JPH0683889A - コマンド入力方法および装置 - Google Patents

コマンド入力方法および装置

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JPH0683889A
JPH0683889A JP4263147A JP26314792A JPH0683889A JP H0683889 A JPH0683889 A JP H0683889A JP 4263147 A JP4263147 A JP 4263147A JP 26314792 A JP26314792 A JP 26314792A JP H0683889 A JPH0683889 A JP H0683889A
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interrupt
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JP4263147A
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Cho Oga
超 大賀
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Mutoh Industries Ltd
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Mutoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】割り込み実行したコマンドを中止した際に、コ
マンドの中止操作を繰り返すことなく適切な状態に戻す
ことができる。 【構成】中止処理部18によるコマンドの中止処理で
は、割り込みによりコマンドが実行されているときに
は、実行中のコマンドを中止して、コマンドスタック1
7に保持されていた情報を取り出し、中止されたコマン
ドの割り込み前のコマンドの実行状態に戻る。この中止
処理部18は、各コマンドについて予め設定したコマン
ドレベルに基づいて、中止されたコマンドと同等以下の
コマンドレベルのコマンドは、逐次コマンドスタック1
7から解除し、中止されたコマンドを超えるコマンドレ
ベルのコマンドの実行状態に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD(computer-aid
ed design)システムに係り、特にCADシステムにお
けるコマンドの入力に際しての操作性を改善し得るコマ
ンド入力方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CADシステムにおいては、図面の作成
・編集等のためのコマンドを含む種々のコマンドが用い
られる。近年の多くのCADシステムにおいては、少な
くとも一部のコマンドについて、コマンドの実行中に、
そのコマンドを中止することなく割り込み処理により他
のコマンドを実行することができるようにしている。
【0003】このようにコマンドの割り込みによるスタ
ック(すなわちネスティング)が行われる場合、コマン
ドの実行中に(中止することなく)割り込みで他のコマ
ンドを実行したときに、それまで実行していたコマンド
を保持しておき、前記他のコマンドが中止されたとき
に、直前に保持されたコマンドの実行状態に戻る。した
がって、割り込みの多段のネスティングにより、コマン
ドが多段にスタックされた場合に、実行中のコマンドを
中止して、複数段前の状態に戻すには、所望のコマンド
の実行状態となるまで順次コマンドの中止操作を繰り返
すことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、コマン
ドの実行中に割り込みで他のコマンドを実行したとき
に、それまで実行していたコマンドを保持し、前記他の
コマンドが中止されたときに、直前に保持されたコマン
ドの実行状態に戻るような従来のCADシステムにおい
ては、あるコマンドを実行中に、そのコマンドが適切で
なかったと、オペレータが気が付いた場合は、本来その
コマンドを中止してから適切なコマンドを実行すべきで
あるが、適切でないコマンドを中止せずに、実行中のま
ま、さらに前記適切なコマンドを実行することも可能で
ある。
【0005】そこで、多くのオペレータは、このような
場合、適切でないコマンドを中止せずに、実行中のま
ま、さらに前記適切なコマンドを割り込みで実行する。
そうすると、前記適切なコマンドの実行を終了し、その
コマンドを中止すると、前記適切でないコマンドの状態
に戻る。この適切でないコマンドは、もはや実行する必
要がないので、もう一度中止操作を行って、このコマン
ドを中止しなければならない。
【0006】従来の具体的な例について説明する。例え
ば、「図面作成」および「図面管理」等のコマンドを含
むメニューで「図面作成」コマンドが選択された状態の
画面の様子を図6に示すように、画面上の左端には、最
上段のコマンドラインCLに「図面作成」コマンドが選
択されていることを示す、「図面作成」の文字が表示さ
れ、その下方の第1のメニュー領域R1には、「図面作
