JPH0777459A - 軸受の異常検出装置 - Google Patents
軸受の異常検出装置Info
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- JPH0777459A JPH0777459A JP5224230A JP22423093A JPH0777459A JP H0777459 A JPH0777459 A JP H0777459A JP 5224230 A JP5224230 A JP 5224230A JP 22423093 A JP22423093 A JP 22423093A JP H0777459 A JPH0777459 A JP H0777459A
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Abstract
づく異常の診断とを同時に平行して実行することがで
き、かつ、上記ピーク値が基準値を越えたときにだけ基
準値をこえたAE信号に基づいて異常診断を行うことが
できる軸受の異常検出装置を提供する。 【構成】 AE信号のピーク値を検出して保持するピー
クホールド回路6と、AE信号のピーク値が基準値を越
えたときにトリガー信号を出力するトリガー回路(7,
8)と、トリガー信号を受けたときにAE信号処理可能
な状態になるAD変換器10および異常判別回路として
のCPU11とを備えた。
Description
に関する。
ては、図5に示すものがある。この異常検出装置は、A
Eセンサ51が、軸受から発生するAEを検出してAE
信号を出力する。そして、上記AE信号を、増幅器52
で増幅し、バンドパスフィルタ53で帯域通過させ、包
絡線検波回路55で包絡線検波する。
理過程を、図4を参照しながら説明する。まず、ステッ
プS41で、AD変換器56を、手動操作によって動作
状態にして、AD変換器56へのAE信号の取り込みを
開始する。次に、ステップS42に進み、AD変換器5
6は、AE信号の取り込みを停止する。次に、ステップ
S43に進み、AD変換器56は、上記AE信号をAD
(アナログーデジタル)変換する。次に、ステップS44
に進み、CPU(中央処理装置)57は、AD変換器56
のAD変換を停止させるか否かを判断し、停止させると
判断したときにはステップS45に進み、AD変換を停
止させないと判断したときにはステップS43に戻る。
表示装置58に、上記AE信号の波形を表示させる。
は、上記AD変換器56からのAE信号のピーク値を検
出し、このピーク値が所定の基準値を越えたか否かを判
断する。CPU57が、上記ピーク値が基準値を越えた
と判断したときに、ステップS47に進み、上記ピーク
値が所定の基準値を越えていないと判断したときにはス
テップS46に戻る。
置58に上記所定の基準値を越えたAE信号のピーク値
を表示させる。つぎに、ステップS48に進み、CPU
57は、上記AE信号のピーク値に基づいて、軸受の異
常を診断する。つぎに、ステップS49に進み、CPU
57は、異常診断を終了するか否かを判断し、終了する
と判断したときには終了し、終了しないと判断したとき
にはステップS41に戻る。
軸受の異常検出装置では、CPU57が、AE信号のピ
ーク値を検出してこのピーク値が基準値を越えている否
かを判断するピーク値監視動作と、上記基準値を越えた
AE信号のピーク値に基づいて軸受の異常を診断する診
断動作とを行う。
ーク値を監視しているときには、診断動作ができない、
つまり、ピーク値の監視と診断動作とを同時に行うこと
ができないので、信号処理効率が悪く、診断速度が遅い
という問題がある。更には、上記診断動作中にあらたな
AE信号のピーク値の検出ミスが発生することがあると
いう問題もある。
ていないときにも、AD変換器56でAE信号をAD変
換するので、軸受の異常検出に役立てることができない
AE信号もAD変換器でAD変換することになる。この
ため、AD変換器の動作が効率的でないという問題があ
る。
ーク値の検出と、AE信号に基づく異常の診断とを同時
に平行して実行することができ、かつ、上記ピーク値が
基準値を越えたときにだけ基準値をこえたAE信号に基
づいて異常診断を行うことができる軸受の異常検出装置
を提供することにある。
め、この発明の軸受の異常検出装置は、軸受に取り付け
られて、軸受が発生するAEを受けて、AE信号を出力
するAEセンサと、上記AEセンサからのAE信号を受
けて、上記AE信号のピーク値を検出して保持するピー
クホールド回路と、上記ピークホールド回路が保持した
AE信号のピーク値と、所定の基準値とを比較して、上
記ピーク値が上記基準値を越えたときに、トリガー信号
を出力するトリガー回路と、上記トリガー回路からのト
リガー信号を受けたときにAE信号処理可能な状態にな
り、上記AEセンサからのAE信号を取り込んで、上記
AE信号をAD変換するAD変換器と、上記トリガー回
路からのトリガー信号を受けたときにAE信号処理可能
な状態になり、上記AD変換器からのAE信号を取り込
んで、上記AE信号に基づいて軸受の異常を診断する異
常判別回路とを備えたことを特徴としている。
ルド回路が、AE信号のピーク値を検出する。そして、
トリガー回路は、上記ピーク値と基準値とを比較して、
上記ピーク値が上記基準値を越えたときに、トリガー信
号を出力する。つまり、上記ピークホールド回路と上記
トリガー回路が、AE信号のピーク値を監視する役目を
