JPH0627858Y2 - 転がり軸受装置 - Google Patents

転がり軸受装置

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JPH0627858Y2
JPH0627858Y2 JP1988038875U JP3887588U JPH0627858Y2 JP H0627858 Y2 JPH0627858 Y2 JP H0627858Y2 JP 1988038875 U JP1988038875 U JP 1988038875U JP 3887588 U JP3887588 U JP 3887588U JP H0627858 Y2 JPH0627858 Y2 JP H0627858Y2
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JP
Japan
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outer ring
housing
cup
shaped outer
rollers
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988038875U
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English (en)
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JPH01141928U (ja
Inventor
俊男 飯山
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Origin Electric Co Ltd
Original Assignee
Origin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は転がり軸受装置、特に経済性に優れた簡易構造
の転がり軸受装置に関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
電子計算機、ワードプロセッサなどの印字プリンタに用
いられるタイミングベルトのプーリーガイドの片持ち構
造の軸受構造としては、ラジアルボールベアリングを用
いる方法、あるいは低価格を意図して含油メタルを用い
た滑り軸受による方法などが採用されている。
しかし、ラジアルボールベアリングを用いた軸受構造の
場合には、性能は満足するものの、片持ち構造にすると
きにはボールの配列が2列の複列ラジアルボールベアリ
ング、又は単列のラジアルボールベアリングを2個用い
る必要があり、経済的に不利であった。さらに、ラジア
ルボールベアリングの一方または双方の側面にシールド
板を取り付ける工程がコストを高いものにしていた。
また、含油メタルを用いた滑り軸受は低価格ではある
が、トルクが大きく、耐負荷が回転数が300rpm程度まで
あるだけである。したがって、初期には問題が生じない
が、500時間程度回転を行うと油切れを起こし、不都合
を生じる。つまり、必要な回転数(1200〜2000rpm)にお
いて耐久性に問題があった。
〔考案の目的〕
本考案は、片持ち軸受構造の場合にもプリンタのプーリ
ーガイドに必要な耐負荷、回転寿命を与えることがで
き、しかもハウジング自体がプーリー機能を有すると共
に、双方のシールド板が不要な構造の低価格で簡便な転
がり軸受装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は以上の欠点を除去するために,内輪の役目をな
すシャフトが挿通し得る中央孔を一端に備えると共に他
端は広口となったカップ状の外輪と、複数個のローラ
と、これら複数個のローラを前記外輪の内部に保持する
ための樹脂製保持器と、プーリー機能を果たし得る外周
面を持ち、内径はほぼ均一で、外径は両端部が中央部よ
りも大きな形状を有する筒状体であって,一端は広口で
他端は前記シャフトが挿通し得る孔をもつ樹脂製ハウジ
ングとからなり、前記カップ状の外輪をその広口側より
前記樹脂製ハウジング内へ圧入または止まりばめにて嵌
合し、前記カップ状の外輪の端面及び前記樹脂製ハウジ
ングの端面にシールド効果を持たせた転がり軸受装置を
提供するものである。
第1図により本考案の一実施例を説明する。同図におい
て,デルリン樹脂製のハウジング1は、内径がいずれの
箇所でもほぼ均一であり、外径は両端部が中央部よりも
大きい、つまり両端部の肉厚が中央部のものよりもおお
きな円筒形状のものであって、プーリーの役目を果た
す。このハウジング1の一端は広口部1bとなってお
り,他端は内輪としても作用するシャフト5を挿通させ
るための孔を持つ狭口部1cとなっている。
金属材料からなる外輪2はカップ状の形状をしており,
その一端にはシャフト5が挿通し得る中央孔を有し,他
端はローラ3及び保持器4を装着し得るように広口とな
っている。そしてカップ状の外輪2をその広口側から先
にハウジング1の広口部1bよりハウジング1内へ圧
入、または止まりばめしてハウジング1の内側面1eに
カップ状の外輪2の外周を嵌合させる。
したがってこの構造では,シャフトの挿通した状態では
