JPH0685854U - 足場板接合スリーブ - Google Patents
足場板接合スリーブInfo
- Publication number
- JPH0685854U JPH0685854U JP3286093U JP3286093U JPH0685854U JP H0685854 U JPH0685854 U JP H0685854U JP 3286093 U JP3286093 U JP 3286093U JP 3286093 U JP3286093 U JP 3286093U JP H0685854 U JPH0685854 U JP H0685854U
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- Japan
- Prior art keywords
- scaffolding plate
- sleeve
- scaffolding
- plate
- sleeve body
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 針金固縛における足場板の段差及び針金の捩
じり部の突起を無くし、現場作業の安全性、作業性の向
上を図る。 【構成】 両端部に足場板2が挿入される挿入部を有す
るスリーブ本体15と、スリーブ本体15に足場板2を
挿入した状態において足場板2を保持するための足場板
ストッパ18とを具備する。このような構成を採ってい
るので、足場板接合スリーブ14に足場板2を挿入する
だけで、簡単に足場板2を接合でき、作業性の向上を図
ることができる。また、足場板の段差を無くすことがで
きるため、現場作業の安全性の向上を図ることができ
る。さらに足場板接合スリーブ14は再使用できるた
め、作業コストの低減を図ることもできる。
じり部の突起を無くし、現場作業の安全性、作業性の向
上を図る。 【構成】 両端部に足場板2が挿入される挿入部を有す
るスリーブ本体15と、スリーブ本体15に足場板2を
挿入した状態において足場板2を保持するための足場板
ストッパ18とを具備する。このような構成を採ってい
るので、足場板接合スリーブ14に足場板2を挿入する
だけで、簡単に足場板2を接合でき、作業性の向上を図
ることができる。また、足場板の段差を無くすことがで
きるため、現場作業の安全性の向上を図ることができ
る。さらに足場板接合スリーブ14は再使用できるた
め、作業コストの低減を図ることもできる。
Description
【0001】
本考案は、建築現場などにおいて足場パイプで組上げた足場に敷設する足場板 を接合するための足場板接合スリーブに関するものである。
【0002】
従来、建築現場などにおける足場は、パイプ材で骨組みを組み、その横位置パ イプ間に足場板を並べて作業床を形成する工程を経て組み立てられる。このよう な足場においては、安全性を確保するために足場板を接合する必要がある。
【0003】 従来の足場板の接合手段は、1図に示すように足場板同士を重ね、これを腕木 を介して針金(鉄線)によって縛り付け、巻き付けた針金を捩じり締め、余長を 切断ののち、先端部を邪魔にならないように折り曲げている。
【0004】
しかし、上記した従来技術にあっては、足場板を重ねるために段差が生じ、こ れがつまづき事故の原因となっている。また、針金の捩じり部に生じる突起も同 様の欠点となる。
【0005】 さらに、足場板を取り外す際、針金をカッターで切断し、パイプなどに絡まっ た針金を取り除き、切断屑をまとめて片づける作業を必要とし、多大な手間と時 間がかかる不具合がある。また、針金を再使用できないため、費用もかかること になる。
【0006】 本考案の目的は、前記従来施工法の欠点を解消し、針金固縛における足場板の 段差及び針金の捩じり部の突起を無くし、作業床上での行動の安全性を高める足 場板接合スリーブを提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するために請求項1に記載された足場板接合スリーブは、両端 部に足場板が挿入される挿入部を有するスリーブ本体と、スリーブ本体に足場板 を挿入した状態において足場板を保持するための足場板ストッパとを具備するこ とを特徴とする。
【0008】 また、請求項2に記載された足場板接合スリーブは、一端部が開放され、かつ 他端部に第1の連結部が形成された第1のスリーブ本体と、一端部が開放され、 かつ他端部に前記第1の連結部と回転可能に連結される第2の連結部を備えた第 2のスリーブ本体から成ることを特徴とする。
【0009】
請求項1の考案によれば、スリーブ本体に足場板を挿入するだけで、足場板を 接合できる。この作業は、針金固縛の場合に比べて容易に実施することができる 。また、針金による固縛作業を伴わないので、足場板の段差及び針金の捩じり部 の突起を無くすことができる。この足場板はスリーブ本体内部に取りつけられた 足場板ストッパにより、その挿入状態において保持されるので、スリーブから自 然に抜けることはない。一方、足場板ストッパをはずすことによって、スリーブ 本体から足場板を簡単に抜くこともできる。
