JP2003288629A - 紙葉類判別方法および紙葉類判別装置 - Google Patents

紙葉類判別方法および紙葉類判別装置

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JP2003288629A
JP2003288629A JP2002093090A JP2002093090A JP2003288629A JP 2003288629 A JP2003288629 A JP 2003288629A JP 2002093090 A JP2002093090 A JP 2002093090A JP 2002093090 A JP2002093090 A JP 2002093090A JP 2003288629 A JP2003288629 A JP 2003288629A
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Teruhiko Uno
輝比古 宇野
Hiroshi Nomura
浩 野村
Takeshi Aoki
毅 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品コストおよび稼動コストを低減し、かつ高
い精度で紙葉類の真偽判別が可能な紙葉類判別方法およ
び紙葉類判別装置を提供することにある。 【解決手段】それぞれ紙葉類に紫外線を照射し、反射光
を検知する複数の光検知器70a、70b、70cが互
いに離間して配置されている。検知部により検知した紙
葉類の判別情報に基づき、紙葉類の種類およびこの種類
に対応した紙葉類の検知対象部位を決定し、複数の光検
知器の内、紙葉類の検知対象部位からの反射光を検知し
た光検知器の検知データに基づいて紙葉類の真偽を判別
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙葉類の種類、
真偽、汚損度等を判別する紙葉類判別方法および紙葉類
判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、紙葉類判別装置は、紙葉類の特
徴量、特に真偽を検知するため複数の検知センサを備
え、これら検知センサの検知結果に基づいて紙葉類の真
偽判別を行っている。真偽検知センサの代表的なものと
して、磁気センサ、蛍光センサ、赤外センサ、金属検知
センサ等があげられる。蛍光検知センサを用いる判定方
法としては、予め紙葉類に含有された蛍光発光材からの
励起光を真偽判定アイテムとして検知し、その検知信号
が存在することにより真券であることを認識する処理
(蛍光発光検知)と、本来真券には存在しないはずのブ
リーチ発光を検知し、その検知信号が存在しないことに
より真券であることを認識する処理(ブリーチ発光検
知)との2つのが知られている。
【0003】後者のブリーチ発光検知による判定方法
は、紙葉類にブラックライトをかざすことにより目視で
の確認が容易であることから、広く用いられている真偽
検知の1つである。通常、偽券は、下地である紙を白く
する目的で紙内に漂白剤を含んでいる。そして、この漂
白剤の成分によって光る蛍光をブリーチ発光と称してい
る。紙葉類判別装置によりブリーチ発光検知を行う場
合、通常、紙葉類の全面または中心部と対応する位置に
検知センサを設置し、紙葉類からのブリーチ発光を検知
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、紙葉類として
紙幣を真偽判別する判別装置としては、紙幣をその幅方
向に沿って搬送しながら真偽検知する装置と、紙幣をそ
の長手方向に沿って搬送しながら真偽検知する装置との
2種類が存在する。
【0005】紙幣をその幅方向に沿って搬送しながら真
偽検知する装置では、紙幣の検知領域が長くなる。その
ため、紙幣全面を検知する場合、光源、センサ等を長尺
にする必要があり、装置の製造コストおよび稼動コスト
が高くなる。また、1箇所に設置されたセンサにより紙
幣の長手方向中心部のみを検知する装置とした場合、コ
スト的には安価であるが、長手方向中心部に描画がある
紙幣、あるいは長手方向中心部にブリーチ発光がない紙
幣については精度よく真偽判別することが困難となる。
通常、ブリーチ発光は紙幣の透かしの位置で最も検知し
