JPH068349B2 - フイラメント生成可能なポリイミド・エステル - Google Patents
フイラメント生成可能なポリイミド・エステルInfo
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- JPH068349B2 JPH068349B2 JP3179035A JP17903591A JPH068349B2 JP H068349 B2 JPH068349 B2 JP H068349B2 JP 3179035 A JP3179035 A JP 3179035A JP 17903591 A JP17903591 A JP 17903591A JP H068349 B2 JPH068349 B2 JP H068349B2
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- Japan
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- polymer
- mol
- melt
- filament
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G73/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
- C08G73/06—Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
- C08G73/10—Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
- C08G73/16—Polyester-imides
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Description
【0001】本発明は成形万能で熔融紡糸可能なポリイ
ミド・エステル、及びそのポリイミド・エステルの強靭
な高モジュラス・フイラメント及びフイルムに関する。
ミド・エステル、及びそのポリイミド・エステルの強靭
な高モジュラス・フイラメント及びフイルムに関する。
【0002】光学的に異方性をもつ熔融物を生じ、それ
から配向フイラメントを熔融紡糸し得るポリイミド・エ
ステルは、アーウイン(Irwin)の米国特許第4,
176,223号に記載されている。これらの重合体は
2,6−ナフタレンジカルボン酸と、(a)置換ヒドロ
キノン及び4−カルボキシ−N−(p−カルボキシフェ
ニル)フタルイミド、又は(b)テレフタル酸及び4−
ヒドロキシ−N−(p−ヒドロキシフェニル)フタルイ
ミドからつくられる。このような重合体から熔融紡糸さ
れたフイラメントは加熱処理すると高強度、高モジュラ
スになる。
から配向フイラメントを熔融紡糸し得るポリイミド・エ
ステルは、アーウイン(Irwin)の米国特許第4,
176,223号に記載されている。これらの重合体は
2,6−ナフタレンジカルボン酸と、(a)置換ヒドロ
キノン及び4−カルボキシ−N−(p−カルボキシフェ
ニル)フタルイミド、又は(b)テレフタル酸及び4−
ヒドロキシ−N−(p−ヒドロキシフェニル)フタルイ
ミドからつくられる。このような重合体から熔融紡糸さ
れたフイラメントは加熱処理すると高強度、高モジュラ
スになる。
【0003】異方性の熔融物を生じ、そしてパラ配向ジ
ヒドロキシフェノール、パラ配向芳香族ジカルボン酸、
及び6−ヒドロキシ−2−ナフトン酸からつくられる熔
融加工可能な芳香族ポリエステルは、カランダン(Ca
lundarn)の米国特許第4,256,624号に
記載されている。パラ−ヒドロキシ安息香酸及び6−ヒ
ドロキシ−2−ナフトン酸の組み合わせからつくられた
ポリエステルは、カランダンの米国特許第4,161,
470号及び米国特許第4,219,461号に記載さ
れている。
ヒドロキシフェノール、パラ配向芳香族ジカルボン酸、
及び6−ヒドロキシ−2−ナフトン酸からつくられる熔
融加工可能な芳香族ポリエステルは、カランダン(Ca
lundarn)の米国特許第4,256,624号に
記載されている。パラ−ヒドロキシ安息香酸及び6−ヒ
ドロキシ−2−ナフトン酸の組み合わせからつくられた
ポリエステルは、カランダンの米国特許第4,161,
470号及び米国特許第4,219,461号に記載さ
れている。
【0004】本発明によれば、熔融注形してフイルム
に、又は熔融紡糸してフイラメントにすることができ、
これを熱処理して高強度、高モジュラスの製品にし得
る、異方性熔融物を生じる新規な重合体が提供される。
熱処理した製品は、異方性熔融重合体からつくられた従
来の製品に比べ、異常な強靭性を有している。
に、又は熔融紡糸してフイラメントにすることができ、
これを熱処理して高強度、高モジュラスの製品にし得
る、異方性熔融物を生じる新規な重合体が提供される。
熱処理した製品は、異方性熔融重合体からつくられた従
来の製品に比べ、異常な強靭性を有している。
【0005】本発明のフイラメント生成可能なポリイミ
