JPH0684056B2 - 積層構造体 - Google Patents
積層構造体Info
- Publication number
- JPH0684056B2 JPH0684056B2 JP31034186A JP31034186A JPH0684056B2 JP H0684056 B2 JPH0684056 B2 JP H0684056B2 JP 31034186 A JP31034186 A JP 31034186A JP 31034186 A JP31034186 A JP 31034186A JP H0684056 B2 JPH0684056 B2 JP H0684056B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- foaming
- weight
- olefin resin
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は架橋オレフィン系樹脂連続気泡発泡体を用いた
積層構造体に関する。
積層構造体に関する。
(従来の技術) 現在プラスチックフィルムのような2次元的広がりを有
する基材とオレフィン系樹脂発泡体とを積層してなる積
層構造体は、断熱材、梱包材、クッション材等として多
量に使用されているが、その発泡体層は殆ど独立気泡発
泡体であり、吸水性、通気性等を必要とする用途には使
用することができないものである。また従来からオレフ
ィン系樹脂を用いて一旦独立気泡発泡体を製造し、これ
を加熱膨脹により発泡させて連続気泡を有する発泡体を
製造する方法も知られているが、このような方法によっ
て製造された発泡体は「へたり」を生じ、弾力がなく、
均一な破泡が困難で気泡径も粗大になり、このためキメ
が荒くて手触りが悪く商品価値の低いものであった。
する基材とオレフィン系樹脂発泡体とを積層してなる積
層構造体は、断熱材、梱包材、クッション材等として多
量に使用されているが、その発泡体層は殆ど独立気泡発
泡体であり、吸水性、通気性等を必要とする用途には使
用することができないものである。また従来からオレフ
ィン系樹脂を用いて一旦独立気泡発泡体を製造し、これ
を加熱膨脹により発泡させて連続気泡を有する発泡体を
製造する方法も知られているが、このような方法によっ
て製造された発泡体は「へたり」を生じ、弾力がなく、
均一な破泡が困難で気泡径も粗大になり、このためキメ
が荒くて手触りが悪く商品価値の低いものであった。
これを解決するため特開昭56-121739号公報、特公昭54-
63172号公報には、オレフィン系樹脂を用いて一旦独立
気泡を形成した後、加圧破泡する方法が記載されている
が、このような方法では工程が二段階となる上に、得ら
れた発泡体は厚さが薄くなってしまい、気泡は連続化さ
れても、気泡膜が重なりあって吸収性、通気性ともに不
十分となり、製品の形態も単板状のみとなり使用上種々
の障害を生ずるという問題があった。
63172号公報には、オレフィン系樹脂を用いて一旦独立
気泡を形成した後、加圧破泡する方法が記載されている
が、このような方法では工程が二段階となる上に、得ら
れた発泡体は厚さが薄くなってしまい、気泡は連続化さ
れても、気泡膜が重なりあって吸収性、通気性ともに不
十分となり、製品の形態も単板状のみとなり使用上種々
の障害を生ずるという問題があった。
(発明が解決しようとする問題点) 以上要するに、従来の実用的な発泡積層構造体は、いず
れも基材面に予め発泡させたオレフィン系樹脂発泡シー
トを貼着させて構成されたものであった。また従来の積
層構造体に用いられるオレフィン系樹脂からなる連続気
泡発泡体は、「へたり」を生じやすく、弾力がなく、均
一な破泡が困難で気泡径の粗大なものか、工程が二段階
で、得られた発泡体の厚さが薄く、気泡が連続化されて
いても気泡膜が重なりあって吸収性、通気性に乏しいも
のであった。
れも基材面に予め発泡させたオレフィン系樹脂発泡シー
トを貼着させて構成されたものであった。また従来の積
層構造体に用いられるオレフィン系樹脂からなる連続気
泡発泡体は、「へたり」を生じやすく、弾力がなく、均
一な破泡が困難で気泡径の粗大なものか、工程が二段階
で、得られた発泡体の厚さが薄く、気泡が連続化されて
いても気泡膜が重なりあって吸収性、通気性に乏しいも
のであった。
本発明はこれら従来の欠点を解消すべくなされたもの
で、簡単な単一の工程で、すなわち破泡のための別工程
を必要とせずに、圧縮特性、吸水性、耐候性および感触
のすぐれたオレフィン系樹脂連続発泡体層を有する積層
構造体を提供することを目的とする。
で、簡単な単一の工程で、すなわち破泡のための別工程
を必要とせずに、圧縮特性、吸水性、耐候性および感触
のすぐれたオレフィン系樹脂連続発泡体層を有する積層
構造体を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわち本発明の積層構造体は、基材の少くとも一方の
