JPH0683413U - 自動車用ウインドモールディング - Google Patents

自動車用ウインドモールディング

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JPH0683413U
JPH0683413U JP3048193U JP3048193U JPH0683413U JP H0683413 U JPH0683413 U JP H0683413U JP 3048193 U JP3048193 U JP 3048193U JP 3048193 U JP3048193 U JP 3048193U JP H0683413 U JPH0683413 U JP H0683413U
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JP
Japan
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molding
lip portion
lip
wind molding
wind
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Pending
Application number
JP3048193U
Other languages
English (en)
Inventor
清秀 馬場
Original Assignee
株式会社イノアックコーポレーション
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リップ部の意匠面および自動車ボディ面との
接触面にはソフト感を維持しつつ、リップ部の容易な変
形を防止することができる自動車用ウインドモールディ
ングを提供する。 【構成】 モール本体11の一方の側端に沿ってガラス
嵌着溝12を有し、かつモール本体の他方の側端上部に
はボディへ当接するリップ部15が形成されたウインド
モールディング10において、前記リップ部の芯体部1
6をモール本体を構成する硬質プラスチックによって形
成するとともに、該リップ部の芯体部を軟質プラスチッ
クよりなる被覆部20によって一体に被覆する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動車用ウインドモールディングの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のウインドガラスは、塩化ビニルなどのプラスチックを主体とする細長 い紐状のウインドモールディングによって車体窓部に取り付けられる。このウイ ンドモールディングの一例を図4および図5に示す。 図示のように、このウインドモールディング40は、モール本体41の一方の 側端にガラス係着溝42を有するとともに、前記モール本体41の前記ガラス係 着溝42と反対側の側端上部には自動車ボディ面Bに当接するリップ部45が形 成されている。なお、符号48はモール本体を補強するアルミ箔部である。
【0003】 この従来のウインドモールディング40において、そのモール本体41はモー ルディングとしての機能上の剛性を得るために硬質プラスチックより構成され、 一方、意匠面43およびリップ部45は、モールディングにソフトな感触を付与 しかつリップ部45と接触する自動車ボディ面Bを保護するために軟質プラスチ ックより構成されている。なお、硬質プラスチックとしては、例えばショア硬度 Aスケール(以下HSAと略す)約90〜98°の硬質塩化ビニルなどが用いら れ、軟質プラスチックとしては、例えばHSA65〜75°程度の軟質塩化ビニ ルが用いられている。
【0004】 しかるに、この種従来構造のウインドモールディング40にあっては、ウイン ドガラスGのコーナー部Cに沿わせるために湾曲すると、図6に示されるように 、湾曲部外側となるリップ部45が下方に倒れ込み、ボディ面Bから離れてしま うことがある。 また、装着後に、高速洗車時における洗車ブラシなどによる強い圧力を受ける と、図7のように、軟質プラスチックからなるリップ部45が車体方向に巻き込 まれることがある。
【0005】 そこで、このようなリップ部の容易な変形を防ぐために、当該リップ部を硬質 プラスチックによって構成しその剛性を上げることが考えられるが、このような 場合には意匠面としてのソフト感が失われるばかりか、自動車ボディ面と触れ合 った際に異音を発したり、損傷を生じたりするおそれがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は、このような問題を解決するために提案されたものであっ て、リップ部の意匠面および自動車ボディ面との接触面にはソフト感を維持しつ つ、リップ部の容易な変形を防止することができる自動車用ウインドモールディ ングを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、モール本体の一方の側端に沿ってガラス嵌着溝を有し 、かつモール本体の他方の側端上部にはボディ面へ当接するリップ部が形成され たウインドモールディングにおいて、前記リップ部の芯体部をモール本体を構成 する硬質プラスチックによって形成するとともに、該リップ部の芯体部を軟質プ ラスチックよりなる被覆部によって一体に被覆したことを特徴とする自動車用ウ インドモールディングに係る。
【0008】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案のウインドモールディングの一例を示す断面図、図2はその取 付状態を示す断面図、図3はこの考案のウインドモールディングの別の実施例を 示す断面図である。
【0009】 図1および図2に示されるように、この考案のウインドモールディング10は モール本体11とリップ部15とからなる。符号19は本体補強用のアルミ箔部 である。
【0010】 モール本体11は硬質プラスチックよりなり、その一方の側端に沿って、自動 車のウインドガラスGの端縁を嵌着するガラス嵌着溝12が形成されている。 前記モール本体11を構成する硬質プラスチックとしては、従来公知の硬質プ ラスチックが用いられる。実施例では、経済性、成形性の点からHSA90〜9 8°の硬度を有する硬質塩化ビニルまたはポリプロピレンを使用した。
【0011】 リップ部15は、前記モール本体11において、ガラス嵌合溝12の反対側の 側端上部に沿って一体に形成され、自動車ボディ面Bに当接する十分な長さをも って形成される。 そして、このリップ部15は芯体部16および被覆部18より構成され、該芯 体部16は図から理解されるように、前記モール本体11を構成する硬質プラス チックによって一体に形成され、該芯体部16の上面17およびボディ面Bとの 接触面18が軟質プラスチックよりなる被覆部20によって一体に覆われている 。
