JP2002207050A - 波形記録装置、波形データ処理システム及び波形記録装置の通信方法 - Google Patents

波形記録装置、波形データ処理システム及び波形記録装置の通信方法

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JP2002207050A
JP2002207050A JP2001001357A JP2001001357A JP2002207050A JP 2002207050 A JP2002207050 A JP 2002207050A JP 2001001357 A JP2001001357 A JP 2001001357A JP 2001001357 A JP2001001357 A JP 2001001357A JP 2002207050 A JP2002207050 A JP 2002207050A
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power system
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Koji Shirai
浩司 白井
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の通信回線を利用しても高速にデータを伝
送することができ、また、測定する事故時の電圧及び電
流の波形データの精度が低下させることのない波形記録
装置、波形データ処理システム及び波形記録装置の通信
方法を提供する。 【解決手段】波形記録装置1が電力系統に事故が検知す
ると、制御部31は、電力系統の事故時における電圧及
び電流の波形データを計測部25で測定し、その波形デ
ータを記憶部24に格納する。また、制御部31は、こ
の波形データを、測定時の2倍の測定間隔及び測定時の
1/2倍のビット分解能の電圧及び電流の波形データに
変換して、波形データ処理装置3に変換した電圧及び電
流の波形データを送信する。また、波形データ処理装置
3の制御部47は必要に応じて、非変換データ送信要求
を波形記録装置1に送信する。波形記録装置1の制御部
31は、非変換データ送信要求を受信部27で受信する
と、記憶部24が記憶している変換前の事故発生時にお
ける電圧及び電流の波形データを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の事故時
の波形を記録する波形記録装置、波形データ処理システ
ム及び波形記録装置のデータ送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電力用オシロ(自動オシロまたは
事故記録装置とも称する。)は、電力系統において事故
が発生した際に電圧及び電流の波形データを記録する波
形記録装置として利用されている。また、複数の電力用
オシロで測定した事故時における電圧及び電流の波形デ
ータを1箇所に集めて、波形データ処理装置やフォール
トロケータで波形データの確認や事故点の判別などが行
われている。このような処理を行うために、電力系統の
任意の位置に設けた複数の電力用オシロと、波形データ
処理装置やフォールトロケータとは、ネットワークを介
して接続されている。そして、複数の電力用オシロで測
定した事故時の電圧及び電流の波形データは、ネットワ
ークを介して波形データ処理装置やフォールトロケータ
に伝送される。ネットワークとしては、従来、公衆回線
などが利用され、通信速度は1200〜9600bps
である。
【0003】電力系統で事故が発生した場合には、事故
を検知して起動した複数の電力用オシロから一斉に事故
時の電圧及び電流の波形データが送信される。そのた
め、早急に事故点を特定する必要がある場合でも、波形
データ量に対してデータ受信速度が遅いため、すべての
波形データを受信するまでに時間がかかり、即座に波形
データの処理ができないという問題があった。
【0004】そこで、上記の問題を解決するために、通
信速度を上げる方法と、データ量を削減する方法と、が
行われている。例えば、通信速度を上げるために、高速
にデータの伝送を行うことができる通信回線が利用され
ている。例えば、ADSL技術や光ファイバを用いた高
速通信回線やISDNや専用回線などの高速通信回線を
利用すると、通信速度は飛躍的に向上する。
【0005】また、データ量を削減するために、事故時
の電圧及び電流の波形データを圧縮して送信する方法が
利用されている。例えば、汎用のデータ圧縮用ソフトウ
ェアを利用したり、1サイクル前の波形データとの差分
圧縮を行ったりする方法である。
【0006】さらに、データ量を削減するために、電力
用オシロで測定する事故時の電圧及び電流の測定精度を
下げることにより、波形データ量を削減する方法が利用
されている。例えば、電力用オシロで事故時の電力系統
の電圧及び電流の波形データを測定する際に、測定間隔
を広げたり、分解能を低くしたりするという方法であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
高速通信回線を利用するための費用は、安価ではない。
例えば、新たに専用の通信用機器を購入しなければなら