易いが、この透かしの位置は、国ごとの紙幣によって異
なっている。そのため、海外の紙幣を含む複数種類の紙
幣を取り扱う判別装置において、紙幣中心部のみの検知
では性能的に制約を受け、判別精度が低下する。
【0006】また、ブリーチ発光検知においては、従
来、紫外発光の蛍光灯あるいは冷陰極管を光源として用
いる場合が多かったが、近年、LED技術の発展により
蛍光発光のLEDが製品化され、このLEDを光源とし
て使用することが考えられている。しかし、蛍光発光L
EDを真偽検知に用いる場合、蛍光灯や冷陰極管に比べ
寿命が極端に短いため、通常の使用状態においては交換
周期が短く、部品コスト、稼業コスト、および交換に伴
う作業コストが高くつくという不具合が生じる。
【0007】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、部品コストおよび稼業コストを低減
し、かつ高い精度で紙葉類の真偽判別が可能な紙葉類判
別方法および紙葉類判別装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の一態様に係る紙葉類判別方法は、紙葉類
の種類を判別し、上記判別された紙葉類の種類に応じて
上記紙葉類の検知対象部位を決定し、複数の光検知器に
より上記紙葉類の複数部位に紫外線を照射し、上記複数
部位からの反射光をそれぞれ検知し、上記複数の光検知
器の内、上記決定された検知対象部位と対応する部位か
らの反射光を検知した上記光検知器を選択し、上記選択
された光検知器によって検知された反射光に基づいて上
記紙葉類の真偽を判別することを特徴としている。
【0009】また、この発明の他の態様に係る紙葉類判
別方法は、紙葉類の種類を判別し、上記判別された紙葉
類の種類に応じて上記紙葉類の検知対象部位を決定し、
上記紙葉類の複数部位にそれぞれ紫外線を照射し、上記
複数部位からの反射光をそれぞれ検知する複数の光検知
器の内、上記決定された検知対象部位と対応する部位を
検知する光検知器を選択し、上記選択された光検知器に
より上記紙葉類の検知対象部位に紫外線を照射し、上記
検知対象部位からの反射光を検知し、上記選択された光
検知器によって検知された反射光に基づいて上記紙葉類
の真偽を判別することを特徴としている。
【0010】この発明の他の態様に係る紙葉類判別装置
は、紙葉類から判別情報を検知する検知部と、互いに離
間して配置され、上記紙葉類の複数部位に紫外線を照射
し、上記複数部位からの反射光をそれぞれ検知する複数
の光検知器と、上記検知部により検知された上記紙葉類
の判別情報に基づいて上記紙葉類の種類を判別し、上記
判別された紙葉類の種類に応じて上記紙葉類の検知対象
部位を決定する第1判別部と、上記複数の光検知器の
内、上記第1判別部により決定された検知対象部位に対
応する部位の反射光を検知した光検知器を選択する選択
部と、上記選択部により選択された光検知器によって検
知された反射光に基づいて上記紙葉類の真偽を判別する
第2判別部と、を備えたことを特徴としている。
【0011】上記のように構成された紙葉類判別方法お
よび紙葉類判別装置によれば、紙葉類の種類に応じて紙
葉類の検知対象部位を決定し、複数の光検知器の内、こ
の検知対象部位に対応する光検知器によって検知された
反射光に基づいて紙葉類の真偽を判別することにより、
部品コスト及び稼動コストを低減し、かつ高い精度で紙
葉類の真偽判別が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施の形態に係る紙葉類判別について詳細に説明す
る。図1に示すように、紙葉類判別装置は筐体100を
備え、筐体の一側には判別媒体となる紙葉類として例え
ば紙幣Aを搬入するための搬入口12が設けられ、筐体
の他側には紙幣Aの搬出口14が設けられている。ま
た、筐体100内には、搬入口12から搬出口14に亘
って搬送路16が形成され、この搬送路に沿って複数の
搬送ローラ18〜32が配設されている。そして、搬入
口12から筐体100内に取り込まれた紙幣Aは、搬送
ローラ18〜32により、搬送路に沿って搬出口14ま
で搬送される。これら搬送ローラ18〜32は搬送路1
6に沿って紙幣Aを搬送する搬送機構を構成している。
