JPH0686403A - 電気車制御装置 - Google Patents
電気車制御装置Info
- Publication number
- JPH0686403A JPH0686403A JP4235601A JP23560192A JPH0686403A JP H0686403 A JPH0686403 A JP H0686403A JP 4235601 A JP4235601 A JP 4235601A JP 23560192 A JP23560192 A JP 23560192A JP H0686403 A JPH0686403 A JP H0686403A
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- JP
- Japan
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- circuit breaker
- charging resistor
- breaker
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インバータの短絡故障時に再起動を確実に阻
止する。 【構成】 この発明の電気車制御装置は、主回路を起動
した場合に、フィルタコンデンサが充電されないために
その両端電圧が所定値以上にならないときには、スイッ
チ回路が充電抵抗器回路を短絡する遮断器を投入させ
ず、また、充電抵抗器回路を短絡する遮断器を投入して
から所定時間経過してもフィルタコンデンサが充電され
ないためにその両端電圧が所定値以上にならないときに
は、スイッチ回路がこの充電抵抗器回路を開閉する遮断
器を開放する。これによって、インバータに短絡事故が
発生していれば、主回路を再起動しても、フィルタコン
デンサが充電されないために充電抵抗器回路を短絡する
遮断器を閉じることも、充電抵抗器回路を開閉する遮断
器を一定時間以上閉じておくこともできないようにし
て、インバータに短絡電流が長い時間流れて事故が拡大
することを確実に防止する。
止する。 【構成】 この発明の電気車制御装置は、主回路を起動
した場合に、フィルタコンデンサが充電されないために
その両端電圧が所定値以上にならないときには、スイッ
チ回路が充電抵抗器回路を短絡する遮断器を投入させ
ず、また、充電抵抗器回路を短絡する遮断器を投入して
から所定時間経過してもフィルタコンデンサが充電され
ないためにその両端電圧が所定値以上にならないときに
は、スイッチ回路がこの充電抵抗器回路を開閉する遮断
器を開放する。これによって、インバータに短絡事故が
発生していれば、主回路を再起動しても、フィルタコン
デンサが充電されないために充電抵抗器回路を短絡する
遮断器を閉じることも、充電抵抗器回路を開閉する遮断
器を一定時間以上閉じておくこともできないようにし
て、インバータに短絡電流が長い時間流れて事故が拡大
することを確実に防止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電気車制御装置に関
し、特にインバータの短絡故障時に再起動を阻止するこ
とにより連鎖故障の発生を防止するようにした電気車制
御装置に関する。
し、特にインバータの短絡故障時に再起動を阻止するこ
とにより連鎖故障の発生を防止するようにした電気車制
御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、フィルタリアクトルとフィルタコ
ンデンサとを備えた電気車制御装置として図２に示す回
路構成のものが知られている。この従来の電気車制御装
置は、架線からパンタグラフ１で集電した電源電力を、
過電流リレー２、充電抵抗器回路の開閉用の遮断器３、
充電抵抗器回路の短絡用の遮断器４を通してフィルタリ
アクトル６、フィルタコンデンサ７に導いて平滑し、こ
の平滑電力をインバータ９に供給し、ここでスイッチン
グ素子のスイッチング制御によって所望の交流電力に変
換し、負荷としての誘導電動機１０に供給し、駆動する
ようにした主回路が備えられている。なお、充電抵抗器
回路の遮断器４と並列に充電抵抗器５が設けられてい
て、立上げ時には、この充電抵抗器５を通してフィルタ
リアクトル６およびフィルタコンデンサ７に電源を供給
するようにしている。
