JP2005228371A - 半導体記憶装置及びその閾値電圧制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】過消去セルを短時間で救済出来、且つ救済効率を向上できる半導体記憶装置及びその閾値電圧制御方法を提供すること。
【解決手段】 フローティングゲートを有するメモリセルを備えたメモリセルアレイと、前記メモリセルの閾値電圧を第1レベルを上限とした所定の範囲にシフトさせる第1制御と、前記シフトされた閾値電圧の下限を第2レベルに向かってシフトさせる第2制御と、前記第2制御によってシフトされた閾値電圧の下限を前記第2レベルよりも前記第1レベルに近い第3レベルにシフトさせる第3制御を行う制御回路と、前記第2制御に要する時間を計測する計測回路とを具備し、前記制御回路は前記第2制御を繰り返して行い、前記閾値電圧が前記第2レベルを超える、または前記計測回路による計測時間が前記所定の時間範囲を超えた際に、前記第2制御を終了して前記第3の制御を行う。
【選択図】 図3
【解決手段】 フローティングゲートを有するメモリセルを備えたメモリセルアレイと、前記メモリセルの閾値電圧を第1レベルを上限とした所定の範囲にシフトさせる第1制御と、前記シフトされた閾値電圧の下限を第2レベルに向かってシフトさせる第2制御と、前記第2制御によってシフトされた閾値電圧の下限を前記第2レベルよりも前記第1レベルに近い第3レベルにシフトさせる第3制御を行う制御回路と、前記第2制御に要する時間を計測する計測回路とを具備し、前記制御回路は前記第2制御を繰り返して行い、前記閾値電圧が前記第2レベルを超える、または前記計測回路による計測時間が前記所定の時間範囲を超えた際に、前記第2制御を終了して前記第3の制御を行う。
【選択図】 図3
Description
この発明は、半導体記憶装置及びその閾値電圧制御方法に関する。例えば、フローティングゲートとコントロールゲートとを有するMOSトランジスタを含む不揮発性半導体記憶装置に関する。
従来から、不揮発性半導体メモリとして、フラッシュメモリが広く使用されている。
フラッシュメモリの消去動作は、フローティングゲートから電子を引き抜くことにより行われる。消去動作は、メモリセルブロック毎に一括して行われる。この際、閾値が一定の下限値よりも下がりすぎてしまった過消去セルが存在する。そこで、電子をフローティングゲートから引き抜いた後、この過消去セルの閾値電圧を一定の下限値よりも高くするような処理が行われる。この処理としては、セルフコンバージェンス(self-convergence:自己収束)処理(例えば特許文献1参照)や、ウィークプログラム(weak-program:弱プログラム)処理(例えば特許文献2参照)等がある。
上記従来のフラッシュメモリであると、セルフコンバージェンス処理やウィークプログラムによって、過消去セルの閾値を一定値以上に設定している。しかし、従来から提案されている上記手法であると、過消去セルの閾値電圧を高くする処理に長時間を要する。また、過消去セルの閾値電圧を十分に高くすることが困難な場合があり、上記処理を行ったとしても不良チップとして廃棄されるケースが多いという問題があった。
特開平11−66898号公報
米国特許5,568,419号明細書
この発明の目的は、過消去セルを短時間で救済出来、且つ救済効率を向上できる半導体記憶装置及びその閾値電圧制御方法を提供することにある。
この発明の第1の態様に係る半導体記憶装置は、フローティングゲートとコントロールゲートとを含む積層ゲートを備えたメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、同一行の前記メモリセルのコントロールゲートを共通接続するワード線と、同一列の前記メモリセルのドレインを共通接続するビット線と、第1のレベルを上限とした所定の範囲に前記メモリセルの閾値電圧を一括してシフトさせる第1の制御と、前記所定の範囲に一括してシフトされた前記閾値電圧の下限を前記第1のレベルより低い第2のレベルに向かってシフトさせる第2の制御と、前記第2の制御によってシフトされた前記閾値電圧の下限を前記第2のレベルよりも前記第1のレベルに近い第3のレベルにシフトさせる第3の制御を行う制御回路と、前記第2の制御に要する時間を計測する計測回路とを具備し、前記制御回路は、前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるまで、または前記計測回路によって計測された時間が所定の時間範囲を超えるまで、前記第2の制御を繰り返し、前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記計測回路によって計測された時間が前記所定の時間範囲を超えた際に、前記第2の制御を終了して前記第3の制御を行うことを特徴としている。
またこの発明の第2の態様に係る半導体記憶装置は、メモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、第1のレベルを上限とした所定の範囲に前記メモリセルの閾値電圧を一括してシフトさせる第1の制御と、前記所定の範囲に一括してシフトされた前記閾値電圧の下限を前記第1のレベルより低い第2のレベルに向かってシフトさせる第2の制御と、前記第2の制御によってシフトされた前記閾値電圧の下限を前記第2のレベルよりも前記第1のレベルに近い第3のレベルにシフトさせる第3の制御を行う制御回路と、前記第2の制御を行った回数を計測する計測回路とを具備し、前記制御回路は、前記閾値電圧に下限が前記第2のレベルを超えるまで、または前記計測回路によって計測された回数が所定の回数を超えるまで、前記第2の制御を繰り返し、前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記計測回路によって計測された回数が所定の回数を超えた際に、前記第2の制御を終了して前記第3の制御を行うことを特徴としている。
