JP3474397B2 - 紙葉類真偽判別装置 - Google Patents

紙葉類真偽判別装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣等の紙葉類の
真偽を判別する紙葉類真偽判別装置に関する。 【0002】 【従来の技術】紙幣等の紙葉類の真偽を判別する紙葉類
真偽判別装置として、例えば、特開平4−181495
号公報に開示されたものがある。この紙葉類真偽判別装
置は、紙葉類としての紙幣が搬送されてくると、光源よ
り光を照射し、その紙幣からの反射光をイメージセンサ
にて受光する。そして、イメージセンサにおける一つの
走査線データに対して、隣接する複数の走査線データを
合成して合成走査線データを求め、この合成走査線デー
タと、予め格納されている基準データとを比較して紙幣
の真偽を判別するものである。ここで、検出した複数の
走査線データより合成走査線データを求めるのは、判別
するデータを平均値化して印刷ズレや紙幣の伸縮の影響
を排除するためである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、カラ
ーコピーやカラープリンタ等の印刷技術の進歩により、
より精巧な印刷が可能となってきており、上記したよう
な従来の紙葉類真偽判別装置では、偽券を偽券と判別せ
ずに時として正券と判別してしまうことがあった。した
がって、本発明の目的は、カラーコピーやカラープリン
タ等で精巧に印刷された偽券を判別できる紙葉類真偽判
別装置を提供することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙葉類真偽判別装置は、紙葉類に光を照射
する照射手段と、該照射手段で照射された光の紙葉類か
らの反射光を受光する受光手段と、該受光手段で受光し
た光から、紙葉類に使用されている色の構成最小単位の
色を判別可能な色判別手段と、該色判別手段で判別され
た色データと予め記憶されたデータとを比較して紙葉類
の真偽を判別する比較判別手段と、を具備し、前記色判
別手段はドット印刷された印刷物における構成最小単位
のドットのみの色を判別可能とされており、前記比較判
別手段は、前記色判別手段で判別された色がドット印刷
された印刷物における構成最小単位の色であると判定さ
れた場合に紙葉類が偽券であると判定することを特徴と
している。すなわち、カラーコピーやカラープリンタ等
は、R,G,B,C,M,Y,K(赤,緑,青,シア
ン,マゼンタ,黄,黒)の7色を基本とし、そのうちR
GB、CMYのどちらか一方を構成最小単位として用
い、これらの構成最小単位のドット数および配置を調整
することで各種の色を表現するよう印刷が行われるた
め、紙葉類に使用されている色を構成最小単位の色を判
別可能な色判別手段で判別すると、カラーコピーやカラ
ープリンタによる偽券は、構成最小単位の色すなわち上
記7色のいずれかの検出となる。これに対し正規の紙葉
類は、印刷を行うインク自体の色が表現する色に調整さ
れているため、色判別手段で判別しても、上記の7色が
検出されることがほとんどない。この違いを利用して、
比較判別手段で、色判別手段で判別された色データと、
予め記憶されたデータとを比較して紙葉類の真偽を判別
する。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の紙葉類真偽判別装置の第
1の実施の形態を図1および図2を参照して以下に説明
する。なお、この実施の形態では紙葉類として紙幣を用
いることとする。図1において符号11,12で示すも
のは、それぞれ上下の搬送ベルトで挟持しつつ紙幣1を
その長さ方向を搬送方向に略直交させて直線状に搬送す
る搬送手段であり、紙葉類真偽判別装置10は、これら
搬送手段間11,12で受け渡される際に紙幣1を判別
可能に配置されている。 【0006】すなわち、紙葉類真偽判別装置10は、搬
送中において搬送手段11,12間に位置する紙幣1に
一側(この場合上側)から光を照射する光源(照射手
段)14と、搬送中において搬送手段11,12間に位
置する紙幣1と光源14との間に配置されて光源14か
らの光を平行光束にするコンデンサレンズ(照射手段)
