JPH0684090B2

JPH0684090B2 - プリンタ

Info

Publication number: JPH0684090B2
Application number: JP59232349A
Authority: JP
Inventors: 武竹本; 昭男仁木
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1984-11-06
Filing date: 1984-11-06
Publication date: 1994-10-26
Anticipated expiration: 2009-10-26
Also published as: JPS61110575A

Description

【発明の詳細な説明】技術分野この発明は、プリンタに関する。

従来技術一般に、活字ホイールプリンタ，サーマルプリンタ，イ
ンクジエツトプリンタ，ドツトインパクトプリンタ等の
各種プリンタにおいては、用紙終了を検出するペーパエ
ンドセンサを備え、このペーパエンドセンサによつてペ
ーパエンドを検出したときには、プリンタの全機能（動
作）を停止するようにしている。

ところが、オートシートフイーダ等と称される自動給紙
装置（以下「ASF」とも総称す）を装着した場合には、
ペーパエンドセンサがペーパエンドを検出しても、ASF
に用紙が有ればプリンタの全機能を停止する必要がな
く、そのASFがペーパエンドになつたときにプリンタの
全機能を停止すればよい。

そのため、従来は、プリンタにASFが装着されたか否か
を検出するASF検出器を設けると共に、ASFにもペーパエ
ンドになつたか否かを検出するASFペーパエンドセンサ
をも備えて、このASFペーパエンドセンサの検出信号を
コネクタ等を介してプリンタに入力するようにしてい
る。

そのため、ASFを装着するプリンタにおいては別途ASF検
出器を設けなればならず、またASFペーパエンドセンサ
の信号をプリンタに入力するためにコネクタ接続等をし
なければならなくなり、プリンタ並びにASFの構成が複
雑になると共に、ASFの搭載時にコネクタを接続しなけ
ればならないので、ASFの搭載が面倒であるという不都
合がある。

目的この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、プリ
ンタ並びに自動給紙装置の構成を簡単にすると共に、自
動給紙装置の搭載を容易にすることを目的とする。

構成この発明は上記の目的を達成するため、ペーパエンドセ
ンサを備えるとともにカット用紙の自動給紙装置を装着
したプリンタにおいて、自動給紙装置による用紙挿入動
作中にペーパエンドセンサが検出位置での紙無状態を検
出しても紙送り動作を実行させるとともに、自動給紙装
置による用紙挿入動作が終了した後ペーパーエンドセン
サが検出位置での紙有状態を検出したときは所要のプリ
ンタ動作を実行させ、一方、自動給紙装置による用紙挿
入動作による用紙挿入動作が終了した後ペーパエンドセ
ンサが検出位置での紙無状態を検出したときは所要のプ
リンタ動作を停止させる動作制御手段を設けたものであ
る。

以下、この発明の一実施例に基づいて基本的に説明す
る。

第１図は、この発明を実施した自動給紙装置を搭載した
プリンタの一例を示す外観斜視図である。

このプリンタ１には、自動給紙装置（ASF）２を上部に
装着してある。

そのプリンタ１の外筐部は、機構部及び制御部を収納す
る下ケース３及び上ケース４と、活字ホイールやリボン
カセツト等の交換のための開閉可能なカバー５とからな
り、そのカバー５にはキヤラクタスケール６を装着して
ある。

一方、ASF2は、カツト用紙をセツトするホツパ７と、こ
のホツパ７にセツトする用紙を横から押さえる用紙ガイ
ド８と、ホツパ７にセツトした用紙を１枚毎に自動的に
送り出す機構を内蔵した用紙給送部９等を備えている。

また、このプリンタ１の上ケース４の前面には、図示を
省略するが各種のスイツチ及びリボンエンド表示器及び
ペーパエンプテイ表示器等の各種表示器を設置してあ
る。

第２図及び第３図は、このプリンタの機構部を示す概略
平面図及び正面図である。

この機構部は、フレーム11,11間に印字する用紙を巻付
けて給送するプラテン12を回転自在に取付けてある。

このプラテン12は、フレーム11に固着したステツピング
モータからなるラインフイードモータ13によつて、モー
タギヤ14,アイドルギヤ15,このアイドルギヤ15に同動す
るギヤ16,タイミングベルト17及びプラテンギヤ18を介
して駆動されて、自動的に用紙を給送する。

