JP2502266B2 - 観測デ―タ送受信システムおよび観測デ―タ送受信システムの受信装置 - Google Patents

観測デ―タ送受信システムおよび観測デ―タ送受信システムの受信装置

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JP2502266B2
JP2502266B2 JP5160775A JP16077593A JP2502266B2 JP 2502266 B2 JP2502266 B2 JP 2502266B2 JP 5160775 A JP5160775 A JP 5160775A JP 16077593 A JP16077593 A JP 16077593A JP 2502266 B2 JP2502266 B2 JP 2502266B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,観測データ送受信シス
テムおよび観測データ送受信システムの受信装置に関す
るものである。
【0002】地震観測データ,気象観測データあるいは
浄水場の取水量観測装置等のアナログの観測データは,
送信装置において観測データをサンプリングしてデジタ
ル変換し,送信信号として回線に出力する。そして,受
信装置が回線を介して送られてくる送信信号を受信し,
送信信号に含まれるデジタルのサンプリングデータを基
にアナログの観測データを復元するようにしている。
【0003】観測装置からは観測データが絶えず送信装
置に送られてくるので,このような観測データ送受信シ
ステムの扱う送信データの量は膨大である。そのため,
できるだけ少ない送信データで受信側で必要とする観測
データが確実に得られるようにする必要がある。
【0004】
【従来の技術】従来の観測データ送受信システムの観測
装置は観測データをサンプリングして得たデジタルのサ
ンプリグデータを全て送信していた。
【0005】図9は従来の観測データ送受信システムの
送信装置の構成を示す。図において,100は観測装置
であって,地震計,浄水場の取水量観測装置等である。
【0006】101は送信装置である。102は観測デ
ータ入力手段であって,観測装置100から転送される
アナログ観測データを入力するものである。
【0007】103はサンプリング手段であって,デー
タ入力手段103に入力される観測データを予め定めた
時間間隔でサンプリングするものである。104はA/
D変換器であって,サンプリングデータをその大きさ
(電圧値等)に応じたデジタル値に変換するものであ
る。
【0008】105はCPUであって,データ転送制御
等の送信装置101の制御を行うものである。106は
メモリであって,A/D変換されたサンプリングデータ
等のデータ保持,送信プログラム等のプログラム保持を
するものである。
【0009】107はサンプリングデータ保持手段であ
る。108はバスである。109は変復調器であって,
デジタルのサンプリングデータを変調して送信信号と
し,伝送路に出力するものである。
【0010】110は出力手段であって,送信信号を伝
送路120に出力するものである。120は伝送路であ
って,公衆回線,データ回線,データバス,無線回線等
である。
【0011】図10は従来の観測データ送受信システム
の受信側の構成を示す。図において,120は伝送路で
ある。
【0012】130は受信装置である。131は受信デ
ータ入力部であって,伝送路120を介して送信装置か
ら送られてくる送信信号を受信するものである。
【0013】132は変復調器であって,受信した送信
信号を復調するものである。133はCPUであって,
送信信号を復調して得られたデジタルのサンプリングデ
ータを処理するものである。
【0014】134はメモリであって,受信したデジタ
ルのサンプリングデータ等のデータの保持,データ処理
プログラム等のプログラムを格納するものである。13
4’はサンプリングデータ保持部であって,受信したサ
ンプリングデータの保持領域である。
【0015】135はD/A変換器であって,デジタル
のサンプリングデータをアナログ値に変換するものであ
る。136はペンレコーダであって,アナログデータに
復元された観測データを出力するものである。
【0016】137はプリンタであって,観測データを