【0013】また、図2に示すように、紙幣Aは矩形状
に形成され、その幅方向が搬送方向Bと一致した状態で
搬送される。この紙幣Aは、例えば、額面80、人物画
82、建造物画84、透かし部88等の特徴を有してい
る。また、紙幣Aには、記番号86が印刷されている。
【0014】図1に示すように、搬送路16上には、検
知部として、搬入口12側から、紙幣Aの透過画像情報
を検知する透過画像検知部34、紙幣Aの上面の反射画
像情報を検知する上面反射画像検知部36、紙幣Aの下
面の反射画像情報を検知する下面反射画像検知部38、
紙幣Aの磁気印刷特性を検知する磁気検知部40、紙幣
Aからのブリーチ発光特徴量を検知するブリーチ発光検
知部42、紙幣Aの厚さを検知する厚さ検知部44が順
に設置されている。また、筐体100内の上部には、上
記各検知部に接続され、上記検知部からの検知情報を処
理する検知情報処理部46が設置されている。
【0015】透過画像検知部34、上面反射画像検知部
36、下面反射画像検知部38は、例えばLEDアレイ
を発光部とし、フォトダイオードアレイまたはCCD
(チャージ・カップルドゥ・デバイス)を受光部とした
1次元画像読み取りセンサで構成され、LEDには用途
により可視光や近赤外光が使用される。磁気検知部40
は、例えば磁気ヘッドのようなセンサで、コア材の一次
側に直流バイアス電流を印加し、磁性材料がヘッド部を
通過したときのフラックスの変化を二次側コイルで検出
するセンサにより構成されている。
【0016】後述するように、ブリーチ発光検知部42
は複数の光検知器として、例えば3つの光学センサを有
し、これらの光学センサは搬送路16と直交する方向に
分散して配置されている。また、各光学センサは発光部
および受光部を有し、それぞれは同一仕様のセンサで構
成されている。例えば、各光学センサの発光部を紫外線
LED光源とし、フォトダイオードを受光部としてい
る。そして、光学センサは、発光部から紙幣Aの所望位
置に紫外線を照射し、紙幣Aから発せられる反射光およ
び励起光を受光部によりスポット視野で検出する。
【0017】更に、厚さ検知部44は、搬送路16を通
過する紙幣Aを二本のローラで上下から挟み、片側のロ
ーラまたはそれを支持するシャフトの変動量を変位セン
サ等で電気信号に変換するものである。
【0018】図3に示すように、これらの検知部34な
いし44により検知された種々の検知データ、つまり、
紙幣Aの判別情報は、演算増幅器等のアナログ処理回路
51ないし56を経て信号成分の増幅/加工が行われ、
6系統のアナログ信号をアナログマルチプレクサ58に
て1系統のアナログ信号に時分割する。その後、時分割
されたアナログ信号は、アナログ/デジタル変換回路6
0により、例えば8ビットのデジタルデータに変換され
る。
【0019】なお、本実施の形態では、アナログ/デジ
タル変換回路60を1回路とするためにアナログマルチ
プレクサ58でアナログ信号を1系統に時分割したが、
システムの組み方やハードウェアの条件により、すべて
の検知信号をそれぞれ独立してアナログ/デジタル変換
しても、本発明の効果になんら影響を与えるものでは無
い。
【0020】次に、デジタル信号に変換された検知デー
タは、前処理回路62でそれぞれの検知内容に従った前
処理、例えば、空間微分や平均化等を施され、データ記
憶部64に記憶される。また、データ記憶部64には、
予め複数種類の紙幣に対応する複数種類の標準判別デー
タ、および各種の紙幣に対応する検知対象部位情報が格
納されている。ここで、検知対象部位情報とは、紙幣に
おける透かし部の位置を示す情報である。通常、ブリー
チ発光は、紙幣の下地が露出している部位、例えば、透
かし部が最も検知しやすい。そこで、紙幣の透かし部を
検知対象部位とし、各種の紙幣における透かし部の位置
を検知対象部位情報としてデータ記憶部64に予め格納
している。
【0021】検知CPU66は、マイクロコンピュータ
に代表される処理演算部であり、データ記憶部64から
検知データを順次読み出し、標準判別データと比較して
判別媒体である紙幣Aの種類、方向、真偽、汚損度等の
判別を行う。この際、検知CPU66は、同時にデータ
記憶部64からの検知データに基づき、紙幣A上に印字
された記番号86をOCR技術を用いて読取り、認識す