成」コマンドのサブコマンドである「作図」および「注
釈」等のコマンドを含むメニューが表示されている。
【0007】なお、「図面作成」コマンドを選択するた
めの、「図面作成」および「図面管理」等のコマンドを
含むメニューも第1のメニュー領域R1に表示され、
「図面作成」コマンドが選択された状態で、コマンドラ
インCLに「図面作成」の文字が表示され、第1のメニ
ュー領域R1の表示内容が「作図」および「注釈」等の
コマンドを含むメニューに変更される。あるいは、「図
面作成」および「図面管理」等の基本的なコマンドのメ
ニューは、別途に設けた専用のメニュー領域に常時表示
しておくようにしてもよい。
【0008】図6に示す状態で、画面の上端には、横
(水平)方向に、ファイルを操作するためのコマンドで
ある「ファイル」、ウィンドウを操作するためのコマン
ドである「ウィンドウ」、画面表示を操作するためのコ
マンドである「表示」、作図された図形等を編集するた
めのコマンドである「編集」、作図された図形等を変形
するためのコマンドである「変形」および種々の補助機
能のコマンドである「補助」等のコマンド名が配列され
た第2のメニュー領域R2が形成されている。第2のメ
ニュー領域R2に表示されたこれらのコマンド群を例え
ばトップスクリーンコマンドと称する。第1のメニュー
領域R1に表示されるコマンド群は、割り込み処理され
ないベースコマンドであり、第2のメニュー領域R2に
表示されるトップスクリーンコマンドが、この場合、割
り込み処理の対象となる。
【0009】この場合のコマンド階層の一例について、
図7を参照して説明する。図7は、第2のメニュー領域
R2に表示されるトップスクリーンコマンドメニューで
「編集」コマンドを選択した場合のコマンド階層を示し
ている。すなわち、トップスクリーンコマンドメニュー
で「編集」コマンドを選択すると、トップスクリーンコ
マンドメニューの「編集」の文字の下方に、「消去」、
「移動」、「コピー」、「変更」、「名前」、「ブラン
ク」および「アンブランク」等を含むコマンド名が配列
されたメニューM1が表示される。
【0010】このようなトップスクリーンコマンドメニ
ューにおけるコマンドの選択は、例えば、次のようにし
て行われる。所望のトップスクリーンコマンドをカーソ
ルで指示して、マウスのボタンを押すことにより、各ト
ップスクリーンコマンドに対応するメニューM1等のメ
ニューが、マウスのボタンを押している間表示される。
この状態でマウスを動かすことにより、前記各トップス
クリーンコマンドに対応するメニュー上でカーソルを移
動させることができ、マウスのボタンから指を離すと、
そのときカーソルが位置していたコマンドが選択されて
実行される。
【0011】メニューM1で「コピー」コマンドが選択
されると、「コピー」コマンドが実行され、例えば、前
記第1のメニュー領域R1に「中止」、「シングル」お
よび「マルチ」等のサブコマンドを含むメニューM2が
表示される。このメニューM2で「マルチ」を選択する
と、「シングル」、「全部」および「フェンス内」等の
要素選択の形式、並びに「中止」、「指定」および「除
外」等の要素選択の動作指定を含む要素選択メニューM
3が、例えば前記第1のメニュー領域R1に表示され
る。この要素選択メニューM3で、要素を指定して選択
するための「指定」を指示した状態(例えば、それぞれ
が選択指示により反転表示された状態)で、要素の選択
の形式として例えば「シングル」を選択すると、「自動
認識」、「既存点」および「任意の点」等の点選択の仕
方を選択するための点選択メニューM4が表示される。
【0012】点選択メニューM4でコピーの基準点の選
択の仕方として、例えば「自動認識」を選択して、コピ
ー元の基準点を指定すると、「原形」、「アイソメトリ
ック」および「キャビネット」等のコピー方法の指示、
並びに「中止」、「配置」、「倍率」および「回転」等
のコピー形態の指示を含むメニューM5が表示される。
このメニューM5でコピー方法として例えば「原形」を
選択し且つコピー形態として例えば「配置」を指示する
と、今度はコピー図形を配置するためのコピー先の点を
指示するための、点選択メニューM4と同様の点選択メ
ニューM4′が表示される。なお、図7の点選択メニュ
ーM4′で「中止」を選択したとすると、メニューM5
に戻り、メニューM5で「中止」を選択したとすると、
要素選択メニューM3に戻り、要素選択メニューM3で
「中止」を選択したとすると、メニューM2に戻り、メ
ニューM2で「中止」を選択したとすると、トップスク
リーンコマンドを抜ける。
【0013】この状態、すなわち、「コピー」コマンド
を実行中に、コピー元の要素を選択し終わって配置しよ
うとするとき、コピーではなく移動を実行すべきである
ことにオペレータが気がついたとすると、トップスクリ
ーンコマンドから{編集}−[移動]を割り込みで選択
し直す。「移動」コマンドによる移動処理が終了して、
「中止」でコマンドを抜けると、「コピー」コマンドの
割り込み位置まで戻る。しかしながら、「コピー」コマ
ンドにおける要素選択の内容は、「移動」コマンドの割
り込み時に解除されており、もともと「コピー」コマン