ンデンサとを備えた電気車制御装置として図２に示す回
路構成のものが知られている。この従来の電気車制御装
置は、架線からパンタグラフ１で集電した電源電力を、
過電流リレー２、充電抵抗器回路の開閉用の遮断器３、
充電抵抗器回路の短絡用の遮断器４を通してフィルタリ
アクトル６、フィルタコンデンサ７に導いて平滑し、こ
の平滑電力をインバータ９に供給し、ここでスイッチン
グ素子のスイッチング制御によって所望の交流電力に変
換し、負荷としての誘導電動機１０に供給し、駆動する
ようにした主回路が備えられている。なお、充電抵抗器
回路の遮断器４と並列に充電抵抗器５が設けられてい
て、立上げ時には、この充電抵抗器５を通してフィルタ
リアクトル６およびフィルタコンデンサ７に電源を供給
するようにしている。
【０００３】そして、このような従来の電気車制御装置
では、起動スイッチ２１を投入することにより、遮断器
３の制御コイル３Ａを加圧し、その主接点である遮断器
３を閉じて充電抵抗器５、フィルタリアクトル６を通し
てフィルタコンデンサ７を充電すると共に、制御コイル
３Ａが補助接点３Ｂを閉じて遮断器４の制御コイル４Ａ
を加圧して、その主接点である遮断器４を閉じ、充電抵
抗器５を短絡するようにした制御回路が備えられてい
る。
では、起動スイッチ２１を投入することにより、遮断器
３の制御コイル３Ａを加圧し、その主接点である遮断器
３を閉じて充電抵抗器５、フィルタリアクトル６を通し
てフィルタコンデンサ７を充電すると共に、制御コイル
３Ａが補助接点３Ｂを閉じて遮断器４の制御コイル４Ａ
を加圧して、その主接点である遮断器４を閉じ、充電抵
抗器５を短絡するようにした制御回路が備えられてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の電気車制御装置では、遮断器３が投入されると、
フィルタコンデンサ７の電圧とは無関係に、強制的に遮
断器４が投入されるようになっており、他方、過電流に
対する保護は過電流が流れて過電流リレー２がオンする
と、接点２Ａを閉じて補助リレー２３をオンし、その補
助接点２３Ａによって遮断器３の制御コイル３Ａを消磁
して遮断器３を開放し、主回路を保護するようにしてい
たために、次のような問題点があった。
従来の電気車制御装置では、遮断器３が投入されると、
フィルタコンデンサ７の電圧とは無関係に、強制的に遮
断器４が投入されるようになっており、他方、過電流に
対する保護は過電流が流れて過電流リレー２がオンする
と、接点２Ａを閉じて補助リレー２３をオンし、その補
助接点２３Ａによって遮断器３の制御コイル３Ａを消磁
して遮断器３を開放し、主回路を保護するようにしてい
たために、次のような問題点があった。
【０００５】すなわち、過電流リレー２がオンすると補
助リレー２３が自己保持するために、再起動したいとき
には、リセットスイッチ２２を押して補助リレー２３を
いったんリセットした後、再度、起動スイッチ２１を投
入して起動を行なうのであるが、過電流の原因がインバ
ータ９内の短絡故障である場合にも、このリセット、再
起動操作によって遮断器３，４が再投入されて主回路を
構成することができるために再度過電流が流れることに
なり、短絡故障に気付かないで再起動を繰り返すことに
よって、故障箇所以外の主回路構成機器、電線などを損
傷して事故を拡大してしまう恐れがある問題点があっ
た。
助リレー２３が自己保持するために、再起動したいとき
には、リセットスイッチ２２を押して補助リレー２３を
いったんリセットした後、再度、起動スイッチ２１を投
入して起動を行なうのであるが、過電流の原因がインバ
ータ９内の短絡故障である場合にも、このリセット、再
起動操作によって遮断器３，４が再投入されて主回路を
構成することができるために再度過電流が流れることに
なり、短絡故障に気付かないで再起動を繰り返すことに
よって、故障箇所以外の主回路構成機器、電線などを損
傷して事故を拡大してしまう恐れがある問題点があっ
た。
【０００６】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みなされたもので、インバータの短絡故障が発生した場
合には、フィルタコンデンサが充電されない点に注目
し、フィルタコンデンサが充電されないと充電抵抗器回
路を短絡する遮断器が投入できないようにして、また充