15と、搬送中において搬送手段11,12間に位置す
る紙幣1とコンデンサレンズ15との間に配置されて光
の照射範囲を限定するピンホール(照射手段)16とを
有している。 【0007】また、紙葉類真偽判別装置10は、光源1
4と同側(この場合紙幣1の上側)に配置される光ファ
イバ(受光手段)17を有しており、該光ファイバ17
は、光源14からコンデンサレンズ15およびピンホー
ル16を介して照射された光の、搬送中において搬送手
段11,12間に位置する紙幣1からの反射光を検出可
能な位置に一端部が配置されている。さらに、紙葉類真
偽判別装置10は、光ファイバ17の他端部側に配置さ
れ、該光ファイバ17の一端部で検出され該光ファイバ
17内で導かれ他端部から伝達された光の色を判別する
ための分光光度計(色判別手段)18を有している。 【0008】ここで、ピンホール16による光の照射範
囲の限定により、カラーコピーやカラープリンタ等、例
えばR,G,B,C,M,Y,Kの7色を基本とし、そ
のうちRGB、CMYのどちらか一方を構成最小単位と
して用い、これらの構成最小単位のドット数および配置
を調整することで各種の色を表現するよう印刷(ドット
印刷と称す)された印刷物における構成最小単位のドッ
トのみの色を分光光度計で判別可能となっている。光源
14からコンデンサレンズ15およびピンホール16を
介して照射された光の、搬送中において搬送手段11,
12間に位置する紙幣への照射位置より下流側には、光
が照射されている紙幣の搬送方向先端をポイントで検出
する紙幣検知センサ20が設けられている。なお、紙幣
検知センサ20は、搬送手段11,12により搬送され
る紙幣1の長さ方向の中間所定位置を検出する位置に配
置されている。 【0009】上記した光源14、分光光度計18および
紙幣検知センサ20は、図2に示すように、CPU(比
較判別手段)21に接続されており、該CPU21に
は、分光光度計18により判別されたデータを記憶して
おくRAM22と、正券である紙幣1に使用されている
色の基準データ等が各金種別に記憶されているROM2
3とが接続されている。 【0010】次に、CPU21による制御内容について
説明する。CPU21は、搬送手段11,12により紙
幣1が搬送される以前に光源14から光を照射させてお
り、このように光源14から照射された光はコンデンサ
レンズ15で平行光束にされ、ピンホール16により照
射範囲が限定されて照射されている。そして、紙幣1が
搬送されて照射位置に位置すると、照射された光の紙幣
1による反射光が光ファイバ17に入光され、該光ファ
イバ17を通じて分光光度計18に伝達されることにな
り、CPU21は、紙幣検知センサ20が該紙幣1を検
出している時点で分光光度計18で検出している色デー
タと、予め記憶されたデータとを比較して紙幣1の真偽
を以下のように判別する。 【0011】紙幣検知センサ20で紙幣1を検知した時
点から、搬送されてきた紙幣1に対し複数箇所の反射光
を分光光度計18で検出する。ここで、紙葉類真偽判別
装置10は位置固定であって紙幣1を搬送しつつ時間差
を設けて検出することで複数箇所の検出を行うことにな
るため、複数の反射光検出箇所は、搬送方向に対して平
行な同一直線上に位置することになる。そして、各反射
光検出箇所で検出された分光光度計18の色データを、
CPU21は、基準データと比較することにより、R,
G,B,C,M,Y,Kの7色のいずれかであるか否か
判定し、全反射光検出箇所に対し所定割合以上の反射光
検出箇所で、R,G,B,C,M,Y,Kの7色のいず
れかであると判定された場合には偽券であると判定し、
前記所定割合より少ない反射光検出箇所で、R,G,
B,C,M,Y,Kの7色のいずれかであると判定され
た場合には正券であると判定する。 【0012】以上に述べた第1の実施の形態によれば、
カラーコピーやカラープリンタ等は、例えば、R,G,
B,C,M,Y,Kの7色を基本とし、そのうちRG
B、CMYのどちらか一方を構成最小単位として用い、
これらの構成最小単位のドット数および配置を調整する
ことで各種の色を表現するドット印刷が行われるため、
このような印刷物である場合における構成最小単位の色