ない。また、回線利用料も決して安価とは言えない。さ
らに、上記の高速通信回線を利用できない地域もある。
【0008】また、事故時の電圧及び電流の波形データ
を圧縮して送信する従来の方法は、データ圧縮率があま
り高くないため、通信速度の飛躍的向上は望めない。
【0009】さらに、事故時の電圧及び電流の波形デー
タをモニタに表示させたり、用紙に印刷したりして確認
する場合は問題ないが、フォールトロケータで電力系統
の事故点を判別する場合、事故時の電圧及び電流の波形
データについて測定精度を落とすと、事故点の判別精度
が低下してしまう。また、事故時の電圧及び電流の波形
データについて測定精度が低いと、電力用オシロを設置
する電力系統の負荷状態によって、測定スパン変更用の
タップを切り替える必要があり、手間が煩雑となる。
【0010】そこで、本発明は上記の問題を解決するた
めに創作したものであり、その目的は、従来の通信回線
を利用しても高速にデータを伝送することができ、ま
た、測定する事故時の電圧及び電流の波形データの精度
が低下させることのない波形記録装置、波形データ処理
システム及び波形記録装置の通信方法を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の波形記録装置
は、電力系統の事故発生を検知すると、所定の測定間隔
及び所定のビット分解能で電力系統の電圧及び電流の波
形データを測定する検知測定手段と、測定した電力系統
の電圧及び電流の波形データを記憶する記憶手段と、ネ
ットワークを介して接続された他の装置からのデータ送
信要求を受信する受信手段と、測定した電力系統の電圧
及び電流の波形データを測定時の2倍の測定間隔及び測
定時の1/2倍のビット分解能である電力系統の電圧及
び電流の波形データに変換する制御手段と、該制御手段
で変換した電力系統の電圧及び電流の波形データを他の
装置に送信する送信手段と、を備え、該制御手段は、該
受信手段が非変換データ送信要求を受信すると、非変換
データ送信要求を送信してきた該他の機器へ該記憶手段
が記憶している電力系統の電圧及び電流の波形データを
該送信手段に送信させることを特徴とする。
【0012】この構成において、波形記録装置は、検知
測定手段で電力系統の事故発生を検知すると、所定の測
定間隔及び所定のビット分解能で電力系統の電圧及び電
流の波形データを測定し、記憶手段で測定した電力系統
の電圧及び電流の波形データを記憶し、制御手段で測定
した電力系統の電圧及び電流の波形データを測定時の2
倍の測定間隔及び測定時の1/2倍のビット分解能であ
る電力系統の電圧及び電流の波形データに変換し、該制
御手段で変換した電力系統の電圧及び電流の波形データ
を送信手段で他の装置に送信する。また、ネットワーク
を介して接続された他の装置から送信された非変換デー
タ送信要求を受信手段で受信すると、該制御手段は非変
換データ送信要求を送信してきた該他の機器へ該記憶手
段が記憶している電力系統の電圧及び電流の波形データ
を該送信手段に送信させる。
【0013】したがって、通常はデータ量が1/4倍に
圧縮された事故時における電力系統の電圧及び電流の波
形データが送信されるので、通信速度が遅くてもデータ
送信時間を短縮することが可能となる。また、非変換デ
ータ送信要求を受信すると変換前の電力系統の電圧及び
電流の波形データを送信するので、このデータを受信し
た他の装置は高精度な処理を実行することが可能とな
る。
【0014】この発明において前記制御手段は、所定の
測定間隔で測定した電力系統の電圧及び電流の波形デー
タを1点おきに間引いて、測定時の2倍の測定間隔であ
る電力系統の電圧及び電流の波形データに変換すること
を特徴とする。
【0015】この構成において、波形記録装置の制御手
段は、所定の測定間隔で測定した電力系統の電圧及び電
流の波形データを1点おきに間引いて、測定時の2倍の
測定間隔である電力系統の電圧及び電流の波形データに
変換する。これにより、データ量の削減を容易に行うこ
とができ、また、短時間でデータ変換処理を行うことが
可能となる。
【0016】また、この発明において前記制御手段は、
所定のビット分解能で測定した電力系統の電圧及び電流
の波形データを1回または複数回シフトして測定時の1
/2倍のビット分解能である電力系統の電圧及び電流の
波形データに変換することを特徴とする。
【0017】この構成において、波形記録装置の制御手
段は、所定のビット分解能で測定した電力系統の電圧及
び電流の波形データを1回または複数回シフトして測定
時の1/2倍のビット分解能である電力系統の電圧及び
電流の波形データに変換する。これにより、データ量の
削減を容易に行うことができ、また、短時間でデータ変
換処理を行うことが可能となる。
【0018】さらに、この発明の波形データ処理システ
ムは、ネットワークを介して1つまたは複数の波形記録
装置と波形データ処理装置とが接続された波形データ処
理システムであって、請求項1乃至3のいずれかに記載
の波形記録装置と、該波形記録装置に非変換データ送信
要求を送信するデータ送信手段と、該波形記録装置から
送信された電力系統の電圧及び電流の波形データを受信
するデータ受信手段と、該データ受信手段で受信した電
力系統の電圧及び電流の波形データを記憶するデータ記