電抵抗器回路を開閉する遮断器を投入してから一定時間
経過してもフィルタコンデンサが充電されない場合にこ
の遮断器を強制的に開放するようにして、拡大事故の発
生を確実に防止するようにした電気車制御装置を提供す
ることを目的とする。
みなされたもので、インバータの短絡故障が発生した場
合には、フィルタコンデンサが充電されない点に注目
し、フィルタコンデンサが充電されないと充電抵抗器回
路を短絡する遮断器が投入できないようにして、また充
電抵抗器回路を開閉する遮断器を投入してから一定時間
経過してもフィルタコンデンサが充電されない場合にこ
の遮断器を強制的に開放するようにして、拡大事故の発
生を確実に防止するようにした電気車制御装置を提供す
ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明の電気車制御装
置は、インバータへの入力電流を平滑するフィルタリア
クトルおよびフィルタコンデンサと、前記フィルタコン
デンサ充電用の充電抵抗器回路と、前記充電抵抗器回路
を開閉する遮断器と、前記充電抵抗器回路を短絡する遮
断器と、前記フィルタコンデンサの両端電圧を検出する
電圧検出器と、前記電圧検出器の出力が所定値以上にな
ったときに前記充電抵抗器回路を短絡する遮断器を投入
するスイッチ回路と、前記充電抵抗器回路を開閉する遮
断器を投入してから所定時間経過しても前記電圧検出器
の出力が所定値以上にならない場合に前記充電抵抗器回
路を開閉する遮断器を開放するスイッチ回路とを備えた
ものである。
置は、インバータへの入力電流を平滑するフィルタリア
クトルおよびフィルタコンデンサと、前記フィルタコン
デンサ充電用の充電抵抗器回路と、前記充電抵抗器回路
を開閉する遮断器と、前記充電抵抗器回路を短絡する遮
断器と、前記フィルタコンデンサの両端電圧を検出する
電圧検出器と、前記電圧検出器の出力が所定値以上にな
ったときに前記充電抵抗器回路を短絡する遮断器を投入
するスイッチ回路と、前記充電抵抗器回路を開閉する遮
断器を投入してから所定時間経過しても前記電圧検出器
の出力が所定値以上にならない場合に前記充電抵抗器回
路を開閉する遮断器を開放するスイッチ回路とを備えた
ものである。
【０００８】
【作用】この発明の電気車制御装置では、主回路を起動
した場合に、フィルタコンデンサが充電されないために
その両端電圧を検出する電圧検出器の出力が所定値以上
にならないときには、スイッチ回路が充電抵抗器回路を
短絡する遮断器を投入させず、また、充電抵抗器回路を
短絡する遮断器を投入してから所定時間経過してもフィ
ルタコンデンサが充電されないためにその両端電圧を検
出する電圧検出器の出力が所定値以上にならないときに
は、スイッチ回路がこの充電抵抗器回路を開閉する遮断
器を開放するように動作する。
した場合に、フィルタコンデンサが充電されないために
その両端電圧を検出する電圧検出器の出力が所定値以上
にならないときには、スイッチ回路が充電抵抗器回路を
短絡する遮断器を投入させず、また、充電抵抗器回路を
短絡する遮断器を投入してから所定時間経過してもフィ
ルタコンデンサが充電されないためにその両端電圧を検
出する電圧検出器の出力が所定値以上にならないときに
は、スイッチ回路がこの充電抵抗器回路を開閉する遮断
器を開放するように動作する。
【０００９】これによって、主回路に再起動操作をして
も、インバータ側の短絡事故が発生していた場合には、
フィルタコンデンサが充電されないために充電抵抗器回
路を短絡する遮断器を閉じることも、充電抵抗器回路を
開閉する遮断器を一定時間以上閉じておくこともできな
いようにして、インバータに短絡電流が長い時間流れて
事故が拡大することを確実に防止する。
も、インバータ側の短絡事故が発生していた場合には、
フィルタコンデンサが充電されないために充電抵抗器回
路を短絡する遮断器を閉じることも、充電抵抗器回路を
開閉する遮断器を一定時間以上閉じておくこともできな
いようにして、インバータに短絡電流が長い時間流れて
事故が拡大することを確実に防止する。
【００１０】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
する。
【００１１】図１はこの発明の一実施例の回路構成を示
している。この図１に示す電気車制御装置の主回路は、
