JPH10312480A - 紙幣鑑別装置 - Google Patents
紙幣鑑別装置Info
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Abstract
造券または変造券の真偽を精度よく識別することを目的
とする。 【解決手段】 搬送されてくる紙幣11の模様を読み取
るセンサ部において、受光部12が配置された面と反対
側の面に配置された光源を、赤色光14aを発光する複
数の赤色LEDからなる赤色LEDアレイ13aと、赤
外光14bを発光する複数の赤外LEDからなる赤外L
EDアレイ13bとで構成し、波長の異なる2種類の光
で紙幣11の面を排他的に照明するようにした。受光部
12は紙幣11のほぼ同じ位置の波長の異なる2種類の
透過光を交互に受光する。カラーコピー偽券は真正の紙
幣に比べ、同じ模様を透過する光の波長の違いによる透
過率の差が相違するので、2種類の透過光の透過率の比
を評価することで真偽の判定を行う。
Description
し、特に自動販売機や両替機などにおいて投入されたカ
ラーコピーによる偽造券または変造券の真偽を1枚ずつ
識別する紙幣鑑別装置に関する。
およびスキャナの高性能化に伴い、偽造券の傾向として
それらの機器による紙幣のカラーコピーを用いるか、ま
たはその一部を真正の紙幣に切り継ぎして用いる事例が
多い。これらの偽造券を以下カラーコピー偽券と総称す
る。カラーコピーは、濃度調整、色補正などの機能によ
りコントラストや色合いなどを微妙に調整可能なため、
見た目にはカラーコピー偽券に対する真偽の識別が困難
になってきている。
ンサ部として一般的に磁気ヘッドや磁気抵抗素子などの
磁気センサまたは光センサを用いている。図9は従来の
紙幣鑑別装置のセンサ部の構成例を示す図であって、
(A)は紙幣を平面的に見た図、(B)は横から見た図
である。ここでは、説明のため、3種類のセンサを同時
に示している。すなわち、搬送方向に移動してくる紙幣
1に対して固定的に設けた、磁気センサ2、LED(発
光ダイオード)などの光源3とPD(フォトダイオー
ド)などの受光器4とを紙幣1を挟んで対にして配置し
た光センサ、および光源3aと受光器4aとを紙幣1の
一方の面の側に対にして配置した光センサとを示してい
る。また、紙幣1に示した搬送方向に延びる走査領域1
aは磁気センサ2が磁気を検知する領域であり、走査領
域1bは紙幣1を透過してきた光源3からの光を受光器
4で検知する領域であり、走査領域1cは紙幣1を反射
してきた光源3aからの光が受光器4aによって検知さ
れる領域である。磁気センサ2または光センサのいずれ
も、紙幣1の1点を搬送方向に走査し、そこから得られ
た磁気情報または濃淡の模様情報から紙幣1の真偽を判
定しているので、これを1点走査型と呼んでいる。
いる染料や顔料などのインク材質や紙面への定着方法に
もよるが、一般的にインクに磁気成分を含まない場合が
多いので、磁気センサ2による紙幣の真偽の識別が可能
である。一方、光センサは簡単に単色光源によって紙幣
を照明し、その反射光あるいは透過光を受光し、模様の
パターンやコントラスト(濃淡)を測定し、これを識別
データとして用いるようにしている。
別の構成例を示す図であって、(A)は紙幣の搬送方向
に直交する方向から見た図、(B)は紙幣の搬送方向か
ら見た図である。光センサは、紙幣1の搬送方向に直交
する方向に紙幣1のほぼ全幅に渡って複数のLEDが一
列に配置されたLEDアレイのような光源5と、紙幣1
の透過光を受光するリニアCCDやPDアレイなどの受
光器6と、紙幣1の透過光を受光器6に結像させる結像
レンズ7とから構成されている。光源5が紙幣1の下面
を照射すると、紙幣1を透過した光は結像レンズ7によ
り受光器6の受光面に結像され、紙幣1の模様が検知さ
れる。模様の情報は紙幣1の搬送方向に沿って検知され
るので、これを面走査型と呼んでいる。また、この面走
査型には紙幣に受光器を密着させて紙幣の模様を読み取
る場合もある。
コピー偽券は、カラーコピーの際に濃度調整、色補正な
どの機能を使いコントラストや色合いなどを微妙に調整
することが可能なため、見た目には真正の紙幣と区別が
つき難くなっており、従来の面走査型の光センサによる
識別が困難になってきているという問題がある。