している。
路からのトリガー信号を受けたときにAE信号処理可能
な状態になり、上記AEセンサからのAE信号を取り込
んで、上記AE信号をAD変換する。また、上記異常判
別回路は、上記トリガー回路からのトリガー信号を受け
たときにAE信号処理可能な状態になり、AD変換器か
らAE信号を取り込んで、上記AE信号に基づいて、軸
受の異常を診断する。
別回路とは、AE信号のピーク値が基準値を越えたとき
だけに、AE信号を信号処理する動作をする。つまり、
上記AD変換器と上記異常判別回路とは、AE信号のピ
ーク値が基準値を下回っているときには、AE信号を処
理する動作をしない。すなわち、上記AD変換器と異常
判別回路とは、AE信号が軸受の異常診断に有効でない
値であるときには、AE信号を処理する動作をしない。
したがって、上記AD変換器と上記異常判別回路には、
無駄な動作がない。
ピークホールド回路と上記トリガー回路とが行うので、
ピーク値の監視と、ピーク値に基づく異常の診断とを同
時に行うことができる。従って、信号処理効率がよく、
異常診断速度が向上する。
説明する。
実施例を示す。この実施例は、軸受に取り付けられて、
軸受が発生するAEを検出して、AE信号を出力するA
Eセンサ1と、AEセンサ1が出力するAE信号を増幅
する増幅器2と、増幅器2からのAE信号の内の所定の
周波数帯域のAE信号のみを通過させるバンドパスフィ
ルタ3と、上記バンドパスフィルタ3を通過したAE信
号を包絡線検波する包絡線検波回路5を有している。
路6と、基準値発生器7と、比較器8と、AD変換器1
0と、CPU(中央処理装置)11と、表示装置12とを
備えている。
されたAE信号を受けて、このAE信号のピーク値を、
検出して保持し、AD変換器10および比較器8に、上
記ピーク値を出力する。
る基準値と、上記ピークホールド回路6からのピーク値
とを比較し、上記ピーク値が上記基準値を越えたとき
に、トリガ信号を出力する。
ー回路を構成している。
トリガ信号を受けるとAE信号処理可能な状態になり、
動作を開始し、包絡線検波回路5からのAE信号および
上記ピークホールド回路6からのピーク値を取り込ん
で、上記AE信号および上記ピーク値をデジタル化す
る。
ガ信号を受けると、AE信号処理動作が可能な状態にな
り、AD変換器10からのAE信号およびAE信号のピ
ーク値に基づいて、軸受の異常を診断する。
断結果やAE信号の波形を表示するようになっている。
図3のフローチャートを参照しながら説明する。
E信号のピーク値を自動検出する場合か否かを判断し、
自動検出する場合と判断したときにはステップS3に進
み、自動検出する場合でないと判断したときにはステッ
プS2に進む。
ステップS4に進み、ステップS2では、フラグを
“0”にしてステップS4に進む。
か否かを判断し、フラグが“1”であると判断したとき
にはステップS5に進み、フラグが“1”でないと判断
したときにはステップS7に進む。
クホールド回路6がホールドしたAE信号のピーク値
が、基準値発生器7が発生する基準値よりも大きいか否
かを判断し、上記ピーク値が上記基準値よりも大きいと
判断したときには、ステップS6に進み、上記ピーク値
が上記基準値よりも大きくないと判断したときにはステ
ップS5に戻る。
値よりも大きいときには、トリガ信号を、AD変換器1
0およびCPU11に出力して、AD変換器10および
CPU11をAE信号処理可能な状態にする。
ク値をメモリに格納し、ステップS7に進む。
ータの取り込みを開始する。つまり、AD変換器10
は、包絡線検波回路5からのAE信号とピークホールド
回路6からのピーク値とを取り込む。上記AE信号の波
形の一例を、図2(A)に実線で示し、上記ピークホール
ド回路6が保持したピーク値の時間推移を、図2(B)に
太い実線で示す。図2(A)に細い実線で示した波形は、
包絡線検波前のAE信号の波形である。
0は、データの取り込みをストップする。
上記AD変換器10が取り込んだAE信号の波形を、表
示装置12に表示させる。
は、メモリに格納した上記AE信号のピーク値を取り出
す。次に、ステップS11に進み、CPU11は、上記
ピーク値と上記AE信号とに基づいて、軸受の異常を診
断する。
は軸受の異常診断を終了するか否かを判断し、終了する
と判断したときには診断を終了し、終了しないと判断し
たときにはステップS4に戻る。
装置は、ピーク値を自動検出する場合には、ピークホー
ルド回路6と基準値発生器7と比較器8とによって、A
E信号のピーク値を検出するから、CPUがピーク値を
検出する従来例と異なり、ピーク値の検出と平行して、
AE信号に基づく軸受の異常診断ができる。
信号処理速度が向上する。また、従来例と異なり、AE
信号に基づく軸受の異常診断中に、新たなAE信号のピ
ーク値を取り逃がしてしまうことがない。
ピーク値が基準値を越えているときに、初めて、AD変
換器10にデータ(AE信号)の取り込みを開始させて、
ピーク値が基準値を越えていないときには、AD変換器
10を動作させない。したがって、この実施例によれ
ば、AE信号のピーク値が基準値を越えた異常診断が必
要なときだけに、AD変換器10にAE信号を取り込ん
で、CPU11が異常診断を行うようにすることができ
る。したがって、上記基準値以下の異常検出に関して意
味がないAE信号については、AD変換器10の信号変
換やCPU11の信号解析を動作させないようにでき、
