JP2587020Y2 - 変位検知センサ - Google Patents

変位検知センサ

Info

Publication number
JP2587020Y2
JP2587020Y2 JP1993026009U JP2600993U JP2587020Y2 JP 2587020 Y2 JP2587020 Y2 JP 2587020Y2 JP 1993026009 U JP1993026009 U JP 1993026009U JP 2600993 U JP2600993 U JP 2600993U JP 2587020 Y2 JP2587020 Y2 JP 2587020Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover member
base member
steel ball
plunger
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993026009U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0684310U (ja
Inventor
邦夫 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP1993026009U priority Critical patent/JP2587020Y2/ja
Publication of JPH0684310U publication Critical patent/JPH0684310U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587020Y2 publication Critical patent/JP2587020Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鋼球の転動を利用して
内装スイッチを操作するように構成した振動センサある
いは転倒センサとして使用する変位検知センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記変位検知センサの一例である振動セ
ンサとしては、例えば図4に示すように、一対の端子部
21,22とバネ板製の可動片23とからなるスイッチ
24を備えたベース部材25に、筒状のケース本体26
を嵌合連結し、このケース本体26に鋼球27を一定姿
勢で受け止め支持するガイド部28を一体形成するとと
もにケース本体26の上端開口にカバー部材29を嵌合
連結し、ガイド部28の中央には鋼球27によって押し
込み操作されるプランジャ30を貫通支持して、このプ
ランジャ30の下端をスイッチ24の可動片23に接触
させるように構成したものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構成の変位検
知センサを組立てる場合、先ず、スイッチ24を備えた
ベース部材25に、プランジャ30を予め組付けた筒状
のケース本体26を嵌合連結し、次に、ケース本体26
の上端開口から鋼球27を組付けた後、ケース本体26
の上端開口をカバー部材29で閉塞することになり、か
つ、ベース部材25とケース本体26との嵌合部位a
と、ケース本体26とカバー部材29との嵌合部位bの
2箇所にシール処理を施す必要があり、部品の組付け工
程と2箇所のシーリング工程を一連の製造ライン上で行
うことが困難であり、生産性が低いものになるととも
に、シーリング箇所が多いためにシーリング性能を高め
るのが困難となっていた。
【0004】また、ハウジング内外の温度差に起因して
内部に結露が発生した場合、内装したスイッチで結露が
生じて接触不良をもたらすこともあった。
【0005】本考案は、ハウジング構成に改良を加える
ことで、組立て工程の簡素化とシーリング性能の向上を
図ることを第1の目的としている。
【0006】また、第2の目的は、スイッチで結露が生
じることを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本考案の変位検知センサは、鋼球を一定姿勢
に受け止め支持するとともに鋼球の自重によって押し込
み変位可能にプランジャを貫通支持するガイド部材をベ
ース部材の上端に搭載し、ベース部材に装備したスイッ
チをプランジャの上下変位によって操作可能に構成し、
下方に開口したカバー部材を前記ベース部材に上方より
嵌合連結するとともに、ベース部材とカバー部材との間
に前記ガイド部材の周部を挟持固定し、ベース部材とカ
バー部材との嵌合部位近くに環状のシールパッキンを介
在してある構成とした。
【0008】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項1記載の変位検知センサにおいて、前記カバー部
材の内面に細かい凹凸の結露誘発面を形成した。
【0009】
【作用】請求項1の構成によると、スイッチを装備した
ベース部材上にガイド部材、鋼球、およびプランジャを
配備した上で、その上方からカバー部材を被せてベース
部材に嵌合連結するとともに、その際、ベース部材とカ
バー部材との嵌合部位近くに環状のシールパッキンを介
装することでハウジング部のシーリングがなされる。
【0010】また、請求項2の構成により、ハウジング
部内外の温度差が生じた場合、ハウジング部内空気に含
まれる水分はカバー部材内面の結露誘発面で結露し、ス
イッチ部分で結露することがない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例のいくつかを図面に基