面に、(A)オレフィン系樹脂に(B)発泡剤と(C)
有機過酸化物架橋剤とを配合してなる発泡性組成物を配
置し、加熱により前記発泡性組成物を発泡させてなる積
層構造体であって、 前記発泡性組成物における(A)のオレフィン系樹脂
は、(B)の発泡剤と(C)の有機過酸化物架橋剤の分
解温度で溶融可能な融点を有し、(B)の発泡剤は
(A)のオレフィン系樹脂の溶融する温度でこのオレフ
ィン系樹脂に連続気泡を形成させかつこの連続気泡を所
定の時間維持するに充分な量だけ含有され、さらに
(C)の有機過酸化物架橋剤は前記(A)のオレフィン
系樹脂の連続気泡の形成中または形成後この連続気泡が
維持されている間にこれを架橋可能とされていることを
特徴としている。
面に、(A)オレフィン系樹脂に(B)発泡剤と(C)
有機過酸化物架橋剤とを配合してなる発泡性組成物を配
置し、加熱により前記発泡性組成物を発泡させてなる積
層構造体であって、 前記発泡性組成物における(A)のオレフィン系樹脂
は、(B)の発泡剤と(C)の有機過酸化物架橋剤の分
解温度で溶融可能な融点を有し、(B)の発泡剤は
(A)のオレフィン系樹脂の溶融する温度でこのオレフ
ィン系樹脂に連続気泡を形成させかつこの連続気泡を所
定の時間維持するに充分な量だけ含有され、さらに
(C)の有機過酸化物架橋剤は前記(A)のオレフィン
系樹脂の連続気泡の形成中または形成後この連続気泡が
維持されている間にこれを架橋可能とされていることを
特徴としている。
上記発泡性組成物としては、例えば (a)オレフィン系樹脂 100重量部 (b)分解開始温度(TDS)が120〜160℃で分解完了
温度(TDP)が150〜210℃で、かつTDS=前記オレフィン
系樹脂の融点+20〜70℃を満足する発泡剤1〜20重量部 (c)1分半減温度(T1/2)が140〜190℃の有機過酸
化物架橋剤 0.3〜5重量部 (d)α−オレフィン変性界面活性剤 0.1〜10重量部 および (e)プロセスオイル 0.1〜30重量部 からなるものが使用可能である。
温度(TDP)が150〜210℃で、かつTDS=前記オレフィン
系樹脂の融点+20〜70℃を満足する発泡剤1〜20重量部 (c)1分半減温度(T1/2)が140〜190℃の有機過酸
化物架橋剤 0.3〜5重量部 (d)α−オレフィン変性界面活性剤 0.1〜10重量部 および (e)プロセスオイル 0.1〜30重量部 からなるものが使用可能である。
上記発泡組成物に使用される(a)のオレフィン系樹脂
は、オレフィンを主成分とする単独重合体および共重合
体であり、例えば高圧法ポリエチレン、低圧法低密度ポ
リエチレン、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチ
レン−ビニルエステル共重合体、エチレン−アクリル酸
アルキル共重合体、エチレン−プロピレン系共重合体、
エチレン−α−オレフィン系共重合体、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体およびこれらの混合物等があげられる。
は、オレフィンを主成分とする単独重合体および共重合
体であり、例えば高圧法ポリエチレン、低圧法低密度ポ
リエチレン、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチ
レン−ビニルエステル共重合体、エチレン−アクリル酸
アルキル共重合体、エチレン−プロピレン系共重合体、
エチレン−α−オレフィン系共重合体、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体およびこれらの混合物等があげられる。
また上記組成物に使用される(b)の発泡剤としては、
アゾビスイソブチロニトリル、アゾジカルボンアミド、
P-トルエンスルホニルヒドラジド、ジニトロンペンタメ
チレンテトラミン、4,4′‐オキシビスベンゼンスルホ
ニルヒドラジド等があげられるが、このうち特にアゾジ
カルボンアミドが適している。
アゾビスイソブチロニトリル、アゾジカルボンアミド、
P-トルエンスルホニルヒドラジド、ジニトロンペンタメ
チレンテトラミン、4,4′‐オキシビスベンゼンスルホ
ニルヒドラジド等があげられるが、このうち特にアゾジ
カルボンアミドが適している。
これらの発泡剤の配合量は、オレフィン系樹脂100重量
部に対して、1〜20重量部の範囲が適当であるが、目的
とする発泡倍率および使用する発泡剤のガス発生量等か
ら使用量はこの範囲内で適宜決定する。
部に対して、1〜20重量部の範囲が適当であるが、目的
とする発泡倍率および使用する発泡剤のガス発生量等か
ら使用量はこの範囲内で適宜決定する。
また上記発泡組成物において使用される発泡剤は分解開
始温度(TDS)が120〜160℃で分解完了温度(TDP)が1
50〜210℃のものである。120℃より低いと気泡が粗大に
なってしまい、逆に160℃より高い場合は架橋が先行し