憶手段と、該データ受信手段で受信した電力系統の電圧
及び電流の波形データを用いて所定の処理を行うデータ
制御手段と、を備えた波形データ処理装置と、によって
構成されたことを特徴とする。
【0019】この構成において、波形データ処理システ
ムは、ネットワークを介して1つまたは複数の請求項1
乃至3のいずれかに記載の波形記録装置と、該波形記録
装置に非変換データ送信要求を送信するデータ送信手段
と、該波形記録装置から送信された電力系統の電圧及び
電流の波形データを受信するデータ受信手段と、該デー
タ受信手段で受信した電力系統の電圧及び電流の波形デ
ータを記憶するデータ記憶手段と、該データ受信手段で
受信した電力系統の電圧及び電流の波形データを用いて
所定の処理を行うデータ制御手段と、を備えた波形デー
タ処理装置と、が接続されて構成される。
【0020】したがって、通常は、短時間でデータ変換
処理を行われてデータ量が1/4倍に圧縮された事故時
における電力系統の電圧及び電流の波形データが送信さ
れるので、通信速度が遅くてもデータ送信時間を短縮す
ることが可能となる。また、非変換データ送信要求を受
信すると変換前の電力系統の電圧及び電流の波形データ
を送信するので、波形データ処理装置は高精度な処理を
実行することが可能となる。
【0021】加えて、この発明の波形記録装置の通信方
法は、電力系統の事故発生時における電圧及び電流の波
形データを測定する波形記録装置の通信方法であって、
電力系統の事故発生を検知すると、所定の測定間隔及び
所定のビット分解能で電力系統の電圧及び電流の波形デ
ータを測定する第1工程と、測定した電力系統の電圧及
び電流の波形データを記憶する第2工程と、測定した電
力系統の電圧及び電流の波形データを測定時の2倍の測
定間隔及び測定時の1/2倍のビット分解能である電力
系統の電圧及び電流の波形データに変換する第3工程
と、測定時の2倍の測定間隔及び測定時の1/2倍のビ
ット分解能に変換した電力系統の電圧及び電流の波形デ
ータを送信する第4工程と、非変換データ送信要求を受
信すると、該第2工程で記憶した所定の測定間隔及びビ
ット分解能の電力系統の電圧及び電流の波形データを送
信する第5工程と、を備えたことを特徴とする。
【0022】この構成において、電力系統の事故発生時
における電圧及び電流の波形データを測定する波形記録
装置の通信方法は、電力系統の事故発生を検知すると、
所定の測定間隔及び所定のビット分解能で電力系統の電
圧及び電流の波形データを測定する第1工程と、測定し
た電力系統の電圧及び電流の波形データを記憶する第2
工程と、測定した電力系統の電圧及び電流の波形データ
を測定時の2倍の測定間隔及び測定時の1/2倍のビッ
ト分解能である電力系統の電圧及び電流の波形データに
変換する第3工程と、測定時の2倍の測定間隔及び測定
時の1/2倍のビット分解能に変換した電力系統の電圧
及び電流の波形データを送信する第4工程と、非変換デ
ータ送信要求を受信すると、該第2工程で記憶した所定
の測定間隔及びビット分解能の電力系統の電圧及び電流
の波形データを送信する第5工程と、を備えている。し
たがって、通常はデータ量が1/4倍に圧縮された事故
時における電力系統の電圧及び電流の波形データが送信
されるので、通信速度が遅くてもデータ送信時間を短縮
することが可能となる。また、必要に応じて、精度を落
とさずに電力系統の電圧及び電流の波形データを送信す
ることが可能となる。
【0023】また、この発明において、前記第3工程で
は、所定の測定間隔で測定した電力系統の電圧及び電流
の波形データを1点おきに間引いて、測定時の2倍の測
定間隔である電力系統の電圧及び電流の波形データに変
換することを特徴とする。
【0024】この構成において、波形記録装置の通信方
法の第3工程では、所定の測定間隔で測定した電力系統
の電圧及び電流の波形データを1点おきに間引いて、測
定時の2倍の測定間隔である電力系統の電圧及び電流の
波形データに変換する。したがって、短時間でデータ変
換処理を行うことが可能となり、また、データ量を容易
に削減することが可能となる。
【0025】さらに、この発明において、前記第3工程
では、所定のビット分解能で測定した電力系統の電圧及
び電流の波形データを1回または複数回シフトして、測
定時の1/2倍のビット分解能である電力系統の電圧及
び電流の波形データに変換することを特徴とする。
【0026】この構成において、波形記録装置の通信方
法の第3工程では、所定のビット分解能で測定した電力
系統の電圧及び電流の波形データを1回または複数回シ
フトして、測定時の1/2倍のビット分解能である電力
系統の電圧及び電流の波形データに変換する。したがっ
て、短時間でデータ変換処理を行うことが可能となり、
また、データ量を容易に削減することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る波形記録
装置の詳細について説明する。図1は、本発明の実施形
態に係る波形データ処理システムの概略の構成図であ
る。波形データ処理システム10は、モデム2が接続さ
れた波形記録装置1、モデム4及びプリンタ5が接続さ
れた波形データ処理装置3によって構成される。また、
モデム2とモデム4との間は、ネットワーク(公衆回
