JPH0684817A - 洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

洗浄装置及び洗浄方法

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Publication number
JPH0684817A
JPH0684817A JP23342892A JP23342892A JPH0684817A JP H0684817 A JPH0684817 A JP H0684817A JP 23342892 A JP23342892 A JP 23342892A JP 23342892 A JP23342892 A JP 23342892A JP H0684817 A JPH0684817 A JP H0684817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chloroform
temperature
diffusion furnace
tube
cleaning
Prior art date
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Pending
Application number
JP23342892A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hagiwara
健至 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
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Publication of JPH0684817A publication Critical patent/JPH0684817A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 拡散炉内にチューブ、ボート等を装着したま
まクロロホルムを用いたガスで洗浄効果を得る。 【構成】 バブラー9内にはサーモウェルが設けあり、
ここに温度センサー11を設置する。バブラー9は温度
制御装置13で制御される恒温槽10内に設置され、サ
ーモウェル内に設置された温度センサー11でフィード
バック管理されている。バブリングは窒素をキャリアガ
スとして用いる。温度とキャリアガスの流量からクロロ
ホルム8の発生量が決定される。この関係はマイクロコ
ンピューター12により記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄装置及び洗浄方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の拡散炉におけるチューブ、
カンチレバー、ペデスタル、ボート等の洗浄装置及び洗
浄方法について説明する。
【0003】まずチューブ内からカンチレバー、ペデス
タル、ボート等を取り出し、次に拡散炉内からチューブ
を引き出す。それからチューブが完全にはいる大きさの
槽に水と弗酸の混合液を満たし、これにチューブその他
を浸すことにより洗浄する。そうやってチューブ、カン
チレバー、ペデスタル、ボート等の表面を弗酸液でエッ
チングすることにより、浄化する。その後、またもとの
ようにチューブを拡散炉に装着し、カンチレバー、ペデ
スタル、ボート等をセットしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、洗浄の度に毎回拡散炉内からチューブ等
を取り外し、洗浄後にまた装着する必要があったので、
拡散炉の稼働率の低下という問題があった。また、装着
の際に汚染や発塵の可能性もあった。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、拡散炉内にチューブその他を装着したまま洗浄する
ことのできる半導体装置の洗浄方法および洗浄装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の洗浄装置は、拡散炉と、前記拡散炉に接
続された第1のガス配管と、前記第1のガス配管の少な
くとも一部にクロロホルムを供給する第2の配管が備え
られ、前記クロロホルムが恒温槽に貯めてあり、その中
に前記クロロホルムの温度を測定する温度センサーが設
置され、前記温度センサーの値にしたがって前記恒温槽
の温度と前記クロロホルムの流量とを制御する。
【0007】また、上記問題点を解決するために、本発
明の洗浄方法は、高温に加熱された拡散炉中に酸素と窒
素をキャリアガスとするクロロホルムを供給した後、前
記拡散炉を窒素でパージする。
【0008】
【作用】この構成によって、クロロホルムは酸化性雰囲
気中の酸素とCHCl3+O2→HCl+Cl2+CO2
る反応を生じ、酸化炉内でHClおよびCl2が形成さ
れるためチューブ内に存在するNa+などのアルカリイ
オンおよびFe,Cu,Ni,Cr等の重金属は塩化物
となり電気的に不活性化されるか、塩化物として蒸発す
るため、これらの不純物による汚染を取り除くことがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例における半導体装
置の洗浄装置を示すものである。図1は、本発明の一実
施例として横型電気炉を用いた場合を示す。1はヒータ
ー、2はヒーター1内に設置されたプロセスチューブ、
そしてペデスタル3、ボート4、カンチレバー5はそれ
ぞれプロセスチューブ2内に設置されている。クロロホ
ルム(CHCl3)8は純度99.99999%のもの