る。
【0022】制御CPU68は、マイクロコンピュータ
に代表される処理演算部であり、検知CPU66による
演算結果を上位の装置、例えば紙葉類判別装置の機構制
御部(図示しない)等に通知する。機構制御部では紙葉
類判別装置からの種類、方向、真偽、汚損度情報に基づ
き、図示しない搬送路切替部の切り替えを行い、紙幣A
が格納されるべき集積庫へ搬送されるよう制御する。な
お、検知CPU66は、この発明における第1および第
2判別部、判別手段、選択部、決定部、および検知器制
御部として機能する。
【0023】次に、本紙葉類判別装置による紙幣の真偽
判別処理について、画像検知、磁気検知、およびブリー
チ発光検知を例にして詳細に説明する。図4に示すよう
に、まず、検知CPU66は、搬入口12から筐体10
0内に投入され、搬送路16に沿って搬送されている紙
幣Aから各検知部により種々の判別情報を検知する。こ
の場合、紙幣Aの透過画像情報を検知する透過画像検知
部34、紙幣Aの上面の反射画像情報を検知する上面反
射画像検知部36、あるいは紙幣Aの下面の反射画像情
報を検知する下面反射画像検知部38からの検知データ
を用いて紙幣Aの搬送位置を検知する(ステップ1)。
【0024】例えば透過画像を用いた場合、紙幣Aが存
在する部分では発光部からの透過光量が少なく、存在し
ない部分では透過光量が多いため、両者のレベル差を適
当なしきい値で2値化することで、紙幣Aの位置を特定
することができる。同様に、反射画像を用いた場合、読
み取り領域の背景を低反射面とすると、紙幣Aが存在す
る部分では紙面からの反射率が高く、存在しない部分で
は反射率が低いため、両者のレベル差を適当なしきい値
で2値化することで、紙幣Aの位置を特定することがで
きる。
【0025】続いて、検知CPU66は、上面反射画像
検知部36、下面反射画像検知部38により紙幣Aの反
射画像情報を検知し、その検知データに基づいて紙幣A
の券種判別を行う(ステップ2)。券種判別の方法とし
ては、予めデータ記憶部64に格納されている判別デー
タの1つである各券種のパターン辞書と、上記検知デー
タとのパターンマッチングにより類似度を判別し券種を
認識する。
【0026】券種判別では、券種ごとに特徴を持つ上記
パターンに注目して券種ごとのパターン辞書を作成し、
データ記憶部64に記憶しておく。そして、上面反射画
像検知部36、下面反射画像検知部38で読み取った画
像とのパターンマッチングを行い、もっとも近似したパ
ターンを辞書から選択し、その券の券種を認識する。紙
幣Aの搬送方向を特定しない場合においては、券種ごと
に4パターン(表正方向、表逆方向、裏正方向、裏逆方
向)の辞書を持ち、すべての券種、方向について辞書と
のマッチングを行う。
【0027】紙幣Aの券種が確定した後、検知CPU6
6は、判別された券種および予めデータ記憶部64に格
納されている券種ごとの検知対象部位情報に基づき、紙
幣Aのブリーチ検知を行うための検知対象部位、つま
り、透かし部の位置を決定する(ステップ3)。また、
検知CPU66は、磁気検知部40により紙幣Aの磁気
印刷特性を検知する(ステップ4)。
【0028】続いて、検知CPU66は、ステップ1で
検知した紙幣Aの搬送位置情報、物理的なブリーチ発光
検知部42の配置、および紙幣Aの搬送速度に基づい
て、ブリーチ発光検知部42の光学センサを作動させる
タイミング、すなわち、紙幣Aがブリーチ発光検知部4
2に到達する時間およびブリーチ蛍光光検知部を通過す
る時間を算出し、紙幣Aがブリーチ蛍光光検知部の光学
センサを通過する際に各光学センサの発光部が点灯する
ように点灯タイミングを決定する(ステップ5)。
【0029】次に、検知CPU66は、ステップ5で算
出した点灯タイミングに応じて、紙幣Aがブリーチ発光
検知部42を通過するタイミングに前後多少の時間的幅
を設けた点灯信号を生成する。そして、検知CPU66
は、この点灯信号によりブリーチ発光検知部の3つの光
学センサの紫外線LEDを点灯させ、3つの光学センサ
から紙幣Aに紫外線を照射し、その反射光を受光する
(ステップ6)。1枚の紙幣Aの幅を80mm、前後の
マージンをそれぞれ10mm、搬送速度を2m/sec
と想定すると、紙幣1枚あたりの紫外線LEDの点灯時
