JPH0686081U - 電力系統の電圧または電流信号の検出装置 - Google Patents

電力系統の電圧または電流信号の検出装置

Info

Publication number
JPH0686081U
JPH0686081U JP2829793U JP2829793U JPH0686081U JP H0686081 U JPH0686081 U JP H0686081U JP 2829793 U JP2829793 U JP 2829793U JP 2829793 U JP2829793 U JP 2829793U JP H0686081 U JPH0686081 U JP H0686081U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
power system
voltage
detection device
current signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2829793U
Other languages
English (en)
Inventor
吉村  隆志
孝典 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP2829793U priority Critical patent/JPH0686081U/ja
Publication of JPH0686081U publication Critical patent/JPH0686081U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】メモリ容量の節約やデータ処理装置とのデータ
伝送に要する時間を短縮できる電力系統の電圧または電
流信号の検出装置を提供する。 【構成】電力系統の電圧または電流信号検出装置1は、
起動信号受信部7に起動信号が入力されるとそれ以降に
サンプルされたデータを有効データと判定して記憶部5
に取り込む。この時先頭データはそのまま記憶し、それ
以降のデータを1つ前のデータとの差分を示すデータに
圧縮して記憶する。また、電力系統の電圧または電流信
号検出装置1は、この圧縮データをデータ解析装置等に
出力回路6を介して出力する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電力系統の電圧や電流等を計測し、この計測データをディジタル データに変換して記録または処理するディジタル伝送オシロ装置等の電力系統の 電圧または電流信号の検出装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
変電所等では電力系統の現象を捕らえるために電力系統の電圧や電流等のアナ ログ信号を検出してディジタルデータに変換し、このディジタルデータの内所定 のタイミング以降にサンプリングしたデータを有効データとして取り込み、記録 する。またこの記録した有効データを伝送回線等を介してデータ処理装置に出力 して、データ処理装置がこのデータの解析処理等を行って電力系統の事故現象等 を捕らえていた。これによって、変電所等では電力系統の運転が保護、監視され ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
一般的な電力系統の電圧または電流の検出装置は、電力系統の電圧や電流のア ナログ信号を12ビット程度の分解能でAD変換を行い、1つのデータを2バイ ト(16ビット)のデータとして取り扱っている。
【0004】 このため、電力系統の電圧または電流の検出装置では、これらの有効データを 全て2バイトで記憶するためにメモリの記憶容量が非常に大きくなり、また、有 効データをデータ処理装置へ伝送する際のデータ通信時間が長くなる欠点があっ た。
【0005】 この考案の目的は、データを記憶するためのメモリ容量を少なくし、また、デ ータ処理装置とのデータ伝送に要する時間を短縮可能な電力系統の電圧または電 流信号の検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の電力系統の電圧または電流信号の検出装置は、電力系統の電圧や電 流等のアナログ信号をnビットでサンプリングしてディジタルデータに変換する AD変換部と、前記AD変換部で変換されたディジタルデータの内から所定のタ イミング以降にサンプリングしたディジタルデータを有効データとして記録また はデータ処理装置に出力する手段と、を備え、 前記有効データのうち最初のサンプリングに係るデータをnビットで記録また は前記データ処理装置に出力し、それ以降の有効データを1つ前の有効データと の差分を表すmビット(m<n)の差分データに圧縮して記録または前記データ 処理装置に出力するデータ圧縮手段を備えたことを特徴とする。
【0007】 また、前記所定のタイミングは、保護継電器を作動させる保護継電器起動信号 の発生タイミングであることを特徴とする。
【0008】
【作用】
この考案の電力系統の電圧または電流信号の検出装置においては、電力系統の 電圧や電流のアナログ信号をnビットでサンプリングしてディジタルデータに変 換し、このディジタルデータの内から所定のタイミング以降にサンプリングした データを有効データとする。この有効データの最初のデータ以外は、1つ前の有 効データとの差分を表すmビット(m<n)の差分データに圧縮して記録または データ処理装置に出力する。
【0009】 また、有効データとする前記所定のタイミングは、保護継電器を作動させる保 護継電器起動信号の発生タイミングである。
【0010】
【実施例】
図1は、この発明の実施例である電力系統の電圧または電流信号検出装置の構 成を示す図である。同実施例である電力系統の電圧または電流信号検出装置(以 下検出装置)1は、電力系統の電圧や電流等の検出信号が入力される検出信号入 力部2と、前記検出信号入力部2に入力された検出信号を取り込んで16ビット でサンプリングしてAD変換を行うAD変換部3と、検出装置1の動作を制御す るCPU4と、電力系統から検出したデータのうち所定のサンプリング以降のデ ータを有効データとして記憶する記憶部5と、有効データを出力する出力回路6 と、前記所定のタイミングを決める起動信号が入力される起動信号受信部7と、 を備えている。前記AD変換部3と、CPU4と、記憶部5と、出力回路6と、 起動信号受信部7は、相互にバス8を介して接続されている。記憶部5には、A D変換部3で変換された複数サンプル分ディジタルデータを一旦そのまま記憶す る補助メモリ5aを備えている。
【0011】 図2は、同実施例である電力系統の電圧または電流信号検出装置を用いた電力 系統の現象記録システムの構成を示す図である。電力系統11には電圧測定用の PT12や電流測定用のCT13が接続されている。前記PT12やCT13の 出力は、検出装置1の検出信号入力部2に入力されている。また、検出装置1の 出力回路6は、データ伝送ライン14を介してデータ解析装置15に接続されて いる。検出装置1の起動信号受信部7には、電力系統11を保護するための保護 継電器16が接続されている。
【0012】 以上の構成で、電力系統の現象記録システムは、電力系統11の電圧や電流の アナログ信号をPT12やCT13によって検出し、検出装置1の検出信号入力 部2に入力する。検出装置1は、検出信号入力部2に入力された信号をAD変換 部3で16ビットのディジタルデータに変換し、この内有効データであると判定 したデータを記憶部5に記憶したり、出力回路6を介してデータ解析装置15に 伝送する。データ解析装置15はこの伝送されてきたデータを解析して処理を行 う。
