JPH0684764U - モータの軸受装置 - Google Patents
モータの軸受装置Info
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- JPH0684764U JPH0684764U JP3011893U JP3011893U JPH0684764U JP H0684764 U JPH0684764 U JP H0684764U JP 3011893 U JP3011893 U JP 3011893U JP 3011893 U JP3011893 U JP 3011893U JP H0684764 U JPH0684764 U JP H0684764U
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- housing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハウジングの中空部に焼結含油軸受を圧入し
ても、ハウジングの内径等のばらつきに影響されず高精
度の内径寸法を維持する。 【構成】 中空に形成されたハウジング10に焼結含油
軸受等からなる軸受13を圧入固定してなるモータの軸
受装置において、軸受13は軸受部13aと圧入部13
bからなり、圧入部13bは軸受部13aに一体に形成
されると共に挿通孔12よりも大きな内径を有し、かつ
圧入部13bをハウジング10の内孔に圧入固定してい
る。
ても、ハウジングの内径等のばらつきに影響されず高精
度の内径寸法を維持する。 【構成】 中空に形成されたハウジング10に焼結含油
軸受等からなる軸受13を圧入固定してなるモータの軸
受装置において、軸受13は軸受部13aと圧入部13
bからなり、圧入部13bは軸受部13aに一体に形成
されると共に挿通孔12よりも大きな内径を有し、かつ
圧入部13bをハウジング10の内孔に圧入固定してい
る。
Description
【0001】
本考案は、焼結含油軸受等からなる軸受により、回転軸を回転自在に支持する モータの軸受装置に関する。
【0002】
従来、この種のモータの軸受装置としては、図5に示すように中空部2を有す る円筒状に形成されたハウジング1の中空部2の両端部に、円筒状に形成された 一対の焼結含油軸受3,4を圧入固定し、これら焼結含油軸受3,4に回転軸5 を回転自在に支持させる構成が知られている。
【0003】
ところが、以上のモータの軸受装置にあっては、ハウジング1の中空部2に焼 結含油軸受3,4を圧入すると、焼結含油軸受3,4の内径寸法がスプリングバ ックによって変化してしまう。この寸法変化は、ハウジング1の中空部2の内径 寸法や焼結含油軸受3,4の外径寸法のばらつきによって影響を受けるため、圧 入前には軸孔をサイジング加工によって高精度に仕上げられた焼結含油軸受3, 4であっても、結局は圧入後に内径寸法にばらつきが生ずる問題がなる。このた め、焼結含油軸受3,4をハウジング1に圧入後に再びサイジング加工を行わな ければならず多くの工数を必要とする問題もある。
【0004】 本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、ハウジングの 中空部に焼結含油軸受を圧入しても、ハウジングの内径等のばらつきに影響され ず高精度の内径寸法を維持することのできるモータの軸受装置を提供することを 目的とする。
【0005】
本考案は、中空に形成されたハウジングに焼結含油軸受等からなる軸受を圧入 固定してなるモータの軸受装置において、上記軸受は軸受部と圧入部からなり、 上記圧入部は軸受部に一体に形成されると共に挿通孔よりも大きな内径を有し、 かつ上記圧入部を上記ハウジングの内孔に圧入固定したことを特徴としている。
【0006】
軸受に軸受部と圧入部とを軸方向に分離して一体に形成しているので、軸受を ハウジングに圧入しても、圧入部が圧入固定されるため、高精度に加工された軸 受部の軸孔はハウジングの中空部の内径寸法等のばらつきによる影響や、スプリ ングバックによる寸法の変化がなくなる。従って軸受としては高精度の寸法に維 持された状態でハウジングに固定することができる。
【0007】
以下、本考案にかかるモータの軸受装置の実施例について図面を参照しながら 説明する。図1において、円筒状に形成されたハウジング10には、中空部11 が縦方向に貫通形成されている。そして、上記中空部11の一端には、図2に示 す焼結含油軸受等からなり、軸方向に挿通孔12を貫通形成した軸受13の圧入 部13bを圧入によって固定されている。さらにハウジング10の中空部11の 他端には同様にして軸受14の圧入部14bが圧入固定されている。
【0008】 つまり、図2に示す上記軸受13は、軸受部13aと圧入部13aが軸方向に 分離して一体に形成されている。上記軸受部13aは円筒状に形成されて軸方向 に挿通孔12が貫通形成されている。一方、上記圧入部13bは外径が軸受部1 3aよりも小さい円筒状に形成されていて、軸受部13aの端面から同軸に軸方 向に一体に突出形成されている。そして、この圧入部13bの内径は、後述する 回転軸に接触しないように、軸受部13aの挿通孔12よりも大きな内径を有し ている。さらに、圧入部13bと軸受部13aとの境界に位置する外周には段部 13cが形成されている。
【0009】 以上のように構成された軸受13は、圧入部13bがハウジングの10の中空 部11の一端側に圧入され、上記段部13cをハウジング10の端面に当接させ て固定されている。従って、軸受13の軸受部13aの外周面はハウジング10 と非接触状態となっている。このとき、例え中空部11の内径寸法や圧入部13 bの外径寸法にばらつきがあったとしても、このばらつきの影響は圧入部13b のみが受けることになる。従って、軸受部13aには何らの影響がなくなり、挿 通孔12の内孔は高精度の状態で維持される。
