JPH0684310U - 変位検知センサ - Google Patents
変位検知センサInfo
- Publication number
- JPH0684310U JPH0684310U JP2600993U JP2600993U JPH0684310U JP H0684310 U JPH0684310 U JP H0684310U JP 2600993 U JP2600993 U JP 2600993U JP 2600993 U JP2600993 U JP 2600993U JP H0684310 U JPH0684310 U JP H0684310U
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- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼球の転動を利用して内装スイッチを操作す
るよう構成した変位検知センサにおいて、組付け生産性
を高めるとともに、シーリング性を向上する。 【構成】 鋼球16を一定姿勢に受け止め支持するとと
もに鋼球16の自重によって押し込み変位可能にプラン
ジャ15を貫通支持するガイド部材3をベース部材1の
上端に搭載し、ベース部材1に装備したスイッチ5をプ
ランジャ15の上下変位によって操作可能に構成し、下
方に開口したカバー部材2を前記ベース部材1に上方よ
り嵌合連結するとともに、ベース部材1とカバー部材2
との間に前記ガイド部材3の周部を挟持固定し、ベース
部材1とカバー部材2との嵌合部位近くに環状のシール
パッキン4を介在する。
るよう構成した変位検知センサにおいて、組付け生産性
を高めるとともに、シーリング性を向上する。 【構成】 鋼球16を一定姿勢に受け止め支持するとと
もに鋼球16の自重によって押し込み変位可能にプラン
ジャ15を貫通支持するガイド部材3をベース部材1の
上端に搭載し、ベース部材1に装備したスイッチ5をプ
ランジャ15の上下変位によって操作可能に構成し、下
方に開口したカバー部材2を前記ベース部材1に上方よ
り嵌合連結するとともに、ベース部材1とカバー部材2
との間に前記ガイド部材3の周部を挟持固定し、ベース
部材1とカバー部材2との嵌合部位近くに環状のシール
パッキン4を介在する。
Description
【0001】
本考案は、鋼球の転動を利用して内装スイッチを操作するように構成した振動 センサあるいは転倒センサとして使用する変位検知センサに関する。
【0002】
上記変位検知センサの一例である振動センサとしては、例えば図4に示すよう に、一対の端子部21,22とバネ板製の可動片23とからなるスイッチ24を 備えたベース部材25に、筒状のケース本体26を嵌合連結し、このケース本体 26に鋼球27を一定姿勢で受け止め支持するガイド部28を一体形成するとと もにケース本体26の上端開口にカバー部材29を嵌合連結し、ガイド部28の 中央には鋼球27によって押し込み操作されるプランジャ30を貫通支持して、 このプランジャ30の下端をスイッチ24の可動片23に接触させるように構成 したものが知られている。
【0003】
上記従来構成の変位検知センサを組立てる場合、先ず、スイッチ24を備えた ベース部材25に、プランジャ30を予め組付けた筒状のケース本体26を嵌合 連結し、次に、ケース本体26の上端開口から鋼球27を組付けた後、ケース本 体26の上端開口をカバー部材29で閉塞することになり、かつ、ベース部材2 5とケース本体26との嵌合部位aと、ケース本体26とカバー部材29との嵌 合部位bの2箇所にシール処理を施す必要があり、部品の組付け工程と2箇所の シーリング工程を一連の製造ライン上で行うことが困難であり、生産性が低いも のになるとともに、シーリング箇所が多いためにシーリング性能を高めるのが困 難となっていた。
【0004】 また、ハウジング内外の温度差に起因して内部に結露が発生した場合、内装し たスイッチで結露が生じて接触不良をもたらすこともあった。
【0005】 本考案は、ハウジング構成に改良を加えることで、組立て工程の簡素化とシー リング性能の向上を図ることを第1の目的としている。
【0006】 また、第2の目的は、スイッチで結露が生じることを防止することにある。
【0007】
上記第1の目的を達成するために、本考案の変位検知センサは、鋼球を一定姿 勢に受け止め支持するとともに鋼球の自重によって押し込み変位可能にプランジ ャを貫通支持するガイド部材をベース部材の上端に搭載し、ベース部材に装備し たスイッチをプランジャの上下変位によって操作可能に構成し、下方に開口した カバー部材を前記ベース部材に上方より嵌合連結するとともに、ベース部材とカ バー部材との間に前記ガイド部材の周部を挟持固定し、ベース部材とカバー部材 との嵌合部位近くに環状のシールパッキンを介在してある構成とした。