づいて説明する。
【0012】〔実施例1〕 図1に、本考案を振動センサに利用した実施例が示され
ている。
【0013】この振動センサは、ベース部材1とカバー
部材2とガイド部材3とを備えており、ベース部材1と
カバー部材2とは振動センサのハウジング部Aを構成し
ている。このベース部材1の上面には筒状のカバー嵌合
部1aと環状のカバー嵌合溝1bとが同心的に形成して
あり、カバー嵌合部1aの上端とカバー部材2の内周面
下部に設けた段部2aとでガイド部材3の周部を挟持し
た状態で、カバー部材2の下部が前記カバー嵌合部1a
に外嵌されるとともに、カバー部材2下端の筒部2aが
環状のカバー嵌合溝1bに嵌合止着されるようになって
いる。また、カバー嵌合部1aの基部外周部とカバー部
材2下端の筒部2aとの間に形成される環状空間にシー
ルパッキン4が介在されて、ハウジング部Aがシーリン
グされる。また、ベース部材1の下部外周部には一対の
取り付けフランジ1cが設けられている。
【0014】ベース部材1の底部の中央にはスイッチ5
が装着されている。このスイッチ5は、ベース部材1の
上面部に位置してベース部材1にインサートされた端子
部7,8とスイッチ部材9とを備えている。このスイッ
チ部材9はバネ性を有する板材に舌片状のレバー10を
打ち抜き形成し、このレバー10を除く部分を可動片1
1にして、このレバー10と可動片11を一体化してあ
る。そして、スイッチ部材9は、その可動片11の端部
を端子部7にカシメ、あるいは、スポット溶接等により
固着してあり、可動片11の自由端は、前記ガイド部材
3の下面に突設形成されたストッパ部12に当接支持さ
れている。
【0015】前記ガイド部材3の上面は浅いすり鉢状を
なしていて、その中央部が鋼球座部13にしてあり、こ
の鋼球座部13の中央にプランジャ用孔14が設けら
れ、このプランジャ用孔14にプランジャ15が貫通状
態で挿入され、このプランジャ15の下端部が前記スイ
ッチ部材9におけるレバー10の遊端部に上方より接触
している。
【0016】上記構成の振動センサの組立てに際して
は、スイッチ5を装備したベース部材1上にガイド部材
3、鋼球16、およびプランジャ15を配備した上で、
その上方からカバー部材2を被せてベース部材1に嵌合
連結するとともに、これと同時に、ベース部材1とカバ
ー部材2とのなす環状空間に環状のシールパッキン4を
介装することでハウジング部Aのシーリングがなされ
る。
【0017】以上のようにして構成した振動センサを水
平姿勢に置くと、図1に示すように、鋼球16が正しく
鋼球座部13に受け止め載置され、前記レバー10の遊
端部に接するプランジャ15は鋼球16に自重により押
し下げられ、レバー10が下方向に付勢されていて、可
動片11の中間部は他方の端子部8の接点8aに接触し
ている。
【0018】このように設置された振動センサが振動を
受けると、前記鋼球16が転動して鋼球座部13から外
れて前記プランジャ15の押圧が解除され、レバー10
が上方に変位して、可動片11が上方に変位し、この可
動片11が他方の端子部8の接点8aから離れて、スイ
ッチ5の切り換えが行われる。
【0019】ここで、前記カバー部材2の上半内面をナ
シ地面の結露誘発面Sに構成してあり、ハウジング部A
の内外温度差が大きくなってハウジング部内空気に含ま
れる水分が結露する状態になった場合、結露誘発面Sで
積極的に結露させてここに水分を保持することで、スイ
ッチ5の接点部位での結露を防止して接触不良を未然に
回避するように考慮されている。なお、この結露誘発面
Sを、細かい縦溝もしくは横溝を密に並列形成したも
の、あるいは、細かい溝を密に並列形成して縦横に交差
したものとして実施することもできる。
【0020】〔実施例2〕 図2および図3に、本考案を傾斜センサに利用した実施
例が示されている。
【0021】この例では、傾斜センサが設定以上に大き
く傾いた時にのみ前記鋼球16が転動して鋼球座部13
から外れるように鋼球座部13の形状が設定されている
以外、基本的な構成および作動は実施例1と同様であ
り、実施例1における部品に対応する部品には図1にお
ける符号と同一の符号を付してその説明は省略する。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
組立てに際しての部品の組付けが従来のものに比較して
簡素化され、一連の製造ライン上での組付けとシーリン
グ処理とを行うことができ、生産性を向上させることが
可能となった。また、シーリング箇所が1箇所となった
ことでシーリング性も高まり、信頼性を向上させること
が可能となった。
【0023】そして、特に請求項1に記載の変位センサ
において、カバー部材の内面に細かい凹凸の結露誘発面
を形成することで、スイッチ部位での結露を防止して接
触不良を未然に回避し、信頼性を一層高めるのに有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を振動センサに利用した実施例の縦断面
【図2】本考案を傾斜センサに利用した実施例の縦断面
【図3】本考案を傾斜センサに利用した別実施例の縦断
面図
【図4】従来例の縦断面図
【符号の説明】
1 ベース部材 2 カバー部材 3 ガイド部材 4 シールパッキン 5 スイッチ 15 プランジャ 16 鋼球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 9/00 - 9/36 G01H 1/00 H01H 35/02 H01H 35/14