ドの選択が誤りであったのだから、「コピー」コマンド
を実行することはなく、再度、「中止」操作を行ってコ
マンドを抜ける。このように、「コピー」コマンドを実
行中に、割り込み処理により「移動」コマンドによる移
動処理を終了し、「中止」で「移動」コマンドを抜けた
場合には、無条件で「コピー」コマンドも「中止」によ
り抜けることになる。
【0014】上述の場合、コマンドの割り込みは1回だ
が、通常の場合、ユーザすなわちオペレータは、トップ
スクリーンコマンドを連続して使用する場合、全て割り
込みで使用し、直前のコマンドの解除を行わないことが
多いので、コマンド実行後に「中止」を何度も繰り返す
ことになる。このように、従来のシステムでは、トップ
スクリーンコマンドを実行中に割り込みで他のトップス
クリーンコマンドを実行することにより、トップスクリ
ーンコマンドを複数段スタックしている場合、実行中の
トップスクリーンコマンドを中止すると、そのトップス
クリーンコマンドを選択する前の状態に戻るだけであ
る。このため、トップスクリーンコマンドが連続割り込
みによって複数段スタックしている場合、最初のトップ
スクリーンの選択前の状態に戻すには、何度も繰り返し
て中止を実行する必要があった。
【0015】しかしながら、実際には、同等のレベル以
下のコマンドを連続選択している場合には、最後のコマ
ンドの実行後に最初のトップスクリーンコマンドの選択
前の状態に戻す必要があることが多く、操作は非常に煩
雑であった。
【0016】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、他のコマンドの実行中に割り込み実行可能な
コマンドを実行しそのコマンドを中止した際に、コマン
ドの中止操作を繰り返すことなく適切な状態に戻すこと
ができ、操作性を著しく向上し得るコマンド入力方法お
よび装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコマンド入
力方法は、CADシステムにおけるコマンドを指定する
ための各コマンドの指標を表示画面のコマンド表示領域
に表示するコマンド表示ステップと、前記コマンド表示
領域に表示された各コマンドの指標のいずれかを指示カ
ーソルにより選択指示することにより、該当するコマン
ドを入力するコマンド入力ステップと、このコマンド入
力ステップにより入力されたコマンドを実行するコマン
ド実行ステップと、このコマンド実行ステップによるコ
マンドの実行中に、前記コマンド表示領域に表示された
コマンドの指標を指示カーソルにより選択指示すること
により、1つ以上のコマンドを逐次割り込み入力する割
り込み入力ステップと、この割り込み入力ステップによ
り少なくとも一部のコマンドが入力されたときに、その
割り込み前のコマンド実行状況をコマンドスタックに保
存するコマンドスタックステップと、前記割り込み入力
ステップにより入力されたコマンドを実行する割り込み
コマンド実行ステップと、前記割り込みコマンド実行ス
テップによるコマンドの実行中にコマンドの実行が中止
されたときに前記コマンドスタックを参照し、予め設定
したコマンドのレベルに従って、中止されたコマンドの
レベル以下のコマンドを自動的に解除し、中止されたコ
マンドよりも高いレベルのコマンドの実行中の状態に戻
す、中止処理ステップとを有することを特徴としてい
る。
【0018】本発明に係るコマンド入力装置は、CAD
システムにおけるコマンドを指定するための各コマンド
の指標を表示画面のコマンド表示領域に表示するための
コマンド表示手段と、前記コマンド表示領域に表示され
た各コマンドの指標のいずれかを指示カーソルにより選
択指示することにより、該当するコマンドを入力するた
めのコマンド入力手段と、このコマンド入力手段により
入力されたコマンドを実行するためのコマンド実行手段
と、このコマンド実行手段によるコマンドの実行中に、
前記コマンド表示領域に表示されたコマンドの指標を指
示カーソルにより選択指示することにより、1つ以上の
コマンドを逐次割り込み入力するための割り込み入力手
段と、この割り込み入力手段により少なくとも一部のコ
マンドが入力されたときに、その割り込み前のコマンド
実行状況を保存するためのコマンドスタックと、前記割
り込み入力手段により入力されたコマンドを実行するた
めの割り込みコマンド実行手段と、前記割り込みコマン
ド実行手段によるコマンドの実行中にコマンドの実行が
中止されたときに前記コマンドスタックを参照し、予め
設定したコマンドのレベルに従って、中止されたコマン
ドのレベル以下のコマンドを自動的に解除し、中止され
たコマンドよりも高いレベルのコマンドの実行中の状態
に戻すための中止処理手段とを具備することを特徴とし
ている。
【0019】
【作用】本発明のコマンド入力方法および装置において
は、コマンドの実行中に、1つ以上のコマンドが逐次割
り込み入力されたときに、その割り込み前のコマンド実
行状況をコマンドスタックに保存して、割り込みコマン
ドを実行し、この割り込みコマンドの実行中にコマンド
の実行が中止されたときに前記コマンドスタックを参照
し、予め設定したコマンドのレベルに従って、中止され
たコマンドのレベル以下のコマンドを自動的に解除し、