【0008】 また、上記第2の目的を達成するために、請求項1記載の変位検知センサにお いて、前記カバー部材の内面に細かい凹凸の結露誘発面を形成した。
【0009】
請求項1の構成によると、スイッチを装備したベース部材上にガイド部材、鋼 球、およびプランジャを配備した上で、その上方からカバー部材を被せてベース 部材に嵌合連結するとともに、その際、ベース部材とカバー部材との嵌合部位近 くに環状のシールパッキンを介装することでハウジング部のシーリングがなされ る。
【0010】 また、請求項2の構成により、ハウジング部内外の温度差が生じた場合、ハウ ジング部内空気に含まれる水分はカバー部材内面の結露誘発面で結露し、スイッ チ部分で結露することがない。
【0011】
以下、本考案の実施例のいくつかを図面に基づいて説明する。
【0012】 〔実施例1〕 図1に、本考案を振動センサに利用した実施例が示されている。
【0013】 この振動センサは、ベース部材1とカバー部材2とガイド部材3とを備えてお り、ベース部材1とカバー部材2とは振動センサのハウジング部Aを構成してい る。このベース部材1の上面には筒状のカバー嵌合部1aと環状のカバー嵌合溝 1bとが同心的に形成してあり、カバー嵌合部1aの上端とカバー部材2の内周 面下部に設けた段部2aとでガイド部材3の周部を挟持した状態で、カバー部材 2の下部が前記カバー嵌合部1aに外嵌されるとともに、カバー部材2下端の筒 部2aが環状のカバー嵌合溝1bに嵌合止着されるようになっている。また、カ バー嵌合部1aの基部外周部とカバー部材2下端の筒部2aとの間に形成される 環状空間にシールパッキン4が介在されて、ハウジング部Aがシーリングされる 。また、ベース部材1の下部外周部には一対の取り付けフランジ1cが設けられ ている。
【0014】 ベース部材1の底部の中央にはスイッチ5が装着されている。このスイッチ5 は、ベース部材1の上面部に位置してベース部材1にインサートされた端子部7 ,8とスイッチ部材9とを備えている。このスイッチ部材9はバネ性を有する板 材に舌片状のレバー10を打ち抜き形成し、このレバー10を除く部分を可動片 11にして、このレバー10と可動片11を一体化してある。そして、スイッチ 部材9は、その可動片11の端部を端子部7にカシメ、あるいは、スポット溶接 等により固着してあり、可動片11の自由端は、前記ガイド部材3の下面に突設 形成されたストッパ部12に当接支持されている。
【0015】 前記ガイド部材3の上面は浅いすり鉢状をなしていて、その中央部が鋼球座部 13にしてあり、この鋼球座部13の中央にプランジャ用孔14が設けられ、こ のプランジャ用孔14にプランジャ15が貫通状態で挿入され、このプランジャ 15の下端部が前記スイッチ部材9におけるレバー10の遊端部に上方より接触 している。
【0016】 上記構成の振動センサの組立てに際しては、スイッチ5を装備したベース部材 1上にガイド部材3、鋼球16、およびプランジャ15を配備した上で、その上 方からカバー部材2を被せてベース部材1に嵌合連結するとともに、これと同時 に、ベース部材1とカバー部材2とのなす環状空間に環状のシールパッキン4を 介装することでハウジング部Aのシーリングがなされる。
【0017】 以上のようにして構成した振動センサを水平姿勢に置くと、図1に示すように 、鋼球16が正しく鋼球座部13に受け止め載置され、前記レバー10の遊端部 に接するプランジャ15は鋼球16に自重により押し下げられ、レバー10が下 方向に付勢されていて、可動片11の中間部は他方の端子部8の接点8aに接触 している。
【0018】 このように設置された振動センサが振動を受けると、前記鋼球16が転動して 鋼球座部13から外れて前記プランジャ15の押圧が解除され、レバー10が上 方に変位して、可動片11が上方に変位し、この可動片11が他方の端子部8の 接点8aから離れて、スイッチ5の切り換えが行われる。
【0019】 ここで、前記カバー部材2の上半内面をナシ地面の結露誘発面Sに構成してあ り、ハウジング部Aの内外温度差が大きくなってハウジング部内空気に含まれる 水分が結露する状態になった場合、結露誘発面Sで積極的に結露させてここに水 分を保持することで、スイッチ5の接点部位での結露を防止して接触不良を未然 に回避するように考慮されている。なお、この結露誘発面Sを、細かい縦溝もし くは横溝を密に並列形成したもの、あるいは、細かい溝を密に並列形成して縦横 に交差したものとして実施することもできる。
【0020】 〔実施例2〕 図2および図3に、本考案を傾斜センサに利用した実施例が示されている。
【0021】 この例では、傾斜センサが設定以上に大きく傾いた時にのみ前記鋼球16が転 動して鋼球座部13から外れるように鋼球座部13の形状が設定されている以外 、基本的な構成および作動は実施例1と同様であり、実施例1における部品に対 応する部品には図1における符号と同一の符号を付してその説明は省略する。