この発明の第1の態様に係る半導体記憶装置の閾値電圧制御方法は、フローティングゲートとコントロールゲートとを含む積層ゲートを備えたメモリセルを有する半導体記憶装置の閾値電圧制御方法であって、前記メモリセルの閾値電圧を第1のレベルを上限とした所定の範囲に一括してシフトさせるステップと、時間の計測を開始するステップと、前記所定の範囲に一括してシフトされた前記閾値電圧の下限を、前記第1のレベルより低い第2のレベルに向かってシフトさせるステップと、前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記時間を計測してからの経過時間が所定の時間を超えるまで、前記閾値電圧の下限を第2のレベルに向かってシフトさせるステップを繰り返すステップと、前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記時間を計測してからの経過時間が前記所定の時間を超えた際に、前記第2の制御によってシフトされた前記閾値電圧の下限を、前記第2のレベルよりも前記第1のレベルに近い第3のレベルにシフトさせるステップとを具備することを特徴としている。
またこの発明の第2の態様に係る半導体記憶装置の閾値電圧制御方法は、フローティングゲートとコントロールゲートとを含む積層ゲートを備えたメモリセルを有する半導体記憶装置の閾値電圧制御方法であって、前記メモリセルの閾値電圧を第1のレベルを上限とした所定の範囲に一括してシフトさせるステップと、前記所定の範囲に一括してシフトされた閾値電圧の下限を、前記第1のレベルより低い第2のレベルに向かってシフトさせるステップと、前記第2シフトステップの回数を計測するカウンタのカウンタ値をプラスするステップと、前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記カウンタ値が所定の回数を超えるまで、前記閾値電圧の下限を第2のレベルに向かってシフトさせるステップを繰り返すステップと、前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記カウンタ値が前記所定の回数を超えた際に、前記第2の制御によってシフトされた前記閾値電圧の下限を、前記第2のレベルよりも前記第1のレベルに近い第3のレベルにシフトさせるステップとを具備することを特徴としている。
上記構成及び方法によれば、第2の制御、例えばセルフコンバージェンス処理をある所定の時間乃至は所定の回数行っても、閾値電圧が所定の値を超えない場合に、セルフコンバージェンスを終了して、第3の制御、例えばウィークプログラム法によって閾値電圧を規定している。従って、セルフコンバージェンスに要する時間を短縮出来る。また、セルフコンバージェンスによって救済できなかったメモリセルについては、ウィークプログラムによって救済している。従って、メモリセルの救済効率を向上できる。
本発明によれば、過消去セルを短時間で救済出来、且つ救済効率を向上できる半導体記憶装置及びその閾値電圧制御方法を提供出来る。
以下、この発明の実施形態を図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
以下の説明では、データを読み出したとき、ビット線に流れた電流が既定値以上(すなわちメモリセルがオン)の場合をデータ“1”、あるいは“1”読み出し、反対に既定値未満(すなわちメモリセルがオフ)の場合をデータ“0”、あるいは“0”読み出しと呼ぶことにする。なお、データ“1”か“0”かを記憶する二値メモリを例示するが、下記実施例は多値メモリにも当然適用できる。
この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置及びその閾値電圧制御方法について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るNOR型フラッシュメモリのブロック図である。
図示するように、フラッシュメモリは、メモリセルアレイ1、制御回路2、ビット線バイアス回路3、ソース線バイアス回路4、ワード線バイアス回路5、ロウデコーダ6、カラムセレクタ7、カラムデコーダ8、I/O回路9、アドレスバッファ10、アドレスカウンタ11、ベリファイ回路12、タイマー回路13を備えている。
メモリセルアレイ1は、マトリクス状に配置された複数のメモリセルを備えている。図2はメモリセルアレイ1の回路図であり、例としてNOR型フラッシュメモリのメモリセルアレイについて示している。
図示するように、メモリセルMCは、積層ゲート構造を有するMOSトランジスタを備えている。積層ゲート構造は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成されたフローティングゲートFGと、フローティングゲートFG上にゲート間絶縁膜を介在して形成された制御ゲートCGとを含んでいる。そして、メモリセルMCのドレインはビット線BLに接続され、ソースはソース線SLに接続され、制御ゲートCGはワード線WLに接続されている。同一行のメモリセルMCは、同一のワード線WLに接続され、同一列のメモリセルMCは、同一のビット線BLに接続されている。メモリセルMCは、フローティングゲートFGに蓄積する電子の量を変えることで、閾値電圧Vthを可変出来る。データが“1”か“0”かは、閾値電圧Vthに応じて設定され、メモリセルMCに記憶される。
制御回路2は、外部から供給されたコマンドCMDに基づいて、データ書き込み時、またはデータ消去時に、メモリセルMCの閾値電圧を制御する。例えば制御回路2は、ビット線バイアス回路3、ソース線制御回路4、及びワード線バイアス回路5などを制御し、メモリセルアレイ1のバイアス状態を変える。メモリセルアレイ1のバイアス状態を変えることで、メモリセルMCの閾値電圧Vthが制御される。
アドレスバッファ10は、アドレス信号を保持する。そして、ロウアドレスをロウデコーダ6に供給し、カラムアドレスをカラムデコーダ8に供給する。
アドレスカウンタ11は、通常、外部から与えられるアドレスを、チップ内部で発生させる必要があるとき、例えば制御回路2からの制御信号に基づいて、アドレスをチップ内部で発生させる。アドレスカウンタ11は、アドレスをインクリメントし、異なるアドレスを順次発生させて、アドレスバッファ10に供給する。
ロウデコーダ6は、アドレスバッファ10から与えられるロウアドレス信号をデコードして、ロウアドレスデコード信号を得る。そして、いずれかのワード線WLを選択する。
