JPH0662765U - 軸受保持構造 - Google Patents

軸受保持構造

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JPH0662765U
JPH0662765U JP931093U JP931093U JPH0662765U JP H0662765 U JPH0662765 U JP H0662765U JP 931093 U JP931093 U JP 931093U JP 931093 U JP931093 U JP 931093U JP H0662765 U JPH0662765 U JP H0662765U
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JP
Japan
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rolling bearing
stator
bearing
outer ring
bearing holding
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JP931093U
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English (en)
Inventor
俊浩 永田
朝男 木野
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定子に対してころがり軸受の外輪部の空転
を抑えることができる軸受保持構造を提供することを目
的とする。 【構成】 軸受保持部ところがり軸受との間に密着して
挟持された円環部材を成すワッシャ50には、湾曲状に
設けられた切り欠き部50cによって、弾性部を成す外
周片50dが3箇所に形成されている。また、各外周片
50dの先端部には第1の連結部を成す爪部50eが折
り曲げられて形成されている。そして、各爪部50eは
ころがり軸受の外輪部に形成された第2の連結部を成す
切り欠き部に嵌め込まれるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、軸受保持構造に係わり、詳しくは、固定子に対し、ころがり軸受の 外輪部の空転が防止できる軸受保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ステッピングモータ等の回転電機には、回転軸を固定子側に支持する ための軸受が組み込まれており、回転軸のスラスト方向あるいはラジアル方向に 対する回転支持を行っている。中でも、回転軸のラジアル方向に対する支持とし て、内輪部と外輪部とが相対回転可能なころがり軸受が主に使用されている。そ して、従来より、回転軸およびころがり軸受を固定子に組付ける際、内輪部に回 転軸を挿入させると共に、固定子側に形成された軸受保持部に上記ころがり軸受 の外輪部を保持させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ころがり軸受は、固定子の軸受保持部に対して圧入できないという理 由から、多少のクリアランスを設けて嵌め込まれる必要がある。そのため、回転 子の回転に伴って、ころがり軸受の外輪部が軸受保持部内で空転してしまうとい う欠点があった。そして、外輪部の空転によって軸受保持部内が磨耗し、軸受保 持部とのクリアランスが必要以上に広がってしまうという問題があった。
【0004】 そこで本考案は、固定子に対してころがり軸受の外輪部の空転を抑えることが できる軸受保持構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本考案は、回転電機の外箱を成し、底部を有する 円筒状の固定子と、該固定子に保持される外輪部および前記回転電機の回転軸が 挿入され前記外輪部に対し回転可能な内輪部を有し、前記固定子に対して前記回 転軸を回転自在に支持する円環状のころがり軸受と、前記固定子に設けられた前 記ころがり軸受を保持する軸受保持部と、前記軸受保持部と前記ころがり軸受と の間に密接して挟持されると共に、一体的に弾性部を有する円環部材とを具備し た軸受保持構造において、前記円環部材は前記ころがり軸受に対向する第1の連 結部を有し、前記ころがり軸受の前記外輪部は前記円環部材に対向し、前記第1 の連結部に対応する第2の連結部を有し、前記第1の連結部と前記第2の連結部 とが互いに連結されていると共に、前記弾性部により前記円環部材が前記固定子 の前記底部に圧接されていることを特徴としている。
【0006】
【作用】
本考案の軸受保持構造によれば、円環部材は弾性部を有し、固定子に設けられ た軸受保持部と該軸受保持部に保持されたころがり軸受との間に挟持されている 。そのため、前記円環部材は前記弾性部の弾性力によって、前記軸受保持部およ び前記ころがり軸受に密接している。また、前記円環部材は前記ころがり軸受に 対向する第1の連結部を有し、さらに、前記ころがり軸受の外輪部は前記第1の 連結部に対応する第2の連結部を有する。そして、前記円環部材と前記ころがり 軸受とが互いに前記第1の連結部と前記第2の連結部にて対向して連結されてい るため、前記ころがり軸受の内輪部に挿入された回転軸に対して、前記円環部材 と前記外輪部は互いに相対回転不可能となる。一方、前記弾性部の弾性力によっ て、前記円環部材が前記固定子の底部に押圧されるているため、前記円環部材が 前記固定子に対して回転し難くなると共に、前記回転軸の回転時に前記固定子に 対する前記外輪部の回転が抑えられ、前記軸受保持部内での前記外輪部の空転を 抑えることができる。