やすく独立気泡系の発泡体になりやすい。単品で上記の
分解温度条件を満足することは困難なことが多いので、
尿素系化合物、酸化亜鉛、亜鉛化合物、鉛系化合物等の
分解促進剤を1〜10重量部添加して発泡剤の分解開始温
度(TDS)および完了温度(TDP)をそれぞれ調節するこ
とが望ましい。また、必要に応じて、2種類、3種類を
併用することも可能であり、むしろこの方が好ましい。
なお分解開始温度(TDS)および分解完了温度(TDP)は
示差熱天秤において、10℃/分の昇温速度で測定したと
きのもので図に示す示差熱分析曲線(DTA)の各点を意
味する。
始温度(TDS)が120〜160℃で分解完了温度(TDP)が1
50〜210℃のものである。120℃より低いと気泡が粗大に
なってしまい、逆に160℃より高い場合は架橋が先行し
やすく独立気泡系の発泡体になりやすい。単品で上記の
分解温度条件を満足することは困難なことが多いので、
尿素系化合物、酸化亜鉛、亜鉛化合物、鉛系化合物等の
分解促進剤を1〜10重量部添加して発泡剤の分解開始温
度(TDS)および完了温度(TDP)をそれぞれ調節するこ
とが望ましい。また、必要に応じて、2種類、3種類を
併用することも可能であり、むしろこの方が好ましい。
なお分解開始温度(TDS)および分解完了温度(TDP)は
示差熱天秤において、10℃/分の昇温速度で測定したと
きのもので図に示す示差熱分析曲線(DTA)の各点を意
味する。
これらの発泡剤または発泡剤と分解促進剤の組合せは、
使用するオレフィン系樹脂に応じて次の関係を有するよ
うに調整される。
使用するオレフィン系樹脂に応じて次の関係を有するよ
うに調整される。
分解開始温度(TDS)= (使用するオレフィン系樹脂の融点)+20〜70℃ 分解開始温度(TDS)が使用するオレフィン系樹脂の融
点+20℃より低いと、発泡に樹脂の粘度が追従できずガ
ス抜けが発生してしまい、逆にオレフィン系樹脂に融点
+70℃を越えると、樹脂が流れてしまい気泡生成がうま
くできないようになる。
点+20℃より低いと、発泡に樹脂の粘度が追従できずガ
ス抜けが発生してしまい、逆にオレフィン系樹脂に融点
+70℃を越えると、樹脂が流れてしまい気泡生成がうま
くできないようになる。
上記発泡組成物において使用される(c)の有機過酸化
物架橋剤としては、1分半減温度(T1/2)の140℃〜19
0℃の範囲にあるものが使用される。1分半減温度(T
1/2)が140℃より低いと架橋が先行して発泡が独立気泡
となってしまい、190℃より高くなると架橋度が不足と
なって粗大気泡となってしまう。なお有機過酸化物をさ
らに多量に添加することにより粗大気泡を防ぐことはで
きるが、このように有機過酸化物を多量に添加化するの
は不経済である。
物架橋剤としては、1分半減温度(T1/2)の140℃〜19
0℃の範囲にあるものが使用される。1分半減温度(T
1/2)が140℃より低いと架橋が先行して発泡が独立気泡
となってしまい、190℃より高くなると架橋度が不足と
なって粗大気泡となってしまう。なお有機過酸化物をさ
らに多量に添加することにより粗大気泡を防ぐことはで
きるが、このように有機過酸化物を多量に添加化するの
は不経済である。
上記発泡組成物に使用される有機過酸化物架橋剤として
は、例えば次のようなものがあげられる。なお括弧内の
数字は1分半減温度(℃)である。
は、例えば次のようなものがあげられる。なお括弧内の
数字は1分半減温度(℃)である。
1,1-ビス(t-ブチルパーオキシ)シクロヘキサン(15
4)、t-ブチルパーオキシマレイン酸(167)、t-ブチル
パーオキシラウレート(165)、t-ブチルパーオキシ‐
3,5,5-トリメチルヘキサン(165)、シクロヘキサンパ
ーオキサイド(174)、t-ブチルパーオキシアリルカー
ボネート(172)、t-ブチルパーオキシイソプロピルカ
ーボネート(158)、2,5-ジメチル‐2,5-ジ(ベンゾイ
ルパーオキシ)ヘキサン(162)、2,2-ビス(t-ブチル
パーオキシ)オクタン(159)、t-ブチルパーオキシア
セテート(160)、2,2-ビス(t-ブチルパーオキシ)ブ
タン(160.5)、t-ブチルパーオキシベンゾエート(17
0)、n-ブチル‐4,4-ビス(t-ブチルパーオキシベルレ
ート(166)、ジ−t−ブチルジパーオキシイソフタレ
ート(168)、メチルエチルケトンパーオキサイド(17
1)、ジクミルパーオキサイド(171)、2,5-ジメチル‐
2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)ヘキサン(179)、α,
α′−ビス(t-ブチルパーオキシ‐m-イソプロピル)ベ
ンゼン(179)、t-ブチルクミルパーオキサイド(17
6)、ジ‐t-ブチルパーオキサイド(186) これらの有機過酸化物架橋剤は、オレフィン系樹脂100
重量部に対して0.3〜5重量部の範囲で配合する必要が
ある。5重量部を越えると架橋効率の向上が望めず、0.