【0010】 また請求項2の考案では、上記の他、回転可能な連結構造となっているために 、スリーブを連結部を中心として回転できる。
【0011】
以下、本考案の足場板接合スリーブの第1実施例を図2〜図4に従って説明す る。
【0012】 図2に示すように、足場板接合スリーブ14は両端部に足場板2が挿入される 挿入部を有するスリーブ本体15から成り、スリーブ本体中央部には端部ストッ パ16及び確認窓20が設けられている。またスリーブ本体15には端部ストッ パ16により仕切られる左右の空間に、それぞれ足場板ストッパ18が設けられ ている。この足場板ストッパ18は板ばねを折曲して形成され、図3に示すよう に、一端がスリーブ本体15に固定され、他端はスリーブ下端部に設けられた溝 から突出して外部に位置している。
【0013】 また図4に示すように、足場板2は足場本体の長手方向に溝21が形成されて おり、先端部には金属製のキャップが嵌め込まれている。なお、足場板2は一体 成形してもよい。
【0014】 以上の構成による足場板接合スリーブ14の着脱について説明する。 足場パイプで組上げた足場に設置されたスリーブ本体15に、図2で示すよう に、足場板2がスリーブ本体15の足場板挿入部から挿入される。足場板2の挿 入状態は、スリーブ中央に設けられた確認窓20によって確認することができる 。この確認を容易にするためにスリーブ本体と足場板2とは、異なる色で塗装を してもよい。
【0015】 図3は足場板接合スリーブ14の左側に足場板2を挿入した状態を示すが、足 場板2がスリーブ本体中央に設けられた端部ストッパ16と接するまで挿入され ると、足場板ストッパ18の折曲部が足場板2の溝に挿入され、板バネで構成さ れた足場板ストッパ18がキャップ22の下端部に係合する。これにより、足場 板2がスリーブ本体15から自然に抜けるのを防止することができる。
【0016】 反対側についても同様の操作を行う。以上で2本の足場板2が足場板接合スリ ーブ14によって段差なく結合される。
【0017】 なお、スリーブ本体15から外部に位置している足場板ストッパ18の一端を 図3における矢印Aの方向に引っ張ることによって、足場板2を簡単に抜くこと もできる。
【0018】 このように本実施例にあっては、足場板接合スリーブ14に足場板2を挿入す るために、針金固縛における足場板の段差及び針金の捩じり部の突起を無くすこ とができ、つまづき事故の原因を減少することができる。また、この作業は、針 金固縛に比べて容易に行うことができ、さらに足場板接合スリーブ14が再使用 できることから作業コストの低減を図ることもできる。
【0019】 図5及び図6には、一端部が開放され、かつ他端部に第1の可動軸30が形成 された第1のスリーブ本体23と、一端部が開放され、かつ他端部に前記第1の 可動軸30と回転可能に連結される第2の可動軸30を備えた第2のスリーブ本 体24と、第1のスリーブ本体23と第2のスリーブ本体24とを回転可能に連 結する連結ピン32から成る本考案の第2実施例が示されている。第1のスリー ブ本体23と第2のスリーブ本体24には、それぞれ確認窓20と足場板ストッ パ18が設けられている。
【0020】 本実施例においては、図6に示すように、第1のスリーブ本体23の可動軸3 0と第2のスリーブ本体24の可動軸30は、連結ピン32により接続される。 そのため、スリーブを可動軸30を中心として矢印B、B’方向に回転すること ができ、スロープ部分に使用できるものとなっている。なお、足場板2の接合に ついては上記した第1実施例と同様である。
【0021】 本考案の実施例に使用されている足場板ストッパ18は、板ばねを折曲して形 成され、一端をスリーブ本体に固定し、他端をスリーブ下端部に設けられた溝か ら突出して外部に位置させた構造の他、図7、図8に示すように足場板固定部2 6の形状を平板化し、足場板固定ネジ28によって固定する構造としてもよく、 これにより木製足場に適用することもできる。
【0022】
以上より明らかな如く、請求項1に記載された考案は、両端部に足場板が挿入 される挿入部を有するスリーブ本体と、スリーブ本体に足場板を挿入した状態に おいて足場板を保持するための足場板ストッパとを具備する足場板接合スリーブ としたので、針金固縛の場合における足場板の段差及び針金の捩じり部の突起を 無くすことができ、つまづき事故の原因を減少することができると共に、現場作 業の安全性、作業性の向上を図ることができる。またこれにより工数の低減も期 待できる。
【0023】 また、請求項2に記載された考案は、上記の他、一端部が開放され、かつ他端 部に第1の連結部が形成された第1のスリーブ本体と、一端部が開放され、かつ 他端部に前記第1の連結部と回転可能に連結される第2の連結部を備えた第2の スリーブ本体から成る足場板接合スリーブとしたので、スリーブを連結部を中心 として回転でき、スロープ部分に使用できるものとなっている。