印刷出力するものである。138はディスプレイであっ
て,観測データを表示出力するものである。139はバ
スである。
【0017】図11は従来の観測データ送受信システム
のデータ処理のフローを示す。(a)は送信装置のフロー
である(図9を参照する)。S1 観測装置100のア
ナログの観測データを観測データ入力手段102に入力
する。サンプリング手段103はあらかじめ定めた時間
間隔で受信した観測データをサンプリングする。
【0018】S2 A/D変換器104は,サンプリン
グデータをその大きさに応じたデジタル値に変換する。
デジタルのサンプリングデータはサンプリングデータ保
持手段107に保持される。
【0019】S3 CPU105はサンプリングデータ
保持手段107に入力されたサンプリクデータをリアル
タイムに,あるいは保持したデータ量が一定量(例え
ば,1時間,1日等)になる毎に変復調器109へ転送
する。変復調器109はデジタルのサンプリングデータ
を変調して送信信号とし,出力手段110より伝送路1
20へ出力する。
【0020】(b)は受信装置のデータ処理のフローであ
る(図10を参照する)。S4 受信データ入力部13
1は送信装置101から出力され,伝送路120を介し
て送られてくる送信信号を受信する。
【0021】S5 変復調器132は送信信号を復調し
て,デジタルのサンプリングデータを含む受信信号とし
て受信装置内部に出力する。受信したサンプリングデー
タはCPU133によりデータ処理され,メモリ134
のサンプリングデータ保持部134’に保持させる。
【0022】S6 サンプリングデータ保持部134’
に保持されているサンプリングはCPU133により出
力処理され,ディスプレイ138に表示出力,あるいは
プリンタ137に印刷出力される。
【0023】S7,S8 または,必要に応じて,D/
A変換器135はサンプリングデータをアナログ信号に
変換し,ペンレコーダ136に観測データを出力する。
図12は従来の観測データに対する受信データの例を示
す。
【0024】(a)は観測データである。(b)は観測データ
(a)の一部(Pの部分)について,時間軸を10倍に拡
大したものである。
【0025】(c)はサンプリングデータの波形(時間軸
10倍)であって,観測データ (b)をサンプリクしたデ
ータを表す。サンプリング時間間隔Δs(図参照)であ
って,時刻ts の瞬時値をその時間間隔Δsにおけるサ
ンプリングデータとしたものである。
【0026】(d)は復元観測データであって,サンプリ
ングデータ (c)に基づいて復元した観測データである
(時間軸を10倍に拡大したサンプリングデータの波形
(c)を観測データ (a)の時間軸に縮小したものであ
る)。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】従来の観測データの送
受信システムは,サンプリングで得たサンプリングデー
タを全て送信していた。そのため,送信データ量を少な
くするために,サンプリング間隔を大きくとるとサンプ
リングタイミングが観測データの最大値もくしは最小値
のピークから外れることがあり,そのようなサンプリン
グデータからは受信側で,その最大値もしくは最小値の
ピークを復元することができなかった。例えば,観測デ
ータ (a)は最大値(ピーク)Aを持つが,その時点にお
いてサンプリングされなかったので,復元観測データ
(d)は,Bに示すように最大値(ピーク)Aを復元する
ことができなかった。
【0028】サンプリング間隔Δsを短くすれば最大値
(ピーク)Aもしくは最小値を見逃す率は減らすことが
できるが,送信データ量が膨大になり,データ転送時間
が長くなる,あるいは装置が大型化する等で好ましくな
い。
【0029】一方,例えば地震観測,水道の浄水場にお
ける取水量の監視等においては,サンプリング間隔の短
い詳細なデータは必要としないが,最大値(ピーク)も
しくは最小値だけは確実に検出して受信側において復元
できるものであることが必要とされる。
【0030】本発明は,少ないデータ送信量で,受信側
が確実に観測データの最大値および最小値を確認でき,
また,受信側の印刷装置の分解能に応じて効率よく観測
データを復元できる観測データ送受信システムおよび観