査部分に真正な紙幣を切り継ぎした偽造券は判別が不可
能であり、これを避けるために磁気センサをアレイ状に
多数個配列すればよいが、磁気センサは比較的高価であ
るので必要分備えるとなるとコストが大幅に増大する。
走査部分に真正な紙幣を切り継ぎした偽造券は一点走査
型の光センサでも判別は不可能であるという問題があ
る。
のであり、あまりコスト高にならずに、カラーコピー偽
券をより精度よく識別可能な紙幣鑑別装置を提供するこ
とを目的とする。
決するために、紙幣を照明する光源および紙幣の搬送方
向と直角方向に配置されたリニアイメージセンサを有す
る受光部からなるセンサ手段と、紙幣からの透過光を前
記センサ部が紙幣の搬送に伴い所定間隔で断続的に検知
した画像の濃淡データを基に紙幣の真偽を識別する真偽
識別処理手段とを備えた紙幣鑑別装置において、前記セ
ンサ手段は、前記光源を発光波長が異なる2種類の発光
素子によって構成し、前記受光部が2種類の波長の透過
光による画像の濃淡データを交互に読み取るようにした
ことを特徴とする紙幣鑑別装置が提供される。
カラーコピー偽券とはそれらを透過する光の波長の違い
により透過率の比が相違することに基づいて真偽の判定
が行われる。つまり、真正な紙幣では波長の異なる光の
透過率は大きく異なるが、たとえば最も一般的なトナー
方式のカラーコピーで作られたカラーコピー偽券は波長
の異なる光の透過率に大きな差がないこと、また、同様
に他の方式によるカラーコピー偽券においても、波長の
異なる光の透過率が真正な紙幣と異なることを利用し、
ほぼ同じ検知位置の模様に対して波長の異なる光の透過
率の比を評価することで真偽の判定を行う。これによ
り、コストを大幅に上げることなくカラーコピー偽券な
どの識別が精度良く行うことができる。
の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は紙幣鑑
別装置の原理的な構成を示す図である。本発明によれ
ば、紙幣鑑別装置は、搬送されてくる紙幣11の模様を
読み取るセンサ部と、そのセンサ部で検知された紙幣1
1の模様からカラーコピー偽券の判別処理を行う紙幣真
偽判別処理部15とから構成される。センサ部は紙幣1
1を照明するための発光波長の異なる2種類の光源と、
紙幣11からの透過光を検知する受光部12とから構成
される。
方向に配置されたリニアイメージセンサとそのリニアイ
メージセンサ上に紙幣11の模様の画像を結像させる結
像レンズとを有し、結像レンズを用いて面の模様を受光
器上に結像させて読み取る面走査型のセンサである。も
ちろん、この受光部12は密着型のリニアイメージセン
サでもよい。
側と反対の側に配置され、赤色光領域の波長の光を放射
する複数の赤色LEDからなる赤色LEDアレイ13a
と、赤外光領域の波長の光を放射する複数の赤外LED
からなる赤外LEDアレイ13bとを有している。赤色
LEDアレイ13aは発光波長がλ1=660nmの赤
色光14aを放射し、赤外LEDアレイ13bは発光波
長がλ2=940nmの赤外光14bを放射する。これ
ら赤色LEDアレイ13aおよび赤外LEDアレイ13
bは紙幣11の搬送に伴って交互に点灯制御され、交互
に放射された赤色光14aおよび赤外光14bは一つの
受光部12にて交互に読み取ることになる。
券の光学的な特性について説明する。なお、カラーコピ
ー偽券はその作成方法、すなわち、トナーを用いる方
法、インクジェットプリンタによる方法、熱転写プリン
タによる方法などがあるが、ここでは、カラーコピー方
式として現在最も一般的なトナーを用いた方法によるカ
ラーコピー偽券を採り上げる。
分光分析結果の概略図である。透過光分光分析の結果
は、紙幣の中の或る印刷部分とそのカラーコピー偽券の
対応する部分とについて分光特性を調べた。この図2に
おいて、横軸は波長λを示し、縦軸は透過率を示してい
る。また、太い実線で表した曲線21は真正な紙幣のあ
る印刷部分における透過率の変化を示し、細い実線の曲
線22はコピー濃度を濃くしてカラーコピーされた対応
部分の透過率の変化を示し、そして細い破線の曲線23
はコピー濃度を薄くしてカラーコピーされた対応部分の
透過率の変化を示している。
赤色光領域(λ=620〜720nm)の透過率が赤外
光領域(λ=820nm以上)の透過率よりも大きく低