を判別可能とされた分光光度計18で色を判別すると、
カラーコピーやカラープリンタ等による偽券は、構成最
小単位の色すなわち上記7色のいずれかの検出となる。
これに対し正券は、印刷を行うインク自体の色が表現す
る色に調整されているため、分光光度計18で判別して
も、上記の7色が検出されることがほとんどない。この
違いを利用して、CPU21で、分光光度計18で判別
された色データと、予めROM23に記憶された基準デ
ータとを上記のように比較して紙幣1の真偽を判別す
る。したがって、カラーコピーやカラープリンタ等のド
ット印刷で精巧に印刷された偽券を判別することができ
る。 【0013】本発明の紙葉類真偽判別装置の第2の実施
の形態を図3および図4を主に参照して、第1の実施の
形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1
の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその説
明は略す。また、図3および図4に示す矢印Xは紙幣の
搬送方向である。第2の実施の形態では、所定の反射光
検出箇所で検出された分光光度計18の色データを、該
反射光検出箇所で検出されるべき色の基準データと比較
して、これらの色が一致した場合に正券であると判定
し、これらの色が不一致である場合に偽券であると判定
する。 【0014】第2の実施の形態では、上記した紙幣検知
センサ20の代りに、多数の検知画素が直線状に配列さ
れたラインセンサ25が設けられている。このラインセ
ンサ25は、搬送手段11,12による紙幣1の搬送方
向に直交しかつ搬送される紙幣1に平行に延在するよう
配置されており、これにより、この延在方向に検知画素
を配列させている。このように配置されたラインセンサ
25は、各検知画素の紙幣の検知タイミングから紙幣1
の搬送方向に対する傾斜および搬送方向に直交する方向
の位置を検出可能となっている。 【0015】CPU21は、図3に示すように、ライン
センサ25の紙幣を最初に検知した画素(第一検知画素
と以下称す)25Aと、光源14からコンデンサレンズ
15およびピンホール16を介して照射された光の紙幣
1への照射位置すなわち分光光度計18が検出する紙幣
1上の反射光検出箇所であるP点の搬送方向下流位置に
位置する(すなわち搬送方向に直交しかつ紙幣1に平行
な方向の位置がP点と一致する)画素(第二検知画素と
以下称す)25Bとが紙幣1を検知するタイミングから
紙幣の傾斜状態を判定する。なお、この実施の形態で
は、第二検知画素25Bで紙幣1が検知されたタイミン
グで分光光度計18が紙幣1からの反射光を検出する。 【0016】第一検知画素25Aと第二検知画素25B
とが同時のタイミングで紙幣1を検知すると、搬送され
てきた紙幣1の長手方向はラインセンサ25に平行な状
態、つまり傾斜していない正常な状態であると判定する
とともに、そのときの紙幣1を検知している検知画素の
両端のものの位置から紙幣の長手方向の位置および長さ
を検出し、さらに検知画素の検知時間に搬送手段11,
12による既定の搬送速度をかけて短手方向長さを検出
し、さらに第二検知画素25Bが紙幣1を検知した時点
で分光光度計18が検出した反射光の色データを検出す
る。 【0017】そして、CPU21は、長手方向および短
手方向の各長さから紙幣1の金種を判別するとともに、
第二検知画素25Bが紙幣を検出した時点における紙幣
1の光照射位置すなわち分光光度計18による反射光検
出箇所を紙幣1の長手方向および短手方向の位置関係か
ら割り出し、この金種のこの反射光検出箇所における基
準データをROM23から読み出して分光光度計18に
よる色データと比較し、これらが一致すれば正券と判別
し、これらが不一致であれば偽券であると判定する。 【0018】他方、第一検知画素25Aと第二検知画素
25Bとが異なったタイミングで紙幣1を検知すると、
CPU21は、搬送されてきた紙幣1はラインセンサ2
5に対し傾斜した状態であると判定するとともに、第二
検知画素25Bが紙幣1を検知した時点で分光光度計1
8により反射光の色データを検出し、さらに、紙幣1の
大きさ、位置および傾斜の形態を以下のように求める。