線)6によって接続されている。さらに、波形データ処
理装置3には、データの印刷出力用にプリンタ5が接続
されている。なお、特に図示しないが、ネットワーク6
には、モデム2が接続された波形記録装置1と同じ構成
である複数の波形記録装置が接続されているものとす
る。
【0028】図2は、本発明の実施形態に係る波形記録
装置の概略の構成を示したブロック図である。波形記録
装置1は、時計部22、記憶手段である記憶部24、検
知測定手段である計測部25、入力部29、表示部3
0、及び制御手段である制御部31を備えている。ま
た、モデム2は、送信手段である送信部26、受信手段
である受信部27を備えている。
【0029】モデム2において、送信部26は、波形デ
ータ処理装置3からの送信要求に応じて電力系統の事故
発生時前後の所定期間における電力系統の電圧及び電流
の波形データを、送信要求元の波形データ処理装置3に
送信する。
【0030】受信部27は、波形データ処理装置3から
の電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及
び電流の波形データ送信要求を受信する。
【0031】波形記録装置1において、時計部22は、
GPS衛星から発信された衛星搭載時計の時刻情報を含
んだ電波を受信し、受信電波の時刻情報に基づいてGP
S衛星搭載時計に同期した時刻を計時する。GPS衛星
搭載時計は、1〜10マイクロ秒の精度で計時している
ので、波形記録装置1は高精度に時刻を計時することが
できる。
【0032】記憶部24は、他の波形記録装置から送信
された電力系統の事故発生時前後の所定期間における電
力系統の電圧及び電流の波形データを記憶するものであ
る。また、計測部25が電力系統の事故発生を検知する
と、電力系統の電圧及び電流の波形データは、時計部2
2で計時している時刻情報とともに記憶部24に記憶さ
れるように設定されている。なお、波形記録装置を設置
した電力系統の状態や発生する事故に応じて、事故発生
時における電力系統の電圧及び電流の波形データを計測
・記録する期間は、ユーザが任意に設定可能である。
【0033】計測部25は、電力系統の事故発生を検知
するとともに、電力系統の電圧及び電流を測定する。事
故発生の検知方法としては、例えば、電力系統の電圧及
び電流を測定値が、予め設定しておいた電圧値及び電流
値を超えると検知するようにする。また、計測部25
は、電力系統の事故発生を検知すると、所定の測定間隔
及び所定のビット分解能で電力系統の電圧及び電流の波
形データを測定するように設定されている。例えば、計
測部25は、電力系統の事故発生を検知すると、64点
/サイクルの測定間隔(サンプリングスピード)及び1
6ビット/フルスケールのビット分解能で電力系統の電
圧及び電流の波形データを測定する。
【0034】入力部29は、波形記録装置の各種設定な
どを入力するためのものである。また、表示部30は、
測定データなどを表示するためのものである。
【0035】制御部31は、波形記録装置1の各部を制
御する。また、記憶部24が記憶した電力系統の電圧及
び電流の波形データを、測定時の2倍の測定間隔及び測
定時の1/2倍の分解能である電力系統の電圧及び電流
の波形データに変換する。また、制御部31は、受信部
27が非変換データ送信要求を受信すると、記憶部24
が記憶した変換前の所定の測定間隔及び所定のビット分
解能で電力系統の電圧及び電流の波形データを、データ
送信要求を送信してきた波形データ処理装置3へ送信部
26に送信させる。
【0036】次に、波形データ処理装置3の概略の構成
を説明する。図2(B)に示したように波形データ処理
装置3は、データ記憶手段である記憶部43、入力部4
4、表示部45、データ出力部46及びデータ制御手段
である制御部47を備えた構成である。また、波形デー
タ処理装置3に接続されたモデム4は、データ受信手段
である受信部41、データ送信手段である送信部42、
を備えている。
【0037】モデム4において、受信部41は、波形記
録装置から送信された事故点判別結果のデータや電力系
統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の
波形データなどを受信する。
【0038】送信部42は、ネットワーク6に接続され
た他の機器、波形記録装置1や他の波形記録装置に所定
の情報を送信するためのものである。また、波形記録装
置1や他の波形記録装置に事故時における電圧及び電流
の波形データの送信要求を送信するためのものである。
【0039】波形データ処理装置3において、記憶部4
3は、受信部41が受信した波形記録装置から送信され
た事故点判別結果のデータや電力系統の事故発生時前後
の所定期間における電圧及び電流の波形データを記憶す
るためのものである。
【0040】入力部44は、波形データデータ11の各
種設定などを入力するためのものである。また、表示部
45は、波形データ処理装置3の状態、事故点の判別結
果、測定した電力系統の電圧及び電流の波形データなど
を表示するためのものである。
【0041】データ出力部46は、波形データ処理装置
3に接続されたプリンタ5に印刷データなどを出力す
る。波形データ処理装置3に接続されたプリンタ5は、