【0022】
以上説明したように、本考案によれば、組立てに際しての部品の組付けが従来 のものに比較して簡素化され、一連の製造ライン上での組付けとシーリング処理 とを行うことができ、生産性を向上させることが可能となった。また、シーリン グ箇所が1箇所となったことでシーリング性も高まり、信頼性を向上させること が可能となった。
【0023】 そして、特に請求項1に記載の変位センサにおいて、カバー部材の内面に細か い凹凸の結露誘発面を形成することで、スイッチ部位での結露を防止して接触不 良を未然に回避し、信頼性を一層高めるのに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を振動センサに利用した実施例の縦断面
図
図
【図2】本考案を傾斜センサに利用した実施例の縦断面
図
図
【図3】本考案を傾斜センサに利用した別実施例の縦断
面図
面図
【図4】従来例の縦断面図
1 ベース部材 2 カバー部材 3 ガイド部材 4 シールパッキン 5 スイッチ 15 プランジャ 16 鋼球
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼球を一定姿勢に受け止め支持するとと
もに鋼球の自重によって押し込み変位可能にプランジャ
を貫通支持するガイド部材をベース部材の上端に搭載
し、ベース部材に装備したスイッチをプランジャの上下
変位によって操作可能に構成し、下方に開口したカバー
部材を前記ベース部材に上方より嵌合連結するととも
に、ベース部材とカバー部材との間に前記ガイド部材の
周部を挟持固定し、ベース部材とカバー部材との嵌合部
位近くに環状のシールパッキンを介在してある変位検知
センサ。 - 【請求項2】 前記カバー部材の内面に細かい凹凸の結
露誘発面を形成してある請求項1記載の変位検知セン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026009U JP2587020Y2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 変位検知センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026009U JP2587020Y2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 変位検知センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684310U true JPH0684310U (ja) | 1994-12-02 |
JP2587020Y2 JP2587020Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=12181707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993026009U Expired - Lifetime JP2587020Y2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 変位検知センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587020Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007040756A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Honda Motor Co Ltd | ガスセンサおよびガスセンサシステム |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP1993026009U patent/JP2587020Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007040756A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Honda Motor Co Ltd | ガスセンサおよびガスセンサシステム |
JP4598622B2 (ja) * | 2005-08-01 | 2010-12-15 | 本田技研工業株式会社 | ガスセンサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2587020Y2 (ja) | 1998-12-14 |
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