JPH0684400A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH0684400A
JPH0684400A JP7029193A JP7029193A JPH0684400A JP H0684400 A JPH0684400 A JP H0684400A JP 7029193 A JP7029193 A JP 7029193A JP 7029193 A JP7029193 A JP 7029193A JP H0684400 A JPH0684400 A JP H0684400A
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memory cell
source
column
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voltage
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JP7029193A
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Inventor
Hideo Kato
藤 秀 雄 加
Masamichi Asano
野 正 通 浅
Yasutaka Uchigane
金 恭 隆 内
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 オーバーイレーズ状態のメモリセルの適正動
作を確認する。 【構成】 テストモードにおいて、行デコーダはいずれ
の行線も選択せず、各メモリセルのソースはグランドレ
ベルにされる。オーバーイレーズされたメモリセルが存
在する場合には、そのセルはデプレッション化している
ことから、デプレッション化に応じて導通し、この導通
に基づく列線の電位変化により、オーバーイレーズされ
たメモリセルの存在が検出される。また、ソースバイア
ス手段は、テストに適したテスト電位を各セルのソース
に加える。これにより、各セルは、擬似的に(正)方向
へシフトしたしきい値が検出され、オーバーイレーズ状
態がより適正に検出される。また、最も消去の速いメモ
リセルのしきい値が予め決めた値となるまで消去され、
高速なアクセスが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性半導体記憶装
置に関し、特に電気的にデータの書き換えが可能な不揮
発性メモリセルのイレーズ状態のテスト及び動作の適正
化に着目してなされた不揮発性半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気的に記憶データを消去し、新たなデ
ータを再び書き込みできるROMは、EEPROM(E
lectrically Erasable and
Prgrammable ROM)として知られてい
る。このEEPROMは記憶内容を消去する時に、EP
ROMとは異なり、紫外線を用いる必要がない。したが
って、ボード上に実装した状態で、電気的に、データの
消去や書き換えを行なうことができる。このため、非常
に自由度が高く使い易いので、各種制御用機器やメモリ
カード等に需要が急増している。
【0003】図9〜図12はかかる従来の半導体記憶装
置のメモリセルの構造図を示す。図9はパターン平面
図、図10は図9のA−A’線断面図、図11は図9の
B−B’線断面図、図12は図9のメモリセルの等価回
路構成図である。これらの図に示すように、P型基板1
3上にはフィールド酸化膜20が形成されている。この
膜20により囲まれた領域上に、厚さ約100オングス
トローム程度のゲート絶縁膜18を介して、第1層目の
多結晶シリコンからなる浮遊ゲート11が形成されてい
る。そのゲート11上には、絶縁膜19を介して、第2
層目の多結晶シリコンからなる制御ゲート12が形成さ
れている。絶縁膜19は、例えば、O−N−O構造(O
xide−Nitride−Oxide)の3層構造と
なっており、厚さは酸化膜換算で約200オングストロ
ームである。制御ゲート12はメモリセルのワード線と
して使用される。
【0004】また、浮遊ゲート11および制御ゲート1
2の両側のP型基板13上には、N+ 型拡散層からなる
ソース14およびドレイン15が形成されている。ドレ
イン15領域にはコンタクトホール16が開口されてい
る。アルミニウム層からなるデータ線17が、このコン
タクトホール16を介して、ドレイン15と接続されて
いる。なお、図12に示す等価回路では制御ゲート12
をCGで、ソース14をSで、ドレイン15をDでそれ
ぞれ示している。
【0005】以上のような構成において、次にその動作
を説明する。データ消去時には、ソース14に消去電圧
としての12Vを印加し、ドレイン15をフローティン
グ状態とし、制御ゲート12を0Vとする。これによ
り、薄いゲート絶縁膜18を介して、浮遊ゲート11と
ソース14との間に高電圧が印加される。これにより、
ファウラーノルトハイムのトンネル効果により、浮遊ゲ
ート11中の電子がソース14に放出され、データが消
去される。大容量メモリLSIにおいては、各ビット毎
にソース14を独立にすることはチップサイズの関係で
できない。このため、全チップ一括して消去するか、あ
るいは、メモリセルをいくつかのブロックに分割して、
ブロック単位で消去している。
【0006】一方、データ書き込み時には、ドレイン1
5に約6V、ソース14に0V、制御ゲート12に12
Vを印加する。これにより、ドレイン15近傍でインパ
クトアイオナイゼーションが起こり、電子が浮遊ゲート
11に注入される。つまり、データの書き込みが行なわ
れる。
【0007】また、データの読み出し時には、ドレイン
15を1V、ソース14を0V、制御ゲート12を5V
とする。これにより、浮遊ゲート11中の電子の有無に
基づいて、”0”または”1”のデータが得られる。
【0008】さて、メモリセルのデータの消去は、浮遊
ゲート11中の電子を、ソース14に高電圧12Vを印
加して、ソース14側に引き抜くことにより行なわれる
のは先に述べた通りである。すなわち、浮遊ゲート11
とソース14との電界により、トンネル電流が流れ、消
去が行なわれる。
【0009】ここで問題となってくるのは、電界のばら
つきによる消去特性のばらつきである。電界のばらつき
を決める要因となるのは、ゲート絶縁膜18のばらつき
や、浮遊ゲート11とソース14とのオーバーラップ長
(図3にXjsで示す)のばらつき等種々の原因があ
る。したがって、ソース14にある電圧を一定時間印加
しても、電界が強いセルと弱いセルが発生することか
ら、消去特性に差を生じ、消去状態に分布を生じる。つ
まり、消去のスピードが速いセルと遅いセルが生じる。
【0010】図13の消去特性図は、消去したときのメ
モリセルの閾値の分布を示したものである。図13の横
軸には制御ゲート12の電圧Vgを示し、縦軸にはドレ
イン15の電流Idを示している。図13からも明らか
なように、消去の早いセルと消去の遅いセルの間には消
去分布が発生する。つまり、メモリLSI等を消去状態
とする場合に、消去分布で一番遅いセルが消去されるま