【0007】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の軸受保持構造は、固定子に対してころがり軸受の 外輪部の空転が抑えられ、固定子に形成された軸受保持部の磨耗を防止できると いう優れた効果がある。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の軸受保持構造の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1は回転電機、特にステッピングモータ10の断面図であり、該ステッピン グモータ10は、ステータ20(固定子)および該ステータ20によって回転支 持されるロータ30によって構成されている。
【0010】 ステータ20は、樹脂から成る有底円筒状のハウジング22、該ハウジング2 2内に積層されて組み込まれた2つのリング状のコイルボビン21a,21bお よび図示しないロータ30が挿入される開口部22bを塞ぐハウジングキャップ 24によって構成されている。また、ハウジング22の周面の一部には、コイル ボビン21a,21bに給電するためのコネクタ部22aが一体的に形成されて いる。さらに、ハウジング22の底部22cには、後述するころがり軸受を保持 する軸受保持部22dが設けられ、ハウジング22の開口部22b側にも同様に 、軸受保持部22eが設けられている。
【0011】 一方、ロータ30は、回転軸32、円筒状の永久磁石34および該永久磁石3 4を回転軸32に固定する樹脂から成る略円筒状の固定部材33によって構成さ れており、固定部材33および永久磁石34は、回転軸32を中心として一体的 に回転する。そして、回転軸32の出力軸側32aおよび反出力軸側32bの固 定部材33には、それぞれころがり軸受42,44の内輪部42a,44aが挿 嵌されており回転軸32を上記ハウジング22に対して回転可能に支持している 。また、ロータ30は、ころがり軸受42,44の内輪部42a,44aがそれ ぞれ固定部材33に挿嵌された状態で上記ハウジング22(ステータ20)の開 口部22bから挿入されるようになっている。
【0012】 また、ロータ30がハウジング22内に挿入される際、該ハウジング22の底 部22cに形成された軸受保持部22dと前記ころがり軸受44との間には、後 述する本考案の円環部材を成すワッシャ50が介在される。そして、ロータ30 がハウジング22内に挿入された後、ハウジング22の開口部22bが上記ハウ ジングキャップ24によって塞がれるようになっている。
【0013】 次に、本考案の円環部材について説明する。
【0014】 円環部材は、金属製の薄いリング状のワッシャ50であり、その概観を図2( a)および図2(b)〔(a)の矢視X図〕に示す。そして、ワッシャ50の平 面部50aの中央部には、軸孔50bが設けられている。そして、回転軸32に 何らかの外力が加わり、ロータ30が反出力軸方向に移動された際、上記軸孔5 0b内に回転軸32が挿通されるようになっている。また、ワッシャ50の外周 が等間隔に3分割される3点から、それぞれ湾曲状に設けられた切り欠き部50 cによって、外周片50dが3箇所に形成されている。さらに、ワッシャ50に 引かれた仮想線P上にて、各外周片50dは平面部50aに対して所定の角度を 成して一方向に折り曲げられている。〔図2(b)〕そして、外周片50dはワ ッシャ50の平面部50aに対して弾性力を有する。また、各外周片50dの先 端部はワッシャ50の平面部50aに対して垂直方向に向かって折り曲げられて おり、爪部50eが形成されている。なお、上記外周片50dは本考案の弾性部 を成し、上記爪部50eは本考案の第1の連結部を成している。また、ワッシャ 50の直径は、前記ころがり軸受44の直径にほぼ等しく、ワッシャ50は、こ ろがり軸受44と共にステータ20の底部22cに設けられた軸受保持部22d 内に嵌め込まれるようになっている。
【0015】 ここで、上記ころがり軸受42,44は共に単列深溝玉軸受であり、特に、こ ろがり軸受44は図3に示すように、固定部材33が挿嵌される挿入孔44dを 有する上記内輪部44a、該内輪部44aに相対回転可能な外輪部44b、およ び内輪部44aと外輪部44bとの間に組み込まれる図示しない保持器と複数の 玉とによって構成されている。そして、外輪部44bの上記ワッシャ50に対向 する面の周端部には、外輪部44bの外周が等間隔に3分割された3点、即ち、 上記ワッシャ50の爪部50eに対応する3点に、それぞれ切り欠き部44cが 形成されている。そして、上記ワッシャ50がころがり軸受44に密接した際に 、ワッシャ50の外周片50dが平面部50a側に弾性移動されると共に、外周 片50dの先端に形成された爪部50eが、外輪部44bの各切り欠き部44c に嵌合され、ワッシャ50ところがり軸受44とが連結されるようになっている 。なお、外輪部44bに形成された切り欠き部44cは本考案の第2の連結部を 成している。また、切り欠き部44cの形状は、図3に示すような形状に限らず 、図4に示すような、断面凹状の溝形状としてもよい。
【0016】 次に、本考案の軸受保持構造に係る一実施例の作用を説明する。
【0017】 ステータ20にワッシャ50を介してロータ30を挿入し、固定部材33の回 転軸32の反出力軸側32bに取り付けられたころがり軸受44を軸受保持部2 2dに保持する際、ワッシャ50はハウジング22の底部22cところがり軸受 44との間に挟持されている。そして、挟持された状態では上述したように、ワ ッシャ50の外周片50dが平面部50a側に弾性移動され、3つの爪部50e が外輪部44bの各切り欠き44cに嵌合されている。そのため、外輪部44b とワッシャ50は、回転軸32に対し互いに相対回転不可能となる。また、弾性 移動された外周片50dの弾性力の反作用により、ワッシャ50の平面部50a が反出力軸方向、即ち、ハウジング22の底部22cに対して押圧される。