下しているのに対し、カラーコピー偽券の場合は、濃い
カラーコピーおよび淡いカラーコピーのいずれも、赤色
光領域の透過率と赤外光領域の透過率とに大きな差はな
い。つまり、カラーコピーの濃度を調整し、一方の波長
領域に対して透過率を紙幣に近づけても、他方の波長領
域も同様に透過率が変化することになる。したがって、
カラーコピー偽券の識別は2波長領域の透過率の比を評
価することで可能になる。透過率の比は、
τ2は赤色光領域に対する透過率である。透過率の比は
真正の紙幣で大きく、カラーコピー偽券では例えカラー
コピーの濃度を調整したとしてもあまり変化しないの
で、(1)式によって評価することで紙幣とそのカラー
コピー偽券を識別することができる。
が紙幣およびそのカラーコピー偽券のたとえば等間隔に
濃淡模様が印刷された部分を読み取ったときのセンサ出
力について説明する。
データの出力例を示す図であって、(A)は赤色光で走
査した場合、(B)は赤外光で走査した場合を示してい
る。ここで、横軸はリニアイメージセンサの検出画素の
位置を示し、縦軸はセンサ出力を示している。図3
(A)に示したように、赤色光の波長λ1に対しては、
紙幣の模様印刷部分の透過率が低いので、印刷されてい
ない部分とのコントラストが非常に大きくなり、画像濃
淡の検出波形の振幅が大きくなる。また、図3(B)に
示したように、赤外光の波長λ2に対しては、紙幣の模
様部分の透過率が高いので、印刷されていない部分との
コントラストが小さくなり、画像濃淡の検出波形の振幅
が小さくなる。
ー偽券の画像データの出力例を示す図であって、(A)
は赤色光で走査した場合、(B)は赤外光で走査した場
合を示している。これらの画像濃淡の検出波形の振幅の
大きさは、図2の透過率と関係している。すなわち、カ
ラーコピーの場合、濃淡などの調整が行われると各波長
毎の画像濃淡も変化するが、波長λ1の赤色光および波
長λ2の赤外光の透過率はほぼ同比率で変化し、画像濃
淡の検出波形の振幅の大きさもほぼ同比率で変化し、こ
の結果、波長λ1の赤色光によるセンサ出力は真正の紙
幣の場合よりも振幅がやや小さく、波長λ2の赤外光に
よるセンサ出力は真正の紙幣の場合よりも振幅がやや大
きくなる。よって波長λ1,λ2による画像濃淡の検出
波形の振幅の大きさを比較、すなわち、振幅の比を評価
することにより、紙幣とそのカラーコピー偽券の識別が
可能となる。
実際に真偽を識別するには、幾つかの方法があり、以下
にその処理の例を順に示す。図5は紙幣真偽判別処理部
における紙幣識別処理を説明するための図である。模様
や文字が複雑に配置された紙幣は1走査ライン上の模様
を見ると、図5に示すように模様の濃淡に応じてセンサ
出力が複雑に変化しており、ピークが多数ある。そこ
で、たとえばピーク値の存在する数に見合う程度に画像
データをある程度の小さな区間に分ける。この区間毎に
模様の情報を定量化し、これを別の波長の同じ区間の情
報を定量化したものとの比を評価することにより真偽判
定が可能になる。次に、その具体的な2つの処理方法に
ついて説明する。
ローチャートである。まず、波長λ1の赤色光による透
過光を画像データとして1走査分読み取る(ステップS
1)。次に、この1走査分の画像データに対し複数の分
割区間を設定する(ステップS2)。設定された各区間
内で最大値および最小値を求め、その差、すなわち、最
大振幅を求める(ステップS3)。同じようにして、波
長λ2の場合についても、波長λ2の赤色光による透過
光を画像データとして1走査分読み取り(ステップS
4)、その画像データを複数の区間に分割し(ステップ
S5)、各区間内の最大振幅を求める(ステップS
6)。次に、同じ位置の分割区間についてそれぞれ求め
た各最大振幅の比を取る(ステップS7)。そして、こ
の比の値が予め求めておいた紙幣の場合の結果である基
準データと比較し(ステップS8)、真偽の判定を行う
ことにより、カラーコピー偽券の識別が行われる(ステ
ップS9)。
ローチャートである。まず、波長λ1の赤色光による透
過光を画像データとして1走査分読み取る(ステップS
11)。次に、この読み取った1走査分の画像データに
対し複数の分割区間を設定する(ステップS12)。設
定された各区間内で画素間の差を求め、すなわち微分
し、その絶対値或いは二乗した値の和を求める(ステッ
