203243A JP H06203243 A JPH06203243 A JP H06203243A JP 4359634 A JP4359634 A JP 4359634A JP 35963492 A JP35963492 A JP 35963492A JP H06203243 A JPH06203243 A JP H06203243A
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JP
Japan
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read
paper money
bill
pattern
genuineness
Prior art date
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Pending
Application number
JP4359634A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kobune
真一 小船
Kiyonari Kawabe
研也 河辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Communication Equipment Co Ltd filed Critical Toyo Communication Equipment Co Ltd
Priority to JP4359634A priority Critical patent/JPH06203243A/ja
Publication of JPH06203243A publication Critical patent/JPH06203243A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】CPUの高速化並びにメモリの大容量化をする
ことなく、判別の能力を向上させると共に汚れ等のノイ
ズによる影響を極限した光学センサ方式の真贋判別装置
を提供することを目的とする。 【構成】紙葉類1の同位置の印刷パターンを夫々赤外線
及び可視光線を利用した2つの光学的読取り手段3、6
にて読み取り、双方の読取り手段から出力されるデータ
同志を比較することにより、前記紙葉類1の真贋を判別
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動販売機或いは両替機
等に於いて挿入された紙幣等の真贋を判定する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機或いは両替機等の如く挿入し
た紙幣と引替に機械内から物品或いは硬貨等を排出する
機器に於いては、挿入された紙幣の真贋を判定をする為
の装置が内蔵されている。
【0003】自動販売機等の機器に於いては、図4に示
す如く、紙幣1がベルト等の搬送手段2にて搬送される
と共に該搬送手段2の所定位置に設けられた可視光セン
サ3により紙幣1の印刷パターンに関するデータを紙幣
1が所定の搬送長だけ移動する毎に読み取り、これを予
めメモリに記憶しておいた紙幣の真券の印刷パターンに
関するデータと比較することによって、紙幣の真贋を判
定するのが一般的であった。ここで、前記可視光センサ
3は発光部4及び受光部5とから成り、発光部4はLE
D等を光源とし一定光量の可視光線を発するものであ
り、該発光部4より出射した可視光線は紙幣1に照射さ
れ該紙幣1の表面にて反射する。該反射光は印刷パター
ンの色彩或は濃淡に応じて光量が変化するから、受光部
5は該反射光を受光しその光量に応じた電気信号に変換
することによりパターンを検出する。
【0004】しかしながら、上述した如き従来の装置に
於いては、紙幣をカラーコピー機により複製した紙葉を
ニセ物であると検知し、その受付を禁止することは困難
であると云う欠陥があった。そこで、例えばインキ中に
含まれる磁気を検出し、予めメモリに記憶しておいた真
券の磁気パターンと比較すると云った方式のほか、他の
比較的複雑な構成の方式を併用することが必要となるた
め、装置の構成が複雑になると共に判別の精度を向上さ
せるにはデータを増大しなければならず、そのためにメ
モリの大容量化及び比較を行う為のCPUの高速化が必
要となり、結果として装置のコストアップにつながると
いう問題点があった。又、一部のカラーコピー機に用い
られるインキ(トナー)には真券と類似した磁気特性を
もったものもあり、かかる装置によりコピーしたニセ紙
幣を排除し得ない場合もあった。更に、紙幣についた折
り目や汚れ等によるノイズの為、それが真券であったと
しても受付を禁止すると云う不都合もあった。
【0005】
【発明の目的】本発明は上述した如き従来の紙幣等の真
贋判別装置の欠陥を除去するためになされたものであっ
て、CPUの高速化並びにメモリの大容量化をすること
なく、判別の能力を向上させると共に汚れ等のノイズに
よる影響を極限した光学センサ方式の真贋判別装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】紙葉類の同位置のパターンを夫々赤外線
及び可視光線を利用した2つの光学的読取り手段にて読
み取り、双方の読取り手段から出力されるデータ同志を
比較することにより、前記紙葉類の真贋を判別するもの
である。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。本発明は本願発明者らが従来の可視光
センサに代えて赤外線を利用する光学センサである赤外
線センサにて紙幣の印刷パターンを読み取ると、特定の
紙幣(特定紙幣)についてそのパターンの一部或は印刷
パターンのすべてが検出されないという現象を見い出
し、これを紙幣の真贋判別に適用せんとしたものであ
る。
【0008】図1及び図2は夫々本発明に係る装置の一
実施例を示す構成図及びブロック図であって、装置に挿
入された紙幣1はベルト等の搬送手段2にて搬送される
と共に該搬送手段2の所定位置に設けられた可視光線を
