JPH068510U - 建築板の目地構造用バックアップ材及びその目地構造 - Google Patents

建築板の目地構造用バックアップ材及びその目地構造

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JPH068510U
JPH068510U JP4791992U JP4791992U JPH068510U JP H068510 U JPH068510 U JP H068510U JP 4791992 U JP4791992 U JP 4791992U JP 4791992 U JP4791992 U JP 4791992U JP H068510 U JPH068510 U JP H068510U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築板の寸法変化によって目地部の幅が変化
しても目地部に施したコ−キングが目地部表面側に突出
することを緩和し且つ防水性を低下することを防止する
目地構造用バックアップ材及びその目地構造を提供する
こと。 【構成】 軟質合成樹脂製の角筒状成形体3の上面部を
断面凹弧状4に形成したことを特徴とする建築板の目地
構造用バックアップ材。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建築物の駆体構造に外装材として連続して張設される建築板の目地構 造用バックアップ材及びその目地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、無機質系建築板の縦方向の目地構造は、目地部に軟質合成樹脂のコ−キ ングが施され、建築板の寸法変化に順応して伸縮可能な構造となっている。しか し、この建築板の縦方向目地部全容積にコ−キングを施すと、多量のコ−キング が必要となり、建築板裏面への雨水の洩れ出しが発生する。このため、通常は例 えば図7に示すように、角型、丸型又は楕円形断面のバックアップ材21を建築 板28、28間の目地部29の底部に配置し、コ−キング30を目地部29の表 部に施し、コ−キング30の節減と目地部29から建築板28、28裏面への雨 水の洩れ出しを防止している。
【0003】 しかしながら、外装用に供された建築板28、28は、気象環境の変化を受け 易く、夏期と冬期では表面温度差が70℃〜80℃もあり、この影響を受けて寸 法が大きく変化し、建築板28、28が伸びを生じた場合、図8に示すように、 目地部29の幅が縮小し、バックアップ材21、コ−キング30が圧力を受けて コ−キング30が目地部29表面側に突出する現象となって建築物の外観を害し 、建築板28、28の収縮に対しては、コ−キング30が建築板28、28から 外れ、目地部29から建築板28、28裏側に雨水の浸入を招くという問題があ った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、建築板の寸法変化によって目地部の幅が変化しても目地部 に施したコ−キングが目地部表面側に突出することを緩和し且つ防水性を低下す ることを防止する目地構造用バックアップ材及びその目地構造を提供し、もって 上記従来技術の問題を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案の目地構造用バックアップ材は、軟質合成樹脂製の角筒状成 形体の上面部を断面凹弧状に形成したことを特徴とするものである。 又、本考案の目地構造は、請求項1記載の目地構造用バックアップ材を用い、 該目地構造用バックアップ材を建築板間の目地部に配置して該目地部の表側に前 記目地構造用バックアップ材の上面部を臨ませ、前記目地部の表面に軟質合成樹 脂製のコ−キングを施したことを特徴とするものである。
【0006】 このようにしたバックアップ材を用いた目地構造にあっては、建築板が伸長し て目地部の幅が縮小した場合、バックアップ材が圧縮されて断面凹弧状の上面部 が強く弯曲して凹み容積を増大し、バックアップ材の上面部に接したコ−キング が目地部表面側に突出することを緩和し、又、これと逆に建築板が縮小して目地 部の幅が拡大した場合、バックアップ材の上面部が弱い弯曲となって凹み容積を 減少し、コ−キングが建築板から外れることを防止する。
【0007】
【実施例】
次に本考案の実施例を図に基いて説明する。 図1に示すバックアップ材1は軟質合成樹脂材を押出成形したもので、中空部 2を有する角筒状成形体3の上面部を断面凹弧状4に形成し、角筒状成形体3の 上面部両側をつの状の突部5、5に形成しており、このバックアップ材1の下面 には帯状の取付片6が逆T字状に接着され、取付片6の両側には上方にU字状に 折返した折返片7、7が連設されている。
【0008】 このバックアップ材1を用いた目地構造は、図2に示すように、取付片6を建 物駆体(図示せず)の所要位置に設定し、建築板8、8側部をバックアップ材1 に少し押し付けた状態で取付片6に釘等(図示せず)により固定し、建築板8、 8間の目地部9の底部にバックアップ材1を配置し、バックアップ材1の上から 目地部9の表面に軟質合成樹脂製のコ−キング10を施し、コ−キング10の表 面を建築板8、8表面に整合させている。
【0009】 このようにした本例の目地構造にあっては、断面凹孤状4の上面部が所要の凹 み容積Sを有しているが、建築板8、8が伸長して目地部9の幅が縮小した場合 、図3に示すように、バックアップ材1が幅方向に圧縮されて断面凹弧状4の上 面部が強く弯曲して前記凹み容積Sを凹み容積S1へと増大し、バックアップ材1 の上面部に接したッコ−キング10が目地部9の幅の縮小による表面側への突出 を緩和される。 又、上記と逆に、建築板8、8が縮小して目地部9の幅が拡大した場合、図4 に示すように、バックアップ材1の円弧状の上面部が弱い弯曲となって前記凹み 容積Sを凹み容積S2へと減少し、コ−キング10が建築板8、8から外れること を防止する。
【0010】 なお、本案のバックアップ材は、上例でのつの状突部5、5を必ずしも必要と するものではなく、図6に示すように角筒状成形体13の上面部を断面凹弧状1 4に形成したバックアップ材11でも差し支えはない。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案においては、バックアップ材の使用時、建築板の寸 法変化によって目地部の幅が変化しても、この変化に適応してバックアップ材の 凹弧状上面部の凹み容積を拡縮でき、このため目地部に施したコ−キングが建築 板の寸法変化によっても、目地部表面側に突出することを緩和して建築物の外観 を損なわず、且つコ−キングが建築板から外れることを防止して目地部の防水性 を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のバックアップ材の正断面図
である。
【図2】同上例の建築施工状態における正断面図であ
る。
【図3】同上例の目地縮小時の作用説明用正断面図であ
る。
【図4】同上例の目地拡大時の作用説明用正断面図であ
る。
【図5】同上例の建築施工状態における斜面図である。
【図6】本考案の他の実施例のバックアップ材の正断面
図である。
【図7】従来例の建築施工状態における正断面図であ
る。
【図8】同上例の目地縮小時の作用説明用正断面図であ
る。
【符号の説明】
1 バックアップ材 3 成形体 4 断面凹弧状 8 建築板 9 目地部 10 コ−キング 11 バックアップ材 13 成形体 14 断面凹弧状

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質合成樹脂製の角筒状成形体の上面部
    を断面凹弧状に形成したことを特徴とする建築板の目地
    構造用バックアップ材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の目地構造用バックアップ
    材を用い、該目地構造用バックアップ材を建築板間の目
    地部に配置して該目地部の表側に前記目地構造用バック
    アップ材の上面部を臨ませ、前記目地部の表面に軟質合
    成樹脂製のコ−キングを施したことを特徴とする建築板
    の目地構造。
JP1992047919U 1992-06-16 1992-06-16 建築板の目地構造用バックアップ材及びその目地構造 Expired - Lifetime JP2577568Y2 (ja)

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4727772U (ja) * 1971-07-28 1972-11-29
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