JPH0570161U - モータ - Google Patents

モータ

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JPH0570161U
JPH0570161U JP1750292U JP1750292U JPH0570161U JP H0570161 U JPH0570161 U JP H0570161U JP 1750292 U JP1750292 U JP 1750292U JP 1750292 U JP1750292 U JP 1750292U JP H0570161 U JPH0570161 U JP H0570161U
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JP
Japan
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bearing
shaft hole
elastic body
bearings
bearing housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP1750292U
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English (en)
Inventor
毅 鵜飼
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Shinano Kenshi Co Ltd
Original Assignee
Shinano Kenshi Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinano Kenshi Co Ltd filed Critical Shinano Kenshi Co Ltd
Priority to JP1750292U priority Critical patent/JPH0570161U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受を多少緩めの軸受ハウジングへ嵌合して
も、軸受を軸孔内で安定して固定可能であり、かつ簡単
な軸受保持構造を有するモータを提供する。 【構成】 軸孔12が設けられている軸受ハウジング1
0と、リング状に形成され、ロータ軸30が回転可能に
挿通されると共に、前記軸孔12内に固定されている軸
受32a、32bとを具備するモータにおいて、前記軸
孔12の内周面と前記軸受32a、32bの外周面との
間には弾性体42が弾装されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はモータに関し、一層詳細には軸孔が設けられている軸受ハウジングと 、リング状に形成され、ロータ軸が回転可能に挿通されると共に、前記軸孔内に 固定されている軸受とを具備するモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のモータについて図3と共に説明する。 100は軸受ハウジングであり、中央に軸孔102が貫設されている。軸孔1 02内にはロータ104のロータ軸106が貫挿されている。ロータ104には スムーズな回転が要求されるため、ロータ軸106は軸孔102内に固定されて いる軸受108a、108bへ回転可能に挿通されている。 ロータ104回転中において、ロータ軸106の軸線の振れを防止するため、 軸受108a、108bが軸受ハウジング100内で動くのを防止する必要があ る。そこで、軸受108a、108bは、軸受ハウジング100の軸孔102内 へ圧入により固定される。特に、合成樹脂製の軸受ハウジング100の場合、軸 受挿入部110の寸法精度にばらつきが大きいため、軸受108a、108bの 外径寸法に比して軸受挿入部110の内径寸法を予めきつめに設定しておき、軸 受108a、108bを当該軸受挿入部110へ圧入、固定している。 軸受108a、108bを圧入しない場合は、軸受108a、108bの外径 寸法に対して適正な内径寸法の軸受挿入部110を有する軸受ハウジング100 を選択して嵌合し、スリーブ112等の保持手段を介して軸受108a、108 bのスラスト方向の位置ずれを防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来のモータには次のような課題がある。 軸受を軸受ハウジングの軸孔内へ圧入する場合、軸受挿入部の内径寸法を圧入 する軸受に対して許容範囲を越えてきついと、軸受に歪みが発生することがある 。軸受に歪みが発生すると、ロータの回転むらが発生し、モータの性能が低下し たり、ロータの回転中に異常音が発生するという課題がある。また、軸受の寿命 も短くなってしまうという課題もある。 きつい圧入を行う場合、軸受の歪みとは逆に、金属製の軸受を圧入することに より軸受ハウジングを損傷することもある。 一方、軸受挿入部の内径寸法が軸受に対して緩すぎる場合には、ロータの回転 に振れを生じさせることはもちろん、さらにはクリープ現象を誘起してしまうこ ともある。 