JPH0684095U - 自動車におけるl字形接続管 - Google Patents
自動車におけるl字形接続管Info
- Publication number
- JPH0684095U JPH0684095U JP3162893U JP3162893U JPH0684095U JP H0684095 U JPH0684095 U JP H0684095U JP 3162893 U JP3162893 U JP 3162893U JP 3162893 U JP3162893 U JP 3162893U JP H0684095 U JPH0684095 U JP H0684095U
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- Japan
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- shaped connecting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】小型・軽量で製造も容易でコストダウンを図れ
るとともに、接続用のスペースも小さくできる自動車に
おけるL字形接続管を提供する。 【構成】自動車におけるL字形接続管において、一側部
寄りに外周方向へ張出し重ね合ったフランジ部1を有
し、他側部寄りに外周方向へ張出したパイプ掛止用凸条
部2を有する短い金属管であり、かつその中間部当たり
を、折り曲げ後にバルジ加工して小さい曲率半径の直角
状屈曲部3に形成してなるもの。
るとともに、接続用のスペースも小さくできる自動車に
おけるL字形接続管を提供する。 【構成】自動車におけるL字形接続管において、一側部
寄りに外周方向へ張出し重ね合ったフランジ部1を有
し、他側部寄りに外周方向へ張出したパイプ掛止用凸条
部2を有する短い金属管であり、かつその中間部当たり
を、折り曲げ後にバルジ加工して小さい曲率半径の直角
状屈曲部3に形成してなるもの。
Description
【0001】
本考案は、自動車における容器部とパイプ間を接続するL字形接続管の改良に 係るものである。
【0002】
自動車における容器部と流体給・排用パイプとの間、例えば燃料タンクと燃料 供給パイプ間、燃料濾過器と燃料供給パイプ間、気化器と燃料供給パイプ間等に おいて、その両者を接続するため各々にL字形接続管が用いられている。
【0003】 このL字形接続管として従来は、1)図3で示す如く2本の短管9,10を立 方体形の接続金具11に形成した直交位置の孔に嵌合・固着させたものが用いら れることが多い。
【0004】 また、2)本願出願人の出願に係る実開昭2−40184号公報の第6図で示 される如く、1本の管を湾曲形成したフランジ付パイプを、そのまま短くして接 続管とすることも考えられなくはない。
【0005】
しかしながら、上記1)の2本の短管9,10を立方体形の接続金具11に形 成の直交位置の孔に嵌合・固着させたものは、3個の部品を別個に製造して、そ れを嵌合・固着させるので、製造に手間がかかり、コストも高くつき、かつ重量 が重くなっている。
【0006】 他方、上記2)の1本の管を湾曲形成したフランジ付パイプを、そのまま短く して接続管とするものは、上記公報の第6図から明らかな如く、湾曲部の曲率半 径が大きいものになってしまう。ところが、流体給・排用パイプを接続するため の接続代部分はストレートな一定の長さを必要とするので、該接続代部分は湾曲 部の湾曲が無くなった先方に形成されることになる。
【0007】 そのため、この接続管は全体として長く大きいものになってしまい、重量が重 くなるとともに、自動車のように限られたスペース内に収める必要のある場合の 接続管としては適当なものとはならない。
【0008】 本考案は、上記従来の自動車におけるL字形接続管の問題点を解決しようとす るものである。即ち、本考案の目的は、軽量でコストダウンを図れるとともに、 小型で省スペースをも可能にする、自動車におけるL字形接続管を提供すること にある。
【0009】
本考案に係る自動車におけるL字形接続管Aは、 一側部寄りに外周方向へ張出し重ね合ったフランジ部1を有し、他側部寄りに 外周方向へ張出したパイプ掛止用凸条部2を有する短い金属管であり、
【0010】 かつその中間部当たりを、折り曲げ後にバルジ加工して小さな曲率半径の直角 状屈曲部3に形成してなるものである。
【0011】 上記構成において、金属管とは例えば鉄製・ステンレス製・その他の金属製の ものをいう。また折り曲げにはベンダー(折り曲げ機)またはプレス機を用いれ ばよい。
【0012】 上記フランジ部1および凸条部2の形成と、屈曲部3の形成との先・後は問 わない。図において、4は流体給・排用パイプ6との接続代部分、5は自動車に おける容器部、7はパイプ締付け用リングを示す。
【0013】
上記構成の自動車におけるL字形接続管Aは、まずその製造時に関して、短い 金属管をプレス加工等でフランジ部1とパイプ掛止用凸条部2を形成した金属管 に、その中間部当たりを折り曲げた後に、金型内でバルジ加工して小さい曲率半 径の直角状屈曲部3を形成する。そのため、従来のL字形接続管と異なり、単一 の短い金属管から形成され、かつ孔あけ・嵌合・溶着等の作業が不要で製造に手 間がかからず、コストダウンを図れる。
【0014】 また本考案のL字形接続管Aは、その使用に関して、小さい曲率半径の直角状 屈曲部3からきわめて近い位置に接続代部分4が形成されているので、流体給・ 排用パイプ6との接続は、従来の1本の管を湾曲形成したフランジ付パイプをそ のまま短くして接続管にするものと異なり、接続に伴うスペースが小さくなって いる。さらに接続管自体の重量も軽量化されている。
【0015】