測データ送受信システムの受信装置を提供することを目
的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は,観測装置(1)
で観測されたアナログの観測データをサンプリングして
デジタル値に変換し,サンプリング周期より大きい周期
の区間の最大値と最小値を送信データとして送信する送
信装置(2) と,送信装置(2) から送られてくる区間毎の
最大値と最小値を受信し観測データを復元する受信装置
(3) とからなる観測データ送受信システムにおいて,受
信装置(3) は,受信した送信データを複数区間分まとめ
て保持するデータ格納手段と,受信装置(3) の区間を定
める受信側区間設定手段(20') と,該区間の最大値と最
小値を判定する最大値最小値検出手段(21') と,該区間
毎に最大値と最小値に基づいて観測データを復元するデ
ータ復元手段(22)とを備え,受信側区間設定手段(20')
は送信側で設定した区間の幅と異なる区間の幅を任意に
設定できるものであり,最大値最小値検出手段(21') は
受信側区間設定手段(20') の設定した区間の最大値と最
小値を求め,データ復元手段(22)は該区間毎に最大値と
最小値の間を補間するとともに各隣接区間の間を隣接区
間の最大値もしくは最小値に基づいて補間するようにし
た。
【0032】あるいは観測装置(1) で観測されたアナロ
グの観測データをサンプリングしてデジタル値に変換
し,サンプリング周期より大きい周期の区間の最大値と
最小値を送信データとして送信する送信装置(2) と,送
信装置(2) から送られてくる区間毎の最大値と最小値を
受信し観測データを復元する受信装置(3) とからなる観
測データ送受信システムの受信装置において,受信した
送信データを複数区間分まとめて保持するデータ格納手
段と,送信側で設定した区間の幅と異なる区間の幅を任
意に設定できる受信側区間設定手段(20') と,受信側区
間設定手段(20')の設定した区間における最大値と最小
値を求める最大値最小値検出手段(21') と,該区間毎に
最大値と最小値の間を補間するとともに各隣接区間の間
を隣接区間の最大値もしくは最小値に基づいて補間して
観測データを復元するデータ復元手段(22)を備えるよう
にした。
【0033】図1は本発明の基本構成を示す図である。
図において,1は観測装置であって,地震計,気象観測
装置,浄水場における取水量観測装置等である。
【0034】2は送信装置である。3は受信装置であ
る。送信装置2において,5はデータの伝送路であっ
て,データバス,デジタルデータ回線,公衆回線等の有
線の伝送路,もしくは無線の伝送路である。
【0035】10はアナログの観測データを入力する観
測データ入力手段である。11はサンプリング手段であ
って,観測データをサンプリングするものである。
【0036】11’はA/D変換器である。12は送信
側区間設定手段であって,複数サンプリング点が含まれ
るようにサンプリング時間軸の区間を定める時間を設定
するものである。
【0037】13は最大値最小値検出手段であって,区
間におけるサンプリングデータの最大値と最小値を判定
するものである。さらに,必要に応じて区間の平均値,
パワー等の副情報を算出するものである。
【0038】14は出力手段であって,区間毎の最大値
と最小値,必要に応じて副情報を含む送信データを送信
信号として伝送路5に出力するものである。もしくは無
線信号に変調して無線出力するものである。観測データ
をリアルタイムに送信するのでない場合には,出力手段
14は最大値,最小値を順次に格納し,まとめて出力す
る。
【0039】受信装置3において,20は受信手段であ
って,送信装置2から送られてくる送信信号を受信し,
最大値,最小値を含む(必要により副情報を含む)受信
データ(送信データと同じ内容のデータ)とするもので
ある。観測データがリアルタイムに送信信号として送ら
れてくるのでない場合には,受信手段20は受信データ
を複数区間まとめて格納する。
【0040】20’は受信側区間設定手段であって,受
信装置3において時間軸の区間とする時間を設定するも
のである。例えば,ディスプレイの解像度,プリンタの
印刷出力精度等に応じて受信側で有効に最大値,最小値
が出力できるように時間軸(X軸)の区間時間を設定す