事故点の判別結果、測定した電力系統の電圧及び電流の
波形データ及び他のデータを印刷出力する。
【0042】制御部47は、波形データ処理装置3の各
部を制御するとともに、波形記録装置1から送信された
電力系統の事故発生時における電圧及び電流の波形デー
タに対して所定の処理を行う。例えば、表示部45に波
形データを表示させたり、データ出力部46から電圧及
び電流の波形データを出力させてプリンタ5に印刷させ
たりする。また、フォールトロケータとして、電力系統
の事故点判別を行うことが可能である。
【0043】本発明の波形記録装置1は、電力系統の事
故を検知すると、以下のような処理を行う。すなわち、
電力系統(送電線12)に接続された波形記録装置1
が、電力系統における電圧低下や過電流などの事故発生
を計測部25で検知すると、64点/サイクルの測定間
隔(サンプリングスピード)及び16ビット/フルスケ
ールのビット分解能で電力系統の電圧及び電流の波形デ
ータを測定する(第1工程)。そして、この波形データ
は、記憶部24に記憶される(第2工程)。また、制御
部31は、記憶部24に記憶された事故時の電圧及び電
流の波形データを、測定時の2倍の測定間隔及び測定時
の1/2倍の分解能の電力系統における電圧及び電流の
波形データに変換する(第3工程)。
【0044】図3は、本発明の波形記録装置における電
圧及び電流波形データの圧縮処理を説明するための図で
ある。上記の変換処理を行う場合、制御部31は、図3
(A)に示したように、所定の測定間隔で測定した電力
系統の電圧及び電流の波形データを1点おきに間引い
て、測定時の2倍の測定間隔である電力系統の電圧及び
電流の波形データに変換する。これにより、電力系統の
電圧及び電流の波形データ量は、測定間隔に関して1/
2倍となる。
【0045】また、制御部31は、図3(B)に示した
ように、所定のビット分解能で測定した電力系統の電圧
及び電流の波形データを1回または複数回シフトして測
定時の1/2倍のビット分解能である電力系統の電圧及
び電流の波形データに変換する。これにより、電力系統
の電圧及び電流の波形データ量は、ビット分解能に関し
て1/2倍となる。
【0046】上記の処理を行うことにより、波形記録装
置1が計測部25で測定した電力系統の電圧及び電流の
波形データは、1/2倍×1/2倍=1/4倍となり、
大幅に電力系統の電圧及び電流の波形データ量を圧縮す
ることができる。
【0047】制御部31は、測定時の2倍の測定間隔及
び測定時の1/2倍のビット分解能に変換した電力系統
の電圧及び電流の波形データを波形データ処理装置へ送
信する(第4工程)。
【0048】また、波形データ処理装置3から電力系統
における事故時の電圧及び電流の非圧縮波形データを受
信部27で受信した場合、制御部31は、記憶部24に
記憶させた電力系統の電圧及び電流の非圧縮波形データ
を、データ送信要求を送信してきた波形データ処理装置
3に送信部26で送信させる(第5工程)。
【0049】上記のように、1/4倍に変換した電力系
統の事故発生時における電圧及び電流の波形データは、
事故時の波形の推移を確認するなどデータの詳細な解析
を行わない場合は、1/4倍に変換した電圧及び電流の
波形データであっても、事故時の様相が概略的にわかる
ため、問題なく使用できる。一方、事故点を特定するな
ど事故時の詳細なデータが必要な場合、1/4倍に変化
したデータではデータ精度が低い。この際には、上記の
ように波形記録装置1や他の波形記録装置に対して非変
換波形データの送信要求を行う。この非変換波形データ
送信要求を受信した波形記録装置1や他の波形記録装置
は、記憶部24に記憶されている電力系統の事故発生時
における電圧及び電流の波形データを変換せずに、その
まま送信する。これにより、波形データ処理装置3にお
いて電力系統の事故点判別を行う場合は、複数の波形記
録装置や波形記録装置1から伝送された電力系統の事故
時における電圧及び電流の波形データを処理すること
で、高精度に事故点を特定することができる。
【0050】なお、事故点の判別には、キルヒホッフの
方程式を用いることにより、分岐が多数存在する、電力
系統上でインピーダンス分布に均一性が無いなど複雑な
電力系統の場合でも、高精度に事故点を判別することが
できる。
【0051】次に、本発明の波形データ処理システムの
動作をフローチャートに基づいて説明する。図4は、本
発明の波形記録装置の電力系統における事故点判別処理
を説明するためのフローチャートである。(A)は波形
記録装置1の処理、(B)は波形データ処理装置3の処
理を示す。
【0052】図4(A)に示したように、波形記録装置
1は、電力系統において事故が発生していない平常時
(ステップ101)は、他の波形記録装置からデータ送
信要求が送信されているか否かを確認する(ステップ1
06)。データ送信要求が無い場合は、再度ステップ1
01の処理を行う。
【0053】一方、電力系統に事故が発生し、波形記録
装置1が起動(事故発生を検知)した場合(ステップ1
01)、制御部31は、電力系統の事故時における電圧
及び電流の波形データを64点/サイクルの測定間隔及
び16ビット/フルスケールのビット分解能で計測部2
5に測定させ(第1工程;ステップ102)、その波形