ド・エステルは、構造単位
ド・エステルは、構造単位
【0006】
【化3】
【0007】から成り、構造単位
【0008】
【化4】
【0009】は40〜60モル%の量で存在し、他の単
位は夫々20〜30モル%の量で存在し、式
位は夫々20〜30モル%の量で存在し、式
【0010】
【数2】
【0011】[但し、Cは溶媒1dl中の重合体のg数
で表わされる濃度であり、(ηrel)は相対粘度すなわ
ち30℃において毛管粘度計中を流れる重合体溶液対溶
媒の流下時間の比である。]で表わされるインヒ−レン
ト粘度が少なくとも0.4である、ことを特徴としてい
る。
で表わされる濃度であり、(ηrel)は相対粘度すなわ
ち30℃において毛管粘度計中を流れる重合体溶液対溶
媒の流下時間の比である。]で表わされるインヒ−レン
ト粘度が少なくとも0.4である、ことを特徴としてい
る。
【0012】本明細書においては、便宜上、本発明のポ
リイミド・エステルと共に本発明と密接に関連するポリ
イミド・エステルについても、組み合わせI、II及び
IIIとして併わせて記述するが、これらのうち組み合
わせIIIが本発明のポリイミド・エステルである。組
み合わせI、II及びIIIのポリイミド・エステル
は、少なくとも0.4のインヒ−レント粘度を有し、下
記に示す構造単位から実質的に成るものであり、
リイミド・エステルと共に本発明と密接に関連するポリ
イミド・エステルについても、組み合わせI、II及び
IIIとして併わせて記述するが、これらのうち組み合
わせIIIが本発明のポリイミド・エステルである。組
み合わせI、II及びIIIのポリイミド・エステル
は、少なくとも0.4のインヒ−レント粘度を有し、下
記に示す構造単位から実質的に成るものであり、
【0013】
【化5】
【0014】そして、I及びIIの中の単位
【0015】
【化6】
【0016】は、10〜30モル%存在し、ジオキシ単
位及びジカルボニル単位は実質的に等モル量で存在し、
茲にArは塩素置換されていてもよいm−及びp−フエ
ニレンを表わし;また、IIIの中の単位
位及びジカルボニル単位は実質的に等モル量で存在し、
茲にArは塩素置換されていてもよいm−及びp−フエ
ニレンを表わし;また、IIIの中の単位
【0017】
【化7】
【0018】は40〜60モル%の量で存在し、他の単
位は夫々20〜30モル%の量で存在している。
位は夫々20〜30モル%の量で存在している。
【0019】以下の説明においては、必要な構造単位の
夫々の前駆体(precursor)を選ぶ指針が示さ
れる。これらの前駆体は、同等な形で使用することがで
きることが理解されるべきである。例えばジヒドロキシ
フェノールはジアセテートの形で用いることができる。
ジカルボン酸はジメチル又はジエチル、エステルとして
用いることができる。ヒドロキシカルボキシ芳香族化合
物はアセトキシ芳香族カルボン酸として用いることがで
きる。
夫々の前駆体(precursor)を選ぶ指針が示さ
れる。これらの前駆体は、同等な形で使用することがで
きることが理解されるべきである。例えばジヒドロキシ
フェノールはジアセテートの形で用いることができる。
ジカルボン酸はジメチル又はジエチル、エステルとして
用いることができる。ヒドロキシカルボキシ芳香族化合
物はアセトキシ芳香族カルボン酸として用いることがで
きる。
【0020】組み合わせIのポリイミド・エステルは実
質的に、6−ヒドロキシ−2−ナフトン酸から誘導でき
る6−オキシ−2−カルボニルナフタレン単位、即ち
質的に、6−ヒドロキシ−2−ナフトン酸から誘導でき
る6−オキシ−2−カルボニルナフタレン単位、即ち
【0021】
【化8】
【0022】置換又は非置換ヒドロキノンから誘導でき
る−O−Ar−O−単位;及び4−カルボキシ−N−
(p−カルボキシフェニル)フタルイミド(以後TBと
略記する)から誘導できる4−カルボニル−N−(p−
カルボニルフェニレン)フタルイミド単位、即ち
る−O−Ar−O−単位;及び4−カルボキシ−N−
(p−カルボキシフェニル)フタルイミド(以後TBと
略記する)から誘導できる4−カルボニル−N−(p−
カルボニルフェニレン)フタルイミド単位、即ち
【0023】
【化9】
【0024】から成っている。
【0025】組み合わせIIのポリイミド・エステルは
実質的に,6−オキシ−2−カルボニルナフタレン単
位;テレフタル酸又はその置換誘導体から誘導できる
実質的に,6−オキシ−2−カルボニルナフタレン単
位;テレフタル酸又はその置換誘導体から誘導できる
【0026】
【化10】
【0027】及び4−ヒドロキシ−N−(p−ヒドロキ
シフェニル)フタルイミド(以下TBGと略記する)か
ら誘導できる4−オキシ−N−(p−オキシフエニレ
ン)フタルイミド単位、即ち
シフェニル)フタルイミド(以下TBGと略記する)か
ら誘導できる4−オキシ−N−(p−オキシフエニレ
ン)フタルイミド単位、即ち
【0028】
【化11】
【0029】から成っている。
【0030】本発明のポリイミド・エステル(組み合わ