るものである。
【0041】21は区間算出手段であって,受信データ
の先頭の最大値最小値の時刻情報,もしくはアドレス等
を基に,受信区間設定手段20’に設定された時間に従
って時間軸上の区間を算出するものである。
【0042】21’は最大値最小値検出手段であって,
送信側区間の最大値最小値に基づいて受信側で設定した
区間に含まれる最大値,最小値を検出し保持するもので
ある。
【0043】22はデータ復元手段であって,受信側区
間毎の最大値,最小値に基づいて観測データを復元する
ものである。22’は補間手段であって,区間毎のデー
タの間を補間するものである。例えば,区間毎に最大値
と最小値の間を補間して直線で結ぶとともに,隣接する
区間のデータ間を補間して直線で結び,観測データを復
元するものである。
【0044】23は観測データ出力手段であって,復元
された観測データを出力するものである。25は入力手
段であって,受信側の区間設定データ(区間とする時
間)を入力し,送信装置から1時間,1日等のまとまっ
たデータを送信してきた場合にはそのまとまったデータ
を保持するものである。
【0045】
【作用】図2は本発明の基本構成の動作説明図である。
(a)は送信装置の処理である。
【0046】(a)において,区間1,区間2,区間3は
送信区間(送信装置2に設定された区間)であって,サ
ンプリング点を複数含むものである。最大値1,最小値
1は区間1の最大値および最小値である。同様に,最大
値2,最小値2は区間2の最大値および最小値であり,
最大値3,最小値3は区間3の最大値および最小値であ
る。
【0047】(b)は受信装置の処理である。(b)におい
て,区間1,区間2,区間3,区間4は受信側区間(受
信装置3に設定された区間)である。MAX1は区間1
の最大値であり,MIN1は最小値である。同様に,M
AX2は区間2の最大値であり,MIN2は最小値,M
AX3は区間3の最大値であり,MIN3は最小値,M
AX4は区間4の最大値であり,MIN4は最小値,M
AX5は区間5の最大値であり,MIN5は最小値であ
る。
【0048】30は区間1を補間した直線である。31
は区間1と区間2(隣接区間)の隣接する点(MIN
1,MAX2)の間を補間した直線である。
【0049】図1の基本構成の動作を説明する(図2を
参照する)。観測装置1から送られてくるアナログの観
測データは観測データ入力手段10に入力される。サン
プリング手段11は観測データを定められた時間間隔で
サンプリングする。
【0050】一方,送信側区間設定手段12に時間軸に
対して区間とする時間が設定される(図2 (a)参照)。
最大値最小値検出手段13はサンプリングデータを入力
して保持し,最大値と最小値を検出して保持する(図2
(a)参照)。1区間の処理が終了し最大値,最小値が求
められる(必要に応じて副情報も求める)とその最大
値,最小値(必要に応じて副情報を含む)は送信データ
を作成するためのデータ保持領域に移され,区間の最大
値,最小値を求めるために保持された最大値,最小値は
クリアされる。そして,次の区間のサンプリングデータ
が入力され,最大値,最小値が判定され保持される。
【0051】出力手段14は,リアルタイム送信の場
合,1区間毎の最大値と最小値を変調し,送信信号とし
て伝送路5に有線出力するか,あるいは無線出力する。
必要に応じて副情報も送信する。または,リアルタイム
に送信するのでない場合には,最大値,最小値を例え
ば,1時間,1日等を格納し,まとめて伝送路5に有線
出力するか,あるいは無線出力する。
【0052】受信装置3において,受信手段20は伝送
路5を介して送信される送信信号もしくは送信データを
受信し,受信信号として受信装置3の内部に出力する。
あるいは,無線の送信信号を復調し,受信装置3の内部
に出力する。区間算出手段21は受信信号の開始時刻
(もしくは開始アドレス等)に基づいて受信側区間設定
手段20’に定められた区間時間を基に受信側区間を求
める。観測データがリアルタイムに送信信号として送ら
れてくるのでない場合には,受信手段20は受信データ
を複数区間まとめて格納する(1時間,1日等)。
【0053】受信側の最大値最小値検出手段21’は受
信データに含まれる最大値と最小値を基に,受信側の区