カラムデコーダ8は、アドレスバッファ10から与えられるカラムアドレス信号をデコードして、カラムアドレスデコード信号を得る。そして、いずれかのビット線BLを選択する。
カラムセレクタ7は、カラムデコーダ8によって選択されたビット線BLを、I/O回路9に接続する。
ビット線バイアス回路3は、カラムデコーダ8によって選択されたビット線BLに対して、ビット線バイアス電圧を供給する。ビット線バイアス回路3は、例えば制御回路2からの制御信号に基づいて、ビット線バイアス電圧を、データ読み出し時とデータ書き込み時とで互いに切り替える。
ワード線バイアス回路5は、ロウデコーダ6によって選択されたワード線WL、あるいは全てのワード線WLに対して、ワード線バイアス電圧を供給する。ワード線バイアス回路5は、データ読み出し時、データ書き込み時、データ消去時、例えば制御回路2からの制御信号に基づいて、ワード線バイアス電圧をそれぞれ切り替える。
ソース線バイアス回路4は、ソース線SLに対してソース線バイアス電圧を供給する。ソース線バイアス電圧は通常0Vである。但し、電子をソース線SLに対して放出させてデータ消去を行う方式の場合、例えば制御回路2からの制御信号に基づいて、データ消去時、ソース線バイアス電圧を0Vより高い電圧とする。
I/O回路9は、例えばデータ読み出し時、選択されたビット線BLに流れた電流を既定値IREFと比較し、データ“0”かデータ“1”かの判断を行う。
ベリファイ回路12は、データ書き込み時、データ消去時に、メモリセルMCの閾値電圧Vthが所望のレベルであるか否かを検知する。例えばベリファイ回路12は、データ書き込み後、またはデータ消去後にベリファイを行う際、I/O回路9がデータ“0”と判断したかデータ“1”と判断したかに基づいて、閾値電圧Vthが所望のレベルであるか否かを検知する。
タイマー回路13は、制御回路2からの命令に基づいて、時間を計測する。より具体的には、データ消去時において、セルフコンバージェンス処理にかかる時間を計測する。
次に、本実施形態に係るNOR型フラッシュメモリの閾値電圧制御方法について、図3を用いて説明する。図3は、閾値電圧制御方法のフローチャートであり、特にデータ消去シークエンスに適用した例を示している。
まずデータ消去に先立ち、ステップS1において、予備プログラム(Pre-Program)を行う。予備プログラムでは、データを消去するブロック内の全て、若しくは一部のワード線及びビット線に対して書き込みパルスを与え、全てのメモリセルをデータ“0”かデータ“1”かのいずれかに揃える。図4は、予備プログラム終了時の閾値電圧Vthの分布を示している。図4に示すように、本例では、全てのメモリセルMCの閾値電圧Vthが、データ消去後とは逆の分布となるように、データ“0”の方向にシフトされる。
次にステップS2において、データ消去(Erase)を行う。これにより、全てのメモリセルの閾値電圧は、データ“0”からデータ“1”の方向にシフトされる。
本実施形態では、データ消去に自動消去(Auto-Erase)と呼ばれる方式を採用している。自動消去では、データを消去した後(ステップS21)、消去ベリファイを行い(ステップS22)、メモリセルの閾値電圧Vthが消去ベリファイ電圧VEV未満であるか否かを判断する(ステップS23)。閾値電圧Vthが消去ベリファイ電圧VEV以上である場合には、データ消去(ステップS21)を繰り返す。図5は自動消去中の閾値電圧の分布を示し、図6は自動消去終了時閾値電圧の分布を示している。
このように消去ベリファイとデータ消去とを繰り返すことで、図6に示すように、全てのメモリセルの閾値電圧Vthは、まずVth<VEVに規定される。
次に、ステップS3において、閾値電圧Vthの分布幅を縮小化する。本実施形態では、閾値電圧Vthの下限値Vth-minを、少なくとも2段階以上に分けて段階的に上昇させ、その分布幅を縮小化していく。
その一例として本実施形態では、図3に示すように、下限値Vth-minを第1の下限値に上昇させる第1の工程(ステップS31)と、この第1の下限値を更に消去ベリファイ電圧VEVに近い第2の下限値に上昇させる第2の工程(ステップS32)とを備えている。以下、第1、第2の工程について説明する。
第1の工程(ステップS31)では、閾値電圧Vthの下限値Vth-minを、第1の過消去ベリファイ電圧VOEV1以上に規定することを目的とする。すなわち、全てのメモリセルの閾値電圧Vthを、VOEV1<Vth<VEVに規定することを目的とする。
このように規定するための一例は、データが消去されるブロック内の全てのワード線に、ある一定のバイアス電圧を印加した状態で、ビット線に流れるビット線電流を、既定値IREF-LEAK以下に減らすことである。
全てのワード線に印加する、ある一定のバイアス電圧の例は、第1の過消去ベリファイ電圧VOEV1であり、その数値例は−1Vである。この時、閾値電圧Vthを−1V以上にするためには、既定値IREF-LEAKを、データ読み出し時の既定値IREFより小さく設定すると良い。
例えばワード線の電圧が閾値電圧Vthより1V以上高くなったとき、ビット線に10μA以上の電流が流れると仮定する。そして、この10μAを、データ読み出し時に、“0”読み出しか“1”読み出しかを区別するための既定値IREFとする。この場合、ビット線電流が10μA以上であれば“1”読み出しとなり、反対に10μA未満であれば“0”読み出しとなる。
このように読み出し時の既定値IREFを10μAとしたとき、リーク電流検知時(以下ビット線リークチェックと呼ぶ)の既定値IREF-LEAKは10μA未満、例えば1μAに設定される。すなわち、ビット線リークチェック時において、ビット線に1μA以上の電流が流れれば“1”読み出しとなり、反対に1μA未満であれば“0”読み出しとなる。
いま、ワード線に印加される、ある一定のバイアス電圧が−1Vであったとする。すると、ビット線電流I≧10μAであれば、メモリセルの閾値電圧VthはVth≦−2Vである、と想定できる。
またビット線に流れる電流Iが10μA>I≧1μAであれば、閾値電圧Vthは−2V<Vth≦−1Vである、と想定できる。
従って、ビット線に流れる電流IをI<1μAとすれば、閾値電圧VthはVth>−1Vに出来る。