3重量部未満では十分な架橋度が得られない。
4)、t-ブチルパーオキシマレイン酸(167)、t-ブチル
パーオキシラウレート(165)、t-ブチルパーオキシ‐
3,5,5-トリメチルヘキサン(165)、シクロヘキサンパ
ーオキサイド(174)、t-ブチルパーオキシアリルカー
ボネート(172)、t-ブチルパーオキシイソプロピルカ
ーボネート(158)、2,5-ジメチル‐2,5-ジ(ベンゾイ
ルパーオキシ)ヘキサン(162)、2,2-ビス(t-ブチル
パーオキシ)オクタン(159)、t-ブチルパーオキシア
セテート(160)、2,2-ビス(t-ブチルパーオキシ)ブ
タン(160.5)、t-ブチルパーオキシベンゾエート(17
0)、n-ブチル‐4,4-ビス(t-ブチルパーオキシベルレ
ート(166)、ジ−t−ブチルジパーオキシイソフタレ
ート(168)、メチルエチルケトンパーオキサイド(17
1)、ジクミルパーオキサイド(171)、2,5-ジメチル‐
2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)ヘキサン(179)、α,
α′−ビス(t-ブチルパーオキシ‐m-イソプロピル)ベ
ンゼン(179)、t-ブチルクミルパーオキサイド(17
6)、ジ‐t-ブチルパーオキサイド(186) これらの有機過酸化物架橋剤は、オレフィン系樹脂100
重量部に対して0.3〜5重量部の範囲で配合する必要が
ある。5重量部を越えると架橋効率の向上が望めず、0.
3重量部未満では十分な架橋度が得られない。
また上記発泡組成物に使用する有機過酸化物架橋剤は、
発泡剤の分解完了温度(TDP)と1分半減温度(T1/2)
の差(TDP−T1/2)が0℃に近くなるように選定し、ま
たは発泡剤の分解促進剤を選定することが好ましい。
発泡剤の分解完了温度(TDP)と1分半減温度(T1/2)
の差(TDP−T1/2)が0℃に近くなるように選定し、ま
たは発泡剤の分解促進剤を選定することが好ましい。
このように上記発泡性組成物においては、発泡剤の分解
開始温度(TDS)、分解完了温度(TDP)および架橋用有
機過酸化物の1分半減温度(T1/2)のバランスを取
り、かつ界面活性剤、プロセスオイルの添加により生成
した気泡を微細に保ちつつ破泡させる。
開始温度(TDS)、分解完了温度(TDP)および架橋用有
機過酸化物の1分半減温度(T1/2)のバランスを取
り、かつ界面活性剤、プロセスオイルの添加により生成
した気泡を微細に保ちつつ破泡させる。
また上記発泡組成物において使用される(d)のα−オ
レフィン変性界面活性剤は、炭素数が4〜16のα−オレ
フィンで変性されたものが適しており、例えばポリオキ
シエチレンラウリルエーテル、オキシエチレンオキシプ
ロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、パーフルオロアルキルエチレンオキシド、
α−オレフィン変性シリコーン等があげられる。
レフィン変性界面活性剤は、炭素数が4〜16のα−オレ
フィンで変性されたものが適しており、例えばポリオキ
シエチレンラウリルエーテル、オキシエチレンオキシプ
ロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、パーフルオロアルキルエチレンオキシド、
α−オレフィン変性シリコーン等があげられる。
これらのα−オレフィン変性界面活性剤はオレフィン系
樹脂への相溶性が良好でオレフィン系樹脂への混練をス
ムーズに行なうことができるため、整泡剤としての効果
を安定して得ることができる。
樹脂への相溶性が良好でオレフィン系樹脂への混練をス
ムーズに行なうことができるため、整泡剤としての効果
を安定して得ることができる。
これらのα−オレフィン変性界面活性剤は、オレフィン
系樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲で配合
する必要がある。0.1重量部未満であるとその効果が十
分得られず、10重量部を越えても効果はそれ以上増大せ
ず不経済である上にかえってブリード等の問題が発生し
やすくなる。
系樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲で配合
する必要がある。0.1重量部未満であるとその効果が十
分得られず、10重量部を越えても効果はそれ以上増大せ
ず不経済である上にかえってブリード等の問題が発生し
やすくなる。
さらに上記発泡組成物に用いられる(e)のプロセスオ
イルとしてはゴム、粘着剤等に用いられるナフテン系オ
イルがあげられるが、特にアニリン点が 100℃以下、4
0℃における粘度が150cSt以下、SP値が7.5〜8.5のナフ
テン系オイルを使用した場合に安定した効果を得ること
ができる。これらのプロセスオイルの配合量は、オレフ
ィン系樹脂100重量部に対して、0.1〜30重量部の範囲と