軸受の外径寸法に対して適正な内径寸法の軸受挿入部を有する軸受ハウジング を選択して軸受を嵌入する方式においては上記のような不具合は発生しないが、 選択にかなりの時間を要するためモータの生産性の点で難がある。 従って、本考案は軸受を多少緩めの軸受ハウジングへ嵌合しても、軸受を軸孔 内で安定して固定可能であり、かつ簡単な軸受保持構造を有するモータを提供す ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案は次の構成を備える。 すなわち、軸孔が設けられている軸受ハウジングと、リング状に形成され、ロ ータ軸が回転可能に挿通されると共に、前記軸孔内に固定されている軸受とを具 備するモータにおいて、前記軸孔の内周面と前記軸受の外周面との間には弾性体 が弾装されていることを特徴とする。 前記弾装体が弾装される軸受は、1個でもよいし、2個離間して設けられてい てもよい。 特に、前記軸受ハウジングは合成樹脂で形成してもよく、前記弾性体はリング 状に形成するとよい。さらに、合成樹脂製の軸受ハウジングの場合、弾性体は、 軸受ハウジングへ一体成形により固定してもよい。
【0005】
【作用】
作用について説明する。 軸孔の内周面と軸受の外周面との間には弾性体が弾装されているため、軸受ハ ウジングの寸法精度のばらつきを弾性体で吸収でき、たとえ軸孔の内周面と軸受 の外周面との間に僅かなギャップが存在しても弾性体の弾性力で、軸受を安定的 に固定し、軸受のラジアル方向の振れを防止可能となる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例について添付図面と共に詳述する。 図1において、10は軸受ハウジングであり、合成樹脂で形成されている。軸 受ハウジング10の中央には軸孔12が貫設されている。 軸孔12内の上部には、段差状の軸受挿入部14aと弾性体挿入部16とが形 成されている。一方、軸孔12内の下部には、段差状の軸受挿入部14bが形成 されている。 18はステータコイルであり、軸受ハウジング10の外周に等間隔で複数個配 設されている。
【0007】 20は回路基板であり、軸受ハウジング10に固定されている。回路基板20 にはステータコイル18へ給電するための回路、後述するロータの回転位置を検 出するための位置検出素子(例えばホール素子)22等が設けられている。 24はロータであり、ロータハウジング26、ロータマグネット28およびロ ータ軸30とから成る。ロータ軸30は軸受ハウジング10の軸孔12内へ回転 可能に貫挿されている。ロータ24は、ロータマグネット28と通電されステー タコイル18の磁力バランスの関係によりロータ軸30を中心に回転する。 32a、32bは軸受であり、本実施例ではボールベアリングが使用されてい る。軸受32a、32bはリング状に形成され、その中心孔内にロータ軸30が 回転可能に挿通されている。軸受32a、32bは軸孔12内に形成されている 軸受挿入部14a、14bbへそれぞれ嵌合されている。軸受挿入部14a、1 4bbの内径は、軸受32a、32bの外径より僅かに大きく形成されている。
【0008】 軸受32aは段差が形成されている軸受挿入部14aに下端が掛止され、下動 が規制されている。また、軸受32aの上動はロータ軸30の上端部に外嵌され ているスリーブ34により規制されている。スリーブ34はロータ軸30の上端 面にネジ36で固定されているワッシャ38により上動を規制され、その結果軸 受32aのスラスト方向の移動が規制されている。 一方、軸受32bは段差が形成されている軸受挿入部14bに上端が掛止され 、上動が規制されている。また、軸受32bの下動はロータ軸30の下端部に外 嵌、固定されているロータハウジング26の凸部40により規制されている。そ の結果軸受32bのスラスト方向の移動が規制されている。 なお、スリーブ34、凸部40等により軸受32a、32bのスラスト方向の 移動が規制されると共に、ロータ24の同方向の移動も規制される。
【0009】 42は弾性体であり、例えばゴムや熱可塑製エラストマー等の弾性材料でリン グ状に形成されている。弾性体42は軸受ハウジング10の軸孔12内に形成さ れている弾性体挿入部16内へ挿入されている。弾性体42は、弾性体挿入部1 6内において、軸孔12の内周面と軸受32aの外周面との間に弾装されている 。この弾装により、弾性体42は、自らの弾性力で軸受32aを安定的に固定し 、軸受32aのラジアル方向の振れを防止している。しかも、弾性変形するため 軸受ハウジング10の寸法精度のばらつきを吸収でき、軸受挿入部14aの内周 面と軸受32aの外周面との間に僅かなギャップが存在しても弾性体42が弾性 変形して当該ギャップを充填すると共に、その弾性力で、軸受32aを軸孔12 内で安定的に固定することが可能となる。
【0010】 続いて図2と共に第2実施例について説明する。なお、前述の実施例と同一の 構成要素については前実施例と同一の符号を付し、説明は省略する。 第2実施例においては2個の軸受32a、32bの両方が弾性体42を介して 固定されている。 軸受32bに対応する弾性体42を挿入するための弾性体挿入部16aが軸孔 12内に形成されている。 両軸受32a、32bが弾性体42を介して軸孔12内に固定することにより 、前実施例と比べ、ロータ軸30を軸孔12内でより安定的に保持することが可 能となる。