せIII)は実質的に、6−オキシ−2−カルボニルナ
フタレン単位;4−ヒドロキシ安息香酸から誘導できる
4−オキシベンゾイル単位、即ち
せIII)は実質的に、6−オキシ−2−カルボニルナ
フタレン単位;4−ヒドロキシ安息香酸から誘導できる
4−オキシベンゾイル単位、即ち
【0031】
【化12】
【0032】及び4−カルボキシ−N−(p−ヒドロキ
シフェニル)フタルイミド(以後TBEと略記する)か
ら誘導できる4−カルボニル−N−(p−オキシフエニ
レン)フタルイミド単位、即ち
シフェニル)フタルイミド(以後TBEと略記する)か
ら誘導できる4−カルボニル−N−(p−オキシフエニ
レン)フタルイミド単位、即ち
【0033】
【化13】
【0034】から成っている。
【0035】組み合わせIにおいては、−O−Ar−O
−単位はp−ヒドロキノン、レゾルシン、クロロヒドロ
キノン、及び他のメタ又はp−ジヒドロキシフェノール
によ 酸、イソフタル酸、及び他のメタ又はパラ芳香族ジカル
ボン酸、例えば2,6−ナフタレンジカルボン酸により
与えられる。
−単位はp−ヒドロキノン、レゾルシン、クロロヒドロ
キノン、及び他のメタ又はp−ジヒドロキシフェノール
によ 酸、イソフタル酸、及び他のメタ又はパラ芳香族ジカル
ボン酸、例えば2,6−ナフタレンジカルボン酸により
与えられる。
【0036】 ロキシフェノール及び/又は芳香族ジカルボン酸単位に
より与えてもよいことが理解されなければならない。本
発明(組み合わせIII)においては、最大10モル%
までの少量の他のヒドロキシ芳香族カルボン酸を用いる
ことができる。いずれの場合でも、ジヒドロキシフェノ
ールから誘導される単位は、芳香族ジカルボン酸から誘
導される単位と当量でなければならない。
より与えてもよいことが理解されなければならない。本
発明(組み合わせIII)においては、最大10モル%
までの少量の他のヒドロキシ芳香族カルボン酸を用いる
ことができる。いずれの場合でも、ジヒドロキシフェノ
ールから誘導される単位は、芳香族ジカルボン酸から誘
導される単位と当量でなければならない。
【0037】本発明のポリイミド・エステルは、シエフ
ゲン(Schaefgen)の米国特許第4,118,
372号に定義された光学的異方性を有する熔融物をつ
くることができ、熔融紡糸してフイラメントにするのに
十分な分子量をもっている。重合条件 本発明のポリイミド・エステルは、ジヒドロキシフェノ
ール成分のモル数が上記芳香族ジカルボン酸成分のモル
数と実質的に同じになるような割合にある各成分の前駆
体から、標準的な溶融重合法によりつくることができ
る。重合体の詳細は後記の実施例に示されている。一般
に温度、加熱時間、圧力等の重合条件は使用成分及び所
望の重合度に依存する。重合体は、フイラメントに紡糸
し得るためには、後記の方法で測定したインヒ−レント
粘度ηinhが少くとも0.4であること、場合によって
は溶媒に不溶性で測定不能でさえあること、が必要であ
る。フイラメントの製造 ポリイミド・エステルは通常の熔融紡糸方法によりフイ
ラメントにすることができる。重合体の熔融物を紡糸口
金を通して急冷雰囲気(例えば室温の空気又は窒素)中
へ押出し、捲取る。
ゲン(Schaefgen)の米国特許第4,118,
372号に定義された光学的異方性を有する熔融物をつ
くることができ、熔融紡糸してフイラメントにするのに
十分な分子量をもっている。重合条件 本発明のポリイミド・エステルは、ジヒドロキシフェノ
ール成分のモル数が上記芳香族ジカルボン酸成分のモル
数と実質的に同じになるような割合にある各成分の前駆
体から、標準的な溶融重合法によりつくることができ
る。重合体の詳細は後記の実施例に示されている。一般
に温度、加熱時間、圧力等の重合条件は使用成分及び所
望の重合度に依存する。重合体は、フイラメントに紡糸
し得るためには、後記の方法で測定したインヒ−レント
粘度ηinhが少くとも0.4であること、場合によって
は溶媒に不溶性で測定不能でさえあること、が必要であ
る。フイラメントの製造 ポリイミド・エステルは通常の熔融紡糸方法によりフイ
ラメントにすることができる。重合体の熔融物を紡糸口
金を通して急冷雰囲気(例えば室温の空気又は窒素)中
へ押出し、捲取る。
【0038】本明細書においては、[紡糸したままの
(as−spun)」フイラメントという用語は、押出
して通常の捲取りを行った後、延伸又は熱処理しないフ
イラメントを意味する。紡糸したまま及び熱処理した後
の本発明のフイラメントは異例のモジュラスを有してい
る。
(as−spun)」フイラメントという用語は、押出
して通常の捲取りを行った後、延伸又は熱処理しないフ
イラメントを意味する。紡糸したまま及び熱処理した後
の本発明のフイラメントは異例のモジュラスを有してい
る。
【0039】熱処理及び用途 本発明の紡糸したままのフイラメントは、弛緩させなが
ら、炉の中で熱処理してもよく、それによりプラスチッ
クス及びゴムの補強材のような種々の工業的用途に有用
な高強度のフイラメントが与えられる。熱処理工程にお