で消去を続けると、消去の早いセルはオーバーイレーズ
されてしまう。これにより、制御ゲート12の電圧Vg
が0Vでも、リーク電流が流れてしまう状態になる。つ
まり、オーバーイレーズ状態が発生すると、メモリセル
の閾値電圧が負となり、デプレッション化が生じ、制御
ゲート12が0レベルであってもオンして電流を流し、
リーク電流の原因となってしまう。
【0011】図14は、オーバーイレーズ状態となった
メモリセルが存在する場合の、メモリLSIの動作を説
明するための回路図である。図14において、行デコー
ダ23は行線WL1〜WLmをアクセスする。列デコー
ダ22は列線BL1〜BLnをアクセスする。そして、
行線WL1〜WLmと列線BL1〜BLnの交点近傍に
は、メモリセルM11〜M1n、Mm1〜Mmnがマト
リックス状に配置される。ここで、メモリセルMmnは
オーバーイレーズによりデプレッション化したセルとす
る。列線BL1〜BLnにはデータ読み出し用にセンス
増幅器SAが接続されている。
【0012】以上のような構成において、列デコーダ2
2により列線BLnが選択され、行デコーダ23により
行線WL1に5V、WLmに0Vの電圧が印加されると
する。このときには、選択されるべきメモリセルは、メ
モリセルM1nとなる。ここで、メモリセルM1nが”
0”を書き込んだセルであるとする。このときには、ビ
ット線BLnには電流は流れないはずである。しかし、
選択されていないメモリセルMmnは、その制御ゲート
が0Vであるにも関わらず、リーク電流Ilを流してし
まう。このため、センス増幅器SAは、メモリセルM1
nのデータを”1”として誤って読み出してしまう。つ
まり、選択された列線BL1〜BLnにオーバーイレー
ズ状態のメモリセルが存在すると、そのセルが行線WL
1〜WLnにより選択されているか否かに関わらず常に
リーク電流が流れてしまい、センス増幅器SAは常に”
1”を読み出してしまうことになる。つまり、オーバー
イレーズ状態のメモリセルが存在する列線BL1〜BL
nにつながるセルのデータは正しく読み出しできなくな
ってしまう。
【0013】したがって、メモリセルがオーバーイレー
ズしてデプレッション化しているか否かをテストするこ
とは、メモリLSIの動作信頼性を確保する上で非常に
重要である。また、一般的にEEPROMは、メモリカ
ード等の使用状況から、データの書き換え回数を10の
4乗乃至5乗回保証する必要がある。これだけデータの
書き換えを繰り返すと、酸化膜中に電子がトラップさ
れ、次第に書き換え特性が劣化する。これに対して、メ
モリLSIチップのテスト時に、10の4乗乃至5乗回
の書き換えを実施していたのでは、テスト時間がかかり
すぎて、意味のないテストになってしまう。したがっ
て、オーバーイレーズしているかどうかをテストする時
に、どの程度のマージンを見込むかは非常に重要なポイ
ントとなる。
【0014】従来、オーバーイレーズ状態にあるかどう
かをテストする方法として、米国特許第4,841,4
82号及び第4,860,261号明細書等に示される
ものが知られている。これらは、オーバーイレーズ状態
が発生しているか否かをテストする場合に、マージンを
持たせるために、ワード線の電位を、例えば、0.5V
程度浮かせている。この電圧状態で、リーク電流が流れ
るかどうかをテストすることにより、リード時には非選
択ワード線を0Vにすることから、0.5Vのマージン
を得ることができる。
【0015】この場合の問題点としては、メモリセルL
SIを製造した時には、消去状態時のメモリセルLSI
の閾値分布は、2V程度のもの、あるいは3V程度のも
の等種々のものがあるということである。一方、消去し
たメモリセルの閾値と、そのメモリLSIのアクセス時
間の間には密接な関係がある。より低い閾値となるまで
消去すれば、リード時に動作電流を大きなものとできる
ことから、より高速に動作させることができる。ここ
で、消去時に消去されたと判断する閾値を、メモリセル
の閾値分布を2V程度と考え、且つマージン0.5Vを
見込んで、2.5Vにしたとする。実際のメモリセルL
SI製造時の消去閾値分布は3V程度までばらつく。こ
のため、3Vの分布を持つLSIチップができたとする
と、2.5Vまで消去するとテスト時にはリーク電流が
流れ、不良チップとなってしまう。したがって、低い閾
値電圧まで消去するということは不良チップを増やして
しまい、製造コストが高くなってしまうという問題があ
る。また、閾値の大きなチップを想定して、より高めの
閾値で消去レベルを設定すると、今度は、リード時の動
作電流が取れなくなり、高速化ができないという問題が
ある。
【0016】以上のように、従来の半導体記憶装置に
は、メモリセルを低い閾値となるように消去することが
できないため、高速化に不向きであり、動作マージン向
上の妨げとなっていた。
【0017】また、従来LSIチッブでしきい値Vth
をモニターするときは、図15に示すような構成を用い
ていた。この構成において、しきい値Vth測定テスト
モードにおいては、信号Icellが“1”となり、トラン
ジスタ101がオン状態となり、トランジスタ102が
オフ状態となる。これにより、センスアンプ回路103
とメモリセルMCのビット線が非導通状態となり、I/
Oパッド104とメモリセルMCのビット線BLが接続
状態となる。このようにして、メモリセルMCのドレイ
ンDにはI/Oパッド104から電圧を印加し、ゲート
にはローデコーダ105を介して外部電源Vppから電
圧を印加していた。そして、選択されたワードラインW
Lの電位を、外部電源Vppを変化させることにより変
えていた。
【0018】ここで、Vpp/Vcc切り換え回路10
7は、書き込み時には高電圧の外部電源Vppを、リー
ド時には電源電圧Vccを、切り換えてローデコーダ1
05の最終段バッファのPチャネルトランジスタ105
Aの1端に供給する。また、トランジスタ108は、し
きい値Vth測定テストモード時に、Vpp/Vcc切
り換え回路107の出力と、外部電源Vppとを切り換
えるものである。ここでトランジスタ108のゲート
に、昇圧回路109からの出力が加えられているのは、
メモリセルMCへ印加するドレイン電圧が、しきい値V
th落ちするのを防ぐためである。図中、110はカラ
ムデコーダ、111はそれによって選択されるトランジ
スタ、112はメモリセルアレイ、113は出力回路で
ある。
【0019】次に図15における従来の問題点を説明す
る。
【0020】消去後のしきい値電圧分布が図16のよう
に0〜V2迄分布したとする。このとき、メモリセルM
Cに印加するゲート電圧を変えるために、外部電源Vp
pを変化させる。外部電源Vppの電圧が、ローデコー
ダ105で使用しているPチャネルトランジスタ105
Aのしきい値電圧以下に下がると、Pチャネルトランジ
スタ105Aがオフしてしまう。Pチャネルトランジス
タ105Aがオフすると、ワードラインWL(1)はフ
ローティング状態となり、正確な電圧をメモリセルMC
のゲートに印加することができない。
【0021】即ち、Pチャネルトランジスタ105Aの
しきい値電圧VthをV1とすると、図16に示すメモ