このように“0”読み出しか“1”読み出しかを区別するための既定値を、ビット線リークチェック時に、読み出し時よりも厳しくし、例えばビット線に流れる電流を1μA未満とする。これにより、閾値電圧Vthを、例えば第1の過消去ベリファイ電圧VOEV1以上にすることが出来る。
なお、既定値IREF-LEAKを1μAとして説明したが、この値はビット線の容量など、いくつかの要素を勘案して適切に設定されればよい。
ビット線に流れる電流を1μA未満にする、すなわち閾値電圧を第1の過消去ベリファイ電圧VOEV1以上にする方法としては、セルフコンバージェンスを用いることが出来る。以下、ステップS31にセルフコンバージェンスを用いた場合について説明する。
図3に示すように、まずステップS31−1において、カラムアドレスを初期化する。
次にステップS31−2において、タイマー回路13におけるカウンタが0とされ、時間の計測を開始する。タイマー回路13は、セルフコンバージェンス処理に要する時間(ステップS31に要する時間)を計測する。
次にステップS31−3において、ビット線リークチェックを行う。これは、初期化されたカラムアドレスによってビット線BL0を選択し、この選択ビット線BL0のリーク電流を検知する。この時の既定値IREF-LEAKは、読み出し時の既定値IREF未満の例えば1μAとされる。図9に、リーク電流検知時のメモリセルアレイ1のバイアス状態を示す。
図示するように、データが消去されるブロック内の全てのワード線WL0、WL1、WL2、…は非選択とされ、例えば−1Vの非選択バイアス電圧が、ワード線バイアス回路5によって印加されている。また選択ビット線BL0には、例えば0.5Vの読み出し用バイアス電圧が、ビット線バイアス回路3によって印加されている。非選択ビット線BL1、BL2、BL3、…は開放状態(OPEN)か、あるいは0Vとされる。またソース線SLは、0Vとされる。
次に、ステップS31−4において、図9に示すバイアス状態で、選択ビット線BL0に流れたリーク電流が1μA未満か否かを判断する。これは、選択ビット線BL0に流れたリーク電流を既定値IREF-LEAKと比較して、“0”読み出しか“1”読み出しかで判断する。
この判断の結果、“0”読み出し、すなわちリーク電流は1μA未満であると判断された場合には、ステップS31−5に進む。
ステップS31−5では、カラムアドレスが最終カラムアドレスであるか否かが判断される。最終カラムアドレスであれば、第1の工程S31は終了となり、次に第2の工程S32に進む。最終アドレスでなければ、ステップS31−6においてカラムアドレスがインクリメントされる。これは、現在のカラムアドレスに+1すればよい。カラムアドレスをインクリメントした後、再度ステップS31−2に戻る。
さて、図9に示す例であると、メモリセルMC00の閾値電圧Vthは、Vth≦1Vである。従って、ビット線BL1についてステップS31−3の処理を行った場合、選択ビット線BL0には1μA以上のリーク電流が検出される。これにより、ビット線BL0には閾値電圧Vthが−1V以下のセルが接続されていると想定することが出来る。
従って、ステップS31−4でリーク電流が1μA以上であると判定されるから、次にステップS31−7に進む。ステップS31−7において、制御回路2はタイマー回路13で計測されている時間をチェックする。すなわち、ステップS31−2からの経過時間が、所定の時間内であるか否かを判定する。所定の時間を過ぎている場合には、ステップS31−5に進む。所定の時間を過ぎていない場合には、ステップS31−8に進み、セルフコンバージェンスを行う。図10はセルフコンバージェンス時のメモリセルアレイ1のバイアス状態を示す。
図示するように、ビット線バイアス回路3は、選択ビット線BL0に、読み出し用バイアス電圧よりも高いセルフコンバージェンス用バイアス電圧を印加する。セルフコンバージェンス用バイアス電圧は、例えば書き込み用バイアス電圧と同じであり、5Vである。非選択ビット線BL1、BL2、BL3、…は開放状態(OPEN)か、あるいは0Vとされる。ソース線SLは0Vとされる。またワード線バイアス回路5は、ワード線WL0、WL1、WL2、…に、自己収束に最適なバイアス電圧、例えば0〜−1Vを印加する。以上のようなバイアス状態とすることで、ビット線BL0に接続されたメモリセルMCに対してセルフコンバージェンスな行われ、各メモリセルの閾値電圧Vthは上昇する。
セルフコンバージェンスが終了すると、再度ステップS31−3に戻る。すなわち、あるビット線についてリークチェックを行い、リークがあった場合には、リークが無くなるかまたは制限時間を超すまでセルフコンバージェンスを繰り返す。そして、リークが無くなるか、またはリークが無くならなくてもセルフコンバージェンス処理を開始してから一定時間が経過した際には、当該ビット線についてのセルコンバージェンスを終了して、次のビット線について同様の処理を繰り返す。
例えば図9の例において、セルフコンバージェンス(ステップS31−8)によってメモリセルMC00の閾値電圧Vthが−1Vより大きくなったとする。すると、ビット線リークチェック(ステップS31−3)においてリークは検出されない(ステップS31−4)から、ステップS31−5に進む。最終カラムアドレスではないから、カラムアドレスをインクリメントして(ステップS31−6)、ビット線BL1対して同様の処理を繰り返す。
すなわち、タイマー回路13のカウントを0に戻して、時間の計測を開始する(ステップS31−2)。次に、ビット線BL1についてリークチェックを行う(ステップS31−3)。この様子を示しているのが図11である。ここで、ビット線BL1に接続されたメモリセルMC21の閾値電圧Vthが−1V以下であったとする。すると、ビット線BL1には1μA以上のリーク電流が検出されるので(ステップS31−4)、次に制御回路2はタイマー回路13によって計測された経過時間が所定の時間を過ぎているか否かをチェックする(ステップS31−7)。過ぎていなければステップS31−8に進み、ビット線BL1に接続されているメモリセルMCに対してセルフコンバージェンスを行う。そして、ビット線リークが無くなるか、または制限時間を過ぎるまで、セルフコンバージェンスとリークチェックとを繰り返す。ここで、図12に示すように、メモリセルMC21の閾値電圧Vthが−1Vを超える前に、タイマー回路13で計測された経過時間が、所定の時間を越えてしまったとする(ステップS31−8)。すなわち、セルフコンバージェンスによっては、所定の時間内に閾値電圧をVOEV1より高くすることが出来なかったとする。この場合には、再びセルフコンバージェンスを行うことなく、メモリセルMC21の閾値電圧Vthが−1V以下のままで、ステップS31−5に進む。すなわち、ビット線BL3以降について、ステップS31−2〜S31−8の処理を繰り返す。