プS13)。この二乗した値の和を以下、微分二乗和と
称する。同じようにして、波長λ2の場合についても、
波長λ2の赤外光による透過光を画像データとして1走
査分読み取り(ステップS14)、その画像データを複
数の区間に分割し(ステップS15)、各区間内の微分
二乗和を求める(ステップS16)。次に、同じ位置の
分割区間についてそれぞれ求めた各微分二乗和の比を取
る(ステップS17)。そして、この比の値が予め求め
ておいた紙幣の場合の結果である基準データと比較し
(ステップS18)、真偽の判定を行うことにより、カ
ラーコピー偽券の識別が行われる(ステップS19)。
4の(A),(B)の4つの画像濃淡の検出波形は同じ
部分を走査している場合の図であるが、最大値、最小値
の差が大きいということはつまり濃淡差が大きいという
こと、逆に最大値、最小値の差が小さいということはつ
まり濃淡差が小さいということであり、紙幣の同じ部分
の模様を走査した2種類の波長λ1,λ2の画像データ
について微分二乗和を求め、その比を用いることで、第
1の方法と同様に予め求めておいた基準データと比較す
ることにより、真偽の識別ができる。
リニアイメージセンサの露光時間を評価する方法があ
り、以下、この方法について説明する。受光部12は受
光量、すなわち光源によって照明された紙幣の面の明る
さに応じて露光時間を調整するものがある。これによ
り、受光部12は常に適切なレベルで模様を読み取るこ
とができ、照明光が明るすぎて画像データが飽和した
り、逆に光量不足で十分な画像を得られなかったりする
ことがない。
過率が高く透過光量が多い被検出体を検出する際には露
光時間を短くし、逆に透過率が低く透過光量が少ない被
検出体を検出する際には露光時間を長くするよう制御さ
れることになる。
部において、リセット信号を受光部12に送信し露光を
開始してから、受光部12で露光が終了したことを知ら
せる信号を返してくるまでの時間を測定することによ
り、露光時間を計る。
り、(1)式を次のように変形することができる。すな
わち、
光時間、T2は赤色光で照明した場合の露光時間であ
る。
る波長に対する透過率の比を評価することが可能であ
り、第1および第2の方法と同様に予め求めておいた紙
幣の評価結果と比較することで真偽の識別が行われる。
る隣合う各1回分の走査データによって真偽の識別を行
っているが、紙幣の模様は複雑で、走査位置が数ミリず
れただけで模様の様子が大きく変わってしまうこともあ
り、各波長につき1回分の走査データだけでは真偽の識
別を誤ってしまう可能性がある。そこで、以下に述べる
方法を以上の三つの方法のいずれかと組み合わせことに
より、真偽の識別精度を向上させることができる。
である。図示のように、紙幣11に対し、受光部12に
おけるリニアイメージセンサの隣合う2走査分の画像デ
ータを複数、図示の例では三つに分割し、さらに、紙幣
11の搬送方向に連続した複数対の、図示の例では4対
の走査分(赤色光および赤外光による各4走査分=8走
査分)の画像データ毎に分割していくことによって複数
の領域(以下、識別領域11aという)が設定され、こ
の設定された識別領域単位で紙幣11の真偽の識別が行
われる。すなわち、たとえば第1および第2の方法で
は、識別領域11a内の八つの画像データに対して複数
区間に分割し、それぞれの区間内で振幅の大きさを評価
する。
行うことにより、ライン上の情報だけでなくある程度の
大きさを持つ、情報量の多い面の情報で評価することに
なり、走査位置毎の大きな変化も識別領域内に含まれる
走査線の数で平均化されるので誤識別の可能性を大きく
低減させることができる。
照明する光源に発光波長の異なる2種類の発光素子を使
い、これを交互に発光させて2種類の波長の透過光によ
る画像データを読み取るように構成した。これにより、
カラーコピー偽券およびカラーコピーを真正な紙幣に切
り継ないだ変造券などの識別が精度良く行うことができ
るだけでなく、磁気センサを併用した場合や磁気センサ
を多数個配列したセンサに比べてコストを大幅に低減す
ることができる。
黒コピーの偽造券やその切り継ぎ変造券を識別すること
が可能なセンサであるが、2種類の発光素子からなる光
源を含む本発明装置のセンサ部によってもその機能は維
持され、白黒コピーとカラーコピーによる偽造券およ
