JPH0687175U - 履帯用パッド - Google Patents

履帯用パッド

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JPH0687175U
JPH0687175U JP2890193U JP2890193U JPH0687175U JP H0687175 U JPH0687175 U JP H0687175U JP 2890193 U JP2890193 U JP 2890193U JP 2890193 U JP2890193 U JP 2890193U JP H0687175 U JPH0687175 U JP H0687175U
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Application number
JP2890193U
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Inventor
達雄 鈴木
Original Assignee
株式会社鈴機商事
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Priority to EP93111313A priority patent/EP0579211B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 履板によるふんばり力を大きくすることがで
きると共に硬度の低い部分での滑り止め効果が得られ、
さらに汎用性をもつことができるようにする。 【構成】 弾性部材からなり、履板1の踏面側に取付け
る履帯用パッドにおいて、長手方向に分割された複数の
分割部分3a,3b,3c,3d,3eと、履板1の端
部に係合する係合部材11a,11bと、これらを貫通
して一体状に組立てる組立用ボルト15とからなり、履
板1の少なくとも両端部に位置する分割部分3d,3e
の弾性部材の硬度を他の分割部分の硬度より高くする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、無限軌道車両に用いられる履帯を構成する各履板に、走行路面の保 護用として取付ける履帯用パッドに関するものである。
【従来の技術】
従来より履帯から走行路面を保護するために、履帯を構成する各履板の踏面側 にパッドを取付けている。 この種の従来の履帯用パッドとしては、例えば実公昭62−32138号公報 に示されたものが知られている。 この従来例のものにあっては、一体状の弾性体に内装した平板状の芯金の両端 部を弾性体より突出し、その一方の端部を鉤状に形成してこれを履板の一端部に 引掛け、また他方の端部に履板の他端部に係合する押え板をボルト係合すること により履板上に着脱可能に取付けられるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の履帯用パッドにあっては踏面を構成する弾性体は全体にわたって一 体構成であったため、履板の長手方向に対してその弾性変形量等の性質は一定で あって、変えることができなかった。 またその長さも固定であるため、長さの異なる履板に対しては、それぞれに専 用の履帯用パッドを用いなければならず、多くの種類を用意しなければならなか った。
【0004】 本考案は上記のことに鑑みなされたもので、長手方向に弾性体の性質、例えば 硬度を変えることができて、また両端部と中央部の硬度を高くし、その他の部分 の硬度を低く、かつこの部分の厚さを厚くすることにより、弾性体の両端部の変 形が少なくなって履板によるふんばり力を大きくできると共に、硬度の低い部分 での走行路面に対するすべり止め効果を充分得ることができるようにし、また長 さの異なる履板に対して汎用性をもたせることができ、さらに履帯用パッドを履 板に取付けるための係合部材の強度を向上できるようにした履帯用パッドを提供 することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る履帯用パッドは弾性部材からなり、 履板1の踏面側に取付ける履帯用パッドにおいて、長手方向に分割された複数の 分割部分3a,3b,3c,3d,3eと、履板1の端部に係合する係合部材1 1a,11bと、これらを貫通して一体状に組立てる組立用ボルト15とからな り、履板1の少なくとも両端部に位置する分割部分3d,3eの弾性部材の硬度 を他の分割部分の硬度より高くした構成となっている。 また上記履帯1の端部に係合する係合部材11a,11bを鋳物にて構成し、 かつ外側先端部を円弧状に形成する。
【0006】
【作 用】