データを記憶部24に格納する(第2工程;ステップ1
03)。
【0054】また、制御部31は、記憶部24に格納し
た波形データを、測定時の2倍の測定間隔及び測定時の
1/2倍のビット分解能の電圧及び電流の波形データに
変換する(第3工程;ステップ104)。すなわち、制
御部31は、電圧及び電流の波形データにおける最大値
の絶対値を求める。次に、この値が8ビットに納まるシ
フト回数を計算する。そして、記憶部24が記憶してい
る事故時の電圧及び電流の波形データにおける全測定点
で、または全測定点を1点おきで、上記シフト回数だけ
シフトを行い、8ビットの電圧及び電流の波形データに
する。また、8ビットに変換した事故時の電圧及び電流
の波形データにおける全測定点のデータを1点おきに間
引いて、32点/サイクルのデータにする。
【0055】このようにして、64点/サイクルの測定
間隔及び16ビット/フルスケールのビット分解能であ
る電力系統の電圧及び電流の波形データを、32点/サ
イクルの測定間隔及び8ビット/フルスケールのビット
分解能である電圧及び電流の波形データに変換する。
【0056】この時、制御部31は、データファイルの
ヘッダ部にシフト回数を記録しておく。次に、波形記録
装置1は、波形データ処理装置3に変換した電圧及び電
流の波形データを送信する(第4工程;ステップ10
5)。さらに、波形データ処理装置3から非変換データ
送信要求が送信されているか否かを確認する(ステップ
106)。データ送信要求が無い場合は、再度ステップ
101の処理を行う。
【0057】図4(B)に示したように、波形データ処
理装置3は、電圧及び電流の波形データを受信するまで
は待機し(ステップ201)、上記の圧縮された波形デ
ータを受信すると、制御部47は、記憶部43にこの波
形データを記憶させる(ステップ202)。そして、波
形記録装置1から送信された電力系統の事故発生時にお
ける電圧及び電流の波形データについて所定の処理を行
う(ステップ203)。例えば、表示部30に電圧及び
電流の波形データを表示させたり、プリンタ5に電圧及
び電流の波形データを出力して印刷させたりする。ステ
ップ203において所定の処理が完了し、高精度な電圧
及び電流の波形データが不必要な場合は、再度ステップ
201の処理を実施する。
【0058】一方、事故発生時における電圧及び電流の
波形データを用いて、電力系統における事故点の判別を
行う場合など高精度な電圧及び電流の波形データが必要
な場合、波形データ処理装置3の制御部47は、非変換
データ送信要求を波形記録装置1に送信する(ステップ
204)。そして、波形記録装置1からデータが送信さ
れるまで待機する(ステップ205)。
【0059】波形記録装置1の制御部31は、波形デー
タ処理装置3からの非変換データ送信要求を受信部27
で受信した場合(ステップ106)、記憶部24が記憶
している変換前の事故発生時における電圧及び電流の波
形データを送信する(ステップ107)。そして、再度
ステップ101の処理を行う。
【0060】波形データ処理装置3の制御部47は、波
形記録装置1から送信された変換前の事故発生時におけ
る電圧及び電流の波形データを受信すると(ステップ2
05)、所定のデータ処理を行う(ステップ206)。
そして、ステップ201の処理を行う。
【0061】なお、ステップ206において、波形デー
タ処理装置3は、受信した事故発生時における電圧及び
電流の波形データのヘッダに記録されたシフト回数に基
づいて、データを逆シフトして16ビット化し、その波
形データをプリンタ5に印刷させるようにしてもよい。
これにより、波形データ処理装置3は、16ビットデー
タのみを印刷出力するプログラムを備えるだけでよく、
プログラムを簡略化することができる。また、ファイル
のヘッダにシフト回数のデータが記録されているので、
逆シフトを短時間に行うことができる。
【0062】また、本発明は、従来の通信回線(公衆回
線)を使用したネットワークに限らず、高速通信回線を
使用したネットワークにも適用可能である。この場合、
本発明の波形記録装置は、電圧及び電流の波形データの
計測を64点/サイクルの測定間隔及び16ビット/フ
ルスケールのビット分解能で行っているので、高速通信
回線を使用する場合は前記のようにデータを1/4倍に
変換せずに、そのまま電圧及び電流の波形データを送信
するように設定することが可能である。したがって、波
形記録装置の改造や装置の交換をしなくても、高速通信
回線を使用することができる。
【0063】さらに、波形記録装置に波形データ処理装
置の機能を実行するように設定した波形記録装置と、前
記の波形記録装置と、によって波形データ処理システム
を構成することも可能である。
【0064】
【発明の効果】波形記録装置は、検知測定手段で電力系
統の事故発生を検知すると、所定の測定間隔及び所定の
ビット分解能で電力系統の電圧及び電流の波形データを
測定し、記憶手段で測定した電力系統の電圧及び電流の
波形データを記憶し、制御手段で測定した電力系統の電
圧及び電流の波形データを測定時の2倍の測定間隔及び
測定時の1/2倍のビット分解能である電力系統の電圧
及び電流の波形データに変換し、該制御手段で変換した
電力系統の電圧及び電流の波形データを送信手段で他の