いては、ゆるく集められたフイラメント(軟かいボビン
上のスケイン、ゆるく巻いたパッケージ等)は、通常炉
の中に不活性ガス流を連続的に流した不活性雰囲気中で
加熱し、フイラメントの近傍から副成物を除去する。熔
融点に近いがフイラメントが互いに融着するのを防止す
るに十分に低い温度を使用する。好ましくは段階的に最
高温度に到達させる。さらに詳細はルイス(Luis
e)の米国特許第4,183,895号に記載されてい
る。本発明の熱処理されたフイラメントは高強度、高モ
ジュラスであり、靭性が大である。
ら、炉の中で熱処理してもよく、それによりプラスチッ
クス及びゴムの補強材のような種々の工業的用途に有用
な高強度のフイラメントが与えられる。熱処理工程にお
いては、ゆるく集められたフイラメント(軟かいボビン
上のスケイン、ゆるく巻いたパッケージ等)は、通常炉
の中に不活性ガス流を連続的に流した不活性雰囲気中で
加熱し、フイラメントの近傍から副成物を除去する。熔
融点に近いがフイラメントが互いに融着するのを防止す
るに十分に低い温度を使用する。好ましくは段階的に最
高温度に到達させる。さらに詳細はルイス(Luis
e)の米国特許第4,183,895号に記載されてい
る。本発明の熱処理されたフイラメントは高強度、高モ
ジュラスであり、靭性が大である。
【0040】試験法 インヒ−レント粘度(ηinh)は次式から計算される。
【0041】
【数3】
【0042】但し(ηrel)は相対粘度であり、Cは溶
媒1dl中の重合体のg数で表わされる濃度である。相
対粘度は30℃において毛管粘度計中を流れる重合体溶
液対溶媒の流下時間の比である。
媒1dl中の重合体のg数で表わされる濃度である。相
対粘度は30℃において毛管粘度計中を流れる重合体溶
液対溶媒の流下時間の比である。
【0043】重合体は「粘着温度」により特徴付けられ
る。これは重合体に熱勾配をもった高温の棒を次第に温
度が高い方へと押しつけて行った時、重合体が最初に粘
着し始める点の温度である。
る。これは重合体に熱勾配をもった高温の棒を次第に温
度が高い方へと押しつけて行った時、重合体が最初に粘
着し始める点の温度である。
【0044】モノフイラメントの引張特性は温度70°
F(21.1℃)、相対湿度65%で応力−歪解析器に
記録することにより測定される。ゲージ長は1インチ
(2.54cm)、伸びの速度は10%/分である。結
果をD/T/E/M又はT/E/Mとして示す。茲にD
はテックス(tex)単位の綜密度、TはdN/tex
単位の破断強度、Eは初期の長さに対する増加率で表わ
された破断時伸び、MはdN/tex単位の初期引張モ
ジュラスである。3〜5本のフイラメント試料に対する
平均引張特性を報告した。
F(21.1℃)、相対湿度65%で応力−歪解析器に
記録することにより測定される。ゲージ長は1インチ
(2.54cm)、伸びの速度は10%/分である。結
果をD/T/E/M又はT/E/Mとして示す。茲にD
はテックス(tex)単位の綜密度、TはdN/tex
単位の破断強度、Eは初期の長さに対する増加率で表わ
された破断時伸び、MはdN/tex単位の初期引張モ
ジュラスである。3〜5本のフイラメント試料に対する
平均引張特性を報告した。
【0045】靭性は応力−歪曲綜下の積分面積として報
告され、dN/tex(デシニュートン/tex)単位
で表わされる。
告され、dN/tex(デシニュートン/tex)単位
で表わされる。
【0046】
【実施例】下記の実施例及び参考例においては、同じ一
般的方法を用いた。下記に示す結果は代表的なものであ
り、記載の成分についてのすべての実験結果を含むもの
ではないことが理解されるべきである。
般的方法を用いた。下記に示す結果は代表的なものであ
り、記載の成分についてのすべての実験結果を含むもの
ではないことが理解されるべきである。
【0047】これらの実施例及び参考例においては、ジ
ヒドロキシフェノールのジアセテートとヒドロキシ芳香
族酸のモノアセテートを用いた。芳香族ジカルボン酸
は、エステルその他の誘導体としてではなく、そのまま
の形で用いた。
ヒドロキシフェノールのジアセテートとヒドロキシ芳香
族酸のモノアセテートを用いた。芳香族ジカルボン酸
は、エステルその他の誘導体としてではなく、そのまま
の形で用いた。
【0048】ケミカル・アブストラクツ(Chemic
al Abstracts)誌83巻29頁(1975
年)には特開昭49−44957号明細書の要約が記載
され、4−カルボキシ−N−(p−ヒドロキシフェニ
ル)フタルアミドの製造法が示されている。
al Abstracts)誌83巻29頁(1975
年)には特開昭49−44957号明細書の要約が記載
され、4−カルボキシ−N−(p−ヒドロキシフェニ
ル)フタルアミドの製造法が示されている。
【0049】単量体成分は、一般に過剰(通常最高7%
まで)のアセチル化したジヒドロキシフェノールを使用
したことを除いて、最終重合体における所望のモル比と
実質的に同じモル比で加えた。得られた重合体は例えば
CHQ/TB/HNA(41.2/41.2/17.