また、このプラテン12の両端部には、各々ノブ19,19を
固着してあり、このノブ19,19を回すことによつて手動
で回転できる。

さらに、このプラテン12の軸のプラテンギヤ18と反対側
には、ASF2用のプラテンギヤ20を固着してある。

また、プラテン12の前方には、第１図に示すようにベイ
ルローラ22を装着したペーパベイル23を揺動自在にプラ
テン12側に付勢して配設してある。

一方、フレーム11,11間に固着したロツド25及びロツド2
6上には、キヤリツジ27をプラテン12に対してその軸方
向に平行移動可能に載置している。

このキヤリツジ27には、活字ホイール28を先端に装着し
たステツピングモータからなるセレクシヨンモータ29
と、このセレクシヨンモータ活字ホイール28の活字を叩
く印字ハンマ30と、図示しないリボンフイード機構とを
備え、またその上面にはインクリボン31を装填したリボ
ンカセツト32が搭載されている。

そして、サブフレーム34には、ステツピングモータから
なるスペースモータ35を装着し、このスペースモータ35
の回転軸にはスペースギヤ36を取付けてある。

また、サブフレーム34,34′の両側部には、スペースモ
ータ35のスペースギヤ36に噛み合うギヤ37を一体形成し
たプーリ38を回転自在に装着する一方、ガイドプーリ39
を回転自在に装着している。

そして、これ等のプーリ38及びガイドプーリ39間にスペ
ースワイヤ40を張装し、このスペースワイヤ40の端部を
キヤリツジ27の側部に固定して、スペースモータ35によ
つてキヤリツジ27をプラテン12に対して平行に移動す
る。

第４図は、プリンタ１及びASF2の要部側面図である。

まず、プリンタ１のプラテン12の下部には、その周囲に
沿つて用紙を案内するデイフレクタ41を固定配置すると
共に、ブラケツト42に回動自在に装着した２個のプレツ
シヤローラ43,44を配設してある。

その２個のプレツシヤローラ43,44を取付けたブラケツ
ト42は、レバー45の一端に回動自在に支持し、そのレバ
ー45の中程をステー46で支持してその他端と前述したフ
レーム11に固着したステー46との間に引張コイルバネ47
を係着してプラテン12側に付勢してあり、それによつて
２個のプレツシヤローラ43,44をプラテン12に押圧接触
させている。

そして、反射型フオトセンサからなるペーパエンドセン
サ51を、デイフレクタ41に穿設したの透孔41aを介して
プラテン12に対向した状態で、ステー47にねじ止めした
センサブラケツト52に取付けている。

一方、ASF2の用紙給送部９の内部には、プリンタ１のプ
ラテン12に同動するプラテンギヤ20に噛合う第１アイド
ラギヤ55と、この第１アイドラギヤ55に噛合つてトルク
を伝達する第２アイドラギヤ56と、この第２アイドラギ
ヤ56に噛合う駆動ギヤ57と、この駆動ギヤ57に一体的に
取付けたホツパ７内の用紙Ｐを送出す送出しローラ58と
を、図示しないフレームに支持してある。

なお、第１アイドラギヤ55には、一方向クラツチを入れ
てプラテンギヤ20の矢示Ｂ方向の回転が送出しローラ58
に伝達されず、プラテンギヤ20の矢示Ａ方向の回転時に
のみ送出しローラ58が回転して用紙を送出すようにして
いる。

第５図は、このプリンタの制御部の一例を示すブロツク
図である。

この制御部は、セントロニクスパラレルインタフエース
あるいはRS232Cシリアルインタフエース等からなるプリ
ンタ・インタフエース61と、CPU,ROM,RAM及びI/O等から
なるマイクロコンピュータ・システムで構成した動作制
御手段を兼ねたマスタ制御回路62と、各種制御回路及び
ドライブ回路とからなる。

そして、そのプリンタ・インタフエース61には、ホスト
システム側から活字コードデータ（活字情報），スペー
ス（キヤリツジ移動量）データ，ラインフイードデータ
等の各種データが入力される。

そして、マスタ制御回路62は、このプリンタ・インタフ
エース61にホストシステム側から転送された各種データ
及び後述する各制御回路からのビジー信号並びに各種セ
ンサの検出信号等に基づいて各部を制御する。