リセルMCのしきい値分布のうちの、0〜V1(V)の
しきい値電圧を持つメモリセルの分布を測定することは
できない。
【0022】このように、メモリセルの信頼性上もっと
も重要なポイントとなる、過消去したセルのしきい値分
布を測定できず、メモリLSIの評価上大きな問題であ
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
はメモリセルのしきい値が適切な値となるようにイレー
ズするのが困難であり、さらにしきい値電圧を適正に測
定することができなかった。
【0024】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的は、過消去セルの動作の適正化及び過消去セル
のしきい値測定の適正化にある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の不揮発性
半導体記憶装置は、電気的に書き込み、消去可能な不揮
発性メモリセルの複数を、ほぼマトリクス状に配列した
メモリセルアレイと、前記メモリセルのうちのある行方
向に並ぶもののゲートに共通に接続された行線の複数
と、前記メモリセルのうちの各列方向に並ぶもののドレ
インに共通に接続された列線の複数と、前記行線の任意
のものを選択する行デコーダと、前記列線の任意のもの
を選択する列デコーダと、前記メモリセルのソースに電
圧を印加するソースバイアス手段と、を備え、さらに、
前記行デコーダは、前記メモリセルがオーバーイレーズ
状態にあるかどうかをテストするテストモードにおい
て、前記行線のいずれも選択しない非選択状態となるも
のとして構成される。
【0026】本発明の第2の装置は、電気的に書き込
み、消去可能な不揮発性メモリセルの複数を、ほぼマト
リクス状に配列したメモリセルアレイと、前記メモリセ
ルのうちのある行方向に並ぶもののゲートに共通に接続
された行線の複数と、前記メモリセルのうちの各列方向
に並ぶもののドレインに共通に接続された列線の複数
と、前記行線の任意のものを選択する行デコーダと、前
記列線の任意のものを選択する列デコーダと、前記メモ
リセルに電圧を印加するソースバイアス手段と、選択さ
れた前記メモリセルから前記列線に読み出されたデータ
をセンス、増幅するセンス手段と、前記列線とデータ出
力パッドとの間に接続され、前記メモリセルのしきい値
電圧を測定するテストモードにおいて導通する、第1ト
ランスジスタと、前記列線と前記センス手段との間に接
続され、前記テストモードにおいて非導通状態となる、
第2トランジスタと、を備え、前記ソースバイアス手段
は、前記テストモードにおいては、前記テストモード以
外のモード時とは異なる、テストに適した電位を前記ソ
ースに印加可能なものとして構成される。
【0027】本発明の第3の装置は、電気的に書き込
み、消去可能な不揮発性メモリセルの複数を、ほぼマト
リクス状に配列したメモリセルアレイと、前記メモリセ
ルのうちのある行方向に並ぶもののゲートに共通に接続
された行線の複数と、前記メモリセルのうちの各列方向
に並ぶもののドレインに共通に接続された列線の複数
と、前記行線の任意のものを選択する行デコーダと、前
記列線の任意のものを選択する列デコーダと、前記メモ
リセルのソースに電圧を印加するソースバイアス手段
と、を備え、前記メモリセルの消去に当り、前記メモリ
セルのしきい値の分布幅に応じて消去し、その分布幅に
拘わりなく、最も消去の速いメモリセルのしきい値が予
め決めた低い値となるように消去するものとして構成さ
れている。
【0028】
【作用】第1の発明において、テストモードにおいて
は、行デコーダはいずれの行線も選択せず、且つ、各メ
モリセルのソースはグランドレベルにされる。この状態
において、オーバーイレーズされたメモリセルが存在す
る場合には、そのセルはデプレッション化していること
から、デプレッション化に応じて導通する。この導通に
基づく列線の電位変化により、逆に、オーバーイレーズ
されたメモリセルが存することが検出される。
【0029】第2の発明において、テストモードにおい
ては、ソースバイアス手段は、テストに適したテスト電
位を各セルのソースに加える。つまり、各セルのしきい
値は、上記テスト電位によって、ある方向、例えば、正
方向にシフトする。これにより、各セルは、擬似的に
(正)方向へシフトしたしきい値が検出される。これに
より、オーバーイレーズ状態がより適正に検出される。
【0030】第3の発明において、メモリセルのしきい
値の分布幅に拘わりなく、最も消去の速いメモリセルの
しきい値が予め決めた値となるまで消去される。これに
より、分布幅の狭い装置においては、従来よりも高速な
アクセスが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の一実施例に係る半導体記憶装
置の回路図である。図1に示すように、行線WL1〜W
Lnと列線BL1〜BLnに、マトリックス状に配置さ
れたメモリセルM11〜M1n、Mm1〜Mmnが接続
されている。これらのセルの各ソースは、ソーススイッ
チング回路25の出力端子Vss*に接続されている。
列線BL1〜BLnに接続されたセンス増幅器SAに
は、出力回路24が接続され、信号の読み出しを行なっ
ている。メモリセルM11〜M1n、Mm1〜Mmnの
各ゲートは、行毎に、行線WL1〜WLnに接続され、
各ドレインは、列毎に、列線BL1〜BLnに接続され
ている。列線BL1〜BLnは、ゲートが列デコーダ2
2の出力信号線CL1〜CLnによって制御されるエン
ハンスメント型の列線選択トランジスタTr1〜Trn
を介して、共通接続点N10に接続されている。この共
通接続点N10はセンス増幅器SAに接続されている。
センス増幅器SAは、メモリセルM11〜M1n、Mm
1〜Mmnのデータを検知、増幅して、出力回路24を
経て、外部に出力する。センス増幅器SAは、基準とな
るダミーセルを用いる形式の回路ではなく、ビット線の
振幅を増幅した後にデータの検知にインバータを用いる
形式の回路を用いている。
【0032】以上のような構成において、次にその動作
を説明する。まず、この半導体記憶装置をテストする場
合は、オーバーイレーズ状態にあるかどうかをテストす
るため、行デコーダ23は出力を全て非選択状態、つま
り全てのワード線WL1〜WLmをグランドレベルとす
る。さらに、ソーススイッチング回路25にテスト信号
testを与えることにより、ソーススイッチング回路
25の出力端子Vss*をグランドレベル(=0V)と
する。その結果、メモリセルM11〜M1n、Mm1〜
Mmnのソース端子もグランドレベルに固定される。こ
の状態で、列デコーダ22により、列線BL1〜BLn
を順次切り替えて選択し、このときのセンス増幅器SA
からのデータを読み出す。これより、オーバーイレーズ
状態のメモリセルが存在するか否かを検出することがで
きる。すなわち、オーバーイレーズ状態のメモリセル
が、選択された列線BL1〜BLnに接続されている
と、オーバーイレーズメモリセルの閾値電圧は負でデプ
レッション化しているため、選択した列線にリーク電流
が流れる。本来は、列線BL1〜BLnは充電されて、
センス増幅器SAから出力回路24を通じて取り出され