全てのカラムアドレスに対してステップS31の処理が終了すると、次にステップS32に進む。図7は、第1の工程(ステップS31)終了後の、メモリセルの閾値電圧分布を示している。図示するように、閾値電圧Vthが−1V以下のメモリセルの多くは、セルフコンバージェンスによって−1V以上に変化する。全てのビット線について、ビット線リークが無くなった場合には、全てのメモリセルの閾値電圧Vthは、VOEV1<Vth<VEVに規定される。しかし、制限時間内にビット線リークが無くならなかったビット線が存在する場合には、当該ビット線に接続されているいずれかのメモリセルの閾値電圧Vthは、依然としてVOEV1以下である。
次に第2の工程(ステップS32)について説明する。第2の工程においては、ウィークプログラム法(weak-program)が用いられる。ウィークプログラムは、セルフコンバージェンスのようにビット線毎に行うのではなく、個々のメモリセル毎に行われる。
まずステップS32−1において、アドレスを初期化する。
次にステップS32−2において、過消去ベリファイ(Overerase Verify)を行う。図13に過消去ベリファイ時のメモリセルアレイ1のバイアス状態を示す。図示するように、初期化されたアドレスによって選択されたワード線WL0に、ワード線バイアス回路5が過消去ベリファイ用バイアス電圧を印加する。過消去ベリファイ用バイアス電圧は、第2の過消去ベリファイ電圧VOEV2を1.5Vとしたとき、これに1Vを付加した2.5Vである。1Vを付加する理由は、ワード線の電圧がメモリセルの閾値電圧Vthよりも1V以上高くなったときに、ビット線に流れる電流を10μAとし、これを過消去ベリファイ時の既定値IREFとするからである。この既定値IREFは、読み出し時と同じである。
なお、非選択ワード線WL1、WL2、WL3、…には、例えば−1V程度の非選択バイアス電圧が印加される。
次に、初期化されたアドレスによって選択されたビット線BL0に、ビット線バイアス回路3が0.5V程度の読み出し用バイアス電圧を印加する。これにより、メモリセルMC00は、過消去ベリファイの対象セルとして選択される。なお、非選択ビット線BL1、BL2、BL3、…は開放状態(OPEN)か、あるいは0Vとされる。またソース線は0Vとされる。
次にステップS32−3において、図13に示すバイアス状態で、選択ビット線BL0に流れるオン電流が、例えば10μA未満か否かを判断する。これは、ビット線BL1のオン電流を既定値IREFと比較して、“0”読み出しか“1”読み出しかで判断する。
図13において、メモリセルMC00の閾値電圧VthがVth>1.5Vであり、ビット線リーク電流が10μA未満であった場合には、ステップS32−4に進む。
ステップS32−4では、アドレスが最終アドレスであるか否かが判断される。最終アドレスでない場合にはステップS32−5に進む。ステップS32−5では、アドレスがインクリメントされる。これは、現在のアドレスに+1すれば良い。アドレスをインクリメントした後、再度ステップS32−2に戻る。
ステップS32−2では、図14に示すように、ビット線BL0に代わって、インクリメントされたアドレスによって選ばれた選択ビット線BL1に、読み出し用バイアス電圧(0.5V)が印加される。これにより、メモリセルMC01が過消去ベリファイの対象セルとして選択される。
次にステップS32−3において、図14に示すバイアス状態で、ビット線BL1に流れたオン電流が10μA未満か否かを判断する。この結果、図14に示すように、オン電流が10μA以上であった場合、選択メモリセルMC01の閾値電圧Vthは1.5V以下であると想定できる。
従って、次にステップS32−6に進み、ウィークプログラムを行う。図15は、ウィークプログラム時のメモリセルアレイ1のバイアス状態を示している。図示するように、選択ワード線WL0に、ワード線バイアス回路5によって、例えば3V程度のウィークプログラム用ワード線バイアス電圧が印加される。非選択ワード線WL1、WL2、WL3、…には、−1V程度の非選択バイアス電圧が印加される。また選択ビット線BL1には、ビット線バイアス回路3によって、ウィークプログラム用ビット線バイアス電圧が印加される。ウィークプログラム用ビット線バイアス電圧は、例えば書き込み用バイアス電圧と同じであり、5V程度である。非選択ビット線BL0、BL2、BL3、…は開放状態(OPEN)か、あるいは0Vとされ、ソース線も0Vとされる。
図15に示すバイアス状態とすることで、選択メモリセルMC01に対してウィークプログラムが行われ、その閾値電圧Vthが上昇する。このようなウィークプログラム動作では、選択メモリセルMC01に接続されたワード線WL0とビット線BL1とに積極的に電圧を与えて、電子をドレインからフローティングゲートに注入する。このため、選択ワード線WL0に印加されるウィークプログラム用バイアス電圧、及び選択ビット線BL1に印加される書き込み用バイアス電圧はそれぞれ、通常の書き込み動作と同様にμsec単位のパルスで与えられればよい。
なお、ウィークプログラム用バイアス電圧は、通常のプログラム用バイアス電圧未満の値とされる。例えば通常のプログラム用バイアス電圧は9V程度である。これにより、ウィークプログラム時、選択メモリセルMC01の浮遊ゲートに対して注入される電子の量は、通常のプログラム時よりも少なくなる。よって、選択メモリセルMC01の閾値電圧Vthの上昇量は、通常のプログラム時に比べて小さくなり、閾値電圧Vthを僅かな量だけ上昇させることが出来る。