複数の分割部分3a,〜3eと両係合部材11a,11bとを組立用ボルト1 5にて貫通固定することにより一体状の履帯用パッドとなり、上記両係合部材1 1a,11bにて履板1の踏面側に取付けられる。 両端部に位置する分割部分3d,3eの弾性部材が他の部分より硬度が高いこ とにより履板1は安定してふんばることができる。
【0007】
【実 施 例】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図中1は乾地用の履帯を構成する履板であり、この履板1の踏面には少なくと も1本の突条2が長手方向に設けてある。 3は上記履板1の踏面に取付ける本考案に係る履帯用パッドであり、この履帯 用パッド3は長手方向に複数個の分割部分に分割されている。 この実施例では、中央部分3aと、この中央部分3aの両側に配置される中間 部分3b,3cと、端部分3d,3eとからなっており、各部分3a,〜3eの 断面形状は図2(c)に示すように略同一形状になっていて、弾性部材4の内部 に鋼板等の構造用材料からなるコ字状の補強部材5と、幅方向に離間する2個の ボルト貫通用のパイプ6とが焼付け一体状に内装してある。そして各部分3a、 〜3eの下面には上記履板1の突条2が通る凹溝7が設けてある。また上記両中 間部分3b,3eの下面には履板1と履帯リンク8に取付けるための履帯ボルト 9の頭部を逃げるための凹部10,10が形成されている。
【0008】 11a,11bは一対の係合部材で、この各係合部材11a,11bは履板1 の端部に係合するフック部12と、上記端部材3d,3eの端面に沿うブラケッ ト部13とからなり、このブラケット部13に上記両パイプ6,6に対応するボ ルト孔が設けてある。ブラケット部13には履板1の突条2の端部が係合する係 合穴14が設けてある。 15,15は上記フック部材11a,11bのボルト孔及び各部分3a,〜3 eのパイプ6を貫通して先端にナット16を螺合する組立用ボルトである。
【0009】 上記各分割部分3a、〜3eのうち、中央部分3aと両端部分3d,3eを構 成する弾性部材4はウレタンゴムにて構成されていて高い硬度となっている。ま た他の、中間部分3b,3cを構成する弾性部材4は白ゴム等比較的低い硬度の 材料が用いられている。そしてこの硬度の低い材料からなる中間部分3b,3c の高さ(厚さ)は硬度が高い部分3a,3d,3eのそれより少し高くなってい る。 なお各分割部分3a,〜3eの頂面には図示してないがすべり止めの凹凸が設 けてある。
【0010】 上記構成の履帯用パッド3は、履帯を構成する各履板1の踏面側に、各分割部 分3a,〜3eをならべて配置し、その両端にフック部12を履板1の端部に係 合した係合部材11a,11bのブラケット部13を沿わせてから、これらに組 立用ボルト15,15を貫通し、その先端にナット16を螺合することにより各 履板1に取付けられる。
【0011】 このとき、ナット16の締付けに対して組立用ボルト15が共回りしてしまう ことがあるが、この場合ボルト15の頭部を別のスパナで係止しなければならず 、やっかいである。 このため、図3(a)に示すように、組立用ボルト15の首下部に突起17を 突設して、これを一方の係合部材11bに設けた切欠18に係合して回転しない ようにしておけば、上記組立用ボルト15の共回りが防げる。
【0012】 なおこのとき、組立用ボルト15を上記一方の係合部材11bに溶接等にて固 着しておいてもよい。 また図3(b)に示すように、貫通する組立用ボルトを用いずに、一方の端部 材3e′のパイプにねじを設けておき、これに両側から組立用ボルト15a,1 5bを螺合して組立ててもよい。またこの端部材3e′を鋳物等強度を有する構 造材料で作り、これに上記ねじ孔を設けるようにしてもよい。
【0013】 上記各分割部分3a,〜3eの長さ方向の寸法は用いる履板1の長さに応じて 決められるが、複数種類の寸法のものを作っておき、これを適宜組合わせること により、長さの異なる種々の履板1に選択的に用いることができる。 また各分割部分の下面形状も、上記実施例のように1本の突条2を有する履板 用以外に、図3(c)に示すように、2本の突条2,2を有する履板1′に用い ることも、その下側形状を変えることにより容易に適用することができる。 また各分割部分3a,〜3e内に入れる補強部材5の形状も図2(d)に示す ように、パイプ6を抱きかかえるようにすることにより強度を増加することがで きる。
【0014】 また係合部材11a,11bは上記実施例では板材を用いた構成を図示したが 、これは図4(a),(b)に示すように鋳物構成でもよい。この場合フック部 12及び突条係合部13aはそれぞれ鋳型成形により成形され、また外側上端部 は大きな円弧状に形成する。またこの場合一方の係合部材に組立用ボルトが貫通 する孔を設け、他方の係合部材に、この組立用ボルトの先端が螺合するねじ孔を 設ける構成にしてもよい。
