JPH068605U - 2段穴加工用ドリル - Google Patents

2段穴加工用ドリル

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JPH068605U
JPH068605U JP5284292U JP5284292U JPH068605U JP H068605 U JPH068605 U JP H068605U JP 5284292 U JP5284292 U JP 5284292U JP 5284292 U JP5284292 U JP 5284292U JP H068605 U JPH068605 U JP H068605U
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光男 豊本
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有限会社トヨバックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート成型用の化粧枠板22に同軸異
径の2段穴を明けるドリルに関するもので、互いに同軸
の枠板20の小径孔と模様シート21の大径孔とを、木
製の枠板20を傷つけることなく、一操作で明けること
かできる2段孔加工用のドリルを提供する。 【構成】 大径錐の小径錐側端面10に軸直角方向の当
たり面11を形成すると共にこの当たり面11から若干
後退した位置に大径孔の底部を切除するための第2切れ
刃12を形成した。化粧枠板22の発泡スチロールなど
で形成された模様シート21は、その当たり面11の第
2切れ刃12の前方が盛り上がり、当たり面から若干後
退した位置にある切れ刃12によって切除される。一方
木製の枠板20は、このような盛り上がり部が生じるこ
とがなく、切れ刃12で削り取られないので、枠板20
の表面で大径錐3の進行が停止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、同軸異径の2段穴を明けるドリルに関し、特に可撓性シートを貼 付した枠板に2段穴を明けるのに好適なドリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンクリートのもつ無機質感を和らげるためにコンクリート擁壁の表面 に凹凸模様を設けることが広く行われている。このような凹凸模様は、図5に示 すように、合板製の枠板20に発泡スチロール製ないしウレタン製の化粧シート 21を貼付してなる化粧枠板22に2段穴30を設け、化粧枠板22と対向して 設けた枠板31に透孔32を設け、両者を枠板固定具33で連結し、形成された 空所34に生コンクリートを打ち込むことによって形成される。枠板固定具33 としては、軸芯に螺杆35を有する裁頭円錐形のコーン36と螺杆の雌ネジ部3 7に螺合するセパレータボルト38とからなるものが使用されている。
【0003】 枠板固定具のコーン36を装着するために化粧枠板22に穿設する2段穴30 は、螺杆35を挿通する小径穴23とこれと同軸でコーン36を装着する大径穴 24とからなり、小径穴23を枠板20に大径穴24を模様シート21に設ける 。小径穴23に挿通した螺杆の先端にナット39を螺合してコーン36を化粧枠 板22に固定し、枠板31の透孔32にセパレータボルトの一端を挿通し、他端 をこのコーン36の雌ネジ部37にセパレータボルト38を螺着し、枠板31か ら突出したセパレータボルトのネジ部39にナット40を螺着して化粧枠板22 と枠板31とを固定する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような2段穴を明ける手段として、従来は図6に示すような木工用の2段 穴加工用のドリルを使用していた。このドリルは、柱等にボルト挿通用の2段穴 を明けるために考案されたものであり、先端のセンタ錐4との連接部に第1切れ 刃5及び第1切込刃6を有する小径錐2とこの小径錐2との連接部に第2切れ刃 12及び第2切込刃13を有する大径錐3とを有し、小径錐2に延設したシャン ク8を大径錐3の中心孔17に挿通してネジ18で固定して使用するものである 。このような従来ドリルを用いて化粧枠板22に2段穴を明けるには、図7に示 すように、ドリルを回転させながら模様シート21に押し当てて削り取っていく のであるが、往々にして枠板20に大径穴を明けてしまい、枠板の強度を低下さ せたり、枠板の再利用を妨げたりするという問題があった。
【0005】 本考案は、上記問題を解決することを課題としており、枠板に大径穴をあける おそれのない2段穴加工用のドリルを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の2段穴加工用ドリルは、先端のセンタ錐4との連接部に第1切れ刃5 及び第1切込刃6を有する小径錐2とこの小径錐2との連接部に第2切れ刃12 及び第2切込刃13を有する大径錐3とを有している。大径錐の小径錐側端面1 0に軸直角方向の当たり面11を形成すると共にこの当たり面11から若干後退 した位置に第2切れ刃12を形成したものである。小径錐2と大径錐3とは一体 に形成してもよいが、両者を分割して直径の異なる小径穴23を明けることがで きるようにするのがよい。
【0007】
【作用】