なお以下において「」は単位である。まず、第一検知画
素25Aが第二検知画素25Bに対し紙幣1の進行方向
に向かって左右いずれに位置するかで、左側に位置した
場合左側が上流側に位置するよう傾斜していると判定
し、また右側に位置した場合右側が上流側に位置するよ
う傾斜していると判定する。 【0019】また、図4に示すように、第一検知画素2
5Aと第二検知画素25Bとの検知のタイムラグ(時間
差)t1「s」と搬送手段11,12による既定の紙幣
搬送速度(一定値)S「m/s」と、第一検知画素25
Aと第二検知画素25Bとの距離a「m」とより、第一
検知画素25Aが検知されてから第二検知画素25Bが
検知されるまでに紙幣1が移動した距離Y1を、Y1=S
・t1「m」で算出し、紙幣1のラインセンサ25に対
する傾斜角度αを、tanα=Y1/aで算出する。 【0020】第二検知画素25Bが紙幣を検知した時点
で分光光度計18が検出した紙幣1上の反射光検出箇所
であるP点を、第一検知画素25Aにて検知された紙幣
1の角を構成する2辺のうちの短手側からの長さPx
と、第一検知画素25Aにて検知された紙幣1の角を構
成する2辺のうちの長手側からの長さPyとで表す。す
なわち、光の照射位置は常に一定であることから第二検
知画素25Bと光の照射位置との紙幣1の搬送方向に沿
う方向における距離Y2は既定の一定値であり、よっ
て、 Py=Y2・cosα Px=Y2・sinα+a/cosα となる。 【0021】次に、第二検知画素25Bを中心として第
一検知画素25Aが検知されなかった側の最外端の検知
画素を第三検知画素とし、第二検知画素25Bを中心と
して第一検知画素25Aが検知された側の最外端の検知
画素を第四検知画素とし、第三検知画素で紙幣1が検出
されることで割出される第三検知画素と第一検知画素と
の距離bから紙幣1の長手方向長さdを、d=b/co
sα「m」で、第四検知画素で紙幣が検出されることで
割出される第四検知画素と第一検知画素との距離cから
紙幣1の短手方向長さeを、e=c/sinα「m」で
算出する。これらdおよびeにより、紙幣1の大きさを
判別し紙幣1の金種を判別する。そして、この金種の紙
幣について、第二検知画素25Bが紙幣1を検出した時
点における紙幣1の光照射位置すなわち分光光度計18
による反射光検出箇所のP点(Px,Py)における基
準データをROM23から読み出して分光光度計18に
よる色データと比較し、これらが一致すれば正券と判別
し、これらが不一致であれば偽券であると判定する。 【0022】以上に述べた第2の実施の形態によれば、
カラーコピーやカラープリンタ等は、例えば、R,G,
B,C,M,Y,Kの7色を基本とし、そのうちRG
B、CMYのどちらか一方を構成最小単位として用い、
これらの構成最小単位のドット数および配置を調整する
ことで各種の色を表現するドット印刷が行われるため、
このような印刷物である場合における構成最小単位の色
を判別可能とされた分光光度計18で色を判別すると、
カラーコピーやカラープリンタ等による偽券は、構成最
小単位の色すなわち上記7色のいずれかの検出となる。
これに対し正券は、印刷を行うインク自体の色が表現す
る色に調整されていて上記7色のいずれかが検出される
ことはほとんどない。よって、CPU21で、分光光度
計18で判別された色データと、予めROM23に記憶
された基準データとを上記のように比較して、これらが
一致していれば真券であると判定し、これらが不一致で
あれば偽券であると判定する。 【0023】したがって、カラーコピーやカラープリン
タ等で精巧にドット印刷された偽券を判別することがで
きる。しかも、上記のようにカラーコピーやカラープリ
ンタ等のドット印刷である場合に構成最小単位のドット
となり得る微小部分の色の真偽を判別することにより、
紙幣1の全体の色の真偽を判別することができる。 【0024】なお、以上の第2の実施の形態において
は、第二検知画素25Bが紙幣1を検知した時点および
その後に、分光光度計18で反射光検出箇所における反
射光の検出を所定の時間毎に複数回繰り換えしてもよ
い。すなわち、複数回の検出時のそれぞれの、第二検知
画素25Bが紙幣1を検知した時点からの時間をt