間は50msecとなる。
【0030】ここで、図2に示すように、ブリーチ発光
検知部42は、搬送路16の中心部上に設けられた中央
光学センサ70aと、その両側に設けられた2つの側部
光学センサ70b、70cの計3つ光学センサを備えて
いる。このような光学センサの配置内は、世界各国の紙
幣を判別対象と考えた場合、ブリーチ発光が顕著である
透かし部88の位置は、紙幣の長手方向中心、および紙
幣の長手方向の左右両端部のいずれかに設定されている
場合がほとんどであることから決定されている。
【0031】光学センサ7の配設位置については、各国
の紙幣により最適位置があるが、近年発行されている紙
幣の長さの範囲は120〜160mmがほとんどであ
り、この紙幣サイズにおいてレイアウトされる透かし部
の位置を想定すると、左右の側部光学センサ70b、7
0cの位置は搬送路中心から50〜60mmだけ離れた
位置に配置されていると最適となる。図2に示す紙幣A
のレイアウトでは、ブリーチ検知の対象となる透かし部
88は紙幣の端部に設けられている。
【0032】前述したように、紙幣Aの透かし部88の
位置は予めデータ記憶部64に検知対象部位として登録
されている。そして、検知CPU66は、ステップ3で
券種に応じて決定された紙幣Aの検知対象部位に基づ
き、この検知対象部位に対応する光学センサ、すなわ
ち、検知対象部位を検知可能な光学センサを選択する
(ステップ7)。ここでは、光学センサ70bが選択さ
れる。
【0033】そして、検知CPU66は、3つの光学セ
ンサ70a、70b、70cからの検知出力の内、ステ
ップ5で選択された光学センサ70cの検知出力に基づ
いて紙幣Aの検体対象部位におけるブリーチ発光の有
無、言い換えると、光学センサにより検知された反射光
において、照射して紫外線の波長と異なる反射光が含ま
れているか否かを検知する(ステップ8)。
【0034】検知CPU66は、ブリーチ発光検知およ
び前述した磁気検知部40により検知された磁気印刷特
性に基づき、紙幣Aの真偽を判別する(ステップ9)。
すなわち、ステップ7のブリーチ発光検知によりブリー
チ発光が検知された場合、検知CPU66は直ちに紙幣
Aが偽券であると判別する。また、ブリーチ発光が検知
されない場合、検知CPU66は、磁気検知部40によ
り検知された紙幣Aの磁気印刷特性およびデータ記憶部
64に格納されている各紙幣の標準判別データに基づい
て紙幣Aの真偽を判別する。
【0035】ここで、磁気検知部40と透過画像検知部
34、上面反射画像検知部36、あるいは下面反射画像
検知部38との相対位置関係は機構的に予め固定されて
いる。そのため、ステップ1で検知した紙幣Aの搬送位
置情報に基づき、磁気検知部40が紙幣Aのどの位置を
検出したかが一義的に求まる。そのため、標準判別デー
タの1つとして、予め紙幣の位置をパラメータとする標
準磁気データを用意し、データ記憶部64に格納してお
く。この標準磁気データとしては、例えば、紙幣Aの各
位置における標準的な磁気量の強弱パターン及びパター
ン類似度の下限値、並びに、その位置における磁気量の
総量(上限、下限)等を用いる。検知CPU66は、ス
テップ2で検知された券種に対応する標準判別データを
選択し、更に、ステップ1で検出された紙幣Aの位置情
報に基づき、磁気検知部40により検知した磁気検知領
域を特定し、その位置に対応した標準磁気データを選択
する。そして、検知CPU66は、選択した紙幣Aの標
準磁気データと、磁気検知部40により検知した紙幣A
の検知磁気データとを比較し、真偽判別を行う。
【0036】上記工程により方向、種類、真偽、および
汚損度の判別等がなされた紙幣Aは、筐体100の搬出
口14から装置外部に排出され、図示しない機構制御部
へ送られる。そして、機構制御部では紙葉類判別装置か
らの種類、方向、真偽、汚損度情報に基づき、搬送路切
替部の切り替えを行い、紙幣Aが格納されるべき集積庫
へ搬送されるよう制御する。
【0037】以上のように構成された紙葉類判別方法お
よび判別装置によれば、搬送路と直交する方向に沿って
複数の光学センサを分散して配置し、予め判別された券
種に応じて紙幣の検知対象部位を決定し、この決定され
た検知対象部位に対応する光学センサを用いてブリーチ