間の最大値と最小値を判定し保持する(必要に応じて副
情報も保持する)。
【0054】データ復元手段22の補間手段22’は
間における最大値と最小値の間を直線で結んで補間する
(図2 (b)の区間1の補間30等参照)。さらに,隣接
区間との連続をとるために,隣接する区間の最大値と最
小値の間を直線で結び補間する(図2 (b)の区間1と区
間2の補間31等参照)。隣接区間の補間は,区間1の
最小値(もしくは最大値)から距離の近い次の区間2の
最大値もしくは最小値を結び(例えば最小値が選択され
たとする),その区間2の選択されなかった方(最大
値)からその次の区間3の最大値もしくは最小値の近い
方を選択し,それぞれの間を直線で補間するようにして
も良い。あるいは,区間1の最大値と最小値の中点と次
の区間2の最大値と最小値の中点を結ぶ等で隣接区間同
士をなんらかの方法で直線で結んで補間する。
【0055】以上のようにして復元された観測データ
は,受信側のディスプレイ,プリンタ等に出力される。
本発明によれば,送信データは区間の最大値と最小値の
み(必要に応じて区間の副情報も送る)であるので送信
データ量を少なくできる。そのため,サンプリング間隔
を短くとることにより観測データの最大値と最小値のピ
ークを確実にサンプリングし,送信することができ,受
信装置は観測データの最大値もしくは最小値のピークを
確実に復元することができる。また,受信装置におい
て,時間軸の区間を送信装置で定めた区間と異なる幅で
設定できるので,印刷装置,ディスプレイ等の解像度,
精度(分解能)に応じた区間を設定でき,効率的にデー
タ処理を行うことができるようになる。
【0056】
【実施例】図3は本発明のシステム構成実施例を示す。
図において,1は観測装置であって,地震計,水位計等
である。
【0057】2は送信装置である。3は受信装置であ
る。5は伝送路であって,データバス,公衆回線,デジ
タルデータ回線等の有線の伝送路である。伝送路5は,
送信装置2と受信装置3の間を無線でデータ伝送を行う
無線による伝送路でも良い。
【0058】7は受信側システムである。観測装置1に
おいて,35はセンサーであって,加速度計等の地震セ
ンサー,水位を検出するセンサー等である。
【0059】36は増幅器であって,センサー35の検
出信号を増幅するものである。送信装置2において,4
0はサンプルホルダーであって,観測データをサンプリ
ングするものである。
【0060】41はA/D変換器である。42は送信デ
ータ処理部であって,A/D変換されたサンプリングデ
ータを基に区間の最大値と最小値よりなる送信データを
作成するものである。
【0061】43は変復調器(モデム)であって,送信
データを変調し,伝送路5に出力するものである。送信
装置2と受信装置3の間を直接にデータバスで接続した
場合には変復調器(モデム)43は必要ない。
【0062】受信装置3において,50は変復調器(モ
デム)であって,回線5から入力される送信信号を復調
するものである。送信装置2と受信装置3の間を直接に
データバスで接続した場合には変復調器(モデム)43
は必要ない。以下,変復調器(モデム)43がある場合
について説明する。
【0063】52は受信データ処理部であって,復調さ
れた受信データ(送信データと同じ内容)を処理するも
のである。51はD/A変換器である53はインタフェ
ースである。
【0064】受信側システム7において,54はディス
プレイである。55はプリンタである。
【0065】56は磁気記憶装置であって,磁気ディス
ク装置,磁気テープ装置等である。57はペンレコーダ
である。図4は本発明の送信側のシステム構成の実施例
を示す。
【0066】図において,2は送信装置である。40は
サンプルホルダである。
【0067】42は送信データ処理部である。43は変
復調器である。サンプルホルダ40において70は観測
データ入力部である。
【0068】71はサンプリング手段である。送信デー
タ処理部42において,75はCPUである。
【0069】76はタイマであって,区間時間の経過判
定等に使用するものである。77は主記憶部である。7
7’はメイン処理部であって,区間の最大値,最小値を
獲得する処理を行うものである。
【0070】77”はサブ処理部であって,サンプリン