効率の良い動作を実現できる。
信号のピーク値を、メモリに格納するので、経時的なピ
ーク値の変化が分かり、このピーク値の経時変化を、軸
受の劣化の進み具合や軸受寿命の予知のために役立てる
ことができる。
受の異常検出装置は、ピークホールド回路が検出して保
持したAE信号のピーク値が、基準値を越えたときに、
トリガ回路がトリガ信号を出力する。そして、AD変換
器および異常判別回路は、上記トリガ信号を受けたとき
にはじめてAE信号処理動作が可能な状態になる。
ールド回路によるAE信号のピーク値検出と、AD変換
器および異常判別回路によるAE信号処理動作とを同時
に平行して実行することができる。したがって、ピーク
値の検出とAE信号に基づく異常診断とを同時に実施で
きない従来例に比べて、AE信号の処理効率を向上させ
ることができ、また、ピーク値の検出ミスの発生をなく
することができる。
上記トリガ信号を受けたときにはじめてAE信号処理動
作が可能な状態になるので、軸受の異常診断に関して意
味がないときであるAE信号のピーク値が基準値以下の
時には、AD変換器および異常判別回路がAE信号を処
理しないようにすることができる。したがって、AD変
換器および異常判別回路の無駄の無い運転を実現するこ
とができる。
ロック図である。
信号のピーク値の推移を示す図である。
である。
である。
タ、5…包絡線検波回路、6…ピークホールド回路、7
…基準値発生器、8…比較器、10…AD変換器、11
…CPU、12…表示装置。
Claims (1)
- 【請求項1】 軸受に取り付けられて、軸受が発生する
AEを受けて、AE信号を出力するAEセンサと、 上記AEセンサからのAE信号を受けて、上記AE信号
のピーク値を検出して保持するピークホールド回路と、 上記ピークホールド回路が保持したAE信号のピーク値
と、所定の基準値とを比較して、上記ピーク値が上記基
準値を越えたときに、トリガー信号を出力するトリガー
回路と、 上記トリガー回路からのトリガー信号を受けたときにA
E信号処理可能な状態になり、上記AEセンサからのA
E信号を取り込んで、上記AE信号をAD変換するAD
変換器と、 上記トリガー回路からのトリガー信号を受けたときにA
E信号処理可能な状態になり、上記AD変換器からのA
E信号を取り込んで、上記AE信号に基づいて軸受の異
常を診断する異常判別回路とを備えたことを特徴とする
軸受の異常検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22423093A JP3295185B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 軸受の異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22423093A JP3295185B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 軸受の異常検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0777459A true JPH0777459A (ja) | 1995-03-20 |
JP3295185B2 JP3295185B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=16810545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22423093A Expired - Fee Related JP3295185B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 軸受の異常検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3295185B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101852586A (zh) * | 2009-03-30 | 2010-10-06 | 加特可株式会社 | 齿轮的压痕检测装置及齿轮的压痕检测方法 |
JPWO2011090104A1 (ja) * | 2010-01-21 | 2013-05-23 | 日本電気株式会社 | 故障予測装置及び故障予測方法ならびに故障予測プログラム |
JP2016048243A (ja) * | 2013-11-06 | 2016-04-07 | 共和機械株式会社 | 検査装置 |
US11152788B2 (en) * | 2018-04-19 | 2021-10-19 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Power system |
CN114391091A (zh) * | 2019-09-13 | 2022-04-22 | 三菱电机工程技术株式会社 | 振动检测装置、振动检测方法及异常判定系统 |
-
1993
- 1993-09-09 JP JP22423093A patent/JP3295185B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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