発光検知を行うことにより、紙幣の真偽を判別すること
ができる。そのため、部品コストや稼動コストの高い長
尺な光源やセンサを用いる必要がなく、判別装置の製造
コストおよび稼動コストを低減することが可能となる。
同時に、海外の紙幣を含む複数種類の紙幣について正確
にブリーチ発光検知を行うことができ、高い精度で紙幣
の真偽判別が可能となる。
【0038】また、上述した実施の形態において、ブリ
ーチ発光検知部42の各光学センサは、発光部として紫
外線LEDを用いている。この紫外線LEDの寿命は現
時点では約2000時間程度と言われている。そのた
め、装置の稼動中、光学センサを常時点灯すると1年未
満で光源或いはセンサ全体の交換を余儀なくされること
になる。
【0039】これに対して、本実施の形態では、紙幣A
がブリーチ発光検知部42を通過する際にのみ光学セン
サの発光部を点灯することから、各光学センサの寿命を
飛躍的に増加させることが可能である。光学センサの寿
命を2000時間とすると、本実施の形態では、約14
4、000、000枚の紙幣について、光源の交換無し
で真偽判別を行うことが可能となり、稼動コストの大幅
な低減を図ることができる。
【0040】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、上述した実施の形態では、ブリーチ発光
検知部の光学センサは3つの構成であるが、中央光学セ
ンサ以外に左右2個ずつ合計5つの光学センサを設置し
てもよく、この場合より多種類の紙葉類における真偽判
別に対応することができる。
【0041】また、上述した実施の形態では、ブリーチ
発光検知時、ブリーチ発光検知部42の全ての光学セン
サを作動させ、決定された紙幣の検知対象部位に対応す
る光学センサの検知出力に基づいてブリーチ発光の有無
を検知する構成としている。これに対して、紙幣の検知
対象部位を決定した後、ブリーチ発光検知部42の全て
の光学センサを作動させるのではなく、決定された紙幣
の検知対象部位に対応する光学センサのみを作動させ、
この光学センサの検知出力に基づいてブリーチ発光の有
無を検知する構成としても良い。この場合でも、前述し
た実施の形態と同様の作用効果を得るとができる。
【0042】上述した実施の形態では、真偽判別にブリ
ーチ発光、磁気データを用いたが、代わりに紙葉類の赤
外検知情報、蛍光検知情報等を用いても本発明の効果に
なんら影響を与えるものでは無い。例えば、ブリーチ発
光を検知する代わりに、上述した複数の光学センサによ
り、真券紙幣にのみ含まれる蛍光成分を検知する構成と
しても良い。更に、光学センサの発光部としては、紫外
線LEDに限らず、30mm程度の短い蛍光管を用いる
ことも可能である。なお、判別対象となる紙葉類は紙幣
に限らず、有価証券等の他の紙葉類としてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
部品コストおよび稼動コストを低減し、かつ高い精度で
紙葉類の真偽判別が可能な紙葉類判別方法および紙葉類
判別装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に紙葉類判別装置全体を
概略的に示す断面図。
【図2】上記紙葉類判別装置の判別対象なる紙幣の一
例、および複数の光学センサを概略的に示す平面図。
【図3】上記紙葉類判別装置におけるの検知情報処理部
の機能ブロック図。
【図4】上記紙葉類判別装置における真偽判別処理を示
すフローチャート。
【符号の説明】
A…紙葉類、 16…搬送路、 34…透過画像検知
部、36…上面反射画像検知部、 38…下面反射画像
検知部、40…磁気検知部、 42…ブリーチ発光検知
部、 44…厚さ検知部、46…検知情報処理部、 6
4…データ記憶部、 66…検知CPU70a…中央光
学センサ、 70b、70c…側部光学センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 毅 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 Fターム(参考) 2G051 AA34 AB01 AB20 BA05 BA08 BA20 CB01 CB02 DA01 DA06 EA11 EA12 EA14 EB01 EB02 EC03 3E041 AA02 BB02 BB03 BB05 BC01 DB01 DB10 5B072 AA02 CC12 DD02 DD21 LL11 LL18

