JPH0686620U - 椅子カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 折りたたみ式椅子に簡便に用いることがで
き、椅子への着脱が容易で経済的であり、使用後は使い
捨てとして用い得るものを提供する。 【構成】 カバー全体を不織布で形成し、椅子の背当て
部（２）と座部（４）をそれぞれ被う背当て片（３）と
座部片（５）を有し、その両片に設けた掛け部（６、
８）を背当て部（２）と座部（４）に掛けると共に該座
部片（５）を座部（４）の裏面に折り返し、その折り返
し部（９）を両面粘着テープ（１０）で座部（４）の裏
面に保定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は椅子に装着するカバ−に関する。

【０００２】

【従来の技術】

高級な椅子では、椅子全体を白い布（綿）で被う椅子カバ−が存在するが、そ のカバ−の椅子への着脱は手間がかかるし、又洗濯しにくいものであった。一方 折りたたみ式の簡易な椅子には、椅子カバ−が取り付けられていないのが実状で ある。

【０００３】

【考案の解決課題】

本考案は、上記椅子カバ−を改良するものであって、特に折りたたみ式椅子に 簡便に用いることができると共に、椅子への着脱が容易で経済的にでき、使用後 は使い捨てとしても使用きるようにしたものである。

【０００４】

【課題の解決手段】

本考案は、カバ−全体を不織布で形成し、椅子の背当て部と座部を別々に、あ るいは一度に背当て部と座部を被う背当て片と座部片を有し、該背当て片または 両片に設けた掛け部を背当て部や座部に掛けて該座部片を座部の裏面に折り返し その折り返し部を両面粘着テープ等の保定具で保定するようにしたものである。

【０００５】

【実施例】

椅子カバ−は、椅子（１）の背当て部（２）を被う背当て片（３）と、座部（ ４）を被う座部片（５）を備え、これら両片は不織布で形成されている。図１に 示すものは背当て片（３）と座部片（５）を別体にしたもので、図３〜図５に示 すものは両片を一体に形成したものである。

【０００６】 上記背当て片（３）は、上記椅子の背当て部（２）の上部に着脱可能に掛け得 る掛け部（６）を有し、これを掛けた後に、該背当て片（３）の下部内面に設け た両面粘着テープ（７）で保定している。

【０００７】 座部片（５）は、図１に示すものでは、座部（４）の前部に着脱可能に掛け得 る掛け部（８）を有し、その座部を被った後、座部の後方より裏面側に折り返し 、その折り返し部（９）を両面粘着テープ(10)で座部裏面に保定している。なお 、上記両面粘着テープに代えて面ファスナーを用いる場合は、その一対の一方を 座部片側に、他方を座部の裏面に設けることができるが、該座部の裏面が上記面 ファスナ−が付着可能な布等で形成されている場合は、面ファスナ−の対の一方 を省略することができる。

【０００８】 図３〜図５に示す座部片（５）は、座部片を座部の前方より裏面に折り返し、 その折り返し部（９）を両面粘着テープ(10)で裏面に保定している。

【０００９】 図４に示すものは、背当て片（３）に孔(11)を形成した場合であり、図５のも のは背当て片（３）にくびれ部(12)を形成した場合を示している。

【００１０】 上記掛け部（６），（８）は、図示のものでは側縁を縫着，溶着等して袋状に 形成されているが、上記背当て片と座部片の隣接する縁部間に帯片を斜状に渡し て掛け部を形成するようにしてもよい。

【００１１】 上記背当て片と座部片に保定具として両面粘着テープを設けているが、これに 代えてスナップボタンその他の保定具を用いることができる。

【００１２】 上記図３〜図５のものでは、座部表面にも保定できるように座部片にも両面粘 着テープ(13)を設けている。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は上記のように構成され、折りたたみ式椅子等に簡便に取り付け取り外 しができ取扱い易い上に、取り付けた状態もすっきりしていて椅子の美感を損う ことがない。しかも全体が不織布で形成され経済的に製造することができると共 に使用後は使い捨てとして用いることもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す一部切欠いた斜面図であ
る。

【図２】取り付け状態を示す斜面図である。

【図３】他の例を示す斜面図である。

【図４】更に他の例を示す斜面図である。

【図５】他の別の例を示す斜面図である。

【符号の説明】

２ 背当て部 ３ 背当て片 ４ 座部 ５ 座部片 ６，８ 掛け部 ７，１０ 両面粘着テープ ９ 折り返し部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 不織布で形成し、椅子の背当て部に相応
   する大きさでその背当て部の上部に掛け得る掛け部を有
   する背当て片と、上記椅子の座部の前部に掛け得る掛け
   部を有し座部を被い座部の後方より折り返しその折り返
   し部を座部の裏面に保定する保定具を有する座部片を備
   えた椅子カバ−。
2. 【請求項２】 不織布で形成し、椅子の背当て部に相応
   する大きさでその背当て部に掛け得る掛け部を有する背
   当て片を設け、該背当て片に連続し上記椅子の座部を被
   い座部の前方より折り返しその折り返し部を座部の裏面
   に保定する保定具を有する座部片を備えた椅子カバ−。
3. 【請求項３】 上記保定具を両面粘着テープとした請求
   項１または２に記載の椅子カバ−。