【図1】従来技術の針金固縛による足場板の接合状態を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図2】本考案による足場板接合スリーブの第1実施例
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】足場板接合スリーブの第1実施例の左側に足場
板を挿入した状態をスリーブ中央部で切断した断面図で
ある。
板を挿入した状態をスリーブ中央部で切断した断面図で
ある。
【図4】足場板の斜視図である。
【図5】本考案による足場板接合スリーブの第2実施例
の斜視図である。
の斜視図である。
【図6】本考案による足場板接合スリーブの第2実施例
を可動軸を中心としてB方向に回転した状態をスリーブ
中央部で切断した断面図である。
を可動軸を中心としてB方向に回転した状態をスリーブ
中央部で切断した断面図である。
【図7】足場板ストッパの変形例の斜視図である。
【図8】足場板ストッパの変形例のスリーブ中央部で切
断した断面図である。
断した断面図である。
2 足場板 4 腕木 6 針金 8 段差 10 捩じり部 12 突起 14 足場板接合スリーブ 15 スリーブ本体 16 端部ストッパ 18 足場板ストッパ 20 確認窓 21 溝 22 キャップ 23 第1のスリーブ本体 24 第2のスリーブ本体 26 足場板固定部 28 足場板固定ネジ 30 可動軸 32 連結ピン
フロントページの続き (72)考案者 潮田 辰 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 両端部に足場板が挿入される挿入部を有
するスリーブ本体と、スリーブ本体に足場板を挿入した
状態において足場板を保持するための足場板ストッパと
を具備することを特徴とする足場板接合スリーブ。 - 【請求項2】 一端部が開放され、かつ他端部に第1の
連結部が形成された第1のスリーブ本体と、一端部が開
放され、かつ他端部に前記第1の連結部と回転可能に連
結される第2の連結部を備えた第2のスリーブ本体から
成ることを特徴とする足場板接合スリーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3286093U JPH0685854U (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 足場板接合スリーブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3286093U JPH0685854U (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 足場板接合スリーブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685854U true JPH0685854U (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=12370607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3286093U Pending JPH0685854U (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 足場板接合スリーブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685854U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010501047A (ja) * | 2006-08-17 | 2010-01-14 | リサーチ インスティチュート オブ インダストリアル サイエンス アンド テクノロジー | 組立式鋼橋梁 |
KR20200006325A (ko) * | 2018-07-10 | 2020-01-20 | 목포대학교산학협력단 | 족장 연결 브라켓 |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP3286093U patent/JPH0685854U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010501047A (ja) * | 2006-08-17 | 2010-01-14 | リサーチ インスティチュート オブ インダストリアル サイエンス アンド テクノロジー | 組立式鋼橋梁 |
KR20200006325A (ko) * | 2018-07-10 | 2020-01-20 | 목포대학교산학협력단 | 족장 연결 브라켓 |
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