利用する可視光センサ3及び赤外線センサ6により紙幣
1の印刷パターンに関するデータを、搬送手段2と関連
して動作する位置検出手段7からのデータに基づき、紙
幣1が所定の搬送長だけ移動する毎に読み取る。このと
き両センサは紙幣1の同じ位置の印刷パターンを読み取
るべく紙幣の搬送方向に平行な一直線上に配置する。而
して双方のセンサから出力されるデータ同志をCPU8
にて比較するものである。
【0009】ここで、前記赤外線センサ6は赤外線発光
部9及び赤外線受光部10とから成り、赤外線発光部9
は赤外線を発光可能なLED等を光源とし一定光量の赤
外線を発するものであり、該発光部9より出射した赤外
線は紙幣1に照射され該紙幣1の表面にて反射する。赤
外線受光部10はこの反射した赤外光を受光し、その光
量に応じた電気信号に変換するものであり、前記反射赤
外光は印刷パターンの色彩或は濃淡に応じて光量が変化
するから、前記パターンを電気信号として検出すること
ができる。
【0010】この真贋判別装置の前段に配置された金種
判別装置にて特定紙幣と判断された紙葉が真券であれ
ば、上述した如く、可視光センサではその印刷パターン
を完全に認識可能であっても赤外線センサではその一部
或は全体が欠落したデータとして出力されるので、CP
U8にて両センサからの出力データ同志を比較したとき
一致しない。これに対し、コピー機等を用いて複写した
ニセ紙幣の場合は両センサからの出力データが一致し、
この結果をもってニセ物であると判別し、その受付を禁
止することが可能となる。
【0011】例えば、図3(a)に示す如く紙片11の
表面に図柄A、B及びCが印刷された紙幣であって図柄
Bのみが赤外線に不感である印刷パターンである場合、
装置に挿入された紙幣が真券であれば、可視光センサで
は同図(b)の如く、図柄A、B及びC夫々に対応する
レベル12乃至14並びに紙片11に関するレベル15
を呈するセンサ出力が得られるものの、赤外線センサで
は同図(c)の如く図柄Bに相当するレベルが現われ
ず、両者の差を取るとレベル13の成分が検出され、コ
ピー機等を用いて複写したニセ紙幣を挿入したときには
同図(d)、(e)の如く両センサの出力は一致するか
ら、その差はゼロとなりニセ紙幣であることを容易にし
かも明白に判別することができる。更に、従来の如く予
めメモリ内に記憶しておいたデータとの比較を行なうの
ではなく、被判別物たる挿入紙幣から得られる2つのデ
ータを利用するものであるから該紙幣の折り目或は汚れ
等により発生するノイズを極限することが可能となる。
【0012】ただし、特定のカラーコピー機にて複写さ
れた印刷パターンは、可視光線に於いてはパターンとし
て認識可能であるものの、赤外線に於いては印刷されて
いない状態として認識することが判明し、すべての印刷
パターンが赤外線に不感である特定紙幣の場合、上述の
構成のみでは判別が困難となるという問題があった。そ
こで本願発明者らは両センサ或は赤外線センサのみを、
その光線が紙幣を透過するよう構成する所謂透過光タイ
プのものに置き換えることにより、真贋判別装置の前段
に配置された金種判別装置にてすべての印刷パターンが
赤外線に不感である特定紙幣と判断された場合、センサ
により紙幣の透かしのパターンを読み取り、予めメモリ
に記憶しておいた真券の透かしのデータと比較するよう
構成し、前記特定カラーコピー機を用いたニセ紙幣をも
判別可能とした。
【0013】従って、以上説明した如く本発明によれ
ば、比較的構成の簡単な光学センサタイプの真贋判別装
置の判別能力を向上し、併用する他方式への負担を軽減
し、CPUの速度並びにメモリの容量を最小限に抑える
ことが可能となる。
【0014】尚、以上本発明を紙幣の真贋を判別すべく
構成したものを例として説明してきたが、本発明はこれ
のみに限定されるものではなく、紙幣以外の例えば商品
券等の他の有価証券を含む紙葉類の印刷パターンを判別
する装置に適用してもよいこと明白である。又、真贋判
別装置を構成する可視光センサの出力データを、これま
では前段に配置していた金種判別装置用のセンサと兼用
するよう構成したものであってもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明した如く構成するも
のであるから、可視光センサに加え赤外線センサを用い
るように変更するのみで、CPUを高速化すること並び
にメモリを大容量化することなく真贋判別の能力を向上
せしめると共に汚れ等のノイズによる影響を極限した真
贋判別装置を実現する上で著しい効果を奏する。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真贋判別装置の一実施例を示す構
成図。
【図2】本発明に係る真贋判別装置の一実施例を示すブ
ロック図。
【図3】本発明に係る真贋判別装置の検出データを説明
する図。
【図4】従来の真贋判別装置を示す構成図。
【符号の説明】
1・・・紙幣、2・・・搬送手段、6・・・赤外線セン
サ、8・・・CPU、9・・・赤外線発光部、10・・
・赤外線受光部、11・・・紙片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類の同位置のパターンを夫々赤外線及
    び可視光線を利用した2つの光学的読取り手段にて読み
    取り、双方の読み取りデータ同志を比較することによ
    り、前記紙葉類の真贋を判別することを特徴とする紙葉
    類の真贋判別装置。
  2. 【請求項2】前記赤外線を利用した光学的読取り手段を
    透過光タイプとしたことを特徴とする請求項1記載の紙
    葉類の真贋判別装置。
JP4359634A 1992-12-25 1992-12-25 紙葉類の真贋判別装置 Pending JPH06203243A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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