する必要がある。最適配合量は使用するオレフィン系樹
脂の種類により異なるが0.1重量部未満では界面活性剤
効果、可塑剤効果が十分得られず、30重量部を越えると
ブリードを発生するようになる。
イルとしてはゴム、粘着剤等に用いられるナフテン系オ
イルがあげられるが、特にアニリン点が 100℃以下、4
0℃における粘度が150cSt以下、SP値が7.5〜8.5のナフ
テン系オイルを使用した場合に安定した効果を得ること
ができる。これらのプロセスオイルの配合量は、オレフ
ィン系樹脂100重量部に対して、0.1〜30重量部の範囲と
する必要がある。最適配合量は使用するオレフィン系樹
脂の種類により異なるが0.1重量部未満では界面活性剤
効果、可塑剤効果が十分得られず、30重量部を越えると
ブリードを発生するようになる。
さらに上記発泡性組成物には必要により抗酸化剤、顔
料、紫外線安定剤、無機充填剤、難燃剤、その他の添加
剤、あるいは他の樹脂等をブレンドすることができる。
料、紫外線安定剤、無機充填剤、難燃剤、その他の添加
剤、あるいは他の樹脂等をブレンドすることができる。
またさらに本発明に使用される基材としては、プラスチ
ックフィルム、不織布、紙、金属箔、網状物およびパイ
ル地等を単独で、または組合せて用いることができる。
ックフィルム、不織布、紙、金属箔、網状物およびパイ
ル地等を単独で、または組合せて用いることができる。
本発明において基材とオレフィン系樹脂発泡体シートと
を積層させるには、前述した発泡性組成物を発泡剤の分
解温度より低い温度でシート状に溶融押出し成形し、成
形直後の軟化状態にある間に基材と圧着ラミネートした
り、あるいは予め製造しておいて発泡性組成物シートと
基材とを熱圧着ラミネートにより積層させればよい。
を積層させるには、前述した発泡性組成物を発泡剤の分
解温度より低い温度でシート状に溶融押出し成形し、成
形直後の軟化状態にある間に基材と圧着ラミネートした
り、あるいは予め製造しておいて発泡性組成物シートと
基材とを熱圧着ラミネートにより積層させればよい。
基材とシート状の発泡性組成物との積層は用途に応じ
て、互いに1枚ずつで積層させたり、1枚の発泡組成物
シートの両面を基材で挟んで積層させたり、逆に1枚の
基材の両面を発泡組成物シートで挟んで積層させる。
て、互いに1枚ずつで積層させたり、1枚の発泡組成物
シートの両面を基材で挟んで積層させたり、逆に1枚の
基材の両面を発泡組成物シートで挟んで積層させる。
このようにして積層された積層構造体は、発泡組成物の
発泡および架橋を行う必要な温度以上の温度、具体的に
は150〜250℃の間で加熱して、発泡組成物シートを発泡
させる。この加熱は、好ましくは発泡開始温度までは急
速に行ない、発泡開始温度以後はゆっくり加熱する。加
熱の方法は熱風、赤外線ヒーター、高周波加熱等の任意
の手段を利用することができる。
発泡および架橋を行う必要な温度以上の温度、具体的に
は150〜250℃の間で加熱して、発泡組成物シートを発泡
させる。この加熱は、好ましくは発泡開始温度までは急
速に行ない、発泡開始温度以後はゆっくり加熱する。加
熱の方法は熱風、赤外線ヒーター、高周波加熱等の任意
の手段を利用することができる。
本発明の積層構造体は、発泡後冷却することにより気泡
構造が固定される。このときの冷却温度は50℃以下が望
ましい。なお必要に応じて架橋促進のため発泡完了後、
気泡構造が破壊されない温度と時間で加熱熟成した後冷
却することも可能である。
構造が固定される。このときの冷却温度は50℃以下が望
ましい。なお必要に応じて架橋促進のため発泡完了後、
気泡構造が破壊されない温度と時間で加熱熟成した後冷
却することも可能である。
本発明の積層構造体は、その発泡に際して、一段加熱法
により発泡させることができ加圧によって破泡する工程
を必要としない。このため、バッチ式構造方法だけでな
く、エンドレス方式の製造が可能である。すなわち薄層
発泡シートは本発明の発泡性組成物を薄いフィルム状に
成形後基材と積層して加熱炉を通過させることにより、
また厚手シートはペレットを単層に散布した状態で加熱
炉を通過させることにより製造することができる。さら
に塊状発泡体を一旦製造し、これをスライスして積層す
る従来法により生産性を高めることも可能である。勿論
これらの組成物を得る段階で押出機やニーダー、その他
の混合方法をとる場合その温度を架橋剤および発泡剤が
実質的に分解しない温度である必要がある。
により発泡させることができ加圧によって破泡する工程
を必要としない。このため、バッチ式構造方法だけでな
く、エンドレス方式の製造が可能である。すなわち薄層
発泡シートは本発明の発泡性組成物を薄いフィルム状に
成形後基材と積層して加熱炉を通過させることにより、
また厚手シートはペレットを単層に散布した状態で加熱
炉を通過させることにより製造することができる。さら
に塊状発泡体を一旦製造し、これをスライスして積層す