を高純度低アルカリ合成石英製のバブラー9に充填して
使用する。このバブラー9内にはサーモウェルが設けて
あり、ここに温度センサー11を配置する。バブラー9
は温度制御装置13で制御される恒温槽10内に設置さ
れ、サーモウェル内に配置された温度センサー11でフ
ィードバック管理されている。この時温度は20±0.
5℃に温度管理されている。バブリングは窒素をキャリ
アガスとして用いる。温度とキャリアガスの流量からク
ロロホルム8の発生量が決定される。この関係はマイク
ロコンピューター12により記憶され、温度センサー1
1により測定された恒温槽内の温度が変化した場合直ち
にキャリアガスのマスフローコントローラー7にフィー
ドバックされ常に発生量は一定に制御される。このクロ
ロホルム8を含んだキャリアガスは25℃で、酸素ガス
8.000cc/分と混合され、ガス導入口6よりプロセ
スチューブ2内に導入される。チューブ2内でクロロホ
ルム8は熱分解を生じHCl、Cl2と炭酸ガスとな
る。
【0011】図2は本発明の一実施例における半導体装
置の洗浄シーケンスを示すものである。まず、炉にチュ
ーブ2およびボート4をセットしたまま窒素、酸素雰囲
気で約1時間900℃に加熱する。この時の、窒素の流
量は約12l/minで、酸素の流量は約4l/minであ
る。次に酸素、クロロホルム8雰囲気で1時間15分ほ
どで1200℃に昇温する。この時のクロロホルム8の
流量は、例えば300cc/minとし、キャリアガスとし
ては窒素を用いる。それから、酸素、クロロホルム8雰
囲気で同じ流量にて1200℃の状態を約5時間ほど保
つ。その後、その温度のまま、約30分間酸素のみを流
す。さらにその後、同じ温度のまま約5時間ほど流量約
12l/minの窒素を流す。後は、この窒素雰囲気のま
ま約2時間30分ほどかけて900℃に降温する。
【0012】以上のように本実施例によれば、酸素、ク
ロロホルム8の混合雰囲気のまま1200℃で約5時間
加熱したことによりチューブ2内および、ボート4の洗
浄をすることが可能となる。
【0013】なお、上記実施例ではクロロホルムの流量
を約300cc/min、加熱温度を1200℃、加熱時間
を1時間15分としたが、これらの代わりに適当な流
量、加熱温度、加熱時間を用いてもよい。また、上記実
施例では、横型電気炉を例にとったが、ホットウォール
型縦型電気炉及びランプ加熱によるコールドウォール型
のラピッドサーマルプロセス装置においても、クロロホ
ルムを用いて洗浄を行うことにより同様の結果が得られ
ることは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上のようにクロロホルムを
用いた洗浄装置を設けることにより、拡散炉のチュー
ブ、カンチレバー、ペデスタル、ボート等を洗浄するこ
とができる優れた洗浄方法を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における洗浄装置の概略図
【図2】本発明の一実施例における洗浄方法のガスダイ
アグラムを示す図
【符号の説明】
1 ヒーター 2 チューブ 3 ペデスタル 4 ボート 5 カンチレバー 6 ガス導入口 7 マスフローコントローラー 8 クロロホルム 9 バブラー 10 恒温槽 11 温度センサー 12 マスフロー制御流量演算 13 温度制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】拡散炉と、前記拡散炉に接続された第1の
    ガス配管と、前記第1のガス配管の少なくとも一部にク
    ロロホルムを供給する第2の配管が備えられ、前記クロ
    ロホルムが恒温槽に貯めてあり、その中に前記クロロホ
    ルムの温度を測定する温度センサーが設置され、前記温
    度センサーの値にしたがって前記恒温槽の温度と前記ク
    ロロホルムの流量とを制御することを特徴とする洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】高温に加熱された拡散炉中に酸素と窒素を
    キャリアガスとするクロロホルムを供給した後、前記拡
    散炉を窒素でパージすることを特徴とする洗浄方法。
JP23342892A 1992-09-01 1992-09-01 洗浄装置及び洗浄方法 Pending JPH0684817A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1172610A1 (en) 2000-07-13 2002-01-16 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Fuel nozzle for premix turbine combustor
CN114737255A (zh) * 2021-01-07 2022-07-12 中国科学院微电子研究所 一种扩散炉氮化工艺的残留物清除方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1172610A1 (en) 2000-07-13 2002-01-16 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Fuel nozzle for premix turbine combustor
CN114737255A (zh) * 2021-01-07 2022-07-12 中国科学院微电子研究所 一种扩散炉氮化工艺的残留物清除方法

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