JPH0683807B2 - 板状ワークの塗装乾燥装置 - Google Patents

板状ワークの塗装乾燥装置

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JPH0683807B2
JPH0683807B2 JP63052107A JP5210788A JPH0683807B2 JP H0683807 B2 JPH0683807 B2 JP H0683807B2 JP 63052107 A JP63052107 A JP 63052107A JP 5210788 A JP5210788 A JP 5210788A JP H0683807 B2 JPH0683807 B2 JP H0683807B2
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卓 平生
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一連作業によって多品目に亘るワークに能率
よく塗装を施しかつ乾燥しうる板状ワークの塗装乾燥装
置に関する。
〔従来の技術〕
例えば建築物においては、内壁の他、外壁をも板状体を
用いて形成することが行われつつある。例えばこのよう
な外壁を形成する板状体、即ち外装板には、建築物の見
映えを高めかつ耐久性を高めるべく塗装を施すことが多
い。又建築物に用いられる板状体は、多量に使用される
以上、能率よく安価に生産できしかも品質を安定させる
ことが肝要となる。
しかし、このような板状体は一般に寸法、表面形状等の
異なる多品種に亘って形成されるため、その塗装は、従
来、ロットごとに1つの工程を行う所謂バッジシステム
によって行われていた。さらに塗装には、有機、無機の
塗剤が使い分けされるが、従来、塗剤に応じて異なる乾
燥装置を用いていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のこのようなバッジシステムのもの
では、生産能率に劣るとともに、生産ロットごとの品質
のばらつきが生じがちである。又有機塗剤用、無機塗剤
用として夫々別異の乾燥装置を用いるものは汎用性に欠
ける。
本発明は、一連の作業ラインによって多品種の板状ワー
クに能率よく塗装でき、生産性を高め品質を安定化する
とともに、しかも塗装後において、換気しつつ加温、乾
燥可能とすることによって、無機塗剤とともに有機塗剤
をも、ともに乾燥可能とすることにより前記課題を解決
しうるワークの塗装乾燥装置の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、積重ねられた板状のワークを貯留するストッ
ク台と、ストック台で貯留されたワークを上から順次取
出す移載装置と、該移載装置により取出されたワークが
移載される第1の搬送コンベヤと、該第1の搬送コンベ
ヤにより搬入されたワークを移送しつつ該移送されるワ
ークに噴霧塗装を施す塗布具を用いた第1の塗装装置
と、該第1の塗装装置により噴霧塗装されたワークを受
取りかつ移送するとともに該移送の間、遠赤外線によっ
てかつ換気しつつ加温乾燥する第1の乾燥装置と、該第
1の乾燥装置により加温乾燥されたワークを受取り移送
しつつ冷却する第1の冷却装置と、該第1の冷却装置に
より冷却されたワークを搬送する第2の搬送コンベヤ
と、該第2の搬送コンベヤにより搬送されたワークを移
送しつつカラー塗装を施すロールコータを用いた第2の
塗装装置と、該第2の塗装装置により塗装されたワーク
を搬送する第3の搬送コンベヤと、該第3の搬送コンベ
ヤにより搬入されるワークを移送の間、遠赤外線によっ
てかつ換気しつつ加温乾燥する第2の乾燥装置と、該第
2の乾燥装置により加温乾燥されたワークを受取り移送
しつつ冷却する第2の冷却装置と、該第2の冷却装置に
より冷却されたワークを搬送する第4の搬送コンベヤ
と、該第4の搬送コンベヤにより搬入されたワークを移
送しつつクリアー塗装する第3の塗装装置と、該第3の
塗装装置により塗装されたワークを受取りかつ移送する
とともに、移送の間、遠赤外線によってかつ換気しつつ
加温乾燥する第3の乾燥装置と、該第3の乾燥装置によ
って乾燥されたワークを搬送する第5の搬送コンベヤ
と、該第5の搬送コンベヤにより搬送されたワークを積
重ねる積載装置とを具えるとともに、前記第3の搬送コ
ンベヤは、複数本かつワークの搬送方向の長さよりも小
の間隔を隔てるとともにこの第3の搬送コンベヤを横切
りかつその一方の側縁で枢支されたアームを有する基枠
と、このアームを、上面が第3の搬送コンベヤの搬送面
よりも低い水平位置から第3の搬送コンベヤ上のワーク
を持上げ前記一方の側縁を下に傾いた傾き位置までの間
を傾動させる駆動器とからなり、カラー塗装の仕上がり
状態を検査するのに用いる傾動装置を具えてなる板状ワ
ークの塗装乾燥装置である。
〔作用〕 本発明の装置は、移載装置によってストック台上で積重
ねられるワークを第1の搬送コンベヤに取出すととも
に、該第1の搬送コンベヤにより搬入されるワークに第
1の塗装装置によって下塗り塗装を行う。第1の塗装装
置では、噴霧塗装を施す塗布具を用いることにより、例
えばタイル模様、レンガ模様、斑模様等表面に凹凸部を
有するワークの凹部にも能率よく塗膜を形成しうる。さ
らに第1の塗装装置から搬出されるワークは、第1の乾
燥装置に搬入される。該第1の乾燥装置は、ワークを移
送しつつ乾燥する。しかも熱風加熱によって発生する遠
赤外線を用いてかつ換気しつつ乾燥するため、有機、無
機溶剤を用いる塗剤においても、安全にかつ能率よく乾
燥作業を行う。又第1の乾燥装置で乾燥されたワーク
は、第1の冷却装置に搬入され、温度を低下するととも
に、第2の搬送コンベヤを通って第2の塗装装置に移送
される。第2の塗装装置はロールコータを用いており、
ワーク表面にローラ塗装を能率よく施しうる。さらにワ
ークは第3の搬送コンベヤをへて第2の乾燥装置に搬入
される。該第2の乾燥装置においても、前記第1の乾燥
装置と同様に、遠赤外線を用いて換気しつつ乾燥する。
又乾燥されたワークは第2の冷却装置、第4の搬送コン
ベヤをへて第3の塗装装置へ搬入される。第3の塗装装
置は、噴霧装置を施す塗布具を用いており、いわゆるク
リアー塗装を行いワーク表面の耐久性を増しかつ表面を
滑らかにすることによって、ほこり等の付着を防止させ
る。さらにワークは第3の乾燥装置に搬入される。該第
3の乾燥装置においても前記第1、第2の乾燥装置と同
様に、換気しつつ乾燥し、従って有機溶剤を用いるとき
にも安全に乾燥する。又乾燥されたワークは第5の搬送
コンベヤをへて積載装置に移送され、積載されることに
よって、ワークの塗装乾燥処理を完了できる。
さらに第1の搬送コンベヤと第1の塗装装置との間にプ
レヒート装置を設けることによって、ワーク表面を乾燥
させ、防腐効果と塗装精度の向上とを計りうる。なお前
記第3の搬送コンベヤは、ワークを傾動させる傾動装置
を具えているため、第2の塗装装置によって施されたカ
ラー塗装の仕上がり状態を適宜に検査でき、塗装品質を
高めうる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図において、本発明の装置1は、ストック台2と、
移載装置3と、第1の搬送コンベヤ4と、第1の塗装装
置5と、第1の乾燥装置7と、第1の冷却装置8と、第
2の搬送コンベヤ9と、第2の塗装装置と10と、第3の
搬送コンベヤ11と、第2の乾燥装置12と、第2の冷却装
置6と、第4の搬送コンベヤ13と、第3の塗装装置14
と、第3の乾燥装置15と、第5の搬送コンベヤ16と、積
載装置17とを具えており、又第3の搬送コンベヤ11と、
第4の搬送コンベヤ13には、傾動装置18、19が設けら
れ、又第3の乾燥装置15の下流側には、冷却装置20が第
5の搬送コンベヤ16との間に設けられる。又第3の搬送
コンベヤ11には、ワークWを直角に方向を返して移送す
る1つの向変え装置23が、又第4の搬送コンベヤ13には
2つの向変え装置21、22が設けられる。
なお第2図は、装置1によってワークWに施される処理
の概略を示すものであり、該ワークWには、前記第1の
塗装装置5により下塗り塗装が施されたのち、第1の乾
燥装置7により乾燥されかつ第1の冷却装置8により冷
却される。又冷却後において、第2の塗装装置10により
カラー塗装が施された後、第2の乾燥装置12により乾燥
される。さらに第2の冷却装置6により冷却した後、第
3の塗装装置14によりクリアー塗装が施されるとともに
第3の乾燥装置15により乾燥され、又本例では冷却装置
20を用いて冷却される。なお第2図において、( )内
の数字は、各処理を施す装置を示している。
前記ストック台2は、第3図に示すように、本例では、
昇降可能な上板31を具えるいわゆるテーブルリフターで
あって、その上面には、ローラコンベヤ32が設けられ、
又本例では、複数のストック台2…が並置される。
これによって、パレットP上に積重ねられたワークWを
貯留するとともに上板31の昇降によって、最上段のワー
クWの高さを一定化しうる。
前記移載装置3は、第3、第4図に示すように、ストッ
ク台2…と第1の搬送コンベヤ4とを跨がり設けたフレ
ーム36の上端のレール37をシリンダを用いて移動する台
車に、昇降枠38を上下動自在に取付け、又この昇降枠38
に複数の吸着器39…を下向きに配設しており、該吸着器
39によってストック台2上で貯留されたワークWを上か
ら順次取出し、第1の搬送コンベヤ4上に移載できる。
なお移載を便宜とするための、ストック台2のローラコ
ンベヤ32によって、ワークWはパレットPとともに順次
フレーム36内に移し替えでき、又パレットPは、ストッ
ク台2と第1の搬送コンベヤ4との間に設けたパレット
搬出用の搬出コンベヤ40を用いて排出する。
又前記吸着器39は、その上面に設ける支軸41を、前記昇
降枠38に形成した水平片42に抜け止め不能かつ上下動可
能に装着し、かつ前記水平片42との間にバネ43を介在さ
せる。従って前記昇降枠38の下降とともに水平片42はバ
ネ43を介して該吸着器39をワークWに押付ける。その結
果、ワークWに作用する衝撃を吸収するとともに、バネ
43によって、ワークW表面に凹凸部等が存在するときに
もパッド39Aが該凹部Qに侵入し確実に吸着できる。な
お押下げ量は、検知器44によって検出する。なお図中45
は真空装置に通じる接続金具である。
第1の搬送コンベヤ4は、ローラコンベヤからなり、前
記移載装置3により移載されたワークWを第1の塗装装
置5に搬入する。
該第1の塗装装置5は、第5〜7図に示すように、箱体
95に、その入口96、出口97を通りワークWを搬送する移
送装置99と、噴霧塗装を行なうスプレーガン100を用い
た塗布具101とを設けている。移送装置99は、多条のチ
エーンを用いたチエーンコンベヤであって、箱体95の内
部に、途切れ部102を形成するべく、搬送方向に分割し
た2つのチエーンコンベヤ103、104を用いている。チエ
ーンコンベヤ103、104は、前記途切れ部102を隔てて配
した鎖車105、106と、夫々入口96の外側、出口97の外側
に配する鎖車107、108間にチエーン98を巻装している。
なおスプレーガン100は途切れ部102上方に配され、又途
切れ部102には、チエーンコンベヤ103、104間に受皿105
を設けている。
なおチエーン98は、第7図に詳示するごとく、該チエー
ンの一方の側面に外方に張出す張出し片111を設け該張
出し片111に、上端に上面球状をなすボタン状の膨出部1
12を有する支片113を立上げており、前記膨出部112によ
ってワークWを支持する。又チエーン98には、他方の側
面を覆う立片114と、その上端に形成されチエーンを跨
る方向にのびる横片115とを有するカバー116を設けてい
る。なおカバー116は、鎖車105、106から、夫々入口9
6、出口97の内面にのびかつ該鎖車105、106のボス部と
ともに該鎖車105、106を支持する回転軸をも覆う覆体11
8に固定されることによって、塗装による塗剤のチエー
ン98への付着を防止する。
なお塗布具101の前記スプレーガン100は、例えばエヤー
レススプレーガンであって濃密に塗剤を噴霧できる。又
塗布具101は、移送装置99を横切る方向に往復動する適
宜のレシプロケータ119に取付けられることによってそ
の往復動とともに、例えば凹凸部を有するワークW表面
にも均一な下塗り被膜を形成しうる。
なお前記スプレーガン100としては、エアースプレーガ
ンも好適に使用でき、又下塗り用塗剤としては、防食
性、充填効果等を有するものの他、以後の第2の塗装装
置10によるカラー塗装用着色塗剤の密着性を高める親和
効果を有するもの、さらには該着色塗剤と同一のもの、
又はその色違いのものなど有機又は無機の種々の塗剤が
使用される。なお本例では、第1の搬送コンベヤ4と第
1の塗装装置5との間に、該第1の塗装装置5に搬入さ
れるワークWを予め加温乾燥することにより、ワークW
の腐食防止及び塗装精度を高める予熱ランプL等を具え
るプレヒート装置35が配置される。
又下塗り塗装されたワークWは、第1の乾燥装置7によ
って乾燥される。
第1の乾燥装置7は、第8図に示すように、縦長の箱体
71の前後を欠切した入口72、73を通りワークWを移送す
る移送装置74を設けている。
又前記箱体71には、バーナ76により発生する熱風を循環
する熱風路77と、フアン79によって換気する換気路80と
が設けられる。
前記バーナ76は、本例では、前記箱体71から突出する副
箱体81内にも取付けられる。又バーナ76には、その炎を
導くガイド筒82を具えるとともに、該ガイド筒82を囲む
ダクト83は、前記箱体71内で、移送装置74に沿って設け
られた折返し部85に通じ、又折返し部85の出口は、ダク
ト83の一部に設けた折曲げ部87の開口に配するフアン88
によって、ダクト83の後端連通部89からダクト83内に還
流できる。又前記熱風路77は、移送装置74の上下に設け
られるとともに、折返し部85の移送装置74に向く面に
は、加熱により遠赤外線を発生する遠赤外線板90が設け
られる。
これによって、バーナ76の熱風はダクト84、折返し部85
を通り循環し、かつ遠赤外線板90から生じる遠赤外線に
よってワークWを加熱、乾燥しうる。なお前記遠赤外線
板90とワークWとの間には間隙を隔てるとともに、前記
換気路80は、例えば入口側に設けた前記フアン79の送気
によって、出口側の排気口91から、加熱乾燥に伴い生じ
る溶媒を換気により排出できる。
なお第1の乾燥装置7には、適宜のセンサS…を設けて
バーナ76の燃焼量、熱風循環量を制御装置93を用いて制
御することによって、ワークWの板面温度は40〜200℃
程度の範囲で制御できる。又移送装置74の速度制御によ
って、ワークWの炉内に滞在する滞在時間を3〜30分に
調整でき、このように広範囲に調整しうることにより、
各種の塗剤を用いて塗装されるワークWの加熱乾燥をな
しうる。又換気路80を具えることにより、蒸発した溶媒
を直ちに排出でき、無機、有機を問わず、塗剤が塗布さ
れるワークWの乾燥のために使用しうる。
乾燥されたワークWは前記第1の冷却装置8により冷却
され、又冷却装置8は、適宜のフアンF等を用いて、移
送しつつ冷却するとともに、冷却されたワークWは、第
2の搬送コンベヤ9に移され、該搬送コンベヤ9がワー
クWを第2の塗装装置10に搬出する。
該第2の塗装装置10は、第9図に略示するごとく、いわ
ゆるロールコータ46の上流側に矯正装置47を設けてい
る。ロールコータ46は、供給される塗剤を貯める塗剤だ
まり49に浸漬した送りローラ50、中間ローラ51をへて塗
装ローラ52に塗剤を供給し、ワークWが、該塗装ローラ
52とその下方の受けローラ53との間を通過することによ
って、その上面にカラー塗装を行う。又矯正装置47は、
両端部に先細のテーパ部を設けた下ローラ54と、シリン
ダによって押し下げできかつ前記テーパ部の上方に位置
した押えリング56を有する上ローラとからなる。又矯正
装置47は、第9図に左方で示す、ワークWの両端部に生
じがちな反りWAを、前記押えリング56の押し下げにより
矯正しつつロールコータ46に送給することによって、精
度のよい塗装が可能となる。又このロールコータ46は、
着色した有機、又は無機の塗剤を塗布する。なお矯正装
置47には、上ローラの前後にワークWを検知する検知器
57を位置変え自在に設ける。
又ワークWは第3の搬送コンベヤ11を用いて搬出する。
第3の搬送コンベヤ11は、ローラコンベヤからなりかつ
傾動装置18が設けられる。
傾動装置18は、第10、11図に示すように、コンベヤ11の
ローラ61を受ける両側の支枠62、62を、ワークWの長さ
よりも小さな間隔を隔てて切欠くとともに、該切欠部に
は、一方の支枠62の外側に位置して一端を枢支したアー
ム63、63が嵌没できる。なおアーム63は、その他端を継
ぎ板64により連結することにより平面コ字状の基枠を形
成するとともに、該継ぎ板64にシリンダからなる駆動器
65を取付けることにより、その伸長によって第11図に示
すごとくはねあげできる。なおアーム63は、倒置状態で
はその上面が、第3の搬送コンベヤ11の搬送面よりも低
い水平位置に配されることにより、ワークWを自在に通
過できる。又検知装置66により検知しかつ必要により、
ローラ61駆動用の電動機67を停止させるとともに、前記
駆動器65を伸長させることによってワークWは選択して
前記水平位置上から持上げられ、一方の側縁を下にして
傾けたアーム63の傾き位置(図11に一点鎖線で示す)上
までの間を傾動でき、カラー塗装の仕上がり状態を適宜
検査する。又アーム63の前記傾き位置におけるはね上げ
状態では、その下面と前記搬送面との間にワークWを通
過する間隙を形成でき、従って検査の間、ワークWは自
在に搬送し続けうる。なおローラ61は、その一端に設け
る鎖車69を、前記電動機67により周回するチエーン70に
噛合させることによって、斉一して夫々回転しうる。
前記向変え装置23は、ローラコンベヤに連なる縦動部
と、チエーンを用いた横行部とを具える。なお縦動部の
ローラコンベヤは昇降可能に形成され、かつ下降によっ
てワークWを横行部に移載でき、又この第3の搬送コン
ベヤ11によって移送されるワークWを第2の乾燥装置12
に搬入する。
又第2の乾燥装置12は前記第1の乾燥装置7と略同構成
をなし、前記カラー塗装されたワークWを遠赤外線によ
ってかつ換気しつつ加温乾燥するとともに、乾燥された
ワークWは、前記第1の冷却装置8と略同構成の第2の
冷却装置6をへてさらに第4の搬送コンベヤ13を用いて
第3の塗装装置14に搬送する。
なお第4の搬送コンベヤ13は前記向き変え装置23と同構
成の向変え装置21、22を具え、従ってワークWをU字に
折り返して搬送するとともに、その縦動部には前記傾動
装置18と同構成の傾動装置19が介在する。
又第3の塗装装置14は、前記第1の塗装装置5と略同構
成をなし、ワークWに均一にクリアー用の塗剤を噴霧し
カラー塗装された表面を被覆することにより、その耐久
性を高めるとともに、汚れを防ぐ。
又該第3の塗装装置14により塗装されたワークWは、前
記第1の乾燥装置7と略同構成の第3の乾燥装置15によ
って乾燥されかつ冷却装置20をへて第5の搬送コンベヤ
16上に取出された後、積載装置17により搬出される。な
お積載装置17は、前記移載装置3とほぼ同構成をなし、
かつ移載装置3と逆動作することによって、パレット搬
入装置24により搬入されるパレットP上にワークWを積
上げうる。このように、装置1は、一連のラインによっ
て塗装、乾燥を行いかつ積載しうる。
なお装置1は、所望する最大寸法のワークWに塗装、乾
燥をしうるごとく各コンベヤ及び装置の寸法が設定さ
れ、又それ以下の小寸法のワークW1に塗装、乾燥を行う
場合には、例えば第12図に示すように多数個の孔部を均
一に透設したいわゆるパンチングボード等からなる載置
治具120を用い小寸法のワークW1…を位置ずれ不能に保
持しつつ投入することが好ましい。なお該載置治具120
は、乾燥炉中及びそれ以後におけるワークW1…の上下面
温度が略等しくなるごとく、その孔部による開口率を高
めしかも比熱の低い例えばアルミ材等のもので形成する
ことがワークW1…の反り、乾燥むら等の防止の上で好ま
しい。
〔発明の効果〕
本発明の板状ワークの塗装乾燥装置は、上述の通り構成
されているので、一連作業によって、板状のワークに塗
装を施すことができ、品質の安定化と生産性の向上とに
役立ち、又コストを低減する。又第1の塗装装置により
下塗り塗装を、第2の塗装装置によりカラー塗装を行な
うため、例えば凹凸面を有するワークにも高度の保護及
び美装効果が得られ、又下塗り塗装とカラー塗装とを色
替えする時には凹部と凸部との配色を違えることができ
るなど種々の要求に応じた変化のある塗装が可能となり
その汎用性を高めうる。さらに第3の塗装装置によりク
リアー塗装を行うため、見映えの向上と同時に耐久性を
高めかつ汚れ等を防止しうるワークを生産しうる。しか
も第1、第2、第3の乾燥装置は、遠赤外線を用いてし
かも換気しつつ乾燥を行うため、有機溶剤を用いるとき
にも安全な作業がなしえ、従って無機、有機の塗剤を問
わずに使用することができる。さらに第1、第2の乾燥
装置の下流側には第1、第2の冷却装置を配しているた
め、第2、第3の塗装を速い時期に一連に行うことがで
き、塗装作業を能率化できる。又第2の塗装装置により
カラー塗装されたワークを搬送する第3の搬送コンベヤ
に、該第3の搬送コンベヤを横切るアームを有する基枠
とこのアームを傾動させる駆動器とからなる傾動装置を
設けているため、カラー塗装の仕上がり状態を容易に検
査でき、塗装品質の向上に役立つ。
又プレヒート装置を設けた場合には、塗装に先がけワー
ク表面を加温乾燥でき、湿気によるワークの腐蝕及び塗
装むら、塗剤の変色、塗剤の剥離等の塗装精度の低下を
防止することにより、より高品質かつ均一な塗装製品を
生産しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例を示す平面図、第2図
は本装置によって塗装、乾燥される工程を略示する斜視
図、第3図はストック台、移載装置を例示する正面図、
第4図は移載装置で用いる吸着器を例示する斜視図、第
5〜6図は第1の塗装装置を示す断面図、第7図は第1
の塗装装置で用いられる移送装置の一部を拡大して示す
斜視図、第8図は第1の乾燥装置を例示する断面図、第
9図は第2の塗装装置を例示する斜視図、第10図は傾動
装置を例示する斜視図、第11図はその作用を示す正面
図、第12図は載置治具を例示する斜視図である。 2…ストック台、3…移載装置、 4…第1の搬送コンベヤ、5…第1の塗装装置、 6…第2の冷却装置、7…第1の乾燥装置、 8…第1の冷却装置、9…第2の搬送コンベヤ、 10…第2の塗装装置、 11…第3の搬送コンベヤ、 12…第2の乾燥装置、 13…第4の搬送コンベヤ、 14…第3の塗装装置、15…第3の乾燥装置、 16…第5の搬送コンベヤ、17…積載装置、 18…傾動装置、 21、22、23…向変え装置、 35…プレヒート装置、39…吸着器、 46…ロールコータ、63…アーム、 65…駆動器、76…バーナー、 77…熱風路、80…換気路、90…遠赤外線板、 100…スプレーガン、101…塗布具。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積重ねられた板状のワーク(W)を貯留す
    るストック台(2)と、 ストック台(2)で貯留されたワーク(W)を上から順
    次取出す移載装置(3)と、 該移載装置(3)により取出されたワーク(W)が移載
    される第1の搬送コンベヤ(4)と、 該第1の搬送コンベヤ(4)により搬入されたワーク
    (W)を移送しつつ該移送されるワーク(W)に噴霧塗
    装を施す塗布具(101)を用いた第1の塗装装置(5)
    と、 該第1の塗装装置(5)により噴霧塗装されたワーク
    (W)を受取りかつ移送するとともに移送の間、遠赤外
    線によってかつ換気しつつ加温乾燥する第1の乾燥装置
    (7)と、 該第1の乾燥装置(7)により加温乾燥されたワーク
    (W)を受取り移送しつつ冷却する第1の冷却装置
    (8)と、 該第1の冷却装置(8)により冷却されたワーク(W)
    を搬送する第2の搬送コンベヤ(9)と、 該第2の搬送コンベヤ(9)により搬入されたワーク
    (W)を移送しつつカラー塗装を施すロールコータ(4
    6)を用いた第2の塗装装置(10)と、 該第2の塗装装置(10)により塗装されたワーク(W)
    を搬送する第3の搬送コンベヤ(11)と、 該第3の搬送コンベヤ(11)により搬入されるワーク
    (W)を移送の間、遠赤外線によってかつ換気しつつ加
    温乾燥する第2の乾燥装置(12)と、 該第2の乾燥装置(12)により加温乾燥されたワーク
    (W)を受取り移送しつつ冷却する第2の冷却装置
    (6)と、 該第2の冷却装置(6)により冷却されたワーク(W)
    を搬送する第4の搬送コンベヤ(13)と、 該第4の搬送コンベヤ(13)により搬入されたワーク
    (W)を移送しつつクリアー塗装する第3の塗装装置
    (14)と、 該第3の塗装装置(14)により塗装されたワーク(W)
    を受取りかつ移送するとともに移送の間、遠赤外線によ
    ってかつ換気しつつ加温乾燥する第3の乾燥装置(15)
    と、 該第3の乾燥装置(15)によって乾燥されたワーク
    (W)を搬送する第5の搬送コンベヤ(16)と、 該第5の搬送コンベヤ(16)により搬送されたワーク
    (W)を積重ねる積載装置(17)とを具えるとともに、 前記第3の搬送コンベヤ(11)は、複数本かつワーク
    (W)の搬送方向の長さよりも小の間隔を隔てるととも
    にこの第3の搬送コンベヤ(11)を横切りかつその一方
    の側縁で枢支されたアーム(63)を有する基枠と、 このアーム(63)を、上面が第3の搬送コンベヤ(11)
    の搬送面よりも低い水平位置から第3の搬送コンベヤ
    (11)上のワーク(W)を持上げ前記一方の側縁を下に
    傾いた傾き位置までの間を傾動させる駆動器(65)とか
    らなり、カラー塗装の仕上がり状態を検査するのに用い
    る傾動装置(18)を具えてなる板状ワークの塗装乾燥装
    置。
  2. 【請求項2】前記第1の搬送コンベヤ(4)と第1の塗
    装装置(5)との間にワーク(W)を乾燥するプレヒー
    ト装置(35)を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    板状ワークの塗装乾燥装置。
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