【0011】 本実施例のモータを用いると、弾性体42で軸受ハウジング10の寸法精度の ばらつきを吸収できるので、軸受ハウジング10および軸受32a、32bの寸 法にさほど高精度が要求されないので比較的安価な物を使用することができる。 また、寸法精度に高精度が要求されないため、従来行っていた軸受32a、3 2bの外径寸法に対して適正な内径寸法の軸受挿入部14a、14bを有する軸 受ハウジング10を選択する手間が省け、モータ組立の生産性が向上する。 また、圧入を行う必要がないので、軸受ハウジング10をガラス繊維を混合し た合成樹脂で形成することができるので軸受ハウジング10の寸法精度を高く設 定することができる。 さらに、モータの運転による発熱、あるいは当該モータを使用する機器の運転 に伴う周辺温度の上昇に伴って、軸受挿入部14a、14bの内周面と軸受32 a、32bの外周面との間のギャップが広がることが有っても、弾性体42で軸 受32a、32bを固定状態を維持し得るのでクリープ現象の発生を抑制可能と なる。 以上、本考案の好適な実施例について種々述べてきたが、本考案は上述の実施 例に限定されるのではなく、例えば軸受32a、32bはボールベアリング以外 の転がり軸受、滑り軸受、動圧軸受でもよい等、考案の精神を逸脱しない範囲で さらに多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0012】
【考案の効果】
本考案に係るモータを用いると、軸孔の内周面と軸受の外周面との間には弾性 体が弾装されているため、軸受ハウジングの寸法精度のばらつきを弾性体で吸収 でき、たとえ軸孔の内周面と軸受の外周面との間に僅かなギャップが存在しても 弾性体の弾性力で、軸受を安定的に固定し、軸受のラジアル方向の振れを防止可 能となるので、軸受を多少緩めの軸受ハウジングへ嵌合しても、軸受を軸孔内で 安定して固定可能であり、かつ簡単な軸受保持構造を有するモータを実現するこ とができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るモータの第1実施例を示した断面
図。
【図2】本考案に係るモータの第2実施例を示した断面
図。
【図3】従来のモータを示した断面図。
【符号の説明】
10 軸受ハウジング 12 軸孔 30 ロータ軸 32a、32b 軸受 42 弾性体

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸孔が設けられている軸受ハウジング
    と、リング状に形成され、ロータ軸が回転可能に挿通さ
    れると共に、前記軸孔内に固定されている軸受とを具備
    するモータにおいて、 前記軸孔の内周面と前記軸受の外周面との間には弾性体
    が弾装されていることを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記軸受は、2個離間して設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 【請求項3】 前記軸受ハウジングは合成樹脂で形成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載のモー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記弾性体はリング状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のモータ。
  5. 【請求項5】 前記弾性体は、前記軸受ハウジングへ一
    体成形により固定されていることを特徴とする請求項3
    記載のモータ。
JP1750292U 1992-02-24 1992-02-24 モータ Pending JPH0570161U (ja)

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JP1750292U JPH0570161U (ja) 1992-02-24 1992-02-24 モータ

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JPH0570161U true JPH0570161U (ja) 1993-09-21

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012029476A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Hitachi Car Eng Co Ltd ブラシレスモータ
JP2018093710A (ja) * 2016-11-17 2018-06-14 ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム アウターロータモータ及びこれを備える掃除機

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