る出力は”0”となっているはずである。しかし、上記
のリーク電流のために、出力回路24からは”1”が出
力されることになる。このテストを通じて不良と判定さ
れたLSIチップは工程から除去するのは当然である。
【0033】次に、リード状態では、ソーススイッチン
グ回路25に与えられていたテスト信号testをオフ
とすることにより、その出力端子Vss*を0.5V程
度にバイアスする。これにより、メモリセルのソース
は、0.5V程度バイアスされることになる。このよう
にすることで、オーバーイレーズ状態にされたメモリセ
ルに対しても、より多くの動作マージンを確保すること
ができる。
【0034】次に、図2の説明図に従って上述した動作
マージンについて説明する。図2(a)は消去時の時間
依存性を示すもので、横軸が時間tew、縦軸が閾値V
thをそれぞれ示す。また同図(b)は従来のテスト方
法による閾値の分布を示すもので、横軸がゲート電圧V
g、縦軸がドレイン電流Idをそれぞれ示すものであ
る。また、同図(c)は本実施例の半導体記憶装置を用
いてのテスト方法による閾値の分布を示すもので、横軸
がゲート電圧Vg、縦軸がドレイン電流Idをそれぞれ
示すものである。
【0035】さて、実際のLSIレベルでは消去時に消
去の早いセルと消去の遅いセルで分布が存在することに
ついては先にも説明した通りである。図2(a)は消去
時の時間依存性を示す実験データであるが、消去の早い
セルと消去の遅いセルの閾値電圧の時間的変化を示して
いる。ここで重要なポイントは、従来の半導体記憶装置
を用いてのテストでは、消去されたと判断されていた最
も遅いメモリセルの閾値電圧が3.5Vとなった時、最
も早いメモリセルは0.5Vまで消去されていてその分
布幅は3Vにも達するということである。これに対し
て、本実施例の半導体記憶装置を用いたテストでは閾値
電圧が更に低い状態で消去できるため、その分布幅は小
さくなる。つまり、2.5Vまで消去すると最も速いメ
モリセルの閾値は0Vとなり、その分布幅は2.5Vと
なり従来の半導体記憶装置によるテスト方式と比較して
分布幅は小さくなっている。この時の状態が、図2
(b)、(c)にメモリセルのデート電圧Vg対ドレイ
ン電流Id特性として示されている。
【0036】次に、図2(c)の特性について、更に詳
細に説明する。消去時に曲線Aの特性を持つメモリセル
の存在するLSIチップはゲート電圧が0V、ソース電
圧0Vのテスト状態でリーク電流が流れるために、工程
中で除去することができるので問題はない。これに対し
て、問題となるのは曲線Bに示すような特性を持つメモ
リセルが存在する場合である。閾値電圧は0.2V程度
であるため、行線WL1〜WLnをグランドレベルにし
てリーク電流を測定するテストでは、メモリセルはオフ
しているためリーク電流は流れず、除去することはでき
ない。通常EEPROMには、10の4乗〜5乗回程度
の書き込み、消去サイクルを保証しなければならない。
0.2V程度の閾値を持つメモリセルは書き込み、消去
サイクル共に絶縁膜等の劣化が起こった場合、0.5V
程度の閾値電圧を有するメモリセルよりデプレッション
化し易く、リーク電流が流れる可能性があり、その信頼
性を保証できない。
【0037】これに対して、本発明の半導体記憶装置で
は、このようなメモリセルに対してもその動作の信頼性
を保証するために、通常のリード状態の場合はソースス
イッチング回路25の出力端子Vss*を0.5Vにし
てメモリセルのソースにバイアスを印加することによ
り、閾値電圧を見掛け上高くして動作マージンを上げて
いる。
【0038】一般的に、この現象は基板効果として知ら
れており、回路設計上極めて重要な特性である。すなわ
ち、基板がソースに対して逆方向にバイアスされている
時、基板とチャンネル間の空乏層は広がり、その中の電
荷量も増える。このため、チャンネルを形成するのに必
要なゲート電界は増加し、見掛け上閾値電圧も増加す
る。このような効果を利用すると、図2(b)に示すよ
うに、閾値電圧が0.2V程度のメモリセルも、そのソ
ースに0.5V程度の電圧を印加すれば、見掛け上0.
8V程度まで閾値電圧をシフトすることができる。ま
た、非選択のゲート電圧は0Vであるので、ソース電圧
に対してゲート電圧は相対的に−0.5V印加したこと
になる。このため、デプレッション化してリーク電流を
流す点までの電圧差が開き、動作マージンが増加する。
また、消去の遅いメモリセルの閾値電圧も、2.5Vか
ら、ソースにバイアスを印加することで、3V程度にな
る。ここで重要な点は、従来の半導体記憶装置を用いた
テストでは消去の一番遅いメモリセルの閾値電圧は3.
5Vであったのに対して、本実施例の半導体記憶装置を
用いたテストで得られるメモリセルの閾値は3Vにな
り、従来よりも低くなる点である。すなわち、リード動
作を行なわせた場合に、より多くの動作電流を流すこと
ができ、高速動作を可能にすることができる。
【0039】図3は図1の構成におけるソーススイッチ
ング回路25の一例を示す回路図である。図3にも示す
ように、ソーススイッチング回路25はテストの時にソ
ースにバイアスを印加するソースバイアス回路26と、
消去の時にソースに高電圧を印加する消去回路27とか
ら構成されている。そして、このソーススイッチング回
路25の出力端子Vss*は、メモリセルM11〜M1
n、Mm1〜Mmnのソースに接続されている。ソース
バイアス回路26において、信号CEはチップを動作状
態にしたり非動作状態にするための信号であり、動作状
態で”1”となる。
【0040】また、信号PROGはプログラムモードの
時に”1”になる信号である。さらに、信号Erase
はチップを消去モードにする時に”1”となる信号であ
る。テスト信号testはオーバーイレーズ状態か否か
をテストする信号であり、テストモードの時に”1”と
なる。各モードにおける各信号の状態は表1に示す通り
である。
【0041】 表 1 信 号 test Erse PROG Vss* モード テ ス ト 1 0 0 0V 消 去 0 1 0 Vpp リ ー ド 0 0 0 0.5V プログラム 0 0 1 0V なお、図3の33b等のシンボルで示すトランジスタ
は、0Vに近いしきい値電圧のトランジスタを示す。
【0042】さて、図3において、論理回路29には、
信号NErase、信号NPROG、テスト信号Nte
st、信号CEが入力され、ナンド条件の出力を行な
い、信号Nteを出力する。この信号は反転回路28で
反転され信号teとなる。この信号teは、ノードN1
とトランジスタ6のゲートとの間に接続されたトランジ
スタ4のゲートに、与えられる。トランジスタ6のゲー
トとグランドレベルの間には、トランジスタ7が接続さ
れている。そのトランジスタ7のゲートには、信号Nt
eが与えられる。トランジスタ9、5、2、6は直列接
続され、出力端子Vss*につながっている。トランジ
スタ9のゲートには、信号Nteが、トランジスタ2の
ゲートには信号teが、トランジスタ34のゲートには
信号Nteがそれぞれ入力される。また、トランジスタ
10、1、3は直列接続されている。トランジスタ1と