グデータの最大値,最小値を判定し,保持するものであ
る。メイン処理部77’において,78は区間時間保持
部であって,区間時間を保持する領域である。
【0071】79は経過時間判定部であって,タイマ7
6により区間とする時間が経過したかを判定するもので
ある。80は最大値最小値獲得部であって,区間時間の
間に最大値,最小値として判定された値を送信データ格
納手段83に格納するものである。
【0072】サブ処理部77”において,41はA/D
変換器である。81は最大値最小値判定部であって,区
間毎のサンプリングデータの最大値と最小値を判定する
プログラムを格納する領域である(必要に応じて,区間
の平均値,パワー等の副情報を算出する)。
【0073】82は最大値最小値保持部であって,サン
プリングデータの最大値と最小値を保持する領域である
(必要に応じて区間の副情報も保持する)。83は送信
データ格納手段であって,送信データを保持するメモリ
であって,磁気ディスク装置,RAM等である。
【0074】84はバスである。図の構成の動作は後述
する。図5は本発明の受信側のシステム構成の実施例を
示す。
【0075】図において,3は受信装置である。50は
変復調器であって,回線より入力される送信信号を受信
し,復調するものである。
【0076】50’はデータ格納手段であって,受信デ
ータを格納するものである。51はD/A変換器であっ
て,デジタルのサンプリングデータをアナログ値に変換
するものである。
【0077】52は受信データ処理部である。53はイ
ンタフェースであって,ディスプレイ54,プリンタ5
5,磁気記憶装置56との接続をとるものである。
【0078】54はディスプレイであって,復元した観
測データを表示するものである。55はプリンタであっ
て,復元した観測データを印刷するものである。56は
磁気記憶装置であって,復元したデータを保持するもの
である。
【0079】57はペンレコーダである。90はメモリ
である。91は区間算出部であって,受信データの開始
時刻もしくは開始アドレス等を基に区間を求めるもので
ある。
【0080】91’は受信側区間設定部であって,受信
側で区間時間を設定するものである。区間時間はディス
プレイ,プリンタ等の解像度,もしくは受信装置のメモ
リ容量等に応じて,効率的に処理ができるように送信装
置で定められた区間時間と同じかもしくはそれより広く
設定できるようにしたものである。
【0081】92は最大値最小値検出部であって,受信
データに含まれる最大値,最小値を基に受信側区間毎の
最大値,最小値を求め保持するものである。必要に応じ
て区間の平均値,パワー等の副情報を求め,保持する。
【0082】93は座標間補間部であって,区間の最大
値と最小値を直線で補間するとともに,隣接する区間の
データ間を直線で補間するものである。94はタイマで
あって,区間時間の経過判定等を行うものである。
【0083】図の構成の動作は後述する。図6は本発明
の送信データ処理部のフローチャートである。(a)はメ
イン処理部のフローであり, (b)はサブ処理部のフロー
である。
【0084】図示の番号に従って,フローチャートを説
明する(図4を参照する)。サブ処理部 (b)のフローチ
ャートから説明する。 S1 観測データ入力部70に入力された観測データ
は,タイマ割り込みにより(例えば1ms毎の割り込
み),サンプリング手段71でサンプリングされ,A/
D変換器41に入力される。A/D変換器41におい
て,サンプリングされたアナログ値に応じたデジタル値
に変換される。
【0085】S2 最大値最小値判定部81はA/D変
換器41でA/D変換されるサンプリング値を最大値最
小値保持部82に保持されている値と比較し,大きいか
小さいかを判定し,最大値,最小値であれば最大値最小
値保持部82に保持する。必要に応じて,それまでのサ
ンプリング値の平均値も求め保持する。
【0086】メイン処理部 (a)のフローにおいて, S3 経過時間判定部79は,区間時間保持部78に保
持されている区間を定める時間(例えば1秒)だけタイ
マ75が経過したか判定する。区間時間が経過していれ
ば,S4に進み最大値最小値保持部82に保持されてい
る最大値,最小値を取り込む処理を行う。区間時間が経
過していなければS7に進み,送信データ格納手段83