図1および図2は、本考案に係るL字形接続管Aの実施例を示すものである。 短い鉄製管の一側部寄りに、外周方向へ張出し重ね合わせたフランジ部1を有 し、かつ他側部寄りには、外周方向へ張出させたパイプ掛止用の凸条部2を有す る。この形成には例えばプレス加工で行えばよい。
【0016】 そして、該短い鉄製管の中間部当たりに、小さい曲率半径の直角状屈曲部3を 形成してある。この屈曲部3の形成は、鉄製管の中間部当たりを、ベンダーで管 の外径の1.5倍以上の曲率半径で無理なく折り曲げた後、次に該管の外径の1 倍以下の曲率半径をもつ金型でバルジ加工して、小さい曲率半径の直角状屈曲部 3を形成するとともに、屈曲部3での扁平を修正している。
【0017】 上記L字形接続管Aの使用状態は、一側部寄りをフランジ部1にて自動車の容 器部5へ溶着等で固着させる。流体給・排用パイプ6との接続は、該L字形接続 管Aの他側部寄りの接続代部分4に、パイプ掛止用の凸条部2を乗り越えて套合 させ、締付け用リング7で固定させればよい。
【0018】 この場合に、接続代部分4として例えば25mmのストレート部分が必要であ っても、屈曲部3の曲率半径が小さいので、該接続代部分4は屈曲部3に近い箇 所から形成されており、L字形接続管Aはそれ自体として短く小さいし、接続の ためのスペースも少なくなっている。
【0019】
以上で明らかな如く、本考案に係る自動車におけるL字形接続管は、次の効果 を奏する。 1)まずその製造に関して、短い金属管の両側部寄りにフランジ部とパイプ掛 止用凸条部を形成し、中間部当たりを折り曲げ後にバルジ加工して小さい曲率半 径の直角状屈曲部を形成すればよい。そのため、従来のL字形接続管と異なり、 単一のパイプ素材から製造でき、かつ製造が容易であるし、製造コストも大幅に 低減できる。
【0020】 2)またその使用状態に関して、小さい曲率半径で直角状に屈曲してあり、流 体給・排用パイプとの接続代部分を含めて接続管自体を短くできる。そのため、 従来の1本の管を湾曲形成したフランジ付パイプをそのまま短くして接続管にす るものと異なり、重量も軽くなっているとともに、流体給・排用パイプとの接続 に伴うスペースも小さくなり、自動車のように限られたスペース内を有効利用す る必要のある場合の接続管として、最適なものである。
【図1】本考案に係る自動車におけるL字形接続管の実
施例の一部切り欠き正面図である。
施例の一部切り欠き正面図である。
【図2】図1で示したL字形接続管の使用状態例を示す
一部切り欠き正面図である。
一部切り欠き正面図である。
【図3】従来の接続管の例を示す一部切り欠き正面図で
ある。
ある。
A−L字形接続管 1−フランジ部 2−凸条部 3−屈曲部 4−接続代部分 5−容器部 6−流体給・排用パイプ 7−締付け用リン
グ 9−短管 10−短管 11−接続金具
グ 9−短管 10−短管 11−接続金具
Claims (1)
- 【請求項1】一側部寄りに外周方向へ張出し重ね合った
フランジ部1を有し、他側部寄りに外周方向へ張出した
パイプ掛止用凸条部2を有する短い金属管であり、 かつその中間部当たりを、折り曲げ後にバルジ加工して
小さな曲率半径の直角状屈曲部3に形成してなる、自動
車におけるL字形接続管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162893U JPH0684095U (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 自動車におけるl字形接続管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162893U JPH0684095U (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 自動車におけるl字形接続管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684095U true JPH0684095U (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=12336483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3162893U Pending JPH0684095U (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 自動車におけるl字形接続管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0684095U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59130633A (ja) * | 1983-01-17 | 1984-07-27 | Masanobu Nakamura | 小曲率曲管の製造方法 |
JPS59133469A (ja) * | 1983-01-21 | 1984-07-31 | Mitsubishi Electric Corp | 自動絶縁試験方法及び装置 |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP3162893U patent/JPH0684095U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59130633A (ja) * | 1983-01-17 | 1984-07-27 | Masanobu Nakamura | 小曲率曲管の製造方法 |
JPS59133469A (ja) * | 1983-01-21 | 1984-07-31 | Mitsubishi Electric Corp | 自動絶縁試験方法及び装置 |
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