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼球を一定姿勢に受け止め支持するとと
    もに鋼球の自重によって押し込み変位可能にプランジャ
    を貫通支持するガイド部材をベース部材の上端に搭載
    し、ベース部材に装備したスイッチをプランジャの上下
    変位によって操作可能に構成し、下方に開口したカバー
    部材を前記ベース部材に上方より嵌合連結するととも
    に、ベース部材とカバー部材との間に前記ガイド部材の
    周部を挟持固定し、ベース部材とカバー部材との嵌合部
    位近くに環状のシールパッキンを介在してある変位検知
    センサ。
  2. 【請求項2】 前記カバー部材の内面に細かい凹凸の結
    露誘発面を形成してある請求項1記載の変位検知セン
    サ。
JP1993026009U 1993-05-19 1993-05-19 変位検知センサ Expired - Lifetime JP2587020Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993026009U JP2587020Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 変位検知センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993026009U JP2587020Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 変位検知センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0684310U JPH0684310U (ja) 1994-12-02
JP2587020Y2 true JP2587020Y2 (ja) 1998-12-14

Family

ID=12181707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993026009U Expired - Lifetime JP2587020Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 変位検知センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2587020Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4598622B2 (ja) * 2005-08-01 2010-12-15 本田技研工業株式会社 ガスセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0684310U (ja) 1994-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04111119U (ja) プツシユスイツチ
JP2587020Y2 (ja) 変位検知センサ
US5875887A (en) Contact switch assembly having a conductor that holds a movable contact plate
JP2597026Y2 (ja) 感振器
JP4086977B2 (ja) 圧力スイッチ
JP3137906B2 (ja) マイクロスイッチ
JP4014961B2 (ja) Icソケット
JPH01217130A (ja) 自動表面装置への温度センサの装着構造体
JPS5929307Y2 (ja) 開閉装置
JP2874491B2 (ja) 感震器
JPS6110275Y2 (ja)
JPS6226928Y2 (ja)
JPH0646031Y2 (ja) 押釦スイッチ
JP3265819B2 (ja) 変位検知センサ
JPH0238557Y2 (ja)
JPH0544977Y2 (ja)
JPH0113350Y2 (ja)
JPH0121571B2 (ja)
JP3810622B2 (ja) プッシュスイッチ
JPH0446333Y2 (ja)
JPH0448588Y2 (ja)
JPS6215956Y2 (ja)
JPH0218888Y2 (ja)
JPS5923336Y2 (ja) 圧力スイツチ
JP2590624Y2 (ja) 感震器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071009

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009

Year of fee payment: 10