に格納されている送信データの送信処理を行う。
【0087】S4,S5 最大値最小値獲得部80は最
大値最小値保持部82に格納されている最大値,最小値
を獲得し,送信データ格納手段83に格納する。 S6 最大値最小値保持部82保持されている最大値,
最小値をクリアする。
【0088】S7 送信データ格納手段83に格納され
た送信データを変復調器43へ出力する。送信データの
出力は複数区間順次に格納され(1時間,1日等まとめ
て格納され),伝送路にまとめて出力される。
【0089】図7は本発明の受信データ処理部のフロー
チャートを示す(図5を参照する)。 S1 送信信号は受信装置3の変復調器50で復調さ
れ,受信データが得られる。受信データはリアルタイム
に処理されるか,もしくは送信装置から1時間,1日等
のまとまったデータとして送られてきたものをデータ格
納手段50’に格納する。
【0090】区間算出部91は,受信データの開始時刻
もしくは開始アドレス等と受信側区間時間を基に区間を
算出し(開始アドレスからのデータ数を算出する等),
その区間の最大値,最小値を最大値最小値検出部92に
より検出し,保持する。
【0091】S2 座標間補間部93は区間X1 におけ
る区間開始時刻の座標を(X1 ,MAX1),区間の終
了時刻の座標を(X1 ,MIN1)とし,座標間を直線
で結ぶ(但し,MAX1は最大値,MIN1は最小値で
ある)。
【0092】S3 次のデータへ移る(次の区間を求め
る) S4 区間を計算する(求めた区間をXn とする)。 S5 (Xn ,MAXn),(Xn ,MINn)を直線
で結ぶ。
【0093】S6 前回の直線上のいずれかの点と今回
の直線上の座標を結ぶ(隣接区間のデータ間を直線で結
ぶ)。 S7 受信データについて全て処理を終了したか判定す
る。
【0094】S5,S6で観測データはインタフェース
53を介してディスプレイ54に表示される。また,プ
リンタ55に印刷出力される。また,磁気記憶装置56
に格納される。さらに,観測データのデジタル値はD/
A変換器51でD/A変換され,ペンレコーダ57に記
録される。
【0095】図8は本発明の観測データに対する受信デ
ータの例を示す。図において,(a)は観測データであ
る。
【0096】(b)は観測データ (a)の時間軸を10倍に
拡大したものである。(c)はサンプリングデータの波形
(時間軸10倍)であって, (b)の観測データのサンプ
リング波形を示す。
【0097】(d)は復元観測データであって, (b)の観
測データの時間軸を標準時間軸の幅に縮小したものであ
る。(b),(c)において,Δsは区間である。1つの区間
の間に複数のサンプリングがなされている。 (c)はその
複数のサンプリングデータのうち,最大値と最小値をそ
の区間のサンプリング値としたものである。例えば,時
刻ts から時刻ts+ 1 までの区間において複数のサンプ
リングがなされ,その最大値MAXと最小値MINをそ
の区間のサンプリング値(時刻ts のサンプリング値)
としたものである。
【0098】(c)の時間軸を10倍にしたものを標準の
時間軸に縮小することにより (d)の復元した観測データ
が得られる。本発明によれば,例えば観測データ (a)の
Aの部分のピークは,復元データ (d)のBの部分に再現
される。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば,サンプリングの時間間
隔を短くすることにより得られる観測データの最大値の
ピークもしくは最小値のピークを含む送信データを少な
いデータ量で送信することができる。そのため,観測デ
ータの最大値のピーク,最小値のピーク等が受信側にお
いて必ず復元される。そのため,受信側において,測定
時間間隔は広くてもよいが最大値もくは最小値のピーク
だけは見落としてはならないような場合に,少ない送信
データ量で有効なデータを送信することが可能となる。
また,受信装置において,ディスプレイ,プリンタ等の
解像度,精度(分解能)もしくはメモリ容量等に応じて
設定でき,しかもその区間の最大値と最小値は確実に復
元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の基本構成の動作説明図である。
【図3】本発明のシステム構成実施例を示す図である。