化粧枠板22の模様シート21は、発泡スチロールやウレタンゴム等の可撓性 材料で作製されている。2段穴を明けようとする位置の可撓性シート21に回転 状態のドリルの大径錐3を押しつけると、図3に示すように、第2切込刃13で 大径錐3の外径と同径のリング状の溝14が形成される。更にドリル1を押しつ けると、大径錐の当たり面11の前方に模様シート21の盛り上がり部26が生 じ、この盛り上がり部26が当たり面から若干後退した位置にある切れ刃12に よって削除される。模様シート21が削り終わると当たり面が枠板20に当接す る。この状態で大径錐3を更に押しつけても、枠板20は木製だから切れ刃12 の前方に盛り上がり部が生じることがなく、切れ刃12で削り取られることがな いので、大径錐3の進行は停止し枠板20に大径穴を明けるおそれがない。
【0008】
【実施例】
図1及び図2は本考案の一実施例を示した図である。本考案の2段穴加工用ド リル1は、小径錐2と大径錐3とを有しており、両者は分割可能である。小径錐 2は、その先端にドリル1の穴明け位置を定めるセンタ錐4を有しており、この センタ錐4との連接部ににげ角を備えた第1切れ刃5及び第1切込刃6が設けら れている。この第1切れ刃5には、削り取った切粉を後方へ排出する第1ねじり 溝7が連接されている。小径錐2の基端側には段部を経てシャンク8が連接され ており、シャンク8には端面から軸方向に延びる割り溝9が設けられている。
【0009】 ドリル1の大径錐3は、その小径錐側端面10に軸直角方向の当たり面11を 有しており、この当たり面11から若干後退した位置に第2切れ刃12が設けら れている。第2切れ刃12の周り方向には大径錐3の外周面と同一方向に延びる 第2切込刃13が設けられており、この第2切込刃13は、第2切れ刃12に先 立って大径錐3の外径と同径のリング状の溝14を形成して、第2切れ刃12で 削りとる部分を予め区画するものである。第2切れ刃12には削り取った切粉を 後ろへ排出する第2ねじり溝15が連接されている。
【0010】 本考案のドリル1は、小径錐2のシャンク8を大径錐3の中心孔17に挿通し て止めネジ18で固定し、シャンク8を図示しない電動ドリル本体に取りつける 。化粧枠板22の2段穴を明けようとする位置に小径錐のセンタ錐4を当ててド リル1を回転する。ドリル1の小径錐2が模様シート21を削り取りながら進出 して化粧枠板22の枠板20に当接する。センタ錐4が枠板20に食い込んで小 径錐2を案内し、第1切込刃6及び第1切れ刃5で枠板20が円形に削りとられ て小径穴23が形成される。
【0011】 小径穴23の穴明け動作中に大径錐3が発泡スチロール製の模様シート21に 当接し、第2切込刃13が模様シート21にリング状の溝14を設けて第2切れ 刃で削り取る部分を区画する。この区画された部分16に大径錐の当たり面11 を押圧すると模様シート21が変形して第2切れ刃12の前方に盛り上がり部2 6が形成され、この盛り上がり部を、第2切れ刃12で削り取って模様シート2 1に大径穴24を形成する。
【0012】 第2切れ刃12による模様シート21の削り取り作業が終了すると大径錐の当 たり面11が枠板20に当接する。この状態でドリル1を枠板20に押しつけて も、枠板が木製であるから、溝14で区画された部分27(図4参照)が第2切 れ刃12の前面に盛り上がることがなく、大径錐3が回転しても第2切れ刃12 で削り取ることができないので、ドリル1の進行動作は停止する。このように、 本考案の2段穴加工用ドリル1で化粧枠板22に枠板固定具33の2段穴30を 設けてやれば、熟練を有しない者であっても簡単な操作で2段穴を明けることが でき、枠板20に大径穴を明けるおそれがない。
【0013】
【考案の効果】
以上のように、本考案のドリルによれば、枠板に大径穴を明けるおそれがなく 、だれでも簡単に化粧枠板に枠板固定具を取りつけるための2段穴を明けること ができる。従って、大径穴を明けることによる枠板の強度の低下が防止され、枠 板の再利用を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の2段穴加工用ドリルの正面図
【図2】本考案の2段穴加工用ドリルの分解図
【図3】穴明け動作の説明図
【図4】穴明け動作終了時の断面図
【図5】化粧枠板の固定構造を示す断面図
【図6】従来の2段穴加工用ドリルの分解図
【図7】穴明け動作を示す説明図
【符号の説明】
2 小径錐 3 大径錐 4 センタ錐 5 第1切れ刃 6 第1切込刃 10 小径錐側端面 11 当たり面 12 第2切れ刃 13 第2切込刃

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端のセンタ錐(4) との連接部に第1切
    れ刃(5) 及び第1切込刃(6) を有する小径錐(2) とこの
    小径錐(2) との連接部に第2切れ刃(12)及び第2切込刃
    (13)を有する大径錐(3) とを有する2段穴加工用ドリル
    において、大径錐の小径錐側端面(10)に軸直角方向の当
    たり面(11)を形成すると共にこの当たり面(11)から若干
    後退した位置に第2切れ刃(12)を設けたことを特徴とす
    る、2段穴加工用ドリル。
JP5284292U 1992-07-02 1992-07-02 2段穴加工用ドリル Expired - Lifetime JP2552017Y2 (ja)

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