つまり、このマスタ制御回路62は、プラテン12の回動量
及び回転方向を示すラインフイードデータLFD,キヤリツ
ジ27の移動量及び移動方向を示すスペースデータSPD,印
字ハンマ30の駆動を指示する印圧データHMD,インクリボ
ン31のフイードを指示するリボンフイードデータRBD,活
字ホイール28の回転量及び回転方向を示すセレクシヨン
データSELD等を出力して各部を制御する。

ラインフイード制御回路63は、マスタ制御回路62からの
ラインフイードデータLFDに基づいてラインフイードド
ライバ64にドライブパルスを出力してラインフイードモ
ータ13を駆動制御し、プラテン12を所要の方向に所要量
回動させると共に、マスタ制御回路62に対してラインフ
イードビジー信号LFBを出力する。

スペース制御回路65は、マスタ制御回路62からのスペー
スデータSPDに基づいてスペースドラバ66にドライブパ
ルスを出力してスペースモータ35を駆動制御し、キヤリ
ツジ27を所要の方向に所要量移動させると共に、マスタ
制御回路62に対してスペースビジー信号SPBを出力す
る。

ハンマ制御回路67は、マスタ制御回路62からの印圧デー
タHMDに基づいてハンマドライバ68にドライブパルスを
出力して印字ハンマ30を構成するハンママグネツト30A
を駆動制御し、ハンマ30Bによつて活字ホイール28の活
字を所要の印圧で叩かせると共に、マスタ制御回路62に
対してハンマビジー信号HMBを出力する。

リボン制御回路69は、マスタ制御回路62からのリボンフ
イードデータRBDに応じてリボンドライバ70にドライブ
パルスを出力してリボンフイードモータ71を駆動制御し
て、インクリボン31を所要量フイードする。

セレクシヨン制御回路72は、マスタ制御回路62からのセ
レクシヨンデータSELDに基づいてセレクシヨンドライバ
73にドライブパルスを出力してセレクシヨンモータ29を
駆動制御し、活字ホイール28を所要の方向に所要量回転
させ、印字する活字を印字ハンマ30によつて叩かれる位
置にすると共に、マスタ制御回路62に対してセレクシヨ
ンビジー信号SELBを出力する。

また、マスタ制御回路62は、ペーパエンドセンサ51から
の検出信号を入力して、プリンタの動作停止，動作再
開，キヤリツジ移動制御等をすると共に、用紙が無くな
ったことを表示するペーパエンプテイ表示器74の点灯制
御をする。

なお、マスタ制御回路62には、これ等のセンサ，スイツ
チ以外にも操作パネルに設けた各種スイツチからの指示
信号も入力され、それに基づく制御も実行するがその説
明は省略する。

次に、このように構成したこの実施例の作用について第
６図をも参照して説明する。なお、第６図（イ）はペー
パエンドセンサ51によるペーパエンドの検出結果（紙無
／紙有）を示し、同図（ロ）はマスタ制御回路62による
処理の流れを示している。

まず、ASFが搭載された場合、電源オン時には用紙がセ
ツトされていないので、ペーパエンドセンサ51の検出結
果は紙無になつている。

一方、マスタ制御回路62は、ASF用紙挿入指令が入力さ
れたときには、ペーパエンドセンサ51が、検出位置での
紙無状態を検出していても、紙送り動作（ラインフイー
ド／バツクラインフイード）を中止することなく、紙送
り動作（用紙挿入）を実行する。

つまり、マスタ制御回路62は、まずラインフイードモー
タ13を駆動制御してプラテン12を第５図の矢示Ａ方向に
回動させ、それによつて、ASF2の送出しローラ58が回動
してプリンタ１に用紙Ｐを送出する。

そこで、マスタ制御回路62は、用紙Ｐの先端がプラテン
12に届いた頃をみはからつて（そのタイミングは予め定
めてある）ラインフイードモータ13を逆方向に駆動制御
して、プラテン12を第４図の矢示Ｂ方向に回動させる。

それによつて、用紙Ｐがプラテン12とプレツシヤローラ
43,44との間で挟まれて摩擦によつて送られ、用紙挿入
動作が終了する。

なお、プリンタにASFを搭載して給紙動作を行なうとき
には、通常第７図に示すようにキヤリツジ27を実線図示
のホーム位置から破線図示のプラテン12の略中央部近付
に移動し、キヤリツジ27のプラテン対向面を給紙される
用紙をプラテン12に巻廻す際のペーパガイドとして機能
させるようにしている。