7)として示したが、これはクロロヒドロキノン(CH
Q)、4−カルボキシ−N−(p−カルボキシフェニ
ル)フタルアミド(TB)及び6−ヒドロキシ−2−ナ
フトン酸(HNA)が、最終重合体中に対応する構造単
位の41.2モル%、41.2モル%、及び17.7モ
ル%を与えるに十分な量で加えられたことを意味する。
まで)のアセチル化したジヒドロキシフェノールを使用
したことを除いて、最終重合体における所望のモル比と
実質的に同じモル比で加えた。得られた重合体は例えば
CHQ/TB/HNA(41.2/41.2/17.
7)として示したが、これはクロロヒドロキノン(CH
Q)、4−カルボキシ−N−(p−カルボキシフェニ
ル)フタルアミド(TB)及び6−ヒドロキシ−2−ナ
フトン酸(HNA)が、最終重合体中に対応する構造単
位の41.2モル%、41.2モル%、及び17.7モ
ル%を与えるに十分な量で加えられたことを意味する。
【0050】三ツ口フラスコ又は重合管に、(1)気密
性樹脂ブッシングを通して延びたガラス撹拌機、(2)
窒素入口、及び(3)酢酸副成物を集めるためのフラス
コを備えた水冷又は空冷凝縮器に到る短いカラムを取付
ける。空気をかけるための付属品を凝縮器の終端に取付
ける。電気的に加熱したウッド(Wood)の合金浴又
は沸騰蒸気浴を垂直に取付けて加熱のために使用する。
反応混合物を加熱して、実質的にすべての酢酸が流出し
てしまうまで窒素を流しながら大気圧下で撹拌を続け
る。次に真空に引き、圧力を大気圧から1mmHg(1
33.3Pa)以下まで徐々に低下させる。1mmHg
以下の圧力の真空下での加熱を、粘度が熔融紡糸に適当
と考えられる水準に上昇するまで続ける。冷却し固化し
た重合体を細かくし、その一部を成形して熔融紡糸用の
円筒柱にする。
性樹脂ブッシングを通して延びたガラス撹拌機、(2)
窒素入口、及び(3)酢酸副成物を集めるためのフラス
コを備えた水冷又は空冷凝縮器に到る短いカラムを取付
ける。空気をかけるための付属品を凝縮器の終端に取付
ける。電気的に加熱したウッド(Wood)の合金浴又
は沸騰蒸気浴を垂直に取付けて加熱のために使用する。
反応混合物を加熱して、実質的にすべての酢酸が流出し
てしまうまで窒素を流しながら大気圧下で撹拌を続け
る。次に真空に引き、圧力を大気圧から1mmHg(1
33.3Pa)以下まで徐々に低下させる。1mmHg
以下の圧力の真空下での加熱を、粘度が熔融紡糸に適当
と考えられる水準に上昇するまで続ける。冷却し固化し
た重合体を細かくし、その一部を成形して熔融紡糸用の
円筒柱にする。
【0051】参考例1クロロヒドロキノン(CHQ)ジアセテート、4−カル
ボキシ−N−(p−カルボキシフェニル)フタルイミド
(TB)、及び6−ヒドロキシ−2−ナフトン酸(HN
A)モノアセテートからつくられたポリエステル CHQ/TB/HNA(41.2/41.2/17.