ウィークプログラム動作を終えた後、再度ステップS32−2に進み、図14に示すバイアス状態として、過消去ベリファイを行う。その結果、ビット線BL1のオン電流が10μA以上であった場合(ステップS32−3)には、ウィークプログラム(ステップS32−6)を繰り返す。逆に、オン電流が10μA未満であった場合には、ステップS32−4に進む。
ステップS32−4では、最終アドレスであるか否かが判断される。最終アドレスでないと判断された際にはステップS32−5に進み、アドレスをインクリメントしたうえで、ステップS32−2以降の動作を繰り返す。
ここで、アドレスのうちカラムアドレスが最終までインクリメントされた後は、カラムアドレスは初期値に戻り、続いてロウアドレスがインクリメントされ、ワード線WL0に代わってワード線WL1が選択される。このようにして、データが消去されるブロック内の全てのメモリセルに対して、一つ一つ、ウィークプログラム動作が必要か否かが判断され、必要ならばウィークプログラム動作が行われる。勿論、あるビット線を選択した後、順次ロウアドレスをインクリメントして行き、ロウアドレスが最終までインクリメントされた後に、カラムアドレスをインクリメントしても良い。
なお、第1の工程(ステップS31)におけるセルフコンバージェンス処理で、所定の時間内に閾値電圧VthがVOEV1以上に上昇しなかったメモリセルは、当然ながら、第2の工程(ステップS32)においてウィークプログラムの対象となる。図12で説明したように、メモリセルMC21に関しては、閾値電圧Vthが−1V未満でありながら、所定の時間を過ぎたためにセルフコンバージェンス処理を終了している。従って、図16に示すように、過消去ベリファイ(ステップS32−2)においては、メモリセルMC21に10μA以上のオン電流が流れる。従って、図17に示すように、メモリセルMC21の閾値電圧Vthは、ウィークプログラムによって1.5Vを超えるように設定される。
上記のようにして最終アドレスまで処理が終了すると、第2の工程が終了する。図8は第2の工程終了後の、メモリセルの閾値電圧分布である。図示するように、全てのメモリセルの閾値電圧Vthが、VOEV2<Vth<VEVに規定される。
以上のように第2の工程が終了することで、本実施形態に係るデータ消去シークエンスが終了する。
上記のように、この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリ及びその閾値電圧制御方法であると、下記(1)、(2)の効果が得られる。
(1)消去動作を高速化出来る。
本実施形態に係る閾値電圧制御方法であると、タイマー回路13がセルフコンバージェンス処理に要する時間を計測している。そして制御回路2は、セルフコンバージェンス処理に要する時間が一定の時間以上になった際に、セルフコンバージェンス処理を終了させ、当該メモリセル(ビット線)に接続されているメモリセルを、次のウィークプログラム処理で救済している。従って、セルフコンバージェンスの処理時間を短時間に設定することが可能である。より具体的には、従来セルフコンバージェンスに数msec要していたのが、本実施形態に係る方法であると、数μsecにすることが可能である。
本実施形態に係る閾値電圧制御方法であると、タイマー回路13がセルフコンバージェンス処理に要する時間を計測している。そして制御回路2は、セルフコンバージェンス処理に要する時間が一定の時間以上になった際に、セルフコンバージェンス処理を終了させ、当該メモリセル(ビット線)に接続されているメモリセルを、次のウィークプログラム処理で救済している。従って、セルフコンバージェンスの処理時間を短時間に設定することが可能である。より具体的には、従来セルフコンバージェンスに数msec要していたのが、本実施形態に係る方法であると、数μsecにすることが可能である。
(2)メモリセルの救済効率を向上できる。
本実施形態に係る閾値電圧制御方法であると、閾値電圧をセルフコンバージェンスによって所定の範囲内に設定できなかったメモリセルについては、その後のウィークプログラムによって閾値を所定の範囲内に設定する。すなわち、従来のように不良チップと判断するのではなく、ウィークプログラムによるメモリセルの救済を行っている。従って、従来方法であると不良と判断されたチップについても救済が出来、メモリセルの救済効率を向上出来る。
本実施形態に係る閾値電圧制御方法であると、閾値電圧をセルフコンバージェンスによって所定の範囲内に設定できなかったメモリセルについては、その後のウィークプログラムによって閾値を所定の範囲内に設定する。すなわち、従来のように不良チップと判断するのではなく、ウィークプログラムによるメモリセルの救済を行っている。従って、従来方法であると不良と判断されたチップについても救済が出来、メモリセルの救済効率を向上出来る。
次に、この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置及びその閾値電圧制御方法について図18、図19を用いて説明する。図18は本実施形態に係るNOR型フラッシュメモリのブロック図であり、図19は閾値電圧制御方法のフローチャートである。本実施形態は、セルフコンバージェンス処理を時間で制限する代わりに、回数で制限するものである。
図18に示すように、フラッシュメモリの構成は、上記第1の実施形態で説明した図18の構成において、タイマー回路13をカウンタ回路14に置き換えたものである。カウンタ回路14は、消去時においてセルフコンバージェンス処理の回数をカウントする。その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態に係る閾値電圧制御方法は、図19に示すように、第1の実施形態で説明した方法において、タイマー回路13による時間測定を、カウンタ回路14による処理回数カウントに置き換えたものである。
すなわち、第1の工程(ステップS31)においてカラムアドレスを初期化した後(ステップS31−1)、制御回路2はカウンタ回路14のカウント数をリセットする(ゼロにする、ステップS31−9)。次にビット線リークチェックを行い(ステップS31−3)、リーク電流が所定の値以上である場合には、制御回路2はカウンタ回路14のカウント数をチェックする(ステップS31−10)。そして、カウント数が所定の値を超えない場合にセルフコンバージェンスを行う(ステップS31−8)。セルフコンバージェンスが終了すると、カウンタ回路14はカウント数を+1する。そして、ステップS31−3に戻る。