【0018】 したがって、底部22cに押圧されたワッシャ50は弾性力の反作用により、 ハウジング22に対して回転し難くなると共に、上述したようにワッシャ50と 外輪部44bとは互いに相対回転しないように嵌合されているため、回転軸32 が回転しても、外輪部44bが軸受保持部22d内で空転し難くなる。また、外 周片50dの弾性力を予め大きめに設定しておくことによって、ハウジング22 の軸受保持部22dに対する外輪部44bの空転を完全に防止することもできる 。
【0019】 なお、上記一実施例において、本考案の第1の連結部を成す爪部を円環部材を 成すワッシャ50に3箇所設け、それに対応して本考案の第2の連結部を成す切 り欠き部を外輪部44bに3箇所設けたが、これら爪部50eおよび切り欠き部 44cの数は特に限定されるものではなく、それぞれ1箇所ずつ、2箇所ずつあ るいは4箇所ずつ設けてもよい。
【0020】 以上述べたように、本考案の軸受保持構造は、ころがり軸受と軸受保持部との 間に弾性部および第1の連結部を有する円環部材を密接して挟持させると共に、 ころがり軸受の外輪部に上記第1の連結部に対応する第2の連結部を設け、第1 の連結部と第2の連結部とを互いに連結させることによって、ころがり軸受の内 輪部に挿入された回転軸に対して、円環部材と外輪部とが互いに相対回転不可能 となる。一方、弾性部の弾性力によって、円環部材が固定子の底部に押圧される ため、回転軸が回転しても外輪部は固定子に対して回転し難くなり、軸受保持部 内での外輪部の空転を抑えることができる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の軸受保持構造の一実施例に係わるステ
ッピングモータを示す一部破断された断面図である。
【図2】本考案の上記一実施例の円環部材を成すワッシ
ャを示し、(a)は正面図、(b)は(a)の矢視X図
である。
【図3】上記一実施例のころがり軸受を示す斜視図であ
る。
【図4】本考案に係わるころがり軸受の他の実施例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10 回転電機 20 ステータ(固定子) 22c 底部 22d 軸受保持部 44 ころがり軸受 44a 内輪部 44b 外輪部 44c 第2の連結部 50 ワッシャ(円環部材) 50d 外周片(弾性部) 50e 第1の連結部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電機の外箱を成し、底部を有する円
    筒状の固定子と、 該固定子に保持される外輪部および前記回転電機の回転
    軸が挿入され前記外輪部に対し回転可能な内輪部を有
    し、前記固定子に対して前記回転軸を回転自在に支持す
    る円環状のころがり軸受と、 前記固定子に設けられた前記ころがり軸受を保持する軸
    受保持部と、 前記軸受保持部と前記ころがり軸受との間に密接して挟
    持されると共に、一体的に弾性部を有する円環部材とを
    具備した軸受保持構造において、 前記円環部材は前記ころがり軸受に対向する第1の連結
    部を有し、 前記ころがり軸受の前記外輪部は前記円環部材に対向
    し、前記第1の連結部に対応する第2の連結部を有し、 前記第1の連結部と前記第2の連結部とが互いに連結さ
    れていると共に、前記弾性部により前記円環部材が前記
    固定子の前記底部に圧接されていることを特徴とする軸
    受保持構造。
JP931093U 1993-02-10 1993-02-10 軸受保持構造 Pending JPH0662765U (ja)

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JP931093U JPH0662765U (ja) 1993-02-10 1993-02-10 軸受保持構造

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JP931093U JPH0662765U (ja) 1993-02-10 1993-02-10 軸受保持構造

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JPH0662765U true JPH0662765U (ja) 1994-09-02

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JP931093U Pending JPH0662765U (ja) 1993-02-10 1993-02-10 軸受保持構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012044764A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Denso Corp 自動車用交流発電機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012044764A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Denso Corp 自動車用交流発電機
US8602656B2 (en) 2010-08-18 2013-12-10 Denso Corporation Alternator for automobile having washer between housing and outer race of bearing

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