【0013】 図3は、同実施例である電力系統の電圧または電流信号検出装置の動作フロー を示す図である。図4は、同実施例である電力系統の電圧または電流信号検出装 置に入力される電力系統の検出信号の例である。検出装置1には、常時電力系統 11に接続されたPT12やCT13の出力が検出信号入力部2に入力されてい る。検出装置1は、検出信号入力部2に入力されるアナログ信号を一定のサンプ リング間隔ごとにAD変換部3で12ビットのディジタルデータに変換する。こ のデータは、バス8を介して一旦補助メモリ5aに2バイトのデータとして取り 込まれる。補助メモリ5aは複数サンプル分記憶する容量を持ち、FIFO構造 (first in first out)になっている。したがって、サンプ ルデータは補助メモリ5a内において古いものから順次押し出されていく。さら に、検出装置1は、AD変換部3でのこのAD変換の動作と並列に起動信号受信 部7で保護継電器16から起動信号が入力されていないかを常時監視する(n1 )。保護継電器16から起動信号受信部7に起動信号が入力されていない場合に は、検出装置1は、補助メモリ5aに記憶されている現在のデータを有効データ と判定せず無視する。一方、保護継電器16から起動信号受信部7に起動信号が 入力された場合には、検出装置1は、補助メモリ5a内の最新のデータが有効デ ータの先頭有効データであると判定する(n2)。
【0014】 検出装置1は、先頭有効データと判定したデータ以降にサンプリングされて補 助めもり5aに順次記憶されていくデータを次の様に加工して記憶部5に一定量 順次記録する。この一定量とは、解析等により電力系統の事故現象等を捕らえる のに十分なデータ量である。
【0015】 すなわち、この記憶部5にデータを記録する際に、検出装置1は、有効データ として判定した先頭有効データをそのまま2バイト(16ビット)のデータとし て記憶部5に記録する(n3)。そして、検出装置1はCPU4でこのデータ以 降のデータを1つ前のデータとの差分を示す1バイト(8ビット)の差分データ に圧縮して、記憶部5に記録する(n4)。一般的な電力系統の現象からいって このように1つ前のデータとの差分で示す場合には、1バイトのデータで十分に 対応できる。例えば、起動信号が図4に示す時間Tで起動信号受信部7に保護継 電器16から入力された場合、検出装置1は、S1 のデータを先頭有効データと して判定する。検出装置1は、このS1 のデータをそのまま2バイトで記憶し、 以降のデータを(S1 −S2 )、(S2 −S3 )・・・(Sn-1 −Sn )の差分 の1バイトデータとして記憶部5に記憶する。
【0016】 検出装置1は、一定量のデータを記録すると(n5)、再び起動信号受信部7 で保護継電器16からの起動信号有無の監視状態に戻る(n1)。これにより、 検出装置1は、電力系統11の事故現象等を常時捕らえることになる。
【0017】 また、検出装置1は、上記記録部5に記録したデータをデータ伝送ライン14 を介してデータ解析装置15に送信する。このデータの送信では、上記の様にし て圧縮した差分データを有効データとして送信するが、記憶部5に有効データを 書き込むのと同時に行ってもよいし、または、一定の時間間隔ごとに記憶部5の 有効データの送信を行ってもよい。データ解析装置15は、この送信されてきた 有効データを伸張して元のデータに復元してから解析処理を行う。復元の方法は 、先頭有効データに最初の差分データを加算してS2 を求め、S2 に次の差分デ ータを加算してS3 を求める様にする。
【0018】 なお、一定時間間隔で有効データの送信を行う場合には、検出装置1は、上記 n4でデータの圧縮処理を行わずに、データ解析装置15への有効データのデー タ送信時に圧縮処理を行ってもよい。この場合には、検出装置1の記憶部5に記 憶されるデータは、従来と同じである。
【0019】 以上のように、有効データを圧縮することによりデータ量を従来の略半分にす ることができる。なお、有効データを決定するタイミングを保護継電器が動作す るタイミングとしたが、AD変換部で変換したディジタル値をCPU等で所定の 値と比較して予め設定された値から逸脱した時に行うようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、データを圧縮することによりデータの総量 が少なくなるため、メモリの記憶容量が小さくなる。またデータの伝送の際には 、データの伝送時間の短縮が図れる。また、保護継電器起動信号を受けた時以降 のデータの取り込みが行われるので系統の事故現象等を解析するのに適切なデー タを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である電力系統の電圧または
電流信号検出装置の構成を示す図である。
【図2】同実施例である電力系統の電圧または電流信号
検出装置を用いた電力系統の現象記録システムの構成を
示す図である。
【図3】同実施例である電力系統の電圧または電流信号
検出装置の動作フローを示す図である。
【図4】同実施例である電力系統の電圧または電流信号
検出装置に入力される検出信号の例を示す図である。
【符号の説明】
1−電力系統の電圧または電流信号検出装置 2−検出信号入力部 3−AD変換部 4−CPU 5−記憶部 6−出力回路 7−起動信号受信部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の電圧や電流等のアナログ信号
    をnビットでサンプリングしてディジタルデータに変換
    するAD変換部と、前記AD変換部で変換されたディジ
    タルデータの内から所定のタイミング以降にサンプリン
    グしたディジタルデータを有効データとして記録または
    データ処理装置に出力する手段と、を備えた電力系統の
    電圧または電流信号の検出装置において、 前記有効データのうち最初のサンプリングに係るデータ
    をnビットで記録または前記データ処理装置に出力し、
    それ以降の有効データを1つ前の有効データとの差分を
    表すmビット(m<n)の差分データに圧縮して記録ま
    たは前記データ処理装置に出力するデータ圧縮手段を備
    えたことを特徴とする電力系統の電圧または電流信号の
    検出装置。
  2. 【請求項2】 前記所定のタイミングは、保護継電器を
    作動させる保護継電器起動信号の発生タイミングである
    ことを特徴とする請求項1記載の電力系統の電圧または
    電流信号の検出装置。
JP2829793U 1993-05-28 1993-05-28 電力系統の電圧または電流信号の検出装置 Pending JPH0686081U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2829793U JPH0686081U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 電力系統の電圧または電流信号の検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2829793U JPH0686081U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 電力系統の電圧または電流信号の検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0686081U true JPH0686081U (ja) 1994-12-13