3の接続点も、出力端子Vss*につながっている。な
お、トランジスタ10のゲートには信号NCEが、トラ
ンジスタ1のゲートには信号teが加えられる。トラン
ジスタ3のゲートには、トランジスタ2とトランジスタ
6の接続点のノードN2が、接続されている。また、ト
ランジスタ33a〜33gの直列回路により、定バイア
ス発生回路35が構成される。トランジスタ33aのゲ
ートには信号Nteが接続される。信号Eraseは消
去回路27において反転回路31と反転回路32の直列
回路に与えられ、出力端子Vss*につながるトランジ
スタ8のゲートを制御する。また、消去回路27におい
て論理回路30には、信号PROGとテスト信号tes
tとが入力される。回路30の出力によって、gmが大
きく設定され且つ出力端子Vss*につながっているト
ランジスタ5のゲートを制御する。トランジスタ8には
電圧Vppが供給されている。
【0043】さて、以上のような構成において、テスト
モードにおいてはテスト信号testが”1”となり、
信号PROG、信号Eraseは”0”となる。この状
態において、トランジスタ1、2、3、4はオフし、消
去回路27側のトランジスタ5がオンする。このため、
メモリセルM11〜M1n、Mm1〜Mmnのソースに
接続される出力端子Vss*は、0Vに固定される。
【0044】一方、リードモードにおいては、テスト信
号test、信号Erase、信号PROGは全て”
0”となる。この状態において、トランジスタ5、6は
オフする。この時、ソースバイアス回路26側のトラン
ジスタ1、2、3、4はオンして、ソースバイアス回路
26が動作する。これにより、メモリセルM11〜M1
n、Mm1〜Mmnのソースに、出力端子Vss*を通
じて、0.5V程度のバイアス電圧が印加される。すな
わち、トランジスタ7はオフ状態となり、ノードN1
は、定バイアス発生回路35で決定される中間レベルと
なる。さらに、ノードN2は、トランジスタ6のゲート
電位が中間レベルとなるので、ほぼグランドレベル付近
まで電位ドロップする。トランジスタ5のgmは、トラ
ンジスタ6のgmより小さい。また、トランジスタ1は
オン状態となるため、出力端子Vss*の電位はトラン
ジスタ1を介して上昇する。このとき、この電圧がノー
ドN2の電位よりも高くなると、トランジスタ3がオン
して出力端子Vss*の電位上昇を抑える。また、出力
端子Vss*の電位が所定の電位よりも下がった時は、
トランジスタ1から充電されるので、出力端子Vss*
の電位は、0.5V程度の電位を保持する。なお、定バ
イアス発生回路35におけるノードN1の接続点を任意
に変えることにより、出力端子Vss*の電位を任意に
設定することができる。
【0045】また、消去モードにおいては、信号Era
seが”1”、テスト信号testおよび信号PROG
は”0”となる。すなわち、トランジスタ1、2、3、
4がオフして、出力端子Vss*に高電圧が加わった時
に、電源Vccへのリークを防止する。そして、トラン
ジスタ5がオフし、トランジスタ6がオンすることによ
り、トランジスタ6を介して、出力端子Vss*に電圧
Vppなる高電圧が印加される。また、消去モードが終
了して信号Eraseが”0”となると、トランジスタ
5のゲートに、一定期間パルス信号が発生して、出力端
子Vss*に印加されている高電圧を放電する。
【0046】また、プログラムモードにおいては、信号
PROGが”1”となり、テスト信号test、信号E
raseは”0”となる。すなわち、トランジスタ1、
2、3、4がオフする。また、この場合は、書き込み時
に流れる電流を放電する。このため、トランジスタ5が
オンし、メモリセルM11〜M1n、Mm1〜Mmnの
ソースをグランドレベルに固定する。
【0047】図4は、図1の行デコーダの具体的な構成
の例を示す。図4に示すように、並列接続されたPチャ
ンネルトランジスタ31A〜31Cと、直列接続された
Nチャンネルトランジスタ31D、31E、31Fによ
り構成される。トランジスタ31A〜31Cのゲート
は、トランジスタ31D〜31Fのゲートに接続されて
いる。各ゲート31D〜31Fには、アドレス信号RA
i、RBiとテストモードの時に”0”となる信号NT
ESTがそれぞれ与えられ、デコード出力が得られる。
【0048】このデコード出力は、アドレス信号RC1
〜RC8がゲート入力される選択トランジスタ31G1
〜31G8により、選択される。この選択トランジスタ
31G1〜31G8はレベルシフトトランジスタの役割
も果たしている。
【0049】選択トランジスタ31G1〜31G8の出
力側には、ゲートにアドレス信号NRC1〜RC8が入
力されているNチャンネルトランジスタ31K1〜31
K8が接続されている。Pチャンネルトランジスタ31
J1〜31J8はプルアップ用である。Pチャンネルト
ランジスタ31H1〜31H8と、Nチャンネルトラン
ジスタ31I1〜31I8とでバッファ回路が構成され
る。このバッファ回路を通じて、行デコーダ23の出力
線である行線WL1〜WLnに選択信号が出力される。
【0050】なお、端子SWには図示しない昇圧回路か
ら電源供給されており、書き込み時には12V、読み出
し時には5Vとなる。そして、テストモードでは信号N
TESTが”0”となるため、全ての行線WL1〜WL
nはグランドレベルとなり非選択状態となる。一方、通
常のリード状態の時には信号NTESTは”1”とな
り、アドレス信号RAi、RBi、RCiによりデコー
ドされる行線WL1〜WLnが1つだけ選択される。
【0051】なお、上記実施例では、メモリセルM11
〜M1n、Mm1〜Mmnのデータの検出に基準となる
ダミーセルを用いないインバータ方式の構成について説
明した。しかし、本発明を、ダミーセルを用いた構成に
も適用可能である。図5はかかる本発明の他の実施例に
係る半導体記憶装置の回路構成図である。図5に示すよ
うに、行デコーダ23の出力線である行線WL1〜WL
nには、複数のトランジスタがダミーセルDMとして接
続されている。各ソースは、ダミーセル用ソーススイッ
チング回路36の参照出力端子Vref*に接続され
る。そして、センス増幅器SAには、出力信号線CL1
〜CLnによって選択される列線BL1〜BLnとダミ
ーセルDMに接続される線が接続され、それぞれの差動
信号がセンス増幅器SAから出力回路24に出力され
る。データの書き換えを行なう場合は、ダミーセルDM
に対して消去を行なう必要はない。これは、ダミーセル
DMを消去し続けると閾値電圧が変化するため、データ
検知の基準となる電位が変動してしまうためである。従
って、ダミーセル用ソーススイッチング回路36は消去
時には、書き込み時やテストモードの時と同じグランド
レベルとし、リード動作の時だけ0.5V程度にバイア
スするような構成とされる。
【0052】以上述べたように、本発明の実施例の半導
体記憶装置は、オーバーイレーズ状態か否かをテストす
る時、メモリセルのソースをグランドレベルにし、リー
ド状態においてメモリセルのソースを0.5V程度バイ
アスするように構成した。このため、オーバーイレーズ
状態のメモリセルに対しても動作マージンを確保するこ
とができる。また、従来に比してより低い閾値にまで消