架線から電源電力を集電するパンタグラフ１、主回路に
過電流が流れたときに作用する過電流リレー２、充電抵
抗器回路を開閉する遮断器３、充電抵抗器回路を短絡す
る遮断器４、この遮断器４と並列に設けられた充電抵抗
器５、直流電源を平滑するためのフィルタリアクトル６
およびフィルタコンデンサ７、このフィルタコンデンサ
７の両端電圧、すなわち充電電圧を検出する電圧検出器
８を備え、フィルタコンデンサ７によって平滑した直流
電力をインバータ９に供給し、ここで直流−交流変換
し、所望の大きさの交流電力にして誘導電動機１０に供
給するようになっている。
している。この図１に示す電気車制御装置の主回路は、
架線から電源電力を集電するパンタグラフ１、主回路に
過電流が流れたときに作用する過電流リレー２、充電抵
抗器回路を開閉する遮断器３、充電抵抗器回路を短絡す
る遮断器４、この遮断器４と並列に設けられた充電抵抗
器５、直流電源を平滑するためのフィルタリアクトル６
およびフィルタコンデンサ７、このフィルタコンデンサ
７の両端電圧、すなわち充電電圧を検出する電圧検出器
８を備え、フィルタコンデンサ７によって平滑した直流
電力をインバータ９に供給し、ここで直流−交流変換
し、所望の大きさの交流電力にして誘導電動機１０に供
給するようになっている。
【００１２】そしてこの電気車制御装置の制御回路は、
起動スイッチ２１、この起動スイッチ２１に直列に接続
された常閉接点である補助リレー接点２３Ａと、遮断器
３の開閉動作を行なう遮断器コイル３Ａとを備えてい
る。また起動スイッチ２１に対して、補助リレー接点２
３Ａおよび遮断器コイル３Ａと並列になるように接続さ
れた遮断器補助接点３Ｂと、遮断器４の開閉動作を行な
う遮断器コイル４Ａと、スイッチ回路としてのトランジ
スタ２４との直列回路を備えている。
起動スイッチ２１、この起動スイッチ２１に直列に接続
された常閉接点である補助リレー接点２３Ａと、遮断器
３の開閉動作を行なう遮断器コイル３Ａとを備えてい
る。また起動スイッチ２１に対して、補助リレー接点２
３Ａおよび遮断器コイル３Ａと並列になるように接続さ
れた遮断器補助接点３Ｂと、遮断器４の開閉動作を行な
う遮断器コイル４Ａと、スイッチ回路としてのトランジ
スタ２４との直列回路を備えている。
【００１３】制御回路はさらに、起動スイッチ２１に直
列に接続されたリセットスイッチ２２と、補助リレー２
３と、もう１つのスイッチ回路としてのトランジスタ２
５との直列回路を備えている。そして、このトランジス
タ２５に並列に、補助リレー接点２３Ｂと過電流リレー
接点２Ａとの並列回路が接続されている。
列に接続されたリセットスイッチ２２と、補助リレー２
３と、もう１つのスイッチ回路としてのトランジスタ２
５との直列回路を備えている。そして、このトランジス
タ２５に並列に、補助リレー接点２３Ｂと過電流リレー
接点２Ａとの並列回路が接続されている。
【００１４】制御回路はさらに、フィルタコンデンサ７
の電圧検出器８の出力を設定値と比較し、大きくなった
ときに“Ｈ”レベル出力をトランジスタ２４のベースに
出力してトランジスタ２４をターンオンさせる比較器２
６を備えている。さらにまた、遮断器コイル３によって
駆動される補助接点３Ｃとオンディレイタイマ２７、遮
断器コイル４によって駆動される補助接点４Ｂと反転器
２８、これらのオンディレイタイマ２７の出力と反転器
２８の出力とのＡＮＤ論理で動作し、トランジスタ２５
のスイッチングを制御するＡＮＤ回路２９を備えてい
る。
の電圧検出器８の出力を設定値と比較し、大きくなった
ときに“Ｈ”レベル出力をトランジスタ２４のベースに
出力してトランジスタ２４をターンオンさせる比較器２
６を備えている。さらにまた、遮断器コイル３によって
駆動される補助接点３Ｃとオンディレイタイマ２７、遮
断器コイル４によって駆動される補助接点４Ｂと反転器
２８、これらのオンディレイタイマ２７の出力と反転器
２８の出力とのＡＮＤ論理で動作し、トランジスタ２５
のスイッチングを制御するＡＮＤ回路２９を備えてい
る。
【００１５】次に、上記構成の電気車制御装置の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【００１６】起動スイッチ２１を投入すれば、充電抵抗
器回路を開閉する遮断器３に対する遮断器コイル３Ａが