Family

ID=12244687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2829793U Pending JPH0686081U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 電力系統の電圧または電流信号の検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0686081U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002223520A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Toshiba Corp ディジタル保護制御装置
JP2007532898A (ja) * 2004-04-18 2007-11-15 エルスペック・リミテッド 電力品質のモニタリング
JP2009044333A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Toyota Motor Corp データ送受信装置
WO2011013265A1 (ja) * 2009-07-31 2011-02-03 株式会社 東芝 保護制御監視装置
US11397197B2 (en) 2017-06-28 2022-07-26 Signify Holding B.V. Voltage detection system and method

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002223520A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Toshiba Corp ディジタル保護制御装置
JP2007532898A (ja) * 2004-04-18 2007-11-15 エルスペック・リミテッド 電力品質のモニタリング
JP2009044333A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Toyota Motor Corp データ送受信装置
WO2011013265A1 (ja) * 2009-07-31 2011-02-03 株式会社 東芝 保護制御監視装置
US11397197B2 (en) 2017-06-28 2022-07-26 Signify Holding B.V. Voltage detection system and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4639917A (en) Fault determining apparatus for data transmission system
JPH07128414A (ja) バッテリ試験装置及び同試験装置を内蔵した電力装置
US4906995A (en) Data compression apparatus and method for data recorder
JPS6211154Y2 (ja)
JP5258286B2 (ja) デジタル電流差動保護継電器
JPH0686081U (ja) 電力系統の電圧または電流信号の検出装置
JP3970436B2 (ja) 避雷器の漏れ電流監視装置
US4879558A (en) Data compression apparatus and method for data recorder with waveform envelope display
JPH10275101A (ja) ログデータ圧縮方式
JP5365288B2 (ja) 記録装置
JP3295185B2 (ja) 軸受の異常検出装置
JP2004220389A (ja) 情報収集装置及び情報収集分析システム
JP2830697B2 (ja) データ処理装置
JP4025495B2 (ja) 波形伝送による地絡検出システム
JPH08145728A (ja) 信号波形記録装置
JP3424710B2 (ja) 収集データの抜け防止装置
JP2502266B2 (ja) 観測デ―タ送受信システムおよび観測デ―タ送受信システムの受信装置
JPH06142095A (ja) X線ct装置
JPH083780B2 (ja) 計測システム
JP3551341B2 (ja) データ収集装置
JP4396067B2 (ja) 状態記録装置
JPH08149681A (ja) デジタル形保護リレーのa/d変換部監視装置
JPH0682143B2 (ja) ケ−ブル線路の事故区間検出方法
CN117214516A (zh) 一种应用于产线诊断识别产品过欠压的检测方法
SU439839A1 (ru) Устройство дл сжати телеметрических информаций