【0010】 以上の軸受装置は、図3に示すキャプスタンモータに応用される。即ち、ハウ ジング10の中空部11の両端には、図1において説明したものと同様に軸受1 3,14が圧入固定され、これら両軸受によってキャプスタンからなる回転軸1 5が回転自在に支持されている。尚、このキャプスタンモータにおいては、下部 の焼結含油軸受からなる軸受14に代えてボールベアリングを固定して回転軸1 5を支持するようにしてもよい。
【0011】 上記回転軸15の一端側は下部の軸受14から突出してブッシュ31を介して 略皿状に形成された偏平なロータヨーク32に固定されている。ロータヨーク3 2と軸受14との間には、相対的に回転を円滑にするためのスラストワッシャー 16が介在されている。さらに、上記ロータヨーク32の内面には多極着磁され た環状の駆動マグネット33が固定されている。さらに、ハウジング10の外周 に一体形成されたフランジ34には、ステータヨークを兼ねた回路基板35が固 定されており、この回路基板35には複数の駆動コイル36が上記駆動マグネッ ト33に対向して環状に配置されている。一方、回転軸15の他端側は軸受13 から突出し、横方向から進退する図示しないピンチローラが回転軸15に圧接可 能になっていて、回転軸15の回転によって図示しない磁気テープを一定速度で 走行させるようにしている。
【0012】 図4は本考案の他の実施例を示し、軸受20の軸受部20aにはこれよりも外 径寸法の大きい円筒状に形成された圧入部20bが軸方向に分離して一体に形成 されている。そして、前述の例と同様に圧入部20bの内孔は前記回転軸15に 接触しないように、軸受部20aの挿通孔21よりも大きな内径を有している。 ところで、図1及び図4の例において、圧入部の肉厚を軸受部の肉厚よりも小さ く形成している。これは、圧入時に上記圧入部がハウジングの中空部等のばらつ きを吸収するために僅かな可撓性を持たせたものである。
【0013】 尚、上述の実施例は一例を示すもので、ハウジングの中空部には一対の軸受を 圧入固定するようにしているが、一方の端部のみに圧入するようにしてもよい。 また、ハウジングとしては、モータケースの中央部にバーリング加工等によって 形成された円筒状の軸受支持部であってもよく、この軸受支持部に軸受を圧入固 定する等、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0014】
以上の説明から明らかなように、本考案によるモータの軸受装置によれば、軸 受に軸受部と圧入部とを軸方向に分離して一体に形成しているので、ハウジング に圧入部が圧入固定されるため、高精度の寸法に維持された状態で軸受をハウジ ングに固定することができる利点がある。
【0015】
【図1】本考案にかかるモータの軸受装置を示す断面図
である。
である。
【図2】同上軸受の断面図である。
【図3】同上軸受装置を用いたキャプスタンモータを示
す半断面図である。
す半断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図5】従来のモータの軸受装置を示す断面図である。
10 ハウジング 11 中空部 12 挿通部 13 軸受 13a 軸受部 13b 圧入部 14 軸受 15 回転軸
Claims (1)
- 【請求項1】 中空に形成されたハウジングに焼結含油
軸受等からなる軸受を圧入固定してなるモータの軸受装
置において、上記軸受は軸受部と圧入部からなり、上記
圧入部は軸受部に一体に形成されると共に挿通孔よりも
大きな内径を有し、かつ上記圧入部を上記ハウジングの
内孔に圧入固定してなるモータの軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011893U JPH0684764U (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | モータの軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011893U JPH0684764U (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | モータの軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684764U true JPH0684764U (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=12294872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3011893U Withdrawn JPH0684764U (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | モータの軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0684764U (ja) |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP3011893U patent/JPH0684764U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19971106 |