【0015】 上記構成の履帯用パッド3は硬度の高い分割部分で重量が支持され、硬度の低 い部分で変形してすべり止め作用がなされる。 また上記係合部材11a,11bが鋳物構成で、しかもこれの外側先端部が円 弧状になっていることにより、石コロ等の障害物が係合部材11a,11bに衝 突しても、その衝撃力が外方へそれて行き、この係合部材11a,11bに大き な衝撃力が作用するのが防止される。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、履帯用パッド3を装着した履帯においても、硬度が高い部分 でもって履板によるふんばり力を大きくできて、クレーン車等重量物を吊り上げ たり、また高所作業車等重心が高い作業車に用いても安定感を損なうことがない 。 また上記のようにふんばり力があるにはかかわらず、硬度の低い部分による弾 性変形でもって充分なすべり止め作用を得ることができる。 さらに分割部材3a,〜3eに異なる方法を用意しておくことにより、これを 適宜組合わせて長さの異なる履板にも用いることができ、汎用性をもたせること ができる。 また履帯用パッド3の両端部に位置してこれを履板に取付けるための係合部材 11a,11bを鋳物で構成すると共に、これの外側先端部を円弧状にしたこと により、石コロ等の障害物に対してこの係合部材11a,11bを保護でき、強 度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部破断正面図である。
【図2】(a)は図1に示す実施例の左側面図、(b)
は右側面図、(c)は図1のA−A線に沿う断面図、
(d)は他の実施例を示す断面図である。
【図3】(a)は係合部材と組立ボルトとの係合部を示
す断面図、(b)は組立ボルトの他例を示す断面図、
(c)は異なる履板に用いる例を示す断面図である。
【図4】(a)は鋳物構成の係合部材を示す断面図、
(b)はその断面図である。
【符号の説明】
1,1′…履板、2…突条、3…履帯用パッド、3a,
3b,3c,3d,3e,3e′…分割部分、4…弾性
部材、5…補強部材、6…パイプ、7…凹溝、8…履帯
リンク、9…履帯ボルト、10…凹部、11a,11b
…係合部材、12…フック部、13…ブラケット部、1
4…係合穴、15,15a,15b…組立用ボルト、1
6…ナット。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性部材からなり、履板1の踏面側に取
    付ける履帯用パッドにおいて、長手方向に分割された複
    数の分割部分3a,3b,3c,3d,3eと、履板1
    の端部に係合する係合部材11a,11bと、これらを
    貫通して一体状に組立てる組立用ボルト15とからな
    り、履板1の少なくとも両端部に位置する分割部分3
    d,3eの弾性部材の硬度を他の分割部分の硬度より高
    くしたことを特徴とする履帯用パッド。
  2. 【請求項2】 履帯1の端部に係合する係合部材11
    a,11bを鋳物にて構成し、かつ外側先端部を円弧状
    に形成したことを特徴とする請求項1記載の履帯用パッ
    ド。
JP2890193U 1992-07-15 1993-05-31 履帯用パッド Pending JPH0687175U (ja)

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JP2890193U JPH0687175U (ja) 1993-05-31 1993-05-31 履帯用パッド
US08/086,999 US5388900A (en) 1992-07-15 1993-07-07 Crawler pad
DE69330840T DE69330840T2 (de) 1992-07-15 1993-07-14 Raupenplatte
DE69317819T DE69317819T2 (de) 1992-07-15 1993-07-14 Raupenplatte
EP96111118A EP0733543B1 (en) 1992-07-15 1993-07-14 Crawler pad
EP93111313A EP0579211B1 (en) 1992-07-15 1993-07-14 Crawler pad
AU41976/93A AU673673B2 (en) 1992-07-15 1993-07-15 Crawler pad
AU36631/95A AU3663195A (en) 1992-07-15 1995-11-02 Crawler pad
US08/690,878 USRE36025E (en) 1992-07-15 1996-07-25 Crawler pad

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