そこで、このような動作を行なうときには、紙送り動作
の一環としてキヤリツジ27のプラテン中央部への移動動
作（スペース動作）をも許可すればよい。

すなわち、ペーパエンドセンサがペーパエンドを検出し
たときには、印字動作のみを禁止するようにすることも
できる。

この用紙挿入動作終了時点では、ASF2に用紙Ｐが有れ
ば、その用紙Ｐがプリンタ１内に送り込まれるので、ペ
ーパエンドセンサ51の検出結果は第６図（イ）に示すよ
うに紙有になるのに対して、ASF2に用紙Ｐが無ければ、
ペーパエンドセンサ51の検出結果は紙無になる。

そこで、マスタ制御回路62は、用紙挿入動作終了後、ペ
ーパエンドセンサ51の検出結果をチエツクしてペーパエ
ンドか否かを判別する。

このとき、ペーパエンドでなければ、所要の印字／改行
等の動作（本明細書において、「プリンタ動作」とい
う）を行ない、動作終了後用紙を排出する。なお、印字
動作とは、このプリンタのように活字ホイールプリンタ
にあつては、印字ハンマによる活字のインパクト動作等
を、またインクジエツトプリンタにあつては、インクの
噴射動作等を云う。

これに対して、ペーパエンドであれば、前述したように
ASF2内に用紙が無いと判断できるので、ペーパエンプテ
イ表示器74を点灯制御して、オペレータに用紙のセツト
を促して、プリンタを停止する。

このように、このプリンタにおいては、ペーパエンドセ
ンサが検出位置での紙無状態を検出していても、常にプ
リンタの全動作を停止しないで、紙送り動作の指令が入
つたときには、動作を許可し、印字動作の指令が入つて
いるときには動作を停止する。

それによつて、プリンタのペーパエンドセンサによつ
て、ASFペーパエンドセンサを実質的に兼ねることがで
き、これ等の検出器並びにセンサが不要になり、それ等
の検出信号をプリンタに入力するためのコネクタ等も不
要になる。

したがつて、プリンタの構成及びASFの構成も簡単にな
ると共に、ASFの搭載が容易になる。

なお、上記実施例においては、この発明を活字ホイール
型プリンタに実施した例について述べたが、これに限る
ものではなく、例えばサーマルプリンタ，インクジエツ
トプリンタ，ドツトインパクトプリンタ等の各種プリン
タに実施できることは云うまでもない。

効果以上説明したように、この発明によれば、ASFペーパエ
ンドセンサを実質的に兼ねることができるので、プリン
タ並びに自動給紙装置の構成が簡単になり、また自動給
紙装置の搭載が容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明を実施した自動給紙装置を搭載した
プリンタの一例を示す外観斜視図、第２図及び第３図は、同じくその印字機構部の一例を示
す略平面図及び正面図、第４図は、同じくそのプリンテ及びASFの要部側面図、第５図は、同じくプリンタの制御部の一例を示すブロツ
ク図、第６図は、同じくその動作説明に供するタイミングチヤ
ート図及びフロー図である。第７図は、同じくその動作説明に供する通常時と用紙挿
入時のキヤリツジ位置を示す説明図である。１……プリンタ、２……自動給紙装置 12……プリンタ、13……ラインフイードモータ 51……ペーパエンドセンサ 62……マスタ制御回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ペーパエンドセンサを備えるとともにカッ
ト用紙の自動給紙装置を装着したプリンタにおいて、前記自動給紙装置による用紙挿入動作中に前記ペーパエ
ンドセンサが検出位置での紙無状態を検出しても紙送り
動作を実行させるとともに、前記自動給紙装置による用
紙挿入動作が終了した後前記ペーパーエンドセンサが検
出位置での紙有状態を検出したときは所要のプリンタ動
作を実行させ、一方、前記自動給紙装置による用紙挿入
動作による用紙挿入動作が終了した後前記ペーパエンド
センサが検出位置での紙無状態を検出したときは所要の
プリンタ動作を停止させる動作制御手段を設けたことを
特徴とするプリンタ。