7)の組成をもつ重合体を 9.88gのCHQジアセテート(0.0433モル、
5%過剰) 12.81gのTB(0.0412モル) 4.06gのHNAモノアセテート(0.0177モ
ル) を含む混合物からつくった。窒素下での大気圧において
45分で温度を200℃から355℃に上昇させ、次に
0.5mmHgの圧力で3分間355℃に保つ。得られ
た重合体は熱勾配をもつ高温の棒上で310℃で軟化
し、340℃においては棒から繊維を引くことができ
た。重合体は高温のp−クロロフェノールに不溶であっ
た。ジエフゲンの米国特許第4,118,372号の熱
光学的試験では、重合体は熔融物において光学的に異方
性をもち、274℃で流動した。
ボキシ−N−(p−カルボキシフェニル)フタルイミド
(TB)、及び6−ヒドロキシ−2−ナフトン酸(HN
A)モノアセテートからつくられたポリエステル CHQ/TB/HNA(41.2/41.2/17.
7)の組成をもつ重合体を 9.88gのCHQジアセテート(0.0433モル、
5%過剰) 12.81gのTB(0.0412モル) 4.06gのHNAモノアセテート(0.0177モ
ル) を含む混合物からつくった。窒素下での大気圧において
45分で温度を200℃から355℃に上昇させ、次に
0.5mmHgの圧力で3分間355℃に保つ。得られ
た重合体は熱勾配をもつ高温の棒上で310℃で軟化
し、340℃においては棒から繊維を引くことができ
た。重合体は高温のp−クロロフェノールに不溶であっ
た。ジエフゲンの米国特許第4,118,372号の熱
光学的試験では、重合体は熔融物において光学的に異方
性をもち、274℃で流動した。
【0052】この重合体を、直径0.23mmの単一紡
糸口金孔を通し、紡糸口金温度359℃、セル温度35
3℃で、捲取速度364m/分で熔融紡糸した。このモ
ノフイラメント糸を窒素雰囲気中で実質的に弛緩した条
件で、190℃で2時間、190〜297℃で4時間、
297℃で16時間加熱処理した。紡糸したまま及び加
熱処理したフイラメントに対し次の引張特性が得られ
た。
糸口金孔を通し、紡糸口金温度359℃、セル温度35
3℃で、捲取速度364m/分で熔融紡糸した。このモ
ノフイラメント糸を窒素雰囲気中で実質的に弛緩した条
件で、190℃で2時間、190〜297℃で4時間、
297℃で16時間加熱処理した。紡糸したまま及び加
熱処理したフイラメントに対し次の引張特性が得られ
た。
【0053】
【表1】 TEX T E MI
靭性 紡糸したま 1.01 5.4 1.5 406
0.045 ま加熱処理 1.15 13.2 4.1 375
0.293 参考例24−ヒドロキシ−N−(p−ヒドロキシフェニル)フタ
ルイミド(TBG)ジアセテート、テレフタル酸(T)
及び6−ヒドロキシ−2−ナフトン酸(HNA)モノア
セテートからのポリエステル TBG/T/HNA(41.2/41.2/17.7)
の重合体を重合容器中で、 11.40gのTBGジアセテート(0.0336モ
ル、1.8%過剰) 5.47gのT(0.0330モル) 3.25gのHNAモノアセテート(0.0140モ
ル) を混合することによりつくった。この混合物を重合容器
中で窒素下で大気圧において35分間で190℃から3
50℃に加熱し、次に20mmHgの真空下で350℃
で4分間、最後に0.4mmHgで350℃において1
3分間加熱した。得られた重合体は熱勾配の棒上で28
0℃において軟化し、300℃では棒から繊維を引くこ
とができた。p−クロロフェノール中におけるインヒ−
レント粘度は1.98であった。この重合体は光学的に
異方性のある熔融物をつくった。
靭性 紡糸したま 1.01 5.4 1.5 406
0.045 ま加熱処理 1.15 13.2 4.1 375
0.293 参考例24−ヒドロキシ−N−(p−ヒドロキシフェニル)フタ
ルイミド(TBG)ジアセテート、テレフタル酸(T)
及び6−ヒドロキシ−2−ナフトン酸(HNA)モノア
セテートからのポリエステル TBG/T/HNA(41.2/41.2/17.7)
の重合体を重合容器中で、 11.40gのTBGジアセテート(0.0336モ
ル、1.8%過剰) 5.47gのT(0.0330モル) 3.25gのHNAモノアセテート(0.0140モ
ル) を混合することによりつくった。この混合物を重合容器
中で窒素下で大気圧において35分間で190℃から3
50℃に加熱し、次に20mmHgの真空下で350℃
で4分間、最後に0.4mmHgで350℃において1
3分間加熱した。得られた重合体は熱勾配の棒上で28
0℃において軟化し、300℃では棒から繊維を引くこ
とができた。p−クロロフェノール中におけるインヒ−
レント粘度は1.98であった。この重合体は光学的に
異方性のある熔融物をつくった。
【0054】重合体は直径0.23mmの単一紡糸口金
を通し、紡糸口金温度337℃、紡糸セル温度333
℃、捲取速度546m/分で熔融紡糸した。参考例1と
同様にして窒素雰囲気中で加熱処理した。次の引張特性
を得た。
を通し、紡糸口金温度337℃、紡糸セル温度333
℃、捲取速度546m/分で熔融紡糸した。参考例1と
同様にして窒素雰囲気中で加熱処理した。次の引張特性
を得た。
【0055】
【表2】 TEX T E MI
靭性 紡糸したま 0.47 4.5 1.5 345
0.037 ま加熱処理 0.61 12.9 4.4 404
0.315 実施例6−ヒドロキシ−2−ナフトン酸(HNA)モノアセテ
ート、4−ヒドロキシ安息香酸(HBA)モノアセテー
ト、及び4−カルボキシ−N−(p−ヒドロキシフェニ
ル)フタルイミド(TBE)モノアセテートからの重合
体 HNA/HBA/TBE(50/25/25)の組成を
もつ重合体を次の組成をもつ混合物からつくった。
靭性 紡糸したま 0.47 4.5 1.5 345
0.037 ま加熱処理 0.61 12.9 4.4 404
0.315 実施例6−ヒドロキシ−2−ナフトン酸(HNA)モノアセテ
ート、4−ヒドロキシ安息香酸(HBA)モノアセテー
ト、及び4−カルボキシ−N−(p−ヒドロキシフェニ
ル)フタルイミド(TBE)モノアセテートからの重合
体 HNA/HBA/TBE(50/25/25)の組成を
もつ重合体を次の組成をもつ混合物からつくった。
【0056】 9.20gHNAモノアセテート(0.040モル) 3.60gHBAモノアセテート(0.020モル) 6.50gTBEモノアセテート(0.020モル) この混合物を反応容器中において窒素下で大気圧におい
て35分間200〜355℃に加熱し、次に4分間35
5〜360℃に加熱し、この間圧力を0.1mmHgに
低下させた。得られた重合体は熱勾配をもつ棒上では3
15℃で軟化し、335℃においては繊維を引くことが
できた。この重合体は熱光学的試験で異方性熔融物をつ