る従来法により生産性を高めることも可能である。勿論
これらの組成物を得る段階で押出機やニーダー、その他
の混合方法をとる場合その温度を架橋剤および発泡剤が
実質的に分解しない温度である必要がある。
このようにして得られた本発明の積層構造体の発泡層
は、純白で通気性、吸水性、耐候性に優れ、独立気泡型
のものより柔軟で、風合い、触感に優れており、したが
ってカーペット、緩衝材、断熱材、吸音材等として好適
している。
は、純白で通気性、吸水性、耐候性に優れ、独立気泡型
のものより柔軟で、風合い、触感に優れており、したが
ってカーペット、緩衝材、断熱材、吸音材等として好適
している。
(実施例) 次に実施例について説明する。
実施例1 メルトインデックス15.0、酢酸ビニル含量14%のエチレ
ン酢酸ビニル共重合体(融点90℃)100重量部、アゾジ
カルボンアミド8重量部、ジクミルパーオキサイド(1
分半減温度171℃)1.5重量部、尿素3重量部、酸化亜鉛
2重量部、α−オレフィン変性界面活性剤(α−オレフ
ィン変性シリコーン)2重量部およびプロセスオイル10
重量部を表面温度100℃のミキシングロール上で5分間
混練した。なおこの混練物中のアゾジカルボンアミドの
分解開始温度(TDS)は140℃、分解完了温度(TDP)は1
60℃である。
ン酢酸ビニル共重合体(融点90℃)100重量部、アゾジ
カルボンアミド8重量部、ジクミルパーオキサイド(1
分半減温度171℃)1.5重量部、尿素3重量部、酸化亜鉛
2重量部、α−オレフィン変性界面活性剤(α−オレフ
ィン変性シリコーン)2重量部およびプロセスオイル10
重量部を表面温度100℃のミキシングロール上で5分間
混練した。なおこの混練物中のアゾジカルボンアミドの
分解開始温度(TDS)は140℃、分解完了温度(TDP)は1
60℃である。
次いでこの混練物を、100℃のプレス成型機で1mm厚さの
発泡性組成物シートに成型した。この発泡性組成物シー
トを公知の熱圧着ラミネーターにより厚さ2.0mmのパイ
ル地と積層し、さらにテフロンシート上に置き180℃の
熱風オーブン中で約4分間加熱したところ発泡性組成物
シートは均一に発泡した。これを室温で10分間冷却して
純白の手触りのよい柔軟な連続気泡の発泡体層を有する
積層構造体を得た。この積層構造体における発泡体の特
性を第1表に示す。
発泡性組成物シートに成型した。この発泡性組成物シー
トを公知の熱圧着ラミネーターにより厚さ2.0mmのパイ
ル地と積層し、さらにテフロンシート上に置き180℃の
熱風オーブン中で約4分間加熱したところ発泡性組成物
シートは均一に発泡した。これを室温で10分間冷却して
純白の手触りのよい柔軟な連続気泡の発泡体層を有する
積層構造体を得た。この積層構造体における発泡体の特
性を第1表に示す。
第 1 表 厚さ mm 15 みかけ密度 g/cm3 0.065 圧縮強度(50%)kg/cm2 0.42 引張強さ kg/cm2 2.0 伸び % 250 圧縮永久歪 (75%圧縮) % 6 気泡径 mm 0.25〜0.3 連続気泡率 % 98 剥離強度 材 破 実施例2 実施例1において成型機で成型した発泡組成物シートを
公知の熱圧着ラミネーターを用いて厚さ2.0mmのポリエ
ステル不織布と積層させ、これをテフロンシート上に置
き180℃に予熱した調理用電子レンジ(松下電器産業社
製)に入れ、高周波加熱したところ2分間で均一に発泡
した。これを取出して室温放冷したところ、実施例1で
得た積層構造体と同様の特性の発泡体層を有する積層構
造体が得られた。
公知の熱圧着ラミネーターを用いて厚さ2.0mmのポリエ
ステル不織布と積層させ、これをテフロンシート上に置
き180℃に予熱した調理用電子レンジ(松下電器産業社
製)に入れ、高周波加熱したところ2分間で均一に発泡
した。これを取出して室温放冷したところ、実施例1で
得た積層構造体と同様の特性の発泡体層を有する積層構
造体が得られた。
実施例3 メルトインデックス20、密度0.916g/cm3の低密度ポリエ
チレン(融点114℃)100重量部、アゾジカルボンアミド
8重量部、α,α−ビス(t-ブチルパーオキシ‐m-イソ
プロピル)ベンゼン(1分半減温度179℃)2.0重量部、
尿素3重量部、酸化亜鉛2重量部、α−オレフィン変性
界面活性剤(α−オレフィン変性シリコーン)2重量部
およびプロセスオイル5重量部を、表面温度110℃のミ
キシングロールで5分間混練した。なおこの混練物中の
アゾジカルボンアミドの分解開始温度(TDS)は140℃、
分解完了温度(TDP)は160℃である。
チレン(融点114℃)100重量部、アゾジカルボンアミド
8重量部、α,α−ビス(t-ブチルパーオキシ‐m-イソ
プロピル)ベンゼン(1分半減温度179℃)2.0重量部、
尿素3重量部、酸化亜鉛2重量部、α−オレフィン変性
界面活性剤(α−オレフィン変性シリコーン)2重量部