すなわち、ビット線リークが所定の値より小さくなるか、またはセルフコンバージェンスの回数が所定の回数を超えた場合に、当該ビット線についてのセルフコンバージェンス処理を終了する。例えばセルフコンバージェンスの回数を10回と規定した場合、セルフコンバージェンスを10回行っても、ビット線リークが所定の値より大きい場合には、当該ビット線についてはそれ以上セルフコンバージェンスを行わない。従って、当該ビット線に接続されているメモリセルは、次のウィークプログラムによって救済される。
その後の処理は、上記第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態に係るフラッシュメモリであっても、上記第1の実施形態で説明した(1)、(2)の効果が得られる。
図20、図21は、上記第1、第2の実施形態の変形例に係るフラッシュメモリの閾値電圧制御方法のフローチャートである。上記第1、第2の実施形態では、まずセルフコンバージェンスを全カラム(ビット線)に対して実行した後、先頭カラムに戻ってウィークプログラムシークエンスを実行している。しかし、カラム毎にセルフコンバージェンスを行った後、引き続いてウィークプログラムを行い、最終的にメモリセルの閾値電圧Vthを第2の過消去ベリファイ電圧VOEV2を上回るようにした後に、カラムアドレスをインクリメントしても良い。
すなわち、図20に示すように、ステップS31−4において、選択ビット線に流れるリーク電流が1μA未満と判断されるか、タイマー回路13で計測された時間が所定の時間を超えた場合、またはカウンタ回路14でカウントされたセルフコンバージェンス回数が所定の回数を超えた場合に、最終カラムアドレスか否かを判断することなく、第2の工程(ステップS32)のステップS32−2に進む。そして、選択メモリセルに対して過消去ベリファイを行う。
過消去ベリファイの後、ステップS32−3において、選択メモリセルがビット線に流すオン電流が10μA未満であるか否かを判断する。
この判断の結果、選択メモリセルが流すオン電流が10μA以上であった場合、第1、第2の実施形態と同様にステップS32−6に進み、ウィークプログラムを行った後、ステップS32−2に戻る。反対に、オン電流が10μA未満であった場合、ステップS32−7に進み、最終ロウアドレスであるか否かを判断する。
最終ロウアドレスでない場合には、ステップS32−8に進んでロウアドレスをインクリメントした後、ステップS32−2に戻る。最終ロウアドレスであった場合には、ステップS32−9に進み、最終カラムアドレスであるか否かを判断する。
この判断の結果、最終カラムアドレスでない場合、ステップS32−10に進み、ロウアドレスを初期化すると共に、カラムアドレスをインクリメントする。そして第1の工程(ステップS31)のステップS31−2またはステップS31−9に戻り、インクリメントされたカラムアドレスによって選択されたビット線に対して、ビット線リークチェックを行う。最終カラムアドレスであった場合には、消去動作が終了する。
本変形例によれば、カラムアドレスをスキャン(インクリメント)する回数を、第1、第2の実施形態の2回から1回に減らすことが出来、消去シークエンスの簡単化を図ることができる。
また、上記第1、第2の実施形態は、NOR型フラッシュメモリだけでなく、類似の動作を行う他の種類のフラッシュメモリにも、必要に応じて適用することが出来る。
上記のように、この発明の実施形態に係る第1の半導体記憶装置は、フローティングゲートとコントロールゲートとを含む積層ゲートを備えたメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、同一行の前記メモリセルのコントロールゲートを共通接続するワード線と、同一列の前記メモリセルのドレインを共通接続するビット線と、第1のレベルを上限とした所定の範囲に前記メモリセルの閾値電圧を一括してシフトさせる第1の制御と、前記所定の範囲に一括してシフトされた前記閾値電圧の下限を前記第1のレベルより低い第2のレベルに向かってシフトさせる第2の制御と、前記第2の制御によってシフトされた前記閾値電圧の下限を前記第2のレベルよりも前記第1のレベルに近い第3のレベルにシフトさせる第3の制御を行う制御回路と、前記第2の制御に要する時間を計測する計測回路とを具備し、前記制御回路は、前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるまで、または前記計測回路によって計測された時間が所定の時間範囲を超えるまで、前記第2の制御を繰り返し、前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記計測回路によって計測された時間が前記所定の時間範囲を超えた際に、前記第2の制御を終了して前記第3の制御を行う。
更にこの発明の実施形態に係る第2の半導体記憶装置は、メモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、第1のレベルを上限とした所定の範囲に前記メモリセルの閾値電圧を一括してシフトさせる第1の制御と、前記所定の範囲に一括してシフトされた前記閾値電圧の下限を前記第1のレベルより低い第2のレベルに向かってシフトさせる第2の制御と、前記第2の制御によってシフトされた前記閾値電圧の下限を前記第2のレベルよりも前記第1のレベルに近い第3のレベルにシフトさせる第3の制御を行う制御回路と、前記第2の制御を行った回数を計測する計測回路とを具備し、前記制御回路は、前記閾値電圧に下限が前記第2のレベルを超えるまで、または前記計測回路によって計測された回数が所定の回数を超えるまで、前記第2の制御を繰り返し、前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記計測回路によって計測された回数が所定の回数を超えた際に、前記第2の制御を終了して前記第3の制御を行う。