去することができるので、動作電流を多く流せるように
なり、高速で動作させることができる。
【0053】本発明の他の実施例の一例を図6に示す。
図6において、図15と同等の要素には、同一の符号を
付している。図6の実施例が、図15の従来例と異なる
点は、メモリセルMCのソースに、しきい値測定時にバ
イアスを、印加するソースバイアス回路201を接続し
た点にある。ソースバイアス回路201は、2つのトラ
ンジスタTra、Trbを有する。トランジスタTra
は、一端がソースバイアス用のテストパッド202に接
続され、他端がメモリセルのソースに接続され、ゲート
に信号ICELLが接続されている。
【0054】トランジスタTrbは、一端が、メモリセ
ルのソースVss*に接続され、他端がグランドレベル
Vssに設定され、ゲートに信号NICELLが接続さ
れている。メモリセルのしきい値を測定するテストモー
ドにおいては、信号ICELLが“1”レベルとなり、
トランジスタTraがオン、トランジスタTrbがオフ
とする。即ち、トランジスタTraがオンすることによ
りソースバイアス用のテストパッド202とメモリセル
MCのソースSが接続され、ソース電位を、外部テスト
パッド202から自由にバイアスすることができるよう
になる。
【0055】次に、前記説明のように、ソースにバアイ
スを印加したときの効果について説明する。一般的に、
トランジスタのソースに電圧を印加すると、しきい値電
圧が正方向へシフトする。この現象は基板効果として知
られており、回路設計上きわめて重要な特性である。即
ち、基板がソースに対して、逆方向にバイアスされてい
るとき、基板とチャネル間の空乏層は広がり、その中の
電荷量も増える。このため、チャネルを形成するのに必
要なゲート電界は増加し、みかけ上しきい値電圧も増加
する。
【0056】このような効果を用いると、図7に示す特
性のような分布特性をしていても、ソースに電圧を印
加することにより、しきい値電圧をシフトすることがで
きる。これにより、0Vのしきい値電圧がV1(V)
に、V2(V)のしきい値がV3(V)にシフトして、
特性のような分布になる。
【0057】即ち、分布の最も低いしきい値電圧が、前
記Pチャネルトランジスタのしきい値V1(V)以上に
シフトすれば、外部電源Vppを変化させることによ
り、メモリセルのワード線も外部電源Vppに追従して
変化することから、正確に、しきい値電圧の分布を測定
することができる。メモリセルのしきい値電圧が、負方
向へ深くデプレション化していても、ソースに印加する
電圧を変えれば、いかなる場合でも測定することができ
る。
【0058】この時、たとえば、予め、本体と同じ形状
をしているTEG等のメモリセルトランジスタのしきい
値電圧のソース電圧依存性を測定しておく。このように
しておけば、前記説明の方法で測定して、しきい値分布
を所定電圧シフトすれば、本来のしきい値分布を測定す
ることができ、オーバーイレーズしているしきい値の分
布も正確に測定することができる。
【0059】但し、ここで決定すべき点は、しきい値電
圧を測定するとき、メモリセルのドレインとソース間に
印加する電圧は、常に一定にしておかなければいけな
い、という点である。即ち、I/Oパッド104に1V
を印加して、メモリセルのドレインに1Vを印加してい
る場合を考える。ソース電圧が0Vの時は、ドレインと
ソースの電圧差は、1Vとなる。ソースにたとえば1V
電圧を印加すると、ドレインとソースの電圧差は、0V
となる。このため、電流が流れず、測定することはでき
ない。従って、ソースの電圧が1Vのときは、ドレイン
には2Vというように、常に一定の電圧差になるように
設定する必要がある。
【0060】次にソースバイアス回路の他の例を図8に
示す。図8(a)は、メモリセルのソースに、ソースバ
イアス用のテストパッドを直接接続するタイプのもので
はなく、内部回路を用いてソースに電圧を印加する方式
のものである。テストモードにおいて信号ICELLが
“1”となると、トランジスタTr2,Tr6がオン状
態となりトランジスタTr7,Tr8がオフ状態とな
る。即ち、ノードN1の電位は、ソースバイアス用テス
トパッドからの電位で決まる。さらに、ノードN2は、
トランジスタTr5のゲート電圧が中間レベルとなるた
め、ほぼグランドレベル付近まで電位ドロップする。な
お、トランジスタTr4のgmはトランジスタTr5の
gmより小さい。またトランジスタTr2はオン状態と
なるため、Vss*の電位はトランジスタTr1を介し
て上昇する。このとき、ノードN2の電位よりも高くな
ると、トランジスタTr3がオンして、Vss*の電位
上昇を抑さえる。また、Vss*の電位が所定の電位よ
りも下がったときは、トランジスタTr1から充電され
る。
【0061】なお、ソースバイアス用のテストパッドの
電位を任意の値に変えることにより、Vss*の電位を
任意のレベルに設定することができる。
【0062】図8(b)は、さらに他のソースバイアス
回路の例である。図8(b)が図8(a)と異なる点
は、ノードN1の電位を決めるのに、内部回路を用いて
いる点にある。このとき、トランジスタTr9及びトラ
ンジスタTr10のgmを適当に変えることにより、任
意にVss*の電位を設定することができる。
【0063】このように、しきい値電圧測定のときに、
メモリセルのソースに電圧を印加することにより、オー
バーイレーズしたメモリセルのしきい値電圧も測定する
ことができる。これにより、メモリセルLSIの信頼性
評価を行ない易くすることができる。
【0064】尚、上記実施例ではE2 PROMについて
説明した。しかし、EPROMについても、本発明を適
用することができるのは当然である。
【0065】次に、本発明のさらに異なる実施例につい
て説明する。
【0066】この実施例は、消去判定動作において、メ
モリセルのしきい値の分布幅に応じて、ワードラインに
加える消去ベリファイ電圧レベルを変化させるようにし
たものである。
【0067】以下に本実施例を、従来例との関係におい
て詳しく述べる。
【0068】従来、電気的に書き換え可能なEEPRO
M(NOR−type)を消去(F.G.からの電子の
引き抜き)すると、メモリセルのプロセスバラツキに起
因して、そのしきい値電圧がばらつくのが避けられなか
った。即ち、消去時、チップ内メモリセルのうちの一番
消去が遅いセルが消去OKとなるまで消去を行ってい
た。そのため、チップ内で消去の速いセルと遅いセルと
で、しきい値電圧にバラツキ(分布)が生じていた。
【0069】チップにおけるメモリセルのしきい値分布
幅が広いものを消去すると、メモリセルのうちの消去の
一番速いセルのしきい値が負となり、常にオン状態とな
り、誤動作する。従って、消去判定レベルとしては、メ
モリセルのしきい値分布幅に、プロセスバラツキを考慮
して、多少広く設定することになる。例えば、しきい値
分布幅を2.5Vとし、ばらつきを0.5Vとると、分
布幅は3Vとなる。このときには消去判定しきい値レベ
ルは3Vに設定することになる。このようにして消去判
定するように設定すると、プロセスバラツキを考慮した
最悪条件でレベルを設定することになる。これにより、