およびプロセスオイル5重量部を、表面温度110℃のミ
キシングロールで5分間混練した。なおこの混練物中の
アゾジカルボンアミドの分解開始温度(TDS)は140℃、
分解完了温度(TDP)は160℃である。
次いでこの混練物を115℃のプレス成型機で1.0mmの厚さ
の発泡組成物シートにした。この発泡組成物シートの両
面に公知の熱圧着ラミネーターを用いて厚さ0.01mmのア
ルミ箔を積層させ、この積層構造体のテフロンシート上
に置き180℃の熱風オーブン中に入れて加熱したところ
5分間で均一に発泡した。これを取出して室温にて10分
間冷却したところ、純白の連続気泡を有する発泡体層が
得られた。この積層構造体の特定を第2表に示す。
の発泡組成物シートにした。この発泡組成物シートの両
面に公知の熱圧着ラミネーターを用いて厚さ0.01mmのア
ルミ箔を積層させ、この積層構造体のテフロンシート上
に置き180℃の熱風オーブン中に入れて加熱したところ
5分間で均一に発泡した。これを取出して室温にて10分
間冷却したところ、純白の連続気泡を有する発泡体層が
得られた。この積層構造体の特定を第2表に示す。
第 2 表 厚さ mm 15 みかけ密度 g/cm3 0.068 圧縮強度(50%)kg/cm2 1.35 引張強さ kg/cm2 4.0 伸び % 50 圧縮永久歪 (75%圧縮) % 15 気泡径 mm 0.3〜0.4 連続気泡率 % 98 剥離強度 材 破 比較例1 実施例1で使用したエチレン酢酸ビニル共重合体100重
量部、アゾジカルボンアミド8重量部、ジクミルパーオ
キサイド1.5重量部、α−オレフィン変性界面活性剤
(α−オレフィン変性シリコーン)2重量部およびプロ
セスオイル10重量部を、表面温度100℃のミキシングロ
ールで混練した。なおこの混練物中のアゾジカルボンア
ミドの分解開始温度(TDS)は198℃、分解完了温度(T
DP)は214℃である。次いでこの混練物を100℃のプレス
成型機にて厚さ1mmの発泡組成物シートに成型し、この
シートを厚さ50μmのクラフト紙の両面に配置し公知の
熱圧着ラミネーターを用いて積層させた。この未発泡の
積層体をテフロンシートの上に置き180℃の熱風オーブ
ン中に置き10分間加熱したが発泡は認められなかった。
一方、同様のプレスシートを230℃の熱風オーブン中で
加熱したところ、均一に発泡はしたが3次元的に発泡
し、独立気泡発泡体となってしまった。
量部、アゾジカルボンアミド8重量部、ジクミルパーオ
キサイド1.5重量部、α−オレフィン変性界面活性剤
(α−オレフィン変性シリコーン)2重量部およびプロ
セスオイル10重量部を、表面温度100℃のミキシングロ
ールで混練した。なおこの混練物中のアゾジカルボンア
ミドの分解開始温度(TDS)は198℃、分解完了温度(T
DP)は214℃である。次いでこの混練物を100℃のプレス
成型機にて厚さ1mmの発泡組成物シートに成型し、この
シートを厚さ50μmのクラフト紙の両面に配置し公知の
熱圧着ラミネーターを用いて積層させた。この未発泡の
積層体をテフロンシートの上に置き180℃の熱風オーブ
ン中に置き10分間加熱したが発泡は認められなかった。
一方、同様のプレスシートを230℃の熱風オーブン中で
加熱したところ、均一に発泡はしたが3次元的に発泡
し、独立気泡発泡体となってしまった。
比較例2 実施例1および2で得た未発泡の積層体を250℃の熱風
オーブン中で2分間加熱して発泡させたところ、冷却中
の収縮が大きくて発泡も粗大な発泡体となった。
オーブン中で2分間加熱して発泡させたところ、冷却中
の収縮が大きくて発泡も粗大な発泡体となった。
比較例3 比較例1のエチレン酢酸ビニル共重合体の代わりにメル
トインデックス20、密度0.916の低密度ポリエチレン
(融点114℃)を用いて比較例1と同一の方法により積
層体を製造し、発泡させたが比較例1と同様の発泡体と
なった。
トインデックス20、密度0.916の低密度ポリエチレン
(融点114℃)を用いて比較例1と同一の方法により積
層体を製造し、発泡させたが比較例1と同様の発泡体と
なった。
比較例4 実施例1の組成物より、α−オレフィン変性界面活性剤
およびプロセスオイルを除いた組成物を、用いて比較例
1と同様にして積層構造体を製造したところ、発泡体層
は外観的には良好な発泡をしたが、内部の気泡は粗大で
不均一な連続気泡となってしまった。
およびプロセスオイルを除いた組成物を、用いて比較例
1と同様にして積層構造体を製造したところ、発泡体層
は外観的には良好な発泡をしたが、内部の気泡は粗大で
不均一な連続気泡となってしまった。
比較例5 実施例1の組成物よりプロセスオイルを除いた組成物を
を用いて比較例1と同様にして積層体を作成し、発泡さ
せたところ、約4分間で白色の発泡体層が形成された。
この発泡体層のみかけ比重は0.07g/cm3で連続気泡率は9
3%であり、満足できる連続気泡発泡体に近いものであ