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類の種類を判別し、 上記判別された紙葉類の種類に応じて上記紙葉類の検知
    対象部位を決定し、 複数の光検知器により上記紙葉類の複数部位に紫外線を
    照射し、上記複数部位からの反射光をそれぞれ検知し、 上記複数の光検知器の内、上記決定された検知対象部位
    と対応する部位からの反射光を検知した上記光検知器を
    選択し、 上記選択された光検知器によって検知された反射光に基
    づいて上記紙葉類の真偽を判別することを特徴とする紙
    葉類判別方法。
  2. 【請求項2】紙葉類の種類を判別し、 上記判別された紙葉類の種類に応じて上記紙葉類の検知
    対象部位を決定し、 上記紙葉類の複数部位にそれぞれ紫外線を照射し、上記
    複数部位からの反射光をそれぞれ検知する複数の光検知
    器の内、上記決定された検知対象部位と対応する部位を
    検知する光検知器を選択し、 上記選択された光検知器により上記紙葉類の検知対象部
    位に紫外線を照射し、上記検知対象部位からの反射光を
    検知し、 上記選択された光検知器によって検知された反射光に基
    づいて上記紙葉類の真偽を判別することを特徴とする紙
    葉類判別方法。
  3. 【請求項3】上記光検知器によって検知された反射光に
    ついて、紫外線と波長の異なる光の有無に基づいて上記
    紙葉類の真偽を判別することを特徴とする請求項1又は
    2に記載の紙葉類判別方法。
  4. 【請求項4】上記光検知器によって検知された反射光に
    おけるブリーチ発光の有無に基づいて上記紙葉類の真偽
    を判別することを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1項に記載の紙葉類判別方法。
  5. 【請求項5】上記紙葉類の検知対象部位として、紙葉類
    の下地が露出ている部位を選択することを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか1項に記載の紙葉類判別方
    法。
  6. 【請求項6】紙葉類から判別情報を検知する検知部と、 互いに離間して配置され、上記紙葉類の複数部位に紫外
    線を照射し、上記複数部位からの反射光をそれぞれ検知
    する複数の光検知器と、 上記検知部により検知された上記紙葉類の判別情報に基
    づいて上記紙葉類の種類を判別し、上記判別された紙葉
    類の種類に応じて上記紙葉類の検知対象部位を決定する
    第1判別部と、 上記複数の光検知器の内、上記第1判別部により決定さ
    れた検知対象部位に対応する部位の反射光を検知した光
    検知器を選択する選択部と、 上記選択部により選択された光検知器によって検知され
    た反射光に基づいて上記紙葉類の真偽を判別する第2判
    別部と、 を備えたことを特徴とする紙葉類判別装置。
  7. 【請求項7】紙葉類から判別情報を検知する検知部と、 互いに離間して配置され、上記紙葉類の複数部位に紫外
    線を照射し、上記複数部位からの反射光をそれぞれ検知
    する複数の光検知器と、 上記検知部により検知された上記紙葉類の判別情報に基
    づいて上記紙葉類の種類を判別し、上記判別された紙葉
    類の種類に応じて上記紙葉類の検知対象部位を決定する
    第1判別部と、 上記複数の光検知器の内、上記第1判別部により決定さ
    れた検知対象部位に対応する部位の反射光を検知可能に
    設けられた光検知器を選択する選択部と、 上記選択部により選択された光検知器により上記紙葉類
    の検知対象部位に紫外線を照射して上記検知対象部位か
    らの反射光を検知し、検知された反射光に基づいて上記
    紙葉類の真偽を判別する第2判別部と、 を備えたことを特徴とする紙葉類判別装置。
  8. 【請求項8】上記第2判別部は、上記光検知器によって