加圧され、このコイル３Ａのリレー接点としての遮断器
３が投入されて充電抵抗器５を通してフィルタコンデン
サ７が充電される。
器回路を開閉する遮断器３に対する遮断器コイル３Ａが
加圧され、このコイル３Ａのリレー接点としての遮断器
３が投入されて充電抵抗器５を通してフィルタコンデン
サ７が充電される。
【００１７】そこでフィルタコンデンサ７が所定の電圧
値以上に充電されれば、比較器２６が“Ｈ”レベル出力
を出し、スイッチ回路としてのトランジスタ２４をオン
する。前述の遮断器コイル３Ａの加圧によってその補助
接点３Ｂがオンとなっているので、このトランジスタ２
４の導通によって、充電抵抗器回路を短絡する遮断器４
に対する遮断器コイル４Ａが加圧されるようになり、こ
のコイル４Ａのリレー接点としての遮断器４が投入さ
れ、充電抵抗器５を短絡してフィルタコンデンサ７の充
電を完了し、インバータ９の制御が開始される。
値以上に充電されれば、比較器２６が“Ｈ”レベル出力
を出し、スイッチ回路としてのトランジスタ２４をオン
する。前述の遮断器コイル３Ａの加圧によってその補助
接点３Ｂがオンとなっているので、このトランジスタ２
４の導通によって、充電抵抗器回路を短絡する遮断器４
に対する遮断器コイル４Ａが加圧されるようになり、こ
のコイル４Ａのリレー接点としての遮断器４が投入さ
れ、充電抵抗器５を短絡してフィルタコンデンサ７の充
電を完了し、インバータ９の制御が開始される。
【００１８】ここで、インバータ９の内部で短絡故障が
発生したならば、過電流リレー２に過電流が流れ、過電
流リレー２がオンして、その補助接点２Ａもオンし、こ
の補助接点２Ａによって補助リレー２３をオンし（それ
まで、トランジスタ２５がオフしているために補助リレ
ー２３はオフ状態であった）、さらにその補助接点２３
Ｂで自己保持すると共に、補助接点２３Ａをオフして遮
断器コイル３Ａの加圧を解き、遮断器３をオフ（遮断）
動作させて過電流の通流を遮断する。
発生したならば、過電流リレー２に過電流が流れ、過電
流リレー２がオンして、その補助接点２Ａもオンし、こ
の補助接点２Ａによって補助リレー２３をオンし（それ
まで、トランジスタ２５がオフしているために補助リレ
ー２３はオフ状態であった）、さらにその補助接点２３
Ｂで自己保持すると共に、補助接点２３Ａをオフして遮
断器コイル３Ａの加圧を解き、遮断器３をオフ（遮断）
動作させて過電流の通流を遮断する。
【００１９】この後、起動スイッチ２１をオフした後、
リセットスイッチ２２をオンすると、補助リレー２３が
オフして、再起動に備えられることになる。
リセットスイッチ２２をオンすると、補助リレー２３が
オフして、再起動に備えられることになる。
【００２０】そこで、再起動のために起動スイッチ２１
を再度オンすると、遮断器コイル３Ａが加圧されて遮断
器３が投入され、充電抵抗器５を通してフィルタコンデ
ンサ７を充電しようとするが、インバータ９に短絡故障
が発生している状態では、フィルタコンデンサ７は充電
されず、電圧検出器８が所定以上の電圧値を検出するこ
とができず、この結果、比較器２６の出力がなくてトラ
ンジスタ２４がオフのままとなって、充電抵抗器回路を
短絡する遮断器４の遮断器コイル４Ａを加圧することが
できない。したがって、この遮断器コイル４Ａによって
動作する遮断器４を投入することができず、過大な電流
が主回路に流れるのを防止することができる。
を再度オンすると、遮断器コイル３Ａが加圧されて遮断
器３が投入され、充電抵抗器５を通してフィルタコンデ
ンサ７を充電しようとするが、インバータ９に短絡故障
が発生している状態では、フィルタコンデンサ７は充電
されず、電圧検出器８が所定以上の電圧値を検出するこ
とができず、この結果、比較器２６の出力がなくてトラ
ンジスタ２４がオフのままとなって、充電抵抗器回路を
短絡する遮断器４の遮断器コイル４Ａを加圧することが
できない。したがって、この遮断器コイル４Ａによって
動作する遮断器４を投入することができず、過大な電流
が主回路に流れるのを防止することができる。
【００２１】さらに、この状態が一定時間続くと、オン
ディレイタイマ２７が出力し、ＡＮＤ回路２９が出力し
てトランジスタ２５をオンさせ、補助リレー２３を再度
オンさせて自己保持させ、同時に遮断器コイル３Ａの加