【0012】 この被覆部20は、前記ウインドモールディング10のリップ部15の意匠面 にソフト感を与えるとともに、芯体部16を構成する硬質プラスチックが自動車 のボディ面Bと直接接触して異音を発したり傷を付けたりすることを防ぐための もので、前記リップ部上面17から少なくとも自動車ボディ面Bと接触する芯体 部16先端を含む芯体部裏側近傍まで、一体に形成されることが好ましい。 前記被覆部20に用いられる軟質プラスチックとしては、前記モール本体11 と一体成形可能な汎用の軟質プラスチックが用いられる。前記したように経済性 、成形性の点から軟質塩化ビニルが有用で、その硬度はHSA65〜75°程度 のものが好ましく使用される。 図1および図2の実施例では、この被覆部20は、芯体部16のみならず芯体 部上面17からモール本体11の上面13に至るウインドモールディング10の 意匠面14全体を一体に覆っている。
【0013】 この構造によれば、リップ部15そのものは硬質プラスチックよりなる芯体部 16が形成されているので高い剛性を有しているが、その表面すなわち、意匠面 側および自動車ボディ面Bとの接触面側は軟質プラスチックよりなる被覆部20 によって一体に覆われており、ソフト感を備えている。
【0014】 従って、モールディング10をウインドガラスのコーナー部に湾曲して装着し た場合でも、リップ部15が下方へ倒れ込んだり、洗車時などの上面側からの圧 力によってボディ方向に食い込むという問題が解消された。 さらに、意匠面および自動車ボディ面への当りは柔らかいので、触れた時の感 触が良好であるだけでなく、ボディと接触して異音を発したり傷を付けたりする こともない。
【0015】 この考案のウインドモールディングを製造する方法としては、従来公知の多層 押出成形が好ましく用いられ、モール本体および芯体部を構成する硬質プラスチ ックを押し出す押出機と、被覆部を構成する軟質プラスチックを押し出す押出機 とを備えた押出装置によって成形される。被覆部はダイス内で芯体部と一体にな って所定形状に押出成形される。 押し出された成形品は冷却され引取機で引き取られた後、定尺に切断されてモ ールディング製品となる。
【0016】 図3はこの考案の別の実施例を示したものである。符号30はウインドモール ディング、31はモール本体、32はガラス嵌着溝、35はリップ部、36は芯 体部、37は本体補強用のアルミ箔部、38は被覆部である。この例ではウイン ドモールディング30の意匠面34を形成する被覆部38の一部がアルミ箔など の装飾部材39によって形成されたものである。
【0017】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案のウインドモールディングによれば、リ ップ部はその芯体部がモール本体を構成する硬質プラスチックによって一体に形 成され、かつ表面は軟質プラスチックよりなる被覆部によって形成されているも のであるから、従来の軟質プラスチックよりなるリップ部に比して高い剛性を有 し容易な変形を防ぐことができるとともに、リップ部表面は従来通りのソフトな 感触を備えている。 従って、この考案のモールディングにあっては、コーナー部におけるリップ部 の倒れ込みや、高速洗車時の圧力による巻き込みが防止されるばかりでなく、車 体の傷付きや異音の発生を防ぐことができる。 さらに、この考案によれば、硬質プラスチックよりなる芯体部が軟質プラスチ ックによって覆われているので、材質の熱収縮率の差によるリップ部の熱変形を 極力押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のウインドモールディングの一例を示
す断面図である。
【図2】その取付状態を示す断面図である。
【図3】この考案のウインドモールディングの別の実施
例を示す断面図である。
【図4】従来のウインドモールディングの取付状態を示
す要部の斜視図である。
【図5】その5−5線における断面図である。
【図6】その6−6線における断面図である。
【図7】従来のウインドモールディングの変形状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
10 ウインドモールディング 11 モール本体 12 ガラス嵌着溝 15 リップ部 16 芯体部 20 被覆部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モール本体の一方の側端に沿ってガラス
    嵌着溝を有し、かつモール本体の他方の側端上部にはボ
    ディ面へ当接するリップ部が形成されたウインドモール
    ディングにおいて、 前記リップ部の芯体部をモール本体を構成する硬質プラ
    スチックによって形成するとともに、該リップ部の芯体
    部を軟質プラスチックよりなる被覆部によって一体に被
    覆したことを特徴とする自動車用ウインドモールディン
    グ。
JP3048193U 1993-05-14 1993-05-14 自動車用ウインドモールディング Pending JPH0683413U (ja)

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JPH0683413U true JPH0683413U (ja) 1994-11-29

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ID=12305038

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163580A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Kaneso Co Ltd 複合樹脂材料からなるグレーチング用メインバー、及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163580A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Kaneso Co Ltd 複合樹脂材料からなるグレーチング用メインバー、及びその製造方法
JP4566184B2 (ja) * 2006-12-27 2010-10-20 カネソウ株式会社 複合樹脂材料からなるグレーチング用メインバー、及びその製造方法

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