くった。
て35分間200〜355℃に加熱し、次に4分間35
5〜360℃に加熱し、この間圧力を0.1mmHgに
低下させた。得られた重合体は熱勾配をもつ棒上では3
15℃で軟化し、335℃においては繊維を引くことが
できた。この重合体は熱光学的試験で異方性熔融物をつ
くった。
【0057】この重合体を単一孔紡糸口金(オリフイス
の直径0.23mm)を通し、紡糸口金温度360℃、
セル温度355℃、捲取速度319m/分で紡糸した。
の直径0.23mm)を通し、紡糸口金温度360℃、
セル温度355℃、捲取速度319m/分で紡糸した。
【0058】参考例1と同様の方法により、得られたフ
イラメントを熱処理した。引張特性は次の通りである。
イラメントを熱処理した。引張特性は次の通りである。
【0059】
【表3】 テックス T E MI
靭性 紡糸したま 1.09 4.9 1.6 370
0.043 ま加熱処理 1.08 11.0 3.6 376
0.214
靭性 紡糸したま 1.09 4.9 1.6 370
0.043 ま加熱処理 1.08 11.0 3.6 376
0.214
Claims (1)
- 【請求項1】 構造単位 【化1】 から成り、構造単位 【化2】 は40〜60モル%の量で存在し、他の単位は夫々20
〜30モル%の量で存在し、式 【数1】 [但し、Cは溶媒1dl中の重合体のg数で表わされる
濃度であり、(ηrel)は相対粘度すなわち30℃にお
いて毛管粘度計中を流れる重合体溶液対溶媒の流下時間
の比である。]で表わされるインヒ−レント粘度が少な
くとも0.4である、ことを特徴とするフイラメント生
成可能なポリイミド・エステル。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/334,891 US4383105A (en) | 1981-12-28 | 1981-12-28 | Polyimide-esters and filaments |
US334891 | 1981-12-28 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57226458A Division JPS58113222A (ja) | 1981-12-28 | 1982-12-24 | ポリイミド・エステル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051135A JPH051135A (ja) | 1993-01-08 |
JPH068349B2 true JPH068349B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=23309312
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57226458A Granted JPS58113222A (ja) | 1981-12-28 | 1982-12-24 | ポリイミド・エステル |
JP3178906A Expired - Lifetime JPH068348B2 (ja) | 1981-12-28 | 1991-06-25 | ポリイミド・エステル |
JP3179035A Expired - Lifetime JPH068349B2 (ja) | 1981-12-28 | 1991-06-25 | フイラメント生成可能なポリイミド・エステル |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57226458A Granted JPS58113222A (ja) | 1981-12-28 | 1982-12-24 | ポリイミド・エステル |
JP3178906A Expired - Lifetime JPH068348B2 (ja) | 1981-12-28 | 1991-06-25 | ポリイミド・エステル |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0084256B1 (ja) |
JP (3) | JPS58113222A (ja) |
CA (1) | CA1197038A (ja) |
DE (1) | DE3278284D1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3410927A1 (de) * | 1984-03-24 | 1985-10-03 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Vollaromatische polyester, verfahren zu ihrer herstellung und entsprechende formkoerper |
JPS61113621A (ja) * | 1984-11-09 | 1986-05-31 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 新規ポリエステルイミドおよびその製法 |
EP0213362B1 (en) * | 1985-07-25 | 1989-09-27 | Teijin Limited | Crystalline polyester-imides, process for production thereof, and use thereof |
DE3542833A1 (de) * | 1985-12-04 | 1987-06-11 | Basf Ag | Vollaromatische mesomorphe polyetheresterimide, deren herstellung und verwendung |
DE3542796A1 (de) * | 1985-12-04 | 1987-06-11 | Basf Ag | Vollaromatische mesomorphe polyesteramidimide, deren herstellung und verwendung |
DE3542797A1 (de) * | 1985-12-04 | 1987-06-11 | Basf Ag | Vollaromatische mesomorphe polyesterimide, deren herstellung sowie verwendung |
DE3542857A1 (de) * | 1985-12-04 | 1987-06-11 | Basf Ag | Vollaromatische mesomorphe polyesterimide |