    検知された反射光における紫外線と波長の異なる光の有
    無に基づいて上記紙葉類の真偽を判別する判別手段を備
    えていることを特徴とする請求項6又は7に記載の紙葉
    類判別装置。
  9. 【請求項9】上記第2判別部は、上記光検知器によって
    検知された反射光におけるブリーチ発光の有無に基づい
    て上記紙葉類の真偽を判別する判別手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項6又は7に記載の紙葉類判別装
    置。
  10. 【請求項10】複数種類の紙葉類にそれぞれ対応する複
    数種類の標準判別データ、および各種の紙葉類の検知対
    象部位データを格納した記憶部を備え、 上記第1判別部は、上記検知部により検知された上記紙
    葉類の判別情報および上記記憶部に記憶された標準判別
    データに基づいて上記紙葉類の種類を判別し、上記判別
    された紙葉類の種類に対応する上記検知対象部位データ
    に基づいて上記紙葉類の検知対象部位を決定する決定部
    を備えていることを特徴とする請求項6ないし9のいず
    れか1項に記載の紙葉類判別装置。
  11. 【請求項11】上記記憶部は、各種の紙葉類の下地が露
    出ている部位を上記検知対象部位データとして格納して
    いることを特徴とする請求項10に記載の紙葉類判別装
    置。
  12. 【請求項12】上記複数の光検知器は、複数種類の紙葉
    類の検知対象部位と対応する位置に分散して配置されて
    いることを特徴とする請求項10又は11に記載の紙葉
    類判別装置。
  13. 【請求項13】上記複数の光検知器は、紙葉類の長手方
    向中央部に対応する位置に設けられた中央光検知器と、
    紙葉類の長手方向に沿って上記中央光検知器の両側に設
    けられた少なくとも2つの側部光検知器と、を含んでい
    ることを特徴とする請求項12に記載の紙葉類判別装
    置。
  14. 【請求項14】上記光検知器の各々は、紫外線を発光す
    るLED光源を備えていることを特徴とする請求項6な
    いし13のいずれか1項に記載の紙葉類判別装置。
  15. 【請求項15】上記光検知器の各々は、紫外線を発光す
    る蛍光管を備えていることを特徴とする請求項6ないし
    13のいずれか1項に記載の紙葉類判別装置。
  16. 【請求項16】搬送路に沿って紙葉類を搬送する搬送機
    構を備え、上記検知部は上記搬送路に沿って設けられ、
    上記複数の光検知器は上記検知部に対し上記搬送路の下
    流側に、この搬送路と直交する方向に分散して設けら
    れ、上記第2判別部は、上記検知部による上記紙葉類の
    判別情報検知タイミングに基づいて上記紙葉類が上記光
    検知器を通過する時間を算出し、上記紙葉類が上記光検
    知器を通過する際に上記光検知器を作動させる光検知器
    制御部を備えていることを特徴とする請求項6ないし1
    5のいずれか1項に記載の紙葉類判別装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271605A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Toshiba Corp 紙葉類処理装置
JP2010009571A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 G-Time Electronic Co Ltd アレイ読取システム
JP2016053881A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 株式会社東芝 励起光検知装置
JP2016218810A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 沖電気工業株式会社 記番号認識装置、媒体鑑別装置、自動取引装置、記番号管理装置、紙葉類処理装置、記番号管理システム、及び記番号管理プログラム

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