圧を解いて遮断器３をオフさせ、主回路を開放すること
になる。
ディレイタイマ２７が出力し、ＡＮＤ回路２９が出力し
てトランジスタ２５をオンさせ、補助リレー２３を再度
オンさせて自己保持させ、同時に遮断器コイル３Ａの加
圧を解いて遮断器３をオフさせ、主回路を開放すること
になる。
【００２２】こうして、この実施例の電気車制御装置で
は、インバータ９の短絡故障が発生した場合には、フィ
ルタコンデンサ７が充電されない点に注目し、フィルタ
コンデンサ７が充電されないと充電抵抗器回路を短絡す
る遮断器４が投入できないようにし、また充電抵抗器回
路を開閉する遮断器３を投入してから一定時間経過して
もフィルタコンデンサ７が充電されない場合にこの遮断
器３を強制的に開放することにより、短絡故障時の再起
動による拡大事故の発生を確実に防止する。
は、インバータ９の短絡故障が発生した場合には、フィ
ルタコンデンサ７が充電されない点に注目し、フィルタ
コンデンサ７が充電されないと充電抵抗器回路を短絡す
る遮断器４が投入できないようにし、また充電抵抗器回
路を開閉する遮断器３を投入してから一定時間経過して
もフィルタコンデンサ７が充電されない場合にこの遮断
器３を強制的に開放することにより、短絡故障時の再起
動による拡大事故の発生を確実に防止する。
【００２３】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ず、スイッチ回路にトランジスタ以外のスイッチング素
子を用いることができ、論理回路もそれと同等の構成と
することができる。さらに、マイクロコンピュータに組
み込んだソフトウェアプログラムによる制御とすること
も可能である。
ず、スイッチ回路にトランジスタ以外のスイッチング素
子を用いることができ、論理回路もそれと同等の構成と
することができる。さらに、マイクロコンピュータに組
み込んだソフトウェアプログラムによる制御とすること
も可能である。
【００２４】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、主回路
を起動した場合に、フィルタコンデンサが充電されない
ためにその両端電圧を検出する電圧検出器の出力が所定
値以上にならないときには、スイッチ回路が充電抵抗器
回路を短絡する遮断器を投入させず、また、充電抵抗器
回路を短絡する遮断器を投入してから所定時間経過して
もフィルタコンデンサが充電されないためにその両端電
圧を検出する電圧検出器の出力が所定値以上にならない
ときには、スイッチ回路がこの充電抵抗器回路を開閉す
る遮断器を開放するようにしているので、主回路に再起
動操作をしても、インバータ側の短絡故障が発生してい
る場合には、フィルタコンデンサが充電されないために
充電抵抗器回路を短絡する遮断器が閉じられることがな
く、充電抵抗器回路を開閉する遮断器が一定時間以上閉
じられることもなく、主回路の再起動を確実に阻止する
ことができ、インバータに短絡電流が長い時間流れて事
故が拡大することを確実に防止することができる。
を起動した場合に、フィルタコンデンサが充電されない
ためにその両端電圧を検出する電圧検出器の出力が所定
値以上にならないときには、スイッチ回路が充電抵抗器
回路を短絡する遮断器を投入させず、また、充電抵抗器
回路を短絡する遮断器を投入してから所定時間経過して
もフィルタコンデンサが充電されないためにその両端電
圧を検出する電圧検出器の出力が所定値以上にならない
ときには、スイッチ回路がこの充電抵抗器回路を開閉す
る遮断器を開放するようにしているので、主回路に再起
動操作をしても、インバータ側の短絡故障が発生してい
る場合には、フィルタコンデンサが充電されないために
充電抵抗器回路を短絡する遮断器が閉じられることがな
く、充電抵抗器回路を開閉する遮断器が一定時間以上閉
じられることもなく、主回路の再起動を確実に阻止する
ことができ、インバータに短絡電流が長い時間流れて事
故が拡大することを確実に防止することができる。
【図１】この発明の一実施例の回路ブロック図。
【図２】従来例の回路ブロック図。
１ パンタグラフ ２ 過電流リレー ２Ａ 補助接点 ３ 遮断器 ３Ａ〜３Ｃ 補助接点 ４ 遮断器 ４Ａ，４Ｂ 補助接点 ５ 充電抵抗器 ６ フィルタリアクトル ７ フィルタコンデンサ ８ 電圧検出器 ９ インバータ １０ 誘導電動機 ２１ 起動スイッチ ２２ リセットスイッチ ２３ 補助リレー ２３Ａ，２３Ｂ 補助接点 ２４ トランジスタ ２５ トランジスタ ２６ 比較器 ２７ オンディレイタイマ ２８ 反転器 ２９ ＡＮＤ回路