装置に送信する。また、ネットワークを介して接続され
た他の装置から送信された非変換データ送信要求を受信
手段で受信すると、該制御手段は非変換データ送信要求
を送信してきた該他の機器へ該記憶手段が記憶している
電力系統の電圧及び電流の波形データを該送信手段に送
信させるため、通常はデータ量が1/4倍に圧縮された
事故時における電力系統の電圧及び電流の波形データが
送信されるので、通信速度が遅くてもデータ送信時間を
短縮することができる。また、非変換データ送信要求を
受信すると変換前の電力系統の電圧及び電流の波形デー
タを送信するので、このデータを受信した他の装置は高
精度な処理を実行することができる。
【0065】また、波形記録装置の制御手段は、所定の
測定間隔で測定した電力系統の電圧及び電流の波形デー
タを1点おきに間引いて、測定時の2倍の測定間隔であ
る電力系統の電圧及び電流の波形データに変換するの
で、データ量の削減を容易に行うことができ、また、短
時間でデータ変換処理を行うことができる。
【0066】さらに、波形記録装置の制御手段は、所定
のビット分解能で測定した電力系統の電圧及び電流の波
形データを1回または複数回シフトして測定時の1/2
倍のビット分解能である電力系統の電圧及び電流の波形
データに変換することにより、データ量の削減を容易に
行うことができ、また、短時間でデータ変換処理を行う
ことができる。
【0067】加えて、波形データ処理システムは、ネッ
トワークを介して1つまたは複数の請求項1乃至3のい
ずれかに記載の波形記録装置と、該波形記録装置に非変
換データ送信要求を送信するデータ送信手段と、該波形
記録装置から送信された電力系統の電圧及び電流の波形
データを受信するデータ受信手段と、該データ受信手段
で受信した電力系統の電圧及び電流の波形データを記憶
するデータ記憶手段と、該データ受信手段で受信した電
力系統の電圧及び電流の波形データを用いて所定の処理
を行うデータ制御手段と、を備えた波形データ処理装置
と、が接続されて構成されるので、通常は、短時間でデ
ータ変換処理を行われてデータ量が1/4倍に圧縮され
た事故時における電力系統の電圧及び電流の波形データ
が送信されるので、通信速度が遅くてもデータ送信時間
を短縮することができる。また、非変換データ送信要求
を受信すると変換前の電力系統の電圧及び電流の波形デ
ータを送信するので、波形データ処理装置は高精度な処
理を実行することができる。
【0068】また、電力系統の事故発生時における電圧
及び電流の波形データを測定する波形記録装置の通信方
法は、電力系統の事故発生を検知すると、所定の測定間
隔及び所定のビット分解能で電力系統の電圧及び電流の
波形データを測定する第1工程と、測定した電力系統の
電圧及び電流の波形データを記憶する第2工程と、測定
した電力系統の電圧及び電流の波形データを測定時の2
倍の測定間隔及び測定時の1/2倍のビット分解能であ
る電力系統の電圧及び電流の波形データに変換する第3
工程と、測定時の2倍の測定間隔及び測定時の1/2倍
のビット分解能に変換した電力系統の電圧及び電流の波
形データを送信する第4工程と、非変換データ送信要求
を受信すると、該第2工程で記憶した所定の測定間隔及
びビット分解能の電力系統の電圧及び電流の波形データ
を送信する第5工程と、を備えているため、通常はデー
タ量が1/4倍に圧縮された事故時における電力系統の
電圧及び電流の波形データが送信されるので、通信速度
が遅くてもデータ送信時間を短縮することができる。ま
た、必要に応じて、精度を落とさずに電力系統の電圧及
び電流の波形データを送信することができる。
【0069】さらにまた、波形記録装置の通信方法の第
3工程では、所定の測定間隔で測定した電力系統の電圧
及び電流の波形データを1点おきに間引いて、測定時の
2倍の測定間隔である電力系統の電圧及び電流の波形デ
ータに変換するため、短時間でデータ変換処理を行うこ
とが可能となり、また、データ量を容易に削減すること
ができる。
【0070】また、波形記録装置の通信方法の第3工程
では、所定のビット分解能で測定した電力系統の電圧及
び電流の波形データを1回または複数回シフトして、測
定時の1/2倍のビット分解能である電力系統の電圧及
び電流の波形データに変換するので、短時間でデータ変
換処理を行うことが可能となり、また、データ量を容易
に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】、本発明の実施形態に係る波形データ処理シス
テムの概略の構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る波形記録装置の概略の
構成を示したブロック図である。
【図3】本発明の波形記録装置における電圧及び電流波
形データの圧縮処理を説明するための図である。
【図4】本発明の波形記録装置の電力系統における事故
点判別処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1−波形記録装置 3−波形データ処理装置 10−波形データ処理システム 24−記憶部 25−計測部 27−受信部 31−制御部 47−制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の事故発生を検知すると、所定