【図4】送信側のシステム構成実施例を示す図である。
【図5】受信側のシステム構成実施例を示す図である。
【図6】本発明の送信データ処理部のフローチャートを
示す図である。
【図7】本発明の受信データ処理部のフローチャートを
示す図である。
【図8】本発明の観測データに対する受信データの例を
示す図である。
【図9】従来の観測データ送受信システム(送信側)を
示す図である。
【図10】従来の観測データ送受信システム(受信側)
を示す図である。
【図11】従来の観測データの送受信システムのデータ
処理のフローチャートを示す図である。
【図12】従来の観測データに対する受信データの例を
示す図である。
【符号の説明】
1:観測装置 2:送信装置 3:受信装置 5:伝送路 10:観測データ入力手段 11:サンプリング手段 11’:A/D変換器 12:送信側区間設定手段 13:最大値最小値検出手段 14:出力手段 20:受信手段 20’:受信側区間設定手段 21:区間算出手段 21’:最大値最小値検出手段 22:データ復元手段 23:観測データ出力手段 25:入力手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観測装置(1) で観測されたアナログの観
    測データをサンプリングしてデジタル値に変換し,サン
    プリング周期より大きい周期の区間の最大値と最小値を
    送信データとして送信する送信装置(2) と,送信装置
    (2) から送られてくる区間毎の最大値と最小値を受信し
    観測データを復元する受信装置(3) とからなる観測デー
    タ送受信ステムにおいて,受信装置(3) は,受信した送信データを複数区間分まと
    めて保持するデータ格納手段と,受信装置(3) の区間を
    定める受信側区間設定手段(20') と,該区間の最大値と
    最小値を判定する最大値最小値検出手段(21') と,該区
    間毎に最大値と最小値に基づいて観測データを復元する
    データ復元手段(22)とを備え, 受信側区間設定手段(20') は送信側で設定した区間の幅
    と異なる区間の幅を任意に設定できるものであり, 最大値最小値検出手段(21') は受信側区間設定手段(2
    0') の設定した区間の最大値と最小値を求め, データ復元手段(22)は該区間毎に最大値と最小値の間を
    補間するとともに各隣接区間の間を隣接区間の最大値も
    しくは最小値に基づいて補間することを特徴とする観測
    データ送受信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において,送信装置(2) は複数
    区間の送信データを保持する送信データ格納手段を備
    え,送信装置(2) は複数区間の送信データを送信するも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の観測データ
    送受信システム。
  3. 【請求項3】 観測装置(1) で観測されたアナログの観
    測データをサンプリングしてデジタル値に変換し,サン
    プリング周期より大きい周期の区間の最大値と最小値を
    送信データとして送信する送信装置(2) と,送信装置
    (2) から送られてくる区間毎の最大値と最小値を受信し
    観測データを復元する受信装置(3) とからなる観測デー
    タ送受信システムにおいて, 受信装置(3) は,受信した送信データを複数区間分まと
    めて保持するデータ格納手段と,送信側で設定した区間
    の幅と異なる区間の幅を任意に設定できる受信側区間設
    定手段(20') と, 受信側区間設定手段(20') の設定した区間における最大
    値と最小値を求める最大値最小値検出手段(21') と, 該区間毎に最大値と最小値の間を補間するとともに各隣
    接区間の間を隣接区間の最大値もしくは最小値に基づい
    て補間して観測データを復元するデータ復元手段(22)を
    備えることを特徴とする観測データ送受信システムの受
    信装置。
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