ハウジング1の端面とカップ状の外輪2の端面とがこの
軸受装置の両側のシールド板の役目を果すので,シール
ド板及びその取り付け作業は不要となり,またハウジン
グ1にプーリーを別途取り付ける作業も不要となる。さ
らにこの構造では,比較的硬いカップ状の金属性外輪2
が比較的軟らかい樹脂製のハウジング1内に圧入,また
は止まりばめされので,組立作業性とその後の安定性が
良好である。
このカップ状の外輪2は金属を深絞りし,熱処理を加え
ており,その底部には内輪としても作用するシャフト5
を挿通させるための孔が備えられている。カップ状の外
輪2の内側には,樹脂製の保持器4によって等間隔に保
持された6個のローラ3が配設されている。カップ状の
外輪2とハウジング1の段部1dとの間に保持器4が固
定され,6個のローラ3は保持器4にその相対位置を保
持されつつ,それぞれカップ状の外輪2の内側面とシャ
フト5の外周面との間を転がる。
このようにして,シャフト5の回りを複数のローラ3が
囲みながら回転して,ハウジング1を自由自在に回転さ
せ,したがってハウジング1の外周面にかけられるベル
ト(図示せず)を回転させる。
〔考案の効果〕
本考案の転がり軸受装置は以上述べたような構造を有す
るので,以下のような効果を奏する。
(1)両側のシールド板を必要としないので,部品点数が
少なくなり,組立工数も少なくなる。したがって,低価
格となる。
(2)ハウジング自身の外周がプーリー機能をもつような
構造になっているので,別途プーリーを取り付けなくと
もプーリーとして用いることができる。またプーリーガ
イドのように片持ち構造としても,転がり要素としてロ
ーラを用いているので,角度振れを抑制でき,特に直径
に比べて長軸にした場合にはその効果は顕著である。
(3)プーリーの種類,形状が異なっても,それらに適し
たハウジングのみを用意すれば良いので,軸受装置の標
準化が可能である。
(4)簡易構造であるが,金属性のカップ状外輪を金属に
比べて軟らかい樹脂製のハウジング1内に圧入,または
止まりばめしているので,作業性が高いのは勿論のこ
と,軸受としての安定性が良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を説明するための図である。 1……ハウジング 1a……ハウジング1の外周部 1b……ハウジング1の広口部 1c……ハウジング1の狭口部 1d……ハウジング1の段部 1e……ハウジング1の内側面 2……カップ状の外輪 3……複数のローラ 4……保持器 5……シャフト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内輪の役目をなすシャフトが挿通し得る中
    央孔を一端に備えると共に他端は広口となったカップ状
    の外輪と、 複数個のローラと、 該複数個のローラを前記外輪の内部に保持するための樹
    脂製保持器と、 プーリー機能を果たし得る外周面を持ち、内径はほぼ均
    一で、外径は両端部が中央部よりも大きな形状を有する
    筒状体であって,一端は広口で他端は前記シャフトが挿
    通し得る孔をもつ樹脂製ハウジングとからなり、 前記カップ状の外輪をその広口側より前記樹脂製ハウジ
    ング内へ圧入または止まりばめにて嵌合し、前記カップ
    状の外輪の端面及び前記樹脂製ハウジングの端面にシー
    ルド効果を持たせたことを特徴とする転がり軸受装置。
JP1988038875U 1988-03-24 1988-03-24 転がり軸受装置 Expired - Lifetime JPH0627858Y2 (ja)

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JP1988038875U JPH0627858Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24 転がり軸受装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01141928U JPH01141928U (ja) 1989-09-28
JPH0627858Y2 true JPH0627858Y2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=31265412

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4533361Y1 (ja) * 1966-05-21 1970-12-19
JPS489845U (ja) * 1971-06-15 1973-02-03
JPS5312367U (ja) * 1976-07-13 1978-02-01
JPS5484156A (en) * 1977-12-16 1979-07-04 Ntn Toyo Bearing Co Ltd Shell-shaped roller bearing

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01141928U (ja) 1989-09-28

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