    の測定間隔及び所定のビット分解能で電力系統の電圧及
    び電流の波形データを測定する検知測定手段と、 測定した電力系統の電圧及び電流の波形データを記憶す
    る記憶手段と、 ネットワークを介して接続された他の装置からのデータ
    送信要求を受信する受信手段と、 測定した電力系統の電圧及び電流の波形データを測定時
    の2倍の測定間隔及び測定時の1/2倍のビット分解能
    である電力系統の電圧及び電流の波形データに変換する
    制御手段と、 該制御手段で変換した電力系統の電圧及び電流の波形デ
    ータを他の装置に送信する送信手段と、を備え、 該制御手段は、該受信手段が非変換データ送信要求を受
    信すると、非変換データ送信要求を送信してきた該他の
    機器へ該記憶手段が記憶している電力系統の電圧及び電
    流の波形データを該送信手段に送信させることを特徴と
    する波形記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、所定の測定間隔で測定
    した電力系統の電圧及び電流の波形データを1点おきに
    間引いて、測定時の2倍の測定間隔である電力系統の電
    圧及び電流の波形データに変換することを特徴とする請
    求項1に記載の波形記録装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、所定のビット分解能で
    測定した電力系統の電圧及び電流の波形データを1回ま
    たは複数回シフトして測定時の1/2倍のビット分解能
    である電力系統の電圧及び電流の波形データに変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の波形記録装置。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介して1つまたは複数の
    波形記録装置と波形データ処理装置とが接続された波形
    データ処理システムであって、 請求項1乃至3のいずれかに記載の波形記録装置と、 該波形記録装置に非変換データ送信要求を送信するデー
    タ送信手段と、 該波形記録装置から送信された電力系統の電圧及び電流
    の波形データを受信するデータ受信手段と、 該データ受信手段で受信した電力系統の電圧及び電流の
    波形データを記憶するデータ記憶手段と、 該データ受信手段で受信した電力系統の電圧及び電流の
    波形データを用いて所定の処理を行うデータ制御手段
    と、を備えた波形データ処理装置と、によって構成され
    たことを特徴とする波形データ処理システム。
  5. 【請求項5】 電力系統の事故発生時における電圧及び
    電流の波形データを測定する波形記録装置の通信方法で
    あって、 電力系統の事故発生を検知すると、所定の測定間隔及び
    所定のビット分解能で電力系統の電圧及び電流の波形デ
    ータを測定する第1工程と、 測定した電力系統の電圧及び電流の波形データを記憶す
    る第2工程と、 測定した電力系統の電圧及び電流の波形データを測定時
    の2倍の測定間隔及び測定時の1/2倍のビット分解能
    である電力系統の電圧及び電流の波形データに変換する
    第3工程と、 測定時の2倍の測定間隔及び測定時の1/2倍のビット
    分解能に変換した電力系統の電圧及び電流の波形データ
    を送信する第4工程と、 非変換データ送信要求を受信すると、該第2工程で記憶
    した所定の測定間隔及びビット分解能の電力系統の電圧
    及び電流の波形データを送信する第5工程と、を備えた
    ことを特徴とする波形記録装置の通信方法。
  6. 【請求項6】 前記第3工程では、所定の測定間隔で測
    定した電力系統の電圧及び電流の波形データを1点おき
    に間引いて、測定時の2倍の測定間隔である電力系統の
    電圧及び電流の波形データに変換することを特徴とする
    請求項5に記載の波形記録装置の通信方法。
  7. 【請求項7】 前記第3工程では、所定のビット分解能
    で測定した電力系統の電圧及び電流の波形データを1回
    または複数回シフトして、測定時の1/2倍のビット分
    解能である電力系統の電圧及び電流の波形データに変換
    することを特徴とする請求項5に記載の波形記録装置の
    通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532898A (ja) * 2004-04-18 2007-11-15 エルスペック・リミテッド 電力品質のモニタリング
CN107395331A (zh) * 2017-09-05 2017-11-24 国网四川省电力公司内江供电公司 一种电力设备通信数据异常报警系统
CN109655647A (zh) * 2019-01-24 2019-04-19 宁波三星医疗电气股份有限公司 一种电能表的异常事件记录方法

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