更にこの発明の実施形態に係る第3の半導体記憶装置は、上記第1、第2の半導体記憶装置において、前記第2の制御は、同一の前記ビット線に接続された前記メモリセルに一括してデータを書き込むセルフコンバージェンス処理である。
更にこの発明の実施形態に係る第4の半導体記憶装置は、上記第1乃至第3の半導体記憶装置において、前記第3の制御は、閾値電圧が前記第3のレベル以下であるメモリセルを検出し、検出されたメモリセルに対して選択的に行われる。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
1…メモリセルアレイ、2…制御回路、3…ビット線バイアス回路、4…ソース線バイアス回路、5…ワード線バイアス回路、6…ロウデコーダ、7…カラムセレクタ、8…カラムデコーダ、9…I/O回路、10…アドレスバッファ、11…アドレスカウンタ、12…ベリファイ回路、13…タイマー回路、14…カウンタ回路
Claims (5)
- フローティングゲートとコントロールゲートとを含む積層ゲートを備えたメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、
同一行の前記メモリセルのコントロールゲートを共通接続するワード線と、
同一列の前記メモリセルのドレインを共通接続するビット線と、
第1のレベルを上限とした所定の範囲に前記メモリセルの閾値電圧を一括してシフトさせる第1の制御と、前記所定の範囲に一括してシフトされた前記閾値電圧の下限を前記第1のレベルより低い第2のレベルに向かってシフトさせる第2の制御と、前記第2の制御によってシフトされた前記閾値電圧の下限を前記第2のレベルよりも前記第1のレベルに近い第3のレベルにシフトさせる第3の制御を行う制御回路と、
前記第2の制御に要する時間を計測する計測回路と
を具備し、前記制御回路は、前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるまで、または前記計測回路によって計測された時間が所定の時間範囲を超えるまで、前記第2の制御を繰り返し、
前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記計測回路によって計測された時間が前記所定の時間範囲を超えた際に、前記第2の制御を終了して前記第3の制御を行う
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - メモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、
第1のレベルを上限とした所定の範囲に前記メモリセルの閾値電圧を一括してシフトさせる第1の制御と、前記所定の範囲に一括してシフトされた前記閾値電圧の下限を前記第1のレベルより低い第2のレベルに向かってシフトさせる第2の制御と、前記第2の制御によってシフトされた前記閾値電圧の下限を前記第2のレベルよりも前記第1のレベルに近い第3のレベルにシフトさせる第3の制御を行う制御回路と、
前記第2の制御を行った回数を計測する計測回路と
を具備し、前記制御回路は、前記閾値電圧に下限が前記第2のレベルを超えるまで、または前記計測回路によって計測された回数が所定の回数を超えるまで、前記第2の制御を繰り返し、
前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記計測回路によって計測された回数が所定の回数を超えた際に、前記第2の制御を終了して前記第3の制御を行う
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記第3の制御において選択ワード線に印加される電圧は、前記第2の制御において選択ワード線に印加される電圧よりも高い
ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体記憶装置。 - フローティングゲートとコントロールゲートとを含む積層ゲートを備えたメモリセルを有する半導体記憶装置の閾値電圧制御方法であって、
前記メモリセルの閾値電圧を第1のレベルを上限とした所定の範囲に一括してシフトさせるステップと、
時間の計測を開始するステップと、
前記所定の範囲に一括してシフトされた前記閾値電圧の下限を、前記第1のレベルより低い第2のレベルに向かってシフトさせるステップと、
前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記時間を計測してからの経過時間が所定の時間を超えるまで、前記閾値電圧の下限を第2のレベルに向かってシフトさせるステップを繰り返すステップと、
前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記時間を計測してからの経過時間が前記所定の時間を超えた際に、前記第2の制御によってシフトされた前記閾値電圧の下限を、前記第2のレベルよりも前記第1のレベルに近い第3のレベルにシフトさせるステップと
を具備することを特徴とする半導体記憶装置の閾値電圧制御方法。 - フローティングゲートとコントロールゲートとを含む積層ゲートを備えたメモリセルを有する半導体記憶装置の閾値電圧制御方法であって、
前記メモリセルの閾値電圧を第1のレベルを上限とした所定の範囲に一括してシフトさせるステップと、
前記所定の範囲に一括してシフトされた閾値電圧の下限を、前記第1のレベルより低い第2のレベルに向かってシフトさせるステップと、
前記第2シフトステップの回数を計測するカウンタのカウンタ値をプラスするステップと、
前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記カウンタ値が所定の回数を超えるまで、前記閾値電圧の下限を第2のレベルに向かってシフトさせるステップを繰り返すステップと、
前記閾値電圧の下限が前記第2のレベルを超えるか、または前記カウンタ値が前記所定の回数を超えた際に、前記第2の制御によってシフトされた前記閾値電圧の下限を、前記第2のレベルよりも前記第1のレベルに近い第3のレベルにシフトさせるステップと
を具備することを特徴とする半導体記憶装置の閾値電圧制御方法。
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