しきい値分布幅の狭いロットにおいても、消去したメモ
リセルの上限はワーストロットと同じ値となる。一般的
に、メモリLSIのアクセスタイムは、図19に示すよ
うに、しきい値と密接な関係にある。即ち、しきい値電
圧が低ければ低い程読み出す時にセル電流がたくさん流
れるために、スピードは速くなる。従って、常にワース
トで設定した消去レベルのアクセスサンプルしか作れな
いことになる。
【0070】本実施例は、このような点に鑑みてなされ
たものである。即ち、仮に、しきい値分布幅の狭いロッ
トに関しては、一番消去の速いセルをリーク電流が流れ
ない程度まで消去すれば、より低いしきい値まで消去す
ることが出来る。これにより、しきい値はより低くな
り、アクセスタイムもより高速とすることが出来る。本
実施例では、図17に示すようなVth分布幅を持つチッ
プがあった時、図18のようにVth分布幅の下限に限定
することにより、しきい値を下げている。これにより図
19からわかるように、Taccを速くすることが出来
る。即ち、ダイソータ時に、Vth分布幅をモニターし、
その分布幅に応じて、消去レベルを変えて消去するよう
にして、Vth分布幅の小さなロットに関しては従来より
も高速なアクセスを得るようにしている。消去されたか
否かの検出は、図20のレベル設定回路の出力Veri
のレベルを消去判定レベルに下げ、メモリセルを消去し
ていき、メモリセルからの出力SAINを基準電圧VR
EFINと例えばカレントミラー回路CMCで比較する
ことで行っている(図21(b))。その時の動作を図
21(a)に示す。従って、消去レベルは図20の出力
Veriのレベルを変えることで自由に設定出来る。図
20の消去レベル設定回路では、負荷トランジスタTの
あるものに例えばpolyヒューズFを付け、そのヒュ
ーズのあるものを切ることにより、最終的に出力W.
L.のレベルを自由に変化させるようにしている。例え
ば、消去時の出力W.L.のレベルが、WL2のレベル
に設定されているとする。しきい値分布幅の小さいチッ
プの場合には、図20のヒューズF(1)を切ると、消
去時の出力W.L.のレベルは、WL2からWL1のレ
ベルに変わり、より低いしきい値に消去でき、アクセス
タイムの高速化がはかれる。
【0071】なお、図20からわかるように、出力Ve
riは、切り換え回路SCRTを介して、トランジスタ
T4の上流側に接続されている。切り換え回路をSCR
Tは、リード時にオンするトランジスタT1,T2とプ
ログラム時にオンするT3とを備え、これらのトランジ
スタT1〜T3は全てベリファイ時にはオフする。ロウ
デコーダRDの出力は、出力回路OCRTを介して、出
力W.L.として出力される。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、イレーズ後のメモリセ
ルがオーバーイレーズ状態にあるか否かのテストが容易
に行え、且つ、もしオーバーイレーズ状態にあっても適
正な動作を行わせることができる。
【0073】さらに、本発明によれば、メモリセルのソ
ースへの印加電圧をテストに適したものとして、そのし
きい値をある方向にシフトさせることができ、これによ
りメモリセルがオーバーイレーズ状態にあるか否かを適
正に測定することができる。
【0074】さらに本発明によれば、しきい値の分布幅
の狭い装置におけるアクセスの高速化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体記憶装置の回路
図である。
【図2】図1の構成における動作説明図である。
【図3】図1の構成におけるソーススイッチング回路の
一例を示す回路図である。
【図4】図1の行デコーダの具体的な構成の例を示す回
路図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る半導体記憶装置の回
路図である。
【図6】異なる従来例の回路図である。
【図7】その特性図である。
【図8】図6の一部の具体的回路図である。
【図9】従来の半導体記憶装置のメモリセルの構造を示
すパターン平面図である。
【図10】図9のA−A’線断面図である。
【図11】図6のB−B’線断面である。
【図12】図9のメモリセルの等価回路図である。
【図13】図9〜図12の構成の動作を説明するための
消去特性図である。
【図14】従来の半導体記憶装置において、オーバーイ
レーズ状態のメモリセルが存在する場合の、メモリLS
Iの動作を説明するための回路図である。
【図15】異なる従来例の回路図である。
【図16】消去後のしきい値電圧分布図てある。
【図17】従来の消去方式によるとそのしきい値分図。
【図18】本発明の実施例によるとそのしきい値分図。
【図19】しきい値とアクセスタイムとの関係図。
【図20】消去ベリファイ動作時のワードラインのレベ
ルを設定する回路。
【図21】消去ベリファイ動作時のセンスアンプ内部の
ノードを示す図。
【符号の説明】
1〜10 トランジスタ 11 浮遊ゲート 12 制御ゲート 13 P型基板 14 ソース 15 ドレイン 16 コンタクトホール 17 データ線 18 ゲート絶縁膜 19 絶縁膜 20 フィールド酸化膜 22 列デコーダ 23 行デコーダ 24 出力回路 25 ソーススイッチング回路 26 ソースバイアス回路 27 消去回路 28,31,32 反転回路 29、30 論理回路 33,34 トランジスタ 35 定バイアス発生回路 36 ダミーセル用ソーススイッチング回路 M11〜M1n,Mm1〜Mmn メモリセル WL1〜WLn 行線 BL1〜BLn 列線 Vss* 出力端子 Vref* 参照出力端子 CL1〜CLn 出力信号線 31A,31B,31C,31J1〜31J8,31H
1〜31H8 Pチャンネルトランジスタ 31D、31E、31F,31K1〜31K8,31G
1〜31G8,31I1〜31I8 Nチャンネルトラ
ンジスタ SW 端子 DM ダミーセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 W 7377−4M 27/04 T 8427−4M 27/115 27/10 491 8225−4M 8225−4M H01L 27/10 434 (72)発明者 内 金 恭 隆 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的に書き込み、消去可能な不揮発性メ
    モリセルの複数を、ほぼマトリクス状に配列したメモリ
    セルアレイと、 前記メモリセルのうちのある行方向に並ぶもののゲート
    に共通に接続された行線の複数と、 前記メモリセルのうちの各列方向に並ぶもののドレイン
    に共通に接続された列線の複数と、 前記行線の任意のものを選択する行デコーダと、 前記列線の任意のものを選択する列デコーダと、 前記メモリセルのソースに電圧を印加するソースバイア
    ス手段と、を備え、さらに、 前記行デコーダは、 前記メモリセルがオーバーイレーズ状態にあるかどうか
    をテストするテストモードにおいて、前記行線のいずれ
    も選択しない非選択状態となるものとして構成されてい