Claims (1)
- 【請求項１】 インバータへの入力電流を平滑するフィ
ルタリアクトルおよびフィルタコンデンサと、前記フィ
ルタコンデンサ充電用の充電抵抗器回路と、前記充電抵
抗器回路を開閉する遮断器と、前記充電抵抗器回路を短
絡する遮断器と、前記フィルタコンデンサの両端電圧を
検出する電圧検出器と、前記電圧検出器の出力が所定値
以上になったときに前記充電抵抗器回路を短絡する遮断
器を投入するスイッチ回路と、前記充電抵抗器回路を開
閉する遮断器を投入してから所定時間経過しても前記電
圧検出器の出力が所定値以上にならない場合に前記充電
抵抗器回路を開閉する遮断器を開放するスイッチ回路と
を備えて成る電気車制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4235601A JPH0686403A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 電気車制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4235601A JPH0686403A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 電気車制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0686403A true JPH0686403A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16988426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4235601A Pending JPH0686403A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 電気車制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0686403A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003289601A (ja) * | 2002-03-28 | 2003-10-10 | Honda Motor Co Ltd | 車両駆動装置の給電装置 |
| JP2005192324A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Toyota Motor Corp | 電源系統の異常検知装置 |
| JP2006320176A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Hitachi Ltd | インバータの診断方法及び装置 |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP4235601A patent/JPH0686403A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003289601A (ja) * | 2002-03-28 | 2003-10-10 | Honda Motor Co Ltd | 車両駆動装置の給電装置 |
| JP2005192324A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Toyota Motor Corp | 電源系統の異常検知装置 |
| JP4604485B2 (ja) * | 2003-12-25 | 2011-01-05 | トヨタ自動車株式会社 | 電源系統の異常検知装置 |
| JP2006320176A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Hitachi Ltd | インバータの診断方法及び装置 |
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