び、それらを切り継ぎした変造紙幣のすべてを精度良く
識別することが可能になる。
果の概略図である。
力例を示す図であって、(A)は赤色光で走査した場
合、(B)は赤外光で走査した場合を示している。
像データの出力例を示す図であって、(A)は赤色光で
走査した場合、(B)は赤外光で走査した場合を示して
いる。
明するための図である。
トである。
トである。
図であって、(A)は紙幣を平面的に見た図、(B)は
横から見た図である。
を示す図であって、(A)は紙幣の搬送方向に直交する
方向から見た図、(B)は紙幣の搬送方向から見た図で
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 紙幣を照明する光源および紙幣の搬送方
向と直角方向に配置されたリニアイメージセンサを有す
る受光部からなるセンサ手段と、紙幣からの透過光を前
記センサ部が紙幣の搬送に伴い所定間隔で断続的に検知
した画像の濃淡データを基に紙幣の真偽を識別する真偽
識別処理手段とを備えた紙幣鑑別装置において、 前記センサ手段は、前記光源を発光波長が異なる2種類
の発光素子によって構成し、前記受光部が2種類の波長
の透過光による画像の濃淡データを交互に読み取るよう
にしたことを特徴とする紙幣鑑別装置。 - 【請求項2】 前記2種類の発光素子は、その発光波長
が赤色光領域および赤外光領域の光を発光する素子であ
ることを特徴とする請求項1記載の紙幣鑑別装置。 - 【請求項3】 前記真偽識別処理手段は、前記センサ手
段によって得られた各波長の隣合う各1走査分の画像濃
淡データをそれぞれ複数の区間に分割し、各波長の区間
毎に画像濃淡データの最大値と最小値との差をそれぞれ
求めて比を取り、前記比を基準データと比較することで
紙幣の真偽を識別することを特徴とする請求項1記載の
紙幣鑑別装置。 - 【請求項4】 前記真偽識別処理手段は、前記センサ手
段によって得られた各波長の隣合う各1走査分の画像濃
淡データをそれぞれ複数の区間に分割し、各波長の区間
毎に隣合う画素間の濃淡データの差を取り、その差の絶
対値または二乗した値の和を取ることで、その区間での
読取画像の濃淡差を定量的に評価し、二つの波長による
評価結果の比を基準データと比較することで紙幣の真偽
を識別することを特徴とする請求項1記載の紙幣鑑別装
置。 - 【請求項5】 前記センサ手段は受光量に応じて露光時
間が自動制御されて適正な光量を受光する機能を有し、
前記真偽識別処理手段は前記露光時間を受けて二つの波
長による隣合う各1走査を行うのにかかった露光時間の
比から得られる透過率の比を基準データと比較すること
で紙幣の真偽を識別することを特徴とする請求項1記載
の紙幣鑑別装置。 - 【請求項6】前記センサ手段によって得られた紙幣の全
画像を縦横複数の領域に分割し、各領域に含まれる画像
データに対して真偽の識別を行うことを特徴とする請求
項3、4および5のいずれか1項に記載の紙幣鑑別装
置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12227197A JP3736028B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 紙幣鑑別装置 |
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---|---|---|---|
JP12227197A JP3736028B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 紙幣鑑別装置 |
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JP3736028B2 JP3736028B2 (ja) | 2006-01-18 |
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JP12227197A Expired - Fee Related JP3736028B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 紙幣鑑別装置 |
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