    る、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】電気的に書き込み、消去可能な不揮発性メ
    モリセルの複数を、ほぼマトリクス状に配列したメモリ
    セルアレイと、 前記メモリセルのうちのある行方向に並ぶもののゲート
    に共通に接続された行線の複数と、 前記メモリセルのうちの各列方向に並ぶもののドレイン
    に共通に接続された列線の複数と、 前記行線の任意のものを選択する行デコーダと、 前記列線の任意のものを選択する列デコーダと、 前記メモリセルのソースに電圧を印加するソースバイア
    ス手段と、を備え、さらに、 前記ソースバイアス手段は、読み出しモードにおいて
    は、前記メモリセルのソースに加える出力を微小電圧と
    するものとして構成されている、不揮発性半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】電気的に書き込み、消去可能な不揮発性メ
    モリセルの複数を、ほぼマトリクス状に配列したメモリ
    セルアレイと、 前記メモリセルのうちのある行方向に並ぶもののゲート
    に共通に接続された行線の複数と、 前記メモリセルのうちの各列方向に並ぶもののドレイン
    に共通に接続された列線の複数と、 前記行線の任意のものを選択する行デコーダと、 前記列線の任意のものを選択する列デコーダと、 前記メモリセルのソースに電圧を印加するソースバイア
    ス手段と、を備え、さらに、 前記行デコーダは、 前記メモリセルがオーバーイレーズ状態にあるかどうか
    をテストするテストモードにおいて、前記行線のいずれ
    も選択しない非選択状態となるものとして構成され、 前記ソースバイアス手段は、読み出しモードにおいて
    は、前記メモリセルのソースに加える出力を微小電圧と
    するものとして構成されている、不揮発性半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】選択した前記メモリセルから前記列線に読
    み出されたデータをセンス、増幅するセンス手段をさら
    に備える、請求項1〜3の1つに記載の装置。
  5. 【請求項5】前記センス手段は、参照信号を出力するダ
    ミーセルを備えず、前記選択したメモリセルから前記列
    線に読み出したデータをインバータを介して出力する、
    請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記選択されたメモリセルから前記列線に
    読み出されたデータのレベルを決めるために用いる参照
    データを格納したダミーセルをさらに備え、 前記センス手段は、前記列線に読み出されたデータと、
    前記ダミーセルからの参照データとを比較して、前記列
    線に読み出されたデータのレベルを確定して出力するも
    のである、請求項4に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記読み出し時に、前記ソースバイアス手
    段が、前記ソースに加える前記微小電圧は、約0〜3V
    である、請求項1〜6のいずれかに記載の装置。
  8. 【請求項8】電気的に書き込み、消去可能な不揮発性メ
    モリセルの複数を、ほぼマトリクス状に配列したメモリ
    セルアレイと、 前記メモリセルのうちの各行方向に並ぶもののゲートに
    共通に接続された行線の複数と、 前記メモリセルのうちのある列方向に並ぶもののドレイ
    ンに共通に接続された列線の複数と、 前記行線の任意のものを選択する行デコーダと、 前記列線の任意のものを選択する列デコーダと、 前記メモリセルのソースに電圧を印加するソースバイア
    ス手段と、 選択された前記メモリセルから前記列線に読み出された
    データをセンス、増幅するセンス手段と、 前記列線とデータ出力パッドとの間に接続され、前記メ
    モリセルがオーバーイレーズ状態にあるかどうかを測定
    するテストモードにおいて導通する、第1トランスジス
    タと、 前記列線と前記センス手段との間に接続され、前記テス
    トモードにおいて非導通状態となる、第2トランジスタ
    と、 を備え、 前記ソースバイアス手段は、前記テストモードにおいて
    は、前記テストモード以外のモード時とは異なる、テス
    トに適した電位を前記ソースに印加可能に構成されてい
    る、不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】前記ソースバイアス手段は、前記ソースに
    電位を印加する第1、第2の回路を有し、前記第1の回
    路は、前記テストモード時に外部から加えられたテスト
    モードソース電位に応じた電位を前記ソースに出力し、
    前記第2の回路は、前テストモード以外の時に予め決め
    られた電位を前記ソースに出力する、請求項8に記載の
    装置。
  10. 【請求項10】前記第1の回路は、前記テストモードソ
    ース電位をそのまま出力する、請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記第1の回路は、前記テストモードソ
    ース電位を、前記テストモード時に動作する第1の内部
    回路で電位調節して出力する、請求項9に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記第1の回路は、予め定められた電源
    電位を第2の内部回路で前記テストモードソース電位と
    する、請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】電気的に書き込み、消去可能な不揮発性
    メモリセルの複数を、ほぼマトリクス状に配列したメモ
    リセルアレイと、 前記メモリセルのうちのある行方向に並ぶもののゲート
    に共通に接続された行線の複数と、 前記メモリセルのうちの各列方向に並ぶもののドレイン
    に共通に接続された列線の複数と、 前記行線の任意のものを選択する行デコーダと、 前記列線の任意のものを選択する列デコーダと、 前記メモリセルのソースに電圧を印加するソースバイア
    ス手段と、を備え、 前記メモリセルの消去に当り、前記メモリセルのしきい
    値の分布幅に応じて消去し、その分布幅に拘わりなく、
    最も消去の速いメモリセルのしきい値が予め決めた低い
    値となるように消去する、不揮発性半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】前記メモリセルがイレーズ状態にあるか
    どうかを判定するモードにおいて、前記しきい値の分布
    幅に応じて、前記メモリセルの行線にかかる電圧レベル
    を変えることにより、消去が行われたか否かの判定を可
    能にするものとして構成されている、請求項13に記載
    の不揮発性半導体記憶装置。
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