「s」とすると、P点の位置は、紙幣1の短手方向にS
・t・cosα、紙幣1の長手方向にS・t・sinα
分だけ移動することになるため、 Py=Y2・cosα+S・t・cosα Px=Y2・sinα+a/cosα+S・t・sin
α となる。 【0025】そして、該当金種についての各時間毎のそ
れぞれの反射光検出箇所P点(Px,Py)における基
準データをROM23から読み出して分光光度計18に
よる実際の色データとそれぞれ比較し、これらが一致す
る部分の数と不一致となる部分の数の比に応じて(例え
ばこれらが一致する部分が半数を越える場合は正券と判
別し、これらが不一致である部分が半数以下であれば偽
券であると判定する等)、紙幣1の真偽を判別する。ま
た、この一致する部分の数と不一致となる部分の数との
比である真偽判定基準を換えることで判定精度を調整で
きる。 【0026】なお、以上の第2に実施の形態は、搬送手
段11,12で搬送される紙幣1が予めその表裏が一定
の方向に揃えられている場合の判定について説明した
が、表裏が一定の方向に揃えられていない場合には、表
裏両方の基準データをROM23に記憶させておき、例
えば表裏いずれかの基準データと分光光度計18による
実際の色データとを比較していずれか一方が一致すれば
一致と判定し、いずれも一致しなければ不一致と判定す
るようにすればよい。 【0027】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
カラーコピーやカラープリンタ等は、R,G,B,C,
M,Y,K(赤,緑,青,シアン,マゼンタ,黄,黒)
の7色を基本とし、そのうちRGB、CMYのどちらか
一方を構成最小単位として用い、これらの構成最小単位
のドット数および配置を調整することで各種の色を表現
するよう印刷が行われるため、紙葉類に使用されている
色を構成最小単位の色を判別可能な色判別手段で判別す
ると、カラーコピーやカラープリンタによる偽券は、構
成最小単位の色すなわち上記7色のいずれかの検出とな
る。これに対し正規の紙葉類は、印刷を行うインク自体
の色が表現する色に調整されているため、色判別手段で
判別しても、上記の7色が検出されることがほとんどな
い。この違いを利用して、比較判別手段で、色判別手段
で判別された色データと、予め記憶されたデータとを比
較して紙葉類の真偽を判別する。したがって、カラーコ
ピーやカラープリンタ等で精巧に印刷された偽券を判別
することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の紙葉類真偽判別装置の第1の実施の
形態を概略的に示す側面図である。 【図2】 本発明の紙葉類真偽判別装置の第1の実施の
形態の制御系のブロック図である。 【図3】 本発明の紙葉類真偽判別装置の第2の実施の
形態を概略的に示す平面図である。 【図4】 本発明の紙葉類真偽判別装置の第2の実施の
形態の紙幣の傾斜時の各寸法関係を示す平面図である。 【符号の説明】 1 紙幣 10 紙葉類判別装置 14 光源(照射手段) 15 コンデンサレンズ(照射手段) 16 ピンホール(照射手段) 18 分光光度計 21 CPU(比較判別手段)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 紙葉類に光を照射する照射手段と、 該照射手段で照射された光の紙葉類からの反射光を受光
    する受光手段と、 該受光手段で受光した光から、紙葉類に使用されている
    色の構成最小単位の色を判別可能な色判別手段と、 該色判別手段で判別された色データと予め記憶されたデ
    ータとを比較して紙葉類の真偽を判別する比較判別手段
    と、 を具備し、 前記色判別手段はドット印刷された印刷物における構成
    最小単位のドットのみの色を判別可能とされており、 前記比較判別手段は、前記色判別手段で判別された色が
    ドット印刷された印刷物における構成最小単位の色であ
    ると判定された場合に紙葉類が偽券であると判定する
    とを特徴とする紙葉類真偽判別装置。
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