中止されたコマンドよりも高いレベルのコマンドの実行
中の状態に戻すことにより、コマンドの中止操作を繰り
返すことなく適切な状態に戻すことができ、操作性を著
しく向上させることができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例に係るCADシステ
ムの概略的な構成を示している。本実施例のCADシス
テムでは、他のコマンドの実行中に割り込みで実行した
割り込みコマンドを中止した際に、単にその割り込みコ
マンドの実行前の状態に戻るのではなく、割り込みによ
りスタックされたコマンドがあれば、その割り込みコマ
ンドと同等以下のコマンドを順次解除して、その割り込
みコマンドと同等以上のコマンドの実行状態まで自動的
に戻る機能を有している。
【0021】図1に示すCADシステムは、CAD処理
部1、入力装置2、ディスプレイ3、出力装置4および
記憶装置5を備えている。CAD処理部1は、CPU
(中央処理装置)(図示していない)を含み、コマンド
の割り込み実行処理およびコマンドの中止処理を含むC
AD処理を実行する。入力装置2は、キーボード等の操
作入力装置、マウス等のポインティングデバイスを含
み、オペレータによる操作入力情報およびCAD処理に
必要なその他の外部情報をCAD処理部1に入力する。
ディスプレイ3は、CAD処理部1による処理画像情
報、入力装置2による入力に関連した情報等の必要な情
報を表示する。出力装置4は、プロッタまたはプリンタ
等を含み、CAD処理部1による処理画像情報をハード
コピーとして出力する。記憶装置5は、例えばハードデ
ィスク装置のようなディスク装置等からなり、CAD処
理部1と関連して動作して、処理前、処理後および処理
中の画像情報等のデータを必要に応じて格納する。
【0022】CAD処理部1は、この場合、通常のCA
D処理を実行するための構成に加えて、本発明実施例に
係るコマンド実行/中止処理を行うための表示制御部1
1、メニュー表示制御部12、コマンド入力処理部1
3、コマンド割り込み処理部14、コマンド実行処理部
15、メモリ16、コマンドスタック17および中止処
理部18を含んでいる。表示制御部11は、ディスプレ
イ3による表示を制御する。この表示制御部11の制御
により、ディスプレイ3の画面上に画像および文字、例
えば図面データ等が表示される。
【0023】メニュー表示制御部12は、表示制御部1
1を介してディスプレイ3の表示画面上の所定の領域に
CADシステムにおける各コマンドの指標からなるメニ
ューを表示させる。この場合、CADシステムにおける
コマンドは階層構造をなしており、メニュー表示制御部
12によって表示されるコマンドのメニューもそれに従
って階層的に構成されている。メニュー表示制御部12
によるコマンドのメニューの表示は、メニューの階層構
造に従って行われ、あるメニューにおいてコマンドの選
択が行われるとその選択に応じて次のメニューが表示さ
れる。ディスプレイ3の表示画面上におけるメニューの
表示領域は、必ずしも一定ではなく表示されるメニュー
に応じて予め設定されている。
【0024】コマンド入力処理部13は、例えばディス
プレイ3の画面との対話的操作で、ディスプレイ3の表
示画面上のメニューにより、オペレータが所望に応じて
コマンドを選択し入力するための処理を行う。このた
め、コマンド入力処理部13は必要に応じて表示制御部
11を制御する。コマンド割り込み処理部14は、コマ
ンドの実行中にコマンド入力処理部13によりコマンド
が選択され入力されたときに、コマンドの割り込みのた
めの処理を行う。コマンドの割り込みにあたっては、コ
マンド割り込み処理部14は、それまで実行されていた
コマンドの状態をコマンドスタック17に格納し、新た
に入力されたコマンドを割り込みコマンドとするために
必要な処理を行う。
【0025】コマンド実行処理部15は、コマンド入力
処理部13およびコマンド割り込み処理部14によるコ
マンド入力に関連して、コマンドの実行処理を行う。こ
のコマンド実行処理部15によるコマンドの実行処理に
おいては、必要に応じて表示制御部11を介してディス
プレイ3の表示内容およびメモリ16の記憶内容を更新
する。メモリ16は、表示制御部11により表示される
べきCAD図面データを含む情報を記憶する。このメモ
リ16の記憶内容は必要に応じて記憶装置5に転送され
る。このメモリ16は、CAD処理部1における通常の
種々のCAD処理において使用されるメモリを共用して
もよい。
【0026】コマンドスタック17は、コマンド割り込
み処理部14によりコマンドの割り込みが行われたとき
に、それまで実行されていたコマンドの状態を格納し、
コマンドの割り込みが多重に(ネスティングして)行わ
れたときには、順次実行されていたコマンドの状態をス
タックする。このコマンドスタック17からのコマンド
の状態の取り出しは、最後にスタックされたものから順
次行われる。
【0027】中止処理部18は、コマンド入力処理部1
3により「中止」コマンドの入力が行われたときに、実
行中のコマンドの中止処理を行う。この中止処理部18
によるコマンドの中止処理では、割り込みによりコマン
ドが実行されているときには、実行中のコマンドを中止
して、コマンドスタック17に保持されていた情報を取
り出し、中止されたコマンドの割り込み前のコマンドの
実行状態に戻る。この中止処理部18は、単に、コマン
ドスタック17に保持されていた情報を取り出して、中
止されたコマンドの割り込み前のコマンドの実行状態に
戻るのではなく、各コマンドについて予め設定したコマ
ンドレベルに基づいて、中止されたコマンドと同等以下
のコマンドレベルのコマンドは、逐次コマンドスタック
17から解除し、中止されたコマンドを超えるコマンド
レベルのコマンドの実行状態に戻す。なお、中止処理部
18は、コマンドスタック17に中止されたコマンドを
超えるコマンドレベルのコマンドが保持されていないと
きには、コマンドの選択前の状態に戻す。
【0028】この中止処理部18は、例えば図2に示す
ように、比較部21および判定処理部22を有してい
る。比較部21は、コマンド入力処理部13から「中
止」コマンドが与えられたときに動作し、中止されたコ
マンドのコマンドレベル情報をコマンド実行処理部15
から受けるとともに、コマンドスタック17の最上位に
保持されている(最新の)コマンドのコマンドレベルを
検知し、このコマンドスタック17のコマンドのコマン
ドレベルと中止されたコマンドのコマンドレベルとを比
較する。この比較部21の比較結果は、判定処理部22
に与えられる。
【0029】判定処理部22は、比較部21の比較結果
に基づき、コマンドスタック17の最上位のコマンドの
コマンドレベルが、中止されたコマンドのコマンドレベ
ル以下であるときには、コマンドスタック17からその
コマンドの情報を解除し、コマンドスタック17の最上
位のコマンドのコマンドレベルが、中止されたコマンド
のコマンドレベルを超えるときには、コマンド実行処理
部15にそのコマンドスタック17の最上位のコマンド
の情報を与えて、そのコマンドの実行状態とする。
【0030】これら比較部21および判定処理部22の
動作は、コマンドスタック17にコマンドの情報が保持
されている限り繰り返して行われる。そして、判定処理
部22は、コマンドスタック17にコマンドの情報が保
持されていないとき、すなわち割り込みでないコマンド
が中止されたときおよびコマンドスタック17の全ての
コマンドの情報が解除されてしまったときには、コマン
ドが実行されていない状態に戻す。このようにして、コ
マンドの実行が中止されたときには、コマンドスタック
17に中止されたコマンドを超えるコマンドレベルのコ
マンドが保持されていれば、中止されたコマンドを超え
るコマンドレベルの最新のコマンドの実行状態に戻り、
コマンドスタック17にコマンドの情報が全く保持され
ていないとき、または中止されたコマンドを超えるコマ
ンドレベルのコマンドがコマンドスタック17に保持さ
れていないときには、コマンドの選択前の状態に戻る。
【0031】次に、このような構成のCADシステムに
おけるコマンドの割り込みおよびコマンドの中止に係る
動作を、図3および図4に示すフローチャートを参照し
て、詳細に説明する。図3に示す処理はCADシステム
において、コマンド入力処理部13にて、コマンドが入
力されたときに、コマンド入力処理部13、コマンド割
り込み処理部14およびコマンド実行処理部15によ
り、コマンド処理のための割り込み処理として、その都
度、起動されるものとする。
【0032】コマンドの処理にあたっては、まず、コマ
ンド入力処理部13でコマンドが入力されると、その時
点で他のコマンドの実行中であるか否かが判定される
(ステップS11)。ステップS11で、コマンドの実
行中であると判定された場合には、入力されたコマンド
が、実行中のコマンドに対して割り込み実行可能なコマ
ンドであるか否かが判定される(ステップS12)。コ
マンドには、あるコマンドの実行中に割り込みが可能な
コマンドと割り込みが不可能のコマンドとがあり、これ
らは必ずしも一定ではなく、実行中のコマンドまたはそ
の実行状況によって相違することもある。もしも、コマ
ンドの実行中に割り込みが可能なコマンドと割り込みが
不可能のコマンドとが、一意的に定まるならば、それに
応じてコマンドメニューを構成し、このステップS12
を不要とすることもできる。
【0033】ステップS12で、割り込みが可能である
と判定されたならば、コマンド割り込み処理部14が動
作し、実行中のコマンドの実行情報をコマンドスタック
17にスタックして(ステップS13)、コマンド実行
処理部15に割り込みコマンドを実行させる(ステップ
S14)。ステップS11で、他のコマンドの実行中で
ないと判定されたときには、直ちにステップS14に移
行し、入力されたコマンドを実行する。
【0034】ステップS12で、割り込みが可能でない
と判定されたならば、何も行わずに直ちに処理を終了す
る。なお、このとき、処理を終了する前に割り込みが不
可能である旨のメッセージをディスプレイ3の画面に表
示させるようにしたり、適切でない操作が行われたこと
を示す適宜なる警報を発生させるようにしたりしてもよ
い。図4に示す処理はCADシステムにおいて、コマン
ド入力処理部13にて、「中止」コマンドが入力された
ときに、コマンド入力処理部13、コマンド実行処理部
15および中止処理部18により、コマンド中止のため
の割り込み処理として、その都度、起動されるものとす
る。
【0035】ここで、この実施例で用いているコマンド
レベルの階層について説明する。線、円等の作図コマン
ドのようなベースコマンドは、割り込みコマンドとする
ことができず、図6に示す第1のメニュー領域R1にメ
ニュー表示される。このように割り込みコマンドとする
ことができないコマンドのコマンドレベルは最高位のレ
ベル1とする。第2のメニュー領域R2に表示されるト
ップスクリーンコマンドのうち、「ファイル」の全コマ
ンドと、「編集」の全コマンドと、「変形」の全コマン
ドと、「補助」のコマンドのうちの「マクロ」、「メニ
ューシート」および「マスク」以外のコマンド(「ペン
番号」、「カラー」、「線種」、「作業環境」、「レイ
ヤ」、「グリッド」、「パラメータ表示」、「更新」お
よび「風船更新」等のコマンド)のコマンドレベルはレ
ベル2とする。
【0036】第2のメニュー領域R2に表示されるトッ
プスクリーンコマンドのうち、「ウィンドウ」の全コマ
ンドと、「表示」のコマンドのうちの「描き直し」、
「直前の画面」、「全体表示」および「全描き直し」以
外のコマンド(「表示」の「拡大」、「縮小」、「画面
サイズ」、「移動」、「回転」、「センタ」、「パ
ン」、「セットビュー」および「ゲットビュー」等のコ
マンド)と、「補助」のコマンドのうちの「メニューシ
ート」および「マスク」のコマンドのコマンドレベルは
レベル3とする。第2のメニュー領域R2に表示される
トップスクリーンコマンドのうち、「表示」のコマンド
のうちの「描き直し」、「直前の画面」、「全体表示」
および「全描き直し」のコマンドと、「補助」のコマン
ドのうちの「マクロ」のコマンドは、スタックしないコ
マンドであり、これらのコマンドはコマンド割り込み実
行後は自動的に直前のコマンドに戻る。このようなスタ
ックしないコマンドのコマンドレベルは、最下位のレベ
ル0とする。
【0037】コマンドの中止処理にあたっては、まず、
コマンド入力処理部13で「中止」コマンドが入力され
ると、中止処理部18により、コマンド実行処理部15
で実行中のコマンドが中止され(ステップS21)、コ
マンドスタック17にスタックされているコマンドがあ
るか否かが判定される(ステップS22)。ステップS
22で、コマンドスタック17にスタックされているコ
マンドがあると判定されたときは、中止処理部18は、
コマンドスタック17からスタックの最上位のコマン
ド、すなわちスタックされているコマンドのうちで最後
にスタックされたコマンドを取り出す(ステップS2
3)。ステップS23において、コマンドスタック17
からスタックの最上位のコマンドが取り出されると、中
止処理部18の比較部21が、コマンドスタック17か
ら取り出されたコマンドのコマンドレベルと中止された
コマンドのコマンドレベルとを比較する(ステップS2
4)。
【0038】ステップS24の比較の結果、コマンドス
タック17から取り出されたコマンドのコマンドレベル
が、中止されたコマンドのコマンドレベル以下でない場
合には、中止処理部18の判定処理部22が、コマンド
スタック17から取り出された情報を用いてコマンド実
行処理部15を制御して、取り出されたコマンドの実行
状態に戻す(ステップS26)。ステップS24の比較
の結果、コマンドスタック17から取り出されたコマン
ドのコマンドレベルが、中止されたコマンドのコマンド
レベル以下である場合には、中止処理部18の判定処理
部22が、取り出されたコマンドの情報をコマンドスタ
ック17から解除して、ステップS22に戻る(ステッ
プS27)。また、ステップS22で、コマンドスタッ
ク17にスタックされているコマンドがないと判定され
たときは、中止処理部18は、コマンド実行処理部15
を制御して、コマンドの実行前の状態に戻す(ステップ
S28)。
【0039】このようにして、割り込みにより実行中の
コマンドが中止されると、中止されたコマンドとコマン
ドスタック17内のコマンドのコマンドレベルとが順次
比較され、中止されたコマンドよりも下位のコマンドレ
ベルのコマンドは順次キャンセルされて、中止されたコ
マンドよりも上位のコマンドレベルのコマンドがコマン
ドスタック17から最初に取り出された時点で、そのコ
マンド(すなわち、それまでに割り込まれたコマンドの
うちの中止されたコマンドよりも上位のコマンドのうち
で、最も新しいもの)の実行状態に戻される。
【0040】ここで、このシステムにおける具体的な動
作の一例を模式化して図5に示す。まず、レベル1に属
するコマンド、例えば「線」の作図コマンドを実行中
に、レベル3に属するコマンド、例えば「表示」の「拡
大」コマンドを割り込みし、「表示」の「拡大」コマン
ドを割り込み実行中にレベル2に属するコマンド、例え
ば「編集」の「コピー」コマンドを割り込みし、「編
集」の「コピー」コマンドを割り込み実行中にさらにレ
ベル2に属するコマンド、例えば「編集」の「移動」コ
マンドを割り込みし、「編集」の「移動」コマンドの実
行を終了して、「編集」の「移動」コマンドを「中止」
した場合を考える。
【0041】従来のシステムでは、このような場合、単
に最後の割り込みコマンドの実行前の「編集」の「コピ
ー」コマンドの割り込み実行中の状態に戻るだけであっ
た。しかしながら、この実施例のシステムでは、図示の
ように、中止したのがレベル2のコマンドであるので、
割り込みによりスタックされているレベル2およびレベ
ル3のコマンド(「編集」の「コピー」コマンドおよび
「表示」の「拡大」コマンド)は解除されて、レベル1
の「線」の作図コマンドまで戻る。
【0042】図5に示す操作は、「線」コマンドによる
作画中に、表示画面を拡大し、作成図形のコピーを行お
うとしたが、コピーではなく移動を行うべきであったこ
とに気付き、作成図形の移動を行った場合の操作である
と考えられる。このような場合、作成図形の移動を行っ
て「移動」コマンドを中止した時点では、表示画面の拡
大または作成図形のコピーの操作中の状態ではなく、明
らかに、「線」コマンドによる作画中の状態に戻るべき
である。したがって、この実施例による中止処理は極め
て合理的であり、多くのCAD操作に適切に対応するは
ずである。
【0043】本発明は、上述の実施例に限定されず種々
変形して実施することができる。例えば、上述の実施例
の動作モードと従来のような動作モードとを、コマンド
の実行中に適宜切換可能として、コマンドの中止に係る
動作形態を所望に応じて選択し得るようにしてもよい。
また、コマンドレベルの階層および各レベルに属するコ
マンドも、上述の実施例に限らず、システムの適用され
る状況およびユーザの希望等に応じて適宜設定して実施
することができ、これらをユーザレベルで任意に設定変
更可能としてもよい。もちろん、トップスクリーンコマ
ンドに限らず、割り込み可能な種々のコマンドに対して
適用することもできる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コ
マンドの実行中に、1つ以上のコマンドが逐次割り込み
入力されたときに、その割り込み前のコマンド実行状況
をコマンドスタックに保存して、割り込みコマンドを実
行し、この割り込みコマンドの実行中にコマンドの実行
が中止されたときに前記コマンドスタックを参照し、予
め設定したコマンドのレベルに従って、中止されたコマ
ンドのレベル以下のコマンドを自動的に解除し、中止さ
れたコマンドよりも高いレベルのコマンドの実行中の状
態に戻すようにして、他のコマンドの実行中に割り込み
実行可能なコマンドを実行しそのコマンドを中止した際
に、コマンドの中止操作を繰り返すことなく適切な状態
に戻すことができ、操作性を著しく向上し得るコマンド
入力方法および装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るCAD処理装置が組
み込まれたCADシステムの概略的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 図1のCADシステムの一部の概略構成を詳
細に示すブロック図である。
【図3】 図1のCADシステムのコマンド処理に係る
概略的な動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】 図1のCADシステムのコマンド中止処理に
係る概略的な動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための模式図である。
【図6】 CADシステムにおける表示画面上のメニュ
ー等の配置の一例を模式的に示す図である。
【図7】 従来のCADシステムの概略的な動作を説明
するためのコマンドメニュー構成の一例を模式的に示す
図である。
【符号の説明】
1…CAD処理部、2…入力装置、3…ディスプレイ、
4…出力装置、5…記憶装置、11…表示制御部、12
…メニュー表示制御部、13…コマンド入力処理部、1
4…コマンド割り込み処理部、15…コマンド実行処理
部、16…メモリ、17…コマンドスタック、18…中
止処理部、21…比較部、22…判定処理部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADシステムにおけるコマンドを指定
    するための各コマンドの指標を表示画面のコマンド表示
    領域に表示するコマンド表示ステップと、 前記コマンド表示領域に表示された各コマンドの指標の
    いずれかを指示カーソルにより選択指示することによ
    り、該当するコマンドを入力するコマンド入力ステップ
    と、 このコマンド入力ステップにより入力されたコマンドを
    実行するコマンド実行ステップと、 このコマンド実行ステップによるコマンドの実行中に、
    前記コマンド表示領域に表示されたコマンドの指標を指
    示カーソルにより選択指示することにより、1つ以上の
    コマンドを逐次割り込み入力する割り込み入力ステップ
    と、 この割り込み入力ステップにより少なくとも一部のコマ
    ンドが入力されたときに、その割り込み前のコマンド実
    行状況をコマンドスタックに保存するコマンドスタック
    ステップと、 前記割り込み入力ステップにより入力されたコマンドを
    実行する割り込みコマンド実行ステップと、 前記割り込みコマンド実行ステップによるコマンドの実
    行中にコマンドの実行が中止されたときに前記コマンド
    スタックを参照し、予め設定したコマンドのレベルに従
    って、中止されたコマンドのレベル以下のコマンドを自
    動的に解除し、中止されたコマンドよりも高いレベルの
    コマンドの実行中の状態に戻す、中止処理ステップとを
    有することを特徴とするコマンド入力方法。
  2. 【請求項2】 コマンドスタックステップは、所定のコ
    マンドのみを、コマンドスタックに保存する対象とする
    ステップであることを特徴とする請求項1に記載のコマ
    ンド入力方法。
  3. 【請求項3】 中止処理ステップは、 実行中のコマンドが中止されたときに、その中止された
    コマンドのレベルとコマンドスタックに保持された最新
    の保持コマンドのレベルとを比較する比較ステップと、 前記保持コマンドが、中止されたコマンドのレベル以下
    のレベルであるときは、その保持コマンドをコマンドス
    タックから解除して、前記比較ステップに戻り、前記保
    持コマンドが中止されたコマンドのレベルを超えるレベ
    ルであるときは、その保持コマンドの実行状態に戻す判
    定処理ステップとを含むことを特徴とする請求項1また
    は2に記載のコマンド入力方法。
  4. 【請求項4】 中止処理ステップは、そのコマンドの実
    行が1回も完了せずに中止されたときには、その中止さ
    れたコマンドのレベルにかかわらず、コマンドスタック
    に保持された最新の保持コマンドの実行状態に戻すステ
    ップであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のコマンド入力方法。
  5. 【請求項5】 CADシステムにおけるコマンドを指定
    するための各コマンドの指標を表示画面のコマンド表示
    領域に表示するためのコマンド表示手段と、 前記コマンド表示領域に表示された各コマンドの指標の
    いずれかを指示カーソルにより選択指示することによ
    り、該当するコマンドを入力するためのコマンド入力手
    段と、 このコマンド入力手段により入力されたコマンドを実行
    するためのコマンド実行手段と、 このコマンド実行手段によるコマンドの実行中に、前記
    コマンド表示領域に表示されたコマンドの指標を指示カ
    ーソルにより選択指示することにより、1つ以上のコマ
    ンドを逐次割り込み入力するための割り込み入力手段
    と、 この割り込み入力手段により少なくとも一部のコマンド
    が入力されたときに、その割り込み前のコマンド実行状
    況を保存するためのコマンドスタックと、 前記割り込み入力手段により入力されたコマンドを実行
    するための割り込みコマンド実行手段と、 前記割り込みコマンド実行手段によるコマンドの実行中
    にコマンドの実行が中止されたときに前記コマンドスタ
    ックを参照し、予め設定したコマンドのレベルに従っ
    て、中止されたコマンドのレベル以下のコマンドを自動
    的に解除し、中止されたコマンドよりも高いレベルのコ
    マンドの実行中の状態に戻すための中止処理手段とを具
    備することを特徴とするコマンド入力装置。
  6. 【請求項6】 コマンドスタックは、所定のコマンドの
    みを保存することを特徴とする請求項5に記載のコマン
    ド入力装置。
  7. 【請求項7】 中止処理手段は、 実行中のコマンドが中止されたときに、その中止された
    コマンドのレベルとコマンドスタックに保持された最新
    の保持コマンドのレベルとを比較するための比較手段
    と、 前記保持コマンドが、中止されたコマンドのレベル以下
    のレベルであるときは、その保持コマンドをコマンドス
    タックから解除し、前記保持コマンドが中止されたコマ
    ンドのレベルを超えるレベルであるときは、その保持コ
    マンドの実行状態に戻すための判定処理手段とを含むこ
    とを特徴とする請求項5または6に記載のコマンド入力
    装置。
  8. 【請求項8】 中止処理手段は、そのコマンドの実行が
    1回も完了せずに中止されたときには、その中止された
    コマンドのレベルにかかわらず、コマンドスタックに保
    持された最新の保持コマンドの実行状態に戻すための手
    段であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項
    に記載のコマンド入力装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213391A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Aakitekku:Kk 図形作成装置及び図形作成プログラム

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