DE3542798A1 (de) * | 1985-12-04 | 1987-06-11 | Basf Ag | Vollaromatische mesomorphe polyesteramidimide, deren herstellung und verwendung |
US4874836A (en) * | 1987-10-28 | 1989-10-17 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Thermoplastic wholly aromatic polyimide esters and process for producing the same |
DE3737067A1 (de) * | 1987-10-31 | 1989-05-11 | Bayer Ag | Thermotrope polyesterimide mit ausgezeichneter waermeformbestaendigkeit, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung von formkoerpern, filamenten, fasern und folien |
DE3814974A1 (de) * | 1988-05-03 | 1989-11-16 | Bayer Ag | Thermotrope polyesterimide mit ausgezeichneter waermeformbestaendigkeit, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung von formkoerpern, filamenten, fasern und folien |
DE3816402A1 (de) * | 1988-05-13 | 1989-11-16 | Huels Chemische Werke Ag | Formmassen bestehend aus einem thermoplastisch verarbeitbaren, aromatischen polyesterimid |
US5003030A (en) * | 1988-05-17 | 1991-03-26 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Thermoplastic wholly aromatic copolyimide ester and process for producing the same |
JPH02102227A (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-13 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 全芳香族ポリイミドエステル及びその製法 |
US4988821A (en) * | 1989-08-23 | 1991-01-29 | General Electric Company | Liquid crystalline polyesteretherimides and intermediates therefor |
JP2844713B2 (ja) * | 1989-09-04 | 1999-01-06 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 共重合ポリエステルイミド |
AT395178B (de) * | 1990-10-15 | 1992-10-12 | Chemiefaser Lenzing Ag | Schwer entflammbare, hochtemperaturbestaendige polyimidfasern, sowie verfahren zu ihrer herstellung |
IT1258302B (it) * | 1992-04-10 | 1996-02-22 | Eniricerche Spa | Poliestereimmide trmotropica, procedimento per la sua preparazione e suo impiego |
DE69504655T2 (de) * | 1994-05-17 | 1999-03-11 | Du Pont | Flüssigkristalline polyesterimide |
EP0925182A1 (en) | 1996-09-11 | 1999-06-30 | Dupont Canada Inc. | Polymeric multilayer heat exchangers containing a barrier layer |
WO1998010926A1 (en) | 1996-09-11 | 1998-03-19 | Dupont Canada Inc. | Heat exchangers containing liquid crystalline polymer layers |
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-
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- 1981-12-28 US US06/334,891 patent/US4383105A/en not_active Expired - Lifetime
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1982
- 1982-12-23 DE DE8282306922T patent/DE3278284D1/de not_active Expired
- 1982-12-23 CA CA000418463A patent/CA1197038A/en not_active Expired
- 1982-12-23 EP EP82306922A patent/EP0084256B1/en not_active Expired
- 1982-12-24 JP JP57226458A patent/JPS58113222A/ja active Granted
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3178906A patent/JPH068348B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-06-25 JP JP3179035A patent/JPH068349B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH051135A (ja) | 1993-01-08 |
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