ったが、第3表に示すように実施例1の発泡体に比較
し、感触、連続気泡率、柔軟性において劣っていた。
を用いて比較例1と同様にして積層体を作成し、発泡さ
せたところ、約4分間で白色の発泡体層が形成された。
この発泡体層のみかけ比重は0.07g/cm3で連続気泡率は9
3%であり、満足できる連続気泡発泡体に近いものであ
ったが、第3表に示すように実施例1の発泡体に比較
し、感触、連続気泡率、柔軟性において劣っていた。
第 3 表 厚さ mm 14 みかけ密度 g/cm3 0.07 圧縮強度(50%)kg/cm2 0.50 引張強さ kg/cm2 2.1 伸び % 220 圧縮永久歪 (75%圧縮) % 8.5 連続気泡率 % 93 (発明の効果) 以上の実施例から明らかなように、本発明の積層構造体
は、単一の工程で、すなわち破泡のための別工程を用い
ることなく製造可能で、しかもその発泡体層は極めて微
細で、かつ均一な発泡構造を持っておりすぐれた圧縮特
性、吸水性、耐候性および感触性を備えた連続気泡とな
っている。
は、単一の工程で、すなわち破泡のための別工程を用い
ることなく製造可能で、しかもその発泡体層は極めて微
細で、かつ均一な発泡構造を持っておりすぐれた圧縮特
性、吸水性、耐候性および感触性を備えた連続気泡とな
っている。
図面は本発明における発泡剤の分解開始温度(TDS)、
分解完了温度(TDP)を説明するためのに示す示差熱分
析曲線(DTA)である。
分解完了温度(TDP)を説明するためのに示す示差熱分
析曲線(DTA)である。
Claims (1)
- 【請求項1】基材の少くとも一方の面に、(A)オレフ
ィン系樹脂に(B)発泡剤と(C)有機過酸化物架橋剤
とを配合してなる発泡性組成物を配置し、加熱により前
記発泡性組成物を発泡させてなる積層構造体であって、 前記発泡性組成物における(A)のオレフィン系樹脂
は、(B)の発泡剤と(C)の有機過酸化物架橋剤の分
解温度で溶融可能な融点を有し、(B)の発泡剤は
(A)のオレフィン系樹脂の溶融する温度でこのオレフ
ィン系樹脂に連続気泡を形成させかつこの連続気泡を所
定の時間維持するに充分な量だけ含有され、さらに
(C)の有機過酸化物架橋剤は前記(A)のオレフィン
系樹脂の連続気泡の形成中もしくは形成後この連続気泡
が維持されている間にこれを架橋可能とされていること
を特徴とする発泡積層構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31034186A JPH0684056B2 (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 | 積層構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31034186A JPH0684056B2 (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 | 積層構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63160827A JPS63160827A (ja) | 1988-07-04 |
JPH0684056B2 true JPH0684056B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=18004066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31034186A Expired - Fee Related JPH0684056B2 (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 | 積層構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0684056B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005073299A1 (ja) * | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | 熱可塑性樹脂発泡体シート及び熱可塑性樹脂発泡体シートの製造方法 |
JP5171588B2 (ja) * | 2007-12-19 | 2013-03-27 | 日本ポリエチレン株式会社 | 発泡性積層体用樹脂、発泡性積層体、及びそれを用いた発泡加工紙並びに断熱容器 |
-
1986
- 1986-12-25 JP JP31034186A patent/JPH0684056B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63160827A (ja) | 1988-07-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |