JPH0683559U - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

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JPH0683559U
JPH0683559U JP2449293U JP2449293U JPH0683559U JP H0683559 U JPH0683559 U JP H0683559U JP 2449293 U JP2449293 U JP 2449293U JP 2449293 U JP2449293 U JP 2449293U JP H0683559 U JPH0683559 U JP H0683559U
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JP
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steering
steering wheel
wheel
angle
turning
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Application number
JP2449293U
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English (en)
Inventor
勉 上田
Original Assignee
東洋運搬機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングホイールを最大切角まで回した
ときの衝撃力を低減する。 【構成】 ステアリングホイール1の操舵により伝動部
11が回転する。ステアリングホイール1からの操舵力
に応じてPSギアードモータ4が作動して操舵出力を可
変する。ステアリングホイール1を速く回したときには
ハンドル操作が重くなる。ステアリングホイール1を遅
く回したときにはハンドル操作が軽くなる。ステアリン
グホイール1の回転角度が規定角度θ2に達すると、角
度センサ6の出力信号によりPSギアードモータ4は操
舵出力を減衰させるように作動する。ハンドル操作が重
くなって車輪換向体10のストッパ28a,28bが旋
回ストッパ29に勢いよく衝突せずに止まる。ステアリ
ングホイール1がステアリング最大切角θ1に達する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フォークリフト等の荷役車両の操舵性能を向上させるパワーステア リング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のフォークリフト等の荷役車両は、使用上、軽快な操舵性能が要求される ため、車輪を換向させる操舵換向系にパワーステアリング(以下、PSという) 装置が装備されており、特にバッテリー式のリーチフォークリフトには電気式P S装置が使用されている。
【0003】 この電気式PS装置は、ステアリングホイールからの操舵力に応じてステアリ ングシャフトへの操舵出力を倍力するPS用モータを備え、ステアリングホイー ルからの操舵力に基づいてPSコントローラがPS用モータを制御して、ハンド ル操作を軽減させている。
【0004】 そして、ステアリングホイールを回して車輪を換向させていくと、車輪を換向 させる部材がストッパに当接してステアリングホイールが回らなくなる。この位 置がステアリング最大切角とされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
リーチフォークリフトの運転操作上、旋回をするために常に急速なハンドル操 作が行われることがある。
【0006】 ところが、ステアリングホイールはPS装置によって軽快に回転させることが できるので、ステアリングホイールがステアリング最大切角に達したとき、勢い よくストッパに当たる。このときの衝撃力は非常に大きなものである。そのため 、ステアリング機構の各部品にダメージを与え、早期の部品交換やメンテナンス を行う必要があった。
【0007】 本考案は、上記に鑑み、ステアリング最大切角に達したときに操舵換向系が受 ける衝撃力を和らげるPS装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案による課題解決手段は、図1の如く、ステアリングホイール1と、該ス テアリングホイール1の操作によって車輪2を回転させる換向手段3と、前記ス テアリングホイール1からの操舵力に応じて前記換向手段3への操舵出力を倍力 する倍力手段4と、前記ステアリングホイール1からの操舵力に基づいて前記倍 力手段4を制御する制御部7とを備え、前記ステアリングホイール1の回転角度 を検知する角度検出器6が配設され、前記制御部7に、前記ステアリングホイー ル1の回転角度がステアリング最大切角θ1より小さく設定された規定角度θ2 に達したとき前記倍力手段4による操舵出力を小にする倍力減衰手段9が設けら れたものである。
【0009】
【作用】
上記課題解決手段において、ステアリングホイール1を回すと、その操舵力が 換向手段3に伝達される。そして、ステアリングホイール1からの操舵力に応じ て、倍力手段4により操舵出力を可変させて、ハンドル操作が軽くあるいは重く なる。
【0010】 そして、ステアリングホイール1の回転角度が規定角度θ2に達すると、角度 検出器6の出力信号により制御部7では倍力手段4による操舵出力を減衰させて 、ハンドル操作が重くなる。その後、ステアリングホイール1を重い状態で回す ことになり、ステアリング最大切角θ1に達してステアリングホイール1が切れ なくなる。
【0011】 したがって、ステアリングホイール1の回転角度が規定角度θ2に達した以後 は、ステアリングホイール1を重い状態で回すので、勢いよくストッパに衝突す ることを防げる。
【0012】
【実施例】
図1は本考案の一実施例であるPS装置の構成図、図2は直進状態の車輪換向 体の平面図、図3はステアリング最大切角に達した状態の車輪換向体の平面図、 図4は角度センサの出力とステアリングホイールの回転角度との関係を示す図で ある。
【0013】 本実施例のバッテリー式リーチフォークリフトに使用される電気式PS装置は 、図1の如く、ステアリングホイール1と、該ステアリングホイール1の操作に よって車輪2を回転させる換向手段3と、前記ステアリングホイール1からの操 舵力に応じて前記換向手段3への操舵出力を倍力する倍力手段であるPSギアー ドモータ4と、前記ステアリングホイール1からの操舵力を感知するPSトルク センサ5と、前記ステアリングホイール1の回転角度を検知する角度センサ6と 、前記ステアリングホイール1からの操舵力に基づいて前記PSギアードモータ 4を制御する制御部であるPSコントローラ7とを備えている。
【0014】 そして、該PSコントローラ7は、マイクロコンピュータおよびチョッパを用 いた前記PSギアードモータ4の駆動回路を備えており、前記PSトルクセンサ 5からの出力信号に応じて前記PSギアードモータ4による操舵出力を可変する モータ駆動手段8と、前記ステアリングホイール1の回転角度がステアリング最 大切角θ1より小さく設定された規定角度θ2に達したときに前記PSギアード モータ4による操舵出力を小にする倍力減衰手段9とが設けられている。
【0015】 前記換向手段3は、車輪2を回転自在に支持する車輪換向体10と、ステアリ ングホイール1からの回転を車輪換向体10に伝える伝動部11とから構成され ている。該伝動部11は、第一ステアリングシャフト12と、第一ステアリング シャフト12の上端に外嵌固定されたシャフトプーリ13と、第二ステアリング シャフト14と、ユニバーサルジョイント15により第二ステアリングシャフト 14と連結されるシャフト16,17と、PSギアードモータ4を介して回転す るギア軸18と、ギア軸18に外嵌固定された第一ギア19と、第一ギア19と かみ合う第二ギア20と、第二ギア20と同軸上に配された第三ギア21と、第 三ギア21とかみ合い車輪換向体10に外嵌固定された車輪ギア22とからなる 。そして、シャフトプーリ13は、ステアリングホイール1のステアリング軸2 3に外嵌固定された第一プーリ24にチェーン25を介して連結されている。
【0016】 前記車輪換向体10は、フォークリフト本体に固定された車輪軸26に回転自 在に支持されている。車輪換向体10の上部には走行用モータ27が配され、走 行用モータ27の駆動により車輪換向体10に内装された図示しないギア等を介 して車輪2が回転される。そして、図2の如く、車輪換向体10の外周の180 度対称な位置に一対のストッパ28a,28bが突設され、フォークリフト本体 に車輪換向体10に対向して旋回ストッパ29が突設され、図3の如く、車輪換 向体10のストッパ28a,28bが旋回ストッパ29に当接したときにステア リングホイール1の回転角度は左右のステアリング最大切角θ1L,θ1Rとな る。
【0017】 前記PSトルクセンサ5は、図1の如く、第一ステアリングシャフト12と第 二ステアリングシャフト14との間に介装され、トルクが加わった第一ステアリ ングシャフト12と第二ステアリングシャフト14のねじり角を光センサ等によ り検知して、その交流の電圧波形の位相差からトルクを検出する一般的なトルク センサである。
【0018】 前記角度センサ6は、図1の如く、ステアリング軸23に固定された第二プー リ30にチェーン31を介して連結されたセンサプーリ32と、センサプーリ3 2の回転を検出するセンサ本体33とを備えている。センサ本体33内には、セ ンサプーリ32のセンサ軸34の回転を電磁コイル等を使用して電圧変化により 回転位置を検出する一般的な回転位置センサが内装されている。
【0019】 前記モータ駆動手段8は、ステアリングホイール操舵時のPSトルクセンサ5 からの出力信号に基づいて、PSギアードモータ4へのチョッピングの通流率を 可変させるものである。
【0020】 前記倍力減衰手段9は、ステアリングホイール1の回転角度が右および左ステ アリング最大切角θ1R,θ1Lより小さく設定された右および左規定角度θ2 R,θ2Lに達したときの角度センサ6からの出力信号に基づいて、PSギアー ドモータ4へのチョッピングの通流率を減少させるものである。
【0021】 上記構成において、リーチフォークリフトの運転操作中、直進状態から旋回す るとき急速にステアリングホイール1を回転させて行う。左旋回するときステア リングホイール1を左へ回すと、その操舵力が伝動部11に伝達される。このと き、ステアリングホイール1を速く回したときには、PSトルクセンサ5からの 出力信号に基づいてPSギアードモータ4による操舵出力を減衰させて、ハンド ル操作が重くなり、ステアリングホイール1を遅く回したときには操舵出力を倍 力させて、ハンドル操作が軽くなる。
【0022】 そして、車輪2が左方向に換向されて行き、ステアリングホイール1の回転角 度が左規定角度θ2Lに達すると、角度センサ6がオン信号を制御部7に出力す る。倍力減衰手段9により、PSギアードモータ4による操舵出力は減衰されて 、ハンドル操作が重くなる。その後、ステアリングホイール1を重い状態で回転 させて行き、車輪換向体10のストッパ28aが旋回ストッパ29に当接して、 ステアリングホイール1が切れなくなる左ステアリング最大切角θ1Lに到達し 、車輪2の換向が止められる。
【0023】 また、右旋回するときも、上記と同様にステアリングホイール1を回転させて 行き、右ステアリング最大切角θ1Rに到達する直前で、PSギアードモータ4 による操舵出力は減衰され、ハンドル操作が重い状態で旋回ストッパ29に当接 して、右ステアリング最大切角θ1Rに達する。
【0024】 このように、急速なハンドル操作による右旋回および左旋回が行われても、ス テアリングホイール1の回転角度が規定角度θ2に達するまでは、ステアリング ホイール1の操舵力に応じて操舵出力を可変させて、ハンドル操作を軽くしたり 、あるいは重くしたりするが、ステアリングホイール1の回転角度が規定角度θ 2に達した以後は、操舵出力を減衰させてハンドル操作を重くすることができる 。
【0025】 したがって、ステアリング最大切角θ1に到達する直前に、操舵出力が減衰し て、ステアリングホイール1を重い状態で回さなければならず、車輪換向体10 のストッパ28a,28bが勢いよく旋回ストッパ29に衝突することを防止で き、車輪2の換向が停止するときの衝撃力を低減できる。そのため、操舵換向系 の各部品へ与えるダメージが減るので、各部品の延命効果が期待できる。
【0026】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上 記実施例に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。
【0027】 例えば、上記実施例では、PSギアードモータ4を使用した電気式のPS装置 について記述したが、ポンプ駆動モータを使用した油圧制御のPS装置に適用し ても良い。
【0028】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな通り、本考案によると、急速なハンドル操作による旋 回が行われても、ステアリングホイールの回転角度が規定角度に達するまでは、 操舵力に応じて操舵出力を可変させているが、ステアリングホイールの回転角度 が規定角度に達した以後は、操舵出力を減衰させてハンドル操作を重くすること ができる。
【0029】 したがって、ステアリング最大切角に到達する直前に、操舵出力が減衰して、 ステアリングホイールを重い状態で回さなければならず、勢いよく旋回ストッパ に衝突することを防止でき、ステアリングホイールが最大切角に達したときの衝 撃力を低減できる。そのため、操舵換向系の各部品へ与えるダメージが減るので 、部品の延命効果が期待できるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるパワーステアリング装
置の構成図
【図2】直進状態の車輪換向体の平面図
【図3】ステアリング最大切角に達した状態の車輪換向
体の平面図
【図4】角度センサの出力とステアリングホイールの回
転角度との関係を示す図
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 車輪 3 換向手段 4 倍力手段 6 角度センサ 7 制御部 9 倍力減衰手段 θ1 ステアリング最大切角 θ2 規定角度

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールと、該ステアリン
    グホイールの操作によって車輪を回転させる換向手段
    と、前記ステアリングホイールからの操舵力に応じて前
    記換向手段への操舵出力を倍力する倍力手段と、前記ス
    テアリングホイールからの操舵力に基づいて前記倍力手
    段を制御する制御部とを備えたパワーステアリング装置
    において、前記ステアリングホイールの回転角度を検知
    する角度検出器が配設され、前記制御部に、前記ステア
    リングホイールの回転角度がステアリング最大切角より
    小さく設定された規定角度に達したとき前記倍力手段に
    よる操舵出力を小にする倍力減衰手段が設けられたこと
    を特徴とするパワーステアリング装置。
JP2449293U 1993-05-12 1993-05-12 パワーステアリング装置 Pending JPH0683559U (ja)

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JP2449293U JPH0683559U (ja) 1993-05-12 1993-05-12 パワーステアリング装置

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JPH0683559U true JPH0683559U (ja) 1994-11-29

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ID=12139684

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JP2449293U Pending JPH0683559U (ja) 1993-05-12 1993-05-12 パワーステアリング装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61184171A (ja) * 1985-02-12 1986-08-16 Honda Motor Co Ltd 電動式パワ−ステアリング装置
JPH05185936A (ja) * 1992-01-13 1993-07-27 Nippon Yusoki Co Ltd 電気式パワーステアリング装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61184171A (ja) * 1985-02-12 1986-08-16 Honda Motor Co Ltd 電動式パワ−ステアリング装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980630